JPH0986645A - ロール状物体の搬送装置 - Google Patents

ロール状物体の搬送装置

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JPH0986645A
JPH0986645A JP27370595A JP27370595A JPH0986645A JP H0986645 A JPH0986645 A JP H0986645A JP 27370595 A JP27370595 A JP 27370595A JP 27370595 A JP27370595 A JP 27370595A JP H0986645 A JPH0986645 A JP H0986645A
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JP
Japan
Prior art keywords
roll
shaped object
slats
slat
chain
Prior art date
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Pending
Application number
JP27370595A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Saito
信也 斎藤
Tadakazu Hatanaka
忠和 畑中
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0986645A publication Critical patent/JPH0986645A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より安価に製造すること、チェーンの駆
動力を低減するとともにチェーンの小型化を実現するこ
と、排出分岐機構のコンパクト化を実現することなどが
できるロール状物体の搬送装置20を提供すること。 【解決手段】 従来のようにスラット6をスラットコン
ベアの全長にわたって設けるのではなくロール状物体R
を保持しているスラット6のみを設けること、およびス
ラット6の牽引用としてその中央部にドラッグチェーン
22を設けることに着目したもので、ロール状物体Rを
保持する一群のスラット6と、各スラット6の群の間に
所定の間隔をあけた状態で、これらのスラット6を搬送
路上に走行させるためのキャタピラー台車21と、キャ
タピラー台車21を搬送路に沿って牽引可能なドラッグ
チェーン22と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロール状物体の搬送
装置にかかるもので、とくに従来のスラットコンベアと
同一機能を果たしつつ、より安価に製造可能なロール状
物体の搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば紙ロールなどロール
状物体を搬送する搬送装置としてはスラットコンベア類
をあげることができる。図7および図8にもとづき概説
する。図7は、スラットコンベア1の概略斜視図であっ
て、このスラットコンベア1は、搬送方向に沿って設け
た左右一対および上下一対の支持フレーム2と、支持フ
レーム2上に設けたレール3と、それぞれのレール3上
を転動する左右一対のエンドレスのコンベアリンクチェ
ーン4と、コンベアリンクチェーン4を駆動する左右一
対の駆動用スプロケット5と、短冊形状のスラット6
と、を有する。
【0003】スラット6は、コンベアリンクチェーン4
の各リンクごとに橋渡してスラットコンベア1の全長に
わたってこれを取り付け、スラット6上にロール状物体
Rあるいは箱物などその他の被搬送物を載置して搬送し
ている。
【0004】このスラット6は、鉄板製が一般的であ
り、スラットコンベア1全体にわたって取り付けてある
ためその総重量が重くなるとともに、とくに輸送能力
(単位時間あたりの搬送個数)が小さい場合には、空白
部のスラット6が無駄となることと重なって、コスト高
となるという問題がある。
【0005】さらに、スラットコンベア1の所定箇所に
おいて、とくにロール状物体Rの搬送方向に対して直角
方向(排出分岐方向)にロール状物体Rを排出ないし分
岐する必要があるときには、図8に示すような、排出分
岐機構7を用いている。
【0006】図8は、スラットコンベア1における搬送
方向からみた排出分岐機構7の概略側面図であって、排
出分岐機構7は、蹴出し用の回動アーム8と、蹴出し用
シリンダー9と、アーム回動軸10とを有する。蹴出し
用シリンダー9を操作することにより、回動アーム8を
アーム回動軸10のまわりに回動させて、ロール状物体
Rを所定方向に蹴り出し、これを排出分岐する。
【0007】したがって、従来のスラットコンベア1で
は、排出分岐用として大型の回動アーム8を装備した排
出分岐機構7を別途必要とし、こうした面からもコスト
高となるとともに、装置の大型化をまねくという問題が
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
諸問題にかんがみなされたもので、より安価に製造する
ことができるロール状物体の搬送装置を提供することを
課題とする。
【0009】また本発明は、チェーンの駆動力を低減す
るとともにチェーンの小型化を実現することができるロ
ール状物体の搬送装置を提供することを課題とする。
【0010】また本発明は、排出分岐機構のコンパクト
化を実現することができるロール状物体の搬送装置を提
供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、従来
のようにスラットをスラットコンベアの全長にわたって
設けるのではなくロール状物体を保持しているスラット
のみを設けること、およびスラットの牽引用としてその
中央部にドラッグチェーンを設けることに着目したもの
で、ロール状物体を保持して所定の搬送路上を搬送する
ロール状物体の搬送装置であって、上記ロール状物体を
保持する一群のスラットと、各スラットの群の間に所定
の間隔をあけた状態で、これらのスラットを上記搬送路
上に走行させるためのキャタピラー台車と、このキャタ
ピラー台車を上記搬送路に沿って牽引可能なドラッグチ
ェーンと、を有することを特徴とするロール状物体の搬
送装置である。
【0012】上記ドラッグチェーンおよび上記スラット
を互いにピン接合し、このスラットを傾斜可能とするこ
とができる。
【0013】本発明によるロール状物体の搬送装置は、
ロール状物体以外にも、円筒状の被搬送物の搬送および
仕分けなどにこれを応用することができる。
【0014】本発明によるロール状物体の搬送装置にお
いては、ロール状物体を保持しているキャタピラー台車
以外の部分におけるスラットおよびエンドレスのコンベ
アリンクチェーンを省略したので、重量および総数とも
に多数を占めるスラットの数を減らすことが可能とな
り、装置全体のコストを低減することができる。
【0015】また、牽引する必要がある重量部分が減少
するので、駆動力の低減および小型のチェーンの採用が
可能となる。
【0016】さらに、排出分岐機構として、スラットお
よびキャタピラー台車を傾斜可能に構成すれば、簡単な
機構でロール状物体を分岐ないし排出することができ、
コンパクトなロール状物体の搬送装置とすることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施の形態による
ロール状物体の搬送装置を図1ないし図6にもとづき説
明する。ただし、図7および図8と同様の部分には同一
符号を付しその詳述はこれを省略する。図1は、第1の
実施の形態によるロール状物体の搬送装置20の概略斜
視図、図2は、同、断面図であり、ロール状物体の搬送
装置20は、前記支持フレーム2と、前記レール3と、
レール3上を転動するキャタピラー台車21と、前記ス
ラット6の各群と、スラット6の中央を牽引するエンド
レスのドラッグチェーン22と、このドラッグチェーン
22を駆動する単一の駆動用スプロケット23と、を有
する。
【0018】キャタピラー台車21は、左右一対のレー
ル3にまたがる台車フレーム24と、台車フレーム24
の外方に設けたエンドレスの支持ローラーチェーン25
とを有し、ロール状物体Rを保持する部分にのみに、ス
ラット6の群とともにこれを設ける。なお支持ローラー
チェーン25は、従来のスラットコンベア1におけるエ
ンドレスのコンベアリンクチェーン4のローラーを車輪
群としている。
【0019】すなわち、ロール状物体Rは、必要搬送能
力および排出分岐点の位置などにより、それぞれの間に
所定間隔をあけてこれを搬送するものであり、搬送する
ロール状物体Rがない空白部分にはキャタピラー台車2
1つまりスラット6を設けていない。
【0020】排出分岐が終了して空になったキャタピラ
ー台車21およびスラット6の群は、末端の駆動用スプ
ロケット23により従来のスラットコンベア1と同様に
回転し、帰り側に引き込まれる。なおキャタピラー台車
21の支持ローラーチェーン25は、この回転の際、末
端ガイド(図示せず)により保持ガイドされる。
【0021】スラット6の上面部6Aは、これを中央側
に下降傾斜させてロール状物体Rをスラット6の中央に
安定して保持可能としている。さらに、このスラット6
の中央部にドラッグチェーン22を取り付けることによ
り、ロール状物体Rの重心位置を牽引し、安定した搬送
を保証している。
【0022】こうした構成のロール状物体の搬送装置2
0において、中央のエンドレスのドラッグチェーン22
の牽引作用によってキャタピラー台車21が走行し、ス
ラット6上のロール状物体Rを搬送する。
【0023】すなわち、キャタピラー台車21がロール
状物体Rの荷重支持を行うとともに、ドラッグチェーン
22が牽引作用を行うことになる。
【0024】かくして、重量がありコスト高の原因とな
っていたスラット6の数を減少させることができるの
で、ロール状物体の搬送装置20全体を安価に製造する
ことが可能となる。
【0025】さらに、牽引されるキャタピラー台車21
部分の重量自体が少ないので、ドラッグチェーン22は
小型のものでよく、駆動用スプロケット23の駆動力も
小さいものでよい。
【0026】図3は、本発明の第2の実施の形態による
ロール状物体の搬送装置31を採用した搬送システム3
0の要部平面図であって、搬送システム30は、ロール
状物体の搬送装置31と、搬送路32と、排出分岐路3
3とを有する。
【0027】搬送路32と排出分岐路33とが交差する
分岐部分に排出分岐機構34を設けてある。図4は、ロ
ール状物体の搬送装置31のうち排出分岐機構34の拡
大平面図、図5は、同、側面図、図6は、同、搬送方向
における上方部分の断面図であって、当該ロール状物体
の搬送装置31においては、前述のロール状物体の搬送
装置20(図1)におけるドラッグチェーン22とスラ
ット6とをピン結合している。
【0028】すなわちロール状物体の搬送装置31は、
ロール状物体の搬送装置20におけるエンドレスのドラ
ッグチェーン22とスラット6とを傾斜回動軸35の部
分でピン結合している。
【0029】排出分岐機構34は、この傾斜回動軸35
と、転向フレーム36と、半円形の回動枠37と、一対
の支持ローラー38と、ガイドローラー39と、油圧シ
リンダー40と、を有する。
【0030】転向フレーム36は、搬送方向32におけ
る支持フレーム2と同一レベルではあるが、その前後に
おいて支持フレーム2とは切り離されており、固定状態
の支持フレーム2およびその上のレール3とは別に傾斜
回動軸35のまわりに回動可能としてある。
【0031】つまり排出分岐機構34の部分において、
転向フレーム36およびその上のレール3まで走行して
きたキャタピラー台車21およびスラット6の群は転向
フレーム36とともに傾斜回動が可能となる。
【0032】半円形の回動枠37は、一対の支持ローラ
ー38およびガイドローラー39によりその上下から支
持されて、油圧シリンダー40の操作により転向フレー
ム36とともに所定の軌跡内を回動する。
【0033】こうした構成の搬送システム30および排
出分岐機構34において、図1のロール状物体の搬送装
置20と同様に、中央のドラッグチェーン22の牽引に
よりキャタピラー台車21が走行し、スラット6上のロ
ール状物体Rを搬送する。
【0034】排出分岐機構34の部分に到達したときに
キャタピラー台車21およびスラット6の走行を停止す
る。この停止状態で、スラット6は支持フレーム2のレ
ール3から排出分岐機構34における転向フレーム36
のレール3に乗り移っている。
【0035】したがって、油圧シリンダー40を操作す
ることにより半円形の回動枠37を所定方向に回動させ
れば、転向フレーム36がレール3とともにスラット6
全体、つまりロール状物体Rを排出分岐路33方向に傾
斜させるので、ロール状物体Rを搬送路32から排出分
岐路33に排出分岐することができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来のス
ラットコンベアにおいてロール状物体を保持している部
分以外のスラットおよびコンベアリンクチェーンを取り
除き、ドラッグチェーンによりキャタピラー台車を牽引
する構造としたので、スラットの数を減少させ、コスト
の低減を実現することができる。
【0037】さらに、スラットを傾斜可能な排出分岐機
構を組み込むこととすれば、従来の排出分岐機構のよう
な大型の機構を採用することなく、ロール状物体の排出
分岐が可能となる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるロール状物体
の搬送装置20の概略斜視図である。
【図2】同、ロール状物体の搬送装置20の断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態によるロール状物体
の搬送装置31を採用した搬送システム30の要部平面
図である。
【図4】同、ロール状物体の搬送装置31のうち排出分
岐機構34の拡大平面図である。
【図5】同、排出分岐機構34の側面図である。
【図6】同、排出分岐機構34の搬送方向の上方部分の
断面図である。
【図7】従来のスラットコンベア1の概略斜視図であ
る。
【図8】同、スラットコンベア1における搬送方向から
みた排出分岐機構7の概略側面図である。
【符号の説明】
1 スラットコンベア(図7) 2 左右一対および上下一対の支持フレーム 3 レール 4 左右一対のエンドレスのコンベアリンクチェーン 5 左右一対の駆動用スプロケット 6 短冊形状のスラット 6A スラット6の上面部(図2) 7 排出分岐機構(図8) 8 蹴出し用の回動アーム 9 蹴出し用シリンダー 10 アーム回動軸 20 ロール状物体の搬送装置(図1) 21 キャタピラー台車 22 エンドレスのドラッグチェーン 23 単一の駆動用スプロケット 24 台車フレーム 25 支持ローラーチェーン 30 搬送システム(図3) 31 ロール状物体の搬送装置 32 搬送路 33 排出分岐路 34 排出分岐機構(図6) 35 傾斜回動軸 36 転向フレーム 37 半円形の回動枠 38 一対の支持ローラー 39 ガイドローラー 40 油圧シリンダー R 紙ロールその他のロール状物体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状物体を保持して所定の搬送路
    上を搬送するロール状物体の搬送装置であって、 前記ロール状物体を保持する一群のスラットと、 各スラットの群の間に所定の間隔をあけた状態で、これ
    らのスラットを前記搬送路上に走行させるためのキャタ
    ピラー台車と、 このキャタピラー台車を前記搬送路に沿って牽引可能な
    ドラッグチェーンと、 を有することを特徴とするロール状物体の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ドラッグチェーンおよび前記スラ
    ットを互いにピン接合し、このスラットを傾斜可能とし
    たことを特徴とする請求項1記載のロール状物体の搬送
    装置。
JP27370595A 1995-09-28 1995-09-28 ロール状物体の搬送装置 Pending JPH0986645A (ja)

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JP27370595A JPH0986645A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 ロール状物体の搬送装置

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