JPH0991803A - 磁気ヘッド調整装置および自動改札機 - Google Patents

磁気ヘッド調整装置および自動改札機

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JPH0991803A
JPH0991803A JP7277047A JP27704795A JPH0991803A JP H0991803 A JPH0991803 A JP H0991803A JP 7277047 A JP7277047 A JP 7277047A JP 27704795 A JP27704795 A JP 27704795A JP H0991803 A JPH0991803 A JP H0991803A
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JP
Japan
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magnetic head
pad roller
contact
gap
magnetic
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JP7277047A
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English (en)
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Hitoshi Takenouchi
均 竹之内
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パッドローラを導電性部材で構成し、電位の印
加により磁気ヘッドとパッドローラとの間に電流が流れ
ることで両者の接触を検知すべく構成して、機構的に何
等新たな装置を別設することなく、安価かつ簡単な構成
でありながら両者の接触を確実に検知することができる
磁気ヘッド調整装置の提供を目的とする。 【解決手段】磁気ヘッド6に対向するパッドローラ9を
導電性部材10で構成した磁気ヘッド調整装置であっ
て、上記磁気ヘッド6と上記パッドローラ9とに異なる
電位を印加する電位印加手段と、上記磁気ヘッド6と上
記パッドローラ9とに電流が流れることによりパッドロ
ーラ9と磁気ヘッド6とが接触したことを検知する検知
手段34とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば磁気ヘッ
ドと、この磁気ヘッドに対向するパッドローラとの間の
隙間(対向隙間)を検出および調整するような磁気ヘッ
ド調整装置および自動改札機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の磁気ヘッド調整装置とし
ては例えば特開平7−65096号公報に記載の装置が
あった。すなわち、磁気媒体の磁気情報を読取る磁気ヘ
ッドと、この磁気ヘッドに磁気媒体を付勢するパッドロ
ーラなどの対向部材と、上述の磁気ヘッドと対向部材と
の相対位置を調整する位置調整手段と、上述の磁気ヘッ
ドで読取った磁気読取り波形からその波形の特徴を量と
して取出す特徴量取出し手段と、この特徴量取出し手段
で取出した特徴量でファジィ推論して最も妥当な調整量
を推論し、上述の位置調整手段の駆動をファジィ推論制
御するファジィ推論制御手段とを備えた磁気ヘッド調整
装置である。
【0003】ここで、上述の磁気読取り波形は磁気ヘッ
ドとパッドローラとの間の対向隙間が狭小である程、良
好な波形が得られるが、この対向隙間が僅少な場合と、
隙間が零で、磁気ヘッドとパッドローラとが接触してい
る場合とでは、その磁気読取り波形の形状の差が極めて
少ないので、上述の従来装置においては磁気ヘッドとパ
ッドローラとが接触しているか或は両者間に僅少な対向
隙間があるかの区別を実行することは精度上困難であっ
た。
【0004】上述の磁気ヘッドがパッドローラに接触す
ると、磁気ヘッドの汚れが顕著となり、また磁気ヘッド
が摩耗しやすくなる問題点があり、加えて使用条件下に
おける周囲温度などの温度変化により上述のパッドロー
ラが膨張、収縮する場合もあるので、これら両者の接
触、非接触を確実に検出することが望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、パッドローラを導電性部材で構成し、電位
の印加により磁気ヘッドとパッドローラとの間に電流が
流れることで両者の接触を検知すべく構成して、機構的
に何等新たな装置を別設することなく、安価かつ簡単な
構成でありながら両者の接触を確実に検知することがで
きる磁気ヘッド調整装置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上記両者の接触検知
時に、磁気ヘッドとパッドローラとの間の隙間を離すこ
とで、磁気ヘッドの汚れや摩耗を解消して、磁気記録情
報の読取り書込み性能の向上と磁気ヘッド耐久性の向上
との両立を図ることができる磁気ヘッド調整装置の提供
を目的とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1もしくは2記載の発明の目的を達成し得る自動改
札機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、磁気ヘッドに対向するパッドローラを導電性
部材で構成した磁気ヘッド調整装置であって、上記磁気
ヘッドと上記パッドローラとに異なる電位を印加する電
位印加手段と、上記磁気ヘッドと上記パッドローラとに
電流が流れることによりパッドローラと磁気ヘッドとが
接触したことを検知する検知手段とを備えた磁気ヘッド
調整装置であることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記検知手段により
パッドローラと磁気ヘッドとの接触が検知された時、磁
気ヘッドとパッドローラとの間の隙間を離す離間手段を
備えた磁気ヘッド調整装置であることを特徴とする。
【0010】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1もしくは2記載の磁気ヘッド調整装置を備えた自
動改札機であることを特徴とする。
【0011】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の電位印加手段は磁気ヘッドと、この磁
気ヘッドに対向する導電性部材製のパッドローラとに異
なる電位を印加し、上述の検知手段は磁気ヘッドとパッ
ドローラとに電流が流れることによりパッドローラと磁
気ヘッドとが接触したことを検知する。このように上述
の両者間に電流が流れることで上記両者の接触を検知す
るので、機構的に何等新たな別装置を特別に設けること
なく、安価かつ簡単な構成でありながら磁気ヘッドとパ
ッドローラとの接触を確実に検知することができる効果
がある。
【0012】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述の離間手
段は検知手段によりパッドローラと磁気ヘッドとの接触
が検知された時、磁気ヘッドとパッドローラとの間の隙
間を離す。この結果、上記両者の接触に起因する磁気ヘ
ッドの汚れや同磁気ヘッドの摩耗を解消することができ
て、磁気記録情報の読取り書込み性能の向上と、磁気ヘ
ッド耐久性の向上との両立を図ることができる効果があ
る。
【0013】この発明の請求項3記載の発明によれば、
自動改札機は上記請求項1もしくは2記載の発明の磁気
ヘッド調整装置を備えているので、同項記載の効果を有
する自動改札機を提供することができる。
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は本発明の磁気ヘッド調整装置を備えた自
動改札機を示し、図1において、この自動改札機1は券
投入口2から投入された定期券(大型券)もしくは切符
(小型券)を幅寄せローラ3を有する券整列部4でフレ
ーム側に片寄せし、次段の磁気処理部5に配設された磁
気ヘッド6にて磁気記録情報の読取りまたは書込み或は
双方の磁気処理が実行された後に、必要に応じて上述の
定期券もしくは切符を搬送ライン7により搬出方向へ搬
送して、券放出口8から放出すべく構成している。
【0015】上述の磁気ヘッド6には図3にも示すよう
に対向部材としてのパッドローラ9が対向配置され、こ
のパッドローラ9の外周面に配設されたゴム部材はカー
ボン等を含有する導電性ゴムなどの導電性部材10で構
成されている。上述の磁気ヘッド6はコア11およびコ
イル12を有する一方、この磁気ヘッド6と上述のパッ
ドローラ9との間のヘッド隙間G(図3参照)を調整す
るヘッド隙間調整機構13は図2、図3に示す如く構成
している。
【0016】すなわち、上述の定期券や切符などの磁気
記録媒体の搬送方向(図3の矢印a方向)と直交する磁
気ヘッド6の所定面6aに、上部舌片14および下部舌
片15を備えた取付けブラケット16を固定する一方、
フレーム側には上片17および下片18が一体的に形成
されたベース部材19を取付けている。
【0017】また、上述のベース部材19の上片17に
形成したネジ孔20に移動手段としてのスクリュ21を
螺合し、このスクリュ21と一体の突軸22を上記上部
舌片14に形成された凹部23に当接する一方、上述の
スクリュ21と一体の軸体24を各要素15,18を貫
通して下片18の下方へ延設して、この延設端部にドリ
ブンギヤ25を嵌合している。
【0018】さらに上述のベース部材19における下片
18の上面に取付けたパルスモータ26の回転軸27を
該下片18の下方へ延設して、この延設端部にドライブ
ギヤ28を嵌合すると共に、このドライブギヤ28と上
述のドリブンギヤ25とを常時噛合させて、パルスモー
タ26に対するパルス信号印加時に各要素27,28,
25,24を介してスクリュ21を回転させて、軸体2
4を微小上下動すべく構成している。
【0019】加えて、上述のベース部材19における上
片17の下面と、上述の取付けブラケット16における
下部舌片15の上面との間にはコイルスプリング29を
張架して、軸体24の上下動に対して取付けブラケット
16が確実に追従するように構成する一方、取付けブラ
ケット16とベース部材19側の上片17のトップデッ
キとの間には止めブロック30…を用いて板バネ部材3
1を張架している。この板バネ部材31は平面コ字状
で、かつ側面視逆L字状の形状を有し、磁気ヘッド6お
よび取付けブラケット16の上下動を許容すると共に、
スクリュ21の回転時におけるこれら両者6,16の共
廻りを防止するためのものである。
【0020】ところで、図3に示す如く上述のパッドロ
ーラ9と磁気ヘッド6のコア11にはライン32,33
を介してそれぞれ異なる電位を印加すべく構成すると共
に、上述の磁気ヘッド6とパッドローラ9との間に電流
が流れることによりパッドローラ9と磁気ヘッド6とが
接触したことを検知する接触検知器34を設けている。
この実施例では上述の接触検知器34で低抗値の変化を
検出すべく構成すると共に、この接触検知器34に電位
印加手段を内蔵しているが、この電位印加手段は接触検
知器34と分離形成してもよい。
【0021】図4は磁気ヘッド調整装置の制御回路を示
し、CPU40は磁気ヘッド6からの読取り中または書
込み中の信号、接触検知器34からの電気低抗値信号、
媒体処理枚数を計数するカウンタ41からの処理枚数信
号、経過時間を計時するタイマ42からの計時信号、自
動改札機1の電源スイッチ43からのON・OFF信
号、ファジィコントローラ44からの隙間補正量信号な
どの必要な各種信号入力に基づいて、ROM45に格納
されたプログラムに従って、パルスモータ26を駆動制
御し、またRAM46は隙間補正処理の可否を判定する
ために媒体処理枚数の所定値(例えば80万枚に相当す
る値)、経過時間の所定値(例えば1ヶ月に相当する
値)、電源ON・OFFの所定回数値(電源のON、O
FFは日数に対応して実行されるので所定日数に相当す
る値)などの必要なデータやマップを記憶する。
【0022】ここで、上述のファジィコントローラ44
は上述の磁気ヘッド6で読取った磁気読取り波形からそ
の波形の特徴を量として取出す特徴量取出し手段と、こ
の特徴量取出し手段で取出した特徴量でファジィ推論し
て最も妥当な調整量を推論し、上述のヘッド隙間調整機
構13の駆動をファジィ推論制御するファジィ推論制御
手段とを備えている。
【0023】しかも、上述のCPU40は接触検知器3
4によりパッドローラ9と磁気ヘッド6との接触が検知
された時、磁気ヘッド6とパッドローラ9との間の隙間
を離す離間手段(図5に示すフローチャートの第4ステ
ップS4参照)を兼ねる。このように構成した自動改札
機の作用を以下に説明する。
【0024】自動改札機1の券投入口2に定期券もしく
は切符などの媒体(磁気記録媒体)が投入されると、こ
の媒体は幅寄せローラ3を有する券整列部4でフレーム
側に片寄せされた後に、次段の磁気処理部5に配設され
た磁気ヘッド6とパッドローラ9との間に搬送されて、
磁気ヘッド6により磁気記録情報の読取りまたは書込み
或は双方の磁気処理が実行され、その後、搬送ライン7
の駆動により搬出方向へ搬送されて、券放出口8から放
出処理される。
【0025】次に図5に示すフローチャートを参照して
ヘッド隙間Gを離す処理および調整する処理について説
明する。第1ステップS1で、CPU40は磁気ヘッド
6からの信号に基づいて磁気記録情報の読取り中または
書込み中の判定を実行し、上記ヘッド隙間Gの離反処
理、調整処理は非リード・ライト時に実行するのでNO
判定時にのみ次の第2ステップS2に移行する。
【0026】この第2ステップS2で、CPU40は前
述の接触検知器34による接触検知の判定を実行し、次
の第3ステップS3で、CPU40は接触検知器34か
らの出力に基づいてパッドローラ9と磁気ヘッド6とが
接触しているか否かを判定する。
【0027】つまり上記両者6,9の接触時には、これ
ら両者6,9間に電流が流れ、非接触時には両者6,9
間に電流が流れないので、上述の接触検知器34で検知
される電気抵抗の変化により、接触か非接触かを判別す
ることができる。そして、YES判定時(両者6,9の
接触時)には次の第4ステップS4に移行する一方、N
O判定時(両者6,9の非接触時)には別の第5ステッ
プS5に移行する。
【0028】上述の第4ステップS4で、CPU40は
磁気ヘッド6とパッドローラ9との接触に対応して、パ
ルス26を1パルス印加して、その回転軸27を逆転す
る。このパルスモータ26は逆転時に上述のヘッド隙間
Gを大とする方向へ回転し、正転時にヘッド隙間Gを小
とする方向へ回転するように予めスクリュ21との相関
関係が設定されているので、上述の回転軸27の1パル
ス分に逆転によりヘッド隙間調整機構13を介して両者
6,9の間隔を広げる。つまり図3にあっては磁気ヘッ
ド6を下動させる。
【0029】この第4ステップS4での処理の後に第2
および第3ステップS2,S3での処理を繰返し、磁気
ヘッド6とパッドローラ9とが確実に非接触となると第
3ステップS3でNO判定されて前述の第5ステップS
5に移行する。この第5ステップS5では後述する図
6、図7、図8、図9に示す何れか一つのサブルーチン
に基づいてヘッド隙間Gの補正処理が実行される。つま
り、この第5ステップS5以降の処理においては磁気ヘ
ッド6の摩耗によってヘッド隙間Gが大となることに対
応し、主としてこのヘッド隙間Gを小とする処理が実行
される。
【0030】次に第6ステップS6で、CPU40はパ
ルスモータ26により磁気ヘッド6を接触方向にスライ
ドさせたか否かを判定し、ヘッド隙間Gを広げる方向に
スライドさせた時には一連の処理を終了する一方、ヘッ
ド隙間Gを狭める方向にスライドさせた時には次の第7
ステップS7に移行する。
【0031】この第7ステップS7で、CPU40は接
触検知器34による前記両者6,9の接触検知の判定を
実行し、次の第8ステップS8で、CPU40は接触検
知器34からの出力に基づいて磁気ヘッド6とパッドロ
ーラ9とが接触しているか否かを判定する。そして両者
6,9が非接触のNO判定時には一連の処理を終了する
一方、隙間補正により両者6,9が接触したYES判定
時には次の第9ステップS9に移行する。
【0032】この第9ステップS9で、CPU40は磁
気ヘッド6とパッドローラ9との接触に対応して、パル
スモータ26へ1パルス印加して、その回転軸27を逆
転させ、両者6,9間の間隔を広げる方向へ磁気ヘッド
6を操作する。しかる後、第7ステップS7へリターン
し、両者6,9が確実に非接触となった際に一連の処理
を終了する。このような図5に示すフローチャートの処
理によりヘッド隙間Gが自動調整されるので熟練者によ
る複雑な調整作業や定期的なメンテナンスを省略するこ
とができる効果がある。
【0033】図6、図7、図8、図9に示すサブルーチ
ンは図5の第5ステップS5の処理に相当するそれぞれ
の実施例である。まず図6に示すサブルーチンについて
説明すると、第1ステップS11で、CPU40はファ
ジィコントローラ44(図4参照)を駆動して、このフ
ァジィコントローラ44が磁気ヘッド6の読取波形の特
徴量でファジィ推論し、次の第2ステップS12でファ
ジィコントローラ44はヘッド隙間Gの最も妥当な補正
量を推論する。
【0034】次に第3ステップS13で、CPU40は
ファジィコントローラ44で推論された補正量に基づい
て隙間補正が必要か否かを判定し、隙間補正の必要時に
のみ次の第4ステップS14に移行する。この第4ステ
ップS14で、CPU40は上記補正量に対応してパル
ス数および回転方向にて前述のパルスモータ26を回転
して、サブルーチン処理を終了する。
【0035】図7に示すサブルーチンについて説明する
と、第1ステップS21で、CPUC40はカウンタ4
1からの媒体処理枚数と予めRAM46に記憶させた所
定値(例えば80万枚に相当する値)とを比較して、処
理した媒体の枚数が所定枚数に達したか否かを判定し、
YES判定時にのみ次の第2ステップS22に移行す
る。この第2ステップS22で、CPU40はパルスモ
ータ26に所定パルスを印加して、その回転軸27を正
転させ、ヘッド隙間Gを小とする方向へ磁気ヘッド6を
操作して、サブルーチン処理を終了する。
【0036】図8に示すサブルーチンについて説明する
と、第1ステップS31で、CPU40はタイマ42か
らの計時時間と予めRAM46に記憶させた所定値(例
えば1ヶ月に相当する値)とを比較して、計時時間が所
定値に達したか否かを判定し、YES判定時にのみ次の
第2ステップS32に移行する。この第2ステップS3
2で、CPU40はパルスモータ26に所定パルスを印
加して、その回転軸27を正転させ、ヘッド隙間Gを小
とする方向へ磁気ヘッド6を操作して、サブルーチン処
理を終了する。
【0037】図9に示すサブルーチンについて説明する
と、第1ステップS41で、CPU40は電源スイッチ
43のON・OFFに基づいて、このON・OFF回数
が予めRAM46に記憶させたON・OFF所定回数に
相当する値に達したか否かを判定し、YES判定時にの
み次の第2ステップS42に移行する。
【0038】この第2ステップS42で、CPU40は
パルスモータ26に所定パルスを印加して、その回転軸
27を正転させ、ヘッド隙間Gを小とする方向へ磁気ヘ
ッド6を操作して、サブルーチン処理を終了する。特
に、図5に示すメインルーチンと、図6に示すサブルー
チンとを組合わせると、高精度のヘッド隙間Gに設定調
整することができる。
【0039】以上要するに、上述の電位印加手段(接触
検知器34参照)は磁気ヘッド6と、この磁気ヘッド6
に対向する導電性部材10製のパッドローラ9とに異な
る電位を印加し、上述の検知手段(電位印加手段を内蔵
した接触検知器34参照)は磁気ヘッド6とパッドロー
ラ9とに電流が流れることによりパッドローラ9と磁気
ヘッド6とが接触したことを検知する。このように上述
の両者6,9間に電流が流れることで上記両者6,9の
接触を検知するので、機構的に何等新たな別装置を特別
に設けることなく、安価かつ簡単な構成でありながら磁
気ヘッド6とパッドローラ9との接触を確実に検知する
ことができる効果がある。
【0040】また、上述の離間手段(図5に示すフロー
チャートの第4ステップS4参照)は検知手段(接触検
知器34参照)によりパッドローラ9と磁気ヘッド6と
の接触が検知された時、磁気ヘッド6とパッドローラ9
との間の隙間(ヘッド隙間G参照)を離す。この結果、
上記両者6,9の接触に起因する磁気ヘッド6の汚れや
同磁気ヘッド6の摩耗を解消することができて、磁気記
録情報の読取り書込み性能の向上と、磁気ヘッド耐久性
の向上との両立を図ることができる効果がある。
【0041】この発明の構成と、上述の実施例の対応に
おいて、この発明の電位印加手段は、実施例の同手段を
内蔵させた接触検知器34に対応し、以下同様に、検知
手段は、接触検知器34に対応し、離間手段は、CPU
40制御による第4ステップS4(図5参照)に対応す
るも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定され
るものではない。
【0042】例えば、上述のパルスモータ26に代えて
エンコーダ(encoder )付きのDCモータを用いること
も可能であり、また本発明の磁気ヘッド調整装置は実施
例で示した自動改札機の他に券売機や磁気カード処理装
置に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気ヘッド調整装置を備えた自動改札
機の内部側面図。
【図2】ヘッド隙間調整機構を示す斜視図。
【図3】ヘッド隙間調整機構、パッドローラおよび接触
検知器を示す系統図。
【図4】本発明の磁気ヘッド調整装置の制御回路ブロッ
ク図。
【図5】ヘッド隙間離反処理および隙間補正処理を示す
フローチャート。
【図6】隙間補正処理の実施例を示すフローチャート。
【図7】隙間補正処理の他の実施例を示すフローチャー
ト。
【図8】隙間補正処理のさらに他の実施例を示すフロー
チャート。
【図9】隙間補正処理のさらに他の実施例を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
6…磁気ヘッド 9…パッドローラ 10…導電性部材 34…接触検知器 G…ヘッド隙間 S4…離間手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドに対向するパッドローラを導電
    性部材で構成した磁気ヘッド調整装置であって、上記磁
    気ヘッドと上記パッドローラとに異なる電位を印加する
    電位印加手段と、上記磁気ヘッドと上記パッドローラと
    に電流が流れることによりパッドローラと磁気ヘッドと
    が接触したことを検知する検知手段とを備えた磁気ヘッ
    ド調整装置。
  2. 【請求項2】上記検知手段によりパッドローラと磁気ヘ
    ッドとの接触が検知された時、磁気ヘッドとパッドロー
    ラとの間の隙間を離す離間手段を備えた請求項1記載の
    磁気ヘッド調整装置。
  3. 【請求項3】上記請求項1もしくは2記載の磁気ヘッド
    調整装置を備えた自動改札機。
JP7277047A 1995-09-28 1995-09-28 磁気ヘッド調整装置および自動改札機 Pending JPH0991803A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016389A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Oki Electric Ind Co Ltd 磁気処理装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003016389A (ja) * 2001-07-03 2003-01-17 Oki Electric Ind Co Ltd 磁気処理装置

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