JPH0993050A - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JPH0993050A
JPH0993050A JP7250613A JP25061395A JPH0993050A JP H0993050 A JPH0993050 A JP H0993050A JP 7250613 A JP7250613 A JP 7250613A JP 25061395 A JP25061395 A JP 25061395A JP H0993050 A JPH0993050 A JP H0993050A
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JP
Japan
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transistor
output
circuit
buffer circuit
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JP7250613A
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Inventor
Toyoo Kondo
豊生 今藤
Makoto Asaumi
真 浅海
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NEC Yamagata Ltd
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NEC Yamagata Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力用バイポーラトランジスタのコレクタ電流
が電流増幅率の変動に拘りなく一定に保たれる、負荷回
路の設計を容易にし得る出力バッファ回路を、従来より
小さい面積で実現する。 【解決手段】電流増幅率の変動方向及び相対精度が、出
力トランジスタQ1 におけると同一の第2のバイポーラ
トランジスタQ2 を設ける。トランジスタQ2 に定電流
源6から一定のエミッタ電流IE2≒IC2を供給し、ベー
ス電流IB2をカレントミラー回路5Aの入力電流とし、
これをミラー反転させて出力トランジスタQ1 のベース
電流IB1として供給する。トランジスタQ2 のコレクタ
電流を一定とすることで、このトランジスタQ2 で電流
増幅率の変動方向とベース電流の変動方向とが反転する
ようにしているので、出力トランジスタQ1 でも電流増
幅率の変動に拘らず、コレクタ電流IC1が一定に保たれ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力バッファ回路
に関し、特に、出力トランジスタにバイポーラトランジ
スタを用いる構成の出力バッファ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の出力バッファ回路におけ
る出力トランジスタ部の回路図を、図3に示す。図3を
参照して、この図に示す出力トランジスタQ1 はPNP
形バイポーラトランジスタであって、エミッタ電極が高
位電源電圧供給線(電源電圧=VCC)1に接続されてい
る。ベース電極とグランドライン2との間には、ベース
電流供給用の定電流源3が接続されている。コレクタ電
極がこの出力バッファ回路の出力端子4となっており、
その出力端子4とグランドライン2との間に負荷回路
(図示せず)が接続される。図3に示す出力トランジス
タQ1 において出力電流つまりトランジスタQ1 のコレ
クタ電流IC1は、ベース電流IB1と電流増幅率hFE1
で決まり、 IC1=hFE1 ・IB1 で与えられる。
【0003】尚、この種のバッファ回路では一般に、出
力電流つまり出力トランジスタQ1のコレクタ電流IC1
の最小値が仕様で決められていることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す出力トラン
ジスタ構成を用いた出力バッファ回路では出力電流の変
動が大きく、そのことが原因で、チップ上で出力バッフ
ァ回路全体の占る面積が大きくならざるを得ない、又、
トランジスタQ1 によって駆動される負荷回路の設計が
複雑化し、動作速度が制限されるなどの問題が生じる。
以下に、その説明を行う。
【0005】上述したように、この種の出力バッファ回
路では、出力電流すなわちトランジスタQ1 のコレクタ
電流IC1の最小値は仕様で決められている。ここで、コ
レクタ電流はIC1=hFE1 ・IB1であるが、この式の中
でベース電流IB1は、定電流源3で与えられて一定であ
る。一方、電流増幅率hFE1 は、製造条件や温度などの
使用条件の変動によって変動する。そこで、出力トラン
ジスタQ1 のベース電流は、上記の電流増幅率hFE1
変動を勘案した上で、仕様で決められた最小コレクタ電
流値を満足するように設定しなければならない。一方、
出力トランジスタ部の幾何学的構造について考えると、
出力トランジスタの電流増幅率hFE1 が大きい方向に変
動したときは、当然、コレクタ電流IC1も相当大きくな
るわけであるが、電流増幅率が最大に変動した場合すな
わちコレクタ電流IC1が最大になった場合でも出力トラ
ンジスタ部の寿命を保証できるように、トランジスタQ
1や配線などに十分な電流容量を持たせなければならな
い。
【0006】例えば、一般にトランジスタの電流増幅率
は製造時に、拡散プロセスの工程能力から、設計値に対
して−50〜100%の範囲で変動する。従って、図3
に示す回路においてトランジスタQ1 のコレクタ電流I
C1は、設計値に対して1/2〜2倍に見込む必要があ
る。このような電流増幅率の変動に加えて定電流源や使
用条件(環境温度、電源電圧VCC)の変動などを勘案す
ると、コレクタ電流IC1の変動範囲は1/3〜3倍にも
なる。すなわち、トランジスタQ1 のコレクタ電流の設
計値は仕様値(最小値)の3倍に設定しなければなら
ず、このとき出力トランジスタQ1 は最大、仕様値の9
倍のコレクタ電流IC1を流す能力を持つ場合があること
になる。
【0007】出力トランジスタのコレクタ電流IC1にこ
れだけの大きな変動があると、その電流値に依存する電
気的特性、例えば出力バッファ回路からの出力信号のス
イッチングタイミングも、当然、大きくばらつく。その
結果、この出力バッファ回路からの信号を受ける負荷回
路の側では、同期信号とのタイミングマージンを十分に
確保しなければならないなど、設計が複雑になってしま
う。
【0008】一方、実際のチップに作り込む素子の構造
設計の面では、長期の使用に対する信頼性保証や、負荷
回路の容量によってスイッチング時に流れるピーク電流
による破壊あるいは地絡による破壊対策のために、トラ
ンジスタQ1 そのものや電源電圧供給線1からエミッタ
電極までの配線、コレクタ電極から出力端子4までの配
線あるいは、それら配線とトランジスタQ1 の各電極と
の接続部分の幾何学的寸法を十分広く、太く、あるいは
厚くして、最大コレクタ電流に見合った電流容量を持た
せるようにしなければならない。
【0009】すなわち、図3に示す構成の出力トランジ
スタ部を用いた従来の出力バッファ回路では、トランジ
スタQ1 のコレクタ電流の製造条件、使用条件の変動に
起因する変動が大きいことから、占有面積を大きくしな
ければならないのみならず、負荷回路の設計が困難にな
る。
【0010】従って、本発明は、出力トランジスタとし
てバイポーラトランジスタを用いる出力バッファ回路で
あって、製造条件、使用条件の変動に起因する出力コレ
クタ電流の変動がなく、負荷回路の設計を容易にし得る
出力バッファ回路を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】本発明の他の目的は、上記のコレクタ電流
変動のない出力バッファ回路を、従来より小さい面積で
実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の出力バッファ回
路は、半導体集積回路のチップ上に作り込まれた出力バ
ッファ回路であって、出力トランジスタにバイポーラト
ランジスタを用いる構成の出力バッファ回路において、
電流増幅率の変動方向及び相対精度が、前記出力トラン
ジスタにおける電流増幅率の変動方向及び相対精度と同
一の第2のバイポーラトランジスタと、前記第2のバイ
ポーラトランジスタに一定のエミッタ電流を供給する定
電流源と、電流入力点が前記第2のバイポーラトランジ
スタのベース電極に接続され、電流出力点が前記出力ト
ランジスタのベース電極に接続されて、前記第2のバイ
ポーラトランジスタのベース電流を入力電流とし、これ
をミラー反転させて前記出力トランジスタにベース電流
として供給するカレントミラー回路とを含む回路を設け
たことを特徴とする。
【0013】本発明の出力バッファ回路は、上記の出力
バッファ回路において、前記カレントミラー回路が、入
力電流としての前記第2のバイポーラトランジスタのベ
ース電流を増幅して、出力電流としての前記出力トラン
ジスタのベース電流とする、電流増幅機能を備えること
を特徴とする。
【0014】本発明の出力バッファ回路は、上記の出力
バッファ回路において、前記カレントミラー回路が、入
力点とベース電極間のインピーダンスを高めてミラー係
数を上昇させるための第3のバイポーラトランジスタを
備える、3トランジスタ形カレントミラー回路であるこ
とを特徴とする。
【0015】本発明の出力バッファ回路においては、出
力トランジスタと新たに加えられた第2のバイポーラト
ランジスタとは、電流増幅率の変動の方向および相対精
度が同一である。そして、その第2のバイポーラトラン
ジスタでは、エミッタ電流が一定である。従って、本発
明の回路におけるトランジスタの電流増幅率の変動方向
とベース電流の変動方向とは、上記の新たに設けた第2
のバイポーラトランジスタにおいて、互いに反対方向に
させられている。出力トランジスタは、その第2のバイ
ポーラトランジスタのベース電流を、カレントミラー回
路を介して、ベース電極に供給されているので、電流増
幅率の変動にも拘らずコレクタ電流が一定に保たれる。
【0016】すなわち、いま、上記2つのバイポーラト
ランジスタの電流増幅率が、例えば設計値より大きい方
に変動したとする。この場合、第2のバイポーラトラン
ジスタにおいては、エミッタ電流が定電流源から与えら
れて一定であるので、ベース電流が減少する。この第2
のバイポーラトランジスタのベース電流は、カレントミ
ラー回路によりミラー反転され、出力トランジスタのベ
ース電流として供給される。従って、出力トランジスタ
のベース電流も減少する。然るに、出力トランジスタの
電流増幅率は第2のバイポーラトランジスタにおけると
同率だけ増大しているので、出力トランジスタのコレク
タ電流は、結局、一定に保たれる。
【0017】本発明によれば、従来の出力バッファ回路
に比べて、回路図上での見掛けの素子数は増加する。し
かし、出力トランジスタのコレクタ電流に変動がない
ことから、出力トランジスタの寸法をコレクタ電流の変
動に備えて予め大きくしておく必要がないことによる面
積減少と、カレントミラー回路の構成を、出力電流す
なわち出力トランジスタのベース電流が、入力電流すな
わち第2のバイポーラトランジスタのベース電流のn倍
(n>1)となるように、電流増幅機能を持つ構成とす
ることにより、第2のバイポーラトランジスタの面積を
出力トランジスタの約1/n程度で済むようにできるこ
ととにより、実効的な素子数は従来の出力バッファ回路
より少なくなり、出力トランジスタ部の占有面積が減少
する。
【0018】カレントミラー回路を、3トランジスタ形
カレントミラー回路とすることにより、ミラー係数(出
力電流と入力電流との比)をより大きくできるので、第
2のバイポーラトランジスタの面積をより小さくして、
出力トランジスタ部の占有面積をより小さくできる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施
の形態による出力バッファ回路の、出力トランジスタ部
の回路図である。図1を参照して、この図に示す出力ト
ランジスタ部は、出力のPNP形バイポーラトランジス
タQ1 と、このトランジスタQ1 にベース電流を供給す
るカレントミラー回路5Aと、カレントミラー回路5A
に入力電流を供給するPNP形バイポーラトランジスタ
2 と、このトランジスタQ2 にエミッタ電流を供給す
る定電流源6とからなる。
【0020】出力トランジスタQ1 は、エミッタ電極が
高位電源電圧供給線1に接続され、コレクタ電極が出力
端子4に接続されて、その出力端子4とグランドライン
2との間に接続される負荷回路(図示せず)にコレクタ
電流IC1を供給する。
【0021】カレントミラー回路5Aは、コレクタ電極
とベース電極とが共通接続された入力側のNPN形バイ
ポーラトランジスタQ3 と、ベース電極がトランジスタ
3のベース電極に接続された出力側のNPN形バイポ
ーラトランジスタQ4 と、トランジスタQ3 のエミッタ
電極とグランドライン2との間に接続された抵抗R2
びトランジスタQ4 のエミッタ電極とグランドライン2
との間に接続された抵抗R1 とからなる。このカレント
ミラー回路5Aの入力点はトランジスタQ3 のコレクタ
電極であり、トランジスタQ2 のベース電極に接続され
ている。一方、出力点はトランジスタQ4 のコレクタ電
極であり、出力トランジスタQ1 のベース電極に接続さ
れている。従ってこのカレントミラー回路は、トランジ
スタQ2のベース電流を入力電流とし、これをミラー反
転して出力トランジスタQ1 にベース電流として供給す
ることになる。
【0022】トランジスタQ2 は、コレクタ電極がグラ
ンドライン2に接続され、エミッタ電極が定電流源6を
介して電源電圧供給線1に接続されて、定電流源6から
エミッタ電流を供給される。
【0023】本実施の形態において、出力トランジスタ
1 とトランジスタQ2 とは、相対精度が必ず保たれて
いるものとする。つまり、互いの電流増幅率の変動の方
向および相対精度が一致しているものとする。又、カレ
ントミラー回路5A内の2つの抵抗R1 ,R2 は抵抗値
比が1:n(n>1)で、R2 =n・R1 であるものと
する。すなわちこのカレントミラー回路は、入力電流I
B2を電流増幅する機能を有し、出力電流IB1は、IB1
n・IB2である。
【0024】いま、図1において、出力トランジスタQ
1 のコレクタ電流,ベース電流,電流増幅率をそれぞ
れ、IC1,IB1,hFE1 とする。又、トランジスタQ2
のコレクタ電流,ベース電流,電流増幅率をそれぞれ、
C2,IB2,hFE2 とし、コレクタ電流がほぼエミッタ
電流に等しいとすると、 IC1=hFE1 ・IB1B1=n・IB2=n・(1/hFE2 )・IC2 である。従って、 IC1=n・(hFE1 /hFE2 )・IC2 が成り立つ。
【0025】ここで、電流増幅率hFE1 ,hFE2 それぞ
れの変動量を△hFE1 ,△hFE2 とし、この電流増幅率
の変動に伴う出力電流IC1の変動量を△IC1とすると、
式より、下記の式が得られる。
【0026】 IC1+△IC1≒IC1+nIC2・(dIC1/dhFE1 )・△hFE1 + +nIC2・(dIC1/dhFE2 )・△hFE2 =IC1+nIC2・(1/hFE2 )・△hFE1 + −nIC2・(hFE1 /hFE2 2 )・△hFE2 従って、出力電流IC1の変動量△IC1は、 △IC1 =nIC2・{(1/hFE2 )・△hFE1 −(hFE1 /hFE2 2 )・△hFE2 } =nIC2・(hFE1 /hFE2 )× ×{(△hFE1 /hFE1 )−(△hFE2 /hFE2 )} となる。
【0027】ここで、上記式において、n,IC2,h
FE1 ,hFE2 は一定である。一方、出力トランジスタQ
1 の電流増幅率の変動率△hFE1 /hFE1 と、トランジ
スタQ2 の電流増幅率の変動率△hFE2 /hFE2 とは等
しい。従って、出力電流IC1は変動量△IC1がゼロとな
り、電流増幅率の変動にも拘らず一定のままで変化しな
い。
【0028】次に、図2は、本発明の第2の実施の形態
による出力バッファ回路の、出力トランジスタの回路図
である。図2と図1とを比較して、本実施の形態は、カ
レントミラー回路5Bが3トランジスタ形のカレントミ
ラー回路である点が、第1の実施の形態と異っている。
すなわち、本実施の形態においてカレントミラー回路5
Bは、新たに設けられたNPN形バイポーラトランジス
タQ5 を備えている。このトランジスタQ5 は、ベース
電極がカレントミラー回路5Bの入力点(トランジスタ
2 のベース電極とトランジスタQ3 のコレクタ電極と
の接続節点)に接続され、エミッタ電極がトランジスタ
3 のベース電極とトランジスタQ4 のベース電極との
接続節点に接続され、コレクタ電極が電源電圧供給線1
に接続されている。
【0029】このような構成の3トランジスタ形カレン
トミラー回路を用いると、例えば、玉井徳迪監修,半導
体回路設計技術,第237〜240頁,日経マグロウヒ
ル社(昭和63年)に記載されているように、ミラー係
数IB1/IB2(=カレントミラー回路の出力電流/入力
電流)を、第1の実施の形態に用いた基本的なカレント
ミラー回路5A(図1参照)に比べて、大きくできる。
従って、第1の実施の形態におけると同一の出力電流I
C1を得るのに、トランジスタQ2 のコレクタ電流IC2
より小さくて済む。換言すれば、第1の実施の形態に比
べてトランジスタQ2 の面積をより小さくできるので、
面積縮減効果が大きい。
【0030】一例として、出力バッファ回路の出力電流
の仕様すなわち、出力トランジスタQ1 の最小コレクタ
電流値を100mA、一個当りのトランジスタの許容電
流値を10mA、トランジスタの電流増幅率の変動幅を
−50〜100%、電流源,温度および電源電圧の変動
によるコレクタ電流の変動分を±30%とした場合、図
3に示す出力トランジスタ構成の従来の出力バッファ回
路では、表1のようになる。
【0031】
【表1】
【0032】従って、出力トランジスタ数としては、7
43mA/10mA≒75素子が必要である。
【0033】一方、図2に示す第2の実施の形態では、
表2のようになる。
【0034】
【表2】
【0035】従って、出力トランジスタ数としては、1
86mA/10mA≒19素子が必要である。ここで、
トランジスタQ1 ,Q2 の面積比nを10:1とする
と、トランジスタQ2 の1.9素子分とカレントミラー
回路5Bの5素子分とを含めても、必要な素子数は2
5.9素子となり、出力トランジスタ部の占有面積を、
大略、従来の約1/3に縮減できる。
【0036】尚、これまでの2つの実施の形態では、カ
レントミラー回路として、基本的な構成のもの又は3ト
ランジスタ形カレントミラー回路を用いた例について述
べたが、例えば前掲書第243〜247頁に記載されて
いるウィルソン形カレントミラー回路のような、他の形
のカレントミラー回路を用いても、勿論、良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の出力バッ
ファ回路では、電流増幅率の変動方向及び相対精度が、
出力トランジスタにおける電流増幅率の変動方向及び相
対精度と同一の第2のバイポーラトランジスタを設け、
その第2のバイポーラトランジスタに定電流源から一定
のエミッタ電流を供給すると共に、第2のバイポーラト
ランジスタのベース電流をカレントミラー回路の入力電
流とし、これをミラー反転させて出力トランジスタにベ
ース電流として供給するように構成している。これによ
り本発明によれば、出力トランジスタの電流増幅率が変
動した場合でもそのコレクタ電流に変動が生じることは
ないので、負荷回路の設計を容易にすることができる。
【0038】本発明によれば、上記のカレントミラー回
路として電流増幅機能を備える構成の回路を用いること
により、従来の出力バッファ回路に比べて、出力トラン
ジスタ部の占有面積を減少させることができる。
【0039】更に、カレントミラー回路として3トラン
ジスタ形カレントミラー回路を用いると、その面積縮減
効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による出力バッファ
回路の、出力トランジスタ部の回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態による出力バッファ
回路の、出力トランジスタ部の回路図である。
【図3】従来の技術による出力バッファ回路の、出力ト
ランジスタ部の一例の回路図である。
【符号の説明】
1 高位電源電圧供給線 2 グランドライン 3,6 定電流源 4 出力端子 5A,5B カレントミラー回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路のチップ上に作り込まれ
    た出力バッファ回路であって、出力トランジスタにバイ
    ポーラトランジスタを用いる構成の出力バッファ回路に
    おいて、 電流増幅率の変動方向及び相対精度が、前記出力トラン
    ジスタにおける電流増幅率の変動方向及び相対精度と同
    一の第2のバイポーラトランジスタと、 前記第2のバイポーラトランジスタに一定のエミッタ電
    流を供給する定電流源と、 電流入力点が前記第2のバイポーラトランジスタのベー
    ス電極に接続され、電流出力点が前記出力トランジスタ
    のベース電極に接続されて、前記第2のバイポーラトラ
    ンジスタのベース電流を入力電流とし、これをミラー反
    転させて前記出力トランジスタにベース電流として供給
    するカレントミラー回路とを含む回路を設けたことを特
    徴とする出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の出力バッファ回路におい
    て、 前記カレントミラー回路が、入力電流としての前記第2
    のバイポーラトランジスタのベース電流を増幅して、出
    力電流としての前記出力トランジスタのベース電流とす
    る、電流増幅機能を備えることを特徴とする出力バッフ
    ァ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の出力バッフ
    ァ回路において、 前記カレントミラー回路が、入力点とベース電極間のイ
    ンピーダンスを高めてミラー係数を上昇させるための第
    3のバイポーラトランジスタを備える、3トランジスタ
    形カレントミラー回路であることを特徴とする出力バッ
    ファ回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001154748A (ja) * 1999-09-14 2001-06-08 Toshiba Microelectronics Corp 定電流回路
JP2007149940A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Nec Electronics Corp 電流スイッチ回路

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