JPH07322274A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JPH07322274A
JPH07322274A JP6112905A JP11290594A JPH07322274A JP H07322274 A JPH07322274 A JP H07322274A JP 6112905 A JP6112905 A JP 6112905A JP 11290594 A JP11290594 A JP 11290594A JP H07322274 A JPH07322274 A JP H07322274A
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JP
Japan
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frame
image
color temperature
signals
image processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6112905A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Hyodo
学 兵藤
Hiroshi Tanaka
宏志 田中
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP6112905A priority Critical patent/JPH07322274A/ja
Publication of JPH07322274A publication Critical patent/JPH07322274A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/11Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine

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  • Facsimiles In General (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】撮影時の色温度に対応した色温度のカラー画像
を再生することができる画像処理方法を提供する。 【構成】写真フイルムFのコマ毎に形成された磁気記録
層106に撮影時に於ける色温度情報を記録し、そし
て、写真フイルムFの再生時に前記色温度情報を磁気ヘ
ッド装置14で読み取り、この色温度情報に基づいて画
像処理を行う。即ち、磁気ヘッド装置14で読み取った
色温度情報がデイライトの色温度の範囲内であれば、そ
のコマ画像の撮像時に得られるR,G,B信号の各々の
基準最大値、基準最小値を近づけるように信号処理を行
う。これにより、そのコマ画像は、グレーバランスがと
られた状態でモニタTV54に再生される。従って、撮
影時の色温度がデイライト以外の場合、撮影時の色温度
に応じて光質補正を行うので、撮影時の色温度がばらつ
いても良好な色再現をしたコマ画像を再生できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理方法に係り、特
にカラーネガフイルムの画像を読み取るフイルムスキャ
ナの画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カラーネガフイルムのコマ画
像をCCD等の固体撮像素子で撮像し、このCCDから
出力されるR,G,B信号を画像処理してモニタTVに
表示するフイルムスキャナが提案されている。かかるネ
ガフイルムの画像処理方法として、例えば、特開昭63
−124665号公報に開示されたものがある。この画
像処理方法は、CCDから出力されるR,G,B信号の
全ての階調(8bit)に対するヒストグラムをR,
G,B信号別に作成し、このヒストグラムの最大度数の
1/16をしきい値として、R,G,B信号毎に基準最
小値と基準最大値とを算出し、そして、算出した前記基
準最小値、及び基準最大値を各々近づける画像処理を行
っている。
【0003】また、前記画像処理方法では、R,G,B
信号の大小関係に基づいて、ネガの重層効果の影響を受
けているか否かを判断し、重層効果の影響を受けている
と判断した場合にはヒストグラムを作成しないようにし
て、基準最小値の誤検出を防止している。具体的には、
黄色の被写体を撮影したネガは、例えば信号別にみると
B>R>Gの順番になっており、このような関係をもつ
データは、ネガの重層効果が生じていると判断してヒス
トグラムの加算は行わず、実際の基準最小値を検出する
ようにしている。
【0004】一方、撮影時の色温度がデイライトからは
なれた場合、例えば3500°Kのとき信号別にみる
と、RGBび大小関係が通常の状態から異なる。具体的
には、およそG>B>R、もしくは、B>G>Rとな
る。また、赤い被写体を撮影した場合も上記と同様な振
舞いをする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−124665号公報の画像処理方法では、RGB
信号の大小関係のみで判定を行っているので、RGBの
大小関係が変化した原因が、重層効果なのか、撮影時の
色温度なのか判別ができないという欠点がある。本発明
は、このような事情を鑑みてなされたもので、撮影時の
色温度の情報を得て高色温度、低色温度時に、誤検出す
ることなく、重層効果の影響を適切に補正し、良好な色
再現の画像を再生することができる画像処理方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、現像済みスチル写真フイルムのコマ画像を撮
像して得られたR,G,B信号を画像処理する画像処理
方法に於いて、前記写真フイルムにはコマ毎に磁気記録
層が形成されると共に、該磁気記録層には撮影時におけ
る色温度情報がコマ毎に記録され、コマ画像の撮像時に
は前記色温度情報に基づいて、その色温度が所定の範囲
外の時には、前記R,G,B信号の基準最大値と基準最
小値とを各々近づける補正を行わず、前記色温度が前記
所定の範囲内の時にはR,G,B信号の基準最大値と基
準最小値とを各々近づける補正を行うことを特徴とす
る。
【0007】本発明は、前記目的を達成する為に、現像
済みスチル写真フイルムのコマ画像を撮像して得られた
R,G,B信号を画像処理する画像処理方法に於いて、
前記写真フイルムにはコマ毎に磁気記録層が形成される
と共に、該磁気記録層には撮影時における逆光情報がコ
マ毎に記録され、コマ画像の撮像時に前記逆光情報が検
知されると、前記R,G,B信号の中間調のガンマ補正
を抑制して画像処理することを特徴とする。
【0008】本発明は、前記目的を達成する為に、現像
済みスチル写真フイルムのコマ画像を撮像して得られた
R,G,B信号を画像処理する画像処理方法に於いて、
前記写真フイルムにはコマ毎に磁気記録層が形成される
と共に、該磁気記録層には撮影時における主要被写体の
位置情報がコマ毎に記録され、コマ画像の撮像時には前
記位置情報に基づいて、その位置を含む所定エリアの輝
度の平均値を算出し、該平均値が所定の値となるように
前記R,G,B信号に対してガンマ補正するようにした
ことを特徴とする。
【0009】本発明は、前記目的を達成する為に、現像
済みスチル写真フイルムのコマ画像を撮像して得られた
R,G,B信号を画像処理する画像処理方法に於いて、
前記写真フイルムにはコマ毎に磁気記録層が形成される
と共に、該磁気記録層には撮影時における撮影サイズ情
報がコマ毎に記録され、コマ画像の撮像時には前記撮影
サイズ情報に基づいて、その撮影サイズの領域内のR,
G,B信号のみ画像処理を行うようにしたことを特徴と
する。
【0010】
【作用】請求項1記載の画像処理方法によれば、写真フ
イルムのコマ毎に形成された磁気記録層に、撮影時にお
ける色温度情報をコマ毎に記録し、コマ画像の撮像時に
は前記色温度情報に基づいて、その色温度が所定の範囲
外の時には、R,G,B信号の基準最大値と基準最小値
とを各々近づける補正を行わず、色温度が前記所定の範
囲内の時にはR,G,B信号の基準最大値と基準最小値
とを各々近づける補正を行うようにした。例えば、前記
色温度の所定の範囲をデイライトの範囲に設定し、前記
磁気記録層に記録された色温度がデイライトの範囲内で
あれば、そのコマ画像はその色温度の範囲内で、カラー
フェリアに影響されることなくグレーバランスがとられ
て色再生される。また、磁気記録層に記録された色温度
がデイライトよりも高い場合、及び低い場合には、その
撮影時の光源色が補正されて色再生される。これによ
り、本発明では、撮影時の色温度が補正されて、良好な
ホワイトバランスを持った画像を再生することができる
とともに、デイライトで撮影されたコマ画像のカラーフ
ェリアを防止することができる。
【0011】請求項2記載の画像処理方法によれば、写
真フイルムのコマ毎に形成された磁気記録層に、撮影時
における逆光情報をコマ毎に記録し、コマ画像の撮像時
に前記逆光情報が検知されると、R,G,B信号の中間
調のガンマ補正を抑制して画像処理するようにした。こ
れにより、本発明では、再生されたコマ画像全体が明る
くなるので、被写体が黒くなるのを防止することができ
る。
【0012】請求項3記載の画像処理方法によれば、写
真フイルムのコマ毎に形成された磁気記録層に、撮影時
における主要被写体の位置情報をコマ毎に記録し、コマ
画像の撮像時には前記位置情報に基づいて、その位置を
含む所定エリアの輝度の平均値を算出し、該平均値が所
定の値となるようにR,G,B信号に対してガンマ補正
するようにした。例えば、前記所定の値を、主要被写体
の好ましい明るさに設定すれば、コマ画像の主要被写体
が日陰等に位置し暗くしずんでいても、良好な明るさに
補正でき、望ましい調子再現が実現できる。
【0013】請求項4記載の画像処理方法によれば、写
真フイルムのコマ毎に形成された磁気記録層に、撮影時
における撮影サイズ情報をコマ毎に記録し、コマ画像の
撮像時には前記撮影サイズ情報に基づいて、その撮影サ
イズの領域内のR,G,B信号のみ画像処理を行うよう
にした。例えば、パノラマサイズのコマ画像に対してフ
ルサイズの領域内の全R,G,B信号について画像処理
を行うと、コマ画像の外側で得られたR,G,B信号も
一緒に画像処理してしまうので、コマ画像の再生に悪影
響が生じる。しかし、本案の如く、パノラマサイズの場
合には、パノラマサイズの領域内のR,G,B信号のみ
画像処理を行うようにしたので、良好な再生画像を得る
ことができる。
【0014】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る画像処理
方法の好ましい実施例について詳説する。図1は、本発
明に係る画像処理方法が適用されたフイルムスキャナの
実施例を示す要部ブロック図で、図2は本フイルムスキ
ャナに使用される現像済みスチル写真フイルムFの説明
図である。図2に示すように、前記写真フイルムFは、
フイルムカートリッジ100のスプール軸102に巻回
されて収納されると共に、コマ104毎に磁気記録層1
06が形成されている。この磁気記録層106には、フ
イルム撮影時における色温度情報が磁気データとしてコ
マ104毎に記録されている。
【0015】前記フイルムスキャナは図1に示すよう
に、本体10内に写真フイルムFを搬送するフイルム駆
動装置12、磁気ヘッド装置14、照明用の光源16、
撮影レンズ18、CCDラインセンサ20、信号処理回
路22、積算ブロック24、エンコーダ26、及び中央
処理装置(CPU)28等を備えている。フイルム駆動
装置12は、フイルムカートリッジ100のスプール軸
102と係合し、そのスプール軸102を正転/逆転駆
動するフイルム供給部と、このフイルム供給部から送り
出される写真フイルムFを巻き取るフイルム巻取部と、
フイルム搬送路に配設され、写真フイルムFをモータに
よって駆動されるキャプスタン30とピンチローラ32
とで挟持して写真フイルムFを所望の速度で搬送する手
段とから構成されている。前記フイルム供給部は、フイ
ルムカートリッジ100のスプール軸102を図中で反
時計回り方向に駆動し、フイルム先端がフイルム巻取部
によって巻き取られるまでフイルムカートリッジ100
から写真フイルムFを送り出すようにしている。
【0016】前記磁気ヘッド装置14は、CPU28か
ら磁気記録再生装置34を介して駆動され、写真フイル
ムFの磁気記録層106に記録された色温度情報を読み
取ることができる。磁気ヘッド装置14で読み取られた
前記色温度情報は、CPU28のRAM(ランダム・ア
クセス・メモリ)にコマ毎に記録される。光源16は、
フイルムカートリッジ100内から引き出される現像済
みのフイルムFを赤外カットフィルタ36を介して照明
し、フイルムFを透過した透過光は、撮影レンズ18を
介してCCDラインセンサ20の受光面に結像される。
【0017】前記CCDラインセンサ20は、フイルム
搬送方向と直交する方向に多数の受光部が配設されてお
り、CCDラインセンサ20の受光面に結像された画像
光はR,G,Bフイルタが設けられた各受光部で電荷蓄
積され、光の強さに応じた量のR,G,Bの信号電荷に
変換される。このようにして蓄積されたR,G,Bの電
荷は、CCD駆動回路38から1ライン周期のリードゲ
ートパルスが加えられると、シフトレジスタに転送され
たのち、レジスタ転送パルスによって順次電圧信号とし
て出力される。出力されたR,G,Bの電圧信号は、C
DSクランプ40によって保持されて図示しないアナロ
グアンプに加えられ、このアナログアンプによってゲイ
ンが制御される。
【0018】アナログアンプから出力されるR,G,B
の電圧信号は、A/Dコンバータ42によってR,G,
Bデジタル信号に変換されたのち、信号処理回路22に
出力される。ここで、例えば図3(A)に示すようにリ
ニアに階調が増加する被写体であって、デイライトの色
温度(4500°K〜6500°K)で撮影されたコマ
画像をCCDラインセンサ20で撮像すると、CCDラ
インセンサ20から出力されるR,G,Bの出力信号
は、ネガフイルムの持っているガンマにより図3(B)
に示すような波形になる。
【0019】信号処理回路22は、入力するR,G,B
信号の黒レベル、ネガポジ反転、白レベル、ガンマ補正
の信号処理を行うもので、先ず、入力するR,G,B信
号に対してR,G,B信号別のオフセット値を図1に示
す加算回路44で加算することによってR,G,B信号
のピーク値(ポジ画像の黒レベル)を近づける(図3
(C)参照)。
【0020】続いて、ネガポジ反転回路46によって所
定のピーク値から前記オフセットされたR,G,B信号
を減算し、ネガポジ反転を行う。図3(D)はネガポジ
反転されたR,G,B信号を示す。次に、ネガポジ反転
されたR,G,B信号に対して、それぞれ各R,G,B
信号別のゲイン量を乗算回路48で乗算することによ
り、ホワイトバランス補正を行う。即ち、図3(E)に
示すように、R,G,B信号の他方のピーク値(ポジ画
像の白レベル)を近づける。
【0021】ガンマ補正回路50は、ホワイトバランス
補正されたR,G,B信号に対してそれぞれ異なるガン
マ補正を行うことにより、R,G,B信号の中間調を合
わせるとともに、所定のガンマ(γ=0.45)を示す階調
となるようにしている(図3(F)参照)。ガンマ補正
回路50から出力されたR,G,Bデジタル信号は、D
/Aコンバータ52によってR,G,Bアナログ信号に
変換されたのち、エンコーダ24出力され、エンコーダ
24によってNTSC方式の映像信号に変換されてモニ
タTV54に出力される。
【0022】一方、前記A/Dコンバータ42から出力
された写真フイルムFの1コマ分のR,G,Bデジタル
信号は、積算ブロック24に入力される。積算ブロック
24は、1画面のR,G,Bデジタル信号毎に所定画素
数のデジタル信号を積算してその平均を求め、1画面に
つき5000〜10000点数の階調データを作成す
る。更に、積算ブロック24は、各階調(本実施例では
8bit(255)の階調とする)毎の度数をカウント
し、この度数が前記階調データの総点数のしきい値(T
H:本実施例では1%とする)を越えた場合にはカウン
トを停止する。即ち、本実施例の積算ブロック24は、
前記しきい値以上の階調データはカウントしない。この
ようにして積算ブロック24は、0〜255までの全て
の階調に対して前記しきい値までカウントした図4中斜
線で示す簡易形のヒストグラム60を作成し、CPU2
8に出力する。CPU28は、図4に示したヒストグラ
ム60の階調の小さい方からカウントした累積度数が総
点数の所定の値(本実施例では1%とする)を越えた点
を階調データの基準最小値としてR,G,B信号毎に算
出すると共に、頻度分布60の階調の大きい方からカウ
ントした累積度数が総点数の所定の値(本実施例では1
%とする)を越えた点を階調データの基準最大値として
R,G,B信号毎に算出する。
【0023】CPU28は、前記基準最大値を用いて
R,G,B毎のオフセット値を算出し、このオフセット
値を加算回路44に出力する。これにより、加算回路4
4によってR,G,B信号のピーク値(ポジ画像の黒レ
ベル)を図3(C)で示したように合わせることができ
る。また、CPU28は、前記基準最小値と前記基準最
大値に基づいてR,G,B毎のゲイン量を算出し、この
ゲイン量を乗算回路48に出力する。これにより、乗算
回路48によってR,G,B信号のピーク値(ポジ画像
の白レベル)を図3(E)に示したように合わせること
ができる。尚、図4中二点鎖線で示すヒストグラム61
は、全ての階調データをカウントした場合のヒストグラ
ムを示している。
【0024】次に、前記の如く構成されたフイルムスキ
ャナの画像処理方法について説明する。先ず、ネガフイ
ルムの階調特性は図5に示すように、高彩度の被写体を
撮影した場合(曲線A)には、通常のグレーを撮影した
場合(曲線B)と比較して重層効果の影響を受けて調子
が立ってくる。そこで、本実施例では、写真フイルムF
のコマ104毎の磁気記録層106に記録された色温度
情報に基づいて、前記重層効果の影響を解消する。
【0025】即ち、CPU28は、磁気ヘッド装置14
で読み取った色温度情報がデイライト付近の色温度(本
実施例では5000°K〜6000°Kとする)の範囲
内か否かを判別し、その色温度が前記範囲内であれば、
そのコマ画像の撮影時に得られるR、G、B信号の各々
の基準最大値(refmax)、基準最小値(refmin)が近い
値になるのが望ましいので、以下のような補正処理を行
う。
【0026】 Rrefmax=Rrefmax +(Grefmax − Rrefmax)/k Brefmax=Brefmax +(Grefmax − Brefmax)/k Rrefmin=Rrefmin +(Grefmin − Rrefmin)/k Brefmin=Brefmin +(Grefmin − Brefmin)/k ここで、kは定数で例えば16。Grefmax、Grefmin
は何もせず。
【0027】これより求められた、新しい基準最大値、
基準最小値を用いて、R、G、B信号を、図3(A)〜
図3(F)に示したように画像信号処理回路22で信号
処理を行わせる。このように、基準最大値、基準最小値
のRGB各々を近い値に補正するので、重層効果の影響
を解消できる。これにより、そのコマ画像は、グレーバ
ランスがとられた状態でモニタTV54に再生される。
【0028】また、磁気ヘッド装置14で読み取った色
温度情報がデイライト付近の色温度であるならば、基準
最大値、基準最小値の各々RGBの大小関係を調べ、こ
の大小関係がある所定の関係になっているときに、上記
のように、基準最大値、基準最小値のRGB各々を近い
値になるように補正するようにしてもよい。一方、磁気
ヘッド装置14で読み取った色温度情報が前記デイライ
トの色温度の範囲よりも高い場合、及び低い場合には、
CPU28は、積算ブロックより作成された簡易ヒスト
グラムよりカウントした基準最大値、基準最小値をその
まま用いて、R、G、B信号を、図3(A)〜(F)に
示したように画像処理回路22で信号処理を行わせる。
これにより、コマ画像はその撮影時の色温度が補正され
て、良好な色再現が画像をモニタTV54に再生するこ
とができる。
【0029】従って、本実施例によれば、撮影時の色温
度がデイライト以外の場合、撮影時の色温度に応じて光
質補正を行うので、撮影時の色温度がばらついても良好
な色再現をしたコマ画像を再生できる。また、撮影時の
色温度がデイライトの場合、R、G、B信号を近付ける
ように補正するので、ネガの重層効果の影響を受けた、
カラーフェリアのシーンに対しても、良好な色再現の画
像を再生できる。
【0030】更に、本実施例では、色温度情報を利用し
てデイライト時の重層効果の補正を行なうので、高色温
度、低色温度時を重層効果の影響によるカラーフェリア
シーンと誤検出することなく適切に補正でき、良好な色
再現の画像を再生できる。次に、写真フイルムFの磁気
記録層106に、撮影時における逆光情報を記録するよ
うにした場合の画像処理方法について説明する。
【0031】磁気ヘッド装置14が逆光情報を読み取る
と、CPU28はガンマ補正回路50のガンマ補正を抑
制する。ここで、ガンマ補正をする際の基準となるルッ
クアップテーブル(以下、ベースLUTという)につい
て説明する。このベースLUTは図6(A)に示すよう
に、関数y=xから適当なガンマ特性を示す実際のルッ
クアップテーブル(以下、実際のLUTという)を差し
引いた差分値(ガンマ補正値)をもっており、このベー
スLUTに対してガンマゲインを乗算することにより、
ベースLUTを変化させることができる(図6(B)参
照)。これにより、1つのベースLUTから適宜のガン
マゲインを乗算することによりR,G,B信号毎にガン
マ補正値が伸長又は圧縮されたLUTを得ることができ
る。また、関数y=xからそれぞれR,G,B信号毎に
ガンマ補正値が伸長又は圧縮されたLUTを差し引くこ
とにより、R,G,B信号毎の実際のLUTを得ること
ができる(図6(C)参照)。
【0032】そこで、本実施例では、磁気ヘッド装置1
4が逆光情報を読み取ると、CPU28はガンマ補正回
路50のベースLUTのガンマゲインを下げてR,G,
B信号の中間調のガンマ補正を抑制する。これにより、
本実施例では、再生されたコマ画像全体が明るくなるの
で、被写体が黒くなるのを防止することができる。次
に、写真フイルムFの磁気記録層106に、撮影時にお
ける主要被写体の位置情報を記録するようにした場合の
画像処理方法について説明する。
【0033】磁気ヘッド装置14が主要被写体の位置情
報を読み取ると、CPU28は、その位置を含む所定エ
リアの輝度の平均値を算出し、この平均値が主要被写体
の好ましい明るさの値となるようにR,G,B信号に対
してガンマ補正する。具体的には図7に示すように、主
要被写体の画素位置がコマ画像のX−Y座標上に於いて
(X0、Y0)である場合、その(X0、Y0)点を中
心とした(X0−a、Y0+a)、(X0+a、Y0+
a)、(X0−a、Y0−a)、(X0+a、Y0−
a)の各座標点で囲まれる正方形エリアの輝度平均値P
を次式で算出する(a:画素数)。
【0034】P=(Σi×Y(i))/2a×2a
i:0〜255までの階調 Y:階調iの時の度数 そして、算出したPが、主要被写体の好ましい明るさの
値となるようにR,G,B信号に対してガンマ補正すれ
ば良い。また、他の画像処理方法として、主要被写体の
画素位置(X0、Y0)を読み取り、この点を含んだ積
算エリア(図8に於ける29)の平均データを算出し、
この平均データが主要被写体の好ましい明るさの値とな
るようにR,G,B信号をガンマ補正しても良い。入力
するR,G,B信号に対してガンマ補正された各信号を
R´,G´,B´とすると、 R´=LUT(R) G´=LUT(G) B´=LUT(B) となり、これにより主要被写体の輝度Yは、 Y=0.3R´+0.59G´+0.11B´ で算出され、このYを主要被写体の好ましい明るさの値
となるようにガンマ補正する。例えば、おおよその主要
被写体の好ましい明るさは、信号の最大を100とする
と70〜80なので、255階調の場合には190程度
になるようにガンマ補正すれば良い(図9参照)。
【0035】これにより、本実施例では、コマ画像の主
要被写体が日陰等に位置し、暗くしずんでいても良好な
明るさに補正でき、望ましい調子再現が実現できる。次
に、写真フイルムFの磁気記録層106に、撮影時にお
ける撮影サイズ情報を記録するようにした場合の画像処
理方法について説明する。磁気ヘッド装置14が例え
ば、パノラマサイズの撮影情報を読み取ると、CPU2
8は、パノラマサイズの領域内(図10に於けるシャド
ウ部P)のR,G,B信号のみ画像処理を行う。即ち、
パノラマサイズのコマ画像に対してフルサイズの領域内
(図10に於ける領域F)の全R,G,B信号について
画像処理を行うと、コマ画像の外側で得られたR,G,
B信号も一緒に画像処理してしまうので、コマ画像の再
生に悪影響が生じる。これに対して、本実施例では、パ
ノラマサイズの場合には、パノラマサイズの領域内の
R,G,B信号のみ画像処理を行うようにしたので、良
好な再生画像を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像処
理方法によれば、写真フイルムのコマ毎に形成された磁
気記録層に撮影時における色温度情報をコマ毎に記録
し、コマ画像の撮像時には前記色温度情報に基づいて、
その色温度が所定の範囲外の時には、R,G,B信号の
基準最大値と基準最小値とを各々近づける補正を行わ
ず、色温度が前記所定の範囲内の時にはR,G,B信号
の基準最大値と基準最小値とを各々近づける補正を行う
ようにした。
【0037】これにより、撮影時の色温度がデイライト
以外の場合、撮影時の色温度に応じて光質補正を行なう
ので、撮影時の色温度がばらついても良好な色再現をし
たコマ画像を再生できる。また、撮影時の色温度がデイ
ライトの場合、R、G、B信号を近付けるように補正す
るので、ネガの重層効果の影響を受けた、カラーフェリ
アのシーンに対しても、良好な色再現の画像を再生でき
る。
【0038】更に、本発明では、色温度情報を利用して
デイライト時の重層効果の補正を行なうので、高色温
度、抵色温度時を重層効果の影響によるカラーフェリア
シーンと誤検出することなく適切に補正でき、良好な色
再現の画像を再生できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理方法が適用されたフイル
ムスキャナの実施例を示すブロック図
【図2】フイルムスキャナに使用される写真フイルムの
説明図
【図3】(A)乃至(F)は図1における各部の出力信
号の階調を示す説明図
【図4】画像信号の各階調に対するヒストグラム
【図5】重層効果の階調特性を示す説明図
【図6】(A)乃至(C)はガンマ補正方法を説明する
ための説明図
【図7】輝度の平均値を算出するエリアの説明図
【図8】積算ブロックで分割平均された各ブロックの説
明図
【図9】出力輝度のガンマ補正を示す説明図
【図10】フルサイズに対するパノラマサイズの画像処
理エリアを示す説明図
【符号の説明】
14…磁気ヘッド装置 20…CCDラインセンサ 22…画像信号処理回路 24…積算ブロック 28…CPU 44…加算回路 46…ネガポジ反転回路 48…乗算回路 50…ガンマ補正回路 106…磁気記録層 F…写真フイルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 5/253

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像済みスチル写真フイルムのコマ画像を
    撮像して得られたR,G,B信号を画像処理する画像処
    理方法に於いて、 前記写真フイルムにはコマ毎に磁気記録層が形成される
    と共に、該磁気記録層には撮影時における色温度情報が
    コマ毎に記録され、 コマ画像の撮像時には前記色温度情報に基づいて、その
    色温度が所定の範囲外の時には、前記R,G,B信号の
    基準最大値と基準最小値とを各々近づける補正を行わ
    ず、前記色温度が前記所定の範囲内の時にはR,G,B
    信号の基準最大値と基準最小値とを各々近づける補正を
    行うことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】現像済みスチル写真フイルムのコマ画像を
    撮像して得られたR,G,B信号を画像処理する画像処
    理方法に於いて、 前記写真フイルムにはコマ毎に磁気記録層が形成される
    と共に、該磁気記録層には撮影時における逆光情報がコ
    マ毎に記録され、 コマ画像の撮像時に前記逆光情報が検知されると、前記
    R,G,B信号の中間調のガンマ補正を抑制して画像処
    理することを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】現像済みスチル写真フイルムのコマ画像を
    撮像して得られたR,G,B信号を画像処理する画像処
    理方法に於いて、 前記写真フイルムにはコマ毎に磁気記録層が形成される
    と共に、該磁気記録層には撮影時における主要被写体の
    位置情報がコマ毎に記録され、 コマ画像の撮像時には前記位置情報に基づいて、その位
    置を含む所定エリアの輝度の平均値を算出し、該平均値
    が所定の値となるように前記R,G,B信号に対してガ
    ンマ補正するようにしたことを特徴とする画像処理方
    法。
  4. 【請求項4】現像済みスチル写真フイルムのコマ画像を
    撮像して得られたR,G,B信号を画像処理する画像処
    理方法に於いて、 前記写真フイルムにはコマ毎に磁気記録層が形成される
    と共に、該磁気記録層には撮影時における撮影サイズ情
    報がコマ毎に記録され、 コマ画像の撮像時には前記撮影サイズ情報に基づいて、
    その撮影サイズの領域内のR,G,B信号のみ画像処理
    を行うようにしたことを特徴とする画像処理方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09238265A (ja) * 1995-12-28 1997-09-09 Canon Inc 画像処理装置、方法及びコンピュータ可読媒体
KR100319018B1 (ko) * 1998-10-28 2001-12-29 다니구찌 이찌로오, 기타오카 다카시 전동송풍기
US6739767B2 (en) 2002-02-21 2004-05-25 Konica Corporation Image processing method, image processing apparatus and image recording apparatus
US6801296B2 (en) 2002-02-21 2004-10-05 Konica Corporation Image processing method, image processing apparatus and image recording apparatus

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