JPH0990157A - 光導波路モジュールの製造方法 - Google Patents
光導波路モジュールの製造方法Info
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- JPH0990157A JPH0990157A JP24319095A JP24319095A JPH0990157A JP H0990157 A JPH0990157 A JP H0990157A JP 24319095 A JP24319095 A JP 24319095A JP 24319095 A JP24319095 A JP 24319095A JP H0990157 A JPH0990157 A JP H0990157A
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- optical waveguide
- optical
- optical fiber
- manufacturing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業時間が短く、しかも破損しにくい光導波
路モジュールの製造方法を提供する。 【解決手段】 光導波路素子上にダミー板を被せた導波
路ブロックの入射側端部及び出射側端部に、V溝ブロッ
クに光ファイバを配して押さえ板を被せた入射側光ファ
イバアレイ及び出射側光ファイバアレイを接続する光導
波路モジュールの製造方法において、複数のパターンを
有する光導波路素子20の入出射側端部に光導波路素子
20と同数の光ファイバアレイ27,31を配置し、一
括して光軸調整を行い、接着固定して集合体32を組立
てた後、複数の光導波路モジュール35a〜35dに切
り離す。
路モジュールの製造方法を提供する。 【解決手段】 光導波路素子上にダミー板を被せた導波
路ブロックの入射側端部及び出射側端部に、V溝ブロッ
クに光ファイバを配して押さえ板を被せた入射側光ファ
イバアレイ及び出射側光ファイバアレイを接続する光導
波路モジュールの製造方法において、複数のパターンを
有する光導波路素子20の入出射側端部に光導波路素子
20と同数の光ファイバアレイ27,31を配置し、一
括して光軸調整を行い、接着固定して集合体32を組立
てた後、複数の光導波路モジュール35a〜35dに切
り離す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光導波路モジュー
ルの製造方法に関する。
ルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信技術の進展に伴い、従来の光源、
光ファイバ、受光器に加えて、光分岐器(スプリッタ)
や光スイッチ、光合分波器等の光部品が要求されてい
る。これらの光部品には、小型であることと、量産性
と、高い信頼性とが不可欠であった。従来のファイバ
型、バルク型の光部品では上述した要求に対応するのが
非常に困難なため、導波路型光部品の実用化が望まれて
いた。
光ファイバ、受光器に加えて、光分岐器(スプリッタ)
や光スイッチ、光合分波器等の光部品が要求されてい
る。これらの光部品には、小型であることと、量産性
と、高い信頼性とが不可欠であった。従来のファイバ
型、バルク型の光部品では上述した要求に対応するのが
非常に困難なため、導波路型光部品の実用化が望まれて
いた。
【0003】現在、導波路型光部品を実用化する上での
最大の問題は、導波路型光部品を構成する光導波路と、
入出力用光ファイバとの接続をいかに効率よく、しかも
安定にするかという点にある。その光導波路と入出力用
光ファイバとの接続方法としては、低コスト化が期待で
きる紫外線硬化型接着剤(UV接着剤)を利用するのが
一般的である。
最大の問題は、導波路型光部品を構成する光導波路と、
入出力用光ファイバとの接続をいかに効率よく、しかも
安定にするかという点にある。その光導波路と入出力用
光ファイバとの接続方法としては、低コスト化が期待で
きる紫外線硬化型接着剤(UV接着剤)を利用するのが
一般的である。
【0004】ここで、1×4スプリッタ(分岐)モジュ
ールを例にとって光導波路モジュールの構造について説
明する。
ールを例にとって光導波路モジュールの構造について説
明する。
【0005】図3は従来の光導波路モジュールの外観斜
視図である。
視図である。
【0006】同図に示す光導波路モジュール1は、導波
路ブロック2と、導波路ブロック2の入射側(図の左
側)に接続された入射側光ファイバアレイ3と、導波路
ブロック2の出射側(図の右側)に接続された出射側光
ファイバアレイ4とで構成されている。
路ブロック2と、導波路ブロック2の入射側(図の左
側)に接続された入射側光ファイバアレイ3と、導波路
ブロック2の出射側(図の右側)に接続された出射側光
ファイバアレイ4とで構成されている。
【0007】導波路ブロック2は、光導波路5が石英基
板6上に形成された光導波路素子7の上面に、それと同
一幅の石英製のダミー板8,9を被せ、光導波路素子7
とダミー板8,9とをUV接着剤で接着固定したもので
ある。ダミー板8,9は、導波路ブロック2の両端面を
研磨する際に光導波路(コア)部の欠けやダレ(曲面状
態)が生じるのを防ぐためである。
板6上に形成された光導波路素子7の上面に、それと同
一幅の石英製のダミー板8,9を被せ、光導波路素子7
とダミー板8,9とをUV接着剤で接着固定したもので
ある。ダミー板8,9は、導波路ブロック2の両端面を
研磨する際に光導波路(コア)部の欠けやダレ(曲面状
態)が生じるのを防ぐためである。
【0008】入射側光ファイバアレイ3は、V溝が形成
された石英製の単心型V溝ブロック10と押さえ板11
とを有し、単心型V溝ブロック10上のV溝に入射側単
心光ファイバ12が配置され、その上から押さえ板11
を被せ、UV接着剤で接着固定したものである。
された石英製の単心型V溝ブロック10と押さえ板11
とを有し、単心型V溝ブロック10上のV溝に入射側単
心光ファイバ12が配置され、その上から押さえ板11
を被せ、UV接着剤で接着固定したものである。
【0009】出射側光ファイバアレイ4は、4つのV溝
が形成された石英製の4心V溝ブロック13と押さえ板
14とを有し、V溝ブロック13の4つのV溝に出射側
4心テープファイバ15の各心を配置し、その上から押
さえ板14を被せ、UV接着剤で接着固定したものであ
る。
が形成された石英製の4心V溝ブロック13と押さえ板
14とを有し、V溝ブロック13の4つのV溝に出射側
4心テープファイバ15の各心を配置し、その上から押
さえ板14を被せ、UV接着剤で接着固定したものであ
る。
【0010】導波路ブロック2の両端面及び両光ファイ
バアレイ3,4の各端面は、鏡面研磨若しくは鏡面研削
切断され、接続損失の要因となる光ファイバ端面及び光
導波路(コア)部の傷がなくなるまで仕上げられる。研
磨の完了した導波路ブロック2及び光ファイバアレイ
3,4は、図示しない精密微動台上で入射側単心光ファ
イバ12から光を入射し、出射側4心テープファイバ1
5から出射する光でパワーモニタしながら光軸調整が行
われる。光軸調整の後、導波路ブロック2と光ファイバ
アレイ3,4との端面(鏡面)同士をUV接着剤で接着
固定することによりモジュール化が完了する(特願平6
−221987号)。
バアレイ3,4の各端面は、鏡面研磨若しくは鏡面研削
切断され、接続損失の要因となる光ファイバ端面及び光
導波路(コア)部の傷がなくなるまで仕上げられる。研
磨の完了した導波路ブロック2及び光ファイバアレイ
3,4は、図示しない精密微動台上で入射側単心光ファ
イバ12から光を入射し、出射側4心テープファイバ1
5から出射する光でパワーモニタしながら光軸調整が行
われる。光軸調整の後、導波路ブロック2と光ファイバ
アレイ3,4との端面(鏡面)同士をUV接着剤で接着
固定することによりモジュール化が完了する(特願平6
−221987号)。
【0011】尚、UV接着剤は約100℃の耐熱性しか
ないため、モジュール化後は100℃以上の温度環境に
さらすことができない。
ないため、モジュール化後は100℃以上の温度環境に
さらすことができない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の光導
波路モジュール1は、導波路ブロック2の光導波路素子
5、入射側単心光ファイバ12及び出射側4心テープフ
ァイバ15を1個ずつ光軸調整した後、接着固定するこ
とによりモジュール化するため以下のような問題があ
る。
波路モジュール1は、導波路ブロック2の光導波路素子
5、入射側単心光ファイバ12及び出射側4心テープフ
ァイバ15を1個ずつ光軸調整した後、接着固定するこ
とによりモジュール化するため以下のような問題があ
る。
【0013】(1) 1個の光導波路モジュールを製造する
のに時間がかかりコスト高の原因となる。
のに時間がかかりコスト高の原因となる。
【0014】(2) 光導波路素子の幅(大きさ)が小さい
ので、光軸調整機の治具に固定しにくく光導波路素子等
を破損しやすい。
ので、光軸調整機の治具に固定しにくく光導波路素子等
を破損しやすい。
【0015】また、一括固定した光導波路モジュールを
個々に分割する際に、フルカットで行うと、以下のよう
な問題がある。
個々に分割する際に、フルカットで行うと、以下のよう
な問題がある。
【0016】(3) 光導波路モジュールの大きさが小さい
ため、個々に分割する際、固定治具からはずれて破損す
るおそれがある。
ため、個々に分割する際、固定治具からはずれて破損す
るおそれがある。
【0017】(4) 光導波路モジュールをワックス等で固
定し、分割した後ワックスを剥がして洗浄しなければな
らず、作業時間がかかり、かつ高温(100℃以上)に
昇温する必要があり、光導波路モジュールにダメージを
与える。
定し、分割した後ワックスを剥がして洗浄しなければな
らず、作業時間がかかり、かつ高温(100℃以上)に
昇温する必要があり、光導波路モジュールにダメージを
与える。
【0018】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、作業時間が短く、しかも破損しにくい光導波路モジ
ュールの製造方法を提供することにある。
し、作業時間が短く、しかも破損しにくい光導波路モジ
ュールの製造方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光導波路素子上にダミー板を被せた導波路
ブロックの入射側端部及び出射側端部に、V溝ブロック
に光ファイバを配して押さえ板を被せた入射側光ファイ
バアレイ及び出射側光ファイバアレイを接続する光導波
路モジュールの製造方法において、複数のパターンを有
する光導波路素子の入出射側端部に光導波路素子と同数
の光ファイバアレイを配置し、一括して光軸調整を行
い、接着固定して集合体を組立てた後、複数の光導波路
モジュールに切り離すものである。
に本発明は、光導波路素子上にダミー板を被せた導波路
ブロックの入射側端部及び出射側端部に、V溝ブロック
に光ファイバを配して押さえ板を被せた入射側光ファイ
バアレイ及び出射側光ファイバアレイを接続する光導波
路モジュールの製造方法において、複数のパターンを有
する光導波路素子の入出射側端部に光導波路素子と同数
の光ファイバアレイを配置し、一括して光軸調整を行
い、接着固定して集合体を組立てた後、複数の光導波路
モジュールに切り離すものである。
【0020】上記構成に加え本発明は、集合体を組立て
る前に両側の光導波路モジュールのみ光軸調整を行って
もよい。
る前に両側の光導波路モジュールのみ光軸調整を行って
もよい。
【0021】上記構成に加え本発明は、集合体を組立て
た後、複数の光導波路モジュールに切り離す前に、研削
装置で厚さが0.10mm〜0.25mmになるように
各光導波路モジュール間に切溝を形成した後、さらに各
切り溝を研削装置で研削して切り離してもよい。
た後、複数の光導波路モジュールに切り離す前に、研削
装置で厚さが0.10mm〜0.25mmになるように
各光導波路モジュール間に切溝を形成した後、さらに各
切り溝を研削装置で研削して切り離してもよい。
【0022】上記構成に加え本発明は、集合体を研削装
置で研削する際に、集合体を発泡剥離シートを用いて固
定してもよい。
置で研削する際に、集合体を発泡剥離シートを用いて固
定してもよい。
【0023】上記構成によって、1個の光導波路モジュ
ールの製造時間と略同等の作業量で複数の光導波路モジ
ュールを製造することができるので、作業時間が短縮す
る。また、光導波路素子の集合体の幅が大きいので、光
軸調整機への治具固定が安定に行われる。さらに、ダイ
シング装置で集合体を分割する際、研削装置だけで分割
するので、洗浄等の後処理が簡易化され、作業工数が減
少する。またワックスを使用せずに集合体を発泡剥離シ
ートを用いて固定する場合には、高温に昇温する必要が
ないので光導波路モジュールへのダメージが低下する。
ールの製造時間と略同等の作業量で複数の光導波路モジ
ュールを製造することができるので、作業時間が短縮す
る。また、光導波路素子の集合体の幅が大きいので、光
軸調整機への治具固定が安定に行われる。さらに、ダイ
シング装置で集合体を分割する際、研削装置だけで分割
するので、洗浄等の後処理が簡易化され、作業工数が減
少する。またワックスを使用せずに集合体を発泡剥離シ
ートを用いて固定する場合には、高温に昇温する必要が
ないので光導波路モジュールへのダメージが低下する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
図面に基づいて詳述する。
【0025】図1(a)〜図1(d)は本発明の光導波
路モジュールの製造方法の一実施の形態を示す工程図で
ある。図2(a)は図1(b)におけるA−A線断面図
を示し、図2(b)は図1(c)におけるB−B線断面
図を示し、図2(c)は図1(d)におけるC−C線断
面図をそれぞれ示している。尚、本実施の形態では5個
の1×4スプリッタモジュールを製造する場合について
説明する。
路モジュールの製造方法の一実施の形態を示す工程図で
ある。図2(a)は図1(b)におけるA−A線断面図
を示し、図2(b)は図1(c)におけるB−B線断面
図を示し、図2(c)は図1(d)におけるC−C線断
面図をそれぞれ示している。尚、本実施の形態では5個
の1×4スプリッタモジュールを製造する場合について
説明する。
【0026】図1(a)に示すように、まず、5個のパ
ターンを有する光導波路素子(5個一体)20の入射側
端部及び出射側端部の上に光導波路素子20と同一幅の
ダミー板21,22を被せて、光導波路素子20とダミ
ー板21,22とを高弾性耐熱型のUV接着剤で接着固
定して導波路ブロック23を形成する。
ターンを有する光導波路素子(5個一体)20の入射側
端部及び出射側端部の上に光導波路素子20と同一幅の
ダミー板21,22を被せて、光導波路素子20とダミ
ー板21,22とを高弾性耐熱型のUV接着剤で接着固
定して導波路ブロック23を形成する。
【0027】入射側(図では右側)の石英製のV溝ブロ
ック24の5本のV溝に、5本の単心光ファイバ25a
〜25eをそれぞれ配置し、その上から押さえ板26を
被せ、高弾性耐熱型のUV接着剤で接着固定して入射側
単心光ファイバアレイ(以下「入射側光ファイバアレ
イ」という)27を形成する。
ック24の5本のV溝に、5本の単心光ファイバ25a
〜25eをそれぞれ配置し、その上から押さえ板26を
被せ、高弾性耐熱型のUV接着剤で接着固定して入射側
単心光ファイバアレイ(以下「入射側光ファイバアレ
イ」という)27を形成する。
【0028】出射側(図では左側)の石英製のV溝ブロ
ック28の5組(1組4本)のV溝に、5本の4心テー
プファイバ29a〜29eの各心をそれぞれ配置し、そ
の上から押さえ板30を被せて高弾性耐熱型のUV接着
剤で接着固定して出射側4心光ファイバアレイ(以下
「出射側光ファイバアレイ」という)31を形成する。
ック28の5組(1組4本)のV溝に、5本の4心テー
プファイバ29a〜29eの各心をそれぞれ配置し、そ
の上から押さえ板30を被せて高弾性耐熱型のUV接着
剤で接着固定して出射側4心光ファイバアレイ(以下
「出射側光ファイバアレイ」という)31を形成する。
【0029】導波路ブロック23の入射側及び出射側の
両端面と、入射側光ファイバアレイ27の端面と、出射
側光ファイバアレイ31の端面とをそれぞれ鏡面研磨若
しくは鏡面研削切断し、傷がなくなるまで仕上げる。
両端面と、入射側光ファイバアレイ27の端面と、出射
側光ファイバアレイ31の端面とをそれぞれ鏡面研磨若
しくは鏡面研削切断し、傷がなくなるまで仕上げる。
【0030】図1(b)に示すように、鏡面仕上げ後の
導波路ブロック23と両光ファイバアレイ27,31と
を各端面を突き合わせた状態で精密微動台(図示せず)
上に例えば発泡剥離シートを用いて固定し、入射側の両
側の単心光ファイバ25a,25eから光を入射し、出
射側の4心テープファイバ29a,29eからの出射光
のパワーを図示しないパワーメータでモニタして光軸調
整を行う。
導波路ブロック23と両光ファイバアレイ27,31と
を各端面を突き合わせた状態で精密微動台(図示せず)
上に例えば発泡剥離シートを用いて固定し、入射側の両
側の単心光ファイバ25a,25eから光を入射し、出
射側の4心テープファイバ29a,29eからの出射光
のパワーを図示しないパワーメータでモニタして光軸調
整を行う。
【0031】光軸調整後、導波路ブロック23と光ファ
イバアレイ27,31の端面同士を光ファイバのコアの
屈折率と略等しい屈折率(nD =1.45〜1.46)
を有するエポキシ系UV接着剤により接着固定すること
により、1×4スプリッタモジュール5個からなる集合
体32が形成される。尚、中央の3個分の1×4スプリ
ッタについては光軸調整は行わない(単心光ファイバ2
5b〜25d及び4心テープファイバ29b〜29dの
光軸調整は行わない)。
イバアレイ27,31の端面同士を光ファイバのコアの
屈折率と略等しい屈折率(nD =1.45〜1.46)
を有するエポキシ系UV接着剤により接着固定すること
により、1×4スプリッタモジュール5個からなる集合
体32が形成される。尚、中央の3個分の1×4スプリ
ッタについては光軸調整は行わない(単心光ファイバ2
5b〜25d及び4心テープファイバ29b〜29dの
光軸調整は行わない)。
【0032】図1(c)に示すように、電子部品、半導
体等の切削加工に使用されるダイシング装置のブレード
33を用いて集合体32を切削し、図2(b)に示すよ
うに厚さt(0.10mm〜0.25mm)だけ残して
4本の切溝34a〜34dを形成する。
体等の切削加工に使用されるダイシング装置のブレード
33を用いて集合体32を切削し、図2(b)に示すよ
うに厚さt(0.10mm〜0.25mm)だけ残して
4本の切溝34a〜34dを形成する。
【0033】図1(d)に示すように、再びダイシング
装置のブレード33を用いて各切溝34a〜34dを切
削し、1×4スプリッタモジュールを取り外し、完全に
5分割することにより、5個の1×4スプリッタモジュ
ール35a〜35dの組立てが完了する(図2
(c))。
装置のブレード33を用いて各切溝34a〜34dを切
削し、1×4スプリッタモジュールを取り外し、完全に
5分割することにより、5個の1×4スプリッタモジュ
ール35a〜35dの組立てが完了する(図2
(c))。
【0034】このように構成したことで、1個の光導波
路モジュールの製造時間と略同等の作業量で複数の光導
波路モジュールを製造することができるので、作業時間
が短縮する。また、光導波路素子の集合体の幅が大きい
ので、光軸調整機への治具固定が安定に行われる。さら
に、ダイシング装置で集合体を分割する際、研削装置だ
けで分割するので、洗浄等の後処理が簡易化され、作業
工数が減少する。またワックスを使用せずに集合体を発
泡剥離シートを用いて固定する場合には、高温に昇温す
る必要がないので光導波路モジュールへのダメージが低
下する。
路モジュールの製造時間と略同等の作業量で複数の光導
波路モジュールを製造することができるので、作業時間
が短縮する。また、光導波路素子の集合体の幅が大きい
ので、光軸調整機への治具固定が安定に行われる。さら
に、ダイシング装置で集合体を分割する際、研削装置だ
けで分割するので、洗浄等の後処理が簡易化され、作業
工数が減少する。またワックスを使用せずに集合体を発
泡剥離シートを用いて固定する場合には、高温に昇温す
る必要がないので光導波路モジュールへのダメージが低
下する。
【0035】尚、本実施の形態では、1×4スプリッタ
モジュールの場合について説明したが、他のスプリッ
タ、WDM(wave division multiplex,波長分割多重)
等のモジュールや石英系以外のLiNbO3 、半導体等
の材質のモジュールに適用してもよい。
モジュールの場合について説明したが、他のスプリッ
タ、WDM(wave division multiplex,波長分割多重)
等のモジュールや石英系以外のLiNbO3 、半導体等
の材質のモジュールに適用してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0037】複数のパターンを有する光導波路素子の入
出射側端部に光導波路素子と同数の光ファイバアレイを
配置し、一括して光軸調整を行い、接着固定して集合体
を組立てた後、複数の光導波路モジュールに切り離すの
で、作業時間が短く、しかも破損しにくい光導波路モジ
ュールの製造方法を実現することができる。
出射側端部に光導波路素子と同数の光ファイバアレイを
配置し、一括して光軸調整を行い、接着固定して集合体
を組立てた後、複数の光導波路モジュールに切り離すの
で、作業時間が短く、しかも破損しにくい光導波路モジ
ュールの製造方法を実現することができる。
【図1】(a)〜(d)は本発明の光導波路モジュール
の製造方法の一実施の形態を示す工程図である。
の製造方法の一実施の形態を示す工程図である。
【図2】(a)は図1(b)におけるA−A線断面図を
示し、(b)は図1(c)におけるB−B線断面図を示
し、(c)は図1(d)におけるC−C線断面図をそれ
ぞれ示す図である。
示し、(b)は図1(c)におけるB−B線断面図を示
し、(c)は図1(d)におけるC−C線断面図をそれ
ぞれ示す図である。
【図3】従来の光導波路モジュールの外観斜視図であ
る。
る。
20 光導波路素子 27 光ファイバアレイ(入射側光ファイバアレイ) 31 光ファイバアレイ(出射側光ファイバアレイ) 32 集合体 35a〜35d 光導波路モジュール(1×4スプリッ
タモジュール)
タモジュール)
フロントページの続き (72)発明者 武藤 英明 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社オプトロシステム研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 光導波路素子上にダミー板を被せた導波
路ブロックの入射側端部及び出射側端部に、V溝ブロッ
クに光ファイバを配して押さえ板を被せた入射側光ファ
イバアレイ及び出射側光ファイバアレイを接続する光導
波路モジュールの製造方法において、複数のパターンを
有する光導波路素子の入出射側端部に該光導波路素子と
同数の光ファイバアレイを配置し、一括して光軸調整を
行い、接着固定して集合体を組立てた後、複数の光導波
路モジュールに切り離すことを特徴とする光導波路モジ
ュールの製造方法。 - 【請求項2】 上記集合体を組立てる前に両側の光導波
路モジュールのみ光軸調整を行う請求項1記載の光導波
路モジュールの製造方法。 - 【請求項3】 上記集合体を組立てた後、複数の光導波
路モジュールに切り離す前に、研削装置で厚さが0.1
0mm〜0.25mmになるように各光導波路モジュー
ル間に切溝を形成した後、さらに各切り溝を研削装置で
研削して切り離す請求項2記載の光導波路モジュールの
製造方法。 - 【請求項4】 上記集合体を研削装置で研削する際に、
上記集合体を発泡剥離シートを用いて固定した請求項3
記載の光導波路モジュールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24319095A JPH0990157A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 光導波路モジュールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24319095A JPH0990157A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 光導波路モジュールの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0990157A true JPH0990157A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17100176
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JP24319095A Pending JPH0990157A (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 光導波路モジュールの製造方法 |
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JP (1) | JPH0990157A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001038916A1 (en) * | 1999-11-22 | 2001-05-31 | Corning O.T.I., S.P.A | Method of manufacturing a plurality of complete integrated optical devices |
US6741776B2 (en) * | 2000-06-26 | 2004-05-25 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | Optical waveguide module optically connected with an optical fiber |
JP2006528786A (ja) * | 2003-07-24 | 2006-12-21 | リフレックス フォトニーク インコーポレイテッド/リフレックス フォトニックス インコーポレイテッド | 光フェルール |
CN110780380A (zh) * | 2018-07-24 | 2020-02-11 | 住友大阪水泥股份有限公司 | 光波导元件 |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP24319095A patent/JPH0990157A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001038916A1 (en) * | 1999-11-22 | 2001-05-31 | Corning O.T.I., S.P.A | Method of manufacturing a plurality of complete integrated optical devices |
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CN110780380A (zh) * | 2018-07-24 | 2020-02-11 | 住友大阪水泥股份有限公司 | 光波导元件 |
CN110780380B (zh) * | 2018-07-24 | 2023-04-07 | 住友大阪水泥股份有限公司 | 光波导元件 |
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