JP5240568B2 - 車両用おしぼり湿潤機能付き温冷蔵庫 - Google Patents
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Description
乾いたおしぼりの場合でも、後述の構成によって湿潤状態にすることができる。
温調ケースは高熱伝導率の樹脂板又はアルミ板で製作します。
前面を開口した本体箱と後部調整箱を接続して、本体箱内に温調ケースを入れ、前蓋を設けて本体箱の前面開口部を封止開閉できるようにします。
本体箱は、前面を開口とし、後面壁に温調穴と湿潤シート接続穴を設ける。
この本体箱の各壁面は耐熱樹脂による外箱と耐熱樹脂による内箱との間に中間層を設けて三層構造とし、中間層にはグラスファイバーネットなどの多孔質材を挿入し、真空引きして封止し、真空断熱効果を持たせる。これによって温度保持に必要な本体箱壁面厚さを薄くし、外形寸法を小型化することができる。 本発明による小型化により、ダッシュボード内やダッシュボード直下やセンターコンソール部などの運転者の手の届く範囲内におしぼりの温冷蔵庫を設置することができる。
熱源&保湿室内の下方を水を溜めることができる水密構造として、保湿用水槽とする。
保湿用水槽部に水位上限レベルセンサを設ける。
湿潤シートを温調ケース内から後方に延長し、本体箱の湿潤シート接続穴を通して後部熱源箱内に導入し保湿用水槽部の底面近くでカットし端部に湿度センサを取り付ける。
温調ケースの後方にペルチェ素子を固着し、本体箱の温調穴を介して後部にヒートシンクを接続する。
ヒートシンク側面に送風ファンを取付、後部熱源箱の左右にそれぞれ吸気用フィルタと排気用フィルタを設け、送風ファンの運転によって、矢印X1から矢印X2の方向に送風しヒートシンクの冷却を行う。
本発明の使用に当たり準備動作として、ヒートシンクが冷却側になるようペルチェ素子に通電し、ヒートシンクフィンを低温度にすることによって、車内の空気から湿度凝結作用をおこし水滴として滴下させて保湿用水が得られる。
湿潤シート端に設けた湿度センサが適正湿度を感知すると保湿用水の補給動作を停止する。
保湿用水槽の水位が上限まで上がると水位上限レベルセンサが感知し、ヒートシンクが加熱側になるようペルチェ素子に通電し、ヒートシンクフィンを高温度にすることによって、ヒートシンクフィンに接する水を蒸発させて余剰水を車内空気中に戻し水位レベルの適正化を行う。
繊維ベルト又はフェルト材などでできた湿潤シートは保湿用水槽内から本体箱および温調ケースを貫通して温調ケース内の収納室に延長し、保湿用水を毛細管現象により湿潤シートの上に置かれたおしぼりに伝導し加湿することができる。
ペルチェ素子への通電極性の切替によって温調ケースを加熱又は冷却できる。
後壁は本体箱の内部に若干挿入される絞り形状とし、前方に若干引き出し傾倒して開閉できるようにする。
紫外線LEDは複数個設け、その波長はUV−AとUV−Cを併用する。
温調ケース内面に光触媒を塗布し、紫外線LEDの照射で制菌作用や殺菌作用を発揮させる。
表示操作パネル面には、操作用スイッチとして電源のON−OFFや温冷切替スイッチや保湿水準備スイッチなどを設け、表示としては操作それぞれの状態表示や現在の収納室内の温度表示などを設ける。
収納するおしぼりは最初乾燥状態であっても、適度の湿度で適温に温めた状態又は適度の湿度で適温に冷やした状態で簡便に提供することができる。
本発明によれば、収納室内には制菌作用殺菌作用が働くため衛生的で、おしぼりは個別包装することなく収納し使用でき、包装材などのゴミを発生しない。
温調ケース5は、前面を開口し温調ケース上板52と温調ケース53と温調ケース側板54および温調ケース後板51から箱形状として材質を高熱伝導率の樹脂板又はアルミ板で製作します。 温調ケース後板51の下辺側に湿潤シート46を貫通するための湿潤シート貫通穴を設ける。
前面を開口した本体箱2と後部熱源箱3を接続して、本体箱2内に温調ケース5を入れ、前蓋1を設けて本体箱2の前面開口部を封止開閉できるようにします。
本体箱2は、前面を開口とし、後面壁に温調穴24と湿潤シート接続穴を設ける。
この本体箱2の各壁面は耐熱樹脂による外箱21と耐熱樹脂による内箱22との間に中間層23を設けて三層構造とし、中間層23にはグラスファイバーネットなどの多孔質材を挿入し、真空引きして封止し、真空断熱効果を持たせる。これによって本体箱2の壁面厚さを薄くし、外形寸法を小型化することができる。
本発明の小型化により、ダッシュボード内やダッシュボード直下やセンターコンソール部などの運転者の手の届く範囲内におしぼりの温冷蔵庫を設置することができる。
熱源&保湿室37内の下方を水を溜める水密構造として、保湿用水槽とする。
熱源&保湿室内37に水位上限レベルセンサ38と湿度センサ47を設ける。
湿潤シート46を温調ケース5内から後方に延長し、本体箱2の湿潤接続穴を通して後部熱源箱3内に導入し保湿用水槽部の底面近くでカットし端部に湿度センサ47を取り付ける。
温調ケース5の温調ケース後板51にペルチェ素子41を固着し、本体箱2の温調穴24を介して後部にヒートシンク43を接続する。本体箱2の温調穴24とペルチェ素子41の空隙とヒートシンク43間をシールパッキン42で封止する。
ヒートシンク43側面に送風ファン45を取付、後部熱源箱3の左右の後部熱源箱側板34の上部ににそれぞれ吸気用フィルタ35と排気用フィルタ36を取付け、送風ファンの45運転によって、矢印X1から矢印X2方向の送風でヒートシンク43の放熱冷却を行う。
本発明の使用に当たり準備作動として、ヒートシンク43が冷却側になるようペルチェ素子41に通電し、ヒートシンクフィン43aを低温度にすることによって、車内の空気から湿度の凝結作用をおこし水滴として滴下させ保湿用水39を造る。ヒートシンクフィンには定間隔でヒートシンクスリット43bを設ける。
湿潤シート46端の湿度センサ47が適正湿度を感知すると保湿用水39の補給動作を停止する。
本発明の使用中、保湿用水槽の水位が上限まで上がると水位上限レベルセンサ38が感知し、ヒートシンク43が加熱側にになるようペルチェ素子41に通電し、ヒートシンクフィン43aを高温度にすることによって、ヒートシンクフィン43aに接する保湿用水39を蒸発させて余剰水を車内空気中に戻し水位レベルの適正化を行う。繊維ベルト又はフェルト材などでできた湿潤シート46は保湿用水槽内から本体箱2および温調ケース5を貫通して温調ケース5内の収納室55に延長し、保湿用水槽内の水分を毛細管現象により湿潤シート46の上に置かれたおしぼり60に伝導し加湿する。
おしぼり60の冷却又は加温は表示操作パネル11に設けられた操作スイッチにて切替設定することができるようにして、収納室55内温度は温調ケース上板52の内側に設けた温度センサ56で検出し、表示操作パネル11に表示する。
後壁13の収納室側に紫外線波長UV−Cの紫外線LED18と、紫外線波長UV−Aの紫外線LED19を複数個配置し収納室55内を照射する。
後壁13は本体箱2の内箱22内部に若干挿入される絞り形状とする。
前蓋底板17の後方位置左右に支持ピン16を設け、本体箱2の前面左右の下辺部から前方に延長したアームに設けたスライド長穴と支持ピン16を連結する。
前蓋11のハンドル15部をつかみ前方に若干引き出し傾倒して収納室55を開閉できるようにする。
温調ケース5の内面に光触媒を塗布し、紫外線波長UV−A紫外線LEDの照射で光触媒塗布面を活性化し制菌作用や殺菌作用を発揮させる。また、紫外線波長UV−Cの紫外線LEDで紫外線殺菌効果を発揮させる。
表示操作パネル11の前面には、操作用スイッチとして電源のON−OFFや温冷切替スィッチや保湿水準備スイッチなどを設け、表示としては操作それぞれの状態表示LEDや現在の温度表示計などを設ける。
2本体箱
3後部熱源箱
4熱源ヒートシンク部
5温調ケース
11表示操作パネル
13後壁
18紫外線LED
21外箱
22内箱
23中間層
31後部熱源箱後壁
35吸気フィルタ
36排気フィルタ
37熱源&保湿室
39保湿用水
41ペルチェ素子
42シールパッキン
43ヒートシンク
45送風ファン
46湿潤シート
47湿度センサー
51温調ケース後板
55収納室
56温度センサ
60おしぼり
Claims (3)
- 前面に開閉蓋を設けて前面を開口できるようにした本体箱を外箱と内箱と中間層の3層パネル構造として、中間層にグラスファイバーネット等の多孔質材を挿入し、真空引きして封止し、真空断熱効果が得られるようにし、本体箱後壁面に温調穴と湿潤シート接続穴を設け、本体箱の後方に後部熱源箱を配置接続し、後部熱源箱内を熱源&保湿室とし、熱源&保湿室内の下方を水密構造にして保湿水槽部とし、本体箱内に前面を開口した箱状の温調ケースを内蔵設置し、温調ケース内をおしぼりの収納室とし、温調ケース後面壁の下辺部に湿潤シート貫通穴を設け、温調ケース内の床面に配置した湿潤シートを延長して、湿潤シート貫通穴を通してさらに本体箱湿潤シート接続穴を通して保湿水槽部に引き出しその端部に湿度センサを取り付け、本体箱の温調穴を介して温調ケースの後壁面にペルチェ素子をはさんでヒートシンクを接続し、ヒートシンクの側方に送風ファンを接続し、送風ファンの運転で後部熱源箱の側面に取り付けられた吸気フィルタから吸気しヒートシンクフィンを冷却し、反対側面に設けた排気フィルタから後部熱源箱の外側に排気することを特徴とする車両用おしぼり湿潤機能付き温冷蔵庫。
- 前記ペルチェ素子にヒートシンクが冷却されるように通電し、送風ファンの送風する空気から湿度分を凝結滴下させ、保湿用水を得て、湿潤シートを介して水分を収納室内に収納されたおしぼりに加湿できる用にしたことを特徴とする請求項1記載の車両用おしぼり湿潤機能付き温冷蔵庫。
- 前記温調ケース内のおしぼりの収納室壁面に光触媒を塗布し、UV−A波長を持つ紫外線LEDから紫外線を照射し光触媒面を活性化させるとともに、UV−C波長を持つ紫外線LEDから紫外線を照射し殺菌作用発揮することを特徴とする請求項1記載の車両用おしぼり湿潤機能付き温冷蔵庫。
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