JPH0988780A - スタータ - Google Patents

スタータ

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JPH0988780A
JPH0988780A JP23812795A JP23812795A JPH0988780A JP H0988780 A JPH0988780 A JP H0988780A JP 23812795 A JP23812795 A JP 23812795A JP 23812795 A JP23812795 A JP 23812795A JP H0988780 A JPH0988780 A JP H0988780A
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planetary gear
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村田  光広
Shinya Yamanouchi
親也 山之内
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/022Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch
    • F02N15/023Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch of the overrunning type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタータ全長の短縮化、部品点数および組付
け工数の低減、およびアウタ25の芯出しを確実に行う
こと。 【解決手段】 遊星歯車減速装置の遊星ギヤ23を支持
するピン26は、プラネットキャリア25に形成された
貫通孔に圧入固定されている。プラネットキャリアは、
一方向クラッチのアウタ25と一体を成すもので、貫通
孔は、アウタ25の内周面に形成されるカム室と干渉す
ることなく、カム室を避けて形成されている。アウタ2
5の一方の端部には、ローラ29の軸方向の移動を規制
する規制部25aが一体に設けられており、他方の端面
には規制部25aとともにローラ29の軸方向の移動を
規制する規制プレート30が配されてピン26に圧入固
定されている。規制部25aの内周面および規制プレー
ト30の内周面は、それぞれ出力軸4の外周面およびイ
ンナ28の外周面に当接されてアウタ25の芯出しを行
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンを始動さ
せるためのスタータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊星歯車減速装置と一方向ク
ラッチを備えたスタータが公知である(実開昭50−4
5522号公報参照)。このスタータの遊星歯車減速装
置と一方向クラッチの構造を図3に基づいて説明する。
遊星歯車減速装置は、アーマチュアシャフト100の外
周に形成されたサンギヤ110、このサンギヤ110に
噛み合う遊星ギヤ120、この遊星ギヤ120と噛み合
うインターナルギヤ130、遊星ギヤ120の公転力が
伝達されて回転するプラネットキャリア140より構成
されている。なお、遊星ギヤ120は、プラネットキャ
リア140に固定されたピン150の外周に軸受160
を介して回転自在に支持されている。一方向クラッチ
は、プラネットキャリア140と軸方向にずれた位置で
一体に設けられたアウタ170、出力軸180の後端部
に形成されたインナ190、アウタ170とインナ19
0との間に介在されたローラ200より構成されて、ロ
ーラ200の軸方向の移動を規制する規制プレート21
0がクラッチカバー220によってプラネットキャリア
140にかしめ固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のスタ
ータは、一方向クラッチを構成するアウタ170、ロー
ラ200、インナ190、および規制プレート210以
外の部品、即ちクラッチカバー220を必要とするた
め、部品点数が増加して、それに伴う組付け上の工数も
増加する。また、プラネットキャリア140の内周面が
出力軸180の外周面に当接してアウタ170の芯出し
が行われているが、軸方向においてローラ200の片側
だけで芯出しする構造であるため、高速回転時にアウタ
170のバランスが崩れ易く、アウタ170に偏荷重が
加わった時に遊星歯車減速装置の各ギヤ類が破損する等
の問題が生じる。これに対し、規制プレート210の内
周面を出力軸180の外周面に当接させてローラ200
の両側で芯出しを行う方法が考えられるが、この場合、
規制プレート210がクラッチカバー220でプラネッ
トキャリア140(アウタ170)にかしめ固定されて
いるため、アウタ170に対して規制プレート210が
径方向にずれる可能性があり、確実に芯出しを行うこと
は困難である。
【0004】さらに、ピン150を通じて遊星ギヤ12
0の公転力がプラネットキャリア140に伝達される駆
動時には、プラネットキャリア140に対するピン15
0の圧入部分151に高い荷重が発生するため、ピン1
50の圧入部分151の長さlを長く取る必要がある。
この結果、プラネットキャリア140を軸方向に長くし
なければならず、軸方向の全長が長くなってスタータの
小型化に反するという問題が生じる。本発明は、上記事
情に基づいて成されたもので、第1の目的はスタータ全
長の短縮化を図ること、第2の目的は部品点数および組
付け工数の低減を図ること、第3の目的はアウタの芯出
しを確実に行うことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(請求項1の構成)軸上にピニオンが配された出力軸
と、モータの回転速度を減速する遊星歯車減速装置と、
この遊星歯車減速装置の遊星ギヤの公転力を受けて回転
するアウタ、前記出力軸の後端に形成されたインナ、前
記アウタと前記インナとの間に介在されたローラから成
る一方向クラッチとを備え、前記遊星ギヤを支持するピ
ンが、前記ローラの側方を通って前記アウタに固定され
ていることを特徴とする。
【0006】(請求項1の作用および効果)本発明で
は、ピンとローラとが軸方向に対向することなく、ピン
がローラの側方を通って直接アウタに固定されている。
これにより、アウタ自体を遊星歯車減速装置のプラネッ
トキャリアとして構成することができるため、従来のス
タータ(アウタとプラネットキャリアとが軸方向にずれ
た構造のスタータ)と比較してプラネットキャリアの分
だけ軸方向の長さを短くできる。
【0007】(請求項2の構成)請求項1に記載したス
タータにおいて、前記一方向クラッチは、前記ローラの
軸方向の移動を規制する規制プレートが前記アウタの端
面に配されて、この規制プレートが前記ピンに固定され
ていることを特徴とする。 (請求項2の作用および効果)規制プレートをピンに固
定したことにより、従来使用していた規制プレートを固
定するための固定部材(従来のクラッチカバー)が不要
となる。これにより、部品点数および組付け工数が低減
されて、コストダウンを図ることができる。
【0008】(請求項3の構成)請求項2に記載したス
タータにおいて、前記アウタは、前記規制プレートが配
された端面と反対側の端部に前記規制プレートとともに
前記ローラの軸方向の移動を規制する規制部が一体に設
けられて、その規制部の内周面および前記規制プレート
の内周面が前記インナの外周面または前記出力軸の外周
面に当接していることを特徴とする。 (請求項3の作用および効果)ピンに固定された規制プ
レートの内周面とアウタの端部に設けられた規制部の内
周面がインナの外周面または出力軸の外周面に当接する
ことで、ローラの両側でアウタの芯出しを行うことがで
きる。この場合、規制プレートとアウタがピンを介して
固定されるため、アウタに対して規制プレートが径方向
にずれることはなく、確実にアウタの芯出しを行うこと
ができる。
【0009】(請求項4の構成)請求項2に記載したス
タータにおいて、前記規制プレートは、前記アウタの両
端面に配されて、それぞれ前記ピンに固定されているこ
とを特徴とする。 (請求項4の作用および効果)アウタに対してピンを軸
方向に貫通させることで、アウタの両端面に規制プレー
トを配置してそれぞれピンに固定することができる。こ
の場合、アウタにローラの移動を規制する規制部が不要
となるため、アウタの形状を単純化できる。
【0010】(請求項5の構成)請求項4に記載したス
タータにおいて、前記規制プレートの内周面が前記イン
ナの外周面または前記出力軸の外周面に当接しているこ
とを特徴とする。 (請求項5の作用および効果)アウタの両端面に規制プ
レートを配置した構造においても、その両方の規制プレ
ートの内周面をインナの外周面または出力軸の外周面に
当接させることにより、ローラの両側でアウタの芯出し
を行うことができる。この場合、各規制プレートがそれ
ぞれピンを介してアウタに固定されるため、アウタに対
して規制プレートが径方向にずれることはなく、確実に
アウタの芯出しを行うことができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明のスタータの実施例を図面に基
づいて説明する。図1はスタータの要部断面図である。
本実施例のスタータ1は、通電を受けてアーマチュアシ
ャフト2に回転力を発生するモータ3、このモータ3の
前方側(図1の左方側)でアーマチュアシャフト2と同
一軸上に配された出力軸4、この出力軸4の外周に軸受
5を介して嵌合するピニオン6、モータ3の回転速度を
減速する遊星歯車減速装置(後述する)、この遊星歯車
減速装置から出力軸4へ回転力を伝達する一方向クラッ
チ(後述する)、モータ3への通電およびピニオン6の
押し出し力を発生するマグネットスイッチ7等より構成
されている。
【0012】(モータ3の説明)モータ3は、アーマチ
ュアシャフト2を有するアーマチュア8、このアーマチ
ュア8の外周に配置される固定磁極9、および固定磁極
9を内周面に固定する円筒状のヨーク10等より構成さ
れて、図示しないスタータスイッチがON操作されてマ
グネットスイッチ7に内蔵された接点(図示しない)が
閉じることにより、アーマチュア8が通電されて回転す
る。
【0013】(出力軸4の説明)出力軸4は、その先端
部が軸受11を介してフロントハウジング12の先端部
に回転自在に支持されて、後端側が軸受13を介してセ
ンタケース14に回転自在に支持されている。出力軸4
の後端中央部には、軸方向に沿った中空筒状の凹部が形
成されており、この凹部内に軸受15を配置してアーマ
チュアシャフト2の先端を回転自在に支持している。な
お、センタケース14は、遊星歯車減速装置および一方
向クラッチの外周を覆って、ヨーク10とともにフロン
トハウジング12とリヤハウジング16との間に挟持さ
れて、複数のスルーボルト17により全体が固定されて
いる。
【0014】(ピニオン6の説明)ピニオン6は、出力
軸4の外周にヘリカルスプライン嵌合するスプラインチ
ューブ18と一体に設けられている。このピニオン6
は、スプラインチューブ18がレバー19を介して出力
軸4上をヘリカルスプラインに沿って前方へ押し出され
ることにより、エンジンのリングギヤ20と噛み合うこ
とができる。レバー19は、一端がスプラインチューブ
18の外周に係合されて、他端がマグネットスイッチ7
の先端側に突出するロッド21に係合され、中間部でフ
ロントハウジング12の支持部12aに揺動自在に支持
されている。
【0015】(遊星歯車減速装置の説明)遊星歯車減速
装置は、モータ3の回転速度を減速して出力トルクを増
大する減速装置であり、アーマチュアシャフト2の外周
に形成されたサンギヤ22、このサンギヤ22に噛み合
う3個の遊星ギヤ23、各遊星ギヤ23と噛み合うイン
ターナルギヤ24、および遊星ギヤ23の公転力が伝達
されるプラネットキャリア25より構成されている。サ
ンギヤ22は、アーマチュアシャフト2と一体に回転す
ることでアーマチュアシャフト2の回転を3個の遊星ギ
ヤ23に伝達する。
【0016】3個の遊星ギヤ23は、それぞれプラネッ
トキャリア25に固定されたピン26に軸受27を介し
て回転自在に支持されており、サンギヤ22およびイン
ターナルギヤ24と噛み合いながらサンギヤ22の外周
を公転する。インターナルギヤ24は、センタケース1
4の円筒壁14aの内周面に形成されている。プラネッ
トキャリア25は、一方向クラッチのアウタ(プラネッ
トキャリア25と同符号を付す)と一体を成すもので、
遊星ギヤ23の公転力が伝達されて回転する。このプラ
ネットキャリア25には、3つの貫通孔が開けられてお
り、その貫通孔にそれぞれピン26が圧入固定されてい
る。
【0017】(一方向クラッチの説明)一方向クラッチ
は、アウタ25、インナ28、ローラ29、スプリング
(図示しない)等より構成される。アウタ25は、その
内周面に複数の楔状カム室(図示しない)が形成され
て、このカム室にローラ29を収容する。このカム室
は、アウタ25の円周方向に等間隔で複数設けられてい
る。なお、プラネットキャリア25に設けられた貫通孔
は、カム室と干渉することなく、カム室を避けて形成さ
れていることは言うまでもない。従って、貫通孔に圧入
されるピン26とカム室に収容されるローラ29との関
係で言えば、ピン26はローラ29の側方を通ってプラ
ネットキャリア25の貫通孔に圧入固定されていること
になる。但し、ピン26は必ずしもローラ29の径方向
の外周を通って配置する必要はなく、貫通孔がカム室を
避けていれば、ピン26とローラ29の位置が径方向に
重なっていても良い。
【0018】アウタ25の一方(図1の左方)の端部に
は、ローラ29の軸方向の移動を規制する規制部25a
が一体に設けられている。この規制部25aは、アウタ
25の端部を内周側へ板壁状に延設したもので、その内
周面が出力軸4の外周面に当接されている。また、アウ
タ25の他方の端面には、規制部25aとともにローラ
29の軸方向の移動を規制する規制プレート30が配さ
れている。この規制プレート30は、プラネットキャリ
ア25に固定されたピン26に圧入固定されて、その内
周面がインナ28の外周面に当接されている。インナ2
8は、出力軸4の後端部が径方向に拡大して設けられて
いる。ローラ29は、円柱形状に設けられており、アウ
タ25が回転するとカム室の狭い方へ押し付けられてア
ウタ25とインナ28とをロックすることによってアウ
タ25の回転をインナ28へ伝達する。スプリングは、
ローラ29とともにカム室に収容されて、ローラ29を
カム室の狭い方へ押圧している。
【0019】(マグネットスイッチ7の説明)マグネッ
トスイッチ7は、前述のスタータスイッチがON操作さ
れて内蔵するコイル(図示しない)が通電されると、コ
イルに発生する磁力によってスイッチ内部に収容された
プランジャ(図示しない)を吸引する。その結果、モー
タ3の接点を閉じるとともに、ロッド21を通じてレバ
ー19を揺動操作してピニオン6の押し出し力を発生す
る。
【0020】次に、スタータ1の作動を説明する。スタ
ータスイッチがON操作されると、マグネットスイッチ
7によりモータ3の接点が閉じてアーマチュア8が通電
されることにより、アーマチュア8に回転力が発生す
る。これにより、アーマチュアシャフト2とともにサン
ギヤ22が回転して3個の遊星ギヤ23を回転駆動す
る。各遊星ギヤ23は、サンギヤ22とともにインター
ナルギヤ24とも噛み合っているが、インターナルギヤ
24がセンタケース14に設けられて回転しない構造で
あることから、各遊星ギヤ23はピン26を中心に自転
しながらサンギヤ22の外周を公転する。この公転力
は、ピン26を介してプラネットキャリア25(即ちア
ウタ25)に伝達され、さらにアウタ25の回転がロー
ラ29を介してインナ28へ伝達されることにより、出
力軸4が回転駆動する。
【0021】一方、出力軸4に嵌合するピニオン6は、
マグネットスイッチ7の吸引力により、レバー19を介
してスプラインチューブ18と一体に出力軸4の軸上を
前方(図示左方)へ押し出されてリングギヤ20と噛み
合うことにより、モータ3の回転力をリングギヤ20に
伝達する。その後、エンジンが始動してピニオン6がリ
ングギヤ20により高速で回されると、インナ28の回
転がアウタ25の回転より速くなるが、インナ28とア
ウタ25との間でローラ29がカム室の広い方へ移動し
てインナ28とアウタ25とのロックを解除することに
より、インナ28からアウタ25へ回転力が伝達される
ことはなく、アーマチュア8のオーバランを防止でき
る。
【0022】(本実施例の効果)本実施例では、プラネ
ットキャリア25にピン26を圧入して、そのピン26
にローラ29の軸方向の移動を規制する規制プレート3
0を固定しているため、従来使用していた規制プレート
30を固定するための固定部材(例えばクラッチカバ
ー)が不要となる。これにより、部品点数の削減ととも
に組付け工数を低減できることから、コストダウンを図
ることができる。ピン26に固定された規制プレート3
0の内周面とアウタ25の端部に設けられた規制部25
aの内周面がインナ28の外周面および出力軸4の外周
面に当接することで、ローラ29の両側でアウタ25の
芯出しを行うことができる。これにより、アウタ25の
バランスが向上して、無負荷回転数程の高回転において
もアウタ25のバランスが崩れることなく安定するた
め、アウタ25のアンバランスが原因で生じる騒音を低
減できるとともに、偏荷重を防止できることから遊星歯
車減速装置の各ギヤ等の破損も防止できる。
【0023】ピン26とローラ29とが軸方向に対向す
ることなく、ピン26がローラ29の側方を通ってプラ
ネットキャリア25に固定されている。これにより、ア
ウタ25とプラネットキャリア25とを一体に構成でき
るため、従来のスタータ(アウタ25とプラネットキャ
リア25とが軸方向にずれた構造のスタータ)と比較し
てプラネットキャリア25の分だけ軸方向の長さを短く
できる。また、本実施例の構造によれば、従来のスター
タと比較してプラネットキャリア25に対するピン26
の圧入部分の長さを長く取ることができるため、ピン2
6の圧入部分の面圧が低減できることからピン26の小
径化が可能である。
【0024】(第2実施例)図2はスタータ1の要部断
面図である。本実施例は、アウタ25の両端面にそれぞ
れ規制プレート30、31を配置して、各規制プレート
30、31をピン26に圧入固定した場合の一例を示す
ものである。この場合、ローラ29の移動を規制する規
制部25a(図1参照)が不要となることから、アウタ
25の形状を単純化できて製造が容易になる。
【0025】(変形例)第1実施例では、アウタ25の
一方の端部に規制部25aを設けて、他方の端面に規制
プレート30を配置したが、その逆でも良い。即ち、ア
ウタ25の一方の端面に規制プレート30を配置して、
他方の端部に規制部25aを一体に設けても良い。第1
実施例では規制部25aの内周面を、第2実施例では規
制プレート31の内周面をそれぞれ出力軸4の外周面に
当接させているが、インナ28の軸方向の幅をピニオン
6側へ拡大して、規制部25aの内周面および規制プレ
ート31の内周面をインナ28の外周面に当接させるよ
うに構成しても良い。各実施例では、プラネットキャリ
ア25に貫通孔を形成して、その貫通孔にピン26を圧
入固定しているが、必ずしも貫通孔の全長までピン26
を圧入する必要はなく、駆動時の荷重に耐え得るピン2
6の圧入長さを確保できれば、プラネットキャリア25
の途中まで圧入する構造としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータの要部断面図である(第1実施例)。
【図2】スタータの要部断面図である(第2実施例)。
【図3】スタータの要部断面図である(従来技術)。
【符号の説明】
1 スタータ 3 モータ 4 出力軸 6 ピニオン 23 遊星ギヤ 25 アウタ 25a 規制部 26 ピン 28 インナ 29 ローラ 30 規制プレート 31 規制プレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸上にピニオンが配された出力軸と、 モータの回転速度を減速する遊星歯車減速装置と、 この遊星歯車減速装置の遊星ギヤの公転力を受けて回転
    するアウタ、前記出力軸の後端に形成されたインナ、前
    記アウタと前記インナとの間に介在されたローラから成
    る一方向クラッチとを備え、 前記遊星ギヤを支持するピンが、前記ローラの側方を通
    って前記アウタに固定されていることを特徴とするスタ
    ータ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したスタータにおいて、 前記一方向クラッチは、前記ローラの軸方向の移動を規
    制する規制プレートが前記アウタの端面に配されて、こ
    の規制プレートが前記ピンに固定されていることを特徴
    とするスタータ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載したスタータにおいて、 前記アウタは、前記規制プレートが配された端面と反対
    側の端部に前記規制プレートとともに前記ローラの軸方
    向の移動を規制する規制部が一体に設けられて、その規
    制部の内周面および前記規制プレートの内周面が前記イ
    ンナの外周面または前記出力軸の外周面に当接している
    ことを特徴とするスタータ。
  4. 【請求項4】請求項2に記載したスタータにおいて、 前記規制プレートは、前記アウタの両端面に配されて、
    それぞれ前記ピンに固定されていることを特徴とするス
    タータ。
  5. 【請求項5】請求項4に記載したスタータにおいて、 前記規制プレートの内周面が前記インナの外周面または
    前記出力軸の外周面に当接していることを特徴とするス
    タータ。
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