JPH099114A - 車載用カメラ装置及び車載用カメラ装置のゴースト防止方法 - Google Patents

車載用カメラ装置及び車載用カメラ装置のゴースト防止方法

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JPH099114A
JPH099114A JP7154499A JP15449995A JPH099114A JP H099114 A JPH099114 A JP H099114A JP 7154499 A JP7154499 A JP 7154499A JP 15449995 A JP15449995 A JP 15449995A JP H099114 A JPH099114 A JP H099114A
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JP
Japan
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lens
vehicle
camera device
filter means
optical axis
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JP7154499A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Shirakawa
博之 白川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用カメラについて、光学系の全長短縮、
ゴースト像発生の防止、及びレンズの汚れ防止を目的と
する。 【構成】 所定の波長の光を減衰するフィルタ手段をレ
ンズ前面に下向きに傾斜して配置するとともにレンズに
入射する光のうち、少なくとも1つの高輝度光源からの
光がレンズの光軸よりも上側から入射するようにした。
また、そのフィルタ手段とレンズ間との空間を密閉構造
とし、さらにそのフィルタ手段を着脱自在に保持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車に搭載する車
載用カメラ装置の改良に関するものであって、特に装置
の小型化及びゴーストの防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車にCCDカメラ(固体撮像
素子を使ったカメラ)を搭載し、走行道路の白線認識あ
るいは障害物検知などを行う自動車の安全走行に関する
試みがなされている。この場合、美観上の問題や自動車
の限られた空間の有効利用の見地からカメラを単体で搭
載するよりは、既設の装置、例えばルームミラーとか、
リヤースポイラーに内蔵させる方がデザイン上の調和や
搭乗者に異和感を与えない点からも有利である。
【0003】しかし、この場合、当然カメラは、小型軽
量化の必要性が、より高くなり、特に光軸方向の長さを
極力、短縮することが要求される。図5は、従来の車載
用カメラ装置の構成を示す構成図である。図において、
1はレンズユニットで、この例の場合、5群5枚構成と
なっている。2は撮像素子であるCCD(電荷結合素
子)である。なお、21は撮像面であり、前記レンズユ
ニット1による被写体像はこの撮像面21上に結像し、
光電変換され、図示しない信号処理回路により、映像と
して取り出される。図6は光の波長に対する相対感度を
示した分光特性図である。図中Aで示す特性はCCD2
の単体分光特性である。このCCD2の単体分光特性
は、人間の可視光帯域である400〜700nmに比べ
て長波長側に感光域を持っており、人間の目では見えな
い近赤外光にも感度を持っている。一方、レンズユニッ
ト1は可視光域で色収差が無くなるように補正されてい
るので、赤外光に対しては焦点ずれを生じる。この焦点
ずれは、結果的に得られる映像の鮮明度を悪化させる。
そこで従来の車載用カメラ装置では、レンズユニット1
と、CCD2との間に赤外線カットフィルタ3を配置し
ている。図6においてBで示す曲線は赤外カットフィル
タ3を使用した場合のCCD2の分光特性であって、こ
こでは不必要な赤外線がカットされている。これにより
上記問題が解消され、鮮明な画像を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車載用カメラ装
置は以上のように構成されており、レンズユニット1と
CCD2との間に赤外線カットフィルタ3を配置してい
るため、これを保持するための空間が必要となり、光軸
方向の長さを短くすることができなかった。また、レン
ズユニット1のレンズ最後面(図示右端)と、焦点位置
までの距離、即ち図5のLbで示すバックフォーカスを
長くするために図5に示すような、いわゆるレトロフォ
ーカスタイプのレンズ構成とすると、レンズ構成が複雑
化してしまうという問題があった。さらに、レンズユニ
ット1とCCD2との間に赤外線カットフィルタ3を配
置すると、赤外線カットフィルタ3はレンズユニット1
の焦点の位置を長くしてしまうので光軸方向の長さがま
すます長くなってしまうという問題点があった。図7
は、その様子を示す説明図である。ここでは、赤外線カ
ットフィルタ3の屈折率をn、その厚みをtとしたとき
に△sだけ光学系の全長が長くなることを示している。
【0005】
【数2】
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、光学系の全長を短縮出来ると共
にゴースト像の発生防止、さらには汚れに強いカメラ装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車載用カ
メラ装置は、所定の波長の光を減衰させるフィルタ手段
をレンズの光軸に対し下向きに傾斜してレンズの前面に
配設したものであって、しかもレンズに入射する光のう
ち少なくとも1つの高輝度光源からの光がレンズの光軸
よりも上側から入射するようにしたものである。
【0008】また、この発明に係る車載用カメラ装置
は、撮像方向が水平よりも下向きになったものである。
【0009】また、この発明に係る車載用カメラ装置
は、フィルタ手段の傾斜を、レンズの光軸とフィルタ手
段の法線との角度がθとなるように設定したものであ
る。
【0010】
【数3】
【0011】また、この発明に係る車載用カメラ装置
は、フィルタ手段とレンズとを保持するとともに、フィ
ルタ手段とレンズとの間の空間を密閉する保持手段を備
えたものである。
【0012】また、この発明に係る車載用カメラ装置
は、フィルタ手段を着脱自在に保持する保持手段で保持
したものである。
【0013】また、この発明に係る車載用カメラ装置
は、フィルタ手段とレンズとを保持することによりフィ
ルタ手段とレンズとの間の空間を密閉するとともに、フ
ィルタ手段を着脱自在に保持する保持手段を備えたもの
である。
【0014】また、この発明に係る車載用カメラ装置の
ゴースト防止方法は、フィルタ手段をレンズの光軸に対
し下向きに傾斜して配設するものである。
【0015】
【作用】この発明に係る車載用カメラ装置は、フィルタ
手段をレンズの前面に配設することにより装置の全長を
短くするとともに、フィルタ手段をレンズの光軸に対し
下向きに傾斜し且つレンズに入射する光のうち少なくと
も1つの高輝度光源からの光がレンズの光軸よりも上側
から入射するようにしたことにより、フィルタ手段をレ
ンズの前面に配設したことに起因して生じるゴーストを
防止する。
【0016】また、この発明に係る車載用カメラ装置
は、撮像方向が水平よりも下向きになっているので車載
用カメラ装置を比較的高い位置に設置することが可能と
なり、車載用カメラ装置の撮像範囲を広くすることがで
きる。
【0017】また、この発明に係る車載用カメラ装置
は、フィルタ手段の傾斜を、レンズの光軸とフィルタ手
段の法線との角度がθとなるように設定して確実にゴー
ストを防止する。
【0018】また、この発明に係る車載用カメラ装置
は、保持手段によりフィルタ手段とレンズとを保持し、
かつ、フィルタ手段とレンズとの間の空間を密閉する。
【0019】また、この発明に係る車載用カメラ装置
は、保持手段によりフィルタ手段を着脱自在に保持す
る。
【0020】また、この発明に係る車載用カメラ装置
は、保持手段によりフィルタ手段とレンズとを保持して
フィルタ手段とレンズとの間の空間を密閉するととも
に、フィルタ手段を着脱自在に保持する。
【0021】また、この発明に係る車載用カメラ装置の
ゴースト防止方法は、フィルタ手段をレンズの光軸に対
し下向きに傾斜することにより、ゴーストが撮像手段に
入射しないようにする。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1を示す構成図である。
図において、1は光を集光するレンズとしてのレンズユ
ニットで、3群3枚構成となっており、従来装置の5群
5枚構成に比し大幅に簡略化されている。このレンズユ
ニット1は、可視光域で色収差が無くなるように補正さ
れている。2は撮像手段としてのCCD(電荷結合素
子)である。なお、21は撮像面であり、前記レンズユ
ニット1による被写体像はこの撮像面21上に結像し、
光電変換される。これにより画像信号が発生し、この画
像信号を図示しない信号処理回路に送ることにより画像
を取り出すことができる。このCCD2は、従来装置の
CCDと同様のものであって、図6にAで示す単体分光
特性を有している。従って、レンズユニット1の補正に
より焦点がずれた赤外光にも感応し、従来装置と同様に
映像の鮮明度を悪化させる。そこで実施例1でも、CC
D2が焦点のずれた赤外光に感応しないようにするた
め、所定の波長の光としての赤外光を減衰させる赤外線
カットフィルタ3をこの光学系の中に組み込んでいる
が、実施例1ではフィルタ手段としての赤外線カットフ
ィルタ3をレンズユニット1の前面に配設している。
【0023】これにより、レンズユニット1とCCD2
との間のバックフォーカスLbを大きくとる必要が無く
なる。従って、従来の如き複雑なレトロフォーカスタイ
プのレンズ構成にする必要が無くなるとともに、光軸方
向の装置全長、即ちLl+Lbを短くすることができ
る。
【0024】ところで、実施例1では、赤外線カットフ
ィルタ3をレンズユニット1の前面に配置し、さらにレ
ンズユニット1の光軸と赤外線カットフィルタ3の法線
との角度がθとなる分だけ下向きに傾けている。このよ
うに赤外線フィルタ3を下向きに傾ける理由を以下に説
明する。
【0025】一般に、CCDカメラ装置に於て、レンズ
ユニットの前面にフィルタを配置した場合、画角内に極
端に輝度の高い被写体、例えば点状の高輝度光源などが
あるとCCDの表面とフィルタ面の相互反射によりゴー
スト像が発生し易い。
【0026】図2は、その状態を示す説明図である。図
中4は画面であって、画面4内に高輝度光源5がある
と、画面4の中心に対し、対称の位置にゴースト像6を
生じる。図3は、赤外線カットフィルタ3をレンズユニ
ット3の前面に配設し、かつその面をレンズユニットの
光軸に対し直角に配設した場合に生じるゴースト像6の
発生メカニズムを説明する説明図である。図において、
1は前述の通り複数のレンズより構成されているレンズ
ユニットであるが、簡略化のため一枚の凸レンズで表示
している。2はCCD、3は赤外線カットフィルタであ
り、その面は光軸に対し直角に配置されている。
【0027】この図に於て、Riを入射光とすると、そ
の像は、CCD2のX位置に結像する。ここで入射光R
iの一部がCCD2により反射され、この反射光Rrが
レンズユニット1に入射する。この光は、図中、一点鎖
線で示すように赤外線カットフィルタ3の裏面で反射さ
れ、再びレンズユニット1に入射し、Xと対称の位置Y
に結像し、図2に示すゴースト像6となる。車載用カメ
ラ装置においてこの問題は特に重要で、夜間、対向車の
ヘッドライトや街灯などの高輝度光源が画面に入り込む
ため、ゴースト像対策は一般のCCDカメラに比べて特
に入念に行う必要がある。この配置でゴースト像6を軽
減する方法として、例えば赤外線カットフィルタ3に反
射防止コーティングを施すことも考えられるが、この方
法では完全に反射を無くすることが出来ず車載用カメラ
装置としては不十分である。
【0028】そこで、実施例1では対向車のヘッドライ
トや街灯などの高輝度光源からの光がレンズユニット1
の光軸よりも上側から入射するような位置、例えばバン
パーなどに車載用カメラ装置を取り付けると共に、赤外
線カットフィルタ3をレンズユニット1の前面に配置
し、さらにそれを下向きにθだけ傾けるという方法によ
り、ゴースト像6の発生を防止している。図4は、実施
例1によるゴースト像防止の原理図で、この図では赤外
線カットフィルタ3がレンズユニット1の光軸に対しθ
だけ下向きに傾いている。なお、車載用カメラ装置はバ
ンパーに取り付けられており、高輝度光源からの光Ri
は、レンズユニット1の光軸よりも上側から入射してい
る。この場合、入射光Riは、図3と同じX位置に結像
し、CCD2による反射光Rrはレンズユニット1に入
射し赤外線カットフィルタ3の裏面に至る。ここで、赤
外線カットフィルタ3の裏面で反射されて再びレンズユ
ニット1に入射する反射光Rfは、赤外線カットフィル
タ3がθ傾いているため2θだけ傾いてレンズユニット
1に入射する。この反射光Rfは、レンズユニット1に
より集光されて図示する如くCCD2の撮像面外である
Z位置に結像する。従って、ゴースト像6はCCD2の
撮像面外に存在するため、結局、ゴースト像6を生じな
い。なお、CCD撮像面上での像は倒立しているから、
図4においてCCD2の図示下側が画面の上側となると
共にCCD2の図示上側が画面の下側となる。よって実
際の画面では赤外線カットフィルタ3を実施例1のよう
に下向きに傾けると、ゴースト像は画面下側に逃げた様
に見える。即ち、赤外線カットフィルタ3を傾けた方向
にゴースト像が逃げるようになる。
【0029】上記実施例では、車載用カメラ装置をバン
パーに取り付ける例を示したが、バンパーに限られるも
のではなく、高輝度光源からの光がレンズユニット1の
光軸に対して水平方向よりも上側から入射するような位
置であればどこでも良い。また、一般に車載用カメラ装
置において良好な前方視界を得るためには極力高い位置
に車載用カメラ装置を取り付けることが望ましく、例え
ば、ルームミラーに車載用カメラ装置を取り付けること
が知られている。このような場合でもフィルタ手段を下
向きに傾斜させることによって街灯のように高い位置に
ある高輝度光源のゴースト像発生を防止できる。更に対
向車のヘッドライトのように低い位置にある高輝度光源
のゴースト像の発生を防止するためには、車載用カメラ
装置の撮像方向を水平よりも下側にオフセットしてやれ
ばよい。例えば、車載用カメラ装置を水平よりも下側に
向けて取り付けるようにしてやればよい。このようにす
れば、ルームミラーに車載用カメラ装置を取り付けたと
しても、対向車のヘッドライトからの光はレンズユニッ
ト1の光軸よりも上側から入射することになりゴースト
像は発生しない。この場合、車載用カメラ装置において
良好な前方視界を得ることができると共に、車載用カメ
ラ装置は車室内に設置されるため耐環境性が高く、また
雨天であってもフロントガラスに設置されたワイパが機
能するため撮像性の低下も生じない。なお、車載用カメ
ラ装置をルームミラーに取り付けた場合にあっては自車
の直近から遠方までを撮像出来るようにするためにはカ
メラレンズの光軸が水平方向に対して2〜4°下側にオ
フセットするようカメラ本体を取りつけることが望まし
い。従って、車載用カメラ装置を水平よりも下側にオフ
セットさせることは実用上何の問題もない。なお、撮像
方向を水平よりも下側にオフセットさせる方法として
は、車載用カメラ装置本体を水平方向よりも下側にオフ
セットして取り付けることに限らず、車載用カメラ装置
本体は水平のままで、内部の光学系(レンズユニット、
CCD等)の光軸を水平よりも下側にオフセットさせる
ようにしても良いことは言うまでもない。
【0030】ところで、このフィルタ傾け角θは上述の
通り、画面の上半分に存在する光源に起因するゴースト
像をCCDの撮像面外に生じるようにすればよく、又、
フィルタによる反射光は周知の通りその傾け角の2倍偏
角するので、結局、次式で求めた値、あるいはこの値よ
りも大きくなるようにθを設定すればよい。
【0031】
【数4】
【0032】ここでθvはカメラの垂直画角、lvはC
CD撮像面の縦方向寸法、fはレンズの焦点距離であ
る。
【0033】なお、図示していないがレンズユニット
1、CCD2及び赤外線カットフィルタ3は、保持手段
としての車載用カメラ装置の外壁により一体的に保持さ
れ車載用カメラ装置を構成している。また、特にレンズ
ユニット1と赤外線カットフィルタ3との間の空間は密
閉構造となっておりし、この間に外部からほこりなどが
浸入しないようにしてある。
【0034】また、該保持手段は、レンズユニット1に
対し赤外線カットフィルタ3を着脱自在に保持する構造
となっており、例えばアタッチメント構造あるいはねじ
込み構造等により構成されている。よって、密閉空間に
あるレンズユニット1が汚れたとしてもクリーニングが
簡単に行える。従って、レンズの汚れ防止や保護が出来
る上、フィルタ表面が下向きになっているため、フィル
タ自身の表面にほこり等が付着しにくくなり、全体とし
て、汚れに強い車載用カメラ装置を得られる効果があ
る。なお、赤外線カットフィルタを使用する場合につい
て述べたが、赤外線カットフィルタに限らず紫外線カッ
トフィルタ、レンズ保護用の透明ガラス板、プラスチッ
ク板等をレンズ前面に配置する場合にも適用出来る。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る車載用カ
メラ装置によれば、フィルタ手段をレンズの前面に配設
することにより装置の全長を短くし、フィルタ手段をレ
ンズの光軸に対し下向きに傾斜すると共に、レンズに入
射する光のうち少なくとも1つの高輝度光源からの光が
レンズの光軸よりも上側から入射するように配置したの
で、フィルタ手段をレンズの前面に配設したことに起因
して生じるゴーストを防止することができる。
【0036】また、この発明に係る車載用カメラ装置に
よれば、撮像方向が水平よりも下向きであるから、車載
用カメラ装置を比較的高い位置に設置することができ
る。
【0037】また、この発明に係る車載用カメラ装置に
よれば、フィルタ手段の傾斜を、レンズの光軸とフィル
タ手段の法線との角度がθとなるように設定して確実に
ゴーストを防止することができる。
【0038】また、この発明に係る車載用カメラ装置に
よれば、保持手段によりフィルタ手段とレンズとを保持
し、かつ、フィルタ手段とレンズとの間の空間を密閉す
るのでレンズの汚損を防止することができる。
【0039】また、この発明に係る車載用カメラ装置に
よれば、保持手段によりフィルタ手段を着脱自在に保持
するので、レンズなどのクリーニング及びフィルタ手段
の交換が簡単である。
【0040】また、この発明に係る車載用カメラ装置に
よれば、保持手段によりフィルタ手段とレンズとを保持
してフィルタ手段とレンズとの間の空間を密閉するとと
もに、フィルタ手段を着脱自在に保持するので、レンズ
の汚損を防止すると共に、仮に密閉空間にあるレンズが
汚れたとしても簡単にクリーニングすることができる。
【0041】また、この発明に係る車載用カメラ装置の
ゴースト防止方法によれば、フィルタ手段をレンズの光
軸に対し下向きに傾斜することにより、ゴーストが撮像
手段に入射しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の構成を示す構成図である。
【図2】 ゴースト像が発生した様子を示す説明図であ
る。
【図3】 ゴースト像の発生メカニズムを示す説明図で
ある。
【図4】 ゴースト像の防止原理を示す説明図である。
【図5】 従来の車載用カメラ装置の構成を示す構成図
である。
【図6】 光の波長に対する相対感度を示した分光特性
図である。
【図7】 赤外線カットフィルタによりレンズの焦点の
位置が長くなることを示す説明図である。
【符号の説明】
1:レンズユニット、2:CCD、3:赤外線カットフ
ィルタ、4:画面、5:高輝度光源、6:ゴースト像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 21/00 G06F 15/64 320C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射した光を集光するレンズと、このレ
    ンズにより集光された光を受光して画像信号を出力する
    撮像手段と、所定の波長の光を減衰させるものであっ
    て、前記レンズの光軸に対し下向きに傾斜して前記レン
    ズの前面に配設されたフィルタ手段とを備えるととも
    に、前記レンズに入射する光のうち少なくとも1つの高
    輝度光源からの光が前記レンズの光軸よりも上側から入
    射することを特徴とする車載用カメラ装置。
  2. 【請求項2】 車載用カメラ装置は、撮像方向が水平よ
    りも下向きであることを特徴とする請求項1記載の車載
    用カメラ装置。
  3. 【請求項3】 フィルタ手段の傾斜は、レンズの光軸と
    フィルタ手段の法線との角度が下式で求めるθ以上とな
    るように設定したことを特徴とする請求項1記載の車載
    用カメラ装置。 【数1】
  4. 【請求項4】 フィルタ手段とレンズとを保持するとと
    もに、前記フィルタ手段と前記レンズとの間の空間を密
    閉する保持手段を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の車載用カメラ装置。
  5. 【請求項5】 フィルタ手段を着脱自在に保持する保持
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の車載用カ
    メラ装置。
  6. 【請求項6】 フィルタ手段とレンズとを保持すること
    により前記フィルタ手段と前記レンズとの間の空間を密
    閉するとともに、前記フィルタ手段を着脱自在に保持す
    る保持手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の車
    載用カメラ装置。
  7. 【請求項7】 所定の波長の光を減衰させるフィルタ手
    段を介して入射した光をレンズにより集光して画像を得
    る車載用カメラ装置において、前記フィルタ手段を前記
    レンズの光軸に対し下向きに傾斜して配設することによ
    りゴーストを防止する車載用カメラ装置のゴースト防止
    方法。
JP7154499A 1995-06-21 1995-06-21 車載用カメラ装置及び車載用カメラ装置のゴースト防止方法 Pending JPH099114A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006023628A1 (en) * 2004-08-19 2006-03-02 Honeywell International Inc. Illimination system comprising a filter which is tilted with respect to the optical axis of the collimtor
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