JPH0989413A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

Info

Publication number
JPH0989413A
JPH0989413A JP27482495A JP27482495A JPH0989413A JP H0989413 A JPH0989413 A JP H0989413A JP 27482495 A JP27482495 A JP 27482495A JP 27482495 A JP27482495 A JP 27482495A JP H0989413 A JPH0989413 A JP H0989413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
side hose
cooled
air
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27482495A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kobayashi
正博 小林
Nobuyuki Yoshida
信之 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP27482495A priority Critical patent/JPH0989413A/ja
Publication of JPH0989413A publication Critical patent/JPH0989413A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の冷却対象(被冷却体)に対して、場所
を選ばずに容易に保冷作用を発揮することができる汎用
性の高い冷却装置を提供する。 【解決手段】 熱電素子16と、送風機9と、吐出側ホ
ース及び吸込側ホースとを備える。送風機9の運転によ
り、熱電素子16の冷却部16Aと熱交換した冷気を吐
出側ホースから吐出すると共に、吸込側ホースより空気
を吸い込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却手段にて冷却
された冷気を送風して冷却する冷却装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、物品(人体、動植物などの生
物も含む)を冷却、或いは、保冷したい場合、所定の冷
蔵庫を準備して庫内に収容する方式が採られていた。例
えば、遺体の保冷を行う場合には、特開平4−2441
53号公報(A61G17/04)に示される如く冷却
ユニットを備えた横長の冷蔵庫(開閉容器体)の庫内に
棺桶ごと収容していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る冷
蔵庫では重量も重く、寸法も大型化するため、運搬が困
難となり、少量の物品を簡易保冷したり、場所を選ばず
に保冷を行う目的には不向きであった。
【0004】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、種々の冷却対象(被冷却
体)に対して、場所を選ばずに容易に保冷作用を発揮す
ることができる汎用性の高い冷却装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の冷却装
置は、冷却手段と、送風手段と、吐出側ホース及び吸込
側ホースとを備えており、送風手段の運転により、冷却
手段の冷却部と熱交換した冷気を吐出側ホースから吐出
すると共に、吸込側ホースより空気を吸い込むものであ
る。
【0006】請求項2の発明の冷却装置は、冷却手段
と、送風手段と、被冷却体に対して着脱可能とされた吐
出側ホース及び吸込側ホースとを備えており、送風手段
の運転により、冷却手段の冷却部と熱交換した冷気を吐
出側ホースから被冷却体内に吐出すると共に、吸込側ホ
ースより被冷却体内の空気を吸い込むものである。
【0007】請求項3の発明の冷却装置は、上記各発明
において吐出側ホースと吸込側ホースを可撓性ホースに
て構成したものである。
【0008】請求項4の発明の冷却装置は、請求項2の
発明において被冷却体に接続された吐出側ホースの吐出
口、及び、吸込側ホースの吸込口を、相互に離間して設
けたものである。
【0009】請求項5の発明の冷却装置は、請求項1又
は請求項2の発明において冷却手段の発熱部を空冷する
放熱経路、或いは、送風手段による冷気循環経路中に、
脱臭手段を配置したものである。
【0010】請求項6の発明の冷却装置は、請求項1又
は請求項2の発明において冷却手段の冷却部からのドレ
ン水を受けるドレンパンと、このドレンパン内のドレン
水の蒸散を促進するドレン水蒸散手段とを備えており、
冷却手段の発熱部を空冷した空気をドレンパンに吹き付
けるものである。
【0011】請求項7の発明の冷却装置は、請求項2の
発明において被冷却体は、密閉容器と、この密閉容器の
内側に配置された通気性を有する内袋状容器とを備えて
おり、吐出側ホースからの冷気が密閉容器と内袋状容器
間に供給されるようにしたものである。
【0012】請求項8の発明の冷却装置は、請求項2又
は請求項7の発明において被冷却体又は密閉容器は、ジ
ッパーなどにより組み立てられるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した実施例として
の冷却機1と被冷却体としての容器2の斜視図、図2は
冷却機1の縦断正面図、図3は冷却機1の縦断側面図、
図4は冷却機1のもう一つの縦断側面図である。
【0014】冷却機1は、外装ケース3内に設けられた
内部中空の矩形断熱材4と、この断熱材4の左右両側に
穿設された透孔6、7と、一方の透孔6に連通して断熱
材4の左側面に取り付けられた吐出ダクト8と、この吐
出ダクト8内に取り付けられた送風手段としての送風機
9と、吐出ダクト8の前面に形成された吐出孔11と、
他方の透孔7に連通して断熱材4の右側面に取り付けら
れた吸込ダクト12と、この吸込ダクト12の前面に形
成された吸込孔13と、断熱材4の天面に取付られた冷
却手段として熱電素子16と、前記断熱材4内に連通し
て外装ケース3下方に引き出された排水パイプ17と、
前記吐出孔11に接続された吐出側ホース18と、前記
吸込孔13に接続された吸込側ホース19と、外装ケー
ス3下面四隅の脚20・・・などから構成されている。
【0015】この熱電素子16は、直流電力を通電され
ると、ペルチェ効果によって下面の冷却部16Aにおい
て吸熱し(冷却作用)、上面の発熱部16Bにおいてそ
の熱を放散するものであり、断熱材4の天面に穿設され
た開口21に嵌め込まれている。そして、熱電素子16
の冷却部16Aには左右方向に延在する複数のフィンを
有したアルミニウムなどの熱良導性材料から成る冷却フ
ィン22が取り付けられ、断熱材4内に位置している。
【0016】また、熱電素子16の放熱部16Bにも前
後方向に延在する複数のフィンを有したやはりアルミニ
ウムなどの熱良導性材料から成る放熱フィン23が取り
付けられ、外装ケース3内に位置している。この放熱フ
ィン23の上面には放熱用の送風機24が取り付けら
れ、外装ケース3の上面に形成された図示しない孔から
外部に露出している。更に、放熱フィン23の前後の外
装ケース3内には、分解触媒型の脱臭剤やオゾン脱臭
器、或いは、光触媒脱臭装置などから成る脱臭手段とし
ての脱臭装置26、26が配設されており(実施例では
分解触媒型の脱臭剤)、この脱臭装置26、26に対応
する外装ケース3の前後面には透孔27、27が形成さ
れている。
【0017】更に、前記吐出側ホース18と吸込側ホー
ス19は、可撓性を有する合成樹脂から構成され、ジャ
バラ状に成形されたフレキシブルなホースから構成され
ており、吐出側ホース18の先端は吐出口18Aにて開
放し、吸込側ホース19の先端は吸込口19Aにて開放
している。
【0018】一方、前記容器2は折り畳み可能な密閉構
造の袋状部材であり、一端に相互に離間して形成した開
口部31、32を備えている。そして、一方の開口部3
1からは容器2の内部を奥方に延在して先端が開放した
通路33が連通形成されている。
【0019】また、容器2は、いくつかの部分に分かれ
ており、それぞれの部分は簡単なジッパーなどにより容
易に組み立てられる。この中に被冷却物を収納する場合
は、このジッパーの開閉動作にて行う。更に、この容器
の材質としては、断熱性を有する材質が好ましく、例え
ば魔法瓶のケースや断熱マットなどの材料が採用され
る。
【0020】以上の構成で、係る容器2内には被冷却物
である食品などを収納する。また、冷却機1の吐出側ホ
ース18を容器2の開口部31に着脱自在に挿入し、吸
込側ホース19を開口部32に着脱自在に挿入する。そ
して、冷却機1を運転して熱電素子16に通電し、送風
機9及び24を運転すると、熱電素子16は冷却部16
Aにて冷却作用を発揮し、冷却フィン22を冷却すると
共に、発熱部16Bでは放熱作用を発揮し、放熱フィン
23を加熱する。
【0021】これによって、断熱材4内の空気は冷却フ
ィン22と熱交換して冷却される。係る断熱材4内の冷
気は送風機9にて吸引され、吐出孔11より吐出側ホー
ス18内に吐出される。吐出側ホース18内に流入した
冷気は、吐出側ホース18先端の吐出口18Aより通路
33内を経て容器2内奧部に吐出される。この吐出冷気
の圧力によって容器2は膨らむ。そして、冷気は容器2
内を循環し、内部の物品を保冷・冷却した後、吸込口1
9Aより吸込側ホース19内に吸い込まれ、吸込ダクト
12を経て断熱材4内に帰還する循環を行う。
【0022】以上の如き構成により、容器2内の物品は
所定の温度に保冷・冷却される。特に本発明では冷却機
1を携帯可能な極めてコンパクトなものとすることがで
きるようになり、場所を選ぶこと無く、種々の被冷却体
(容器2など)内に収納された物品を、容易且つ効率的
に保冷・冷却することができるようになる。また、吐出
側ホース18と吸込側ホース19は容器2に対して着脱
可能とされているので、容器2への接続が極めて容易と
なり、操作性が一段と向上する。
【0023】更に、吐出側ホース18と吸込側ホース1
9は可撓性を有しているので、容器2に各ホース18、
19を接続する際、その取り回しが極めて容易となり、
操作性が更に向上する。
【0024】更にまた、吐出側ホース18の吐出口18
Aと吸込側ホース19の吸込口19Aは相互に離間して
おり、特に、吐出口18Aからは通路設33が奥部に延
在しているので、吐出口18Aから吐出された冷気が直
接吸込口19Aに吸引される、冷気の所謂ショートサー
キットが防止(若しくは低減)される。従って、容器2
内の保冷・冷却効果を向上させることができるようにな
る。
【0025】一方、送風機24が運転されると、図2に
矢印で示す如く上方から外気(冷却機1が設置された室
内の空気)を吸い込んで放熱フィン23に通風した後、
前後の脱臭装置26、26を経て透孔27、27から外
部に排出する。これによって、熱電素子16の発熱部1
6Bは円滑に空冷されるので、冷却部16Aにおける冷
却効果が向上すると共に、放熱フィン23を経た室内の
空気は脱臭装置26、26にて脱臭されるので、室内の
快適な環境を構成できるようになる。
【0026】尚、この実施例では脱臭装置26を送風機
24による放熱経路中に設けたが、それに限らず、断熱
材4内など、送風機9による前述の冷気循環経路中に脱
臭装置26を配置しても良い。係る構成によれば、容器
2内を脱臭して臭い移りによる容器2内の物品の品質劣
化を防止することができるようになる。
【0027】また、段ボール箱36(被冷却体)などに
被冷却物である物品が収納されている場合には、図5に
示す如く段ボール箱36の側面にカッターナイフなどで
孔37、38を相互に離間して開ける。そして、一方の
孔37に冷却機1の吐出側ホース18を着脱可能に接続
すると共に、他方の孔38に吸込側ホース19を着脱可
能に接続する。
【0028】そして、冷却機1を運転すると、前述の如
く吐出側ホース18から段ボール箱36内に冷気が吐出
され、吸込側ホース19からは段ボール箱19内の空気
が吸引される。これによって、段ボール箱36を冷蔵庫
に収納し、或いは、内部の物品を冷蔵庫内に移すこと無
く、段ボール箱36内を直接保冷・冷却することができ
るようになる。
【0029】次に、図6は他の使用例を示している。こ
の場合は、人間が入ることができる寝袋41(被冷却
体)の一端に冷却機1の吐出側ホース18と吸込側ホー
ス19を着脱可能に接続し、この寝袋41内に前述の如
く冷気を循環させる。係る構成によれば、寝袋41内に
快適な空間を形成でき、夏の熱帯夜などの寝苦しさを解
消することができる。
【0030】また、図7は更に他の使用例を示してい
る。この場合は、寝具42の全体を覆うことができるカ
バー43(被冷却体)の一端に冷却機1の吐出側ホース
18と吸込側ホース19を着脱可能に接続し、このカバ
ー43内に前述の如く冷気を循環させる。係る構成によ
っても、カバー43内に快適な空間を形成でき、夏の熱
帯夜などの寝苦しさを解消することができる。
【0031】次に、図8は更にもう一つの使用例を示し
ている。この場合の被冷却体は、密閉容器51と、この
密閉容器51の内側に配置された通気性を有する内袋状
容器52とから構成されている。この密閉容器51と内
袋状容器52間には送風空間53が構成されており、こ
の送風空間53に連通して送風口54が形成され、内袋
状容器52内に連通して戻り口56が形成されている。
【0032】そして、前記送風口54に冷却機1の吐出
側ホース18の吐出口18Aを着脱可能に接続し、戻り
口56に吸込側ホース19の吸込口19Aを着脱可能に
接続して、送風空間53に前述の如く冷気を循環させ
る。吐出側ホース18から送風空間53内に吐出された
冷気は、送風空間53内に行き渡りながら送風口54の
近傍から内袋状容器52を徐々に通過して内部に吹き出
される。従って、係る構造によれば、密閉容器51内の
周囲から内部に冷気を供給できるようになるので、密閉
容器51内に満遍なく冷気を循環させ、内部に収納した
物品を均一に保冷・冷却することができるようになる。
【0033】次に、図9は本発明のもう一つの実施例を
示している。尚、図中図1乃至図8と同一符号で示すも
のは同一とする。この場合、熱電素子16は、断熱材4
の底面に嵌め込まれており、送風機24は外装ケース3
の下面に形成された図示しない孔から下方に露出してい
る。そして、断熱材4の下方に位置する放熱フィン23
の前後の外装ケース3内に、脱臭装置26、26が配設
され、この脱臭装置26、26に対応する外装ケース3
の前後面下部に透孔27、27が形成されている。そし
て、送風機24は運転されて前述とは逆に透孔27、2
7側から外気を吸い込んで下方に吹き出す。
【0034】他方、外装ケース3の下面には左右一対の
アングル61、61が取り付けられ、このアングル6
1、61にはドレンパン62が着脱自在に保持され、排
水パイプ17はこのドレンパン62上に開口している。
また、ドレンパン62内には毛管現象により水分を良好
に吸収するドレン水蒸散手段としての良吸水性部材63
(ユニベックス(商品名)など)が載置されており、こ
の良吸水性部材63は送風機24の下方に位置してい
る。
【0035】以上の構成で、冷却機1が運転されると、
熱電素子16による冷却作用によって断熱材4内面には
結露が生じるが、この結露水(以下、ドレン水と称す
る)は排水パイプ17を通ってドレンパン62内に排出
され、貯留される。前記良吸水性部材63は下部がドレ
ン水に浸漬し、上部は水面上に露出する寸法とされてい
る。従って、ドレンパン62内のドレン水は毛管現象に
より良吸水性部材63に吸い上げられ、その広い表面か
ら蒸散する。
【0036】特に、このとき送風機24からは放熱フィ
ン23により加熱された暖気(発熱部16Bを空冷した
空気)がドレンパン62(良吸水性部材63)に吹き付
けられているので、前述の面積の拡大と温風の供給によ
り、ドレンパン62内のドレン水は、良吸水性部材63
表面及びドレン水自体の水面から活発に蒸発するように
なる。従って、係る構成によればドレンパン62中のド
レン水を迅速に処理できるようになる。
【0037】尚、ドレンパン62内のドレン水蒸散手段
として、ドレンパン62内にシーズヒータなを浸漬させ
て、ドレン水の蒸散を促進しても良い。
【0038】また、実施例ではペルチェ効果による熱電
素子にて冷却手段を構成したが、それに限らず、圧縮機
や凝縮器、冷却器などから冷媒サイクルを構成した冷凍
機にて冷却手段を構成しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、冷却手段と、送風手段と、吐出側ホース及び吸込側
ホースとを備え、送風手段の運転により、冷却手段の冷
却部と熱交換した冷気を吐出側ホースから吐出すると共
に、吸込側ホースより空気を吸い込むようにしたので、
被冷却体に前記吐出側ホースと吸込側ホースを接続する
ことにより、被冷却体に冷気を循環させて保冷或いは冷
却することができるようになる。
【0040】従って、場所を選ぶこと無く、種々の被冷
却体或いはその内部に収納された物品を、容易且つ効率
的に保冷・冷却することが可能となるものである。
【0041】請求項2の発明によれば、冷却手段と、送
風手段と、被冷却体に対して着脱可能とされた吐出側ホ
ース及び吸込側ホースとを備え、送風手段の運転によ
り、冷却手段の冷却部と熱交換した冷気を吐出側ホース
から被冷却体内に吐出すると共に、吸込側ホースより被
冷却体内の空気を吸い込むようにしたので、場所を選ぶ
こと無く、種々の被冷却体内に収納された物品を、容易
且つ効率的に保冷・冷却することができるようになる。
【0042】特に、吐出側ホースと吸込側ホースは被冷
却体に対して着脱可能とされているので、被冷却体への
接続が極めて容易となり、操作性が一段と向上するもの
である。
【0043】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて吐出側ホースと吸込側ホースを可撓性ホースにて構
成したので、被冷却体に各ホースを接続する際、その取
り回しが極めて容易となり、操作性が更に向上するもの
である。
【0044】請求項4の発明によれば、請求項2の発明
に加えて被冷却体に接続された吐出側ホースの吐出口、
及び、吸込側ホースの吸込口を、相互に離間して設けた
ので、吐出口と吸込口との間の冷気の所謂ショートサー
キットが防止若しくは低減され、被冷却体内の保冷・冷
却効果を向上させることができるようになるものであ
る。
【0045】請求項5の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明に加えて冷却手段の発熱部を空冷する放熱
経路、或いは、送風手段による冷気循環経路中に、脱臭
手段を配置したので、冷却装置の運転により、当該冷却
装置が設けられた室内、或いは、被冷却体内を脱臭し、
快適な環境を構成し、或いは、臭い移りによる被冷却体
内の物品の品質劣化を防止することができるようになる
ものである。
【0046】請求項6の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明に加えて冷却手段の冷却部からのドレン水
を受けるドレンパンと、このドレンパン内のドレン水の
蒸散を促進するドレン水蒸散手段とを備え、冷却手段の
発熱部を空冷した空気をドレンパンに吹き付けるように
したので、ドレン水蒸散手段による蒸散促進作用と温風
の供給により、ドレンパン内のドレン水は、活発に蒸発
するようになる。従って、ドレンパン中のドレン水を迅
速に処理できるようになるものである。
【0047】請求項7の発明によれば、請求項2の発明
に加えて被冷却体は、密閉容器と、この密閉容器の内側
に配置された通気性を有する内袋状容器とを備え、吐出
側ホースからの冷気が密閉容器と内袋状容器間に供給さ
れるように構成されているので、吐出側ホースから吐出
された冷気は、内袋状容器を通過して、密閉容器内の周
囲から内部に供給されるようになる。従って、密閉容器
内に満遍なく冷気を循環させ、内部に収納した物品を均
一に保冷・冷却することができるようになるものであ
る。
【0048】請求項8の発明によれば、請求項2又は請
求項7の発明に加えて被冷却体又は密閉容器を、ジッパ
ーなどにより組み立てられるようにしたので、被冷却体
又は密閉容器の組み立て、及び、被冷却物の収納作業が
極めて容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例としての冷却機と被冷
却体としての容器の斜視図である。
【図2】冷却機の縦断正面図である。
【図3】冷却機の縦断側面図である。
【図4】冷却機のもう一つの縦断側面図である。
【図5】被冷却体の他の実施例としての段ボール箱の斜
視図である。
【図6】被冷却体のもう一つの実施例としての寝袋と冷
却機の斜視図である。
【図7】被冷却体の更にもう一つの実施例としての寝具
カバーと冷却機の斜視図である。
【図8】被冷却体の更にまたもう一つの実施例の縦断面
図である。
【図9】冷却機の他の実施例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 冷却機 2 容器 9 送風機 16 熱電素子 18 吐出側ホース 19 吸込側ホース 24 送風機 26 脱臭装置 36 段ボール箱 41 寝袋 43 カバー 62 ドレンパン 63 良吸水性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F25D 23/00 302 F25D 23/00 302M

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却手段と、送風手段と、吐出側ホース
    及び吸込側ホースとを備え、前記送風手段の運転によ
    り、前記冷却手段の冷却部と熱交換した冷気を前記吐出
    側ホースから吐出すると共に、前記吸込側ホースより空
    気を吸い込むことを特徴とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 冷却手段と、送風手段と、被冷却体に対
    して着脱可能とされた吐出側ホース及び吸込側ホースと
    を備え、前記送風手段の運転により、前記冷却手段の冷
    却部と熱交換した冷気を前記吐出側ホースから前記被冷
    却体内に吐出すると共に、前記吸込側ホースより前記被
    冷却体内の空気を吸い込むことを特徴とする冷却装置。
  3. 【請求項3】 吐出側ホースと吸込側ホースを可撓性ホ
    ースにて構成したことを特徴とする請求項1又は請求項
    2の冷却装置。
  4. 【請求項4】 被冷却体に接続された吐出側ホースの吐
    出口、及び、吸込側ホースの吸込口を、相互に離間して
    設けたことを特徴とする請求項2の冷却装置。
  5. 【請求項5】 冷却手段の発熱部を空冷する放熱経路、
    或いは、送風手段による冷気循環経路中に、脱臭手段を
    配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2の冷却
    装置。
  6. 【請求項6】 冷却手段の冷却部からのドレン水を受け
    るドレンパンと、このドレンパン内のドレン水の蒸散を
    促進するドレン水蒸散手段とを備え、前記冷却手段の発
    熱部を空冷した空気を前記ドレンパンに吹き付けること
    を特徴とする請求項1又は請求項2の冷却装置。
  7. 【請求項7】 被冷却体は、密閉容器と、この密閉容器
    の内側に配置された通気性を有する内袋状容器とを備
    え、吐出側ホースからの冷気が前記密閉容器と内袋状容
    器間に供給されることを特徴とする請求項2の冷却装
    置。
  8. 【請求項8】 被冷却体又は密閉容器は、ジッパーなど
    により組み立てられることを特徴とする請求項2又は請
    求項7の冷却装置。
JP27482495A 1995-09-28 1995-09-28 冷却装置 Withdrawn JPH0989413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27482495A JPH0989413A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27482495A JPH0989413A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0989413A true JPH0989413A (ja) 1997-04-04

Family

ID=17547089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27482495A Withdrawn JPH0989413A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0989413A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998048226A1 (fr) * 1997-04-23 1998-10-29 Matsushita Refrigeration Company Refrigerateur electrique de type module thermoelectrique
WO2006077633A1 (ja) * 2005-01-19 2006-07-27 Yoichi Nakano 遺体の冷却装置
JP2009011574A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Kazuo Kawamoto 冷却装置およびそれを用いた遺体保管装置
JP2021194561A (ja) * 2020-06-10 2021-12-27 ヤンマーホールディングス株式会社 冷却装置およびそれを備えた処理システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998048226A1 (fr) * 1997-04-23 1998-10-29 Matsushita Refrigeration Company Refrigerateur electrique de type module thermoelectrique
WO2006077633A1 (ja) * 2005-01-19 2006-07-27 Yoichi Nakano 遺体の冷却装置
JP2009011574A (ja) * 2007-07-05 2009-01-22 Kazuo Kawamoto 冷却装置およびそれを用いた遺体保管装置
JP2021194561A (ja) * 2020-06-10 2021-12-27 ヤンマーホールディングス株式会社 冷却装置およびそれを備えた処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW591193B (en) Fridge-freezer
US7334414B2 (en) Multi-functional child care storage
US20040011073A1 (en) Air cooling device
JP2006214612A (ja) 保存庫
NO782196L (no) Sengeanordning.
JPH0989413A (ja) 冷却装置
JPH1014429A (ja) 動物収容箱
JP3970234B2 (ja) 低温作業台
JPH0994275A (ja) 棺桶冷却装置
JPH104813A (ja) ペット用冷暖房マット
KR100433929B1 (ko) 위생신발장
JP5240568B2 (ja) 車両用おしぼり湿潤機能付き温冷蔵庫
JPH09285507A (ja) 遺体保冷装置
KR200381151Y1 (ko) 기능성 신발장
JPH08296941A (ja) 携帯用電子加熱冷却容器
JP2586733Y2 (ja) 棺冷却装置
KR200276813Y1 (ko) 냉장 기능을 갖는 식탁
KR20040005502A (ko) 휴대용 냉장고
CN218075762U (zh) 一种消毒柜
ES2352537T3 (es) Aparato para refrigerar un cuerpo en el interior de un ataúd.
JP2000046436A (ja) 冷温蔵庫
JP2000023815A (ja) 空気吹き出し式寝具
JP3467798B2 (ja) ウォーターベッド
JP2021196074A (ja) 熱交換装置及び冷蔵庫
KR100572702B1 (ko) 멸균 기능을 갖는 음식물쓰레기 건조장치

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040123

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040226