JP3446843B2 - ガンマ補正方法 - Google Patents

ガンマ補正方法

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JP3446843B2 JP10971594A JP10971594A JP3446843B2 JP 3446843 B2 JP3446843 B2 JP 3446843B2 JP 10971594 A JP10971594 A JP 10971594A JP 10971594 A JP10971594 A JP 10971594A JP 3446843 B2 JP3446843 B2 JP 3446843B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/11Scanning of colour motion picture films, e.g. for telecine

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  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はガンマ補正方法に係り、
特にルックアップテーブルを使用してデジタル画像信号
をガンマ補正するようにしたガンマ補正方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、R,G,Bの3種類の色信号の階
調特性を揃えるガンマ補正回路は、色信号別に設けられ
ており、またネガフイルムとリバーサルフイルムとを被
写体とする場合には、合計6つのガンマ補正回路が設け
られている(特開平4−107082号公報)。 【0003】また、撮影時の露光がアンダーもしくはオ
ーバーなネガ画像は、階調特性が異なり、ガンマ特性も
異なる。そこで、特開平4−107083号公報に記載
の信号処理回路では、シーンによるガンマ特性の違いを
補償するために可変ガンマを用いた画像信号処理を行っ
ている。この信号処理は、アナログ処理で、ニー特性を
もつガンマ補正回路の前段及び後段にそれそれ可変ゲイ
ン増幅回路を設け、これらの可変ゲイン増幅回路のゲイ
ンを調整することによりガンマを変えるようにしてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガンマ補正回路は、R,G,Bの各信号処理系に設けら
れており、処理回路が多く複雑になるという問題があ
る。また、ルックアップテーブルを使用してR,G,B
デジタル画像信号をガンマ補正する場合にも、各色信号
別にそれぞれルックアップテーブルを準備する必要があ
り、ガンマ特性を変更する場合には、更に多くのルック
アップテーブルを準備しなければならないという問題が
ある。更に、原画像の種類、例えばネガフイルムの画像
かリバーサルフイルムの画像かによってフイルムのもっ
ているガンマが異なるため、別個のルックアップテーブ
ルを準備しなければならないという問題がある。 【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、1つのルックアップテーブルによって種々のガ
ンマ補正を行うことができ、色再現や階調特性に優れた
画像処理を行うことができるとともにメモリ容量を低減
することができるガンマ補正方法を提供することを目的
とする。 【0006】 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、予め入力信号の階調に応じたガンマ補正値
を記憶する1つのルックアップテーブルを準備するとと
もに、前記ガンマ補正値と乗算することにより該ガンマ
補正値を伸長又は圧縮するためのガンマゲインをR,
G,Bの各色別に設定し、カラー画像を撮像して得られ
るR,G,Bデジタル画像信号の階調に基づいて前記ル
ックアップテーブルからガンマ補正値を読み出すととも
に、その読み出されたガンマ補正値がいずれの色のデジ
タル画像信号に対応するかに応じて前記各色別のガンマ
ゲインから対応するガンマゲインを選択し、前記読み出
されたガンマ補正値と前記選択されたガンマゲインとを
乗算し、前記入力するR,G,Bデジタル画像信号に対
して、前記乗算によって伸長又は圧縮したガンマ補正値
を減算又は加算することによりR,G,Bデジタル画像
信号の中間調を合わせるようにしたガンマ補正方法にお
いて、前記中間調が合わされたR,G,Bデジタル画像
信号に基づいて生成されるクロマ信号のうち低輝度部及
び高輝度部に対応するクロマ信号を抑圧し、もってクロ
マ信号の低輝度部及び高輝度部における色付きを低減す
るようにしたことを特徴としている。 【0008】 【0009】 【0010】 【0011】 【作用】本発明によれば、ルックアップテーブルから読
み出したガンマ補正値に対して、R,G,Bの各色別に
異なるガンマゲインを乗算し、入力するR,G,Bデジ
タル画像信号に対して前記乗算によって伸長又は圧縮し
たガンマ補正値を減算又は加算することによりR,G,
Bデジタル画像信号の中間調を合わせるようにしてい
る。R,G,Bの各色別のガンマゲインは中間調を合わ
せるように決定されるため、階調の低い部分及び高い部
分のグレーは完全には合わない。そこで、前記中間調が
合わされたR,G,Bデジタル画像信号に基づいて生成
されるクロマ信号のうち低輝度部及び高輝度部に対応す
るクロマ信号を抑圧し、もってクロマ信号の低輝度部及
び高輝度部における色付きを低減するようにしている。 【0012】 【0013】 【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るガンマ補
正方法の好ましい実施例を詳説する。図1は本発明が適
用されるフイルムスキャナの一実施例を示す要部ブロッ
ク図である。このフイルムスキャナは、主として照明用
の光源10、撮影レンズ12、CCDラインセンサ1
4、アナログアンプ16、A/Dコンバータ18、デジ
タル信号処理回路20、モータ31、キャプスタン32
及びピンチローラ33を含むフイルム駆動装置、中央処
理装置(CPU)40等を備えている。 【0014】光源10は、フイルムカートリッジ50内
から引き出される現像済みのネガフイルム52を図示し
ない赤外カットフィルタを介して照明し、フイルム52
を透過した透過光は、撮影レンズ12を介してCCDラ
インセンサ14の受光面に結像される。CCDラインセ
ンサ14は、フイルム搬送方向と直交する方向に102
4画素分の受光部が配設されており、CCDラインセン
サ14の受光面に結像された画像光は、R,G,Bフィ
ルタが設けられて各受光部で電荷蓄積され、光の強さに
応じた量のR,G,Bの信号電荷に変換される。このよ
うにして蓄積されたR,G,Bの電荷は、CCD駆動回
路15から加えられる1ライン周期のリードゲートパル
スが加えられると、シフトレジスタに転送されたのちレ
ジスタ転送パルスによって順次電圧信号として出力され
る。また、このCCDラインセンサ14は、各受光部に
隣接してシャッターゲート及びシャッタードレインが設
けられており、このシャッターゲートをシャッターゲー
トパルスによって駆動することにより、受光部に蓄積さ
れた電荷をシャッタードレインに掃き出すことができ
る。即ち、このCCDラインセンサ14は、CCD駆動
回路15から加えれるシャッターゲートパルスに応じて
受光部に蓄積する電荷を制御することができる、いわゆ
る電子シャッター機能を有している。 【0015】上記CCDラインセンサ14から読み出さ
れたR,G,B電圧信号は、図示しないCDSクランプ
によってクランプされてアナログアンプ16に加えら
れ、ここで後述するようにゲインが制御される。アナロ
グアンプ16から出力される1コマ分のR,G,B電圧
信号は、A/Dコンバータ18によって点順次のR,
G,Bデジタル画像信号に変換されたのち、デジタル信
号処理回路20によって後述する白バランス、黒バラン
ス、ネガポジ反転、ガンマ補正等が行われ、YCC変換
回路35によって輝度信号Yとクロマ信号Cr,b に変
換される。そして、輝度信号Yとクロマ抑圧回路36を
経由したクロマ信号Cr,b は、図示しない画像メモリ
に記憶される。 【0016】尚、画像メモリに記憶された1コマ分の輝
度信号Yとクロマ信号Cr,b は、繰り返し読み出さ
れ、D/Aコンバータによってアナログ信号に変換され
たのち、エンコーダでNTSC方式の複合映像信号に変
換されてモニタTVに出力される。これにより、モニタ
TVよってフイルム画像を見ることができるようにな
る。 【0017】フイルム駆動装置は、フイルムカートリッ
ジ50のスプール50Aと係合し、そのスプール50A
を正転/逆転駆動するフイルム供給部と、このフイルム
供給部から送出されるフイルム52を巻き取るフイルム
巻取部と、フイルム搬送路に配設され、フイルム52を
モータ31によって駆動されるキャプスタン32とピン
チローラ33とで挟持してフイルム32を所望の速度で
搬送する手段とから構成されている。尚、上記フイルム
供給部は、フイルムカートリッジ50のスプール50A
を図1上で時計回り方向に駆動し、フイルム先端がフイ
ルム巻取部によって巻き取られるまでフイルムカートリ
ッジ50からフイルム52を送り出すようにしている。
また、CPU40は、モータ回転数/方向制御回路34
を通じてモータ31の正転/逆転、起動/停止、パルス
幅変調によるフイルム搬送速度の制御を行うことができ
る。 【0018】さて、フイルムカートリッジ50がカート
リッジ収納部(図示せず)にセットされ、フイルムカー
トリッジ50からフイルム52が送り出されてフイルム
先端がフイルム巻取部の巻取軸に巻き付けられると(フ
イルムローディングが完了すると)、フイルム52が一
定速度で搬送される。これにより、フイルム画像のスキ
ャンが行われ、CCDラインセンサ14、アナログアン
プ16及びA/Dコンバータ18を介して積算ブロック
41に点順次のR,G,Bデジタル画像信号が取り込ま
れる。 【0019】積算ブロック41は、R,G,Bデジタル
画像信号毎に所定の積算エリアのデジタル画像信号の階
調(本実施例では、9ビット(0〜511)の階調)を
積算し、その積算エリアの平均階調を求め、1画面に付
き5000〜10000点数の積算エリアの各階調デー
タを作成する。更に、積算ブロック41は、順次作成さ
れる階調データに基づいて各階調毎の度数をカウント
し、この度数が階調データの総点数に対して設定された
閾値TH(本実施例では総点数の1%)を越えた場合に
はカウントを停止する。即ち、積算ブロック41は、図
2に示すように0〜511までの全ての階調に対して最
大閾値THまでカウントした簡易ヒストグラム(図2中
の斜線で示すヒストグラム)を作成し、CPU40に出
力する。尚、上記閾値THを越える度数をカウントしな
いことにより、カウンタのビット数を大幅に低減するこ
とができる。また、図2上で2点鎖線は、総点数をカウ
ントした場合の本来のヒストグラムである。 【0020】CPU40は、図2に示した簡易ヒストグ
ラムの階調の小さい方から度数を順次累算し、その累算
度数が前記閾値THと一致又は最初に越えたときの階調
を基準最小値としてR,G,B毎に求めるとともに、簡
易ヒストグラムの階調の大きい方から度数を順次累算
し、その累算度数が前記閾値THと一致又は最初に越え
たときの階調を基準最大値としてR,G,B毎に求め
る。 【0021】次に、白バランス、黒バランス、ネガポジ
反転、ガンマ補正等を行うデジタル信号処理回路20に
ついて説明する。先ず、白バランス及び黒バランスを合
わせるために使用するオフセット値、ゲイン量の算出方
法について説明する。CPU40は、前記R,G,B毎
に求めた基準最大値に基づいてR,G,B毎のオフセッ
ト値を算出するとともに、基準最大値及び基準最小値に
基づいてR,G,B毎のゲイン量を算出する。即ち、R
の基準最大値をRref max 、基準最小値をRref min
すると、上記オフセット値及びゲイン量は、次式、 オフセット値=511−Rref max …(1) ゲイン量=511/(Rref max −Rref min ) …(2) により算出する。 【0022】尚、式(1)、(2)は、Rに関するもの
であるが、他の色チャンネルも同様にして算出する。ま
た、ここでは、R,G,Bデジタル画像信号は9ビット
として表しており、511はその最大値である。そし
て、スキャン時にA/Dコンバータ18から出力される
オリジナルRorgに対して、次式、 R1=Rorg +オフセット値 …(3) に示すようにRのオフセット値を加算することによって
黒点オフセットされたデジタル画像信号R1を得ること
ができる。G,Bのオリジナルについても同様の処理を
行うことににより、R,G,Bデジタル画像信号のピー
ク値(ポジ画像の黒)が一致させられる(図3(A)参
照)。 【0023】続いて、上記オフセットされたデジタル画
像信号R1に対して、次式、 R2=511−R1 …(4) の演算を実行することにより、ネガポジ反転が行われる
(図3(B)参照)。次に、ネガポジ反転されたデジタ
ル画像信号R2に対して、式(2)で求めたゲイン量
を、次式に示すように乗算することにより、 R3=R2×ゲイン量 …(5) R,G,Bデジタル画像信号の他方のピーク値(ポジ画
像の白)が一致させられる(図3(C)参照)。 【0024】最後に、ゲイン量が乗算されたR,G,B
デジタル画像信号にそれぞれ異なるガンマ補正を行うこ
とにより、グレーが合わせられる(図3(D)参照)。
次に、上記ガンマ補正について更に詳細に説明する。先
ず、図4に示すようにガンマ補正をする際の基準となる
ルックアップテーブル(以下、ベースLUTという)を
準備する。 【0025】このベースLUTは、ネガフイルムがもっ
ているガンマの曲線とブラウン管に出力される映像信号
がもっているガンマ(一般的にはγ=0.45)の曲線との
差分を示すガンマ補正値が各階調毎に記憶されている。
尚、入出力特性を示す実際のルックアップテーブル(以
下、実際のLUTという)は、図4(A)に示すように
関数y=xからベースLUT(ガンマ補正値)を差し引
いたものである。 【0026】また、ベースLUTに対して、ガンマゲイ
ンを乗算することにより、ベースLUTを変化させるこ
とができる(図4(B)参照)。これにより1つのベー
スLUTから適宜のガンマゲインを乗算することによ
り、R,G,B毎にガンマ補正値が伸長又は圧縮された
LUTを得ることができる。尚、図4(C)は、関数y
=xからそれぞれR,G,B毎にガンマ補正値が伸長又
は圧縮されたLUTを差し引くことにより得られるR,
G,B毎の実際のLUTである。 【0027】従って、前述した式(3)〜(5)によっ
て白バランス及び黒バランスが合わされ、ネガポジ反転
された点順次のR,G,Bデジタル画像信号に対してガ
ンマ補正を行う場合には、点順次のR,G,Bデジタル
画像信号に基づいて前記ベースLUTから順次ガンマ補
正値を読み出し、そのガンマ補正値にR,G,B毎のガ
ンマゲインを乗算して適宜伸長又は圧縮したガンマ補正
値を求め、点順次のR,G,Bデジタル画像信号から色
別に伸長又は圧縮したガンマ補正値を減算することによ
り点順次で各色別にガンマ補正を行うことができる。 【0028】ところで、上記ベースLUTの特徴は、図
4(A)に示したようにガンマ補正値が単一の符号(こ
の実施例では正の値)のみをもっていることである。こ
れにより、ベースLUTに乗算するガンマゲインを変え
ると、図4(C)に示すように実際のLUTは全階調に
わたって変動することになる。これに対し、図5(B)
に示すベースLUTのようにガンマ補正値が正負両方の
符号を持つ場合には、ゼロクロス点をもつことになる。
このゼロクロス点はいかなるガンマゲインを乗算しても
変化しない不動点(図5(A))となってしまい、良好
に調子を制御することができない。 【0029】また、図6は、関数y=xからベースLU
Tを差し引いた実際のLUTと、その実際のLUTの隣
合う差分値の頻度分布を示している。同図に示すよう
に、実際のLUTの隣合う差分値は、ノイズレベルより
も小さい所定値(この実施例では4)以下に抑えられて
いる。即ち、実際のLUTの隣合う差分値(微分値、傾
き)を大きくしすぎると、撮像系のノイズや、ネガの粒
状を目立たせる方向に作用するため、これを避けるため
に上記のように差分値を制限し、S/Nの向上を図って
いる。 【0030】更に、図7に示すように実際のLUTは、
ベースLUTに乗算するガンマゲインの大きさに応じて
入出力特性が変わり、ガンマゲインが所定値以上になる
と、単調増加性が失われる。例えば、ガンマゲインが
1.2の場合には、実線で示す実際のLUTは破線で示
すようになり、単調増加性は保たれているが、ガンマゲ
インが1.4の場合には、実線で示す実際のLUTは一
点鎖線で示すようになり、単調増加性が失われる。 【0031】従って、本発明では、ガンマゲインの可変
範囲を実際のLUTが単調増加する範囲内とし、これに
よりガンマ補正が良好に行われるようにしている。尚、
単調増加性が失われるガンマゲインの値は、ベースLU
Tによって異なる。図8は図1に示したデジタル信号処
理回路20の内部構成を含むブロック図である。このデ
ジタル信号処理回路20は上述したデジタル信号処理を
行うもので、主として加算器21、22、24、乗算器
23、26、及びベースLUT25から構成されてい
る。加算器21には、A/Dコンバータ18から点順次
のR,G,Bデジタル画像信号CMPAD が入力している。
尚、デジタル画像信号CMPAD は、所定のクロックにした
がって時系列的にR,G,B,Gと流れている。 【0032】一方、CPU40は、式(1)及び(2)
に示したようにR,G,B毎にオフセット値(R
offset, offset,Boffset)及びゲイン量(R
wbgain, wbgain,Bwbgain)を算出して記憶するとと
もに、R,G,B毎にガンマゲイン(Rga mgain,
gamgain,gamgain )を記憶している。また、これらの
オフセット値等は、各コマ毎に記憶されている。そし
て、アドレスデコーダ42によってスキャンしようとす
るコマに対応するオフセット値等が選択され、図8中の
INTDATA によってR,G,Bのオフセット値はレジスタ
43R,43G,43Bに格納され、R,G,Bのゲイ
ン量はレジスタ44R,44G,44Bに格納され、
R,G,Bのガンマゲインはレジスタ45R,45G,
45Bに格納される。尚、これらのレジスタには、1コ
マ分のR,G,Bデジタル画像信号が処理されるまで保
持される。 【0033】レジスタ43R,43G,43Bに格納さ
れたオフセット値(Roffset, of fset,Boffset)は
マルチプレクサ46に加えられており、マルチプレクサ
46の他の入力には、前記所定のクロックを分周して作
成されたタイミング信号INTCOLSL0,1が加えられてい
る。マルチプレクサ46は、タイミング信号INTCOLSL
0,1によって3つのオフセット値からいずれか1つの
オフセット値を選択し、この選択したオフセット値をデ
ジタル信号処理回路20の加算器21の他の入力に出力
する。 【0034】同様にして、マルチプレクサ47は、レジ
スタ44R,44G,44Bから入力する3つのゲイン
量(Rwbgain, wbgain,Bwbgain)のうちの1つのゲ
イン量を選択し、この選択したゲイン量を乗算器23に
出力し、また、マルチプレクサ48は、レジスタ45
R,45G,45Bから入力する3つのガンマゲイン
(Rgamgain,gamgain,gamgain )からいずれか1つ
のガンマゲインを選択し、この選択したガンマゲインを
乗算器26に出力する。 【0035】一方、加算器21には前述したようにデジ
タル画像信号CMPAD が入力しており、加算器21はデジ
タル画像信号CMPAD とオフセット値とを加算する。これ
により、黒点オフセットされたデジタル画像信号が得ら
れる(式(3)、図3(A)参照)。加算器21から出
力される黒点オフセットされたデジタル画像信号は、加
算器22の負入力に加えられ、加算器22の正入力には
白ピークレベルを示す値(511)が加えられており、
加算器22は511から黒点オフセットされたデジタル
画像信号を減算する。これによりネガポジ反転されたデ
ジタル画像信号が得られる(式(4)、図3(B)参
照)。 【0036】続いて、ネガポジ反転されたデジタル画像
信号は、乗算器23に加えられる。乗算器23の他の入
力にはマルチプレクサ47からゲイン量が加えられてお
り、乗算器23は2入力を乗算することにより、R,
G,Bデジタル画像信号のポジ画像の白を合わせる(式
(5)、図3(C)参照)。次に、乗算器23から出力
されるデジタル画像信号は、加算器24及びベースLU
T25に加えられる。ベースLUT25は、図4(A)
に示したように入力信号の階調に応じたガンマ補正値を
有しており、入力するデジタル画像信号の階調に応じた
ガンマ補正値を読み出し、このガンマ補正値を乗算器2
6に出力する。乗算器26の他の入力にはマルチプレク
サ48からガンマゲインが加えられており、乗算器23
は2入力を乗算することにより、R,G,Bデジタル画
像信号の色別のガンマ補正値を生成し、これを加算器2
4の負入力に出力する。 【0037】加算器24は入力するR,G,Bデジタル
画像信号から各色別に伸長又は圧縮されたガンマ補正値
を減算する。これによりガンマ補正された正規のR,
G,Bデジタル画像信号RGBGgam が得られる。尚、
露光の異なるネガは、被写体輝度に対する階調特性が異
なり、ガンマ特性も異なる。従って、ネガの露光量に応
じてベースLUTを変化させる必要がある。そこで、ネ
ガの露光量に応じて前述した色別のガンマゲイン(R
gamgain,ga mgain,gamgain )を変化させるようにす
れば、ネガの露光量に応じたガンマ補正を行うことがで
きる。 【0038】さて、上述したガンマ補正方法は、1つの
ベースLUTを用い、R,G,B毎にガンマゲインを変
えてR,G,B信号の中間調のグレーを合わせている
が、ハイライト部及びシャドー部においては、グレーを
ガンマゲインのみで合わせるのは困難である。なぜなら
ば、ガンマゲインは中間調を合わせるように決定される
からである。その結果、ハイライト部及びシャドー部は
完全には一致せず、特にハイライト部における不一致に
伴う色付きは悪い印象を与える。 【0039】そこで、本発明では、以下に示すような信
号処理を行ってハイライト部及びシャドー部における色
付きを低減するようにしている。即ち、図1のデジタル
信号処理回路20から出力されるガンマ補正されたR,
G,Bデジタル画像信号は、YCC変換回路35に加え
られる。YCC変換回路35は、入力するR,G,Bデ
ジタル画像信号に基づいて、次式の演算を行うことによ
りR,G,B信号から輝度信号Y及びクロマ信号Cr
b のYCC変換を行う。 【0040】 Y ={(R/2+R/8)+(G+G/8)+B/4}/2 …(6) Cr =K1(R−G)+K2(B−G) …(7) Cb =K3(R−G)+K4(B−G) …(8) 尚、K1,K2,K3,K4は定数である。YCC変換
回路35によってYCC変換された輝度信号Y及びクロ
マ信号Cr,Cb は、クロマ抑制回路36に加えられ
る。クロマ抑制回路36は可変増幅器から構成されてお
り、図9に示すように輝度信号の階調に応じてクロマゲ
インを可変させる。即ち、輝度信号が大きいハイライト
部では、クロマゲインを1よりも小さくし、同様に輝度
信号が小さいシャドー部もクロマゲインを1よりも小さ
くし、これによりハイライト部及びシャドー部における
クロマ信号Cr ,Cb を抑圧するようにしている。尚、
ハイライト部及びシャドー部以外では、クロマゲインを
1にし、入力するクロマ信号Cr ,Cb をそのまま出力
する。 【0041】このようにクロマ信号Cr ,Cb を抑圧す
ることにより、ハイライト部及びシャドー部における色
付きを低減することができる。次に、前述したネガフイ
ルム用のベースLUTを利用して、リバーサルフイルム
用のLUTを作成する方法について説明する。この場合
には、ネガフイルム用のベースLUTからガンマ補正値
を読み出す際に、逆側から読み出すようにする。例え
ば、ベースLUTに0〜511の階調別にガンマ補正値
が記憶されている場合に、リバーサルフイルムの画像信
号の階調が0,1,2…の場合には、前記ベースLUT
において511,510,509…の階調に対応して記
憶されているガンマ補正値を読み出すようにする。この
ようにして読み出すことにより、実質的に図10(B)
に示すようなベースLUTから読み出すことになる。ま
た、リバーサルフイルムの実際のLUTは、図10
(A)に示すように関数y=xに、図10(B)に示す
ベースLUTを加算したものである。 【0042】次に、リバーサルフイルムの画像を撮像し
た場合の信号処理について、図8のデジタル信号処理回
路20を参照しながら説明する。先ず、加算器21でデ
ジタル画像信号CMPAD からR,G,B毎のオフセット値
を減算し、黒レベルを合わせる。尚、上記オフセット値
は、R,G,B毎の基準最小値である。そして、黒点オ
フセットされたデジタル画像信号は、ネガポジ反転する
ための加算器22をそのまま通過させる。続いて、加算
器22を通過したデジタル画像信号は、乗算器23で
R,G,B毎のゲイン量が乗算され、白ピークが合わさ
れる。 【0043】次に、乗算器23から出力されるデジタル
画像信号は、加算器24及びベースLUT25に加えら
れる。ベースLUT25では、入力するデジタル画像信
号の階調を白黒反転した階調に応じたガンマ補正値が読
み出され、このガンマ補正値を乗算器26に出力する。
乗算器26の他の入力にはマルチプレクサ48から中間
調のグレーを合わせるためのガンマゲインが加えられて
おり、乗算器26は2入力を乗算することにより、R,
G,Bデジタル画像信号の色別のガンマ補正値を生成
し、これを加算器24に出力する。 【0044】加算器24は入力するR,G,Bデジタル
画像信号と各色別に伸長又は圧縮されたガンマ補正値と
を加算する。これによりガンマ補正された正規のR,
G,Bデジタル画像信号RGBGgam が得られる。尚、
上記実施例ではネガフイルム用のベースLUTをリバー
サルフイルム用に適用する場合について説明したが、こ
れに限らず、リバーサルフイルム用のベースLUTをネ
ガフイルム用に適用することもできる。 【0045】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係るガンマ
補正方法によれば、ベースLUTにガンマゲインを乗算
することにより種々のガンマ補正値を発生させるように
したため、1つのベースLUTで済み、メモリ容量も少
なくて済むという利点がある。また、ベースLUTに記
憶されるガンマ補正値は、単一の符号をもっているた
め、ガンマ補正値にガンマゲインを乗算してガンマ補正
値を伸長又は圧縮する場合に不動点が生じることがな
く、良好に調子を制御することができる。更に、フイル
ム画像を撮像する場合には、ベースLUTに記憶される
ガンマ補正値を、前記フイルムがもっているガンマと画
像表示手段に出力される映像信号がもっているガンマと
の差分に対応した値とすることにより、1つのベースL
UTで両者のガンマ補正を一挙に行うことができる。 【0046】また、ベースLUTから読み出したガンマ
補正値を伸長又は圧縮するためのガンマゲインの変動範
囲を、実際のLUT曲線の単調増加性が保たれるまでと
したため、調子が反転することもなく自然な画像の再生
ができる。更に、1つのベースLUTから読み出したガ
ンマ補正値に対して、R,G,Bの各色別に異なるガン
マゲインを乗算し、入力するR,G,Bデジタル画像信
号に対して前記乗算によって伸長又は圧縮したガンマ補
正値を減算又は加算することによりR,G,Bデジタル
画像信号の中間調を合わせることができ、また、これで
はグレーを合わせることが困難なハイライト部及びシャ
ドー部は、YCC変換後のクロマ信号を抑圧するように
したため、不自然な色付きを防止することができる。 【0047】更にまた、1つのベースLUT及びデジタ
ル信号処理回路をネガフイルム及びリバーサルフイルム
の画像を示すデジタル画像信号の両方のガンマ補正に応
用することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明が適用されるフイルムスキャナの
一実施例を示す要部ブロック図である。 【図2】図2は基準最大値及び基準最小値の求め方を説
明するために用いたヒストグラムである。 【図3】図3(A)乃至(D)はそれぞれ図1のデジタ
ル信号処理回路の各部における処理内容を示すグラフで
ある。 【図4】図4(A)乃至(C)はそれぞれガンマ補正方
法を説明するために用いたグラフである。 【図5】図5(A)及び(B)はそれぞれは不動点をも
った実際のLUT及びベースLUTを示すグラフであ
る。 【図6】図6は実際のLUTとその実際のLUTの隣合
う差分値の頻度分布を示すグラフである。 【図7】図7はガンマゲインの大きさによって実際のL
UTが変動する変動範囲を説明するために用いたグラフ
である。 【図8】図8は図1のデジタル信号処理回路の詳細な構
成を示すブロック図である。 【図9】図9は図1のクロマ抑圧回路を説明するために
用いた輝度レベルに対するクロマゲインを示す図であ
る。 【図10】図10(A)及び(B)はそれぞれはリバー
サルフイルムの画像に対する実際のLUT及びベースL
UTを示すグラフである。 【符号の説明】 10…光源 12…撮影レンズ 14…CCDラインセンサ 15…CCD駆動回路 18…A/Dコンバータ 20…デジタル信号処理回路 21、22、24…加算器 23、26…乗算器 25…ベースLUT 31…モータ 35…YCC変換回路 36…クロマ抑圧回路 40…中央処理装置(CPU) 41…積算ブロック 42…アドレスデコーダ 43R〜45B…レジスタ 46、47、48…マルチプレクサ 50…フイルムカートリッジ 52…ネガフイルム
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−170869(JP,A) 特開 平5−244617(JP,A) 特開 昭63−246082(JP,A) 特開 昭58−151176(JP,A) 特開 昭63−292188(JP,A) 特開 平2−295394(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 予め入力信号の階調に応じたガンマ補正
    値を記憶する1つのルックアップテーブルを準備すると
    ともに、前記ガンマ補正値と乗算することにより該ガン
    マ補正値を伸長又は圧縮するためのガンマゲインをR,
    G,Bの各色別に設定し、 カラー画像を撮像して得られるR,G,Bデジタル画像
    信号の階調に基づいて前記ルックアップテーブルからガ
    ンマ補正値を読み出すとともに、その読み出されたガン
    マ補正値がいずれの色のデジタル画像信号に対応するか
    に応じて前記各色別のガンマゲインから対応するガンマ
    ゲインを選択し、 前記読み出されたガンマ補正値と前記選択されたガンマ
    ゲインとを乗算し、前記入力するR,G,Bデジタル画
    像信号に対して、前記乗算によって伸長又は圧縮したガ
    ンマ補正値を減算又は加算することによりR,G,Bデ
    ジタル画像信号の中間調を合わせるようにしたガンマ補
    正方法において、 前記中間調が合わされたR,G,Bデジタル画像信号に
    基づいて生成されるクロマ信号のうち低輝度部及び高輝
    度部に対応するクロマ信号を抑圧し、 もってクロマ信号の低輝度部及び高輝度部における色付
    きを低減するようにしたことを特徴とするガンマ補正方
    法。
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