JPH0987612A - 1液室温硬化型シーリング剤組成物 - Google Patents
1液室温硬化型シーリング剤組成物Info
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- JPH0987612A JPH0987612A JP26464395A JP26464395A JPH0987612A JP H0987612 A JPH0987612 A JP H0987612A JP 26464395 A JP26464395 A JP 26464395A JP 26464395 A JP26464395 A JP 26464395A JP H0987612 A JPH0987612 A JP H0987612A
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- dimethylpolysiloxane
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 有機油状態物質で汚染された基材表面に高い
接着性を示し、エンジンオイルや自動変速機油の泡立ち
を抑制する1液室温硬化型シーリング剤組成物を提供す
る。 【解決手段】 オルガノポリシロキサンと、アミノ系シ
ランカップリング剤で表面処理されたカーボンブラック
と、ジメチルポリシロキサンと、一分子中に2個以上の
加水分解性を有するオルガノシラン又はオルガノシロキ
サンとを含有するシーリング剤である。
接着性を示し、エンジンオイルや自動変速機油の泡立ち
を抑制する1液室温硬化型シーリング剤組成物を提供す
る。 【解決手段】 オルガノポリシロキサンと、アミノ系シ
ランカップリング剤で表面処理されたカーボンブラック
と、ジメチルポリシロキサンと、一分子中に2個以上の
加水分解性を有するオルガノシラン又はオルガノシロキ
サンとを含有するシーリング剤である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1液室温硬化型シ
ーリング剤組成物に関し、更に詳しくは、エンジンオイ
ルや自動変速機油などの有機油状態物質で汚染された基
材表面に、高い接着性を示し、また、このシーリング剤
組成物と接触するエンジンオイルや自動変速機油の泡立
ち性を抑制する1液室温硬化型シーリング組成物に関す
る。
ーリング剤組成物に関し、更に詳しくは、エンジンオイ
ルや自動変速機油などの有機油状態物質で汚染された基
材表面に、高い接着性を示し、また、このシーリング剤
組成物と接触するエンジンオイルや自動変速機油の泡立
ち性を抑制する1液室温硬化型シーリング組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用エンジンの高出力化、小
型化及び自動変速機の小型化に伴う耐熱性の向上、ま
た、ガスケット在庫管理の簡素化及び組み立て時間の短
縮化が要求されており、このため、従来の定型ガスケッ
トに替えて、耐熱性が高く、施工現場での多種多様部品
の形状に柔軟に対応でき、且つロボットでの自動塗布が
可能な1液室温硬化型シーリング剤が使用されるように
なりつつある。かかるシーリング剤は、エンジンや自動
変速機の組み立て工程では、部品の搬送時及び事前の機
能検査工程等において基材表面、特に部品の接合面がエ
ンジンオイルや自動変速機油等の有機油状態物質で汚染
されているので、接合面の汚染油をウェスや有機溶剤を
含浸させたウェスで拭き取った後、基材表面や接合面に
塗布されていた。
型化及び自動変速機の小型化に伴う耐熱性の向上、ま
た、ガスケット在庫管理の簡素化及び組み立て時間の短
縮化が要求されており、このため、従来の定型ガスケッ
トに替えて、耐熱性が高く、施工現場での多種多様部品
の形状に柔軟に対応でき、且つロボットでの自動塗布が
可能な1液室温硬化型シーリング剤が使用されるように
なりつつある。かかるシーリング剤は、エンジンや自動
変速機の組み立て工程では、部品の搬送時及び事前の機
能検査工程等において基材表面、特に部品の接合面がエ
ンジンオイルや自動変速機油等の有機油状態物質で汚染
されているので、接合面の汚染油をウェスや有機溶剤を
含浸させたウェスで拭き取った後、基材表面や接合面に
塗布されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにウェスで拭き取るだけでは、接合面などの油が完
全には取り除けないことから接着シールが不完全にな
り、圧力試験においてもオイルパンのシール面からオイ
ル漏れを生じる等の不具合が発生していた。また、シー
リング剤はロボットで自動塗布されるが、上述のウェス
拭きは手作業で行わなければならないため、一連の作業
を自動化する阻害要因にもなっていた。更に、塗布後に
おいても、シーリング剤が、給油されたエンジンオイル
や自動変速機油へ溶け込み、機能検査時に泡を発生させ
て、油圧制御系の不具合やケースからの泡の噴き出し等
の不具合を発生させていた。
ようにウェスで拭き取るだけでは、接合面などの油が完
全には取り除けないことから接着シールが不完全にな
り、圧力試験においてもオイルパンのシール面からオイ
ル漏れを生じる等の不具合が発生していた。また、シー
リング剤はロボットで自動塗布されるが、上述のウェス
拭きは手作業で行わなければならないため、一連の作業
を自動化する阻害要因にもなっていた。更に、塗布後に
おいても、シーリング剤が、給油されたエンジンオイル
や自動変速機油へ溶け込み、機能検査時に泡を発生させ
て、油圧制御系の不具合やケースからの泡の噴き出し等
の不具合を発生させていた。
【0004】また、上述した課題を解決するため、特開
昭48−15960号公報及び特開昭54−90350
号公報には、接着性向上剤としてケイ素官能基イソシア
ヌレートを用いることが開示されているが、有機油状態
物質で汚染された基材表面には効果が低く使用できな
い。更に、特開昭63−75063号公報には、トリシ
ロキサニルイソシアヌレート化合物を配合し接着性を向
上させることが記載されているが、これも同様に有機油
状態物質で汚染された基材表面への接着性は改善できな
い。また、特開平2−215862号公報には、泡立ち
性を抑えるため、ジオルガノポリシロキサンにイミノキ
シシランを配合する技術が記載されているが、これによ
っても接着性の改善は認められていなかった。本発明
は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、有機油状態物質
で汚染された基材表面に高い接着性を示し、エンジンオ
イルや自動変速機油の泡立ちを抑制する1液室温硬化型
シーリング剤組成物を提供することにある。
昭48−15960号公報及び特開昭54−90350
号公報には、接着性向上剤としてケイ素官能基イソシア
ヌレートを用いることが開示されているが、有機油状態
物質で汚染された基材表面には効果が低く使用できな
い。更に、特開昭63−75063号公報には、トリシ
ロキサニルイソシアヌレート化合物を配合し接着性を向
上させることが記載されているが、これも同様に有機油
状態物質で汚染された基材表面への接着性は改善できな
い。また、特開平2−215862号公報には、泡立ち
性を抑えるため、ジオルガノポリシロキサンにイミノキ
シシランを配合する技術が記載されているが、これによ
っても接着性の改善は認められていなかった。本発明
は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、有機油状態物質
で汚染された基材表面に高い接着性を示し、エンジンオ
イルや自動変速機油の泡立ちを抑制する1液室温硬化型
シーリング剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のオルガノポリ
シロキサン、カーボンブラック及びジメチルポリシロキ
サンを配合することにより、上記目的が達成できること
を見出し本発明を完成するに至った。即ち、本発明の1
液室温硬化型シーリング剤は、オルガノポリシロキサン
100重量部と、アミノ系シランカップリング剤で表面
処理されたカーボンブラック1〜15重量部と、ジメチ
ルポリシロキサン0.1重量部と、一分子中に2個以上
の加水分解性を有するオルガノシラン又はオルガノシロ
キサンとを含有することを特徴とする。また、本発明の
他の1液室温硬化型シーリング剤は、オルガノポリシロ
キサンと、アミノ系シランカップリング剤で表面処理さ
れたカーボンブラックと、ジメチルポリシロキサンとを
含有し、剪断接着強度が、4.0〜1.0MPaである
ことを特徴とする。
達成すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のオルガノポリ
シロキサン、カーボンブラック及びジメチルポリシロキ
サンを配合することにより、上記目的が達成できること
を見出し本発明を完成するに至った。即ち、本発明の1
液室温硬化型シーリング剤は、オルガノポリシロキサン
100重量部と、アミノ系シランカップリング剤で表面
処理されたカーボンブラック1〜15重量部と、ジメチ
ルポリシロキサン0.1重量部と、一分子中に2個以上
の加水分解性を有するオルガノシラン又はオルガノシロ
キサンとを含有することを特徴とする。また、本発明の
他の1液室温硬化型シーリング剤は、オルガノポリシロ
キサンと、アミノ系シランカップリング剤で表面処理さ
れたカーボンブラックと、ジメチルポリシロキサンとを
含有し、剪断接着強度が、4.0〜1.0MPaである
ことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシーリング剤組成
物について詳細に説明する。本発明の組成物は、オルガ
ノポリシロキサンと、アミノ系シランカップリング剤で
表面処理されたカーボンブラックと、ジメチルポリシロ
キサンと、一分子中に2個以上の加水分解性基を有する
オルガノシラン又はオルガノシロキサンとを含有する。
ここで、オルガノポリシロキサンとしては、種々の官能
基を有するポリシロキサン、例えば、メチルエチルケト
オキシムシラン、ビニルトリエトキシシラン及びメルカ
プトプロピルトリメトキシシランなどを例示することが
できる。
物について詳細に説明する。本発明の組成物は、オルガ
ノポリシロキサンと、アミノ系シランカップリング剤で
表面処理されたカーボンブラックと、ジメチルポリシロ
キサンと、一分子中に2個以上の加水分解性基を有する
オルガノシラン又はオルガノシロキサンとを含有する。
ここで、オルガノポリシロキサンとしては、種々の官能
基を有するポリシロキサン、例えば、メチルエチルケト
オキシムシラン、ビニルトリエトキシシラン及びメルカ
プトプロピルトリメトキシシランなどを例示することが
できる。
【0007】また、アミノ系シランカップリング剤で表
面処理されたカーボンブラックは、基材表面や接合面に
存在するエンジンオイルや自動変速機油などの有機油状
態物質を吸収し、これら表面と本発明のシーリング剤組
成物との接着性を高める作用を果たす。後に説明する配
合量にも影響を受けるが、カーボンブラックとしては、
アミノ系シランカップリング剤で表面処理する前におい
て、吸油量が100〜200ml/100g、比表面積
が70m2/g以上のものを使用するのが好ましく、吸
油量が100ml/100g未満では、有機油状態物質
の吸収が少なく、基材表面に残存し、接着力が低下す
る。また、200ml/100gを超えると、混練する
配合剤の均一分散を阻害することとなり好ましくない。
また、比表面積が70m2/g未満の場合には、有機油
状態物質の吸収力が低下し好ましくない。
面処理されたカーボンブラックは、基材表面や接合面に
存在するエンジンオイルや自動変速機油などの有機油状
態物質を吸収し、これら表面と本発明のシーリング剤組
成物との接着性を高める作用を果たす。後に説明する配
合量にも影響を受けるが、カーボンブラックとしては、
アミノ系シランカップリング剤で表面処理する前におい
て、吸油量が100〜200ml/100g、比表面積
が70m2/g以上のものを使用するのが好ましく、吸
油量が100ml/100g未満では、有機油状態物質
の吸収が少なく、基材表面に残存し、接着力が低下す
る。また、200ml/100gを超えると、混練する
配合剤の均一分散を阻害することとなり好ましくない。
また、比表面積が70m2/g未満の場合には、有機油
状態物質の吸収力が低下し好ましくない。
【0008】次に、ジメチルポリシロキサンは、その一
部がエンジンオイルや自動変速機油と接触し、本シーリ
ング剤組成物の表面が硬化するまでに油中へ混入し泡立
ちを抑える作用を示す。これは、混入したジメチルポリ
シロキサン微粒子が、気泡上の膜の一部に存在し該微粒
子周辺の表面張力を下げ、破泡を促進し消泡作用を示し
ているものと考えられる。また、このジメチルポリシロ
キサンの平均分子量は、上述の如く配合量とも関係する
が、10万〜80万とするのが好ましい。平均分子量が
10万未満の低粘度の場合には、ジメチルポリシロキサ
ンが油に溶解してしまい、消泡作用が低下し添加効果が
著しく低下する。また、粘度が低いため本シーリング剤
組成物の適正粘度を維持することが困難となり、塗布時
に垂れが発生し作業性の悪化を招くので好ましくない。
一方、80万を超える場合、特に100万以上の高粘度
のものでは、混練時の加工性、分散性に劣り、また油中
への混入も少なく消泡効果が低くくなるので好ましくな
い。
部がエンジンオイルや自動変速機油と接触し、本シーリ
ング剤組成物の表面が硬化するまでに油中へ混入し泡立
ちを抑える作用を示す。これは、混入したジメチルポリ
シロキサン微粒子が、気泡上の膜の一部に存在し該微粒
子周辺の表面張力を下げ、破泡を促進し消泡作用を示し
ているものと考えられる。また、このジメチルポリシロ
キサンの平均分子量は、上述の如く配合量とも関係する
が、10万〜80万とするのが好ましい。平均分子量が
10万未満の低粘度の場合には、ジメチルポリシロキサ
ンが油に溶解してしまい、消泡作用が低下し添加効果が
著しく低下する。また、粘度が低いため本シーリング剤
組成物の適正粘度を維持することが困難となり、塗布時
に垂れが発生し作業性の悪化を招くので好ましくない。
一方、80万を超える場合、特に100万以上の高粘度
のものでは、混練時の加工性、分散性に劣り、また油中
への混入も少なく消泡効果が低くくなるので好ましくな
い。
【0009】次に、一分子中に2個以上の加水分解性基
を有するオルガノシラン又はオルガノシロキサンとして
は、例えば、メチルエチルケトオキシムシラン、ビニル
トリエトキシシラン、メルカプトプロピルトリメトキシ
シランを使用することができる。これらオルガノシラン
及びオルガノシロキサンの加水分解性基の1つはカーボ
ンブラック表面と反応付加し、他の有機反応基はカーボ
ンと油膜のなじみ性を高め、有機油状態物質の吸収を促
進する作用を果たす。
を有するオルガノシラン又はオルガノシロキサンとして
は、例えば、メチルエチルケトオキシムシラン、ビニル
トリエトキシシラン、メルカプトプロピルトリメトキシ
シランを使用することができる。これらオルガノシラン
及びオルガノシロキサンの加水分解性基の1つはカーボ
ンブラック表面と反応付加し、他の有機反応基はカーボ
ンと油膜のなじみ性を高め、有機油状態物質の吸収を促
進する作用を果たす。
【0010】本発明の組成物においては、上述の成分以
外に、架橋反応のための触媒としてジブチル錫ジアセテ
ート、ジブチル錫ジメトキシ等の有機錫化合物を添加す
ることができる。また、これ以外にも、所要に応じて、
炭酸カルシウム、二酸化チタン等の補強剤、メタクリル
酸カリウム等の耐油性向上剤を添加することも可能であ
る。
外に、架橋反応のための触媒としてジブチル錫ジアセテ
ート、ジブチル錫ジメトキシ等の有機錫化合物を添加す
ることができる。また、これ以外にも、所要に応じて、
炭酸カルシウム、二酸化チタン等の補強剤、メタクリル
酸カリウム等の耐油性向上剤を添加することも可能であ
る。
【0011】次に、上述した各成分の配合量について説
明する。この配合量としては、オルガノポリシロキサン
100重量部に対し、上記カーボンブラックを1〜15
重量部、上記ジメチルポリシロキサンを0.1重量部以
下とするのがよい。上記カーボンブラックの配合量が1
5重量部を超えると、カーボン粒子と接合面との接触面
積が増し、得られるシーリング剤組成物の接着強度低下
を招くばかりか、粘度を高め塗布時の作業性を悪化させ
る。一方、1重量部未満では、油吸収効果が低く接着強
度が低下するので好ましくない。また、ジメチルポリシ
ロキサンの配合量が、0.1重量部を超えると、油中へ
の溶出量が多くなり、油の泡立ちを促進することとなる
ので好ましくない。
明する。この配合量としては、オルガノポリシロキサン
100重量部に対し、上記カーボンブラックを1〜15
重量部、上記ジメチルポリシロキサンを0.1重量部以
下とするのがよい。上記カーボンブラックの配合量が1
5重量部を超えると、カーボン粒子と接合面との接触面
積が増し、得られるシーリング剤組成物の接着強度低下
を招くばかりか、粘度を高め塗布時の作業性を悪化させ
る。一方、1重量部未満では、油吸収効果が低く接着強
度が低下するので好ましくない。また、ジメチルポリシ
ロキサンの配合量が、0.1重量部を超えると、油中へ
の溶出量が多くなり、油の泡立ちを促進することとなる
ので好ましくない。
【0012】更に、一分子中に2個以上の加水分解性基
を有するオルガノシラン又はオルガノシロキサンの配合
量は、特に限定されるものではなく適宜変更できる。ま
た、上記架橋用触媒のジブチル錫ジアセテート、ジブチ
ル錫ジメトキシ等の有機錫化合物については、5重量部
以下が好ましく、0.1〜1重量部が更に好ましい。
を有するオルガノシラン又はオルガノシロキサンの配合
量は、特に限定されるものではなく適宜変更できる。ま
た、上記架橋用触媒のジブチル錫ジアセテート、ジブチ
ル錫ジメトキシ等の有機錫化合物については、5重量部
以下が好ましく、0.1〜1重量部が更に好ましい。
【0013】以上に説明したような成分を上記所定の配
合量で配合して得られる本発明のシーリング剤組成物
は、有機油状態物質で汚染された基材表面に高い接着性
を有し、4.0〜1.0MPaの剪断接着強度(JIS
K6850に準拠)を示す。また、エンジンオイルや
自動変速機油の泡立ちを抑制する効果(JIS K68
50に準拠)も有し、その泡立ち性は、100ml以下
である。
合量で配合して得られる本発明のシーリング剤組成物
は、有機油状態物質で汚染された基材表面に高い接着性
を有し、4.0〜1.0MPaの剪断接着強度(JIS
K6850に準拠)を示す。また、エンジンオイルや
自動変速機油の泡立ちを抑制する効果(JIS K68
50に準拠)も有し、その泡立ち性は、100ml以下
である。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら
限定されるものではない。なお、各例中の「部」はいず
れも「重量部」を示す。 (実施例1)比表面積が115m2/gで吸油量が13
0ml/100gのカーボンブラック100部(旭カー
ボン(株)、旭#80)に対し、シランカップリング剤
(日本ユニカー(株)、アミノシランA1100)1部
を準備し、これをエチルアルコールで希釈した。希釈し
たシランカップリング剤をカーボンブラックと攪拌混合
して含浸させた後、室温で10分以上乾燥させた。次い
で、25℃の粘度が3000cStのオルガノポリシロ
キサン100部に対し、上述の前処理を施したカーボン
ブラックを10部、粘度が10万cStのジメチルポリ
シロキサン(信越化学(株)、KF96H−10万、平
均分子量10万)を0.05部、及びジブチル錫ジメト
キシを0.5部加えて均一になるまで混練した後、乾燥
空気中でメチルエチルケトオキシムシランを5部配合し
て、実施例1の1液室温硬化型シーリング剤組成物を調
製した。なお、参考のため、配合比を表1に示す。
詳細に説明するが、本発明はこれら実施例によって何ら
限定されるものではない。なお、各例中の「部」はいず
れも「重量部」を示す。 (実施例1)比表面積が115m2/gで吸油量が13
0ml/100gのカーボンブラック100部(旭カー
ボン(株)、旭#80)に対し、シランカップリング剤
(日本ユニカー(株)、アミノシランA1100)1部
を準備し、これをエチルアルコールで希釈した。希釈し
たシランカップリング剤をカーボンブラックと攪拌混合
して含浸させた後、室温で10分以上乾燥させた。次い
で、25℃の粘度が3000cStのオルガノポリシロ
キサン100部に対し、上述の前処理を施したカーボン
ブラックを10部、粘度が10万cStのジメチルポリ
シロキサン(信越化学(株)、KF96H−10万、平
均分子量10万)を0.05部、及びジブチル錫ジメト
キシを0.5部加えて均一になるまで混練した後、乾燥
空気中でメチルエチルケトオキシムシランを5部配合し
て、実施例1の1液室温硬化型シーリング剤組成物を調
製した。なお、参考のため、配合比を表1に示す。
【0015】(実施例2、3)実施例2では、上述の前
処理済カーボンブラックを1部、実施例3ではこの前処
理済カーボンブラック15部を配合した他は実施例1と
同様にして、それぞれ実施例2及び実施例3の1液室温
硬化型シーリング剤を調製した。 (実施例4)比表面積が77m2/g、吸油量が101
ml/100gのカーボンブラック(旭カーボン
(株)、旭#70)を用いた他は実施例1と同様にし
て、実施例4の1液室温硬化型シーリング剤を調製し
た。
処理済カーボンブラックを1部、実施例3ではこの前処
理済カーボンブラック15部を配合した他は実施例1と
同様にして、それぞれ実施例2及び実施例3の1液室温
硬化型シーリング剤を調製した。 (実施例4)比表面積が77m2/g、吸油量が101
ml/100gのカーボンブラック(旭カーボン
(株)、旭#70)を用いた他は実施例1と同様にし
て、実施例4の1液室温硬化型シーリング剤を調製し
た。
【0016】(実施例5)ジメチルポリシロキサンを
0.1部配合した他は実施例1と同様にして、実施例5
の1液室温硬化型シーリング剤を調製した。 (実施例6)ジメチルポリシロキサンを0.01部配合
した他は実施例1と同様にして、実施例6の1液室温硬
化型シーリング剤を調製した。 (実施例7)粘度が50万cStのジメチルポリシロキ
サン(信越化学(株)、KF96H−50万、平均分子
量50万)を0.05部配合した他は実施例1と同様に
して、実施例7の1液室温硬化型シーリング剤を調製し
た。
0.1部配合した他は実施例1と同様にして、実施例5
の1液室温硬化型シーリング剤を調製した。 (実施例6)ジメチルポリシロキサンを0.01部配合
した他は実施例1と同様にして、実施例6の1液室温硬
化型シーリング剤を調製した。 (実施例7)粘度が50万cStのジメチルポリシロキ
サン(信越化学(株)、KF96H−50万、平均分子
量50万)を0.05部配合した他は実施例1と同様に
して、実施例7の1液室温硬化型シーリング剤を調製し
た。
【0017】(比較例1)前処理済カーボンブラック及
びジメチルポリシロキサンを配合しない以外は実施例1
と同様にして、比較例1の1液室温硬化型シーリング剤
組成物を調製した。なお、以下の比較例も含めて配合比
を表2に示す。 (比較例2、3)比較例2では、前処理済カーボンブラ
ックを0.2部、比較例3では前処理済カーボンブラッ
ク20部を配合した以外は実施例1と同様にして、それ
ぞれ比較例2及び比較例3の1液室温硬化型シーリング
剤を調製した。
びジメチルポリシロキサンを配合しない以外は実施例1
と同様にして、比較例1の1液室温硬化型シーリング剤
組成物を調製した。なお、以下の比較例も含めて配合比
を表2に示す。 (比較例2、3)比較例2では、前処理済カーボンブラ
ックを0.2部、比較例3では前処理済カーボンブラッ
ク20部を配合した以外は実施例1と同様にして、それ
ぞれ比較例2及び比較例3の1液室温硬化型シーリング
剤を調製した。
【0018】(比較例4)比表面積が23m2/g、吸
油量が63ml/100gのカーボンブラック(旭カー
ボン(株)、旭#50)を用いた他は実施例1と同様に
して、比較例4の1液室温硬化型シーリング剤を調製し
た。 (比較例5)ジメチルポリシロキサンを0.5部配合し
た他は実施例1と同様にして、比較例5の1液室温硬化
型シーリング剤を調製した。
油量が63ml/100gのカーボンブラック(旭カー
ボン(株)、旭#50)を用いた他は実施例1と同様に
して、比較例4の1液室温硬化型シーリング剤を調製し
た。 (比較例5)ジメチルポリシロキサンを0.5部配合し
た他は実施例1と同様にして、比較例5の1液室温硬化
型シーリング剤を調製した。
【0019】(比較例6)粘度が6000cStのジメ
チルポリシロキサン(信越化学(株)、KF96H−6
000、平均分子量5万)を0.1部配合した他は実施
例1と同様にして、比較例6の1液室温硬化型シーリン
グ剤を調製した。 (比較例7)粘度が100万cStのジメチルポリシロ
キサン(信越化学(株)、KF96H−100万、平均
分子量100万)を0.1部配合した他は実施例1と同
様にして、比較例7の1液室温硬化型シーリング剤を調
製した。
チルポリシロキサン(信越化学(株)、KF96H−6
000、平均分子量5万)を0.1部配合した他は実施
例1と同様にして、比較例6の1液室温硬化型シーリン
グ剤を調製した。 (比較例7)粘度が100万cStのジメチルポリシロ
キサン(信越化学(株)、KF96H−100万、平均
分子量100万)を0.1部配合した他は実施例1と同
様にして、比較例7の1液室温硬化型シーリング剤を調
製した。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】(性能評価) (1)油付着接合面への接着性 エンジンオイル(7.5W−30)及び自動変速機油
(日産マチックD)をトルエンでそれぞれ10重量%及
び100重量%に希釈したものを、100(長さ)×2
5(幅)×2(厚)mmのアルミニウム試験片に付着さ
せ、付着油量レベルを調整した。次いで、これら試験片
に、各例のシーリング剤を25×10mmで0.5mm
厚に塗布した後、100(長さ)×25(幅)×0.8
(厚)の塗装鋼板と接合し、20℃、65%RHで7日
間養生した。しかる後、アルミニウム試験片と塗装鋼板
との剪断強度をJIS K6850に準じて測定し、各
例のシーリング剤の接着性の評価尺度とした。得られた
結果を表3に示す。 (2)泡立ち性 各例のシーリング剤2.0gをポリプロピレン製試験片
に塗布し、500mlの自動変速機油(日産マチック
D)に60℃で1時間浸漬した。次いで、シーリング剤
を塗布した試験片を除去し、得られた自動変速機油につ
き、JIS K2518に準じて泡立ち性試験を行っ
た。得られた結果を表3に示す。
(日産マチックD)をトルエンでそれぞれ10重量%及
び100重量%に希釈したものを、100(長さ)×2
5(幅)×2(厚)mmのアルミニウム試験片に付着さ
せ、付着油量レベルを調整した。次いで、これら試験片
に、各例のシーリング剤を25×10mmで0.5mm
厚に塗布した後、100(長さ)×25(幅)×0.8
(厚)の塗装鋼板と接合し、20℃、65%RHで7日
間養生した。しかる後、アルミニウム試験片と塗装鋼板
との剪断強度をJIS K6850に準じて測定し、各
例のシーリング剤の接着性の評価尺度とした。得られた
結果を表3に示す。 (2)泡立ち性 各例のシーリング剤2.0gをポリプロピレン製試験片
に塗布し、500mlの自動変速機油(日産マチック
D)に60℃で1時間浸漬した。次いで、シーリング剤
を塗布した試験片を除去し、得られた自動変速機油につ
き、JIS K2518に準じて泡立ち性試験を行っ
た。得られた結果を表3に示す。
【0023】
【表3】
【0024】表3から、実施例1〜7のシーリング剤
は、比較例1〜7のシーリング剤に比し、接着性に優
れ、しかも泡立ち性(泡立ち抑制力)にも優れることが
分かる。この結果から、本発明のシーリング剤組成物
が、有機油状態物質で汚染された基材表面に高い接着性
を有し、且つ本発明のシーリング剤組成物を用いれば、
エンジンオイルや自動変速機油の泡立ちが良好に抑制さ
れることが明かである。
は、比較例1〜7のシーリング剤に比し、接着性に優
れ、しかも泡立ち性(泡立ち抑制力)にも優れることが
分かる。この結果から、本発明のシーリング剤組成物
が、有機油状態物質で汚染された基材表面に高い接着性
を有し、且つ本発明のシーリング剤組成物を用いれば、
エンジンオイルや自動変速機油の泡立ちが良好に抑制さ
れることが明かである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特定のオルガノポリシロキサン、カーボンブラック及び
ジメチルポリシロキサンを配合することとしたため、有
機油状態物質で汚染された基材表面に高い接着性を示
し、エンジンオイルや自動変速機油の泡立ちを抑制する
1液室温硬化型シーリング剤組成物を提供することがで
きる。従って、本発明のシーリング剤組成物は、潤滑油
や作動油などの有機油状態物質で汚染された基材表面の
接合に用いるのに好適であり、また、接触する油への影
響を嫌う部位にも使用することができる。
特定のオルガノポリシロキサン、カーボンブラック及び
ジメチルポリシロキサンを配合することとしたため、有
機油状態物質で汚染された基材表面に高い接着性を示
し、エンジンオイルや自動変速機油の泡立ちを抑制する
1液室温硬化型シーリング剤組成物を提供することがで
きる。従って、本発明のシーリング剤組成物は、潤滑油
や作動油などの有機油状態物質で汚染された基材表面の
接合に用いるのに好適であり、また、接触する油への影
響を嫌う部位にも使用することができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 オルガノポリシロキサン100重量部
と、アミノ系シランカップリング剤で表面処理されたカ
ーボンブラック1〜15重量部と、ジメチルポリシロキ
サン0.1重量部以下と、一分子中に2個以上の加水分
解性を有するオルガノシラン又はオルガノシロキサンと
を含有することを特徴とする1液室温硬化型シーリング
剤組成物。 - 【請求項2】 上記オルガノシラン又はオルガノシロキ
サンの含有量が、80〜120重量部であることを特徴
とする請求項1記載のシーリング剤組成物。 - 【請求項3】 上記アミノ系シランカップリング剤で表
面処理する前のカーボンブラックの吸油量が100〜2
00ml/100g、比表面積が70m2/g以上であ
ることを特徴とする請求項1又は2記載のシーリング剤
組成物。 - 【請求項4】 上記ジメチルポリシロキサンの平均分子
量が10万〜80万であることを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1つの項に記載のシーリング剤組成物。 - 【請求項5】 上記オルガノシラン又はオルガノシロキ
サンが、メチルエチルケトオキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン及びメルカプトプロピルトリメトキシシラ
ンより成る群から選ばれた1又は2種以上のものである
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に記
載のシーリング剤組成物。 - 【請求項6】 オルガノポリシロキサンと、アミノ系シ
ランカップリング剤で表面処理されたカーボンブラック
と、ジメチルポリシロキサンとを含有し、剪断接着強度
が、4.0〜1.0MPaであることを特徴とする1液
室温硬化型シーリング剤組成物。 - 【請求項7】 泡立ち性が、100ml以下であること
を特徴とする請求項6記載の1液室温硬化型シーリング
剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26464395A JPH0987612A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 1液室温硬化型シーリング剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26464395A JPH0987612A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 1液室温硬化型シーリング剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0987612A true JPH0987612A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17406211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26464395A Pending JPH0987612A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 1液室温硬化型シーリング剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0987612A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998045361A1 (en) * | 1997-04-09 | 1998-10-15 | Cabot Corporation | A method to improve traction using silicon-treated carbon blacks |
US7365110B2 (en) | 2003-06-27 | 2008-04-29 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Rubber composition |
JP2008116956A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Samsung Sdi Co Ltd | プラズマディスプレイ装置 |
DE102008053737A1 (de) | 2007-11-14 | 2009-05-20 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd., Osaka-shi | Kautschukzusammensetzung und Luftreifen |
DE102008053738A1 (de) | 2007-11-14 | 2009-05-20 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd., Osaka-shi | Kautschukzusammensetzung und Luftreifen |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP26464395A patent/JPH0987612A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998045361A1 (en) * | 1997-04-09 | 1998-10-15 | Cabot Corporation | A method to improve traction using silicon-treated carbon blacks |
US7365110B2 (en) | 2003-06-27 | 2008-04-29 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Rubber composition |
JP2008116956A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Samsung Sdi Co Ltd | プラズマディスプレイ装置 |
JP4564039B2 (ja) * | 2006-10-31 | 2010-10-20 | 三星エスディアイ株式会社 | プラズマディスプレイ装置 |
US8174822B2 (en) | 2006-10-31 | 2012-05-08 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Plasma display device |
DE102008053737A1 (de) | 2007-11-14 | 2009-05-20 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd., Osaka-shi | Kautschukzusammensetzung und Luftreifen |
DE102008053738A1 (de) | 2007-11-14 | 2009-05-20 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd., Osaka-shi | Kautschukzusammensetzung und Luftreifen |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040611 |
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A02 | Decision of refusal |
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