JPH099142A - フイルム画像処理方法 - Google Patents

フイルム画像処理方法

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JPH099142A
JPH099142A JP7158007A JP15800795A JPH099142A JP H099142 A JPH099142 A JP H099142A JP 7158007 A JP7158007 A JP 7158007A JP 15800795 A JP15800795 A JP 15800795A JP H099142 A JPH099142 A JP H099142A
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film image
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
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  • Picture Signal Circuits (AREA)
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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】フイルム画像の露光状態がアンダー露光の場合
には、通常の画像処理時よりも明るめに再現し、良好な
調子再現を可能にする。 【構成】フイルム画像を撮像して得た画像信号から基準
最大値及び基準最小値を求め、該基準最大値及び基準最
小値がそれぞれ所定の階調となるようにオフセット及び
ホワイトバランスゲインを決定し、この決定したオフセ
ット及びホワイトバランスゲインに基づいて画像信号を
処理する。この画像処理に際し、フイルム画像の露光状
態を判定し、アンダー露光と判定すると、前記フイルム
画像の画像信号の階調範囲が、通常の階調範囲よりも狭
く且つ明るい方に偏倚するようにオフセット及びホワイ
トバランスゲインを決定し、その決定したオフセット及
びホワイトバランスゲインによって画像信号の処理を行
う。これにより、暗い部分が明るめに再現される。ま
た、前記オフセットによる補正は行わずに(即ち、オフ
セットをゼロにして)、撮像時の露出を制御し、これに
よりフイルム画像を明るく再現するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフイルム画像処理方法に
係り、特にフイルム画像の露光状態に対応して画像処理
するフイルム画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フイルム画像を撮像して得たの画
像信号のホワイトバランス、ブラックバランスを調整す
るフイルム画像処理方法として、画像信号から基準最大
値及び基準最小値を求め、これらの基準最大値及び基準
最小値がそれぞれ所定の階調となるようにオフセット及
びホワイトバランスゲインを求め、これらのオフセット
及びホワイトバランスゲインによって画像信号のオフセ
ット及びゲイン制御を行う方法がある。
【0003】尚、上記基準最大値及び基準最小値は、画
像信号の各階調に対するヒストグラムを求め、そのヒス
トグラムから基準最大値及び基準最小値を決定するよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フイル
ム画像処理方法によると、極端なアンダー露光のフイル
ム画像においては、調子再現が劣り画質として全体的に
暗くなるという問題がある。即ち、極端なアンダー露光
のフイルム画像(ネガ画像)は、ネガの特性上ダイナミ
ックレンジが狭く、ガンマも小さい。このようなネガ画
像をネガポジ変換すると、画像信号としては非常に低い
レベルとなり、ネガのガンマ特性からも暗い仕上がりに
なる。低いレベルの画像信号は、ホワイトバランスゲイ
ンで良好な値にまで補正してもネガの持つガンマ特性に
より、仕上がりは暗く、調子再現が劣る。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、フイルム画像の露光状態がアンダー露光の場合
には、通常の画像処理時よりも明るめに再現し、良好な
調子再現ができるフイルム画像処理方法を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、フイルム画像を撮像して得た画像信号から
基準最大値及び基準最小値を求め、該基準最大値及び基
準最小値がそれぞれ所定の階調となるようにオフセット
及びホワイトバランスゲインを決定し、この決定したオ
フセット及びホワイトバランスゲインに基づいて前記画
像信号を処理するフイルム画像処理方法において、前記
フイルム画像の露光状態を判定し、前記露光状態の判定
結果に基づいてアンダー露光と判定すると、前記フイル
ム画像の画像信号の階調範囲が、通常の階調範囲よりも
狭く且つ明るい方に偏倚するように前記オフセット及び
ホワイトバランスゲインを決定するようにしたことを特
徴としている。
【0007】また、本発明は、フイルム画像を撮像して
得た画像信号から基準最大値及び基準最小値を求め、該
基準最大値及び基準最小値がそれぞれ所定の階調となる
ようにオフセット及びホワイトバランスゲインを決定
し、この決定したオフセット及びホワイトバランスゲイ
ンに基づいて前記画像信号を処理するフイルム画像処理
方法において、前記フイルム画像の露光状態を判定し、
前記露光状態の判定結果に基づいてアンダー露光と判定
すると、前記フイルム画像の画像信号の階調範囲が、通
常の階調範囲よりも狭く且つ明るい方に偏倚するように
前記オフセットをゼロにして前記フイルム画像の撮像時
の露出を制御するとともにホワイトバランスゲインを決
定するようにしたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、フイルム画像の露光状態を判
定し、アンダー露光と判定すると、前記フイルム画像の
画像信号の階調範囲が、通常の階調範囲よりも狭く且つ
明るい方に偏倚するようにオフセット及びホワイトバラ
ンスゲインを決定し、その決定したオフセット及びホワ
イトバランスゲインによって画像信号の処理を行う。こ
れにより、暗い部分が明るめに再現され、良好な調子再
現が実現できる。
【0009】また、本発明の他の態様によれば、前記オ
フセットによる補正は行わずに(即ち、オフセットをゼ
ロにして)、撮像時の露出を制御し、これによりフイル
ム画像を明るく再現するようにしている。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るフイルム
画像処理方法の好ましい実施例を詳説する。図1は本発
明が適用されるフイルムスキャナの一実施例を示す要部
ブロック図である。このフイルムスキャナは、主として
照明用の光源10、撮影レンズ12、CCDラインセン
サ14、アナログアンプ16、A/Dコンバータ18、
デジタル信号処理回路20、モータ31、キャプスタン
32及びピンチローラ33を含むフイルム駆動装置、中
央処理装置(CPU)40、積算ブロック41等を備え
ている。
【0011】光源10は、フイルムカートリッジ50内
から引き出される現像済みのネガフイルム52を図示し
ない赤外カットフィルタを介して照明し、フイルム52
を透過した透過光は、撮影レンズ12を介してCCDラ
インセンサ14の受光面に結像される。CCDラインセ
ンサ14は、フイルム搬送方向と直交する方向に102
4画素分の受光部が配設されており、CCDラインセン
サ14の受光面に結像された画像光は、R,G,Bフィ
ルタが設けられた各受光部で電荷蓄積され、光の強さに
応じた量のR,G,Bの信号電荷に変換される。このよ
うにして蓄積されたR,G,Bの電荷は、CCD駆動回
路15から加えられる1ライン周期のリードゲートパル
スが加えられると、シフトレジスタに転送されたのちレ
ジスタ転送パルスによって順次電圧信号として出力され
る。また、このCCDラインセンサ14は、各受光部に
隣接してシャッターゲート及びシャッタードレインが設
けられており、このシャッターゲートをシャッターゲー
トパルスによって駆動することにより、受光部に蓄積さ
れた電荷をシャッタードレインに掃き出すことができ
る。即ち、このCCDラインセンサ14は、CCD駆動
回路15から加えれるシャッターゲートパルスに応じて
受光部に蓄積する電荷を制御することができる、いわゆ
る電子シャッター機能を有している。
【0012】上記CCDラインセンサ14から読み出さ
れたR,G,B電圧信号は、図示しないCDSクランプ
によってクランプされてアナログアンプ16に加えら
れ、ここで後述するようにゲインが制御される。アナロ
グアンプ16から出力される1コマ分のR,G,B電圧
信号は、A/Dコンバータ18によって点順次のR,
G,Bデジタル画像信号に変換されたのち、デジタル信
号処理回路20によって後述する白バランス、黒バラン
ス、ネガポジ反転、ガンマ補正等が行われたのち、図示
しない画像メモリに記憶される。
【0013】尚、画像メモリに記憶された1コマ分の画
像信号は、繰り返し読み出され、D/Aコンバータによ
ってアナログ信号に変換されたのち、エンコーダでNT
SC方式の複合映像信号に変換されてモニタTVに出力
される。これにより、モニタTVよってフイルム画像を
見ることができるようになる。フイルム駆動装置は、フ
イルムカートリッジ50のスプール50Aと係合し、そ
のスプール50Aを正転/逆転駆動するフイルム供給部
と、このフイルム供給部から送出されるフイルム52を
巻き取るフイルム巻取部と、フイルム搬送路に配設さ
れ、フイルム52をモータ31によって駆動されるキャ
プスタン32とピンチローラ33とで挟持してフイルム
52を所望の速度で搬送する手段とから構成されてい
る。尚、上記フイルム供給部は、フイルムカートリッジ
50のスプール50Aを図1上で時計回り方向に駆動
し、フイルム先端がフイルム巻取部によって巻き取られ
るまでフイルムカートリッジ50からフイルム52を送
り出すようにしている。また、CPU40は、モータ回
転数/方向制御回路34を通じてモータ31の正転/逆
転、起動/停止、パルス幅変調によるフイルム搬送速度
の制御を行うことができる。
【0014】次に、図2に示すフローチャートを参照し
ながら画像処理の手順を説明する。まず、フイルムカー
トリッジ50がカートリッジ収納部(図示せず)にセッ
トされ、フイルムカートリッジ50からフイルム52が
送り出されてフイルム先端がフイルム巻取部の巻取軸に
巻き付けられると(フイルムローディングが完了する
と)、以下に示すキャリブレーションを実行する(ステ
ップS10)。
【0015】即ち、CCDラインセンサ14の電子シャ
ッタ値T1 を規定値(例えば40%)に設定し、フイル
ム52の未露光部分(例えば、フイルム先端のネガベー
ス)を撮像する。そして、R,G,Bの各信号がそれぞ
れ所定の最大値(即ち、A/Dコンバータ18の入力レ
ンジが最大)になるようにアナログアンプ16のゲイン
を決定する。
【0016】このようにしてアナログアンプ16のゲイ
ンを調整したのち、フイルム52を一定速度で搬送し、
フイルム画像のスキャン(プリスキャン)を実行する
(ステップS12)。このプリスキャン中に、CCDラ
インセンサ14、アナログアンプ16及びA/Dコンバ
ータ18を介して積算ブロック41に点順次のR,G,
Bデジタル画像信号が取り込まれる。
【0017】積算ブロック41は、R,G,Bデジタル
画像信号毎に所定の積算エリアのデジタル画像信号の階
調(本実施例では、8ビット(0〜255)の階調)を
積算し、その積算エリアの平均階調を求め、1画面に付
き5000〜10000点数の積算エリアの各階調デー
タを作成する。更に、積算ブロック41は、順次作成さ
れる階調データに基づいて各階調毎の度数をカウント
し、この度数が階調データの総点数に対して設定された
閾値TH(本実施例では総点数の1%)を越えた場合に
はカウントを停止する。
【0018】即ち、積算ブロック41は、図3に示すよ
うに0〜255までの全ての階調に対して最大閾値TH
までカウントした簡易ヒストグラム(図3中の斜線で示
すヒストグラム)を作成する(ステップS14)。尚、
上記閾値THを越える度数をカウントしないことによ
り、カウンタのビット数を大幅に低減することができ
る。また、図3上で2点鎖線は、総点数をカウントした
場合の本来のヒストグラムである。
【0019】そして、積算ブロック41は、図3に示し
た簡易ヒストグラムの階調の小さい方から度数を順次累
算し、その累算度数が前記閾値THと一致又は最初に越
えたときの階調を基準最小値としてR,G,B毎に求め
るとともに、簡易ヒストグラムの階調の大きい方から度
数を順次累算し、その累算度数が前記閾値THと一致又
は最初に越えたときの階調を基準最大値としてR,G,
B毎に求める。更に、簡易ヒストグラムより、R,G,
B中の最大値Dmax を求める(ステップS16)。
【0020】次に、上記のようにして求めた基準最大値
及び基準最小値に基づいてフイルム画像の露光アンダ
ー、オーバー等の露光状態の判定を行い、また、最大値
Dmaxにより電子シャッタ値T2 を決定する(ステップ
S18)。即ち、露光状態の判定は基準最大値を用い、
この基準最大値がオーバー露光判定のための基準値以下
の場合には、オーバー露光とみなし、アンダー露光判定
のための基準値以上の場合には、アンダー露光とみな
す。尚、露光状態の判定は、基準最大値に限らず、例え
ば基準最小値及び基準最大値の両方又基準最小値を用い
て行うようにしてもよい。また、ステップS10でのキ
ャリブレーション時の最大値と基準最大値、基準最小値
との差又は比から露光状態を判定するようにしてもよ
い。これによれば、キャリブレーション時の最大値に若
干変動幅(アナログゲインの決定にある幅)があって
も、正確な露光状態の判定ができる。
【0021】また、電子シャッタ値T2 の決定は、簡易
ヒストグラムより求めた最大値Dmax を用い、後述する
ファインスキャン時における最大値Dmax が、例えば8
ビット系の場合には、255になるように電子シャッタ
値T2 を決定する。即ち、電子シャッタ値T2 を、次
式、 T2 =255*T1 /Dmax により決定する。ここで、T1 は、プリスキャン時の電
子シャッタ値である。
【0022】次に、R,G,B毎に求めた基準最大値R
max , max ,Bmax 及び基準最小値Rmin , min
min を、上記露光状態の判定結果及び電子シャッタ値
2に基づいて補正する(ステップS20)。先ず、上
記露光状態の判定結果によって、アンダー露光でないと
判定されると、基準最大値Rmax , max ,Bmax 及び
基準最小値Rmin , min ,Bmin を、電子シャッタ値
2 に基づいて補正する。即ち、ファインスキャン時に
はプリスキャン時に比べて、T2 /T1 倍だけ露出量が
大きくなるため、プリスキャン時とファインスキャン時
との電子シャッタ値の変更量だけ基準最大値及び基準最
小値を補正する。
【0023】そして、この補正した基準最大値及び基準
最小値に基づいて、白バランス及び黒バランスを合わせ
るために使用するオフセットA、ホワイトバランスゲイ
ン(WBゲイン)Aを決定する(ステップS22)。即
ち、CPU40は、最終的に求めた基準最大値に基づい
てR,G,B毎のオフセットAを次式、 オフセットA=255−Gmax …(1) により算出するとともに、基準最大値及び基準最小値に
基づいてR,G,B毎のゲインを、次式、 WBゲインA=255/(Gmax −Gmin ) …(2) により算出する。尚、式(1)、(2)は、Gに関する
ものであるが、他の色チャンネルも同様にして算出す
る。
【0024】一方、ステップS18での露光状態の判定
結果によって、アンダー露光であると判定されると、画
像信号を明るい方向に補正するためのオフセットBを決
定する。即ち、このオフセットBは、ネガ画像の画像信
号の場合には、その画像信号から減算する値であり、図
4のグラフに示すようにアンダー露光の度合いが大きい
程、大きなオフセットBが決定される。
【0025】また、基準最小値を、次式、 Gmin ′=Gmin −オフセットB …(3) に示すように補正し、更に基準最小値Rmin
, min ′,Bmin ′を、上記と同様に電子シャッタ値
2 に基づいて補正する。そして、この補正した基準最
小値に基づいて、R,G,B毎のWBゲインBを、次
式、 WBゲインB=255/(255−Gmin ′) …(4) により算出する。尚、式(3)、(4)は、Gに関する
ものであるが、他の色チャンネルも同様にして算出す
る。
【0026】次に、アンダー露光でないネガ画像の場合
には、上記決定された電子シャッタ値T2 、オフセット
A及びWBゲインAに基づいてネガ画像のファインスキ
ャンを実行し、アンダー露光のネガ画像の場合には、上
記決定された電子シャッタ値T2 、オフセットB及びW
BゲインBに基づいてネガ画像のファインスキャンを実
行する(ステップS24)。
【0027】即ち、ファインスキャン時には、CCDラ
インセンサ14の電子シャッタ値をT2 に設定し、フイ
ルム52を一定速度で搬送し、フイルム画像のスキャン
(ファインスキャン)を実行する。このファインスキャ
ン中に、CCDラインセンサ14、アナログアンプ16
及びA/Dコンバータ18を介してデジタル信号処理回
路20に点順次のR,G,Bデジタル画像信号が出力さ
れる。
【0028】次に、デジタル信号処理回路20における
信号処理について説明する。アンダー露光でないネガ画
像の場合には、ファインスキャン時にA/Dコンバータ
18から出力されるオリジナルGorg に対して、次式、 G1=Gorg +オフセットA …(5) に示すようにGのオフセットを加算することによって黒
点オフセットされたデジタル画像信号G1を得ることが
できる。R,Bのオリジナルについても同様の処理を行
うことにより、R,G,Bデジタル画像信号のピーク値
(ポジ画像の黒)が一致させられる(図5(A)参
照)。
【0029】続いて、上記オフセットされたデジタル画
像信号G1に対して、次式、 G2=255−G1 …(6) の演算を実行することにより、ネガポジ反転が行われる
(図5(B)参照)。次に、ネガポジ反転されたデジタ
ル画像信号G2に対して、式(2)で求めたWBゲイン
Aを、次式に示すように乗算することにより、 G3=G2×WBゲインA …(7) R,G,Bデジタル画像信号の他方のピーク値(ポジ画
像の白)が一致させられる(図5(C)参照)。
【0030】最後に、WBゲインが乗算されたR,G,
Bデジタル画像信号にそれぞれ異なるガンマ補正を行う
ことにより、グレーが合わせられる(図5(D)参
照)。一方、アンダー露光のネガ画像の場合には、ファ
インスキャン時にA/Dコンバータ18から出力される
オリジナルGorg に対して、次式、 G1′=Gorg −オフセットB …(5)′ に示すようにGのオフセットBを減算することによっ
て、画像信号を明るい方向に補正する。
【0031】続いて、上記オフセットされたデジタル画
像信号G1′に対して、次式、 G2′=255−G1′ …(6)′ の演算を実行することにより、ネガポジ反転が行われ
る。次に、ネガポジ反転されたデジタル画像信号G2′
に対して、式(4)で求めたWBゲインBを、次式に示
すように乗算することにより、 G3′=G2′×WBゲインB …(7)′ R,G,Bデジタル画像信号の他方のピーク値(ポジ画
像の白)が一致させられる。
【0032】最後に、WBゲインが乗算されたR,G,
Bデジタル画像信号にそれぞれ異なるガンマ補正を行う
ことにより、グレーが合わせられる。次に、上記ガンマ
補正について更に詳細に説明する。先ず、ガンマ補正を
する際の基準となるルックアップテーブル(以下、ベー
スLUTという)を準備する(図6(A)参照)。
【0033】このベースLUTは、ネガフイルムがもっ
ているガンマの曲線とブラウン管に出力される映像信号
がもっているガンマ(一般的にはγ=0.45)の曲線との
差分を示すガンマ補正値が各階調毎に記憶されている。
尚、入出力特性を示す実際のルックアップテーブル(以
下、実際のLUTという)は、図6(A)に示すように
関数y=xからベースLUT(ガンマ補正値)を差し引
いたものである。
【0034】また、ベースLUTに対して、ガンマゲイ
ンを乗算することにより、ベースLUTを変化させるこ
とができる(図6(B)参照)。これにより1つのベー
スLUTから適宜のガンマゲインを乗算することによ
り、R,G,B毎にガンマ補正値が伸長又は圧縮された
LUTを得ることができる。尚、図6(C)は、関数y
=xからそれぞれR,G,B毎にガンマ補正値が伸長又
は圧縮されたLUTを差し引くことにより得られるR,
G,B毎の実際のLUTである。
【0035】従って、前述した式(5)〜(7)又は式
(5)′〜(7)′に示す処理が行われた点順次のR,
G,Bデジタル画像信号に対してガンマ補正を行う場合
には、点順次のR,G,Bデジタル画像信号に基づいて
前記ベースLUTから順次ガンマ補正値を読み出し、そ
のガンマ補正値にR,G,B毎のガンマゲインを乗算し
て適宜伸長又は圧縮したガンマ補正値を求め、点順次の
R,G,Bデジタル画像信号から色別に伸長又は圧縮し
たガンマ補正値を減算することにより点順次で各色別に
ガンマ補正を行うことができる。
【0036】図7は図1に示したデジタル信号処理回路
20の内部構成を含むブロック図である。このデジタル
信号処理回路20は上述したデジタル信号処理を行うも
ので、主として加算器21、22、23、25、乗算器
24、27、及びベースLUT26から構成されてい
る。加算器21には、A/Dコンバータ18から点順次
のR,G,Bデジタル画像信号CMPAD が入力している。
尚、デジタル画像信号CMPAD は、所定のクロックにした
がって時系列的にR,G,B,Gと流れている。
【0037】ここで、先ずアンダー露光でないネガ画像
の処理について説明する。CPU40は、式(1)及び
(2)に示したようにR,G,B毎にオフセットA(R
offset, offset,Boffset)及びWBゲインA(R
wbgain, wbgain,Bwbgain)を算出して記憶するとと
もに、R,G,B毎にガンマゲイン(Rgamg ain,
gamgain,gamgain )を記憶している。また、これらの
オフセット等は、各コマ毎に記憶されている。そして、
アドレスデコーダ42によってスキャンしようとするコ
マに対応するオフセット等が選択され、図7中のINTDAT
A によってR,G,Bのオフセットはレジスタ43R,
43G,43Bに格納され、R,G,Bのゲインはレジ
スタ44R,44G,44Bに格納され、R,G,Bの
ガンマゲインはレジスタ45R,45G,45Bに格納
される。尚、これらのレジスタには、1コマ分のR,
G,Bデジタル画像信号が処理されるまで保持される。
【0038】レジスタ43R,43G,43Bに格納さ
れたオフセット(Roffset, offs et,Boffset)はマ
ルチプレクサ46に加えられており、マルチプレクサ4
6の他の入力には、前記所定のクロックを分周して作成
されたタイミング信号INTCOLSL0,1が加えられてい
る。マルチプレクサ46は、タイミング信号INTCOLSL
0,1によって3つのオフセットからいずれか1つのオ
フセットを選択し、この選択したオフセットをデジタル
信号処理回路20の加算器22の他の入力に出力する。
【0039】同様にして、マルチプレクサ47は、レジ
スタ44R,44G,44Bから入力する3つのWBゲ
イン(Rwbgain, wbgain,Bwbgain)のうちの1つの
ゲインを選択し、この選択したWBゲインを乗算器24
に出力し、また、マルチプレクサ48は、レジスタ45
R,45G,45Bから入力する3つのガンマゲイン
(Rgamgain,gamgain,gamgain )からいずれか1つ
のガンマゲインを選択し、この選択したガンマゲインを
乗算器27に出力する。
【0040】加算器21の正入力には前述したようにデ
ジタル画像信号CMPAD が加えられ、負入力にはCCDラ
インセンサ14の暗電流分を示す信号が加えられてお
り、加算器21は暗電流分を含むデジタル画像信号CMPA
D から暗電流分を減算し、これにより暗電流が補正され
たデジタル画像信号を加算器22に出力する。加算器2
2は、暗電流が補正されたデジタル画像信号とオフセッ
トとを加算する。これにより、黒点オフセットされたデ
ジタル画像信号が得られる(式(5)、図5(A)参
照)。
【0041】加算器22から出力される黒点オフセット
されたデジタル画像信号は、加算器23の負入力に加え
られ、加算器22の正入力には白ピークレベルを示す値
(255)が加えられており、加算器22は255から
黒点オフセットされたデジタル画像信号を減算する。こ
れによりネガポジ反転されたデジタル画像信号が得られ
る(式(6)、図5(B)参照)。
【0042】続いて、ネガポジ反転されたデジタル画像
信号は、乗算器24に加えられる。乗算器24の他の入
力にはマルチプレクサ47からWBゲインAが加えられ
ており、乗算器24は2入力を乗算することにより、
R,G,Bデジタル画像信号のポジ画像の白を合わせる
(式(7)、図5(C)参照)。次に、乗算器24から
出力されるデジタル画像信号は、加算器25及びベース
LUT26に加えられる。ベースLUT26は、図6
(A)に示したように入力信号の階調に応じたガンマ補
正値を有しており、入力するデジタル画像信号の階調に
応じたガンマ補正値を読み出し、このガンマ補正値を乗
算器27に出力する。乗算器27の他の入力にはマルチ
プレクサ48からガンマゲインが加えられており、乗算
器27は2入力を乗算することにより、R,G,Bデジ
タル画像信号の色別のガンマ補正値を生成し、これを加
算器25の負入力に出力する。
【0043】加算器25は入力するR,G,Bデジタル
画像信号から各色別に伸長又は圧縮されたガンマ補正値
を減算する。これによりガンマ補正された正規のR,
G,Bデジタル画像信号RGBGgam が得られる。次
に、アンダー露光のネガ画像の処理について説明する。
尚、上記アンダー露光でないネガ画像の画像処理と異な
る処理のみ説明する。
【0044】アンダー露光のネガ画像を処理する場合に
は、式(5)′に示したオフセットBの減算は、暗電流
分を減算する加算器21において行う。即ち、加算器2
1において、暗電流分を含むデジタル画像信号CMPAD か
ら暗電流分を示す信号を減算するとともに、オフセット
Bを減算する。一方、加算器22に加えるオフセットは
ゼロにする。このようにした理由は、加算器22では、
オフセットの加算しかできないからである。尚、加算器
22がオフセットの加減算ができる場合には、オフセッ
トBの減算は、加算器21の代わりに加算器22で行う
ようにしてもよい。
【0045】加算器22から出力されるデジタル画像信
号は、加算器23を介してネガポジ反転されたのち、乗
算器24に加えられる。乗算器24の他の入力にはマル
チプレクサ47からWBゲインB(式(7)′参照)が
加えられており、乗算器24は2入力を乗算することに
より、R,G,Bデジタル画像信号のポジ画像の白を合
わせる。
【0046】図8はアンダー露光のネガ画像の画像処理
を示す概念図であり、実線は本発明による画像処理を示
し、点線はアンダー露光のネガ画像に対する従来の画像
処理を示す。同図に示すように、最終的に得られる画像
信号は、実線に示すように階調範囲が通常の階調範囲よ
りも狭く且つ明るい方に偏倚するように処理される。即
ち、暗い部分が明るめに再現され、これにより良好な調
子再現が実現できる。
【0047】尚、本実施例では、画像信号からオフセッ
トBを減算するようにしたが、これに限らず、例えば、
電子シャッタの値を下げ、光量を一定量暗くし、暗くな
った分、基準最小値を補正するようにしてもよい。この
場合、オフセットはゼロにし、WBゲインは上記基準最
小値を基に求める。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るフイル
ム画像処理方法によれば、フイルム画像の露光状態がア
ンダー露光時には、フイルム画像の画像信号の階調範囲
が、通常の階調範囲よりも狭く且つ明るい方に偏倚する
ようにオフセット及びホワイトバランスゲインを決定
し、その決定したオフセット及びホワイトバランスゲイ
ンによって画像信号の処理を行うようにしたため、暗い
部分が明るめに再現され、良好な調子再現が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明が適用されるフイルムスキャナの
一実施例を示す要部ブロック図である。
【図2】図2は図1に示したフイルムスキャナでの画像
処理手順を説明するために用いたフローチャートであ
る。
【図3】図3は基準最大値及び基準最小値の求め方を説
明するために用いたヒストグラムである。
【図4】図4はアンダー露光の度合いとオフセットBと
の関係を示すグラフである。
【図5】図5(A)乃至(D)はそれぞれ図1のデジタ
ル信号処理回路の各部における処理内容を示すグラフで
ある。
【図6】図6(A)乃至(C)はそれぞれガンマ補正方
法を説明するために用いたグラフである。
【図7】図7は図1のデジタル信号処理回路の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図8】図8はアンダー露光のネガ画像の画像処理を示
す概念図である。
【符号の説明】
10…光源 12…撮影レンズ 14…CCDラインセンサ 15…CCD駆動回路 18…A/Dコンバータ 20…デジタル信号処理回路 21、22、23、25…加算器 24、27…乗算器 26…ベースLUT 40…中央処理装置(CPU) 41…積算ブロック 50…フイルムカートリッジ 52…ネガフイルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/11 G06F 15/68 310J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム画像を撮像して得た画像信号か
    ら基準最大値及び基準最小値を求め、該基準最大値及び
    基準最小値がそれぞれ所定の階調となるようにオフセッ
    ト及びホワイトバランスゲインを決定し、この決定した
    オフセット及びホワイトバランスゲインに基づいて前記
    画像信号を処理するフイルム画像処理方法において、 前記フイルム画像の露光状態を判定し、 前記露光状態の判定結果に基づいてアンダー露光と判定
    すると、前記フイルム画像の画像信号の階調範囲が、通
    常の階調範囲よりも狭く且つ明るい方に偏倚するように
    前記オフセット及びホワイトバランスゲインを決定する
    ようにしたことを特徴とするフイルム画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記判定したアンダー露光の度合いが大
    きい程、画像信号を明るい方向に補正する前記オフセッ
    トを大きくすることを特徴とする請求項1のフイルム画
    像処理方法。
  3. 【請求項3】 フイルム画像を撮像して得た画像信号か
    ら基準最大値及び基準最小値を求め、該基準最大値及び
    基準最小値がそれぞれ所定の階調となるようにオフセッ
    ト及びホワイトバランスゲインを決定し、この決定した
    オフセット及びホワイトバランスゲインに基づいて前記
    画像信号を処理するフイルム画像処理方法において、 前記フイルム画像の露光状態を判定し、 前記露光状態の判定結果に基づいてアンダー露光と判定
    すると、前記フイルム画像の画像信号の階調範囲が、通
    常の階調範囲よりも狭く且つ明るい方に偏倚するように
    前記オフセットをゼロにして前記フイルム画像の撮像時
    の露出を制御するとともにホワイトバランスゲインを決
    定するようにしたことを特徴とするフイルム画像処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記フイルム画像の露光状態の判定を、
    前記基準最大値及び基準最小値のうちの少なくとも一方
    に基づいて行うことを特徴とする請求項1又は3のフイ
    ルム画像処理方法。
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