JPH09919A - 吸収剤 - Google Patents

吸収剤

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JPH09919A
JPH09919A JP8158617A JP15861796A JPH09919A JP H09919 A JPH09919 A JP H09919A JP 8158617 A JP8158617 A JP 8158617A JP 15861796 A JP15861796 A JP 15861796A JP H09919 A JPH09919 A JP H09919A
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JP
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oil
absorbent
weight
cycloolefin
cycloolefin copolymer
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JP8158617A
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Freddy Helmer-Metzmann
フレディ・ヘルマー−メッツマン
Alexandra Dr Jacobs
アレクサンドラ・ヤコブス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Hoechst AG
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01J20/22Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising organic material
    • B01J20/26Synthetic macromolecular compounds
    • B01J20/261Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon to carbon unsaturated bonds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01J20/00Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof
    • B01J20/22Solid sorbent compositions or filter aid compositions; Sorbents for chromatography; Processes for preparing, regenerating or reactivating thereof comprising organic material
    • B01J20/26Synthetic macromolecular compounds
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シクロオレフィンコポリマー類を含む吸収剤
を提供することである。 【解決手段】 本発明は、少なくとも1つの環式オレフ
ィンと少なくとも1つの非環式オレフィンとから誘導さ
れる重合単位を含有する少なくとも1つのシクロオレフ
ィンコポリマーを含む吸収剤に係る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシクロオレフィンコ
ポリマー(COC)類を含む吸収剤に関する。
【0002】
【従来の技術】時によりまたは不断に環境に入り込む有
機化合物、例えば油による、土壌または水の汚染を除去
するためには、これらの汚染物を完全に吸収および廃棄
することが必要である。有機化合物を選択的に吸収する
吸収剤をこの目的のために使用することができる。工業
的なプロセス工程の間に液体類またはガス類に入り込む
汚染物、例えば油を除去するために、吸収剤を使用する
こともまた必要である。汚染物の完全かつ生態学的に許
容可能な除去のみならず、プロセスの過程に対して可能
な限り極小量の障害を与えるだけで迅速かつ容易に分離
することもここでは重要である。
【0003】ポリオレフィン類が水面上の油を吸収する
ための適当な吸収剤であることが文献により公知である
(US 3 770 627)。DE 43 20 908もまた、この用途のた
めにポリエチレンを使用することを記載しており、これ
は、重量比1:3での油の吸収を可能とする。これは、
繊維状ポリエチレンを使用することによってさらに改良
することができる。ポリプロピレン粉末および顆粒も同
様に、水面上の炭化水素類用の吸収剤として記載されて
いる(JP 71 031 586、JP 56 005 176、EP 0 619 271)。
FR2 288 709は、土壌および液体表面上の石油化学製品
を吸収するために、粉末のポリノルボルネンの使用を記
載している。本発明は、開環重合によって製造される、
[2.2.1]ビシクロヘプテンの、および5−メチル
−[2.2.1]ビシクロ−2−ヘプテンのホモポリマ
ー類を含む。
【0004】本発明に基づいて、汚染物、特には油の、
とりわけ、水への吸収を促進するか、または、取り扱い
容易性を改良すると言われる、[2.2.1]ビシクロ
ヘプテンの、および5−メチル−[2.2.1]ビシク
ロ−2−ヘプテンのホモポリマー類と種々の有機および
無機添加剤または充填剤との混合物が記載されている
(FR 0 383 640、FR 0 383 641、 US 5 045 579)。JP 0
3 122 188は、不完全開環重合された[2.2.1]ビ
シクロヘプテンおよびその誘導体の吸収剤フィルムの製
造を記載している。これらフィルム類は、水面上の油の
吸収に適当である。FR 2 645 047は、可塑化添加剤およ
び無機充填剤と混合され、マットにプレスされた対応す
る吸収剤を記載している。液体類または高圧空気より汚
染物を濾過するためのフィルターユニットにおける吸収
剤の使用は、JP 4 118 013に記載されている。フィルタ
ー布、例えば、ポリエステル上に層をなして接着された
粉末またはビーズ状のポリノルボルネン樹脂が使用され
る。これよりフィルターカセットが構成されるが、直
接、再使用することはできない。
【0005】汚染物、例えば油の完全な吸収のために必
要とされ、取り扱われ、使用後、通常は投棄または燃焼
される吸収剤の量を考慮すると、可能な限り最大の吸収
能を達成することが望ましい。ストレス(stress)下、
例えば、表面上での吸収の間、輸送の間または加圧下
で、永久的に汚染物を吸収する吸収剤の能力を最適化す
ることもさらに重要である。この性質は、文献において
はまれにしか、そして詳細にはほとんど記載されていな
いが、吸収剤の有効性に決定的な影響を有する。
【0006】汚染物、例えば、油に対する実際の吸収能
以外に、固体および液体表面上の汚染物を吸収するため
に吸収剤を取り扱うことができ、すなわち、容易に適用
することができ、汚染物との接触後、困難なく取り上げ
ることができることが実際の使用のためには重要であ
る。固体表面上での粉末状の結合剤の取り扱いは、多く
の場合は問題がないが、それらの、例えば、乱流水面上
での使用は、困難である。吸収剤の取り扱い容易性の改
良は、例えば、フィルムを使用することによるこの問題
を解決するために記載された提案によって達成された
が、ここでも、吸収能はさらになお改良されるべきであ
る。
【0007】生態学的な見地からは、炭素および水素以
外の原子、例えば、主要族III、IV、V、VIまた
はVII、特に、窒素、リン、酸素、硫黄、フッ素、塩
素および臭素を含む吸収剤の系の燃焼が、形成される副
生物ゆえに、純粋なポリオレフィン類の場合よりもかな
り問題が多いことを考慮する必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、従来技術の欠点を回避する吸収剤を提供することで
ある。驚くべきことに、シクロオレフィンコポリマー類
を含む吸収剤がこの目的を達成することが判明した。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
つの環式オレフィン、特に、多環式オレフィンと、少な
くとも1つの非環式オレフィンとから誘導される重合単
位を含有する少なくとも1つのシクロオレフィンコポリ
マーを含む吸収剤に係る。本発明に従う吸収剤は、10
〜100重量%、好ましくは50〜100重量%、特に
好ましくは90〜100重量%の1種以上のシクロオレ
フィンコポリマー類を含む。本発明に従う吸収剤はま
た、本質的に、1種以上のシクロオレフィンコポリマー
類のみを含む。多環式オレフィン類は、好ましくは5〜
50個、特には5〜30個の炭素原子を有する。非環式
オレフィン類は、好ましくは2〜40個の炭素原子を有
するα−オレフィン類である。
【0010】環式、特に、多環式オレフィン類より誘導
される重合単位の含量は、シクロオレフィンコポリマー
の総重量基準で、0.1〜99重量%、好ましくは30
〜99重量%、特に好ましくは60〜99重量%であ
る。非環式オレフィン類より誘導される重合単位の含量
は、シクロオレフィンコポリマーの総重量基準で、0.
1〜99重量%、好ましくは5〜80重量%、特に好ま
しくは10〜60重量%である。
【0011】本発明は、好ましくは、シクロオレフィン
コポリマーの総重量基準で、0.1〜99重量%、好ま
しくは30〜99重量%、特に好ましくは60〜99重
量%の、式(I)、(II)、(III)、(IV)、
(V)または(VI):
【化1】 [式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8
は、同一または異なっていて、水素原子、または、C1
〜C20炭化水素基、例えば、直鎖または分岐C1〜C8
ルキル基、C6〜C18アリール基、C7〜C20アルキレン
アリール基もしくは環式または非環式C2〜C20アルケ
ニル基であるか、あるいは、環を形成し、種々の式
(I)〜(VI)における同一の基R1〜R8が異なる意
味を有することができる。]で表される1種以上の多環
式オレフィン類より誘導される重合単位と、シクロオレ
フィンコポリマーの総重量基準で、0.1〜99重量%
の、式(VII):
【化2】 [式中、R9、R10、R11およびR12は、同一または異
なっていて、水素原子、または、C1〜C20炭化水素
基、例えば、C1〜C8アルキル基またはC6〜C18アリ
ール基である。]で表される1種以上の非環式オレフィ
ン類より誘導される重合単位とを含む、少なくとも1種
のシクロオレフィンコポリマーを含む吸収剤に係る。
【0012】本発明に従う吸収剤に含有されるシクロオ
レフィンコポリマーは、さらに、シクロオレフィンコポ
リマーの総重量基準で、0.1〜95重量%の、式(V
III):
【化3】 [式中、nは、2〜10の数である。]で表される1種
以上の単環式オレフィン類より誘導される重合単位を含
有することができる。
【0013】本発明に従う吸収剤に含有されるシクロオ
レフィンコポリマー類は、好ましくは、1種以上の多環
式オレフィン類、特には式(I)または(III)で表
される多環式オレフィン類より誘導される重合単位と、
式(VII)で表される1種以上の非環式オレフィン
類、特には2〜20個の炭素原子を有するα−オレフィ
ン類より誘導される重合単位とからなる。式(I)また
は(III)で表される多環式オレフィンより誘導され
る重合単位と、式(VII)で表される非環式オレフィ
ンとからなるシクロオレフィンコポリマー類は、特に好
ましい。式(I)または(III)で表される多環式モ
ノオレフィン、式(VII)で表される非環式モノオレ
フィン、並びに、少なくとも2個の二重結合を含有する
環式または非環式オレフィン(ポリエン)、特には環
式、好ましくは多環式ジエン類、例えば、ノルボルナジ
エン、または、C2〜C20アルケニル基を有する環式、
特に好ましくは多環式アルケン類、例えば、ビニルノル
ボルネン、から誘導される重合単位からなるターポリマ
ー類はさらに好ましい。
【0014】本発明に従う吸収剤中に存在するシクロオ
レフィンコポリマー類は、好ましくは、ノルボルネン基
本構造、特に好ましくはノルボルネン、テトラシクロド
デセン、および、適当とあらば、ビニルノルボルネンま
たはノルボルナジエンを有するオレフィン類を含む。末
端二重結合を有する非環式オレフィン類、例えば、2〜
20個の炭素原子を有するα−オレフィン類、特に好ま
しくはエチレンもしくはプロピレンから誘導される重合
単位を含有するシクロオレフィンコポリマー類もまた好
ましい。ノルボルネン/エチレンおよびテトラシクロド
デセン/エチレンコポリマー類は、特に好ましい。
【0015】ターポリマー類は、特に好ましくは、ノル
ボルネン/ビニルノルボルネン/エチレン、ノルボルネ
ン/ノルボルナジエン/エチレン、テトラシクロドデセ
ン/ビニルノルボルネン/エチレンまたはテトラシクロ
ドデセン/ビニルテトラシクロドデセン/エチレンター
ポリマーである。ポリエン、好ましくは、ビニルノルボ
ルネンまたはノルボルナジエンから誘導される重合単位
の含量は、0〜50重量%、好ましくは0〜20重量%
であり、式(VII)で表される非環式モノオレフィン
の含量は、シクロオレフィンコポリマーの総重量基準
で、0.1〜99重量%、好ましくは5〜80重量%、
特に好ましくは10〜60重量%である。上記したター
ポリマーにおいて、多環式モノオレフィンの含量は、シ
クロオレフィンコポリマーの総重量基準で、0.1〜9
9重量%、好ましくは20〜95重量%、特に好ましく
は40〜90重量%である。
【0016】多環式モノオレフィン、非環式モノオレフ
ィンおよびポリエンから誘導される重合単位を含むター
ポリマー類は、重合反応の間または重合反応の後に、ジ
オレフィン性単位を介して架橋することができる。本発
明に従う吸収剤が含むシクロオレフィンコポリマー類
は、少なくとも1つの遷移金属化合物、および、適当と
あらば、助触媒を含む1種以上の触媒の存在下で圧力
0.01〜200バールの下、温度−78〜200℃で
製造することができる。適当な遷移金属化合物は、メタ
ロセン類、特に、立体的に堅固な(stereorigid)メタ
ロセン類、および、チタンおよびバナジウムに基づくチ
ーグラー触媒である。本発明の目的に対して適当なシク
ロオレフィンコポリマーの製造用の適当な触媒系の例
は、例えば、EP 203 799、 EP 283 164、 EP 407 870、 EP
485893、 EP 503 422、 DD 777 317、 DD 231 070に記載
されており、これらは本明細書中に特に引用される。
【0017】使用される遷移金属化合物の例は以下のも
のである:rac−ジメチルシリル−ビス−(1−イン
デニル)ジルコニウムジクロライド;rac−ジメチル
ゲルミル−ビス−(1−インデニル)ジルコニウムジク
ロライド;rac−フェニルメチルシリル−ビス−(1
−インデニル)ジルコニウムジクロライド;rac−フ
ェニルビニルシリル−ビス−(1−インデニル)ジルコ
ニウムジクロライド;1−シラシクロブチル−ビス−
(1−インデニル)ジルコニウムジクロライド;rac
−ジフェニルシリル−ビス−(1−インデニル)ハフニ
ウムジクロライド;rac−フェニルメチルシリル−ビ
ス−(1−インデニル)ハフニウムジクロライド;ra
c−ジフェニルシリル−ビス−(1−インデニル)ジル
コニウムジクロライド;
【0018】rac−エチレン−1,2−ビス−(1−
インデニル)ジルコニウムジクロライド;ジメチルシリ
ル−(9−フルオレニル)−(シクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロライド;ジフェニルシリル−(9−
フルオレニル)−(シクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジクロライド;ビス−(1−インデニル)ジルコニウ
ムジクロライド;ジフェニルメチレン−(9−フルオレ
ニル)−シクロペンタジエニル−ジルコニウムジクロラ
イド;イソプロピレン−(9−フルオレニル)−シクロ
ペンタジエニル−ジルコニウムジクロライド;フェニル
メチルメチレン−(9−フルオレニル)−シクロペンタ
ジエニル−ジルコニウムジクロライド;
【0019】イソプロピレン−(9−フルオレニル)−
(1−(3−イソプロピル)シクロペンタジエニル)−
ジルコニウムジクロライド;イソプロピレン−(9−フ
ルオレニル)(1−(3−メチル)シクロペンタジエニ
ル)−ジルコニウムジクロライド;ジフェニルメチレン
−(9−フルオレニル)(1−(3−メチル)シクロペ
ンタジエニル)−ジルコニウムジクロライド;メチルフ
ェニルメチレン−(9−フルオレニル)(1−(3−メ
チル)シクロペンタジエニル)−ジルコニウムジクロラ
イド;ジメチルシリル−(9−フルオレニル)(1−
(3−メチル)シクロペンタジエニル)−ジルコニウム
ジクロライド;ジフェニルシリル−(9−フルオレニ
ル)(1−(3−メチル)シクロペンタジエニル)−ジ
ルコニウムジクロライド;ジフェニルメチレン−(9−
フルオレニル)(1−(3−tert−ブチル)シクロペン
タジエニル)−ジルコニウムジクロライド;
【0020】イソプロピレン−(9−フルオレニル)
(1−(3−tert−ブチル)シクロペンタジエニル)−
ジルコニウムジクロライド;イソプロピレン−(シクロ
ペンタジエニル)−(1−インデニル)−ジルコニウム
ジクロライド;ジフェニルカルボニル−(シクロペンタ
ジエニル)−(1−インデニル)−ジルコニウムジクロ
ライド;ジメチルシリル−(シクロペンタジエニル)−
(1−インデニル)ジルコニウムジクロライド;イソプ
ロピレン−(メチルシクロペンタジエニル)−(1−イ
ンデニル)−ジルコニウムジクロライド;4−(η5
シクロペンタジエニル)−4,7,7−トリメチル−
(η5−4,5,6,7−テトラヒドロインデニル)−
ジルコニウムジクロライド;および、類縁体ハフノセン
類;ならびに、四塩化チタン;VOCl3;VOCl
2(OCH3);VOCl2(OC25)およびVOCl
(OC252
【0021】本発明に従う吸収剤は、それに含まれるシ
クロオレフィンコポリマー類がガラス転移温度50〜3
00℃、好ましくはガラス転移温度100〜250℃を
有する場合、特に良好な吸収性を示す。ガラス転移温度
は、DSC(示差走査熱量計)を用いて、昇温速度20
℃/分で決定される。本発明の目的に対して特に適当な
シクロオレフィンコポリマー類は、粘度数50〜300
cm3/g、特に、60〜200cm3/gを有する。粘度数は、
DIN53728に従い、デカリン中で135℃で決定
される。
【0022】本発明に従う吸収剤は、汚染物の吸収およ
び永久的な結合の点で傑出した性質を有する。汚染物と
しては、有機化合物、例えば、油、すなわち、室温で液
体であり、比較的低い蒸気圧を有する水不溶性有機化合
物が挙げられる。これらの例は、石油よりの鉱油、完全
な合成油、例えば、シリコーン油、植物および動物油、
例えば、中程度の鎖または不飽和脂肪酸のトリグリセリ
ド、精油、例えば、芳香性の揮発油、および、植物より
の芳香物質である。鉱油としては、1〜100個の炭素
原子を有する炭化水素類、例えば、その各々がC1〜C
100炭化水素置換基を有することのできる、1〜40個
の炭素原子を有する分岐または非分岐アルカン類および
5〜50個の炭素原子を有するシクロアルカン類、なら
びに、その各々がC1〜C100炭化水素置換基を有するこ
とのできる、1から40個の炭素原子を有する分岐また
は非分岐アルケン類および6〜50個の炭素原子を有す
る芳香族類を挙げることができる。汚染物、例えば油
は、炭素および水素以外の原子、特に、酸素、硫黄およ
び窒素を含有してもよい。汚染物としては、同様に、置
換基が炭素および水素以外の原子、例えば、元素の周期
律表の主要族III、IV、V、VIまたはVIIの元
素、特に、窒素、リン、酸素、硫黄、フッ素、塩素およ
び臭素を含有してもよい、上記炭化水素類の置換誘導体
が挙げられる。
【0023】本発明に従う吸収剤に含まれるシクロオレ
フィンコポリマーは、種々の形態を有する。適当なワー
クアップ工程およびワークアップ条件を選択することに
よって、例えば、広い表面積と、300g/l未満、好ま
しくは5〜150g/l、特に好ましくは5〜50g/lの低
い嵩密度とによって識別されるシクロオレフィンコポリ
マーの非常に微細なフレークまたは繊維状物質が得られ
る。このような吸収剤は汚染物による非常に良好な湿潤
性と際立った吸収性とを示す。さらに大きい、例えば、
ビーズ状のシクロオレフィンコポリマー粒子の製造もま
た適当なワークアップ条件下で可能である。可能な最大
表面積を達成するために、多孔質粒子を製造することも
できる。
【0024】シクロオレフィンコポリマーは、重合溶液
から、または、予め単離したシクロオレフィンコポリマ
ー粉末または顆粒の溶液から直接ワークアップすること
ができる。好ましくは、シクロオレフィンコポリマー
は、沈殿剤における溶解したシクロオレフィンコポリマ
ーの沈殿によって、または溶剤の蒸発によって得られ
る。特に好ましくは、特定のシクロオレフィンコポリマ
ーを含む溶液は、沈殿剤またはガススペースに噴霧する
か、または、沈殿剤に滴下する。適当なワークアップ条
件を選択することにより、異なる構造と嵩密度、また
は、多孔度の異なるより大きなビーズのシクロオレフィ
ンコポリマー類が得られる。
【0025】多孔度は、さらに、物理的相互作用により
または化学的にシクロオレフィンコポリマーに結合し、
沈殿剤に溶解しにくいかまたは不溶性の化合物を添加す
ることによって影響を受ける。次いで、例えば、シクロ
オレフィンコポリマーが不溶性である溶剤を添加するこ
とによって、これら添加剤がシクロオレフィンコポリマ
ー類の外で溶解する場合、追加のまたはより大きな孔を
ポリマーに生じさせることができる。平均径0.5〜5
mmを有する粒子が好ましくは製造される。
【0026】シクロオレフィンコポリマー類のより大き
な多孔質粒子は、さらに、凝集によって得ることができ
る。好ましくは、本発明に従う吸収剤は、低嵩密度の粉
末またはフレーク状のシクロオレフィンコポリマーを含
む。シクロオレフィンコポリマーは、例えば、タンブラ
ーミキサー中で回転させることにより、低沸点の溶剤性
の乏しい溶剤でいくぶん膨潤し、凝集させることができ
る。膨潤剤は、緩やかに加熱するかもしくは減圧によっ
て蒸発し、凝縮によって回収される。粒子寸法0.5〜
5mmを有する粒子が好ましくは製造される。
【0027】特定のシクロオレフィンコポリマーを含む
溶解または非溶解吸収剤から出発して、好ましくは、沈
殿法、噴霧沈殿法または噴霧乾燥法、凝集吸収剤系、例
えば、マットによって製造されたものは、吸収剤の特別
の使用形態として製造することができる。多孔質構造ゆ
えに、広い表面積を有し、すなわち、沈殿したポリマー
の広い表面積が保持されるこのような吸収剤系が好まし
い。機械的な安定性を増大するために、これら吸収剤系
は、例えば、シクロオレフィンコポリマーまたはゴム製
のキャリヤーに適用することができる。
【0028】吸収剤のもう1つの特別な使用形態は、薄
い多孔質層の製造である。この場合、本発明に従う吸収
剤が含むシクロオレフィンコポリマーの溶液から出発し
て、、その広い表面積ゆえに、良好な吸収性を示す薄い
多孔質層が、例えば、溶液を薄膜に拡げ、次いで、溶剤
を蒸発させるか、または、沈殿剤中にコポリマーを沈殿
させることによって製造することができる。この多孔質
層は、また、適当な物質で塗装することができ、機械的
安定性を高めるために、例えば、シクロオレフィンコポ
リマーまたはゴム製の支持体に適用する。吸収剤のより
大きな、例えば、粉末粒子の使用または吸収剤系、例え
ば、マットおよび多孔質層の使用は、表面上での吸収剤
の取り扱い容易性、特に、乱流水面上での取り扱い容易
性を高める。
【0029】本発明に従う吸収剤はさらに、例えば、工
業的プロセスの関係において流通する液体類およびガス
類から汚染物を除去するために使用することができる。
この目的のためには、本発明に従う吸収剤は、例えば、
フィルターユニットに組み込まれ、単一処理工程で、汚
染物、例えば油を不連続的または連続的に確実に除去す
る。平均径0.5〜5mmを有するシクロオレフィンコポ
リマーのより大きな粒子が好ましくは使用される。これ
らは、好ましくは、嵩の低い物質の形態で、例えば、流
入する液体類およびガス類を精製するための、シリンダ
ー状の可能な限り透明な容器中で使用される。
【0030】シクロオレフィンコポリマー類の多孔質層
も同様に、例えば、プロセス関係において流通する液体
類およびガス類より汚染物を除去するために使用するこ
とができる。薄い多孔質層、特に、層厚さ2mm未満を有
するものが、流通する液体類およびガス類を精製するの
に好ましい。これらの系は、吸収剤として、例えば、フ
ィルターユニットに組み込んで、単一処理工程で、汚染
物、例えば油を不連続的または連続的に確実に除去す
る。好ましくは、1つ以上の薄い多孔質層が、例えば、
シリンダー状の可能な限り透明な容器中で使用される。
層は、固定し同時に機械的安定性を高めるために、例え
ば、機械的に固定することができるか、または、例え
ば、金属、ポリマーまたは合成もしくは天然産の繊維製
のキャリヤー、好ましくは、粗いメッシュ系に適用され
る。
【0031】本発明に従う吸収剤に含まれるシクロオレ
フィンコポリマーは、溶剤中にポリマー0.1〜30重
量%を含む溶液を、撹拌しつつ、緩やかに、0.001
〜100リットル/時の速度で沈殿剤に滴下することに
よって、種々の構造および嵩密度で、例えば、フレーク
またはビーズとして製造することができる。溶剤は、例
えば、芳香族類および置換芳香族類、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、脂肪族および環式炭化水素
類、ならびに、それらの置換誘導体、例えば、ヘキサ
ン、シクロヘキサンおよびシクロペンタンであり、ここ
で、置換基は、炭素および水素以外の原子、例えば、主
要族III、IV、V、VIまたはVIIの元素、特
に、窒素、リン、酸素、硫黄、フッ素、塩素または臭素
を含有してもよく、および、これら溶剤の混合物であ
る。好ましくは使用される溶剤は、トルエン、ヘキサ
ン、シクロヘキサンおよびシクロペンタンである。好ま
しい沈殿剤は、極性媒体、例えば、水、アセトン、また
は、低級アルコール類、具体的には、メタノールまたは
エタノール、あるいは、これら沈殿剤の混合物である。
溶液の温度および沈殿剤の温度は、10〜100℃の範
囲であり、溶液の場合、好ましくは10〜30℃であ
る。アセトン、メタノールおよびエタノールならびにこ
れらの混合物は、同様に、好ましくは10〜30℃で沈
殿剤として使用され、特に、溶剤の体積対沈殿剤の体積
比は約1:1〜1:20である。水は、好ましくは85
°〜100℃、特に好ましくは92°〜98℃で、沈殿
剤として使用され、低沸点溶剤、例えば、ヘキサン、シ
クロヘキサンおよびシクロペンタンは直接留去し、高沸
点溶剤、例えば、トルエンは、共沸留去する。ここで、
溶剤の体積対沈殿剤の体積の比は、約1:5〜1:20
である。蒸発された溶剤は、凝縮され、例えば、同様
に、留去され、凝縮された水より水分離器で分離され、
このようにして、回収される。全体のプロセスは、不連
続式でも連続式でも実施することができる。
【0032】フレークまたはビーズの粒子寸法、およ
び、したがって、表面積の調整は、滴下速度および撹拌
速度によって影響を受け、撹拌速度は10〜3000回
転/分である。粉末およびフレーク状のポリマー類もし
くは嵩密度5〜300g/リットルを有する繊維状ポリマ
ー類または平均径0.5〜5mmを有するビーズ状の粒子
は、このようにして、製造された。
【0033】本発明に従う吸収剤に含まれるシクロオレ
フィンコポリマーも同様に、溶剤中に0.1〜30重量
%のポリマーを含む溶液を0.01〜100リットル/
時で沈殿剤中に噴霧することによってワークアップする
ことができる。溶剤は、例えば、芳香族類および置換さ
れた芳香族類、例えば、ベンゼン、トルエンまたはキシ
レン、脂肪族および環式炭化水素、ならびに、それらの
置換誘導体、具体的には、ヘキサン、シクロヘキサンま
たはシクロペンタンであり、ここで、置換基は、炭素お
よび水素以外の原子、例えば、主要族III、IV、
V、VIまたはVIIの元素、特に、窒素、リン、酸
素、硫黄、フッ素、塩素または臭素を含有してもよく、
および、これら溶剤の混合物である。好ましく使用され
る溶剤は、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサンおよび
シクロペンタンである。好ましい沈殿剤は、極性媒体、
例えば、水、アセトン、または、低級アルコール類、具
体的には、メタノールまたはエタノール、あるいは、こ
れら沈殿剤の混合物である。溶液の温度および沈殿剤の
温度は、10〜100℃の範囲であり、溶液の場合、好
ましくは10〜30℃である。アセトン、メタノールお
よびエタノールならびにこれらの混合物は、同様に、好
ましくは10〜30℃で沈殿剤として使用され、特に、
溶剤の体積対沈殿剤の体積比は約1:1〜1:50であ
る。水は、好ましくは85〜100℃、最も好ましくは
92〜98℃で、沈殿剤として使用され、低沸点溶剤、
例えば、ヘキサン、シクロヘキサンおよびシクロペンタ
ンは直接留去し、高沸点溶剤、例えば、トルエンは、共
沸留去する。溶剤の体積対沈殿剤の体積の比は、約1:
1〜1:50である。蒸発された溶剤は、凝縮され、例
えば、同様に、留去され、凝縮された水より水分離器で
分離され、このようにして、回収される。全体のプロセ
スは、不連続式でも連続式でも、実施することができ
る。
【0034】フレークまたはビーズの粒子寸法、およ
び、従って、表面積の調節は、種々の噴霧(spraying-i
n)速度によって影響を受ける。噴霧の間、微細な不活性
ガス、例えば、窒素またはアルゴンに通すことによっ
て、液体を激しく撹拌するか、または、液体を激しい撹
拌下に保つ必要がある。沈殿粒子の凝集は、多少とも、
防止され、物質の粒子寸法は、このようにして影響を受
ける。粉末およびフレーク状のポリマー類、または、嵩
密度5〜300g/リットルを有する繊維状ポリマー
類、あるいは、平均径0.5〜5mmを有するビーズ状粒
子が製造された。本発明に従う吸収剤に含まれるシクロ
オレフィンコポリマーは、同様に、ポリマー0.1〜3
0重量%を溶剤に含む溶液を0.01〜100リットル
/時でガス、好ましくは、不活性ガス、特に、窒素また
はアルゴンを満たした加熱空間に噴霧することによっ
て、種々の構造および嵩密度に製造することができる。
溶剤は、例えば、芳香族類および置換芳香族類、例え
ば、ベンゼン、トルエンおよびキシレン、脂肪族および
環式炭化水素類、ならびに、それらの置換誘導体、具体
的には、ヘキサン、シクロヘキサンまたはシクロペンタ
ンであり、ここで、置換基は、炭素および水素以外の原
子、例えば、主要族III、IV、V、VIまたはVI
Iの元素、特に、窒素、リン、酸素、硫黄、フッ素、塩
素または臭素を含有してもよく、および、これら溶剤の
混合物である。好ましく使用される溶剤は、低沸点液体
類、例えば、ヘキサン、シクロヘキサンまたはシクロペ
ンタンである。溶剤は、ガス空間を一定の温度、40〜
300℃の範囲内、好ましくは40〜150℃の範囲
内、特に好ましくは60〜120℃の範囲内に加熱する
ことによって、短時間内に蒸発させる。ガスの連続流
は、沈殿するポリマーの激しい撹拌を保証し、かくし
て、溶剤の蒸発の間の凝集を防止する。さらに、この手
段によって、溶剤蒸気がガス空間より除かれ、凝縮さ
れ、再使用される。全体のプロセスは、連続式でも不連
続式でも、実施することができる。
【0035】フレークまたはビーズの粒子寸法、およ
び、したがって、表面積の調節は、種々の噴霧(sprayi
ng-in)速度によって影響を受ける。噴霧の間、微細な不
活性ガス、例えば、窒素またはアルゴンに通すことによ
って、沈殿するポリマーを激しい撹拌下に保つ必要があ
る。沈殿粒子の凝集は、多少とも防止され、物質の粒子
寸法は、このようにして、影響を受ける。粉末およびフ
レーク状のポリマー類または繊維状のポリマー類は、嵩
密度5〜300g/リットルで得られ、粒子寸法0.5
〜5mmを有するビーズ状の粒子は、このようにして製造
した。
【0036】吸収剤の凝集に対しては、生成したシクロ
オレフィンコポリマーを、好ましくは、沈殿法、噴霧沈
殿法または噴霧乾燥法によって製造した、固体物質の形
態、特に、低い嵩密度の物質の形態で使用する。これ
は、少量の溶剤、好ましくは、溶剤性の乏しい溶剤によ
って、表面上、溶解または膨潤させることができる。溶
剤は、例えば、芳香族類および置換芳香族類、例えば、
ベンゼン、トルエンおよびキシレン、脂肪族および環式
炭化水素類、ならびに、それらの置換誘導体、具体的に
は、ヘキサン、シクロヘキサンおよびシクロペンタンで
あり、ここで、置換基は、炭素および水素以外の原子、
例えば、主要族III、IV、V、VIまたはVIIの
元素、特に、窒素、リン、酸素、硫黄、フッ素、塩素ま
たは臭素を含有してもよく、および、これら溶剤の混合
物である。低沸点溶剤、好ましくは沸点100℃以下を
有するものが特に適当である。表面上溶解または膨潤さ
れたポリマーを含む吸収剤の凝集は、例えば、浅いシリ
ンダー状の容器中で、例えば、回転によって行われる。
膨潤剤は、緩やかに加熱するか、または減圧によって蒸
発させることができ、凝縮によって回収される。膨潤剤
の蒸発後、安定な多孔質構造を有する吸収剤の粒子は、
このようにして得られる。粒子の平均径0.5〜15mm
が達成され、平均径0.5〜5mmを有する粒子が好まし
い。
【0037】凝集吸収剤系、例えば、マットは、溶解さ
れるかまたは未溶解のシクロオレフィンコポリマーより
出発して製造することができる。多孔質構造ゆえに、広
い表面積が得られるかまたは沈殿ポリマーの広い表面積
が保持される系が好ましい。凝集系の製造のためには、
種々の連続または不連続法を使用することができる。好
ましくは固体物質、特に好ましくは粉末およびフレーク
状のシクロオレフィンコポリマーを含む固体物質は、沈
殿法、噴霧沈殿法または噴霧乾燥法によって得られ、種
々の圧力および温度でプレスすることによって所望の使
用形態とされる。圧力2〜50バールおよび温度20〜
200℃が使用され、5〜30バールと、個々のシクロ
オレフィンコポリマーのガラス転移温度より約20℃低
い温度との条件が好ましい。これら条件に基づき、そし
て、平滑な表面を有しないが、その上に、好ましくは、
1つまたは両平面が不均一な、例えば、粗いかまたはグ
リッド様の材料製であるプレスを使用することによっ
て、吸収剤系、例えば、広い表面積を有するか、または
生成する粉末もしくはフレーク状のシクロオレフィンコ
ポリマーの広い表面積を保持するマットを得ることが可
能である。これら吸収剤系の厚さは、0.1〜15cm、
好ましくは1〜10cmである。機械的な安定性を増大さ
せるために、これらは、例えば、シクロオレフィンコポ
リマーまたはゴム製のキャリヤーに適用することができ
る。
【0038】対応する凝集吸収剤系はまた、固体物質、
好ましくは、沈殿法、噴霧沈殿法または噴霧乾燥法によ
って得ることができる粉末およびフレーク状のシクロオ
レフィンコポリマーを少量の溶剤、好ましくは溶剤性の
乏しい溶剤によって、表面上、溶解させるかまたは膨潤
させる処理法によっても製造することができる。溶剤
は、例えば、芳香族類および置換芳香族類、例えば、ベ
ンゼン、トルエンおよびキシレン、脂肪族および環式炭
化水素類、ならびに、それらの置換誘導体、具体的に
は、ヘキサン、シクロヘキサンおよびシクロペンタンで
あり、ここで、置換基は、炭素および水素以外の原子、
例えば、主要族III、IV、V、VIまたはVIIの
元素、特に、窒素、リン、酸素、硫黄、フッ素、塩素ま
たは臭素を含有してもよく、および、これら溶剤の混合
物である。低沸点溶剤、好ましくは沸点100℃以下を
有するものが特に適当である。表面上膨潤または溶解さ
れた吸収剤は、種々の圧力および温度でプレスすること
によって、連続または不連続法で所望の使用形態とされ
る。圧力2〜50バールと温度20〜200℃とが使用
され、5〜30バールの条件と、温度20〜80℃、特
に好ましくは20〜50℃とが好ましい。これらの条件
に基づき、そして、平滑な表面を有しないが、その上
に、好ましくは、1つまたは両平面が不均一な、例え
ば、粗いかまたはグリッド様の材料製であるプレスを使
用することによって、吸収剤系、例えば、広い表面積を
有するか、または使用する粉末もしくはフレーク状のシ
クロオレフィンコポリマーの広い表面積を保持するマッ
トを得ることが可能である。膨潤剤は、プレス操作の間
またはその後、膨潤剤の沸点より高い温度を用いて蒸発
させ、この蒸発操作は、減圧を適用することによって助
けることができる。均一で、より広い表面積の系は、こ
のようにして得ることができる。これら吸収剤系の厚さ
は、0.1〜15cm、好ましくは1〜10cmである。機
械的な安定性を増大させるために、これらは、例えば、
同様に、シクロオレフィンコポリマーまたはゴム製のキ
ャリヤーに適用することができる。
【0039】本発明に従う吸収剤の薄い層、好ましく
は、特に、例えば、プロセスの関係において流通する液
体類およびガス類より汚染物を除去するために使用する
ことのできる薄い多孔質層、すなわち、層厚さ5mm未満
のもの、特に、層厚さ2mm未満のものは、本発明に従う
吸収剤が連続または不連続法で表面上に含むシクロオレ
フィンコポリマーの溶液の薄い層を適用することによっ
て製造することができる。ここで、溶剤は、高温、減
圧、または、高温と減圧との組み合わせによって蒸発さ
せることができる。連続または不連続法での沈殿剤の表
面へのポリマー溶液の薄い層の適用が好ましい。溶剤
は、例えば、芳香族類および置換芳香族類、例えば、ベ
ンゼン、トルエンおよびキシレン、脂肪族および環式炭
化水素類、ならびに、それらの置換誘導体、具体的に
は、ヘキサン、シクロヘキサンおよびシクロペンタンで
あり、ここで、置換基は、炭素および水素以外の原子、
例えば、主要族III、IV、V、VIまたはVIIの
元素、特に、窒素、リン、酸素、硫黄、フッ素、塩素ま
たは臭素を含有してもよく、および、これら溶剤の混合
物である。好ましい溶剤は、ここで、トルエン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、シクロペンタンおよびテトラヒド
ロフランである。好ましい沈殿剤は、極性化合物、例え
ば、水、アセトン、および、低級アルコール類、具合的
には、メタノールおよびエタノール、または、これら沈
殿剤の混合物である。溶液の温度および沈殿剤の温度
は、10〜100℃の範囲、好ましくは20〜90℃で
ある。溶液の温度および沈殿剤の温度は、ここで、溶剤
および沈殿剤の沸点以下である。
【0040】好ましい薄くて多孔質の層は、自己支持す
る薄い層厚さのフィルターとして使用するか、または、
機械的安定性を増大するために、キャリヤーに適用する
か、あるいは、適当な物質で塗装する。例えば、多数の
多孔質層による大きなフィルターユニットの構築もさら
に可能である。好ましくは、1種以上の薄い多孔質層が
使用され、例えば、シリンダー状の可能な限り透明な容
器において使用される。層は、固定し同時に機械的安定
性を増大するために、例えば、機械的に固定されるか、
金属、ポリマーもしくは合成または天然産の繊維製のキ
ャリヤー、好ましくは粗いメッシュ系に適用される。
【0041】本発明に従う吸収剤は、有利なことに、種
々の汚染物の吸収のための高い能力によって識別され
る。また、ストレス下、例えば、減圧下においても、顕
著な吸収性を示すことが立証されている。もう1つの利
点は、本発明に従う吸収剤の種々の有効性にあり、これ
は、固体または液体表面より汚染物を吸収するばかりで
なく、例えば、プロセス工程の関係における流動液体類
およびガス類より汚染物を除去するのにも適している。
【0042】本発明に従う吸収剤の種々の有効性は、よ
り大きな凝集系および多孔質の物質が粉末の際立った性
質を喪失することなく製造されるという事実より明らか
となる。本発明に従う吸収剤に含まれるシクロオレフィ
ンコポリマーが投棄および燃焼の点で問題がないという
ことは生態学的な利点である。さらに、例えば、汚染物
の単純な抽出、およびその後の乾燥によって、吸収剤の
再使用も可能である。
【0043】
【実施例】以下の実施例は、本発明を例示することを意
図したものである。ここで、略号ABTは、吸収剤を意
味する。全ての実施例において、吸収剤は、エチレン/
ノルボルネンコポリマーを含む。
【0044】実施例 1:トルエン中のシクロオレフィ
ンコポリマーの溶液を沈殿剤アセトンに比約1:10で
室温で注ぎ、混合物を高速で約5分間撹拌する。溶液の
濃度は、8重量%である。沈殿生成物を減圧(200ミ
リバール)で濾過した後、それを80℃で減圧で乾燥さ
せる。緩い詰綿様の(wadding-like)稠度(consistenc
y)を有するシクロオレフィンコポリマーが得られる。
10gの機械油(Esso製のNuto H46R)(Rは登録商標)
を1gの生成シクロオレフィンコポリマーに加え、油の
吸収を測定した。実施例1は、合計4種のシクロオレフ
ィンコポリマーで行った。その結果は、表1に示す。
【0045】表1 実施例 標品 Tg/℃ Tm/℃ VN/mlg-1 嵩密度 吸収 gl-1 油のg/ABTのg 1a COC1 121 265 165 22 >10:1 1b COC2 118 268 161 22 >10:1 1c COC3 127 272 134 - 8:1 1d COC4 127 276 95 30 8:1
【0046】実施例 2:シクロヘキサン中のシクロオ
レフィンコポリマーの溶液を、激しく撹拌しつつ(約8
00回転/分)、沈殿剤水に比1:10、速度約0.1
リットル/時で滴下する。螺旋状の撹拌機(H)とプロ
ペラ撹拌機(P)を使用する。沈殿剤の温度は、約96
℃であり、ポリマー溶液は、室温である。沈殿の間、溶
剤を連続的に留去する。沈殿した生成物を減圧(200
ミリバール)で濾去した後、それは、減圧中70〜80
℃で乾燥する。乾燥後、10gの機械油(Esso製のNuto
H46R)を1gのシクロオレフィンコポリマーに加え、油
の吸収を測定した。実施例2は、合計3種のシクロオレ
フィンコポリマーで行った。その結果は、表2に示す。
【0047】表2 実施例 標品 ポリマー溶液 Tg VN 吸収 ABTの の濃度(重量%) ℃ ml/g 油のg/ABTのg 稠度 2a COC5(H) 8 148 66 10:1 微細なフレーク 一部繊維状 2b COC5(P) 8 148 66 10:1 微細なフレーク 一部繊維状 2c COC6(H) 4 149 126 8:1 微細なフレーク 一部繊維状
【0048】実施例 3:トルエン中のシクロオレフィ
ンコポリマーの溶液を沈殿剤水に比約1:10、速度約
2リットル/時で、微細に分散させて噴霧する。沈殿剤
の温度は約96℃であり、ポリマー溶液は室温である。
非常に綿密な混合は、窒素にブローすることによって達
成される。沈殿した生成物を濾去した後、それは、減圧
中70〜80℃で乾燥する。乾燥後、10gの機械油(E
sso製のNuto H46R)または使用済みの油10gを1gのシ
クロオレフィンコポリマーに加え、油の吸収を測定し
た。実施例3は、合計5種のシクロオレフィンコポリマ
ーで行った。その結果は、表3に示す。
【0049】表3 実施例 標品 ポリマー溶液 Tg VN 吸収 油のg/ABTのg の濃度(重量%) ℃ ml/g 機械油 使用済み油 3a COC5 8 148 66 10:1 10:1 3b COC6 4 149 126 12:1 12:1 3c COC7 8 148 63 10:1 10:1 3d COC8 8 149 85 12:1 12:1 3e COC9 2.5 150 197 12:1 12:1
【0050】実施例 4: 吸収能を測定するための本方法の実施 15gまたは20gの油[油の出発重量(SW)]を1g
のシクロオレフィンコポリマー[COCの出発重量(S
W)]に加え、混合物を5分間撹拌放置する。ついで、
それを約200ミリバールの下で圧力吸引フィルター上
で濾過し、濾液(残留油)および濾過残渣[物質の最終
重量(FW)]を秤量する。合計出発重量と残留油の最
終重量との差および結合油およびCOCの合計は、容器
から圧力吸引フィルターへの移動の間の損失によって説
明される。
【0051】(a)トルエン中のシクロオレフィンコポ
リマーの溶液を、激しく撹拌しつつ(約1,000回転
/分)、沈殿剤水に比約1:10、速度約0.1リット
ル/時で滴下する。螺旋状の撹拌機(H)とプロペラ撹
拌機(P)を使用する。溶液の濃度は、9重量%であ
る。沈殿剤の温度は約96℃であり、ポリマー溶液は室
温である。沈殿の間、溶剤を連続的に留去する。沈殿し
た生成物を減圧(約200ミリバール)で濾去した後、
それは、減圧中70〜80℃で乾燥する。油の吸収を機
械油Esso製のNuto H46Rの助けを借りて試験する。2種
のシクロオレフィンコポリマーで、実施例4(a)を行
った。その結果は、表4に示す。
【0052】表4 COC5(H) COC5(P) SWCOC 0.97 1.06 SW油 14.13 15.69 SWの比 14.6 14.8 残留油 7.14 5.90 FW物質 7.83 9.77 ABT1g当たりの結合油g 7 8.2
【0053】(b)種々のシクロオレフィンコポリマー
類COC5、COC6、COC7およびCOC9を実施
例3に記載したようにワークアップした。機械油Esso製
のNuto H46R、圧媒油ADF 200、使用済み油およびBP製の
EnerparR 1927を使用して、油の吸収を試験した。その
結果は、表5、6、7および8に示す。
【0054】表5 ABT:COC5 圧媒油 機械油 使用済み油 REnerpar 1927 SWCOC 1.02 1.1 1.04 1.04 SW油 20.17 19.11 20.09 21.46 SWの比 19.8 17.4 19.3 20.6 残留油 9.9 7.5 8.5 7.4 FW物質 8.45 9.52 8.85 11.23 ABT1g当たりの結合油g 8 9 9.5 12
【0055】表6 ABT:COC6 圧媒油 機械油 使用済み油 REnerpar 1927 SWCOC 1.06 1.01 0.97 0.98 SW油 20.05 19.44 20.1 20.27 SWの比 18.9 19.24 20.7 19.3 残留油 8.3 8.9 5.0 5.9 FW物質 11.71 10.06 14.0 13.02 ABT1g当たりの結合油g 10 9 14 13.5
【0056】表7 ABT:COC7 圧媒油 機械油 使用済み油 REnerpar 1927 SWCOC 1.03 1.05 1.15 1.07 SW油 20.26 19.57 20.3 20.59 SWの比 19.7 18.6 17.7 19.2 残留油 10.6 9.2 4.3 6.4 FW物質 9.27 9.68 14.03 12.16 ABT1g当たりの結合油g 9 9.2 9.5 11
【0057】表8 ABT:COC9 圧媒油 機械油 使用済み油 REnerpar 1927 SWCOC 1.02 1.18 1.26 1.19 SW油 19.12 19.6 20.04 4.22 19.6 SWの比 18.8 16.6 15.9 16.5 残留油 8.8 6.2 5.4 5.7 FW物質 10.68 13.84 14.0 14.23 ABT1g当たりの結合油g 9.5 10.7 11 11
【0058】実施例 5: a) シクロペンタン中のシクロオレフィンコポリマー
の溶液を、激しく撹拌しつつ(約800回転/分)、沈
殿剤水に比約1:10、速度約0.1リットル/時で滴
下する。プロペラ撹拌機(P)を使用する。沈殿剤の温
度は約96℃であり、ポリマー溶液は室温である。沈殿
の間、溶剤を連続的に留去する。沈殿した生成物を減圧
(約200ミリバール)で濾去した後、それは、減圧中
70〜80℃で乾燥する。乾燥後、12gの機械油(Ess
o製のNuto H46R)を1gのシクロオレフィンコポリマー
に加え、油の吸収を測定した。実施例5は、3種のシク
ロオレフィンコポリマーで行った。その結果は、表9に
示す。
【0059】表9 実施例 標品 ポリマー溶液 Tg VN 吸収 ABTの の濃度(重量%) ℃ ml/g 油のg/ABTのg 稠度 9a COC5 8 148 66 10:1 ふわふわした (微細な) 9b COC6 4 149 126 12:1 ふわふわした 9c COC9 2.5 150 197 12:1 ふわふわした
【0060】実施例 6:試験指示“Olbinderbedarf f
ur Olbinder Typ I、IIおよびIV”(GMBI199
0)[油吸収剤typ I、IIおよびIVに対して油吸収が必
要である。]に従い、200mlのイオン類を含まない水
を500mlの滴下ロートに入れた。5mlの圧媒油ADF
200を加えた。ついで、種々の量のCOC8(Tg=
149℃、VN=85ml/g)を加えた。油層と吸収剤の
みを10分間撹拌した後、水を放出させた。ついで、1
時間後に放出された油の量を測定した。これより、1g
のABTに吸収される油の量を計算する。その結果は、
表10に示す。
【0061】表10 実施例 油の重量 ABTの重量 吸収 備考 g g 油のg/ABTのg 6a 4.6 1.0 5:1 完全に吸収された 6b 4.55 0.74 6:1 完全に吸収された 6c 4.46 0.51 9:1 完全に吸収された 6d 4.61 0.35 13:1 ガラス壁上に油の低残渣 6e 9.08 0.58 15:1 油の残渣約0.5ml

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの環式オレフィンと少な
    くとも1つの非環式オレフィンとから誘導される重合単
    位を含有する少なくとも1つのシクロオレフィンコポリ
    マーを含む吸収剤。
  2. 【請求項2】 環式オレフィンが多環式である、請求項
    1に記載の吸収剤。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの環式オレフィンと少な
    くとも1つの非環式オレフィンとから誘導される重合単
    位を含有するシクロオレフィンコポリマーの吸収剤とし
    ての使用。
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