JPH0994108A - 装飾面を有する成形面ファスナー、並びにその製造装置及び製造方法 - Google Patents

装飾面を有する成形面ファスナー、並びにその製造装置及び製造方法

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JPH0994108A
JPH0994108A JP7254845A JP25484595A JPH0994108A JP H0994108 A JPH0994108 A JP H0994108A JP 7254845 A JP7254845 A JP 7254845A JP 25484595 A JP25484595 A JP 25484595A JP H0994108 A JPH0994108 A JP H0994108A
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die wheel
pattern
peripheral surface
molten resin
die
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Tsuyoshi Minato
強志 湊
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    • A44B18/0049Fasteners made integrally of plastics obtained by moulding processes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一体成形面ファスナーにおいて、その係合面に
文字や図柄等の装飾を施して美観を向上させ、さらに生
産工程においては生産効率に優れ、製造コストの低い一
体成形面ファスナーを提供する。 【解決手段】多数のフック片用キャビティ(5) を周面に
有するダイホイール(2) の一部キャビティ(5) を所望の
模様状に脱落又は閉塞させることにより、成形される一
体成形面ファスナーの係合面にフック片(4b)が存在しな
い部分によって模様面を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平板状基部の表面に多数
の係合素子を有する合成樹脂製の成形面ファスナーとそ
の製造方法に関し、更に詳しくは表面又は表裏両面に成
形と同時に形成される装飾模様を有する成形面ファスナ
ーとその製造装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来も、衣類や袋物等の開閉手段、締結
用バンド等の係脱手段として用いられる織成や編成によ
り製造される繊維製の面ファスナーにおいて、その係合
素子たる多数のフック又はループが立設する面ファスナ
ーの係合面に、文字や図柄等の装飾を施し、面ファスナ
ーの外観を美しく見せ、面ファスナー使用製品のファッ
ション性を向上させる努力がなされている。
【0003】こうした面ファスナーの装飾模様等の付与
手法としては、例えば特公平3−79001号公報に開
示されている手法が知られている。この手法によれば、
フック又はループの係合素子を有する面ファスナーの係
合面にシリコンゴム等の柔軟性のある素材を圧着加熱し
て、固化させることにより、面ファスナー係合面に文字
や図柄等を付与するものである。
【0004】また、例えば特開昭62−19105号公
報に開示された装飾模様等の付与手法によれば、フック
又はループの係合素子を有する面ファスナーの係合面と
は反対の裏面側に、捺染のりを所望の文字や図柄を示す
形に印捺し、面ファスナーの係合面側から真空ポンプに
よって、前記捺染のりを面ファスナー裏面より係合面側
へ吸引する。その後、面ファスナーに染色処理を施すこ
とにより、面ファスナー係合面に文字や図柄等を表示す
るものである。
【0005】更に、例えば特開平3−69658号公報
に開示された面ファスナーの染色方法及び染色装置によ
れば、フック又はループの係合素子を有する面ファスナ
ーの係合面に向けて、形成すべき模様(文字や図柄)の
位置や形などの情報に基づいてインクジェットによりイ
ンク滴を噴出すると共に、係合素子に付着するインクを
面ファスナー裏面側より吸引し、インクを面ファスナー
基布にまで到らしめ、係合素子と基布を染色し、文字や
図柄等の模様を明確に表出させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、近時における射
出成形等による全てが合成樹脂材料により構成される一
体成形面ファスナーの進展は目を見張るものがあり、従
来の工業用資材や室内装飾材に適用されるある程度の剛
性をもつ成形面ファスナーに加えて、極めて柔軟性の高
い多様な構成を備えた成形面ファスナーが開発されてき
ている。そのため、この種の成形面ファスナーが適用さ
れる分野も拡大され、柔軟性が要求される一般の衣服や
日用品にも多く適用されるようになり、そのファッショ
ン性を強く要求されている。
【0007】しかして、上述の装飾模様等の付与手法は
既述したとおりその全てが繊維製の面ファスナーを対象
として適用されるものであって、これを一体射出成形等
により製造される成形面ファスナーに対する模様等の付
与手法に応用することは以下の理由から不可能に近く、
成形面ファスナーに対する模様等の有効な付与手法は未
だ確立されていないのが現状である。
【0008】即ち、上記特公平3−79001号公報に
開示された模様等の付与方法は前述の成形面ファスナー
にも適用は可能であるが、面ファスナーの係合面には同
係合面から隆起する装飾模様部分が形成されることにな
るため、相手方の面ファスナーに押圧して係合させる際
に、隆起する装飾模様部分の周辺において係合素子同士
の係合がなされない場合が多く、面ファスナーに要求さ
れる所定の係合力が得られなくなることがある。
【0009】また、上述の特開昭62−19105号公
報及び特開平3−69658号公報に開示された装飾模
様等の付与方法を一体成形面ファスナーに適用しても、
一体成形面ファスナーの平板状基部が合成樹脂からなる
成形シートであるため微細な隙間を有する繊維製の基布
とは異なり、染液などを基部を通して吸引することは不
可能である。
【0010】本発明は、上述の事情に鑑み開発されたも
のであり、その具体的な目的は美麗で且つ明瞭な装飾模
様等を有し、しかも所望の係合率が確保される一体成形
面ファスナーを提供することと、それらの一体成形面フ
ァスナーを効率的に製造する新規で有用な方法を開発す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、本件の第
1発明である平板状の基部シート面に多数の係合素子が
立設された係合面を有する一体成形面ファスナーにおい
て、前記係合面には一部の係合素子が脱落して所望の装
飾模様等を形成してなることを特徴とする装飾面を有す
る成形面ファスナーにより達成され、この場合に必要な
らば前記係合面とは反対側の前記基部シート面にも任意
の押圧模様が形成される。
【0012】また、上記目的は本件の第2及び第3発明
である多数の係合素子を平板状基部の表面に一体に成形
する合成樹脂製面ファスナーの連続的な製造装置及び方
法であって、周面に多数の係合素子成形用キャビティを
有するダイホイールの同周面の一部に前記キャビティを
有しない平滑面により所望の模様を形成すること、前記
ダイホイールを所定の温度に冷却しながら駆動回転する
こと、駆動回転する前記ダイホイールの周面に向けて、
同ダイホイールの周面に向けて溶融樹脂の導出手段によ
り所定の巾を有する溶融樹脂材料を連続的に導出するこ
と、ダイホイールに導入される溶融樹脂材料を前記係合
素子成形用キャビティの内部に充填すると同時に、前記
周面に所定の肉厚を有する平板状基部を連続的に成形す
ること、成形された前記平板状基部及び係合素子をダイ
ホイールの回転と共に所定の角度周回させること、この
周回後に係合素子を前記キャビティ内より順次引き抜き
ながら、平板状基部と共に積極的にダイホイールより離
脱させることを含んでなることを特徴とする一体成形に
よる装飾面を有する成形面ファスナーの製造方法により
達成できる。更に、前記射出ノズルのダイホイール周回
方向の下流側において先に成形されてダイホイールの回
転と共に周回する前記平板状基部の表面に押圧模様付与
手段により押圧模様を付与することを含む場合もある。
【0013】そして、前記ダイホイール周面の平滑面に
よる前記模様を形成する手法として、周縁に所定のピッ
チをもって多数の係合素子用キャビティを構成する切欠
きを有する薄板円盤と、一部に前記切欠きを有しない薄
板円盤とを適当に組み合わせて複数枚積層することによ
り形成し、或いは前記ダイホイールの周面に形成された
多数の係合素子用キャビティの一部を被覆材により閉塞
することにより形成する。更には前記ダイホイールの周
面に形成された多数の係合素子用キャビティの一部を封
入材により閉塞することにより前記模様等を形成する。
【0014】更に、前記平板状基部の平滑面側の表面に
押圧模様を付与するための前記手段としては、前記ダイ
ホイール周面に接離可能で、周面に模様状の突起を有
し、前記ダイホイールの回転に同調して回転する模様形
成ロール、或いは前記ダイホイール周面に接離可能で、
周面に模様状の突起を有し、前記ダイホイールの回転に
同調して回転する無端ベルトが好適である。また、好ま
しくは前記模様形成ロール又は無端ベルトの模様形成面
に例えばロール体等による塗料付与手段により塗料を付
着させる。
【0015】また更に、上記溶融樹脂材料の導出手段が
上記ダイホイールの回転軸線と平行に配され、同ダイホ
イールの回転に同調して駆動回転する圧力付与ロールと
前記ダイホイールとの間に形成される間隙に溶融樹脂材
料を押し出す連続押出ダイであってもよく、この場合に
面ファスナーの平板状基部の裏面にも装飾模様等を付与
するため、前記圧力付与ロールの周面に模様状の突起を
形成すると好都合である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図示実施例に基づいて具体的に説明する。図1は本発
明の代表的な実施例である連続射出装置による成形面フ
ァスナーの係合面に文字や図柄等の装飾模様を形成する
ための製造工程を説明する部分的に切開して示す断面図
である。
【0017】まず、図示せぬ押出機から押し出された定
量で所定の樹脂圧をもって溶融樹脂4が射出ノズル1か
ら直接ダイホイール2の周面に向けて所定の巾をもって
連続的に射出される。ダイホイール2は図示せぬ駆動源
により図1に矢印で示す方向に回転しており、射出され
た溶融樹脂4はダイホイール2の周面にシート状に付着
した状態で、ダイホイール2の回転に伴って移送され
る。この移送時に溶融樹脂4はダイホイール2の内部に
設けられた図示せぬ冷却装置により冷却されるダイホイ
ール2の表面で冷却固化する。ダイホイール2の周面に
は面ファスナーの係合素子たるフック片4aを形成する
ためのフック片用キャビティ5が複数形成されており、
ダイホイール2の周面に所定の肉厚を有する基部シート
4bが成形されると同時に、前記フック片用キャビティ
5に溶融樹脂が充填されることによりフック片4aが一
体に成形される。
【0018】ダイホイール2の基本構造は、図2に拡大
して示す如くその軸線に沿った成形部分に多数のリング
状板材2a,2bが中空ドラム状に積層固定されて構成
され、前記フック片用キャビティ5は同一径を有する一
枚おきのリング状板材2aの周縁に開口を有してほぼ半
径方向にフック状に延びる多数のフック片本体用キャビ
ティ5aと、このフック片本体用キャビティ5aを有す
るリング状板材2aに隣り合う同径のリング状板材2b
に形成された補強リブ成形用キャビティ5bとを組み合
わせることにより形成される。図示例によれば、前記補
強リブ成形用キャビティ5bを一枚のリング状板材2b
の表裏面にそれぞれ形成しているが、前記フック片本体
用キャビティ5aと同様に一枚のリング状板材2bの外
周縁に切欠状に補強リブ成形用キャビティ5bを複数形
成して表裏面が平滑面からなるリング状板材を間に挟ん
で適宜組み合わせることも可能である。
【0019】本発明におけるダイホイール2は、図1及
び図2に示すようにダイホイール周面の本来存在すべき
部分にフック片用キャビティ5が存在しない部分を形成
して、これにより面ファスナーの基部表面にフック片4
aが立設する部分と、立設しない部分とが存在すること
になり、この立設しない部分によって一体成形面ファス
ナーの係合面には所望の装飾模様等が形成される。
【0020】本実施例においては、図2及び図3に示す
ように前記フック片用キャビティ5の非形成部は上記二
種類のリング状板材2a,2bの周縁に等ピッチで形成
されるべきフック片本体用キャビティ5a及び補強リブ
用キャビティ5bのうち、一部を非形成部とすることに
より構成する。この非形成部の配置は任意であり、予め
同一配置のものと異なる配置のものとをそれぞれ多数組
用意しておき、それらのリング状板材2a,2bを適宜
組み合わせることにより、ダイホイール2の周面上に所
望の非形成部からなる装飾模様等の成形面を形成する。
【0021】図3は前述のようにして多数のリング状板
材2a,2bを組み合わせてダイホイール周面に「2」
を表示したフック片用キャビティ5の非形成部を形成し
た例を示している。かかる周面をもつダイホイール2に
よれば、成形される面ファスナーの係合面には、例えば
図4に示すごとく「1 2 3」の文字が表出されるこ
とになる。
【0022】図7は他の周面をもつダイホイール2の展
開図であり、同図に示すように同ダイホイール2の周面
を構成するために14枚のフック片本体用キャビティ5
aをもつリング状板材2aと、15枚の補強リブ用キャ
ビティ5bをもつリング状板材2bとが使用されてい
る。そして14枚の前記リング状板材2aは符号A〜G
で示すように7種類の異なるフック片用キャビティ5の
配置をもっており、これを適当に組み合わせることによ
り、同図に示すようにフック片用キャビティ5の非成形
部によってヨットの絵柄が形成される。このダイホイー
ル2を使って得られる一体成形面ファスナーの係合面に
は、図8に示すようなフック片4aの非存在部分による
ヨットの絵柄が表出する。
【0023】図9は前記リング状板材2a,2bに加え
て、更に他のフック片用キャビティ5の配置をもつリン
グ状板材2a,2bを使ったダイホイール2により成形
した面ファスナーの係合面を示している。同図によれ
ば、上記7種類(A〜G)のリング状板材2aのうち3
種類(A,B,D)を使用すると共に、新たに2種類
(H,I)の異なるフック片用キャビティ5の配置をも
つリング状板材2aを使用し、これらを適当に組み合わ
せることにより、成形される前記面ファスナーの係合面
にはクリスマスツリーの絵柄を表出させることができ
る。
【0024】このように、本実施例によれば予め多種類
のリング状板材2a,2bを用意しておくことにより、
これらを適宜組み合わせて組付けることにより、係合面
に所望の装飾模様等を表出した面ファスナーが成形と同
時に製造される。
【0025】図5は他のフック片用キャビティ5の非形
成部を形成するための他の実施例を示すダイホイール2
の一部断面図である。同図によれば、ダイホイール2に
使用されるリング状板材2a,2bは、全てのリング状
板材2a,2bの周縁にフック片本体用キャビティ5a
及び補強リブ用キャビティ5bがそれぞれ等ピッチで形
成されている。従って、同ダイホイール2を単に組付け
たときには、その周面にフック片用キャビティ5の非形
成部分は存在しない。本実施例によれば、こうしてリン
グ状板材2a,2bを組付けて得られるダイホイール2
の周面に形成されたフック片用キャビティ5のうち所望
のフック片用キャビティ5を被覆材6をもって被覆し
て、その開口を閉塞する。こうすることで、成形時にお
いて被覆材6により閉塞されたフック片用キャビティ5
には溶融樹脂材料が導入されることがなく、同図に示す
ように基部シート4bには同被覆材6の厚みをもつ凹形
模様が形成されると共に、同被覆材6により被覆された
部分にはフック片4aが成形されず、面ファスナーの係
合面にはフック片4aの非成形部分による装飾模様を表
出させる。
【0026】図6はフック片用キャビティ5の非形成部
を形成するための更に他の実施例を示すダイホイール2
の一部断面図である。同図によれば、ダイホイール2に
使用されるリング状板材2a,2bは、前記実施例と同
様に全てのリング状板材2a,2bの周縁にフック片本
体用キャビティ5a及び補強リブ用キャビティ5bがそ
れぞれ等ピッチで形成されている。従って、同ダイホイ
ール2を単に組付けたときには、その周面にフック片用
キャビティ5の非形成部分は存在しない。このダイホイ
ール2の周面に形成されたフック片用キャビティ5のう
ち所望のフック片用キャビティ5を封入材7をもって閉
塞する。こうすることで、成形時において封入材7によ
り閉塞されたフック片用キャビティ5には溶融樹脂材料
が導入されることがなく、同図に示すように同封入材7
により閉塞された部分にはフック片4aが成形されず、
成形された面ファスナーの係合面にはフック片4aの非
成形部分による装飾模様が表出する。前記封入材7とし
ては、粘土、耐熱性樹脂、紙材等が使われる。
【0027】上述のようにしてダイホイール2の回転と
共に周面に連続的に成形される面ファスナーは、略18
0°程を同ダイホイール2の回転と共に周回したのち、
基部シート4bの表面上に立設して成形されたフック片
4aをダイホイール2の周面に形成されたフック片用キ
ャビティ5から引き抜きながら、基部シート4bと共に
ガイドロール8を介して駆動回転する一対のフィードロ
ール9によって積極的に引き取り、装飾模様等を有する
一体成形面ファスナーテープとして連続的にダイホイー
ル2の周面から離脱させる。なお、図示例では前述のよ
うにガイドロール8を設置しているが、前記一対のフィ
ードロール9の設置部位を変更すれば、同ガイドロール
8は不要になる。
【0028】図10は上述のような係合面に装飾模様等
を表出した成形面ファスナーの成形と同時に、その裏面
に文字や図柄等を形成するための成形面ファスナーの製
造装置の概略構成図である。
【0029】この実施例における連続射出成形部の基本
的構成は上記実施例と実質的に同一であるが、上記構成
に加えてダイホイール2の周面に向けて離接する図柄形
成ロール10を、射出ノズル1のダイホイール回転方向
下流側に設置している。前記図柄形成ロール10は自由
に回転し得るよう軸支され、面ファスナーの基部シート
裏面を押圧して図柄を形成する間はダイホイール2の回
転に随伴して回転する。その周面には所望の図柄が突出
形成されており、上述の成形操作中にダイホイール2の
周面に向けて接近し、所定の押圧力をもってダイホイー
ル周面に付着する未だ固化が完了していない面ファスナ
ーの基部シート4bの裏面を押圧して、ロール周面から
突出する前記図柄により基部シート4bの裏面に図13
に示すような凹陥面による図柄を形成する。なお、図示
例では前記図柄形成ロール10に小径ロールを用いる例
を示したが、そのロール径は任意に設定される。また、
図柄を形成しないときは、前記図柄形成ロール10を仮
想線で示す位置に移動させて待機させることもできる。
【0030】図11は前述の図柄形成ロール10による
面ファスナー裏面に対する装飾模様等の形成を単なる凹
陥面による形成に止めず、更に同凹陥面に彩色を施すた
めの模様等付与装置の概略構成を示している。この実施
例では、前記図柄形成ロール10の周面に接触するよう
にして塗料付与ロール11を配設すると共に、同塗料付
与ロール11の一部を塗料槽12の内部に浸漬してい
る。塗料付与ロール11の周面は塗料の移送を確実にす
るため、例えばスポンジや不織布等の多孔性シートが貼
着されていることが好ましい。この実施例にあっては、
塗料付与ロール11の周面に付着する塗料を図柄形成ロ
ール10の装飾模様部である突出面に付着させ、その付
着塗料を上記凹陥面による模様等の押圧形成時に同時に
転写して所望の彩色を施す。
【0031】図12は同じく係合面に装飾模様等を表出
した成形面ファスナーの成形と同時に、その裏面に文字
や図柄等を形成するための他の成形面ファスナー製造装
置例の概略構成を示す要部断面図である。同図による実
施例によれば、上記図柄形成ロール10に代えて無端ベ
ルト13が採用されている。この無端ベルト13の材質
は金属又は耐熱性の合成樹脂からなり、その表面には所
望の図柄が突出して形成され、ダイホイール2の回転に
同調して駆動回転する駆動ロール14と従動ロール15
によって支持されている。このような無端ベルト11を
採用することにより、図柄の形成面積が増大され、上記
図柄形成ロール10による図柄以上に多様な図柄が形成
できる。この実施例にあっても、前述と同様に塗料付与
ロール11を前記無端ベルト13の周面に接触させて設
置することが可能である。
【0032】図14は本発明の一体成形面ファスナーを
製造するための他の装置の概要を示している。同図によ
れば、上記ダイホイール2の回転軸線と平行に表面が平
滑面とされた圧力付与ロール2′が設置されると共に、
ダイホイール2と圧力付与ロール2′との間に形成され
る間隙に向けて配された押出ダイ1′を設置して、前記
間隙に向けて同押出ダイ1′から溶融樹脂材料4を押し
出し、ダイホイール2と圧力付与ロール2′との間で上
述の構造をもつ一体成形面ファスナーを連続的に成形す
る。この場合、前記面ファスナーの裏面にも既述したよ
うな装飾模様等を同時に形成しようとするときは、前記
圧力付与ロール2′の周面に模様状の突起を形成すれば
よい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の一体成形による合成樹脂製の面ファスナーは、その係
合面の一部に係合素子が成形されない非成形部分で所望
の装飾模様等が形成されているため、相手方の面ファス
ナーとの係合にあたって係合を阻害することがなく、必
要以上の係合素子を非成形部とすることにより所望の係
合力が確保され、しかも形成される装飾模様等が係合面
に明確に表出されるため、極めてファッション性に富ん
だ製品が得られる。また、面ファスナーが透明な材料で
成形される場合には、特に前記装飾模様等と併用して面
ファスナーの基部シート裏面にも凹陥面による装飾模様
を形成すると、係合面の装飾模様等に加えて裏面の装飾
模様を表面から透視でき更に複雑で興趣に富んだ製品と
なる。
【0034】また、本発明の一体成形による合成樹脂製
の面ファスナーの製造方法によれば、単一の工程で面フ
ァスナーを成形すると同時にその係合面及び裏面に簡単
に明確な装飾模様等が形成でき、しかもその模様などの
形成によっても所望の係合力が確保される面ファスナー
が製造でき、極めて経済性に優れた有効な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の代表的な製造例を示す要部断面図
である。
【図2】本発明の製造方法に使用するダイホールの構成
部材であるリング状板材の組合せの一例を部分的に示す
分解斜視図である。
【図3】同ダイホイールの一部を示す斜視図である。
【図4】同ダイホイールを使用して製造される一体成形
面ファスナーの平面図である。
【図5】他のダイホイールの周面を展開して示す平面図
である。
【図6】同ダイホイールを使用して製造される一体成形
面ファスナーの平面図である。
【図7】前記ダイホイールに使用されるリング状板材の
他の組合せにより得られるダイホイールにより製造され
た一体成形面ファスナーの平面図である。
【図8】前記ダイホイールの周面に装飾模様等を形成す
るための他の実施例を示す部分断面図である。
【図9】前記ダイホイールの周面に装飾模様等を形成す
るための更に他の実施例を示す部分断面図である。
【図10】ダイホイールによる装飾模様等の形成に加え
て面ファスナー裏面にも模様等を形成するための装置の
概略構成例を示す部分断面図である。
【図11】同装置の他の実施例を示す部分断面図であ
る。
【図12】同装置の更に他の実施例を示す部分断面図で
ある。
【図13】裏面に装飾模様等を形成した一体成形面ファ
スナーの裏面から見た斜視図である。
【図14】本発明方法の他の代表的な製造例を示す要部
断面図である。
【符号の説明】
1 射出ノズル 1′ 押出ダイ 2 ダイホイール 2′ 圧力付与ロール 2a,2b リング状板材 4 溶融樹脂材料 4a フック片(係合素子) 4b 基部シート 5 フック片用キャピティ 5a フック片本体用キャビティ 5b 補強リブ用キャビティ 6 被覆材 7 封入材 8 ガイドロール 9 フィードロール 10 図柄形成ロール 11 塗料付与ロール 12 塗料槽 13 無端ベルト 14 駆動ロール 15 従動ロール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、上記目的は本件の第2及び第3発明
である多数の係合素子を平板状基部の表面に一体に成形
する合成樹脂製面ファスナーの連続的な製造装置及び方
法であって、周面に多数の係合素子成形用キャビティを
有するダイホイールの同周面の一部に前記キャビティを
有しない平滑面により所望の模様を形成すること、前記
ダイホイールを所定の温度に冷却しながら駆動回転する
こと、駆動回転する前記ダイホイールの周面に向けて
融樹脂の導出手段により所定の巾を有する溶融樹脂材
料を連続的に導出すること、ダイホイールに導入される
溶融樹脂材料を前記係合素子成形用キャビティの内部に
充填すると同時に、前記周面に所定の肉厚を有する平板
状基部を連続的に成形すること、成形された前記平板状
基部及び係合素子をダイホイールの回転と共に所定の角
度周回させること、この周回後に係合素子を前記キャビ
ティ内より順次引き抜きながら、平板状基部と共に積極
的にダイホイールより離脱させることを含んでなること
を特徴とする一体成形による装飾面を有する成形面ファ
スナーの製造方法により達成できる。更に、前記射出ノ
ズルのダイホイール周回方向の下流側において先に成形
されてダイホイールの回転と共に周回する前記平板状基
部の表面に押圧模様付与手段により押圧模様を付与する
ことを含む場合もある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の代表的な製造例を示す要部断面図
である。
【図2】本発明の製造方法に使用するダイホールの構成
部材であるリング状板材の組合せの一例を部分的に示す
分解斜視図である。
【図3】同ダイホイールの一部を示す斜視図である。
【図4】同ダイホイールを使用して製造される一体成形
面ファスナーの平面図である。
【図5】前記ダイホイールの周面に装飾模様等を形成す
るための他の実施例を示す部分断面図である。
【図6】前記ダイホイールの周面に装飾模様等を形成す
るための更に他の実施例を示す部分断面図である。
【図7】他のダイホイールの周面を展開して示す平面図
である。
【図8】同ダイホイールを使用して製造される一体成形
面ファスナーの平面図である。
【図9】前記ダイホイールに使用されるリング状板材の
他の組合せにより得られるダイホイールにより製造され
た一体成形面ファスナーの平面図である。
【図10】ダイホイールによる装飾模様等の形成に加え
て面ファスナー裏面にも模様等を形成するための装置の
概略構成例を示す部分断面図である。
【図11】同装置の他の実施例を示す部分断面図であ
る。
【図12】同装置の更に他の実施例を示す部分断面図で
ある。
【図13】裏面に装飾模様等を形成した一体成形面ファ
スナーの裏面から見た斜視図である。
【図14】本発明方法の他の代表的な製造例を示す要部
断面図である。
【符号の説明】 1 射出ノズル 1′ 押出ダイ 2 ダイホイール 2′ 圧力付与ロール 2a,2b リング状板材 4 溶融樹脂材料 4a フック片(係合素子) 4b 基部シート 5 フック片用キャピティ 5a フック片本体用キャビティ 5b 補強リブ用キャビティ 6 被覆材 7 封入材 8 ガイドロール 9 フィードロール 10 図柄形成ロール 11 塗料付与ロール 12 塗料槽 13 無端ベルト 14 駆動ロール 15 従動ロール

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の基部シート(4b)の表面に多数の
    係合素子(4a)が立設された係合面を有する一体成形面フ
    ァスナーにおいて、前記係合面には一部の係合素子(4a)
    が脱落して所望の装飾模様等を形成してなることを特徴
    とする成形面ファスナー。
  2. 【請求項2】 前記係合面とは反対側の前記基部シート
    (4b)の裏面に所望の押圧模様を有してなる請求項1記載
    の成形面ファスナー。
  3. 【請求項3】 平板状基部(4b)の表面に多数の係合素子
    (4a)を一体に成形してなる合成樹脂製面ファスナーの連
    続的な製造装置であって、 周面に係合素子成形用キャビティ(5) を有しない平滑面
    により所望の装飾模様を形成する模様領域を残して多数
    の前記キャビティ(5) を有するダイホイール(2) と、 同ダイホイール(2) を駆動回転させる駆動手段と、 駆動回転する前記ダイホイール(2) の周面に向けて所定
    の巾を有する溶融樹脂材料(4) 連続的に導出する溶融樹
    脂導出手段と、 ダイホイール(2) の周面に導入される溶融樹脂材料(4)
    を所定の圧力をもって前記係合素子用キャビティ(5) の
    内部に充填すると同時に、前記周面に所定の肉厚を有す
    る平板状基部(4b)を連続的に成形する圧力付与手段と、 成形された前記平板状基部(4b)及び係合素子(4a)をダイ
    ホイール(2) の回転と共に所定の角度周回させる周回案
    内手段と、 この周回後に係合素子(4a)を前記キャビティ(5) 内より
    順次引き抜きながら、平板状基部(4b)と共に積極的にダ
    イホイール(2) より離脱させる引取手段と、を含んでな
    ることを特徴とする一体成形による装飾面を有する成形
    面ファスナーの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記ダイホイール(1) の周面に形成され
    る係合素子用キャビティの存在しない模様状平滑部分
    が、周縁に所定のピッチをもって多数の係合素子用キャ
    ビティ(5) を構成する切欠きを有する薄板円盤(2a,2b)
    と、一部に前記切欠きを有しない薄板円盤(2a,2b) との
    複数枚を積層状態で組み合わせて形成されてなる請求項
    3記載の製造装置。
  5. 【請求項5】 前記ダイホイールの周面に形成された多
    数の係合素子用キャビティ(5) の一部を被覆材(6) によ
    り閉塞して前記平滑面による模様が形成されてなる請求
    項3記載の製造装置。
  6. 【請求項6】 前記ダイホイールの周面に形成された多
    数の係合素子用キャビティ(5) の一部を封入材(7) によ
    り閉塞して前記平滑面による模様が形成されてなる請求
    項3記載の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記溶融樹脂材料(4) の導出手段がダイ
    ホイール(2) の周面と所定の間隙をおいて同ダイホイー
    ル(2) の半径方向に溶融樹脂材料(4) を射出する連続射
    出ノズル(1) である請求項3記載の製造装置。
  8. 【請求項8】 前記圧力付与手段が前記連続射出ノズル
    (1) から射出される溶融樹脂の射出樹脂圧である請求項
    7記載の製造装置。
  9. 【請求項9】 更に、前記射出ノズル(1) のダイホイー
    ル周回方向の下流側において先に成形されてダイホイー
    ル(2) の回転と共に周回する前記平板状基部(4b)の表面
    に押圧模様を付与する押圧模様付与手段を有してなる請
    求項7記載の製造装置。
  10. 【請求項10】前記圧力付与手段が前記ダイホイール
    (2) と協調して駆動回転し、記ダイホイール(2) の回転
    軸と平行な回転軸を有すると共にその周面と前記ダイホ
    イール(2) の周面との間に所定の間隙を有して配設され
    る圧力付与ローラ(2′) である請求項3記載の製造装
    置。
  11. 【請求項11】前記溶融樹脂材料(4) の導出手段が前記
    ダイホイール(2) と前記圧力付与ロール(2′) との間に
    形成される間隙に溶融樹脂材料(4) を押し出す連続押出
    ダイ(1′) である請求項10記載の製造装置。
  12. 【請求項12】前記圧力付与ロール(2′) が、その周面
    に模様状の突起を有し、前記溶融樹脂材料からなる平板
    状基部(4b)の表面に押圧模様を付与することを含む請求
    項10記載の製造装置。
  13. 【請求項13】前記押圧模様付与手段の模様形成面に塗
    料付与手段(11)により塗料を付着させることを含む請求
    項9又は12記載の製造装置。
  14. 【請求項14】前記押圧模様付与手段が前記ダイホイー
    ル周面に向けて接離可能で、周面に模様状の突起を有
    し、前記ダイホイール(1) の回転に同調して回転する模
    様形成ロール(10)である請求項9又は12記載の製造装
    置。
  15. 【請求項15】前記押圧模様付与手段が前記ダイホイー
    ル周面に向けて接離可能で、周面に模様状の突起を有
    し、前記ダイホイール(1) の回転に同調して回転する無
    端ベルト(13)である請求項5記載の製造装置。
  16. 【請求項16】平板状基部(4b)の表面に多数の係合素子
    (5) を一体に成形してなる合成樹脂製面ファスナーの連
    続的な製造方法であって、 周面に多数の係合素子用キャビティ(5) を有するダイホ
    イール(2) の同周面の一部に前記キャビティ(5) を有し
    ない平滑面により所望の模様を形成すること、 前記ダイホイール(2) を所定の温度に冷却しながら駆動
    回転すること、 駆動回転する前記ダイホイール(2) の周面に向けて所定
    の巾を有する溶融樹脂材料(4) の導出手段により連続的
    に導出すること、 ダイホイール(2) の周面に導入される溶融樹脂材料(4)
    を所定の圧力をもって前記係合素子用キャビティ(5) の
    内部に充填すると同時に、前記周面に所定の肉厚を有す
    る平板状基部(4b)を連続的に成形すること、 成形された前記平板状基部(4b)及び係合素子(4a)をダイ
    ホイール(2) の回転と共に所定の角度周回させること、 この周回後に係合素子(4a)を前記キャビティ(5) 内より
    順次引き抜きながら、平板状基部(4b)と共に積極的にダ
    イホイール(2) より離脱させること、を含んでなること
    を特徴とする一体成形による装飾面を有する成形面ファ
    スナーの製造方法。
  17. 【請求項17】前記溶融樹脂材料(4) の導出手段がダイ
    ホイール(2) の周面と所定の間隙をおいて同ダイホイー
    ル(2) の半径方向に溶融樹脂材料(4) を射出する連続射
    出ノズル(1) である請求項16記載の製造方法。
  18. 【請求項18】更に、前記射出ノズル(1) のダイホイー
    ル周回方向の下流側において先に成形されてダイホイー
    ル(2) の回転と共に周回する前記平板状基部(4b)の表面
    に押圧模様付与手段により押圧模様を付与することを含
    む請求項16記載の製造方法。
  19. 【請求項19】前記溶融樹脂材料(4) の導出手段がダイ
    ホイール(2) の回転軸線と平行に配され、同ダイホイー
    ルの回転に同調して駆動回転する圧力付与ロール(2′)
    と前記ダイホイール(2) との間に形成される間隙に溶融
    樹脂材料(4) を押し出す連続押出ダイ(1′) である請求
    項16記載の製造方法。
  20. 【請求項20】前記圧力付与ロール(2′) の周面に模様
    状の突起を有し、前記平板状基部(4b)の表面に押圧模様
    を付与することを含む請求項19記載の製造方法。
  21. 【請求項21】前記押圧模様付与面に塗料付与手段(11)
    により塗料を付着させることを含む請求項18又は20
    記載の製造方法。
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