JPH0989062A - トロイダル型無段変速機の油圧制御装置 - Google Patents

トロイダル型無段変速機の油圧制御装置

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JPH0989062A
JPH0989062A JP7241892A JP24189295A JPH0989062A JP H0989062 A JPH0989062 A JP H0989062A JP 7241892 A JP7241892 A JP 7241892A JP 24189295 A JP24189295 A JP 24189295A JP H0989062 A JPH0989062 A JP H0989062A
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JP
Japan
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valve
control valve
input
manual
shift control
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Application number
JP7241892A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sugihara
杉原  淳
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H15/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members
    • F16H15/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by friction between rotary members without members having orbital motion
    • F16H15/04Gearings providing a continuous range of gear ratios
    • F16H15/06Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B
    • F16H15/32Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line
    • F16H15/36Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface
    • F16H15/38Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces
    • F16H2015/383Gearings providing a continuous range of gear ratios in which a member A of uniform effective diameter mounted on a shaft may co-operate with different parts of a member B in which the member B has a curved friction surface formed as a surface of a body of revolution generated by a curve which is neither a circular arc centered on its axis of revolution nor a straight line with concave friction surface, e.g. a hollow toroid surface with two members B having hollow toroid surfaces opposite to each other, the member or members A being adjustably mounted between the surfaces with two or more sets of toroid gearings arranged in parallel

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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速機の全高を低減して車体地上高を増大さ
せる。 【解決手段】 シフト位置に応じて変速制御弁への油圧
を制御するマニュアル弁150と、このマニュアル弁1
50及びフィードバック機構のプリセスカム320を収
装するとともに、入出力ディスクの回転軸Cと対向する
所定の位置に配設されたバルブボディ310とを備え、
このバルブボディ310は、入出力ディスクの回転軸C
を挟んでフィードバック機構を構成するプリセスカム3
20の反対側の所定の位置にマニュアル弁150を配設
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に用いられ
るトロイダル型無段変速機の油圧制御装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両に採用されるトロイダ
ル型無段変速機の油圧制御装置としては、特開平6−2
57661号公報に開示されるものが知られている。
【0003】これについて説明すると、図6〜図9に示
すように、トロイド状の溝を対向面に形成した一対の入
出力ディスク(図示せず)で挟持される一対のパワーロ
ーラ1、1は、入出力ディスクの回転軸Cを挟む変速機
の幅方向(図中X方向、以下同様)で所定の間隔に立設
された一対のトラニオン3、3に基端を支持された偏心
軸2、2によって回転自在に軸支される。なお、回転軸
Cが幅方向のほぼ中心に配設され、左右のトラニオン
3、3は軸受110、112で揺動可能に支持されたリ
ンク111、113の両端に連結されて相反する軸方向
へ変位可能となる。
【0004】パワーローラ1、1は、トラニオン3、3
の軸方向(変速機の高さ方向で、図中Z方向。以下同
様)の変位に応じて傾転角を変更することで、任意の変
速比を無段階に設定するものである。
【0005】入出力ディスクの回転軸Cと直交する平面
内で、この回転軸Cを挟んで左右に配設されたトラニオ
ン3、3は、上端部及び下端部に回転軸部3a、3bを
形成する一方、回転軸部3a、3bの間には径方向へ所
定量だけオフセットしたオフセット軸部3cが形成さ
れ、偏心軸2はトラニオン3の回転軸と直交するように
オフセット軸部3cで基端を支持される。
【0006】トラニオン3、3の下端側の回転軸部3b
は、軸方向へ伸縮可能、かつ軸回りに回転可能な油圧シ
リンダ6L、6Rに収装されたピストン60、60のロ
ッド3d、3dにそれぞれ結合しており、ピストン60
の上下の油室6a、6bの差圧に応じてトラニオン3、
3は図中上下方向へ変位するとともに、パワーローラ
1、1の傾転に応じて回動する。
【0007】トラニオン3の下端から延設されるように
結合したロッド3dは、油圧シリンダ6L、6Rを構成
するシリンダボディ302と、このシリンダボディ30
2の下面に配設されたコントロールバルブを収装したバ
ルブボディ310を貫通して、ケーシング10の下面を
封止するオイルパン11へ向けて突出する。
【0008】バルブボディ310には、運転者が操作す
るシフトレバー等の変速指令手段に呼応してシフト位置
を設定するマニュアル弁150や、油圧シリンダ6L、
6Rの上下の油室6a、6bへの供給油圧を制御して運
転条件に応じた変速比を設定する前進用変速制御弁20
2、後進用変速制御弁(図示せず)などが収装される。
【0009】図7、図8のように、前進用変速制御弁2
02はバルブボディ310を幅方向に横断しており、基
端側から油圧シリンダ6L、6Rへの差圧を調整するス
プール216、供給油圧を切り換えるスプール214、
ステップモータ210のピニオンと歯合するラック21
2の順に形成され、スプール216の外周には基端側か
ら後述するリンク326に駆動されるスリーブ218が
設けられる。
【0010】スプール214、216の軸方向の変位に
応じて油圧シリンダ6L、6Rの供給油圧を設定して運
転条件に応じた変速比を得るとともに、指令された変速
比、すなわち、パワーローラ1の傾転角を維持するため
に、油圧シリンダ6L、6Rの内の一方のトラニオン3
の回動を前進用変速制御弁202及び後進用変速制御弁
へフィードバックするフィードバック機構が形成され
る。後進用変速制御弁も同様に構成され、これら前進用
変速制御弁202及び後進用変速制御弁は変速機の幅方
向で平行して配設される。
【0011】このフィードバック機構は、例えば、図6
の右側のトラニオン3のロッド3dの端面に傾斜面32
2、324を備えたプリセスカム320を形成し、この
傾斜面322、324に摺接して、トラニオン3の回動
に応じて前進用変速制御弁202及び後進用変速制御弁
のスプール216の外周で相対運動するスリーブ218
を駆動するL字状のリンク326、328が配設され
る。なお、プリセスカム320の傾斜面322及びリン
ク326が前進用変速制御弁202のスリーブ218を
駆動する一方、傾斜面324及びリンク326が後進用
変速制御弁のスリーブを駆動し、トラニオン3の回転量
を前進用変速制御弁202または後進用変速制御弁へフ
ィードバックして所定の変速比を維持する。
【0012】このため、リンク326、328はプリセ
スカム320の傾斜面322、324に応じて揺動する
ため、図8において、オイルパン11との間に所定の間
隙CLを必要とする。
【0013】一方、シフトレバーまたはシフトスイッチ
の操作に応動するマニュアル弁150は、シフト位置に
応じて変速機の前後進切換手段(図示せず)や変速制御
弁への油路を切り替えるもので、図9に示すように、ケ
ーシング10を貫通したマニュアルシャフト151が変
速機の幅方向に配設され、変速機の外部でシフトレバー
に連結される一方、変速機の内部ではマニュアルシャフ
ト151の回動を往復直線運動に変換してマニュアル弁
150のスプール150aを駆動するマニュアルプレー
ト152が取り付けられる。
【0014】オイルパン11に対向するマニュアルプレ
ート152の下端面には、カム面152aが形成され、
バルブボディ310側に基端を支持されたディテントス
プリング153がカム面152aと係合して、シフトレ
バーの操作位置に応じてマニュアルプレート152を選
択的に係止する。
【0015】このマニュアルプレート152はマニュア
ルシャフト151と直交する変速機の全長方向(図中Y
方向、以下同様)に配設され、マニュアル弁150のス
プール150aのストロークは、シフト位置の段数、油
圧ポート間の必要シール長及び油圧ポートの必要面積等
に応じて決まり、マニュアル弁150とマニュアルシャ
フト151の位置関係は、このストロークに応じたレバ
ー比を確保するため、変速機の高さ方向へ所定の間隔を
設ける必要があり、図7に示すように、マニュアル弁1
50はマニュアルプレート152が入出力ディスク等と
高さ方向で干渉しないように、回転軸Cに対して幅方向
の端部近傍に配置される。
【0016】そして、マニュアル弁150は図8に示す
ように、水平面内(図中X−Y平面内)で前進用変速制
御弁202及び後進用変速制御弁と直交するとともに、
トラニオン3の回動をフィードバックするプリセスカム
320と重なって配設され、変速機の高さ方向では、前
進用変速制御弁202及び後進用変速制御弁とプリセス
カム320との間にマニュアル弁150が介装される。
【0017】また、変速機の各部へ作動油を供給するポ
ンプ330は、図7に示すように、水平面内において回
転軸C近傍のほぼ中央に配設される一方、ポンプ330
へ作動油を供給するストレーナ234’は、マニュアル
プレート152との干渉を避けてほぼ「く」の字状に屈
曲形成され、回転軸Cから変速機の幅方向へ所定量だけ
オフセットした位置に配設された位置に吸入ポート23
5を開口する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プリセスカ
ム320との水平面内での重なりを避けるべく、マニュ
アル弁150を図10に示すように幅方向の中央に配置
しようとすると、バルブボディ310の中央部にはマニ
ュアルプレート152との干渉を回避するために切り欠
き310Uを形成しなければならず、回転軸Cを挟んだ
幅方向への油路が屈曲するだけでなく、円滑に油路を形
成できない場合があり、マニュアル弁150は幅方向の
端部近傍に配設する必要がある。
【0019】しかしながら、上記従来のようなトロイダ
ル型無段変速機の油圧制御装置では、マニュアルプレー
ト152は変速機の高さ方向にも間隙を必要とするた
め、入出力ディスク等の変速機の各部品との干渉を避け
るため、マニュアル弁150の変速機の高さ方向の配設
位置は制限され、図8に示すように、バルブボディ31
0の下面310Lはマニュアル弁150の径に応じてオ
イルパン11側へ所定量hだけ突出し、このマニュアル
弁150と水平面内で重なるトラニオン3のプリセスカ
ム320の下面310Lからの突出量H1は、マニュア
ル弁150の突出量hを加えて突出させねばならず、オ
イルパン11の深さDpが増大するため、車両の最低地
上高が減少して走破性が低下するという問題があった。
【0020】また、吸入ポート235とポンプ330と
を連通するストレーナ234は、マニュアルプレート1
52との干渉を回避するため屈曲形成されるため、ポン
プ330の吸入抵抗が増大して無段変速機の動力伝達効
率を低下させるという問題もあった。
【0021】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、トロイダル型無段変速機の全高を低減して
車両の最低地上高を向上させるとともに、ポンプの吸入
抵抗を低減することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、相互に対
向する面にトロイド状の溝を形成するとともに、同軸的
に配設された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入
力ディスク及び出力ディスクとの対向面に挟持されて傾
転自在な一対の摩擦ローラと、前記入力及び出力ディス
クの軸に直交する回転軸部を形成するとともに、前記摩
擦ローラを軸支する偏心軸を支持して、回動可能かつ回
転軸部の軸方向へ変位可能な一対のローラ支持部材と、
これらローラ支持部材を前記回転軸部の軸方向へ駆動可
能な油圧シリンダと、前記油圧シリンダへの油圧を制御
する変速制御弁と、前記入力ディスクと出力ディスクの
変速比が目標値となるように一方のローラ支持部材の回
転量を前記変速制御弁へ伝えて変速比のフィードバック
を行うフィードバック機構と、車両の運転状態に応じて
シフト位置を設定する変速指令手段と、前記変速指令手
段からのシフト位置に応じて前記変速制御弁への油圧を
制御するマニュアル弁と、前記変速制御弁、マニュアル
弁及びフィードバック機構を収装するとともに、前記入
出力ディスクの軸と対向する所定の位置に配設されたバ
ルブボディとを備えたトロイダル型無段変速機の油圧制
御装置において、前記バルブボディは、入出力ディスク
の軸を挟んでフィードバック機構の反対側の所定の位置
にマニュアル弁を配設する。
【0023】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記変速制御弁は入出力ディスクの軸と交差する
方向に配設されて、基端側にフィードバック機構を備え
る一方、他端側に変速比の目標値に応じてこの変速制御
弁を駆動するアクチュエータを備え、このアクチュエー
タは前記マニュアル弁よりも入出力ディスクの軸側に配
設される。
【0024】
【作用】したがって、第1の発明は、変速指令手段から
のシフト位置に応じてマニュアル弁からは変速制御弁等
へライン圧が供給され、変速制御弁からの油圧に応じて
油圧シリンダに駆動されたローラ支持部材が軸方向へ変
位することで、摩擦ローラは傾転して入力ディスクと出
力ディスクとの接触半径の比に応じた変速比を設定す
る。摩擦ローラの傾転に応じてローラ支持部材は回転軸
部の軸回りに回転し、フィードバック機構はこの回転量
を変速制御弁へフィードバックして変速比の目標値を維
持する。変速制御弁、マニュアル弁及びフィードバック
機構を収装するバルブボディは、入出力ディスクの軸と
対向する所定の位置に配設され、フィードバック機構は
一方のローラ支持部材側に形成されるため、入出力ディ
スクの軸を挟んでフィードバック機構の反対側の所定の
位置にマニュアル弁を配設することにより、フィードバ
ック機構とマニュアル弁が無段変速機の高さ方向(ロー
ラ支持部材の軸方向)で重なることを防いでトロイダル
型無段変速機の全高を低減することができる。
【0025】また、第2の発明は、変速制御弁は入出力
ディスクの軸と交差する方向に配設されて、基端側にフ
ィードバック機構を備える一方、他端側に変速比の目標
値に応じてこの変速制御弁を駆動するアクチュエータを
備え、入出力ディスクの軸を挟んでフィードバック機構
の反対側にアクチュエータとマニュアル弁が配設される
が、このアクチュエータをマニュアル弁よりも入出力デ
ィスクの軸側に配設することで、アクチュエータとマニ
ュアル弁が無段変速機の高さ方向で重なることを防いで
トロイダル型無段変速機の全高を低減することができ
る。
【0026】
【実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付図面に
基づいて説明する。
【0027】図1〜図5は、トロイダル型無段変速機の
油圧制御装置を示し、無段変速機構は前記従来例の図6
と同様に構成され、前進用変速制御弁202、後進用変
速制御弁200及びマニュアル弁150等を収装するバ
ルブボディ310は、入出力ディスクの外径等に応じ
て、この入出力ディスクの回転軸Cから所定の距離だけ
変速機の全高方向(図中Z方向)に離れた位置で、回転
軸Cと対向するように配設され、バルブボディ310の
下面310Lには、前記図6に示した、図中右側のトラ
ニオン3のロッド3dに形成したプリセスカム320が
突出し、前記従来例と同様のフィードバック機構が構成
され、フィードバック機構は、前記従来例と同様に図中
右側のトラニオン3の回動を前進用変速制御弁202へ
フィードバックするリンク326と、後進用変速制御弁
200へフィードバックするリンク326等から構成さ
れる。なお、トラニオン3、3が摩擦ローラとしてのパ
ワーローラ1を傾転可能に支持するローラ支持部材に対
応する。
【0028】図1において、入出力ディスクの回転軸C
は変速機の幅方向(図中X方向、以下、単に幅方向とす
る。)のほぼ中心に配設され、バルブボディ310も幅
方向のほぼ中心で回転軸Cと対向し、回転軸Cの軸線方
向(図中Y方向)が変速機の全長方向となる。
【0029】プリセスカム320を主体とするフィード
バック機構は、プリセスカム320の傾斜面322、3
24と摺接するリンク326、328によってトラニオ
ン3の回転量が前進用変速制御弁202、後進用変速制
御弁200へフィードバックされ、これら変速制御弁と
しての前進用変速制御弁202及び後進用変速制御弁2
00は、図3に示すように幅方向で平行して配設される
とともに、前進用変速制御弁202は回転軸Cと直交す
るとともにバルブボディ310を幅方向に横断して、前
進用変速制御弁202を駆動するアクチュエータとして
のステップモータ210が、バルブボディ310の平面
上で回転軸Cを挟んだプリセスカム320の反対側の位
置に配設される。なお、ステップモータ210は、目標
変速比に応じて図示しないコントローラからの目標変速
比に対応した指令値に基づいて駆動される。
【0030】なお、図3において、バルブボディ310
に形成された貫通孔310A、310Bはトラニオン
3、3のロッド3d、3dをそれぞれ挿通するためのも
ので、貫通孔310Aを挿通したロッド3d、すなわ
ち、図6に示した図中右側のトラニオン3の回転軸部3
bの延長軸上にプリセスカム320が形成される。
【0031】シフトレバーまたはシフトスイッチ等の変
速指令手段が設定したシフト位置に応動するマニュアル
シャフト151は、図1に示すように、幅方向に配設さ
れるとともに、図中下方からケーシング10を貫通支持
される一方、他端をケーシング10内で軸支され、全長
方向ではプリセスカム320に対して図中左側に配設さ
れる。
【0032】マニュアル弁150は、図4に示すよう
に、回転軸Cを挟んでプリセスカム320(貫通孔31
0A)と反対側のバルブボディ310の端部で全長方向
に沿って配設される。
【0033】一方、図2、図3に示すように、前進用変
速制御弁202は、基端側に油圧シリンダ6L、6Rへ
の差圧を調整するスプール216と、リンク326に駆
動されてこのスプール216の外周で相対運動するスリ
ーブ218を備える一方、回転軸Cを挟んだ反対側の他
端側に形成されて供給油圧を切り換えるスプール214
Aは、ステップモータ210のピニオン210aと歯合
するラック212よりも端部側(図中右側)に形成さ
れ、前記従来例に比してステップモータ210はマニュ
アル弁150よりも回転軸C側に近接して配設され、ス
テップモータ210とマニュアル弁150が水平面(X
−Y平面)内で重ならないように配置される。
【0034】そして、ケーシング10を図1の下方から
貫通したマニュアルシャフト151は、変速機の外部で
図示しないワイヤ又はリンク、あるいはスイッチに応動
するアクチュエータ等を介して変速指令手段に連結され
る一方、変速機の内部ではマニュアルシャフト151の
回動に応じてマニュアル弁150のスプール150aを
駆動するマニュアルプレート152が取り付けられ、マ
ニュアルプレート152とスプール150aが所定のレ
バー比で連結されて、マニュアルプレート152の揺動
運動はスプール150aの往復直線運動に変換され、ス
プール150aの変位に応じて前後進用変速制御弁20
2、200等の各油圧制御部へのライン圧等が制御され
る。
【0035】オイルパン11に対向するマニュアルプレ
ート152の下端面には、前記従来例の図9と同様にカ
ム面が形成され、バルブボディ310側に基端を支持さ
れたディテントスプリング153の端部がカム面と係合
して、変速操作手段の操作位置に応じてマニュアルプレ
ート152を係止する。
【0036】マニュアルプレート152の揺動運動を許
容すべく、マニュアル弁150を配設した側のバルブボ
ディ310の端部には、図4、図5に示すように、切り
欠き310Cが形成されて、バルブボディ310とマニ
ュアルプレート152の干渉を回避している。
【0037】また、図1に示すように、変速機の各部へ
作動油を供給するポンプ330は、前記従来例と同様に
水平面内において回転軸C近傍のほぼ中央に配設される
が、ポンプ330へ作動油を供給するストレーナ234
は、回転軸Cから幅方向に所定量だけオフセットされた
吸入ポート235とポンプ330ほぼ直線的に連通す
る。
【0038】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0039】マニュアル弁150は回転軸Cを挟んでプ
リセスカム320の反対側の幅方向の端部近傍に配設さ
れたため、前記従来例のように水平面内でプリセスカム
320を主体とするフィードバック機構とマニュアル弁
150が重なることはなく、図2に示すように、バルブ
ボディ310の下面310Lからプリセスカム320が
オイルパン11へ向けて突出する高さH1は、前記従来
例の図8のように、マニュアル弁150の突出量hを加
算する必要がなくなるため、オイルパン11の深さDp
を前記従来例に比してマニュアル弁150の突出量hに
応じて低減することができ、トロイダル型無段変速機の
全高を低減して車両の最低地上高を増大させることが可
能となり、車両の走破性を高めることができるのであ
る。
【0040】そして、マニュアル弁150をプリセスカ
ム320とは反対側の幅方向の端部に配設したため、ポ
ンプ330へ作動油を供給するストレーナ234は、前
記従来例のようにマニュアルプレート152を回避する
必要がなくなり、ポンプ330と吸入ポート235をほ
ぼ直線的に連通することが可能となって、ポンプ330
の吸入抵抗を低減してトロイダル型無段変速機の動力伝
達効率を向上させることができるのである。
【0041】また、マニュアル弁150を配設した側の
バルブボディ310には、前進用変速制御弁202を駆
動するステップモータ210が配設されるが、油圧を切
り換えるスプール214Aをラック212の外側に形成
したため、ステップモータ210を前記従来例に比して
回転軸C側に配設することができ、マニュアル弁150
とステップモータ210の干渉を回避でき、トロイダル
型無段変速機の全高を低減することが可能となる。
【0042】マニュアル弁150を配設したバルブボデ
ィ310の端部には、図5に示すように、切り欠き31
0Cが形成されるが、前記従来例の図10に示したもの
に比して、変速機の幅方向に配設される油路のレイアウ
トに制限を加えることはなく、油路の設計の自由度を確
保しながらマニュアル弁150とフィードバック機構が
水平面内で重なるのを防ぐことができるのである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明は、変速
制御弁、マニュアル弁及びフィードバック機構を収装す
るバルブボディは、入出力ディスクの軸と対向する所定
の位置に配設され、フィードバック機構を一方のローラ
支持部材側に形成し、入出力ディスクの軸を挟んでフィ
ードバック機構の反対側の所定の位置にマニュアル弁を
配設することにより、フィードバック機構とマニュアル
弁が無段変速機の高さ方向で重なることを防いでトロイ
ダル型無段変速機の全高を低減することができ、車両の
最低地上高を増大させて走破性を向上させることが可能
となり、また、バルブボディに配設されたポンプとオイ
ルパン側の吸入ポートを連通するストレーナは、前記従
来例のようにマニュアル弁を回避するため屈曲すること
なく、直線的に形成することができ、ポンプの吸入抵抗
を低減してトロイダル型無段変速機の効率を向上させる
ことも可能となるのである。
【0044】また、第2の発明は、変速制御弁を駆動す
るアクチュエータをマニュアル弁よりも入出力ディスク
の軸側に配設することで、入出力ディスクの軸を挟んで
フィードバック機構の反対側に配設されたアクチュエー
タとマニュアル弁が無段変速機の高さ方向で重なること
を防いでトロイダル型無段変速機の全高を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すトロイダル型無段変
速機の油圧制御装置をオイルパン側から見た正面図。
【図2】バルブボディを示し、図1のA−A矢視断面
図。
【図3】図2のB−B矢視断面図。
【図4】図2のD−D矢視断面図。
【図5】オイルパン側から見たバルブボディ及びマニュ
アル弁の概念図。
【図6】トロイダル型無段変速機の要部断面図。
【図7】従来例を示し、オイルパン側から見た油圧制御
装置の正面図。
【図8】同じく図7のE−E矢視断面図。
【図9】同じく図7のF−F矢視断面図。
【図10】他の従来例を示し、オイルパン側から見たバ
ルブボディ及びマニュアル弁の概念図。
【符号の説明】
1 パワーローラ 2 偏心軸 3 トラニオン 3a、3b 回転軸部 3d ロッド 6L、6R 油圧シリンダ 10 ケーシング 11 オイルパン 150 マニュアル弁 151 マニュアルシャフト 152 マニュアルプレート 200 後進用変速制御弁 202 前進用変速制御弁 210 ステップモータ 212 ラック 234 ストレーナ 235 開口部 302 シリンダボディ 310 バルブボディ 310A,B 貫通孔 310L 下面 320 プリセスカム 322、324 傾斜面 326、328 リンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に対向する面にトロイド状の溝を形
    成するとともに、同軸的に配設された入力ディスク及び
    出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクと
    の対向面に挟持されて傾転自在な一対の摩擦ローラと、
    前記入力及び出力ディスクの軸に直交する回転軸部を形
    成するとともに、前記摩擦ローラを軸支する偏心軸を支
    持して、回動可能かつ回転軸部の軸方向へ変位可能な一
    対のローラ支持部材と、これらローラ支持部材を前記回
    転軸部の軸方向へ駆動可能な油圧シリンダと、前記油圧
    シリンダへの油圧を制御する変速制御弁と、前記入力デ
    ィスクと出力ディスクの変速比が目標値となるように一
    方のローラ支持部材の回転量を前記変速制御弁へ伝えて
    変速比のフィードバックを行うフィードバック機構と、
    車両の運転状態に応じてシフト位置を設定する変速指令
    手段と、前記変速指令手段からのシフト位置に応じて前
    記変速制御弁への油圧を制御するマニュアル弁と、前記
    変速制御弁、マニュアル弁及びフィードバック機構を収
    装するとともに、前記入出力ディスクの軸と対向する所
    定の位置に配設されたバルブボディとを備えたトロイダ
    ル型無段変速機の油圧制御装置において、前記バルブボ
    ディは、入出力ディスクの軸を挟んでフィードバック機
    構の反対側の所定の位置にマニュアル弁を配設したこと
    を特徴とするトロイダル型無段変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記変速制御弁は入出力ディスクの軸と
    交差する方向に配設されて、基端側にフィードバック機
    構を備える一方、他端側に変速比の目標値に応じてこの
    変速制御弁を駆動するアクチュエータを備え、このアク
    チュエータは前記マニュアル弁よりも入出力ディスクの
    軸側に配設されたことを特徴とする請求項1に記載のト
    ロイダル型無段変速機の油圧制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005114004A1 (de) * 2004-05-11 2005-12-01 Daimlerchrysler Ag Stelleinrichtung
JP2006125547A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Suzuki Motor Corp 自動変速機の変速制御装置

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