JPH0655871U - 曲率フードガラス付き後方監視カメラ - Google Patents

曲率フードガラス付き後方監視カメラ

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JPH0655871U
JPH0655871U JP8360592U JP8360592U JPH0655871U JP H0655871 U JPH0655871 U JP H0655871U JP 8360592 U JP8360592 U JP 8360592U JP 8360592 U JP8360592 U JP 8360592U JP H0655871 U JPH0655871 U JP H0655871U
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JP
Japan
Prior art keywords
curvature
glass
hood glass
hood
camera
Prior art date
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Pending
Application number
JP8360592U
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English (en)
Inventor
一郎 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakami Corp
Original Assignee
Murakami Corp
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Publication date
Application filed by Murakami Corp filed Critical Murakami Corp
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Publication of JPH0655871U publication Critical patent/JPH0655871U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画角を広く取っても画像に歪みや不鮮明さを
生ずることなく、後方視界の安全確認を確実に行なうこ
とができる監視カメラを提供する。 【構成】 車両運転室内に設けた電源部6と制御部7と
から分岐して車両後方にカメラハウジング1を設け、カ
メラハウジング1内に内蔵したレンズユニット2の前面
に円筒状、球面状または非球面状をなす曲率フードガラ
ス5を配置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の後方視界を捉える曲率フードガラス付き後方監視カメラに関 する。
【0002】
【従来の技術】
車両走行中または車両を後退させる場合の後方視界を確認するには、車室内の 略中央前部に設けられたインナーミラーによるか、或いは、車両後方を振り返っ て目視するの何れかであったが、その何れも死角の点から後方視界の完全な確認 は無理であった。そのため最近は、運転者が直接目視して確認することのできな い後方の死角及び視界を減少させるため、リアスポイラー付近に後方監視カメラ を内蔵させ、このカメラによって捉えた像を車室内のモニタTV画面に表示させ て、後方視界の安全を確認する装置が使用されるようになっている。
【0003】 この種の装置としては、例えば特開平2−92753号公報に開示されたもの が知られている。このものは、車両後部に配置されて後方視界を映像信号に変換 する昼間用カメラと夜間用カメラとを含む撮像手段と車室内前部に設けた表示装 置とよりなる。表示手段は、撮像手段により得られた映像信号をビデオ信号に変 換するメイン回路ユニットと、そのビデオ信号によりコントロールユニットを介 して作動して後方視界の映像を表示するモニタTVとより構成されている。また 前記撮像手段における各カメラは、レンズと電荷結合型撮像素子(CCD)とよ りなっており、昼間用カメラは調光フィルタと反射鏡とを介して後方視界を捉え 夜間用カメラはカバーガラスと反射鏡とを介して前記同様後方視界を捉えるよう にしてある。この撮像手段を内蔵したハウジングには、前面開放部にそれぞれ昼 間用カメラと夜間用カメラとに対応する位置に、フードガラスであるフラットな 調光フィルタとカバーガラスとが嵌め込まれている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 このように従来のものは、フラットなフードガラスと広角レンズとを使用して 例えば車両後方30cm以上の映像にピントが合うようにしてある。ところがフ ードガラスがフラットであるため、画角が広角になるとカメラハウジングの形状 も大きくなり、破損とコストアップにつながるし、広角になればなるほど隅の方 は画像が不鮮明になり、特に車両後退時の後方の安全確認が問題になる。また、 カメラの大きさに制限があるときには、画角設定に自由度がない。本考案は、上 記問題点に鑑みてなされたもので、車両後部、例えばリアスポイラーのように小 さな空間に格納させる意味からも小型軽量低価格のカメラとしながら、画角を広 く取っても画像に歪みや不鮮明さを伴わず、後方視界の安全確認を確実に行なう ことができる曲率フードガラス付き監視カメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、車両後方監視カメラにおいて、カメラハ ウジングに内蔵したレンズユニットの前面に円筒状、球面状または非球面状をな す曲率フードガラスを配置したことを特徴とする。非球面状をなすフードガラス とは、回転放物面、回転楕円面など平面曲線の回転面をもつ曲率ガラスを意味し カメラレンズが非球面レンズであるときに用いられる。
【0006】
【作用】
上記のように構成したため、被写体よりカメラへの入射光は、曲率フードガラ スに殆ど直角に入射するため光の散乱反射が少なくなり、画像の歪みや不鮮明さ も伴うことがない。また、カメラハウジングも小型にすることができる。
【0007】
【実施例】
以下に、図面に基づき本考案を具体的に説明する。 図1は本考案の曲率フードガラス付き後方監視カメラの一実施例の概略の構成 を示すブロック図である。後方監視カメラのハウジング1内に、レンズユニット 2、レンズ3およびCCD基板4を配置し、レンズ2の前面におけるハウジング の開口部に曲率フードガラス5を取付ける。後方監視カメラは、モニタ部よりな る制御部7と電源部6に接続されている。電源部6と制御部7とは車両の前部運 転室内に設置され、カメラハウジング1は前記電源部・制御部と分離して車両後 部のリアスポイラー等に設けてある。
【0008】 レンズユニット2のレンズ3は画角θを有し、その光軸線上に配置されたフー ドガラス5は、図2〜4に示すような曲面をもつ。すなわち、一方向のみ曲面を 持つ円筒面状曲率フードガラス5a(図2)、球面状曲率フードガラス5b(図 3)、球面状鍔付き曲率フードガラス5c(図4)などであり、そのほか図示省 略の非球面状フードガラスが用意され、これらは画角の選択や用途により使い分 けられる。
【0009】 図5は、従来のフラットなフードガラスを用いた場合と曲率フードガラスを用 いた場合の形状の差をまとめて示してある。図5の光軸から上は従来形のフラッ トなフードガラス10を描き、光軸から下方には曲率フードガラス5を配置した 場合、上下にカメラハウジングの形状の差を生じる。すなわち、必要とするカメ ラハウジング1の大きさについては、曲率フードガラス5を使用する場合の方が 、上下の高さB’と奥行の長さA’はともに小さくなる。その反対に曲率フード ガラスを使用する場合の画角θは、フラットなフードガラス10を使用する場 合の画角θより大となる。
【0010】 一般に、屈折率の異なる媒質をとおるときの光の入射角φと屈折角φとの間に は、nSinφ=nSinφ(n:空気の屈折率、n:ガラスの屈折率 )の関係式が成立ち、入射角φが大きいときは屈折角≠も大きくなる。図6に示 すように、フラットなフードガラス10を用いると、画角θの大ところではガラ ス内で散乱反射し、実線で示す光路と破線で示される散乱光に分岐し、レンズ3 を介して被写体12の画像が結ばれるが、その画像は二重になったり、ぼけて見 えたり、像の明るさも落ちる。これに対し図7に示すように、曲率フードガラス 5を用いた場合は、入射角φはゼロになり、図6におけるフラットなフードガラ スに−5.起きたような光の散乱はなくなり、レンズ3を介して結ばれる被写体 12の画像には歪みや不鮮明さは完全に除去される。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、下記に記載する効果を奏する。 1、カメラハウジングの形状寸法を小さくすることができ、軽量化、コストダウ ンが図れる。広角のレンズユニットを設定することが可能で、設計に自由度が増 す。 2、広角のところでは、屈折角の影響による光の散乱等がなくなり、画像が鮮明 になって車両運転に必要な安全の確認が確保できる。 3、小型にすることができるため、フードガラスは破損しにくくなり信頼性が向 上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の曲率フードガラス付き後方監視カメラ
の一実施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】円筒状曲率フードガラスの斜視図である。
【図3】球面状曲率フードガラスの斜視図である。
【図4】鍔付き球面状曲率フードガラスの斜視図であ
る。
【図5】図1に示すカメラハウジングにおいて、光軸か
ら上にフラットなフードガラスを描き、下方に曲率フー
ドガラスを配置した場合、上下に生ずる形状の差を説明
する断面図である。
【図6】フラットなフードガラスを使用した場合の光の
散乱等による画像の歪みや不鮮明を示す図である。
【図7】曲率フードガラスを使用した場合の状況を図5
に対比して示した図である。
【符号の説明】
1 カメラハウジング 2 レンズユニット 3 レンズ 4 CCD基板 5 曲率フードガラス 5a 円筒面状曲率フードガラス 5b 球面状曲率フードガラス 5c 球面状鍔付き曲率フードガラス 6 電源部 7 制御部 10 フラットなフードガラス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両後方監視カメラにおいて、カメラハ
    ウジングに内蔵したレンズユニットの前面に円筒状、球
    面状または非球面状をなす曲率フードガラスを配置した
    ことを特徴とする曲率フードガラス付き後方監視カメ
    ラ。
JP8360592U 1992-11-11 1992-11-11 曲率フードガラス付き後方監視カメラ Pending JPH0655871U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8360592U JPH0655871U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 曲率フードガラス付き後方監視カメラ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8360592U JPH0655871U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 曲率フードガラス付き後方監視カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0655871U true JPH0655871U (ja) 1994-08-02

Family

ID=13807120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8360592U Pending JPH0655871U (ja) 1992-11-11 1992-11-11 曲率フードガラス付き後方監視カメラ

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002017016A1 (fr) * 2000-08-24 2002-02-28 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Verre protecteur destine a un petit appareil de prise de vues, procede de fabrication associe, et formation de filiere destinee au moulage de ce verre
JP2006074657A (ja) * 2004-09-06 2006-03-16 Elmo Co Ltd 監視用テレビカメラ装置
KR200474039Y1 (ko) * 2012-10-30 2014-09-23 대보정보통신 주식회사 감시 카메라 하우징
JP2019109384A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 株式会社オプトラン カバーガラス、撮像装置、携帯用電子機器

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