JPH0987112A - 植物成長促進剤 - Google Patents
植物成長促進剤Info
- Publication number
- JPH0987112A JPH0987112A JP27477095A JP27477095A JPH0987112A JP H0987112 A JPH0987112 A JP H0987112A JP 27477095 A JP27477095 A JP 27477095A JP 27477095 A JP27477095 A JP 27477095A JP H0987112 A JPH0987112 A JP H0987112A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plant growth
- soil
- plant
- promoting agent
- urea derivative
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】比較的簡単な構造の化合物から成る植物成長促
進剤、特に、葉菜類に好適な植物成長促進剤を提供す
る。 【解決手段】下記一般式(1)で表される尿素誘導体か
ら成る植物成長促進剤。 【化1】 NH2 −CO−NH・CH(R1 NH2 )−R2 NH2 ・・・(1) (一般式中、R1 及びR2 は、炭素数1〜5のアルキル
基を表す。)
進剤、特に、葉菜類に好適な植物成長促進剤を提供す
る。 【解決手段】下記一般式(1)で表される尿素誘導体か
ら成る植物成長促進剤。 【化1】 NH2 −CO−NH・CH(R1 NH2 )−R2 NH2 ・・・(1) (一般式中、R1 及びR2 は、炭素数1〜5のアルキル
基を表す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物成長促進剤に
関するものであり、詳しくは、特に、葉菜類に好適な植
物成長促進剤に関するものである。
関するものであり、詳しくは、特に、葉菜類に好適な植
物成長促進剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、成長促進、萌芽促進、塾期遅
延など各種の植物成長調整剤が実用に供されている。従
来の植物成長調整剤は、比較的複雑な構造の化合物が多
い。
延など各種の植物成長調整剤が実用に供されている。従
来の植物成長調整剤は、比較的複雑な構造の化合物が多
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、比較
的簡単な構造の化合物から成る植物成長促進剤、特に、
葉菜類に好適な植物成長促進剤を提供することにある。
的簡単な構造の化合物から成る植物成長促進剤、特に、
葉菜類に好適な植物成長促進剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、下記一般式(1)で表される尿素誘導体から成るこ
とを特徴とする植物成長促進剤に存する。
は、下記一般式(1)で表される尿素誘導体から成るこ
とを特徴とする植物成長促進剤に存する。
【0005】
【化2】 NH2 −CO−NH・CH(R1 NH2 )−R2 NH2 ・・・(1) (一般式中、R1 及びR2 は、炭素数1〜5のアルキル
基を表す。)
基を表す。)
【0006】
【発明の実施の形態】上記の一般式(1)中のアルキル
基の具体例として、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ペンチル基などの直鎖状低級アルキル基や対
応する分岐状アルキル基が挙げられる。本発明で使用さ
れる尿素誘導体の具体例としては、例えば、次の化合物
が挙げられる。
基の具体例として、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ペンチル基などの直鎖状低級アルキル基や対
応する分岐状アルキル基が挙げられる。本発明で使用さ
れる尿素誘導体の具体例としては、例えば、次の化合物
が挙げられる。
【0007】
【化3】 (a)NH2 −CO−NH・CH(CH2 NH 2)CH2 NH2 (b)NH2 −CO−NH・CH(C2 H4 NH 2)CH2 NH2 (c)NH2 −CO−NH・CH(CH2 NH 2)C2 H4 NH2 (d)NH2 −CO−NH・CH(C2 H4 NH 2)C2 H4 NH 2
【0008】上記の様な尿素誘導体は、何れも略同等の
植物成長促進効果を有するが、特に、(a)のN−
[(1−アミノエチル−2−アミノ)−エチル]尿素が
葉菜類に対して顕著な成長促進効果を発揮するために奨
励される。
植物成長促進効果を有するが、特に、(a)のN−
[(1−アミノエチル−2−アミノ)−エチル]尿素が
葉菜類に対して顕著な成長促進効果を発揮するために奨
励される。
【0009】本発明の植物成長促進剤は、例えば、レタ
ス、小松菜、広島菜、雪白大根などの葉菜類、トマト、
ナス、キュウリ等の果菜類、サルビア、朝顔などの花卉
類などに適用される。特に、本発明の植物成長促進剤
は、葉菜類に好適に適用され、生育促進・増収効果を発
揮する。本発明の植物成長促進剤は、通常10〜100
ppm、好ましくは30〜50ppmの水溶液として使
用される。
ス、小松菜、広島菜、雪白大根などの葉菜類、トマト、
ナス、キュウリ等の果菜類、サルビア、朝顔などの花卉
類などに適用される。特に、本発明の植物成長促進剤
は、葉菜類に好適に適用され、生育促進・増収効果を発
揮する。本発明の植物成長促進剤は、通常10〜100
ppm、好ましくは30〜50ppmの水溶液として使
用される。
【0010】土壌としては、微生物の生息する通常の土
壌が使用される。加熱処理や殺菌処理などの加工された
土壌は好ましくない。特に、本発明の植物成長促進剤に
対しては、シュードモナス(Pseudomonas)
が多く生息する土壌が好適に使用される。斯かる土壌と
して、例えば、市販の「ポーラス1号」などが挙げられ
る。
壌が使用される。加熱処理や殺菌処理などの加工された
土壌は好ましくない。特に、本発明の植物成長促進剤に
対しては、シュードモナス(Pseudomonas)
が多く生息する土壌が好適に使用される。斯かる土壌と
して、例えば、市販の「ポーラス1号」などが挙げられ
る。
【0011】本発明の植物成長促進剤の施用の時期は、
葉菜類の場合は、成長の初期段階、具体的には本葉が1
〜2cm程度成長した段階で施用するのが好ましい。そ
して、本葉が充分に展開して経済的使用に耐え得る状態
の段階で収穫することにより、対照区に比し1.5倍以
上の増収を図ることが出来る。
葉菜類の場合は、成長の初期段階、具体的には本葉が1
〜2cm程度成長した段階で施用するのが好ましい。そ
して、本葉が充分に展開して経済的使用に耐え得る状態
の段階で収穫することにより、対照区に比し1.5倍以
上の増収を図ることが出来る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に何ら限定されものではない。
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に何ら限定されものではない。
【0013】実施例1 直径12cmのビニルポットに500gの土壌(赤玉土
および「ポーラス1号」を1:1の割合で混合した土
壌)にレタスを播種し、本葉が1〜2cm程度成長した
段階でN−[(1−アミノエチル−2−アミノ)−エチ
ル]の40ppm水溶液をポット当たり25cc施用
し、本葉が充分に展開するまで生育させて収穫した。ビ
ニルポット数は、試験区および対照区とも30個とし
た。試験区の収穫量を対照区と比較した結果、1.6重
量倍の増収が認められた。斯かる増収効果は、小松菜、
広島菜、雪白大根についても同様に認められた。
および「ポーラス1号」を1:1の割合で混合した土
壌)にレタスを播種し、本葉が1〜2cm程度成長した
段階でN−[(1−アミノエチル−2−アミノ)−エチ
ル]の40ppm水溶液をポット当たり25cc施用
し、本葉が充分に展開するまで生育させて収穫した。ビ
ニルポット数は、試験区および対照区とも30個とし
た。試験区の収穫量を対照区と比較した結果、1.6重
量倍の増収が認められた。斯かる増収効果は、小松菜、
広島菜、雪白大根についても同様に認められた。
【0014】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、比較的簡
単な構造の化合物であって安価に入手出来る植物成長促
進剤が提供される。従って、本発明は、農業分野に寄与
するところが大きい。
単な構造の化合物であって安価に入手出来る植物成長促
進剤が提供される。従って、本発明は、農業分野に寄与
するところが大きい。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表される尿素誘導体
から成ることを特徴とする植物成長促進剤。 【化1】 NH2 −CO−NH・CH(R1 NH2 )−R2 NH2 ・・・(1) (一般式中、R1 及びR2 は、炭素数1〜5のアルキル
基を表す。) - 【請求項2】 尿素誘導体がN−[(1−アミノエチル
−2−アミノ)−エチル]尿素である請求項1に記載の
植物成長促進剤。 - 【請求項3】 対象植物が葉菜類である請求項1又は2
に記載の植物成長促進剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27477095A JPH0987112A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 植物成長促進剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27477095A JPH0987112A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 植物成長促進剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0987112A true JPH0987112A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17546335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27477095A Withdrawn JPH0987112A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 植物成長促進剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0987112A (ja) |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP27477095A patent/JPH0987112A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |