JP3970234B2 - 低温作業台 - Google Patents
低温作業台 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3970234B2 JP3970234B2 JP2003365143A JP2003365143A JP3970234B2 JP 3970234 B2 JP3970234 B2 JP 3970234B2 JP 2003365143 A JP2003365143 A JP 2003365143A JP 2003365143 A JP2003365143 A JP 2003365143A JP 3970234 B2 JP3970234 B2 JP 3970234B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting board
- temperature
- low
- cooling
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
- Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)
Description
図1〜図6に本発明の第1の実施の形態に係る低温作業台を示す。図1は低温作業台の正面図、図2は平面図、図3は側面図をそれぞれ示している。さらに図4は図2においてIV−IV線から見た垂直断面図であり、図5は図1においてV−V線から見た水平断面図であり、図6は図2においてVI−VI線から見た垂直断面図である。これらの図に示す低温作業台は、まな板部1を冷却するまな板部冷却機構2に加えて、まな板部1の上部に冷気を送風する送風機構3を備えている。
まな板部1は、この上に冷蔵食材等を載置して解体や調理等の作業を行うためのスペースである。まな板部1は抗菌性プラスチックやポリエチレン樹脂を射出形成などで一体成型したものや木製もの、あるいはステンレススチール製など低温作業台と同じ材質が使用できる。図4の例では、約1m×2mとし、広い作業領域を確保している。
まな板部1を冷却するまな板部冷却機構2を図7に示す。この図に示すように、まな板部冷却機構2は、まな板部用熱交換機15と、まな板部1に近接して配置されたまな板部用温度検出器16と、まな板部用熱交換機15およびまな板部用温度検出器16に接続された冷却機17とを備える。冷却機17は、圧縮機であるコンプレッサ17Aと凝縮器17B等を備えている。また冷却機17は、水冷、空冷のいずれの方式としても良い。さらに冷却機17は、温度制御部18に制御される。温度制御部18は図1や図7等に示すように垂直部4に設けられ、ここから作業者は温度範囲の設定する。また作業者が手動で送風ファン24のON/OFF、回転数制御や送風量調整ダンパ27の開口調整などを可能としても良い。これらの設定に応じて温度制御部18はまな板部1が設定温度となるよう各部を制御する。このまな板部冷却機構2は、冷却機17のコンプレッサ17Aに接続されたまな板部用熱交換機15により蓄冷材19を冷却し、まな板部1を低温に維持する。蓄冷材19の温度はまな板部用温度検出器16で検出され、冷却機17に伝達されて所望の温度となるように温度制御部18によりコンプレッサ17Aなどが制御される。
一方、低温作業台はまな板部冷却機構2でまな板部1自体を冷却するのみならず、送風機構3でまな板部1近傍の雰囲気を冷却している。送風機構3の構成を同じく図7に示す。送風機構3は、垂直部4に設けられた冷気送出口5と、冷気を回収する吸気口20と、回収された冷気を循環させるため吸気口20と冷気送出口5とを連通し垂直部4内に配設された冷気ダクト21と、循環経路に設けられた冷気用熱交換機22と、温度制御部18と接続された冷気用温度検出器23と、同じく循環経路に設けられた送風ファン24とを備える。
温度制御部18は、まな板部1の表面温度を所定の温度範囲内に維持するようまな板部冷却機構2および送風機構3を制御する。温度制御部18は、まな板部用温度検出器16で検出された温度に応じてまな板部冷却機構2を制御し、また冷気用温度検出器23で検出された冷気の温度に応じて送風機構3を制御する。各温度検出器はサーモスタットなどを利用して温度を検知して温度制御部18に温度情報を送出する。温度制御部18は、予め設定された所定の温度範囲となるように送風量調整ダンパ27等で送風量などを調整する。
あるいはまた、冷気の送風機構を省略して、まな板部冷却機構のみで低温作業台を冷却することもできる。本発明の第2の実施の形態として、図8〜図11に他の構成に係る低温作業台を示す。図8は、低温作業台の正面図、図9は図8の一点鎖線IX−IXより見た平面方向の断面図、図10は図9の一点鎖線X−Xより見た正面方向の縦断面図、図11は図9の一点鎖線XI−XIより見た横断面図をそれぞれ示している。これらの図に示す低温作業台は、上面に平板状のまな板部201を固定し、まな板部201の内部にまな板部201自体を冷却するまな板部冷却機構202を内蔵する。また、まな板部201の下方には、長手方向の両端部で直交して固定される垂直板231を下方に延長して、先端にキャスター206を突出させている。キャスター206は低温作業台の下面で四隅に回転自在に固定され、低温作業台の移動を容易にしている。
まな板部201は、内部にまな板部冷却機構202を内蔵してまな板部201自体を冷却する。まな板部冷却機構202は、冷却機217に連結されて熱交換を行う。図9に示すまな板部201は、まな板部冷却機構202としてまな板内部に蓄冷材219などの冷媒を充填すると共に、まな板部用熱交換機215を配置する。まな板部用熱交換機215を冷却機217と接続して冷媒と熱交換を行い、冷媒の温度を低下させてまな板部201を低温に保つ。まな板部用熱交換機215は、図9の例では略平行に等間隔で延長された複数の線状とする。冷却機217でまな板部用熱交換機215を冷却することによって、長時間の作業でもまな板部201が温かくなることなく連続的に使用できる。
また平板状のまな板部201と略平行に、平板状の底板230を離間して固定している。底板230は薄い金属板等で構成され、低温作業台の四隅を固定して補強、安定化させると共に、低温作業台の下面を構成する。底板230とまな板部201との間には空間233が形成され、ここを収納部として物置等に利用できる。この収納部には、必要に応じて棚や引き出し、ハンガーパイプやフック等を設けても良い。
また温度制御部218は、まな板部201の表面温度を所定の温度範囲内に維持するようまな板部冷却機構202を制御する。特にサーモスタットなどで構成されるまな板部201用温度検出器でまな板部201の温度を検知し、所定の温度範囲となるように冷却機217のコンプレッサの出力などを調整する。温度範囲は、上記実施の形態1と同様、好ましくは約0.5℃〜5℃とする。これによって、まな板部201を所望の温度範囲に維持して理想的な作業環境とする。
さらにまた、低温作業台は、周囲温度に応じて変色することにより温度帯を示す感熱部236を備えることもできる。感熱部236は、温度に応じて表示色を変えるなどの方法により、周囲温度を判別できる素材である。図9の例では、サーモテープをまな板部201の上面2箇所に貼付している。サーモテープは、TCインクの特性により温度変化により色が変わるので、作業者は現在の温度を容易に目で確認でき、安心して作業を行える。温度変化の目視にはサーモテープの他にも、サーモ変色シート、液晶シートや液晶インクの塗布などの手段も利用できる。
冷却機収納部234に収納された冷却機217は、上記第1の実施の形態と同様に既存の冷凍サイクルを構成する圧縮機や水冷式・空冷式凝縮器から成るコンデンシングユニット等が利用できる。図11に示すように、水冷式凝縮器に冷却水を供給する水配管237が配設され、その接続部が低温作業台の外部に引き出され、水道管等に配管接続する。また水配管237の下端部には、水配管237内の冷却水の水抜き用弁が設けられている。これらの流量は、配管の途中に接続される開閉弁の開閉を制御する制御盤によって調整される。
2、202…まな板部冷却機構
3…送風機構
4…垂直部
5…冷気送出口
6、206…キャスター
7…照明部
8…散布ノズル
9…低温作業台本体
10…シンク
11…排水口
12…まな板シート
13…冷気通路
14…殺菌灯
15、215…まな板部用熱交換機
16…まな板部用温度検出器
17、217…冷却機
17A…コンプレッサ
17B…凝縮器
18、218…温度制御部
19、219…蓄冷材
20…吸気口
21…冷気ダクト
22…冷気用熱交換機
23…冷気用温度検出器
24…送風ファン
25…フィルタ
26…連通路
27…送風量調整ダンパ
28…ルーバ
29…廃熱排気口
230…底板
231…垂直板
232…断熱材
233…空間
234…冷却機収納部
235…操作部
236…感熱部
237…水配管
40…まな板
41…函型
42…冷却機
43…低温調理台
44…調理用まな板
45…冷気吹き出し口
46…冷気回収口
Claims (6)
- 平板状のまな板部(1)と、前記まな板部(1)を冷却する冷却機構を備える低温作業台であって、
前記冷却機構は、前記まな板部(1)の内面もしくは下面に接触させた冷媒で熱交換を行ってまな板部(1)自体を冷却するまな板部冷却機構(2)と、
前記まな板部(1)の上面の空間に冷気を送風して冷却する送風機構(3)とを備えており、
前記まな板部冷却機構(2)と前記送風機構(3)は、まな板部用熱交換器(15)及び冷気用熱交換器(22)を各々有しており、前記両熱交換器(15,22)が接続された共通の冷媒経路内に、一の冷却機(17)より送出された液体状の冷媒の少なくとも一部が、前記まな板部用熱交換器(15)でもって気化され前記まな板部を冷却し、前記気化された後の前記冷媒経路内に残存する液体状の冷媒が前記冷気用熱交換器(22)でもって気化され前記まな板部(1)の上面領域を冷却し、前記まな板部用熱交換器(15)及び前記冷気用熱交換器(22)で気化された冷媒は前記冷却機(17)に環流されてなることを特徴とする低温作業台。 - 請求項1に記載の低温作業台であって、
前記まな板部(1)の表面温度を約0.5℃〜5℃の範囲内に維持するよう前記まな板部冷却機構(2)を制御するための温度制御部(18)を備えてなることを特徴とする低温作業台。 - 平板状のまな板部(1)と、前記まな板部(1)を冷却する冷却機構を備える低温作業台であって、
前記冷却機構は、前記まな板部(1)の下面に接触させた冷媒で熱交換を行ってまな板部(1)自体を冷却するまな板部冷却機構(2)と、
前記まな板部(1)の上面の空間に冷気を送風して冷却する送風機構(3)とを備えており、
前記まな板部冷却機構(2)と前記送風機構(3)は、まな板部用熱交換器(15)及び冷気用熱交換器(22)を各々有しており、前記両熱交換器(15,22)が接続された共通の冷媒経路内に、一の冷却機(17)より送出された液体状の冷媒の少なくとも一部が、前記まな板部用熱交換器(15)でもって気化され前記まな板部を冷却し、かつ前記冷媒経路内に残存する液体状の冷媒が前記冷気用熱交換器(22)でもって気化され前記まな板部(1)の上面領域を冷却し、前記気化された冷媒は前記冷却機(17)に環流されてなり、
前記まな板部冷却機構(2)は前記まな板部(201)と別個に構成され、かつ前記まな板部(201)は前記まな板部用熱交換器(215)の上に交換可能に載置されていることを特徴とする低温作業台。 - 請求項1乃至3に記載の低温作業台であって、
さらに、前記まな板部(201)と前記まな板部(201)を固定する固定部分に介在され、かつ前記まな板部(201)の下面に接面した断熱材を有しており、
前記断熱材(232)は前記まな板部(201)の作業面を除く領域を断熱状態とし、前記まな板部の作業面側に冷気が偏在していることを特徴とする低温作業台。 - 請求項1から4のいずれかに記載の低温作業台であって、
まな板部(1)から離間した位置で、低温作業台の前面で作業者の体と対向する位置に冷却機構の廃熱を排気する廃熱排気口(29)を開口していることを特徴とする低温作業台。 - 請求項1から5のいずれかに記載の低温作業台であって、
周囲温度に応じて変色することにより温度帯を示す感熱部(236)をさらに備えることを特徴とする低温作業台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003365143A JP3970234B2 (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 低温作業台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003365143A JP3970234B2 (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 低温作業台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005124509A JP2005124509A (ja) | 2005-05-19 |
JP3970234B2 true JP3970234B2 (ja) | 2007-09-05 |
Family
ID=34643918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003365143A Expired - Fee Related JP3970234B2 (ja) | 2003-10-24 | 2003-10-24 | 低温作業台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3970234B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106695925A (zh) * | 2017-03-06 | 2017-05-24 | 长葛市怡盛蜂业有限公司 | 可调温的蜂蜡切割装置 |
CN111543873A (zh) * | 2020-06-09 | 2020-08-18 | 湖南家乐竹木有限公司 | 一种整竹加工无拼接砧板和使用方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100441132C (zh) * | 2006-06-27 | 2008-12-10 | 广东伊立浦电器股份有限公司 | 一种冷热砧板 |
JP5191460B2 (ja) * | 2009-07-22 | 2013-05-08 | 株式会社東洋製作所 | 調理台 |
KR101498426B1 (ko) * | 2014-09-15 | 2015-03-03 | 영어조합법인 해연 | 육상 양식장용 복합작업대 |
KR101662615B1 (ko) * | 2015-04-28 | 2016-11-04 | 주식회사 알천텍 | 스마트 위생 도마 |
KR101643505B1 (ko) * | 2015-07-24 | 2016-07-27 | 주식회사 코사바이오 | 응축수 처리 장치를 구비한 혈액제제 분류 작업대 |
KR101858004B1 (ko) * | 2017-10-20 | 2018-05-15 | 주식회사 명일엠에스 | 소분포장용 수작업 테이블 |
-
2003
- 2003-10-24 JP JP2003365143A patent/JP3970234B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106695925A (zh) * | 2017-03-06 | 2017-05-24 | 长葛市怡盛蜂业有限公司 | 可调温的蜂蜡切割装置 |
CN111543873A (zh) * | 2020-06-09 | 2020-08-18 | 湖南家乐竹木有限公司 | 一种整竹加工无拼接砧板和使用方法 |
CN111543873B (zh) * | 2020-06-09 | 2021-05-18 | 湖南家乐竹木有限公司 | 一种整竹加工无拼接砧板和使用方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005124509A (ja) | 2005-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101438257B1 (ko) | 육류 숙성을 위한 건조숙성고 | |
JP3970234B2 (ja) | 低温作業台 | |
KR200440982Y1 (ko) | 기화식 냉풍기의 수질개선용 드레인장치 | |
KR20090060109A (ko) | 냉장기능을 구비한 농수산물 건조장치 | |
JP2011064455A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP6473396B2 (ja) | 冷却装置 | |
JP6473395B2 (ja) | 冷却装置 | |
KR200191864Y1 (ko) | 부화기 | |
ES2275157T3 (es) | Mueble de presentacion de mercancias refrigerado con un sistema de tratamiento de aire y procedimiento para el funcionamiento de un mueble de presentacion de mercancias de este tipo. | |
JP6917249B2 (ja) | 冷却庫 | |
KR20190071951A (ko) | 위생처리장치가 구비된 저온 유니트 쿨러 | |
JP2007101061A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2015054088A (ja) | ショーケースの加湿冷却装置及び加湿冷却ショーケース | |
JP2005192448A (ja) | 鮮度保持装置 | |
JP5191460B2 (ja) | 調理台 | |
KR100526632B1 (ko) | 가전제품살균처리장치 | |
KR200281106Y1 (ko) | 이동식 야채 냉장고 | |
ES2690867T3 (es) | Procedimiento de refrigeración para acondicionamiento de productos frescos | |
JP2008070055A (ja) | 冷却装置 | |
CN214333171U (zh) | 一种用于药库的智能恒温装置 | |
JPH0989413A (ja) | 冷却装置 | |
JP4688698B2 (ja) | 冷却貯蔵庫 | |
JP2001238741A (ja) | 低温調理台および低温調理台システム | |
JP4587398B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
KR100495863B1 (ko) | 다기능 냉온정수기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061114 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070515 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070605 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |