JPH0991903A - ディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御装置及びそのヘッド位置決め制御方法 - Google Patents

ディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御装置及びそのヘッド位置決め制御方法

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JPH0991903A
JPH0991903A JP24151095A JP24151095A JPH0991903A JP H0991903 A JPH0991903 A JP H0991903A JP 24151095 A JP24151095 A JP 24151095A JP 24151095 A JP24151095 A JP 24151095A JP H0991903 A JPH0991903 A JP H0991903A
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JP
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servo
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servo sector
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JP24151095A
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English (en)
Inventor
Tatsuharu Kusumoto
辰春 楠本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】セクタサーボ方式において、トラック偏心変動
が存在することを想定して、そのトラック偏心変動量を
求めて、位置制御時に算出した位置誤差量を補正できる
ようにして、安定なトラック追従制御を実現することに
ある。 【解決手段】セクタサーボ方式のディスク記録再生装置
において、例えば製造工程時に、各トラックのサーボセ
クタから読出したサーボデータに基づいて位置誤差量の
平均値を算出する。この位置誤差量の平均値をトラック
偏心変動補正量としてサーボセクタ毎に求めて、ディス
ク上のサーボセクタに記録する。マイクロコントローラ
12は、通常のデータ記録再生動作時であって、目標ト
ラックにヘッド3を位置決め制御するときに、目標トラ
ックの各サーボセクタからトラック偏心変動補正量を読
出して、算出した位置誤差量から減算して位置誤差量を
補正する処理を実行する。この補正した位置誤差量に基
づいて、ヘッド3を目標トラックに追従させる追従制御
を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にセクタサーボ
方式のハードディスク装置に適用するディスク記録再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小型のハードディスク装置(HD
D)は、ディスクのデータエリア中にサーボデータを記
録したセクタサーボ方式が採用されている。セクタサー
ボ方式は、ディスク上の各トラックに所定の間隔で配置
されたサーボセクタ(サーボエリア)にサーボデータを
記録し、このサーボデータに基づいてヘッドを目標トラ
ックに位置決め制御する方式である。
【0003】ヘッド位置決め制御動作は、大別して速度
制御(シーク制御)と位置制御(トラック追従制御)か
らなる。速度制御は、サーボデータのアドレスコードを
使用して、ヘッドを目標トラックまたはその近傍まで移
動させるモードである。アドレスコードは、トラック番
号とセクタ番号からなり、ヘッドの現在位置を確認する
ために使用される。
【0004】一方、位置制御は、速度制御により移動さ
れた目標トラックの中心にヘッドを位置決めするための
モードである。位置制御では、サーボデータのバースト
データ(位置情報)が使用される。
【0005】このようなヘッド位置決め制御動作によ
り、ヘッドが位置決めされると、目標トラックに含まれ
るアクセス対象のデータセクタをアクセスし、データの
記録再生動作を実行する。ここで、データセクタは、前
記のサーボセクタの間に1セクタまたは数セクタが配置
されており、サーボデータに対してホストデータ(ユー
ザデータ)の記録エリア単位である。
【0006】ところで、サーボデータは、HDDの製造
工程時に、サーボトラックライタ(STW)と使用する
専用装置を使用して、ディスク上に記録される。このサ
ーボデータの記録工程では、HDDの各構成要素はほぼ
全て組立て完了の状態であり、製品化されるHDDのヘ
ッドを使用して、スピンドルモータにより回転されるデ
ィスク上にサーボデータが記録される。
【0007】このサーボデータの記録時のディスク回転
変動や、記録工程後の組立て誤差によりディスクの回転
中心がずれるように現象が発生する。また、スピンドル
モータの回転に同期した高次の偏心成分までが現れてく
る。このため、想定した同心円状のトラックに対して、
実際に記録されるサーボデータの記録位置はある周波数
で変動していることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
セクタサーボ方式において、サーボデータをディスク上
に記録する工程において、想定した同心円状のトラック
に対して、実際にはサーボデータの記録位置はある周波
数で変動して記録されることになる。即ち、トラック偏
心変動が発生している。
【0009】このため、ヘッド位置決め制御の位置制御
時に、記録されたサーボデータのバーストデータに基づ
いてヘッドの位置誤差量(トラック中心に対する誤差
量)を算出する場合に、位置誤差量を増大させる要因と
なり、目標トラックに対するトラック追従性が劣化す
る。
【0010】本発明の目的は、セクタサーボ方式におい
て、トラック偏心変動が存在することを想定して、その
トラック偏心変動量を求めて、位置制御時に算出した位
置誤差量を補正できるようにして、トラック偏心に影響
されないヘッド位置決め制御系を実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、セクタサーボ
方式のディスク記録再生装置において、例えば製造工程
時に、各トラックのサーボセクタから読出したサーボデ
ータの位置情報(バーストデータ)に基づいて位置誤差
量の平均値を算出する。この位置誤差量の平均値をトラ
ック偏心変動補正量としてサーボセクタ毎に求めて、例
えばディスク上のサーボセクタに記録した装置である。
【0012】装置の製品化後において、通常のデータ記
録再生動作を実行するときに、マイクロコントローラ
は、目標トラックにヘッドを位置決め制御するときに、
目標トラックの各サーボセクタからトラック偏心変動補
正量を読出して、メモリに一時的に記憶する。さらに、
マイクロコントローラは、目標トラックのサーボセクタ
から読出した位置情報に基づいて位置誤差量を算出し、
この位置誤差量からトラック偏心変動補正量を減算して
位置誤差量を補正する処理を実行する。そして、補正し
た位置誤差量に基づいて、ヘッド位置決め制御を実行す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本実施形態に関係するHDD
の構成を示すブロック図である。 (HDDの構成)本実施形態はセクタサーボ方式を採用
したHDDであり、製造工程時にサーボトラックライタ
によりディスク上にサーボデータが記録されているHD
Dを想定している。
【0014】以下図1を参照して、本実施形態のHDD
の構成を説明する。本実施形態のHDDは、図1に示す
ように、記録媒体であるディスク1を回転駆動するため
のスピンドルモータ2と、ヘッド3を保持してディスク
1の半径方向に移動させるためのヘッド駆動機構と、ヘ
ッド3によりデータの記録再生を行なうための各種信号
処理を実行するリード/ライト回路8と、制御装置であ
るマイクロコントローラ12と、記録再生データの制御
を行なうディスクコントローラ(HDC)10とを備え
ている。
【0015】ディスク1は、マイクロコントローラ12
の制御により駆動するスピンドルモータ2により高速回
転しており、本実施形態では便宜的に1枚とする。ヘッ
ド3は、実際上ではスライダに実装された薄膜ヘッドか
らなり、MRヘッドと誘導型薄膜ヘッドとからなる記録
再生分離型ヘッドまたは記録/再生兼用の誘導型薄膜ヘ
ッドのみからなる。
【0016】ヘッド駆動機構は、ヘッド3を支持してい
るヘッドアクチュエータ4と、ヘッドアクチュエータ4
の駆動源であるボイスコイルモータ(VCM)5とを有
する。
【0017】ヘッドアクチュエータ4は、VCM5の駆
動力によりディスク1の半径方向に回転駆動して、ヘッ
ド3をディスク1上に移動させる。VCM5は、マイク
ロコントローラ12の制御により、ダブルドライバであ
るVCM/SPMドライバ6から駆動電流を供給されて
駆動する。VCM/SPMドライバ6は、スピンドルモ
ータ2に対しても駆動電流を供給する。
【0018】リード/ライト回路8は、ヘッド3から読
出されたリード信号を各種信号処理してデータを再生す
る機能と、HDC10から転送されたライトデータに応
じたライト電流をヘッド3に供給するデータ記録機能と
を有する。リード信号とライト電流はヘッドアンプ7に
より増幅される。
【0019】リード/ライト回路8は、ホストデータ
(通常のユーザデータ)を再生すると共に、サーボデー
タを再生するサーボ処理回路9を有する。リード/ライ
ト回路8は再生したホストデータをHDC11に出力す
る。サーボ処理回路9は、再生したサーボデータをマイ
クロコントローラ12に出力する。サーボデータは、後
述するように、アドレスコードCDとバーストデータB
Sからなる。
【0020】マイクロコントローラ12は、主構成要素
であるマイクロプロセッサ(CPU)12aと、メモリ
12bと、A/Dコンバータ12cと、D/Aコンバー
タ12dとを有する。
【0021】CPU12aは、本実施形態に関係するヘ
ッド位置決め制御処理とトラック偏心変動量の測定処理
を実行する。A/Dコンバータ10bは、リード/ライ
ト回路9のサーボ処理回路から出力されたサーボデータ
の中で、アナログ信号のバーストデータ(位置情報)B
Sをディジタルデータに変換してCPU12aに出力す
る。バーストデータは、サンプルホールド回路(S/
H)11によりピーク値がホールドされて、このピーク
値(DCレベル)をディジタルデータに変換される。
【0022】D/Aコンバータ12dは、CPU12a
がサーボデータに基づいて算出した制御量をアナログ信
号に変換して、VCM/SPMドライバ6に出力する。 (トラック偏心補正量の測定処理)本実施形態は、HD
Dの製造工程において、サーボトラックライタによりデ
ィスク1上にサーボデータが記録された後に、サーボコ
ントローラ12のCPU12aによりサーボセクタ毎の
トラック偏心変動量を測定する。
【0023】CPU12aは、ディスク1上の各トラッ
クに対して、同一サーボセクタの位置誤差量を任意の回
数測定し、その平均値を算出する。位置誤差量Eとは、
サーボデータのバーストデータにおいて、位置情報A,
Bのピーク値A,BをS/H11によりホールドし、そ
のディジタルデータを使用して、演算式「E=(A−
B)/(A+B)」から算出する。
【0024】ここで、サーボセクタは、図2に示すよう
に、アドレスコードCDとバーストデータA〜Dが記録
されており、本実施形態では後述するトラック変動補正
量データ(以下単にトラック補正量と称する)TCを記
録するためのエリアを有する。
【0025】バーストデータA〜Dは2相のデータであ
り、データA,Bがトラック中心に対して1/2反対方
向にずれた位置に記録されている。したがって、ヘッド
がトラック中心に位置している場合には、位置誤差量E
は「0」となる。
【0026】トラック偏心変動量は、図4に示すよう
に、サーボセクタ番号n毎に測定される。CPU12a
は、測定したトラック偏心変動量をトラック補正量TC
として、該当するサーボセクタに記録する。
【0027】ここで、トラック補正量TCは、ディスク
1上に記録した場合について説明したが、図3に示すよ
うに、テーブルとしてメモリ12bに記憶してもよい。
但し、メモリ12bは不揮発性メモリである。テーブル
は、図3に示すように、トラック毎に用意されて、同一
トラック内で各サーボセクタ番号に対応するトラック補
正量を格納している。 (本実施形態の位置制御系の原理)まず、図5を参照し
て本実施形態の位置制御系の原理を説明する。
【0028】目標トラックの位置をRとし、安定化補償
器の定数をCとし、制御対象(ヘッド3)の位置をPと
し、トラック補正量をQとし、出力をY(P)とする。
目標トラックRが与えられると、現在時点の制御対象の
位置Pである出力Yとの位置誤差量がEaとなる。ここ
で、出力Yには、外乱(例えばディスクの回転変動等)
Zが加えられる。
【0029】さらに、前述したように、目標トラックに
はトラック偏心変動があるため、そのトラック補正量Q
が制御対象であるヘッド3が位置するトラック番号とサ
ーボセクタ番号により求められる(図2と図3を参
照)。
【0030】目標トラックRと外乱Zを含む出力Yとの
差が、位置誤差量Eaとなる。これを伝達関数として表
現すると、下記の式(1)となる。 Ea=(R/(1+CP))−(Z/(1+CP))+(CPQ/(1+CP) )…(1) さらに、位置誤差量Eaからトラック補正量Rを減算し
て、補正した後の位置誤差量Ebは、下記の式(2)と
なる。 Eb=(R/(1+CP))−(Z/(1+CP))−(Q/(1+CP))… (2) 前記式(1),(2)から、目標トラックRとトラック
補正量Qとが等しい場合には、位置誤差量Eaは目標ト
ラックRの変動がそのまま現れてくる。一方、トラック
補正量Rにより補正された位置誤差量Ebは、外乱Zの
影響しか現れない。即ち、制御対象であるヘッド3は、
目標トラックRの変動の影響を無視して、位置決めされ
ることになる。
【0031】このような位置誤差量Ea,Ebと目標ト
ラックの変動との関係を、図4(B),(C)に示す。
ここで、位置誤差の要因としては、トラック変動、位置
信号(バーストデータ)のS/N比の悪化、スピンドル
モータ2のボールベアリングの回転に起因するディスク
変動などがある。
【0032】目標トラック(図5の伝達関数Rを意味す
る)は、図4(B)に示すように、各サーボセクタ毎に
白丸のように変動する。さらに、外乱Zによる位置誤差
量はトラック変動による位置誤差量に加算されるため、
図4(B)の黒丸のように変動する。ここで、実際上の
ヘッド3の位置誤差量は、その黒丸の変動量により決定
される。
【0033】本実施形態は、算出したトラック補正量Q
により位置誤差量Eaを補正した位置誤差量Ebを算出
する。即ち、位置誤差量Eaからトラック補正量Qの分
だけ減算して補正すると、図4(C)に示すように、ト
ラック変動分の位置誤差量が無くなることになる(白丸
の状態)。そして、それ以外の要因である外乱Zによる
位置誤差量のみが残る(黒丸の状態)。 (本実施形態のHDDの動作)次に、製品化された後の
HDDの位置決め制御について、図6のフローチャート
を参照して説明する。
【0034】CPU12aは、アクセス対象のデータセ
クタが設定されると、そのデータセクタを含む目標トラ
ック(トラック番号)を決定し、ヘッド3をその目標ト
ラックまで移動させるシーク制御を開始する(ステップ
S1,S2)。
【0035】シーク制御では、前述したように、各トラ
ックのサーボセクタに記録されているアドレスコード
(トラック番号)を使用してヘッド3の位置を検出し、
その位置と目標トラックまでの距離に応じた速度制御が
実行される。
【0036】ヘッド3が目標トラックまで到達すると、
CPU12aは本実施形態に関係する位置制御に移行す
る。位置制御では、サーボセクタからバーストデータを
読出して、ヘッド3の位置誤差量を算出して、その位置
誤差量を0にするようなVCM5の駆動制御が実行され
る。
【0037】ここで、本実施形態では、目標トラックの
各サーボセクタに記録されているトラック補正量TCを
読出して、CPU12aは内部レジスタ等に格納する。
また、メモリ12bにテーブルとして用意している場合
には、目標トラックに該当するテーブルからサーボセク
タ毎のトラック補正量TCをアクセスして、内部レジス
タ等に格納する。
【0038】CPU12aは、読出したバーストデータ
の各ピーク値A,Bから位置誤差量Eaを算出するため
の演算「Ea=(A−B)/(A+B)」を実行する
(ステップS4,5)。この位置誤差量Eaは、前述し
たように、目標トラックの変動分が含まれた誤差量であ
る(図4(B)を参照)。
【0039】さらに、CPU12aは、内部レジスタに
格納したトラック補正量TCを読出し、サーボセクタ毎
の位置誤差量Eaから該当するトラック補正量TCを減
算する補正処理を実行する(ステップS6)。即ち、前
述したように、位置誤差量Eaから目標トラックの変動
分に相当するトラック補正量TCを差し引いた位置誤差
量Ebを補正位置誤差量として算出する。
【0040】CPU12aは、その補正後の位置誤差量
Ebに基づいて、VCM5を駆動制御するための制御量
を算出してヘッド3の位置決めを実行する(ステップS
7)。この位置制御が終了すると、ヘッド3により目標
トラックの指定されたデータセクタに対するデータの記
録再生処理が実行される(ステップS8)。
【0041】以上のように本実施形態によれば、HDD
の製造工程時に、サーボデータを記録する工程におい
て、トラックの偏心変動が発生し、ディスク1上に構成
される各トラックにはサーボセクタ毎に偏心変動分が含
まれている。
【0042】そこで、製造工程にトラック偏心変動を測
定する工程により、各トラックにおいて、サーボセクタ
毎のトラック偏心変動を測定し、その変動量をトラック
補正量TCとしてディスク1のサーボセクタまたはテー
ブルとしてメモリに記憶する。
【0043】一方、製品後のHDDのヘッド位置決め制
御時に、ヘッド3を目標トラックに位置決めする位置制
御を実行するときに、予め記憶したサーボセクタ毎のト
ラック補正量を読出して、ヘッドの3の位置誤差量から
トラック補正量を減算して補正する。即ち、通常の位置
誤差量の演算処理に、トラック変動分を除去する補正処
理を実行して、トラック偏心変動分のない位置誤差量を
算出する。
【0044】したがって、本実施形態の方式であれば、
算出したヘッド3の位置誤差量からトラック偏心変動分
を除くため、結果的に外乱等の位置誤差量のみが含まれ
た位置誤差量Ebを求めることができる。この補正後の
位置誤差量Ebに基づいて、目標トラックに対するヘッ
ド3の追従制御を実行することになるため、追従制御の
安定化を図ることが可能となる。
【0045】なお、本実施形態では、トラック補正量の
算出処理をHDDの製造工程時に実行する場合について
説明したが、これに限ることはない。例えば、HDDの
製品出荷後においても、前述のトラック偏心変動の測定
処理を実行して、その測定結果に伴うトラック補正量を
ディスク1やメモリ12bに記憶するようにしてもよ
い。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、セ
クタサーボ方式のディスク記録再生装置において、ディ
スクの回転変動等の要因によりディスク上に構成された
トラックにトラック偏心変動が存在する場合に、そのト
ラック偏心変動量を含む位置誤差量を補正する。これに
より、補正した位置誤差量に基づいて目標トラックに対
するヘッドの位置制御を実行するときに、トラック偏心
に影響されないヘッド位置決め制御を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において本実施形態に関係するHDDの
構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態に関係するサーボセクタのフォーマ
ットを示す概念図。
【図3】本実施形態に関係するトラック偏心補正量のテ
ーブルを示す概念図。
【図4】本実施形態に関係するトラック偏心変動量と位
置誤差量の関係を説明するための概念図。
【図5】本実施形態に関係する位置制御系の原理を示す
ブロック図。
【図6】本実施形態の動作を説明するためのフローチャ
ート。
【符号の説明】
1…ディスク 2…スピンドルモータ 3…ヘッド(スライダ) 4…ヘッドアクチュエータ 5…VCM(ボイスコイルモータ) 6…VCM/SPMドライバ 7…ヘッドアンプ 8…リード/ライト回路 9…サーボ処理回路 10…ディスクコントローラ(HDC) 11…サンプルホールド回路(S/H) 12…マイクロコントローラ 12a…CPU 12b…メモリ 12c…A/Dコンバータ 12d…D/Aコンバータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各トラックに複数のサーボセクタが配置
    されたディスクを使用し、前記各サーボセクタに記録さ
    れたサーボデータに基づいてヘッドを目標トラックの中
    心に位置決め制御するディスク記録再生装置のヘッド位
    置決め制御装置であって、 各トラック毎に、前記サーボセクタから前記ヘッドによ
    り読出したサーボデータの位置情報に基づいて位置誤差
    量を算出し、前記位置誤差量に基づいてサーボセクタ毎
    のトラック偏心変動補正量を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出されたトラック偏心変動補正量
    を、各トラックの各サーボセクタ毎にアクセスできるよ
    うに記憶する記憶手段と、 前記目標トラックに前記ヘッドを位置決め制御するとき
    に、前記記憶手段から前記目標トラックのサーボセクタ
    毎の前記トラック偏心変動補正量をアクセスして、前記
    サーボデータの位置情報に基づいて算出した位置誤差量
    から前記トラック偏心変動補正量を減算して位置誤差量
    を補正する制御手段とを具備したことを特徴とするヘッ
    ド位置決め制御装置。
  2. 【請求項2】 各トラックに複数のサーボセクタが配置
    されたディスクを使用し、前記各サーボセクタに記録さ
    れたサーボデータに基づいてヘッドを目標トラックの中
    心に位置決め制御するディスク記録再生装置のヘッド位
    置決め制御装置であって、 各トラック毎に、前記サーボセクタから前記ヘッドによ
    り読出したサーボデータの位置情報に基づいて位置誤差
    量の平均値を算出し、前記位置誤差量の平均値をトラッ
    ク偏心変動補正量としてサーボセクタ毎に算出する算出
    手段と、 前記算出手段により算出されたトラック偏心変動補正量
    を、該当するトラックのサーボセクタに記録する記録手
    段と、 前記目標トラックに前記ヘッドを位置決め制御するとき
    に、前記目標トラックの各サーボセクタから前記トラッ
    ク偏心変動補正量を読出して一時的に記憶する記憶手段
    と、 前記目標トラックの各サーボセクタから読出した前記サ
    ーボデータの位置情報に基づいて位置誤差量を算出し、
    該当するサーボセクタに対応する前記トラック偏心変動
    補正量を前記記憶手段から読出し、前記位置誤差量から
    前記トラック偏心変動補正量を減算して位置誤差量を補
    正する制御手段とを具備したことを特徴とするヘッド位
    置決め制御装置。
  3. 【請求項3】 各トラックに複数のサーボセクタが配置
    されたディスクを使用し、前記各サーボセクタに記録さ
    れたサーボデータに基づいてヘッドを目標トラックの中
    心に位置決め制御するディスク記録再生装置のヘッド位
    置決め制御装置であって、 各トラック毎に、前記サーボセクタから前記ヘッドによ
    り読出したサーボデータの位置情報に基づいて位置誤差
    量の平均値を算出し、前記位置誤差量の平均値をトラッ
    ク偏心変動補正量としてサーボセクタ毎に算出する算出
    手段と、 前記算出手段により算出されたトラック偏心変動補正量
    を、各トラックの各サーボセクタ毎のテーブルとして記
    憶するメモリ手段と、 前記目標トラックの各サーボセクタから読出した前記サ
    ーボデータの位置情報に基づいて位置誤差量を算出し、
    該当するサーボセクタに対応する前記トラック偏心変動
    補正量を前記メモリ手段から読出して、前記位置誤差量
    から前記トラック偏心変動補正量を減算して位置誤差量
    を補正する制御手段とを具備したことを特徴とするヘッ
    ド位置決め制御装置。
  4. 【請求項4】 前記算出手段は、前記ディスク記録再生
    装置の製造時に、前記サーボセクタ毎の前記トラック偏
    心変動補正量を算出することを特徴とする請求項1、請
    求項2、請求項3のいずれか記載のヘッド位置決め制御
    装置。
  5. 【請求項5】 前記算出手段は、前記ディスク記録再生
    装置の駆動時に外部からの指示に応じて、通常のデータ
    記録再生動作を一時的に停止して前記サーボセクタ毎の
    前記トラック偏心変動補正量を算出することを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3のいずれか記載のヘッ
    ド位置決め制御装置。
  6. 【請求項6】 各トラックに複数のサーボセクタが配置
    されたディスクを使用し、前記各サーボセクタに記録さ
    れたサーボデータに基づいてヘッドを目標トラックの中
    心に位置決め制御し、各トラック毎に、前記サーボセク
    タから前記ヘッドにより読出したサーボデータの位置情
    報に基づいて位置誤差量の平均値を算出し、前記位置誤
    差量の平均値をトラック偏心変動補正量としてサーボセ
    クタ毎に記憶したディスク記録再生装置において、 前記ヘッドを前記目標トラックまでシークするステップ
    と、 前記目標トラックに前記ヘッドを位置決め制御するとき
    に、前記目標トラックの各サーボセクタから前記トラッ
    ク偏心変動補正量を一時的に記憶するステップと、 前記目標トラックの各サーボセクタから読出した前記サ
    ーボデータの位置情報に基づいて位置誤差量を算出する
    ステップと、 該当するサーボセクタに対応する前記トラック偏心変動
    補正量を決定し、前記位置誤差量から前記トラック偏心
    変動補正量を減算して位置誤差量を補正するステップ
    と、 前記補正した位置誤差量に基づいて前記ヘッドを前記目
    標トラックの中心に位置決めするステップとからなるこ
    とを特徴とするヘッド位置決め制御方法。
JP24151095A 1995-09-20 1995-09-20 ディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御装置及びそのヘッド位置決め制御方法 Pending JPH0991903A (ja)

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