JPH0987746A - マルテンサイト系ステンレス鋼帯の製造法 - Google Patents
マルテンサイト系ステンレス鋼帯の製造法Info
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- JPH0987746A JPH0987746A JP24964695A JP24964695A JPH0987746A JP H0987746 A JPH0987746 A JP H0987746A JP 24964695 A JP24964695 A JP 24964695A JP 24964695 A JP24964695 A JP 24964695A JP H0987746 A JPH0987746 A JP H0987746A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 連続鋳造＋熱間圧延の組合せにより連続鋳造
スラブから安価で表面性状に優れたマルテンサイト系ス
テンレス鋼帯を製造する。 【解決手段】 引抜速度400 〜900mm/分、溶鋼過熱度60
〜35℃で連続鋳造スラブを製造し、Ｍf 点＋100 ℃以上
の温度で、冷却することなく、加熱炉へ装入し1200〜12
80℃の温度で、好ましくは2.5 〜4.0 時間加熱を行い、
次いで熱間圧延終了温度800 〜1000℃で熱間圧延を行っ
てから、巻取温度600 〜800 ℃で巻取りを行う。
スラブから安価で表面性状に優れたマルテンサイト系ス
テンレス鋼帯を製造する。 【解決手段】 引抜速度400 〜900mm/分、溶鋼過熱度60
〜35℃で連続鋳造スラブを製造し、Ｍf 点＋100 ℃以上
の温度で、冷却することなく、加熱炉へ装入し1200〜12
80℃の温度で、好ましくは2.5 〜4.0 時間加熱を行い、
次いで熱間圧延終了温度800 〜1000℃で熱間圧延を行っ
てから、巻取温度600 〜800 ℃で巻取りを行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、刃物、フォーク、
スプーン等洋食器用材料として使用される、表面性状に
優れ、かつ安価なマルテンサイト系ステンレス鋼帯の製
造方法に関する。
スプーン等洋食器用材料として使用される、表面性状に
優れ、かつ安価なマルテンサイト系ステンレス鋼帯の製
造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】マルテンサイト系ステンレス鋼は安価で
光沢に優れた洋食器用材料として、国内国外を問わず広
く使用されている。
光沢に優れた洋食器用材料として、国内国外を問わず広
く使用されている。
【０００３】しかし、マルテンサイト系ステンレス鋼は
連続鋳造により製造する際に、鋳造スラブ表面に縦ワ
レ、カブレ、変態ワレ等が発生しやすいため、製品の歩
留や能率が低下する問題がある。
連続鋳造により製造する際に、鋳造スラブ表面に縦ワ
レ、カブレ、変態ワレ等が発生しやすいため、製品の歩
留や能率が低下する問題がある。
【０００４】また、マルテンサイト系ステンレス鋼は、
熱間圧延時においても高炭素合金鋼であるため、圧延時
の負荷が高く加工がしにくく、かつ圧延温度、巻取温度
が低下すれば表面肌荒れやマルテンサイト変態に起因す
る変態割れが発生し、製造トラブルはもちろんのこと製
品の歩留や生産能率が大きく低下するという問題があ
る。
熱間圧延時においても高炭素合金鋼であるため、圧延時
の負荷が高く加工がしにくく、かつ圧延温度、巻取温度
が低下すれば表面肌荒れやマルテンサイト変態に起因す
る変態割れが発生し、製造トラブルはもちろんのこと製
品の歩留や生産能率が大きく低下するという問題があ
る。
【０００５】そのために従来はＣＣパウダーの改善によ
る鋳片の表面性状の向上や、ホットグラインダーによる
熱間手入、ＭS 点＋100 ℃以上の温度で鋳片を冷却する
ことなくホットチャージで加熱炉に装入し加熱圧延して
きた。
る鋳片の表面性状の向上や、ホットグラインダーによる
熱間手入、ＭS 点＋100 ℃以上の温度で鋳片を冷却する
ことなくホットチャージで加熱炉に装入し加熱圧延して
きた。
【０００６】例えば特開平６−106302号公報には、1300
℃における粘度 1.0〜2.5 ポアズで凝固温度1130〜1180
℃のパウダーを添加使用して鋳込初期の鋳片表面に多発
する縦ワレおよびカブレ疵を防止して鋳片表面手入れの
省略を可能にし、歩留の向上、製造コストの削減を図る
ことができる連続鋳造方法が開示されている。
℃における粘度 1.0〜2.5 ポアズで凝固温度1130〜1180
℃のパウダーを添加使用して鋳込初期の鋳片表面に多発
する縦ワレおよびカブレ疵を防止して鋳片表面手入れの
省略を可能にし、歩留の向上、製造コストの削減を図る
ことができる連続鋳造方法が開示されている。
【０００７】また、特開平３−124304号公報において本
出願人は、マルテンサイト系ステンレス鋼の連続鋳造ス
ラブをＭS 点＋100 ℃以下に冷却することなく加熱炉へ
装入し1250℃を超える温度で４時間以下の時間加熱した
後、熱間圧延することにより表面ワレや表面肌荒れのな
いマルテンサイト系ステンレス鋼帯の製造法を提案し
た。
出願人は、マルテンサイト系ステンレス鋼の連続鋳造ス
ラブをＭS 点＋100 ℃以下に冷却することなく加熱炉へ
装入し1250℃を超える温度で４時間以下の時間加熱した
後、熱間圧延することにより表面ワレや表面肌荒れのな
いマルテンサイト系ステンレス鋼帯の製造法を提案し
た。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法は、鋳片
の表面で鋳込初期における縦ワレ疵やカブレ疵の防止に
対して効果があるが、現状、多連鋳鋳込みや鋳込温度の
変動により鋳片の表面性状にバラツキがあり、縦ワレ疵
やカブレ疵等が発生し不安定である。
の表面で鋳込初期における縦ワレ疵やカブレ疵の防止に
対して効果があるが、現状、多連鋳鋳込みや鋳込温度の
変動により鋳片の表面性状にバラツキがあり、縦ワレ疵
やカブレ疵等が発生し不安定である。
【０００９】また、鋳片をＭS 点＋100 ℃以下に冷却す
ることなく熱延加熱炉に装入し1250℃以上の加熱温度で
４時間以下の時間加熱し表面割れや表面肌荒れを生じる
ことなく鋼帯を製造できるとしているが、圧延終了温度
や巻取温度の制約がないため、圧延時の部分的な温度低
下があったり、巻取時の冷却ムラによる温度低下があれ
ば変態ワレが発生することが判明した。
ることなく熱延加熱炉に装入し1250℃以上の加熱温度で
４時間以下の時間加熱し表面割れや表面肌荒れを生じる
ことなく鋼帯を製造できるとしているが、圧延終了温度
や巻取温度の制約がないため、圧延時の部分的な温度低
下があったり、巻取時の冷却ムラによる温度低下があれ
ば変態ワレが発生することが判明した。
【００１０】ここに、本発明の目的は、安価で表面性状
に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼帯の製造方法を
提供することである。さらに本発明の具体的目的は、連
続鋳造時の表面割れ、変態割れの見られない連続鋳造ス
ラブからの安価で表面性状に優れたマルテンサイト系ス
テンレス鋼帯の製造方法を提供することである。
に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼帯の製造方法を
提供することである。さらに本発明の具体的目的は、連
続鋳造時の表面割れ、変態割れの見られない連続鋳造ス
ラブからの安価で表面性状に優れたマルテンサイト系ス
テンレス鋼帯の製造方法を提供することである。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる課題
を解決すべく種々検討を重ねた結果、鋳造条件および熱
間圧延条件を特定化することとともに両者を組み合わせ
ることにより得られる相乗的効果が、特に有効であるこ
とを知り、本発明を完成した。
を解決すべく種々検討を重ねた結果、鋳造条件および熱
間圧延条件を特定化することとともに両者を組み合わせ
ることにより得られる相乗的効果が、特に有効であるこ
とを知り、本発明を完成した。
【００１２】本発明の要旨とするところは、マルテンサ
イト系ステンレス鋼から引抜速度400 〜900mm/分、溶鋼
過熱度35〜60℃で連続鋳造スラブを製造し、Ｍf 点＋10
0 ℃未満の温度にまで冷却することなく、熱延加熱炉へ
装入し1200〜1280℃の温度で、好ましくは2.5 〜4.0 時
間加熱を行い、次いで熱間圧延終了温度800 〜1000℃で
熱間圧延を行ってから、巻取温度600 〜800 ℃で巻取り
を行うことを特徴とする、安価で表面性状に優れたマル
テンサイト系ステンレス鋼帯の製造方法である。
イト系ステンレス鋼から引抜速度400 〜900mm/分、溶鋼
過熱度35〜60℃で連続鋳造スラブを製造し、Ｍf 点＋10
0 ℃未満の温度にまで冷却することなく、熱延加熱炉へ
装入し1200〜1280℃の温度で、好ましくは2.5 〜4.0 時
間加熱を行い、次いで熱間圧延終了温度800 〜1000℃で
熱間圧延を行ってから、巻取温度600 〜800 ℃で巻取り
を行うことを特徴とする、安価で表面性状に優れたマル
テンサイト系ステンレス鋼帯の製造方法である。
【００１３】
【発明の実施の形態】次に、本発明において製造条件を
上述のように限定した理由についてその作用とともに詳
述する。
上述のように限定した理由についてその作用とともに詳
述する。
【００１４】引抜速度：400 〜900mm/分 引抜速度があまり速いと、鋳片のセンターポロシティー
の増加がみられるため、センターポロシティが熱間圧延
時にも未圧着である場合にみられる鋼帯での超音波検査
による不良発生の抑制を図るべく上限値を900mm/分とし
た。また、連続鋳造時のＣＣノズル詰まりを防止するた
め下限値を400mm/分とした。好ましくは、450 〜850mm/
分である。
の増加がみられるため、センターポロシティが熱間圧延
時にも未圧着である場合にみられる鋼帯での超音波検査
による不良発生の抑制を図るべく上限値を900mm/分とし
た。また、連続鋳造時のＣＣノズル詰まりを防止するた
め下限値を400mm/分とした。好ましくは、450 〜850mm/
分である。
【００１５】溶鋼過熱温度：35〜60℃ 溶鋼温度が高すぎると、連続鋳造に際してモールド内で
生成するシェル厚さが薄くなってしまい、ブレークアウ
トが発生しやすくなる。かかるブレークアウトを防止す
るため上限値を60℃とした。下限値はＣＣノズル詰まり
防止のため35℃とする。好ましくは40〜55℃である。
生成するシェル厚さが薄くなってしまい、ブレークアウ
トが発生しやすくなる。かかるブレークアウトを防止す
るため上限値を60℃とした。下限値はＣＣノズル詰まり
防止のため35℃とする。好ましくは40〜55℃である。
【００１６】熱延加熱炉への装入温度: Ｍf 点＋100 ℃
以上 スラブ温度が低下してＭf 点より低くなった場合、変態
ワレが発生し製造が困難となるため、Ｍf 点＋100 ℃以
上の温度で加熱炉へ装入することとした。より具体的に
は、300 〜600 ℃の温度で加熱炉に装入する。
以上 スラブ温度が低下してＭf 点より低くなった場合、変態
ワレが発生し製造が困難となるため、Ｍf 点＋100 ℃以
上の温度で加熱炉へ装入することとした。より具体的に
は、300 〜600 ℃の温度で加熱炉に装入する。
【００１７】特開平３−124304号公報では熱延加熱炉へ
装入する時の鋳片温度をMs点＋100℃以上と定義してい
るが、その温度は400 ℃以上となり、実際の生産上では
この温度を確保することは困難である。また、マルテン
サイト変態割れが発生するのはＭf 点より低温に冷却し
たときであるからである。したがって、本発明では実際
の生産上の鋳片のバラツキを含め、マルテンサイト変態
割れが防止可能な温度をMf点＋100 ℃以上とした。
装入する時の鋳片温度をMs点＋100℃以上と定義してい
るが、その温度は400 ℃以上となり、実際の生産上では
この温度を確保することは困難である。また、マルテン
サイト変態割れが発生するのはＭf 点より低温に冷却し
たときであるからである。したがって、本発明では実際
の生産上の鋳片のバラツキを含め、マルテンサイト変態
割れが防止可能な温度をMf点＋100 ℃以上とした。
【００１８】加熱温度：1200〜1280℃ 下限値は1200℃より低い温度では圧延時の負荷増加によ
り圧延不可能となるため1200℃とした。また、上限値は
高温による結晶粒の成長による耳ワレあるいは鋳片の表
面が溶融状態となり材料のエッジや表面ワレやカブレ疵
が発生するため1280℃とした。
り圧延不可能となるため1200℃とした。また、上限値は
高温による結晶粒の成長による耳ワレあるいは鋳片の表
面が溶融状態となり材料のエッジや表面ワレやカブレ疵
が発生するため1280℃とした。
【００１９】加熱時間：2.5 〜4.0 時間 本発明の好適態様において熱間圧延に先立って行う加熱
の時間は2.5 〜4.0 時間とする。すなわち、鋳片の加熱
不均一による負荷が増加し、圧延が不可能となるため下
限値は2.5 時間とした。また、長時間加熱による表面の
肌荒れを防止するため、上限値を4.0 時間とした。
の時間は2.5 〜4.0 時間とする。すなわち、鋳片の加熱
不均一による負荷が増加し、圧延が不可能となるため下
限値は2.5 時間とした。また、長時間加熱による表面の
肌荒れを防止するため、上限値を4.0 時間とした。
【００２０】圧延終了温度：800 〜1000℃ 下限値は圧延が可能である負荷の限界から800 ℃とし
た。また、上限値は特に指定はないが、加熱温度および
加熱時間からみて1000℃が妥当な温度である。好ましく
は 900〜980 ℃である。
た。また、上限値は特に指定はないが、加熱温度および
加熱時間からみて1000℃が妥当な温度である。好ましく
は 900〜980 ℃である。
【００２１】巻取温度：600 〜800 ℃ 下限値は高炭素合金鋼帯における圧延性悪化およびＭS
点以上の温度で巻取りを終了させ変態ワレを防止するた
め600 ℃とした。また、上限値は特に指定はないが圧延
終了温度からみて800 ℃が妥当な温度である。
点以上の温度で巻取りを終了させ変態ワレを防止するた
め600 ℃とした。また、上限値は特に指定はないが圧延
終了温度からみて800 ℃が妥当な温度である。
【００２２】上述のごとく、本発明の製造方法によれば
連続鋳造における鋳片の表面から熱延鋼帯の表面に至る
まで表面性状に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼を
安価な手段でもって製造することができる。以下に実施
例に関連させて本発明の効果を具体的に説明する。
連続鋳造における鋳片の表面から熱延鋼帯の表面に至る
まで表面性状に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼を
安価な手段でもって製造することができる。以下に実施
例に関連させて本発明の効果を具体的に説明する。
【００２３】
【実施例】表１に示す各鋼組成を有する供試鋼Ａないし
Ｆを、表２に示す連続鋳造条件および熱間圧延条件で、
板厚さ 3.2mm、幅1030mmの鋼帯を得た。このようにして
製造した鋼帯について各種試験を行い、特性評価を行っ
た。結果は、同じく表２にまとめて示す。
Ｆを、表２に示す連続鋳造条件および熱間圧延条件で、
板厚さ 3.2mm、幅1030mmの鋼帯を得た。このようにして
製造した鋼帯について各種試験を行い、特性評価を行っ
た。結果は、同じく表２にまとめて示す。
【００２４】
【表１】
【００２５】
【表２】
【００２６】表２に示した結果から、次のような点が判
明した。 (1) 引抜速度について、400mm/分未満および900mm/分超
のものは鋳片で縦ワレ、カブレが発生する。 (2) 鋳片の変態割れについても、引抜速度が400mm/分未
満になると、過冷却となり、局部的にＭf 点以下となり
鋳片表面に割れが発生する。
明した。 (1) 引抜速度について、400mm/分未満および900mm/分超
のものは鋳片で縦ワレ、カブレが発生する。 (2) 鋳片の変態割れについても、引抜速度が400mm/分未
満になると、過冷却となり、局部的にＭf 点以下となり
鋳片表面に割れが発生する。
【００２７】(3) 加熱炉へ装入する鋳片温度は300 ℃以
上確保することにより変態割れが防止可能である。 (4) 加熱温度、加熱時間については、熱間圧延機の能力
およびロールの表面荒れが発生しない条件で本発明鋼を
実施することで良好な品質を得ることができた。その条
件とは加熱温度1200〜1280℃であり、好ましくは加熱時
間2.5 〜4.0 時間である。
上確保することにより変態割れが防止可能である。 (4) 加熱温度、加熱時間については、熱間圧延機の能力
およびロールの表面荒れが発生しない条件で本発明鋼を
実施することで良好な品質を得ることができた。その条
件とは加熱温度1200〜1280℃であり、好ましくは加熱時
間2.5 〜4.0 時間である。
【００２８】(5) 熱間圧延終了温度についてはマルテン
サイト系ステンレス鋼は [Ｃ] が高いため、熱間圧延機
の能力の範囲で高温仕上げを行うことが、ロール肌荒れ
を防止することになり、良好な表面性状の鋼帯を得るこ
とができる。
サイト系ステンレス鋼は [Ｃ] が高いため、熱間圧延機
の能力の範囲で高温仕上げを行うことが、ロール肌荒れ
を防止することになり、良好な表面性状の鋼帯を得るこ
とができる。
【００２９】(6) 巻取温度については、マルテンサイト
変態割れを防止するため、可能な限り高温巻取を行う必
要がある。 (7) 以上の結果より、今まで述べた製造条件を満足した
本発明にかかる方法で表面性状の優れた鋼帯を得ること
ができる。
変態割れを防止するため、可能な限り高温巻取を行う必
要がある。 (7) 以上の結果より、今まで述べた製造条件を満足した
本発明にかかる方法で表面性状の優れた鋼帯を得ること
ができる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連続鋳造条件および熱間圧延条件を特定化し、それらを
組合わせることによって、従来達成できなかった表面性
状の優れたマルテンサイト系ステンレス鋼帯が安価な手
段で初めて製造できることができるようになったのであ
り、実用上からは本発明の意義は大きい。
連続鋳造条件および熱間圧延条件を特定化し、それらを
組合わせることによって、従来達成できなかった表面性
状の優れたマルテンサイト系ステンレス鋼帯が安価な手
段で初めて製造できることができるようになったのであ
り、実用上からは本発明の意義は大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ２２Ｄ 11/12 Ｂ２２Ｄ 11/12 Ｄ Ｃ２１Ｄ 8/02 9270−4Ｋ Ｃ２１Ｄ 8/02 Ｄ Ｃ２２Ｃ 38/44 Ｃ２２Ｃ 38/44
Claims (1)
- 【請求項１】 マルテンサイト系ステンレス鋼から引抜
速度400 〜900mm/分、溶鋼過熱度35〜60℃で連続鋳造ス
ラブを製造し、Ｍf 点＋100 ℃未満の温度にまで、冷却
することなく、熱延加熱炉へ装入して1200〜1280℃の温
度で加熱を行い、次いで熱間圧延終了温度800 ℃以上、
1000℃以下で熱間圧延を行ってから、巻取温度600 ℃以
上、800 ℃以下で巻取りを行うことを特徴とする、安価
で表面性状に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼帯の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24964695A JPH0987746A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | マルテンサイト系ステンレス鋼帯の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24964695A JPH0987746A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | マルテンサイト系ステンレス鋼帯の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0987746A true JPH0987746A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17196125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24964695A Withdrawn JPH0987746A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | マルテンサイト系ステンレス鋼帯の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0987746A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002212679A (ja) * | 2001-01-10 | 2002-07-31 | Daido Steel Co Ltd | 刃物及びそれに用いるＦｅ系刃物用合金 |
| KR100450611B1 (ko) * | 1999-07-29 | 2004-09-30 | 주식회사 포스코 | 표면품질이 우수한 마르텐사이트계 스테인레스강의 연주주편제조방법 |
| KR100515604B1 (ko) * | 2001-12-21 | 2005-09-16 | 주식회사 포스코 | 크롬계 스테인리스강 열연 제품의 표면 품질 향상 방법 |
| WO2014156806A1 (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | 日立金属株式会社 | 刃物用ステンレス鋼の中間素材 |
| JP2014189886A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Jfe Steel Corp | 内質特性に優れた極厚マルテンサイト系ステンレス厚鋼板の製造方法および内質特性に優れた極厚マルテンサイト系ステンレス厚鋼板 |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP24964695A patent/JPH0987746A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100450611B1 (ko) * | 1999-07-29 | 2004-09-30 | 주식회사 포스코 | 표면품질이 우수한 마르텐사이트계 스테인레스강의 연주주편제조방법 |
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| CN104838031A (zh) * | 2013-03-25 | 2015-08-12 | 日立金属株式会社 | 刀具用不锈钢的中间坯料 |
| JP2014189886A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Jfe Steel Corp | 内質特性に優れた極厚マルテンサイト系ステンレス厚鋼板の製造方法および内質特性に優れた極厚マルテンサイト系ステンレス厚鋼板 |
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