JPH09917A - 人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法 - Google Patents

人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法

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JPH09917A
JPH09917A JP7172850A JP17285095A JPH09917A JP H09917 A JPH09917 A JP H09917A JP 7172850 A JP7172850 A JP 7172850A JP 17285095 A JP17285095 A JP 17285095A JP H09917 A JPH09917 A JP H09917A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、灰塵の無害化が可能であり環境浄化
機能をも備えた人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着
酸化触媒材及びその製造方法を提供する。 【構成】本発明は、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰
塵と、ベントナイト、ゼオライト、ガラスカレット及び
屎尿汚泥等の汚泥焼却灰からなる原料とを、混練・造粒
処理、焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理
して塊状に形成した人工骨材・軽量骨材等として用いる
吸着酸化触媒材1であるとともに、前記各処理工程から
なる人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材
1の製造方法である。このような構成、処理により、重
金属類の溶出が無くなり無害化が図れ、遠赤外線作用、
殺菌、脱臭、除菌の各作用、重金属、悪臭分子成分の吸
着分解作用をも発揮させることができる人工骨材・軽量
骨材等として用いる吸着酸化触媒材を実現できるととも
にその製造方法を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、人工骨材・軽量骨材等
として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法に関する
ものであり、詳しくは、特に灰塵(一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰)の低コスト処理が可能であるとともに灰塵の
無害化が可能であり環境浄化機能をも備えた人工骨材・
軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方
法に関する。
【従来の技術】従来、焼却灰、飛灰等の灰塵の処理方法
として、最終処分場において地中に埋め立てたり、コン
クリートに混ぜて固化したり、更には樹脂を用いて硬化
させたり、高温の炉中で溶かす溶融炉法等が実施され又
は検討されているのが実情である。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、灰塵を
最終処分場において地中に埋め立ることは、過去に行っ
てきた同様な埋め立て処理による地下水の汚染や環境汚
染が顕在しつつあることに鑑み、近々、法規制により不
可能になるという状況にある。また、灰塵をコンクリー
トに混ぜて固化することは、酸性雨や酸度の高い水など
でコンクリートが溶解することから灰塵に含まれる重金
属の溶出が懸念される。更に、灰塵を樹脂を用いて硬化
させることは、樹脂層の亀裂、劣化、崩壊等によりコン
クリート固化の場合と同様に溶出汚染が懸念される。ま
た、灰塵を高温の炉中で溶かす溶融炉法の場合には、頑
丈で高価な溶融炉を建造し、且つ、焼却灰、飛灰の溶解
に摂氏1400度以上の高温で、しかも、多大な熱エネ
ルギーを必要とすることから、その処理コストの高騰を
招くとともに建設費、運転維持管理費が莫大になってし
まうという問題がある。そこで、本発明は、このような
従来の実情に鑑み開発されたものであり、その目的とす
るところは、灰塵の低コスト処理が可能であるとともに
灰塵の無害化が可能であり環境浄化機能をも備えた新規
な人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材及
びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の人工骨材
・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一般ゴミ
の焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、ベントナイト、ゼオラ
イト、ガラスカレット及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰から
なる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波
の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものであ
る。請求項2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる
吸着酸化触媒材は、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰
塵と、ベントナイト、ゼオライト、ガラスカレット及び
屎尿汚泥等の汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混練・造
粒処理、焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処
理して塊状に形成したものである。請求項3記載の人工
骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材は、一般
ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼
却灰や焼却飛灰等に混在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛
灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰の灰塵
と、ベントナイト、ゼオライト及びガラスカレットから
なる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波
の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したものであ
る。請求項4記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる
吸着酸化触媒材は、前記請求項1乃至3のいずれか1項
に記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触
媒材を、直径5乃至15mm程度の球状に形成したもの
である。請求項5記載の人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材の製造方法は、一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰等の灰塵を篩にかけて夾雑物を除去した後、加
熱乾燥し、磁力選別手段により鉄等の金属類を除去した
前記灰塵と、原料としてのベントナイト、ゼオライト、
ガラスカレット及び屎尿汚泥等の汚泥焼却灰とを混合し
て粉砕し、加湿しながらこれらを混練して造粒し素材と
する工程と,前記造粒した素材に対し、摂氏250度乃
至500℃前後の温度で予備乾燥を行った後、摂氏60
0乃至950度の温度範囲内で素材の焼結焼成を行う工
程と,前記焼結焼成処理した素材を摂氏200度前後ま
で冷却した後、この素材に対する電磁波の照射処理又は
オゾン雰囲気を通過させるオゾン処理工程とからなるも
のである。請求項6記載の人工骨材・軽量骨材等として
用いる吸着酸化触媒材の製造方法は、一般ゴミの焼却灰
や焼却飛灰等の灰塵を篩にかけて夾雑物を除去した後、
加熱乾燥し、磁力選別手段により鉄等の金属類を除去し
た前記灰塵と、原料としてのベントナイト、ゼオライ
ト、ガラスカレット及び屎尿汚泥等の汚泥焼却飛灰とを
混合して粉砕し、加湿しながらこれらを混練して造粒し
素材とする工程と,前記造粒した素材に対し、摂氏25
0度乃至500℃前後の温度で予備乾燥を行った後、摂
氏600乃至950度の温度範囲内で素材の焼結焼成を
行う工程と,前記焼結焼成処理した素材を摂氏200度
前後まで冷却した後、この素材に対する電磁波の照射処
理又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理工程とから
なるものである。請求項7記載の人工骨材・軽量骨材等
として用いる吸着酸化触媒材の製造方法は、一般ゴミの
焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や
焼却飛灰等に混在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例
えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰の灰塵を篩に
かけて夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、磁力選別手段
により鉄等の金属類を除去した前記灰塵と、原料として
のベントナイト、ゼオライト及びガラスカレットとを混
合して粉砕し、加湿しながらこれらを混練して造粒し素
材とする工程と,前記造粒した素材に対し、摂氏250
度乃至500℃前後の温度で予備乾燥を行った後、摂氏
600乃至950度の温度範囲内で素材の焼結焼成を行
う工程と,前記焼結焼成処理した素材を摂氏200度前
後まで冷却した後、この素材に対する電磁波の照射処理
又はオゾン雰囲気を通過させるオゾン処理工程とからな
るものである。
【作用】請求項1、2記載の人工骨材・軽量骨材等とし
て用いる吸着酸化触媒材によれば、灰塵と、ベントナイ
ト、ゼオライト、ガラスカレット、汚泥焼却灰又は汚泥
焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰
からなる原料とを、混練・造粒処理、焼結焼成処理、電
磁波の照射処理又はオゾン処理して塊状に形成したもの
であるから、焼結焼成処理により、原料としてのベント
ナイト、ゼオライトの組成に物理的、化学的変化を生
じ、結晶水を除いた後の空洞に細孔を通じて灰塵が含有
している重金属類を吸着し担持する作用を著しく強化さ
れ、これにより、重金属類の溶出が無くなって無害化を
図れる。また、このような焼結焼成処理により、原料と
してのベントナイト、ゼオライトの組成に含まれている
アルミナ(AlO)の分子が変化し、これにより、人工
骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材によって
遠赤外線作用を発揮させることができる。更に電磁波の
照射を行うことで、又は、オゾン雰囲気を通過させるオ
ゾン処理によって、オゾンを前記ベントナイト、ゼオラ
イトの細孔に最大限包含でき、オゾンによる殺菌、脱
臭、除菌の各作用を発揮させることができ、且つ、製品
そのものの他、当該製品の周囲の重金属、悪臭分子成分
の吸着分解をも可能とする特性を持たせることもでき
る。請求項3記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材によれば、一般ゴミの焼却灰や焼却
飛灰等に代替して又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に
混在した汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥
焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰の灰塵と、ベントナイト、
ゼオライト及びガラスカレットからなる原料とを、混練
・造粒処理、焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾ
ン処理して塊状に形成したものであることにより、前記
請求項1、2記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる
吸着酸化触媒材と同様の作用を発揮できる。請求項4記
載に係る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触
媒材によれば、前記請求項1乃至3のいずれか1項に記
載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材
を、直径5乃至15mm程度の球状に形成したので、製
品として扱い易い形状となり、取扱いが容易となる。請
求項5、6、7記載に係る人工骨材・軽量骨材等として
用いる吸着酸化触媒材の製造方法によれば、前記従来の
ような溶融炉法の如く高温処理と比較し、省エネルギー
化、設備コストの低廉化を図れるとともに、低コストで
前記請求項1乃至4記載の人工骨材・軽量骨材等として
用いる吸着酸化触媒材を製造することができる。
【実施例】以下、本発明に係る人工骨材・軽量骨材等と
して用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法の実施例を
詳細に説明する。図1に示す人工骨材・軽量骨材等とし
て用いる吸着酸化触媒材1は、塊状、例えば直径5乃至
15mm程度の球状に形成されている。この人工骨材・
軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1は、一般ゴミ
の焼却灰や焼却飛灰等の灰塵2(図1において●状で示
す)と、原料としてのベントナイト3(図1において○
で示す)、ゼオライト4(図1において△で示す)、ガ
ラスカレット5(図1において□で示す)、汚泥焼却灰
又は汚泥焼却飛灰(図示せず)、例えば、屎尿汚泥焼却
灰又は屎尿汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混合・微粉
砕・混練・造粒し、更に、焼結焼成処理及び電磁波の照
射又はオゾン処理を行って直径5乃至15mm程度の球
状に形成したものである。次に、上述した人工骨材・軽
量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1の製造方法に係
る製造工程を図2を参照して詳細に説明する。図2に示
すように、先ず、一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵
2を篩にかけて夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、更
に、磁気作用を利用した磁力選別手段により鉄をはじめ
とする磁力に吸引される金属類を除去した灰塵2と、原
料としてのベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレ
ット5、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、屎尿汚
泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰とを混合して微粉砕し、
更に、加湿しながらこれらを混練し、所望の大きさ、例
えば直径5乃至15mm程度の球状に造粒し素材とす
る。上記混合、微粉砕工程や混練工程における加湿は、
必ずしもこれを必須のものとするものではない。この場
合、ベントナイト3とゼオライト4とは、灰塵2に対し
て、5乃至10重量%程度用いる場合、10乃至15重
量%程度用いる場合、15乃至20重量%程度用いる場
合を挙げることができる。上述のようにして造粒した素
材に対し、摂氏250乃至500度前後の温度で予備乾
燥を行った後、更に、摂氏600乃至950度の温度範
囲内で素材の焼結焼成を行う。この後、焼結焼成処理し
た素材を摂氏200度前後まで冷却した後、この素材に
対する電磁波の照射又はオゾン雰囲気を通過させるオゾ
ン処理を行い製品としての人工骨材・軽量骨材等として
用いる吸着酸化触媒材1を得る。原料としてのベントナ
イト3は、別名モンモリロライトと称され、食品添加物
として認められ、また、古くから医薬品原料としても用
いられている。このベントナイト2は含水アルミニウム
ケイ酸塩(粘土鉱物)の一種で理論組成はAlO・4S
iO・nHOで示され、塩基置換量が極めて大きく吸着
性に優れている。このベントナイト3は、粉砕されて用
いられる。原料としてのゼオライト4は、結晶性アルミ
ノケイ酸塩の一種で、理論組成の代表例はNaAlSi
O・27HOで示され、均一細孔径をもち、細孔を通じ
ての吸着作用に優れている。このゼオライト4も粉砕さ
れて用いられる。本実施例で用いる原料としてのガラス
カレット5は、別名ガラス粉と称され粉状である。原料
としての汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰は、各種の汚泥を
焼却した灰や飛灰を用いることができるが、屎尿汚泥焼
却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を用いることが好ましい。上
述した製造工程において、灰塵2と前記各原料とを混練
し5乃至15mm程度の球状に造粒するのは、その後の
焼結焼成処理における均一化を図ること、製品として扱
い易い形状にすること等の理由による。また、焼結焼成
処理を行うのは、原料としてのベントナイト3、ゼオラ
イト4を加熱してこれらが具備している組成に物理的、
化学的変化を与え、結晶水を除いた後の空洞に細孔を通
じて灰塵2が含有している重金属類を吸着し担持する作
用を著しく強化するためである。この結果、この人工骨
材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を大量に
埋め立てても灰塵2が含有している重金属類の溶出がな
く、この人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触
媒材1を埋め立て材、軽量コンクリート材、グランド整
備材等々として積極的に使用する事が可能となる。ま
た、このような焼結焼成処理により、原料としてのベン
トナイト3、ゼオライト4の組成に含まれているアルミ
ナ(AlO)の分子が変化し、遠赤外線作用を発揮す
る。更に、摂氏600乃至950度の温度範囲内で素材
の焼結焼成を行うので、従来例に比べ、省エネルギー
化、設備コストの低廉化をも図れる。前記本実施例にお
いて、原料として汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例え
ば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を用いる理由
は、造粒形成が一層円滑になることによる。更にまた、
焼結焼成処理した素材を摂氏200度前後まで冷却した
後、この素材に対する電磁波の照射を行うことで、又は
オゾン雰囲気を通過させるオゾン処理によって、オゾン
を前記ベントナイト3、ゼオライト4の細孔に最大限包
含でき、オゾンによる殺菌、脱臭、除菌の各作用を発揮
させることができ、且つ、製品そのものの他、当該製品
の周囲の重金属、悪臭分子成分の吸着分解をも可能とす
る特性を持たせることができる。また、この人工骨材・
軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1を悪環境に用
いることで、環境改善の作用効果をも奏する。以上詳述
したように、本発明に係る人工骨材・軽量骨材等として
用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法によれば、重金
属類の溶出が無くなって無害化を図ることができ、遠赤
外線作用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、重金属、悪臭分
子成分の吸着分解作用をも発揮させることが可能になる
吸着酸化触媒材を実現できるとともに、摂氏600乃至
950度の温度範囲内で素材の焼結焼成を行うことがで
きるので、この種の従来の処理手段に比べ、低コスト処
理、省エネルギー化、設備コストの低廉化をも図ること
ができる。本発明に係る人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材及びその製造方法においては、前記
一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又は一般ゴミ
の焼却灰や焼却飛灰等と混在して、前記原料の一つとし
てベントナイト3、ゼオライト4、ガラスカレット5と
混合して用いる汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例えば、
屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰を灰塵2として使
用し実施しても良い。灰塵2として汚泥焼却灰又は汚泥
焼却飛灰、例えば、屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛
灰を、前記一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して又
は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等と同時に使用した場
合、原料としてはベントナイト3、ゼオライト4、ガラ
スカレット5で足り、汚泥焼却灰又は汚泥焼却飛灰、例
えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚泥焼却飛灰は原料中から
除かれる。この場合においても前述したと同様の作用、
効果を発揮できることは勿論である。本発明は、上述し
た実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内
で種々の変形が可能である。例えば、前記人工骨材・軽
量骨材等として用いる吸着酸化触媒材1は、球状とする
他、楕円球状、立方体状、直方体状等をはじめとした任
意形状の塊として実施可能である。
【発明の効果】以上詳述した本発明の人工骨材・軽量骨
材等として用いる吸着酸化触媒材及びその製造方法によ
れば、以下の効果を奏する。請求項1、2、3記載に係
る人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材に
よれば、重金属類の溶出が無くなって無害化を図ること
ができ、遠赤外線作用、殺菌、脱臭、除菌の各作用、悪
臭分子成分の吸着分解作用をも発揮させることができ
る。請求項4記載に係る人工骨材・軽量骨材等として用
いる吸着酸化触媒材によれば、直径5乃至15mm程度
の球状に形成したので、製品として扱い易い形状とな
り、取扱いが容易となる。請求項5、6、7記載に係る
人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材の製
造方法によれば、摂氏600乃至950度の温度範囲内
で素材の焼結焼成を行うことができるので、この種の従
来の処理手段に比べ、省エネルギー化、設備コストの低
廉化を図れるとともに、低コストで前記請求項1乃至4
記載の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒
材を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の実施例を示す概略断面図
【図2】本発明の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
着酸化触媒材の製造工程を示す工程図
【符号の説明】
1 人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材 2 灰塵 3 ベントナイト 4 ゼオライト 5 ガラスカレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 3/00 ZAB B09B 3/00 301M 303L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、
    ベントナイト、ゼオライト、ガラスカレット及び屎尿汚
    泥等の汚泥焼却灰からなる原料とを、混練・造粒処理、
    焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊
    状に形成したことを特徴とする人工骨材・軽量骨材等と
    して用いる吸着酸化触媒材。
  2. 【請求項2】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵と、
    ベントナイト、ゼオライト、ガラスカレット及び屎尿汚
    泥等の汚泥焼却飛灰からなる原料とを、混練・造粒処
    理、焼結焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理し
    て塊状に形成したことを特徴とする人工骨材・軽量骨材
    等として用いる吸着酸化触媒材。
  3. 【請求項3】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して
    又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に混在した汚泥焼却
    灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚
    泥焼却飛灰の灰塵と、ベントナイト、ゼオライト及びガ
    ラスカレットからなる原料とを、混練・造粒処理、焼結
    焼成処理、電磁波の照射処理又はオゾン処理して塊状に
    形成したことを特徴とする人工骨材・軽量骨材等として
    用いる吸着酸化触媒材。
  4. 【請求項4】前記人工骨材・軽量骨材等として用いる吸
    着酸化触媒材は、直径5乃至15mm程度の球状に形成
    されたものである請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の人工骨材・軽量骨材等として用いる吸着酸化触媒材。
  5. 【請求項5】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵を篩
    にかけて夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、磁力選別手
    段により鉄等の金属類を除去した前記灰塵と、原料とし
    てのベントナイト、ゼオライト、ガラスカレット及び屎
    尿汚泥等の汚泥焼却灰とを混合して粉砕し、加湿しなが
    らこれらを混練して造粒し素材とする工程と,前記造粒
    した素材に対し、摂氏250度乃至500℃前後の温度
    で予備乾燥を行った後、摂氏600乃至950度の温度
    範囲内で素材の焼結焼成を行う工程と,前記焼結焼成処
    理した素材を摂氏200度前後まで冷却した後、この素
    材に対する電磁波の照射処理又はオゾン雰囲気を通過さ
    せるオゾン処理工程とからなる人工骨材・軽量骨材等と
    して用いる吸着酸化触媒材の製造方法。
  6. 【請求項6】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等の灰塵を篩
    にかけて夾雑物を除去した後、加熱乾燥し、磁力選別手
    段により鉄等の金属類を除去した前記灰塵と、原料とし
    てのベントナイト、ゼオライト、ガラスカレット及び屎
    尿汚泥等の汚泥焼却飛灰とを混合して粉砕し、加湿しな
    がらこれらを混練して造粒し素材とする工程と,前記造
    粒した素材に対し、摂氏250度乃至500℃前後の温
    度で予備乾燥を行った後、摂氏600乃至950度の温
    度範囲内で素材の焼結焼成を行う工程と,前記焼結焼成
    処理した素材を摂氏200度前後まで冷却した後、この
    素材に対する電磁波の照射処理又はオゾン雰囲気を通過
    させるオゾン処理工程とからなる人工骨材・軽量骨材等
    として用いる吸着酸化触媒材の製造方法。
  7. 【請求項7】一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に代替して
    又は一般ゴミの焼却灰や焼却飛灰等に混在した汚泥焼却
    灰又は汚泥焼却飛灰、例えば屎尿汚泥焼却灰又は屎尿汚
    泥焼却飛灰の灰塵を篩にかけて夾雑物を除去した後、加
    熱乾燥し、磁力選別手段により鉄等の金属類を除去した
    前記灰塵と、原料としてのベントナイト、ゼオライト及
    びガラスカレットとを混合して粉砕し、加湿しながらこ
    れらを混練して造粒し素材とする工程と,前記造粒した
    素材に対し、摂氏250度乃至500℃前後の温度で予
    備乾燥を行った後、摂氏600乃至950度の温度範囲
    内で素材の焼結焼成を行う工程と,前記焼結焼成処理し
    た素材を摂氏200度前後まで冷却した後、この素材に
    対する電磁波の照射処理又はオゾン雰囲気を通過させる
    オゾン処理工程とからなる人工骨材・軽量骨材等として
    用いる吸着酸化触媒材の製造方法。
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