JPH098810A - ワード幅変換装置 - Google Patents

ワード幅変換装置

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JPH098810A
JPH098810A JP15184095A JP15184095A JPH098810A JP H098810 A JPH098810 A JP H098810A JP 15184095 A JP15184095 A JP 15184095A JP 15184095 A JP15184095 A JP 15184095A JP H098810 A JPH098810 A JP H098810A
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bits
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circuit
word
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JP15184095A
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English (en)
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Takayuki Takeda
孝之 竹田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SMPTE−259M(SDI)方式等のワ
ード幅10ビットのデータをATM方式に適合したワー
ド幅8ビットのデータに変換する。 【構成】 FIF0回路414は、10ビットパラレル
データS180に含まれるAES/EBUデータ4ワー
ド分の上位8ビットを順次、記憶する。FIFO回路4
16は、AES/EBUデータ4ワード分の下位2ビッ
トを記憶する。DFF回路4180 〜4183 は、FI
FO回路416から出力された下位2ビットを保持す
る。セレクタ回路420は、FIF0回路414に記憶
されたデータと、DFF回路4180 〜4183 に記憶
されたデータおよび付加されたダミービットとを多重化
して8ビットパラレルデータS44を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワード幅が異なる伝送
方式の間、例えばワード幅10ビットのシリアルディジ
タルインターフェース(SDI;SMPTE−259
M)と、ワード幅8ビットの非同期伝送モード(AT
M)との間でデータ伝送を行う際に、それぞれの方式に
適合するようにワード幅を変更するワード幅変換装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、テレビジョン放送局内等にお
いて、ディジタル形式の音声・映像データの伝送を行う
ためのインフラストラクチャーとして、SMPTE(So
cietyOf Motion and Television Engineerings )にお
いてSMPTE−259Mとして規定されたシリアルデ
ィジタルインターフェース(SDI;Serial Digital I
nterface)方式の伝送装置が用いられている。さらに、
SDI方式を互換性を保ちつつ改良し、可変長データお
よび複数の種類のデータを1つの伝送パケットで伝送す
ることができるようにしたシリアルディジタルデータイ
ンターフェース(SDDI;Serial Digital Data Inte
rface )方式も提案されている。また、最近、高速ディ
ジタルデータ伝送方式として非同期伝送モード(AT
M)方式が実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】テレビジョン放送局等
の間で、ATM通信回線を介してSDI方式またはSD
DI方式の音声・映像データを送受信したいという要請
がある。しかし、上述したSDI方式の伝送パケットは
1ワード10ビット構成であり、そのままでは1ワード
8ビット構成のATMセルを用いて伝送を行うATM通
信回線に適合しない。また、ATM通信回線において
は、伝送するデータにFFh,00h,00hとなるデ
ータパターンが生じてはならないという問題がある。
【0004】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、それぞれデータのワード幅が異
なる伝送方式、例えば、ワード幅10ビットのSDI方
式の伝送装置と、ワード幅8ビットのATM方式の伝送
装置との間でデータ伝送を行う際に、伝送すべきデータ
をそれぞれの方式に適合するようにワード幅を変更する
ことができるワード幅変換装置を提供することを目的と
する。また、本発明は、ATM通信回線において禁止さ
れているデータパターンを生じさせることなく、SDI
方式のワード幅10ビットのデータを、ATM方式のワ
ード幅8ビットのデータに変換することができるワード
幅変換装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るワード幅変換装置は、ワード幅mビット
の所定のデータをk個ずつワード幅nビット(k,m,
nは整数、m>n)のデータに変換するワード幅変換装
置であって、前記所定のデータのk個のワードそれぞれ
に含まれるビットの内、所定のn個を含む第一の部分を
k個ずつ記憶する第1のワード幅変換手段と、前記所定
のデータ野k個のワードそれぞれに含まれるビットの
内、前記所定のn個以外のm−n個からなる第2の部分
k個から、それぞれ前記第2の部分を [n/(m−
n)] (但し、 [X] はXを超えない整数を示す)個以
下ずつ含むワード幅nビットの第2のデータを、 [k/
[n/(m−n)] ] 個(k/ [n/(m−n)] が整
数である場合)または [k/ [n/(m−n)] ] +1
個(k/ [n/(m−n)] が整数でない場合)生成し
て記憶する第2のワード幅変換手段と、前記第1のワー
ド幅変換手段に記憶された前記第1の部分と、前記第2
のワード幅変換手段に記憶された前記第2のデータとを
多重化し、所定の伝送パケットを生成する多重化手段
と、前記多重化手段が生成した前記所定の伝送パケット
を所定の通信回線に送出する送信手段とを有する。
【0006】好適には、前記所定のデータは、AES/
EBU方式等のワード幅10ビット(m=10)の所定
のデータを、非同期伝送モード(ATM)通信回線等に
適合したワード幅8ビット(n=8)のデータに変換す
るワード幅変換装置であって、前記第1のワード変換手
段は、前記所定のデータのワードそれぞれに含まれるビ
ットの内、所定の8個からなる第1の部分を4個(k=
4)ずつ記憶し、前記第2のワード幅変換手段は、前記
所定のデータのワードそれぞれに含まれるビットの内、
前記所定の8個以外の2個からなる第2の部分4個か
ら、ワード幅8ビットの第2のデータを生成する。好適
には、前記送信手段から前記所定の通信回線を介して伝
送されてきた前記所定の伝送パケットを受信する受信手
段と、前記受信手段が受信した伝送パケットに含まれる
前記第1の部分それぞれに、対応する前記第2の部分を
それぞれ付加して前記所定のデータを再生するデータ再
生手段とをさらに有する。
【0007】
【作用】第1のワード幅変換手段は、例えば、SDI方
式の伝送装置において1ワード幅10ビットデータとし
て取り扱われるAES/EBU方式の音声データ(以
下、AES/EBUデータと記す)4ワードそれぞれか
ら、ATM通信回線がデータを取り扱う際のワード幅
(8ビット)に対応する上位8ビットをそれぞれ取り出
して、4個の第1の部分として記憶する。
【0008】第2のワード幅変更手段は、4ワードのA
ES/EBUデータのワードそれぞれから、残りの下位
2ビットを取り出して記憶し、ワード幅8ビットの第2
のデータ1個を生成し、記憶する。
【0009】多重化手段は、第1のワード変換手段およ
び第2のワード変換手段それぞれに記憶された3個の第
1の部分と1個の第2のデータを、所定の伝送パケット
の所定の部分、例えば後述するPDUパケットのアンシ
ラリデータ領域に多重化し、この伝送パケットを生成す
る。送信手段は、多重化手段が生成した伝送パケット
を、ワード幅8ビットのデータを扱うATM通信回線に
対して送出する。
【0010】
【実施例1】以下、本発明の第1の実施例を説明する。
図1は、本発明に係るデータ伝送システム1の構成を示
す図である。なお、実際には、ATM通信回線20には
伝送装置10,30の2台だけでなく、さらに多くの伝
送装置が接続され、また、伝送装置10,30は、それ
ぞれ伝送装置30,10に相当する構成部分を相互に含
むが、図1においては図示の簡略化のために省略されて
いる。
【0011】図1に示すように、データ伝送システム1
は、送信側の伝送装置10、ATM通信回線20および
受信側の伝送装置30から構成されており、伝送装置1
0,30の間で、ATM通信回線20を介して、所定の
データ、例えば番組用の音声・映像データを伝送する。
なお、ATM通信回線20から伝送装置10,30に供
給される155.52MHzのクロックを8分周し、A
TMセルを8ビットパラレルデータとして処理する際に
用いられる回線クロックNCLKの周波数は19.44
MHz(155.52/8)である。一方、SDI方式
で伝送を行う際に生成される内部クロック4fscは約1
4.3MHzである。それぞれ正確な場合には、これら
のクロックの周波数は整数比(NCLK:4fsc=11
88:875)の関係になる。
【0012】送信側の伝送装置10は、クロック発生装
置12、ディジタルビデオテープレコーダ(VTR)1
4、RTS生成装置16および送信装置(TX)18か
ら構成される。クロック発生装置12は、例えば水晶発
振器等を用いて伝送装置10において用いられる14.
3MHzの内部クロック4fscを生成し、VTR14、
RTS生成装置16および送信装置18に供給する。
【0013】VTR14は、内部クロック4fscに同期
してD2規格のディジタル音声・映像データを記録・再
生し、SDI方式またはSDDI方式(以下、単にSD
I方式と記す)により143Mbpsシリアル形式の送
信装置18に対して出力する。RTS生成装置16は、
ATM通信回線20から供給される回線クロックNCL
Kの周波数に対する内部クロック4fscの周波数の実際
の整数比を示し、伝送装置10,30との間の同期確立
に用いられる同期データRTS(Residual Time Stamp
)を生成する。
【0014】図2は、図1に示した送信装置18の構成
を示す図である。図2に示すように、送信装置18は、
シリアル・パラレル変換回路(S/P変換回路)18
0、ワード幅変換回路(10/8)44、シャフリング
回路184、多重化回路(MUX)186およびATM
セル生成回路188から構成される。
【0015】送信装置18は、RTS生成装置16から
入力された同期データRTSと、VTR14から入力さ
れた音声・映像データPVDとを所定の伝送パケット
(図6)に多重化し、ATM通信回線20を介して受信
側の伝送装置30に対して対して送信する。S/P変換
回路180は、SDI方式で入力された音声・映像デー
タPVDを10ビットパラレルデータS180に変換
し、ワード幅変換回路44に対して出力する。
【0016】図3は、図2に示したワード幅変換回路4
4の構成を示す図である。図4は、それぞれ図3に示し
たワード幅変換回路44の各部分の動作タイミングを示
す図である。図4中、(A)〜(I)に示した名称は、
図3中のワード幅変換回路44の各部分の信号名称に対
応する。
【0017】図5は、それぞれ図3に示したワード幅変
換回路44の各部分の動作タイミングを示す図である。
図5中、(A)〜(G)に示した名称は、図3中のワー
ド幅変換回路44の各部分の信号名称に対応する。な
お、図4(F)および図5(A)の回線クロックNCL
Kに示した記号aは、図4(F)および図5(A)の間
のタイミングの対応を示す。
【0018】図3に示すように、ワード幅変換回路44
は、第1のワード幅変換部400および第2のワード幅
変換部410から構成され、ワード幅変換部410は、
タイミング発生回路(TG)412、第1のFIF0回
路(FIFOa)414、FIFO回路(FIFOb)
416、D型フリップフロップ回路(DFF回路)41
0 〜4183 およびセレクタ回路(SEL)420か
ら構成される。
【0019】ワード幅変換部400は、図4(A),
(B)に示すように、内付クロック信号4fscに同期し
てS/P変換回路180から入力された10ビットパラ
レルデータS180の内、映像に係るデータを10ビッ
トから8ビットに変換し、セレクタ回路420の入力端
子aに対して出力する。ワード幅変換部410におい
て、タイミング発生回路412は、ATM通信回線20
から供給された回線クロックNCLK、内部クロック4
scその他の信号を用いて、図4(C),(G)および
図5(B)〜(F)にそれぞれ示すタイミング信号WE
N,REN,LCLK0〜LCLK3,SELCを生成
する。
【0020】FIF0回路414は、図4(C),
(D)に示すように、10ビットパラレルデータS18
0において、表1に示す1サンプル3ワード、ワード幅
10ビットであって、SDI方式において音声データの
伝送に用いられるAES/EBUデータが含まれている
タイミングを示すタイミング信号(書き込みイネーブル
信号)WENが活性化している(論理値0である)間、
内部クロック4fscに同期してAES/EBUデータの
上位8ビット(S180a;A0 [9:2] 〜C2
[9:2] )を順次、記憶する。
【0021】また、FIF0回路414は、図4
(F),(G),(H)に示すように、FIF0回路4
14が記憶したAES/EBUデータを出力するタイミ
ングを示すタイミング信号(読み出しイネーブル信号)
RENが活性化している(論理値0になっている)間、
回線クロックNCLKに同期してセレクタ回路420の
入力端子bに対して出力する。
【0022】
【表1】 AES/EBUデータの構成 ビット/ワード : 3X : 3X+1 : 3X+2 : −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−: b9 : b8’ : b8’ : b8’ : b8 : (25 ) : (214) : P : b7 : (24 ) : (213) : C : b6 : (23 ) : (212) : U : b5 : (22 ) : (211) : V : b4 : (21 ) : (210) :MSB(219): b3 :LSB(20 ) : (29 ) : (218) : b2 :CH(MSB) : (28 ) : (217) : b1 :CH(LSB) : (27 ) : (216) : b0 : Z : (26 ) : (215) : −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− …(1) ただし、Xは整数である。 b8’は、各ワードの第8ビットの論理反転値を示す。
【0023】なお、表1に示したように、AES/EB
Uデータにおいて、各ワードの第9ビットとして第8ビ
ットの論理反転値を用いるのは、AES/EBU方式の
音声データの各ワードの全ビットが0または1になっ
て、SDI方式のTRS(3FFh,000h,000
h,000h;hは16進数を示す。以下同じ)と同じ
パターンとなるのを防止するためである。
【0024】FIFO回路416は、図4(C),
(D)に示すように、タイミング信号WENが論理値0
であり、FIF0回路414が順次、AES/EBUデ
ータの上位8ビットの部分を記憶している間に、内部ク
ロック4fscに同期してAES/EBUデータの下位2
ビット(S180b;A0 [1:0] 〜C2 [1:0]
)を順次、記憶する。また、FIFO回路416は、
図4(F),(G),(I)に示すように、タイミング
信号読み出しイネーブル信号が論理値0になっている
間、回線クロックNCLKに同期してDFF回路418
0 〜4183 の各入力端子に対して出力する。
【0025】DFF回路4180 〜4183 は、図5
(A)〜(E)に示すように、セレクタ回路420から
出力されるタイミング信号LCLK0〜LCLK3に同
期して、FIFO回路416から出力されたAES/E
BUデータ4ワード分の下位2ビットをラッチしてセレ
クタ回路420の入力端子cに対して出力する。
【0026】セレクタ回路420は、図5(F),
(G)に示すように、選択信号SELCが論理値0であ
る間は、入力端子aに入力されたAES/EBUデータ
の上位8ビット(A0 [9:2] 〜E0 [9:2] )を
回線クロックNCLKに同期して順次、出力し、選択信
号SELCが論理値0である間は、DFF回路4180
〜4183 に記憶された4個の下位2ビット(A0
[1:0] 〜D2 [1:0] )を選択して順次、出力
し、これらを多重化して8ビットパラレルデータS44
として出力する。
【0027】これ以外の場合には、セレクタ回路420
は、入力端子aから入力されたワード幅8ビットのデー
タを選択して8ビットパラレルデータS44として出力
する。シャフリング回路184は、8ビットパラレルデ
ータS44をシャフリング(インターリーブ)し、シャ
フリングデータとして多重化回路186に対して出力す
る。
【0028】図6は、図2に示した多重化回路186が
生成する伝送パケット(SSCU−PDUパケット、以
下、「PDUパケット」と略称する)の構成を示す図で
ある。なお、PDUパケットの左に付された数字は各デ
ータのバイト長を示し、PDUパケットの右に付された
表は、対応する各データの内容を示す。多重化回路18
6は、シャフリングデータとRTS生成装置16から入
力された同期データRTSとを図6に示す所定の伝送パ
ケット(PDUパケット)に多重化し、多重化データと
してATMセル生成回路188に対して出力する。
【0029】多重化回路186により生成され、ATM
セルに変換されてATM通信回線20に送信されるデー
タは、図6に示すPDUパケットに多重化される。PD
Uパケットにおいて、データTRSはFFh,00h,
00hを内容とし、PDUパケットの先頭位置を示す。
なお、データTRS、アンシラリデータ(ANC;ANCi
llary )領域とビデオデータ(VIDEO)領域とにお
いて5バイト置きに挿入されるデータを除いて、PDU
パケットに含まれるデータが00hまたはFFhの値を
とることは禁止される。
【0030】データRTS1,RTS2には、RTS生
成装置16により生成された同期データRTSが入る。
この同期データRTSは、外部クロックNCLKを11
88周期の間の内部クロック4fscの計数値から832
を減じた6ビットの値である。但し、伝送パケットは内
部クロック4fsc、910周期分の時間で伝送されるた
め、1つの伝送パケットを伝送する間に2つの計数値が
出現する可能性がある。データRTS1,RTS2の2
つの領域を確保したのは、このような場合に対応するた
めである。
【0031】データRTS1,RTS2は、受信側の伝
送装置10において網同期の確立等に用いられる。な
お、データRTS1,RTS2の第6ビットには有効ビ
ットV(Varid )が入り、有効ビットVの内容は、例え
ば、これらのデータが有効である場合には論理値1にな
り、有効でない場合には論理値0となる。さらに、デー
タの値が00h,FFhとなることを避けるために、有
効ビットVの論理反転値が第7ビットとして付加され
る。
【0032】データLNID(Line Number ID)1は、
同じPDUパケット内のアンシラリデータ領域およびビ
デオデータ領域に含まれる音声・映像データの識別のた
めに用いられ、第0〜第2ビットが音声・映像データが
含まれるフィールドを示すフィールド番号(FN;Fiel
d Number)を示し、0〜31の値をとる第3〜第7ビッ
トが音声・映像データが含まれるラインを示すライン番
号(LN;Line Number )を示す。
【0033】データLN1は、1〜525の範囲の値を
とり、データLNID1とともに、2フィールドの範囲
内での音声・映像データの識別のために用いられる。デ
ータLN1の第1バイトおよび第2バイト第0〜第4ビ
ットには、それぞれ数値の第0〜第4ビットおよび第5
〜第9ビットが入り、それぞれの第5ビットには、デー
タRTS1,RTS2の有効ビットVと同じ理由から第
4ビットの論理反転値が入る。
【0034】データLNID2,LN2は、受信側の伝
送装置30が用いられているテレビジョン放送局等の局
全体の音声・映像データと受信した音声・映像データと
の同期を補償するために、送信側の伝送装置10が、送
信側のテレビジョン放送局全体で伝送される音声・映像
データに比べて時間的に早いタイミングで音声・映像デ
ータを送信する処理(アドバンス補償処理)を行う場合
に用いられる。
【0035】つまり、データLNID2,LN2は、同
じPDUパケットに含まれる音声・映像データが、送信
側のテレビジョン放送局等の中において本来伝送される
べきタイミングから、何ライン分早めて受信側の伝送装
置30に対して送信されたかを示す。なお、データLN
ID2,LN2それぞれの内容の詳細は、それぞれ上述
のデータLNID1,LN1と同じである。
【0036】なお、データLNID2,LN2を参照す
ることにより、受信側の伝送装置3は、アンシラリデー
タ領域およびビデオデータ領域に含まれる音声・映像デ
ータのでシャフリング方法等を識別することができる。
つまり、音声・映像データの内、映像に係るデータの部
分のシャフリングブロック(23ライン分)をデータL
NID2,LN2から判別し、このシャフリングブロッ
クごとにデシャフリングを行う。
【0037】データFlagは、第0〜第3ビットにア
ンシラリデータ部およびビデオデータ部のデータ量を示
すパケットテーブル(PT;Packet Table)データが入
る。第4〜第7ビットにはビットsb0〜sb3が入
る。このビットsb0〜sb3は、エンコーダ側のシャ
フリングの方式を伝えるために用いられる。
【0038】データRS422−ch1,RS422−
ch2は、例えば、送信側および受信側の伝送装置1
0,30にそれぞれ接続されたコンピュータ(図示せ
ず)の間のRS422を用いた制御用のデータ等の伝送
に用いられる。データRS422−ch1,RS422
−ch2の第0〜第3ビットには、それぞれ伝送される
データの上位4ビットまたは下位4ビットのいずれかが
入り、第4ビットには、第0〜第3ビットに入っている
データが上位4ビットである場合に1となり、下位4ビ
ットである場合に0となるビットUL(Upper/Lower )
が入る。データRTS1,RTS2の有効ビットVと同
じ理由により、第5ビットには第4ビットの論理反転値
が入る。さらに、第6ビットには、データRS422−
ch1,RS422−ch2がそれぞれ有効であるか否
かを示す有効ビットVが付加される。
【0039】データVOICEには、連絡用等に用いら
れる音声データが入る。音声データは、例えば、一般的
な電話通信に用いられるPCM符号化装置のサンプリン
グ周波数にほぼ等しいサンプリング周波数でサンプリン
グでき、しかも、タイミング的にPDUパケットに入れ
やすいように、映像信号の水平同期信号(15.75K
Hz)2周期に1つづつ8ビットずつ生成される。従っ
て、1つの音声データは、水平同期信号の周期ごとに1
つ生成されるPDUパケット2つにわたって伝送される
ことになる。なお、図6に示した場合においては、デー
タVOICEの第0〜第3ビットには、音声データの上
位4ビットまたは下位4ビットが入れられる。
【0040】さらに、第4ビットには、データRS42
2−ch1,RS422−ch2と同様に、第0〜第3
ビットのデータが上位4ビットであるか下位4ビットで
あるかを示すビットULが入れられ、第5ビットには、
データRTS1,RTS2と同の有効ビットVじ理由に
より第4ビットの論理反転値が入れられ、さらに、音声
データが有効であるか否かを示す有効ビットVが付加さ
れる。
【0041】さらに、第6および第7ビットには、伝送
装置10,30自体、および、ATM通信回線20がP
DUパケットに与える遅延時間を測定するために用いら
れるビット8F1,8F2(8Fは、8Frame の略)が
入る。なお、データLNID2,LN2に入れられるデ
ータは、これらのビット8F1,8F2を用いて測定さ
れた遅延時間に基づいて算出される。
【0042】予備領域は、他の用途が生じた場合のため
に予備として空けられた領域であるが、データRTS
1,RTS2と同様に、値が00h,FFhのいずれと
もならないように、第7ビットには第6ビットの論理反
転値が入れられる。データCRCC1,CRCC2,C
RCC3には、それぞれ先行するデータ領域の誤り訂正
符号が入れられる。なお、データRTS1,RTS2と
同様に、値が00h,FFhのいずれともならないよう
に、第7ビットには第6ビットの論理反転値が入れられ
る。
【0043】アンシラリデータ領域のワード長は、例え
ば69ワードであって、上述のワード幅変換回路44の
ワード幅変換部410によりワード幅が変換されたAE
S/EBUデータが入れられる。例えば、ワード幅変換
回路44により55ワードのAES/EBUデータを8
ビットに変換した場合、変換の結果得られる8ビットパ
ラレルデータは68ビットと6ビットとなる。このよう
な場合には、上記の残りの2ビットには、禁止コード
(00h,FFh)が発生することを防ぐために、2ビ
ットの値01または10が入れられる。入れられた01
または10は、受信装置32においてPDUパケットが
再生される際に破棄される。なお、この領域において、
AES/EBUデータはPDUパケットの前方に下位ワ
ード、後方に上位ワードの順となる。
【0044】ビデオデータ領域には、ワード幅変換回路
44のワード幅変換部400によりワード幅が変換され
た映像データの内、主に映像に係るデータが入れられ
る。なお、映像データは、PDUパケットの前方に下位
バイト、後方に上位バイトの順となる。
【0045】なお、PDUパケットのアンシラリデータ
領域およびビデオデータ領域は可変長であり、これらの
領域が有効なデータを含まない場合もある。また、デー
タRS422−ch1,VOICE等は、有効ビットV
を有するので、例えば、データVIOCEの有効データ
Vのみが1で、他のデータの有効データVが0である場
合には、データVOICEのみが有効であり、他のデー
タは全て無効であることを意味する。
【0046】ATMセル生成回路188は、図6に示し
たPDUパケットに多重化されたデータをATMセルに
変換し、送信データTXDとしてATM通信回線20に
対して出力する。ATM通信回線20(図1)は、非同
期伝送モード(ATM;Asynchronous Transfer Mode)
方式で伝送装置10,30の間でデータを伝送するとと
もに、伝送装置10,30に対して19.44MHzの
回線クロックNCLKを供給する。
【0047】受信側の伝送装置30(図1)は、受信装
置(RX)32、VTR34、クロック制御装置36お
よびクロック発生装置38から構成され、伝送装置10
から伝送されてきたATMセルを受信し、同期データR
TSおよび回線クロックNCLKに基づいて伝送装置1
0側の内部クロック4fscに同期した内部クロック4f
scを再生し、PDUパケットから音声・映像データを分
離して記録する。
【0048】図7は、図1に示した受信装置32の構成
を示す図である。図7に示すように、受信装置32は、
ATMセル分解回路320、分離回路322、デシャフ
リング回路324、コンシール回路326、ワード幅変
換回路328およびパラレル・シリアル変換回路(P/
S変換回路)330から構成される。
【0049】ATMセル分解回路320は、伝送装置1
0からATM通信回線20を介して伝送されてきた伝送
データRXD(=TXD)を回線クロックNCLKを用
いて受信し、ATMセルのアドレス部等を削除して図6
に示したPDUパケットの形式に戻して分離回路322
に対して出力する。
【0050】分離回路322は、内部クロック4fsc
用いて、ATMセル分解回路320から入力されたPD
Uパケットから同期データRTSを分離するとともに、
この同期データRTSをクロック制御装置36のFIF
O回路360(図7)に書き込むタイミングを示す書き
込みイネーブル信号WENを生成してクロック制御装置
36に出力する。また、分離回路322は、PDUパケ
ットから音声・映像データおよびその他のデータを分離
してデシャフリング回路324に対して出力する。
【0051】デシャフリング回路324は、分離回路3
22から入力された音声・映像データを、シャフリング
回路184に対応する方法でデシャフリング(アンシャ
フリング)し、コンシール回路326に対して出力す
る。コンシール回路326は、PDUパケットに含まれ
ていたCRCデータ等を用いて誤り検出を行い、入力さ
れた音声・映像データに対するコンシール(誤り修正)
を行う。
【0052】ワード幅変換回路328は、伝送装置10
のワード幅変換回路44(図2)に対応する動作を行
い、コンシールされた8ビットパラレルの音声・映像デ
ータを、SDI方式に適合した10ビットパラレルデー
タに変換し、P/S変換回路330に対して出力する。
つまり、ワード幅変換回路328は、入力された10ビ
ットパラレルデータの内、AES/EBUデータに対応
するデータについては、AES/EBUデータの上位8
ビットの部分を取り出し、これらの部分に対して対応す
るAES/EBUデータの2ビットそれぞれを付加して
元のAES/EBUデータを再生し、映像データについ
ては、ワード幅変換部400と逆の処理を行って元の映
像データを再生する。
【0053】P/S変換回路330は、10ビットパラ
レルデータを143MbpsシリアルのSDI方式のデ
ータに変換し、D2規格の音声・映像データRVDに変
換としてVTR34に対して出力する。
【0054】VTR34(図1)は、内部クロック4f
scに同期して、P/S変換回路330から入力された音
声・映像データRVDを記録する。クロック発生装置3
8は、例えば水晶発振回路を有する電圧制御発振回路で
あって、クロック制御信号CCを介したクロック制御装
置36の制御に応じた周波数の内部クロック4fscを生
成し、伝送装置30の各構成部分に供給する。クロック
制御装置36は、受信装置32から入力された同期デー
タRTSに基づいてクロック制御信号CCを生成し、こ
のクロック制御信号CCを介してクロック発生装置38
が発生する内部クロック4fscの周波数を制御し、伝送
装置30の内部クロック4fscを伝送装置10の内部ク
ロック4fscに同期させる。なお、上述した送信装置1
8(図2および図3)の構成部分の内、FIF0回路4
14が本発明に係る第1のワード幅変換手段に相当し、
FIFO回路416が本発明に係る第2のワード幅変換
手段に相当し、セレクタ回路420〜多重化回路186
が本発明に係る多重化手段に相当し、ATMセル生成回
路188が本発明に係る送信手段に相当する。
【0055】以下、データ伝送システム1の動作を説明
する。伝送装置10において、VTR14は、D2規格
の音声・映像データを再生し、143Mbpsシリアル
の音声・映像データPVDとして送信装置18に対して
出力する。一方、RTS生成装置16は、クロック発生
装置12が発生した内部クロック4fsc、および、AT
M通信回線20が供給する回線クロックNCLKに基づ
いて、回線クロックNCLKの1188周期の間に、内
部クロック4fscが何周期入るかを示す同期データRT
Sを生成し、順次、送信装置18に対して出力する。
【0056】送信装置18は、音声・映像データPVD
および同期データRTSを、図4に示したPDUパケッ
トに多重化し、さらにこれをATMセルに変換し、AT
M通信回線20を介して伝送装置30に対して送信す
る。ATM通信回線20は、伝送装置10から送信され
たATMセルを伝送装置30に対して伝送するととも
に、伝送装置30に対して回線クロックNCLKを供給
する。
【0057】伝送装置30において、伝送装置10から
伝送されてきたATMセルは、受信装置32により受信
され、ATMセルのアドレス部が取り除かれてPDUパ
ケットが再生される。さらに、受信装置32は、PDU
パケットから同期データRTSを分離し、これを書き込
ませるための書き込みイネーブル信号WENとともにク
ロック制御装置36に対して出力する。また、受信装置
32は、PDUパケットから分離した、上記伝送装置1
0の音声・映像データPVDに対応する音声・映像デー
タRVDをVTR34に対して出力し、VTR34はこ
れを記録する。
【0058】クロック制御装置36は、同期データRT
S、クロック発生装置38から供給された内部クロック
4fsc、および、ATM通信回線20から供給された回
線クロックNCLKに基づいて、クロック発生装置38
が発生する内部クロック4f scの周波数を、伝送装置1
0における内部クロック4fscに同期させるクロック制
御信号CCを生成し、クロック発生装置38に対して出
力する。クロック発生装置38は、クロック制御信号C
Cに応じた周波数で内部クロック信号4fscを生成し、
伝送装置30の各部分に供給する。
【0059】上述のように、ワード幅変換回路44にお
いてワード幅変換部410によりAES/EBUデータ
のワード幅の変換を行った場合、AES/EBUデータ
の各ワードの内の上位2ビットの値が必ず01または1
0となるので、DFF回路4180 〜4183 がラッチ
したデータが入っているワード以外でデータの値は00
hまたはFFhとなることはない。従って、ATM通信
回線20において禁止されている連続したコード(FF
h,00h,00h)が発生しない。
【0060】また、1つのPDUパケット(図6)に
は、最大で4チャネル4サンプル分のAES/EBUデ
ータが含まれる。従って、1つのPDUパケットに含ま
れるAES/EBUデータの最大ワード数は48ワード
となり、これをワード幅変換部410によりワード幅8
ビットのデータに変換した場合には、ちょうど60ワー
ドとなり、端数ビットが生じない。また、1つのPDU
パケットが3チャネルのAES/EBUデータ、つま
り、36ワードのAES/EBUデータを含む場合に
は、ワード幅変換部410による変換後のワード数は4
5となり、この場合も端数ビットが生じない。従って、
ワード幅変換部410を用いると、AES/EBUデー
タの処理が簡単になる。
【0061】また、ワード幅変換回路44の回路は比較
的簡単であり、伝送装置10の装置規模を大きく増加さ
せない。また、ワード幅変換回路44,328を用いた
場合には、VTR14,34のインターフェースとし
て、テレビジョン放送局等においてインフラストラクチ
ャーとして広く用いられているSDI方式を用いること
ができるので、既存の設備をATM通信回線に容易に接
続することができる。
【0062】なお、上記実施例に示したデータ伝送シス
テム1の各部分の回路構成、信号の論理値および波形等
は例示であり、同等の機能を実現可能な回路等に置き換
えることも可能である。また、送信装置18,32に接
続される機器としてVTR装置を例示したが、これに限
らず、例えばSDI方式でデータを入出力する編集装
置、あるいは、SDI方式の伝送設備を接続するように
構成してもよい。
【0063】また、本発明はワード幅10ビットのデー
タとワード幅8ビットのワードとの間の変換の他、それ
ぞれ異なるワード幅のデータの間のワード幅変換にも適
用可能である。例えば、ワード幅9ビットのデータをワ
ード幅5ビットに変換する場合には、FIF0回路41
4を5ビット幅のものとし、4ビット幅としたDFF回
路4180 のみを設け、DFF回路4180 に保持され
たデータの第3ビットの論理反転値を第4ビットとして
付加するようにし、タイミング発生回路412が発生す
るタイミング信号のタイミングをこれに合わせて変更し
てワード幅変換部410を構成すればよい。
【0064】また、図6に示したPDUパケットは例示
であり、本発明は他の形式の伝送パケットを用いる伝送
方式に適応することができる。また、本発明に係るデー
タ伝送システム1は、音声・映像データの他、これらの
いずれかのデータ、あるいは、情報処理用のデータ等に
適用することができる。本発明に係るデータ伝送システ
ム1は、上述の実施例に示した他、例えばここに示した
変形例のように、種々の構成を採ることができる。
【0065】
【実施例2】以下、本発明の第2の実施例を説明する。
図8は、図2に示したワード幅変換回路44の代わりに
用いられるワード幅変換回路40の構成を示す図であ
る。なお、図8においては、ワード幅変換回路40の構
成部分の内、ワード幅変換回路44の構成部分と同じも
のには同一の符号を付して示してある。図9は、それぞ
れ図8に示したワード幅変換回路44の各部分の動作タ
イミングを示す図である。図9中、(A)〜(I)に示
した名称は、図8中のワード幅変換回路44の各部分の
信号名称に対応する。
【0066】図10は、それぞれ図8に示したワード幅
変換回路44の各部分の動作タイミングを示す図であ
る。図10中、(A)〜(F)に示した名称は、図8中
のワード幅変換回路44の各部分の信号名称に対応す
る。なお、図9(F)および図10(A)の回線クロッ
クNCLKに示した記号aは、図9(F)および図10
(A)の間のタイミングの対応を示す。
【0067】図8に示すように、ワード幅変換回路40
は、ワード幅変換回路44の構成からDFF回路418
0 を除いてDFF回路4181 〜4183 のみとし、D
FF回路4181 〜4183 に記憶されたデータに例え
ば値が01の2個のビットを付加するように構成さてい
る。ワード幅変換回路40は、送信装置18においてワ
ード幅変換回路44の代わりに用いられ、ワード幅変換
回路44と同様に、SDI方式のワード幅10ビットの
データをATM通信回線20に適応したワード幅8ビッ
トのデータに変換する。
【0068】図9(A),(B)に示すように、10ビ
ットパラレルデータS180は、内部クロック4fsc
同期してワード幅変換回路40に入力される。FIF0
回路414は、図9(C),(D)に示すように、ワー
ド幅変換回路44においてと同様に、内部クロック4f
scに同期してAES/EBUデータの上位8ビット(S
180a;A0 [9:2] 〜C2 [9:2] )を順次、
記憶する。また、FIF0回路414は、図9(F),
(G),(H)に示すように、ワード幅変換回路44に
おいてと同様に、記憶したAES/EBUデータの上位
8ビットを、回線クロックNCLKに同期してセレクタ
回路420の入力端子bに対して出力する。
【0069】FIFO回路416は、図9(C),
(D)に示すように、ワード幅変換回路44においてと
同様に、内部クロック4fscに同期してAES/EBU
データの下位2ビット(S180b;0,1,A0
[1:0] 〜C2 [1:0] )を順次、記憶する。ま
た、FIFO回路416は、図9(F),(G),
(I)に示すように、記憶したAES/EBUデータの
下位2ビットを、回線クロックNCLKに同期してDF
F回路4181 〜4183 の各入力端子に対して出力す
る。
【0070】DFF回路4181 〜4183 は、図10
(A)〜(D)に示すように、セレクタ回路420から
出力されるタイミング信号LCLK1〜LCLK3に同
期して、FIFO回路416から出力されたAES/E
BUデータ4ワード分の下位2ビットをラッチし、さら
に固定値01の2個のダミービットを付加してセレクタ
回路420の入力端子cに対して出力する。ダミービッ
トとして、固定値01といった、互いに値が異なる2個
のビットを付加することにより、セレクタ回路420の
入力端子cに入力されるデータの値が00hまたはFF
hとなって、ATM通信回線20における禁止コード
(FFh,00h,00h)が発生することを防止する
ことができる。
【0071】セレクタ回路420は、図10(E),
(F)に示すように、ワード幅変換回路44においてと
同様に、選択信号SELCが論理値0である間は、入力
端子aに入力されたAES/EBUデータの上位8ビッ
ト(A0 [9:2] 〜D2 [9:2] )を回線クロック
NCLKに同期して順次、出力し、選択信号SELCが
論理値0である間は、DFF回路4181 〜4183
記憶された3個の下位2ビット(A0 [1:0] 〜D2
[1:0] )、および、これら6ビットそれぞれに付加
された固定値01のダミービットを選択して順次、出力
し、これらを多重化して8ビットパラレルデータS40
として出力する。
【0072】シャフリング回路184(図2)は、8ビ
ットパラレルデータS40をシャフリングし、多重化回
路186に対して出力する。多重化回路186は、シャ
フリングデータとRTS生成装置16から入力された同
期データRTSとを図6に示す所定の伝送パケット(P
DUパケット)に多重化し、多重化データとしてATM
セル生成回路188に対して出力する。
【0073】多重化回路186は、シャフリング回路1
84から入力されたシャフリングデータが、図6に示し
たアンシラリデータ領域のデータ長(69ワード)より
も少ない場合には、例えば値がAAh,55h等の、値
が00h,FFh以外のダミーデータを付加して69バ
イトとし、ATMセル生成回路188に対して出力す
る。このように、ダミーデータとして、値が00h,F
Fh以外のものが用いられるのは、上述のATM通信回
線20における禁止コードの発生を防ぐためである。
【0074】ATMセル生成回路188以下の各部分
は、第1の実施例に示したように動作し、送信データT
XDを生成してATM通信回線20に対して出力する。
なお、伝送装置30において、受信装置32のワード幅
変換回路328は、ワード幅変換回路40に対応する処
理を行ってワード幅8ビットのデータをワード幅10ビ
ットのデータに変換ように構成されている必要がある。
つまり、ワード幅変換回路328は、ワード幅変換回路
40により上述のようにワード幅が変更されたデータか
らダミービットおよびダミーデータを取り除き、AES
/EBUデータの1サンプルに含まれる各ワードの上位
8ビットに下位2ビットを付加して元のAES/EBU
データデータを再生する。
【0075】上述のように、データ伝送システム1にお
いて、ワード幅変換回路44をワード幅変換回路40で
置換しても、同様に伝送装置10,30の間で、ATM
通信回線20を介したデータ伝送が可能である。また、
ワード幅変換回路40を用いてもワード幅変換回路44
と同等の効果を得ることができる。
【0076】1つのPDUパケット(図6)には、最大
で4チャネル4サンプル分のAES/EBUデータが含
まれる。従って、1つのPDUパケットに含まれるAE
S/EBUデータの最大ワード数は48ワードとなり、
ワード幅変換回路40を用いた場合には、ちょうど64
ワードとなり、端数ビットが生じない。また、1つのP
DUパケットが3チャネルのAES/EBUデータ、つ
まり、36ワードのAES/EBUデータを含む場合に
は、ワード幅変換回路40による変換後のワード数は4
8となり、この場合も端数ビットが生じない。従って、
ワード幅変換回路40を用いても、ワード幅変換回路4
4を用いた場合と同様に、データの取扱が簡単になる。
【0077】ワード幅変換回路44の代わりにワード幅
変換回路40を用いると、多少、変換後のデータ量が増
える。しかし、ATM通信回線20の伝送容量は伝送装
置10,30の伝送容量に比べて充分な余裕があるの
で、全く問題にはならない。なお、第2の実施例に示し
たワード幅変換回路40に対しても、ワード幅変換回路
44と同様な変更が可能である。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るワード幅
変換装置によれば、それぞれデータのワード幅が異なる
伝送方式、例えば、ワード幅10ビットのSDI方式の
伝送装置と、ワード幅8ビットのATM方式の伝送装置
との間でデータ伝送を行う際に、伝送すべきデータをそ
れぞれの方式に適合するようにワード幅を変更すること
ができる。また、本発明に係るワード幅変換装置によれ
ば、ATM通信回線において禁止されているデータパタ
ーンを生じさせることなく、SDI方式のワード幅10
ビットのデータを、ATM方式のワード幅8ビットのデ
ータに変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ伝送システムの構成を示す
図である。
【図2】図1に示した送信装置の構成を示す図である。
【図3】図2に示したワード幅変換回路の構成を示す図
である。
【図4】それぞれ図3に示したワード幅変換回路の各部
分の動作タイミングを示す図である。
【図5】それぞれ図3に示したワード幅変換回路の各部
分の動作タイミングを示す図である。
【図6】図2に示した多重化回路が生成するPDUパケ
ットの構成を示す図である。
【図7】図1に示した受信装置の構成を示す図である。
【図8】図2に示したワード幅変換回路44の代わりに
用いられるワード幅変換回路40の構成を示す図であ
る。
【図9】それぞれ図8に示したワード幅変換回路の各部
分の動作タイミングを示す図である。
【図10】それぞれ図8に示したワード幅変換回路の各
部分の動作タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1…データ伝送システム、10…伝送装置、12…クロ
ック発生装置、14…VTR、16…RTS生成装置、
18…送信装置、180…S/P変換回路、44,40
…ワード幅変換回路、400,410…ワード幅変換
部、412…タイミング発生回路、414,416…F
IF0回路、4180 〜4183 …DFF回路、184
…シャフリング回路、186…多重化回路、188…A
TMセル生成回路、20…ATM通信回線、30…伝送
装置、32…受信装置、320…ATMセル分解回路、
322…分離回路、324…デシャフリング回路、32
6…コンシール回路、328…ワード幅変換回路、33
0…P/S変換回路、34…VTR、36…クロック制
御装置、360…FIFO回路、362…ラッチ回路、
366…ラッチ回路、368…スイッチ回路、370…
スイッチ制御回路、372…NOT回路、374…カウ
ンタ回路、376…DFF、378…デコーダ回路、3
80…カウンタ回路、382…DFF、384…比較回
路、38…クロック発生装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワード幅mビットの所定のデータをk個ず
    つワード幅nビット(k,m,nは整数、m>n)のデ
    ータに変換するワード幅変換装置であって、 前記所定のデータのk個のワードそれぞれに含まれるビ
    ットの内、所定のn個を含む第1の部分をk個ずつ記憶
    する第1のワード幅変換手段と、 前記所定のデータのk個のワードそれぞれに含まれるビ
    ットの内、前記所定のn個以外のm−n個からなる第2
    の部分k個から、それぞれ前記第2の部分を [n/(m
    −n)] (但し、 [X] はXを超えない整数を示す)個
    以下ずつ含むワード幅nビットの第2のデータを、 [k
    / [n/(m−n)] ] 個(k/ [n/(m−n)] が
    整数である場合)または [k/ [n/(m−n)] ] +
    1個(k/ [n/(m−n)] が整数でない場合)生成
    して記憶する第2のワード幅変換手段と、 前記第1のワード幅変換手段に記憶された前記第1の部
    分と、前記第2のワード幅変換手段に記憶された前記第
    2のデータとを多重化し、所定の伝送パケットを生成す
    る多重化手段と、 前記多重化手段が生成した前記所定の伝送パケットを所
    定の通信回線に送出する送信手段とを有するワード幅変
    換装置。
  2. 【請求項2】前記所定のデータは、AES/EBU方式
    等のワード幅10ビット(m=10)の所定のデータ
    を、非同期伝送モード(ATM)通信回線等に適合した
    ワード幅8ビット(n=8)のデータに変換するワード
    幅変換装置であって、 前記第1のワード変換手段は、前記所定のデータのワー
    ドそれぞれに含まれるビットの内、所定の8個からなる
    第1の部分を4個(k=4)ずつ記憶し、 前記第2のワード幅変換手段は、前記所定のデータのワ
    ードそれぞれに含まれるビットの内、前記所定の8個以
    外の2個からなる第2の部分4個から、ワード幅8ビッ
    トの第2のデータを生成する請求項1に記載のワード幅
    変換装置。
  3. 【請求項3】前記送信手段から前記所定の通信回線を介
    して伝送されてきた前記所定の伝送パケットを受信する
    受信手段と、 前記受信手段が受信した伝送パケットに含まれる前記第
    1の部分それぞれに、対応する前記第2の部分をそれぞ
    れ付加して前記所定のデータを再生するデータ再生手段
    とをさらに有する請求項1に記載のワード幅変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002062071A1 (fr) * 2001-01-30 2002-08-08 Sony Corporation Procede de creation de donnees et procede et appareil de transfert de donnees

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