JPH0986502A - 液体充填装置 - Google Patents
液体充填装置Info
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- JPH0986502A JPH0986502A JP24400095A JP24400095A JPH0986502A JP H0986502 A JPH0986502 A JP H0986502A JP 24400095 A JP24400095 A JP 24400095A JP 24400095 A JP24400095 A JP 24400095A JP H0986502 A JPH0986502 A JP H0986502A
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- Japan
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- liquid
- filling
- chamber
- nozzle cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 口部の小さい容器に液垂れなく高精度で液体
を充填する。 【手段】充填室２を形成するケース本体１と、ケース本
体１の下端部に連通されたノズル筒７との間に、ノズル
筒７側ほど縮径される円錐状の座受け面2aを形成し、こ
の充填室２内に、エアシリンダ部６に弁軸４を介して昇
降され前記座受け面2aに当接して充填室２とノズル筒７
を閉止する弁体３を設け、この弁体３に、弁体３の下降
閉止時に充填室２からノズル筒７に嵌入してノズル筒７
内の充填液体を押し出す液切り部材８を設けた。
を充填する。 【手段】充填室２を形成するケース本体１と、ケース本
体１の下端部に連通されたノズル筒７との間に、ノズル
筒７側ほど縮径される円錐状の座受け面2aを形成し、こ
の充填室２内に、エアシリンダ部６に弁軸４を介して昇
降され前記座受け面2aに当接して充填室２とノズル筒７
を閉止する弁体３を設け、この弁体３に、弁体３の下降
閉止時に充填室２からノズル筒７に嵌入してノズル筒７
内の充填液体を押し出す液切り部材８を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高粘度で液垂れの
おそれのある液体を容器に充填する液体充填装置に関す
る。
おそれのある液体を容器に充填する液体充填装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、高粘度でノズルからの液垂れも多
い液体、たとえば油分を含むマヨネーズ、または液体糊
や接着剤を充填する充填装置には、ノズル内に内側から
弁体を嵌合して開閉するとともに、この弁体の先端面の
外周を液が付着しにくい鋭角部を有する円錐凹面に構成
したものや、ノズル口を外側から閉止する弁体の先端部
に、垂れ落ちる液体を吸引する導通孔を形成したものが
ある。
い液体、たとえば油分を含むマヨネーズ、または液体糊
や接着剤を充填する充填装置には、ノズル内に内側から
弁体を嵌合して開閉するとともに、この弁体の先端面の
外周を液が付着しにくい鋭角部を有する円錐凹面に構成
したものや、ノズル口を外側から閉止する弁体の先端部
に、垂れ落ちる液体を吸引する導通孔を形成したものが
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】高粘度の液体を口が狭
い容器に充填する場合、ノズルの口径を小さくする必要
があるが、上記従来形式では、弁体を直接ノズル口に嵌
合して開閉する関係から弁体の大きさに限界があり、口
径の小さいノズルに適用できないという問題があった。
い容器に充填する場合、ノズルの口径を小さくする必要
があるが、上記従来形式では、弁体を直接ノズル口に嵌
合して開閉する関係から弁体の大きさに限界があり、口
径の小さいノズルに適用できないという問題があった。
【０００４】本発明は、上記問題点を解決して、口径の
小さい容器にも液垂れすることなく高粘度の液体を正確
に充填することができる液体充填装置を提供することを
目的とする。
小さい容器にも液垂れすることなく高粘度の液体を正確
に充填することができる液体充填装置を提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項１記載の発明は、充填室を形成するケ
ース本体とケース本体の下端部に垂設されたノズル筒と
の間に、ノズル筒側ほど縮径される円錐状の座受け面を
形成し、この充填室内に、開閉手段により昇降自在に配
置されて座受け面に当接し充填室とノズル筒を閉止する
弁体を設け、この弁体に、弁体の下降閉止時に充填室か
らノズル筒に嵌入してノズル筒内の充填液体を押し出す
液切り部材を設けたものである。
に本発明の請求項１記載の発明は、充填室を形成するケ
ース本体とケース本体の下端部に垂設されたノズル筒と
の間に、ノズル筒側ほど縮径される円錐状の座受け面を
形成し、この充填室内に、開閉手段により昇降自在に配
置されて座受け面に当接し充填室とノズル筒を閉止する
弁体を設け、この弁体に、弁体の下降閉止時に充填室か
らノズル筒に嵌入してノズル筒内の充填液体を押し出す
液切り部材を設けたものである。
【０００６】上記構成によれば、閉止時に、開閉手段に
より弁体を下降して座受け面に当接させ閉止すると同時
に、ノズル筒内に液切り部材を嵌入させてノズル筒内の
液体を容器側に押し出すので、液垂れすることなく正確
に液体を充填することができ、またノズル筒内の液を押
し出す液切り部材は小径にすることができるので、ノズ
ル筒を小径化でき、充填口の口径の小さい容器への充填
も容易に行うことができる。
より弁体を下降して座受け面に当接させ閉止すると同時
に、ノズル筒内に液切り部材を嵌入させてノズル筒内の
液体を容器側に押し出すので、液垂れすることなく正確
に液体を充填することができ、またノズル筒内の液を押
し出す液切り部材は小径にすることができるので、ノズ
ル筒を小径化でき、充填口の口径の小さい容器への充填
も容易に行うことができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る液体充填装
置の実施の形態を図１〜図４に基づいて説明する。
置の実施の形態を図１〜図４に基づいて説明する。
【０００８】この液体充填装置は、順次搬入される容器
内に一定の充填量ずつ充填液体を充填するための液体充
填装置で、充填液体としては特に高粘度で液垂れしやす
いマヨネーズなどの高粘性食品の充填用として適したも
のであり、また食品用として使用状態で分解しなくても
洗浄が可能な洗浄の簡易性、たとえば高圧の洗浄用液体
を供給して行うＣＩＰ（Cleaning In Pace）洗浄により
内部を効果的に洗浄できるとともに、小口径の容器にも
充填が可能に構成したものである。
内に一定の充填量ずつ充填液体を充填するための液体充
填装置で、充填液体としては特に高粘度で液垂れしやす
いマヨネーズなどの高粘性食品の充填用として適したも
のであり、また食品用として使用状態で分解しなくても
洗浄が可能な洗浄の簡易性、たとえば高圧の洗浄用液体
を供給して行うＣＩＰ（Cleaning In Pace）洗浄により
内部を効果的に洗浄できるとともに、小口径の容器にも
充填が可能に構成したものである。
【０００９】すなわち、図１に示すように、円筒状のケ
ース本体１内の下部に、弁体３を備えた充填室２が形成
されるとともに、ケース本体１内に上部に弁体３を弁軸
４を介して昇降駆動する開閉手段であるエアシリンダ部
５が設けられ、このエアシリンダ部５には流量調整部６
が設けられている。
ース本体１内の下部に、弁体３を備えた充填室２が形成
されるとともに、ケース本体１内に上部に弁体３を弁軸
４を介して昇降駆動する開閉手段であるエアシリンダ部
５が設けられ、このエアシリンダ部５には流量調整部６
が設けられている。
【００１０】充填室２の下部にはケース軸心Ｏ上にそれ
ぞれ、ケース本体１が下方ほど縮径された円錐状の座受
け面２ａが形成されて弁体３の下面が当接して閉止可能
に構成されるとともに、座受け面２ａの下端部に容器Ｂ
の口部ｂに挿入される小径のノズル筒７が垂設されてい
る。前記弁体３は、弁軸４に雄ねじ部３ａを介して固定
されたプランジャ３ｂと、プランジャ３ｂの下部に取り
付けられたコーン部３ｃからなり、プランジャ３ｂから
コーン部３ｃを貫通してノズル筒７に嵌入可能な先尖り
状の液切り部材８が垂設されている。またプランジャ３
ｂの上端周部と充填室２上部の側壁２ｂの間に伸縮性材
料からなるシール用ベローズ９が介在されて充填室２と
エアシリンダ部５とがシールされ、さらにシール用ベロ
ーズ９の接合部と、プランジャ３ｂ、コーン部３ｃ、液
切り部材８の互いの隙間に充填液体が浸入しないように
圧縮や焼付により密接合される。これにより、分解する
ことなくＣＩＰ洗浄が可能となる。
ぞれ、ケース本体１が下方ほど縮径された円錐状の座受
け面２ａが形成されて弁体３の下面が当接して閉止可能
に構成されるとともに、座受け面２ａの下端部に容器Ｂ
の口部ｂに挿入される小径のノズル筒７が垂設されてい
る。前記弁体３は、弁軸４に雄ねじ部３ａを介して固定
されたプランジャ３ｂと、プランジャ３ｂの下部に取り
付けられたコーン部３ｃからなり、プランジャ３ｂから
コーン部３ｃを貫通してノズル筒７に嵌入可能な先尖り
状の液切り部材８が垂設されている。またプランジャ３
ｂの上端周部と充填室２上部の側壁２ｂの間に伸縮性材
料からなるシール用ベローズ９が介在されて充填室２と
エアシリンダ部５とがシールされ、さらにシール用ベロ
ーズ９の接合部と、プランジャ３ｂ、コーン部３ｃ、液
切り部材８の互いの隙間に充填液体が浸入しないように
圧縮や焼付により密接合される。これにより、分解する
ことなくＣＩＰ洗浄が可能となる。
【００１１】また、この充填室２の側壁２ｂには液体供
給口１０ａが形成され、図２に示すように、この液体供
給口１０ａに接続された供給筒１０は、洗浄用液体によ
る洗浄効果を上げるために、その軸心Ｏ′がケース軸心
ＯからΔｄだけずれた偏心方向に接続され、洗浄用液体
の旋回流を形成するように構成されている。
給口１０ａが形成され、図２に示すように、この液体供
給口１０ａに接続された供給筒１０は、洗浄用液体によ
る洗浄効果を上げるために、その軸心Ｏ′がケース軸心
ＯからΔｄだけずれた偏心方向に接続され、洗浄用液体
の旋回流を形成するように構成されている。
【００１２】前記エアシリンダ部５は、ケース本体１に
所定ストロークをあけて形成された下部壁１１と上部壁
１２の間に開閉シリンダ室１３が形成され、この開閉シ
リンダ室１３に開閉ピストン１４が摺動自在に配置され
るとともに、開閉ピストン１４に連結された弁軸４が下
部壁１１の挿通孔１１ａにスライド自在に貫通されてい
る。したがって、ケース本体１に形成された閉動用空気
孔１３ａから閉動室１３ｂに圧縮空気を供給することに
より、開閉ピストン１４および弁軸４を介して弁体３お
よび液切り部材８を全閉位置まで下降してバルブ機構を
閉止する。また開動用空気孔１３ｃから開動室１３ｄに
圧縮空気を供給することにより、開閉ピストン１４およ
び弁軸４を介して弁体３および液切り部材８を全開位置
（イ）まで上昇してバルブ機構を開放するように構成さ
れる。
所定ストロークをあけて形成された下部壁１１と上部壁
１２の間に開閉シリンダ室１３が形成され、この開閉シ
リンダ室１３に開閉ピストン１４が摺動自在に配置され
るとともに、開閉ピストン１４に連結された弁軸４が下
部壁１１の挿通孔１１ａにスライド自在に貫通されてい
る。したがって、ケース本体１に形成された閉動用空気
孔１３ａから閉動室１３ｂに圧縮空気を供給することに
より、開閉ピストン１４および弁軸４を介して弁体３お
よび液切り部材８を全閉位置まで下降してバルブ機構を
閉止する。また開動用空気孔１３ｃから開動室１３ｄに
圧縮空気を供給することにより、開閉ピストン１４およ
び弁軸４を介して弁体３および液切り部材８を全開位置
（イ）まで上昇してバルブ機構を開放するように構成さ
れる。
【００１３】前記流量調整部６は、ケース本体１の上部
に形成された調整用シリンダ室１５内に調整ピストン１
６が昇降自在に配置され、この調整ピストン１６に連結
された規制ロッド１７が上部壁１２の開孔１２ａから閉
動室１３ｂに出退自在に嵌合されている。調整ピストン
１６下部は解除室１５ａに形成されて調整ピストン１６
を上方に付勢するばね２１が規制ロッド１７に外嵌され
ている。また調整ピストン１６とケース本体１上端のシ
リンダキャップ１８との間に、調整用空気孔１５ｂから
圧縮空気が供給される調整室１５ｃが形成されている。
１５ｄは解除室１５ａに連通される空気抜き孔である。
さらに調整ピストン１６上部に垂設された調整軸１９は
シリンダキャップ１８の貫通孔１８ａを介して上方に突
出し、調整軸１９の上端側に貫通孔１８ａの外面により
下降を規制される調整ナット２０が調整ねじ部１９ａを
介して装着されている。したがって、この調整ナット２
０の位置を調整することにより、調整室１５ｃに圧縮空
気が供給され規制ロッド１７が閉動室１３ｂ側に突出す
る突出量δ（図４）を調整し、規制ロッド１７に開閉ピ
ストン１４が当接された状態で弁体３および液切り部材
８を全閉位置と全開位置との間で流速を任意に調整する
ことができる。
に形成された調整用シリンダ室１５内に調整ピストン１
６が昇降自在に配置され、この調整ピストン１６に連結
された規制ロッド１７が上部壁１２の開孔１２ａから閉
動室１３ｂに出退自在に嵌合されている。調整ピストン
１６下部は解除室１５ａに形成されて調整ピストン１６
を上方に付勢するばね２１が規制ロッド１７に外嵌され
ている。また調整ピストン１６とケース本体１上端のシ
リンダキャップ１８との間に、調整用空気孔１５ｂから
圧縮空気が供給される調整室１５ｃが形成されている。
１５ｄは解除室１５ａに連通される空気抜き孔である。
さらに調整ピストン１６上部に垂設された調整軸１９は
シリンダキャップ１８の貫通孔１８ａを介して上方に突
出し、調整軸１９の上端側に貫通孔１８ａの外面により
下降を規制される調整ナット２０が調整ねじ部１９ａを
介して装着されている。したがって、この調整ナット２
０の位置を調整することにより、調整室１５ｃに圧縮空
気が供給され規制ロッド１７が閉動室１３ｂ側に突出す
る突出量δ（図４）を調整し、規制ロッド１７に開閉ピ
ストン１４が当接された状態で弁体３および液切り部材
８を全閉位置と全開位置との間で流速を任意に調整する
ことができる。
【００１４】上記構成において、全閉状態では、図１に
示すように、閉動用空気孔１３ａから閉動室１３ｂに圧
縮空気が供給され、開閉ピストン１４および弁軸４を介
して弁体３が下降されてコーン部３ｃが座受け面２ａに
当接されるとともに、液切り部材８がノズル筒７に嵌入
された全閉位置（ア）にある。
示すように、閉動用空気孔１３ａから閉動室１３ｂに圧
縮空気が供給され、開閉ピストン１４および弁軸４を介
して弁体３が下降されてコーン部３ｃが座受け面２ａに
当接されるとともに、液切り部材８がノズル筒７に嵌入
された全閉位置（ア）にある。
【００１５】次いで、容器が充填装置の下方に搬入され
ると、図３に示すように、容器Ｂの口部ｂにノズル筒７
が挿入され、開動用空気孔１３ｃから開動室１３ｄに圧
縮空気が供給されるとともに、閉動室１３ｂから圧縮空
気が排出されることにより、開閉ピストン１４および弁
軸４を介して弁体３および液切り部材８が全開位置まで
上昇され、供給筒９から充填室２に送られた充填液体が
ノズル筒７から容器Ｂ内に高速充填される。
ると、図３に示すように、容器Ｂの口部ｂにノズル筒７
が挿入され、開動用空気孔１３ｃから開動室１３ｄに圧
縮空気が供給されるとともに、閉動室１３ｂから圧縮空
気が排出されることにより、開閉ピストン１４および弁
軸４を介して弁体３および液切り部材８が全開位置まで
上昇され、供給筒９から充填室２に送られた充填液体が
ノズル筒７から容器Ｂ内に高速充填される。
【００１６】容器重量計などにより供給量が計測されて
所定の充填量の幾分手前になると、図４に示すように、
調整用空気孔１５ｂから調整室１５ｃ圧縮空気が供給さ
れ、調整ピストン１６の調整室１５ｃ側受圧面の方が、
開閉ピストン１４の開動室１３ｄ側受圧面より大きいた
め、調整ピストン１６よりそのストロークδ分規制ロッ
ド１７を介して開閉ピストン１４を押し下げる。これに
より、液切り部材８とノズル筒７の入口の隙間を狭めら
れて、充填液体の流量が絞られ、低速充填される。
所定の充填量の幾分手前になると、図４に示すように、
調整用空気孔１５ｂから調整室１５ｃ圧縮空気が供給さ
れ、調整ピストン１６の調整室１５ｃ側受圧面の方が、
開閉ピストン１４の開動室１３ｄ側受圧面より大きいた
め、調整ピストン１６よりそのストロークδ分規制ロッ
ド１７を介して開閉ピストン１４を押し下げる。これに
より、液切り部材８とノズル筒７の入口の隙間を狭めら
れて、充填液体の流量が絞られ、低速充填される。
【００１７】充填量に達すると、図１に示すように閉動
室１３ｂに圧縮空気が供給されて開閉ピストン１４が下
降され、コーン部３ｃが座受け面２ｂに当接して閉止さ
れるとともに、液切り部材８がノズル筒７に嵌入されて
ノズル筒７内の充填液体を押し出して容器Ｂ内に落と
す。これにより、液垂れするようなことがない。
室１３ｂに圧縮空気が供給されて開閉ピストン１４が下
降され、コーン部３ｃが座受け面２ｂに当接して閉止さ
れるとともに、液切り部材８がノズル筒７に嵌入されて
ノズル筒７内の充填液体を押し出して容器Ｂ内に落と
す。これにより、液垂れするようなことがない。
【００１８】また、洗浄は、弁体３および液切り部材８
が全開位置まで上昇された状態で、供給筒１０から充填
室２に送られた高圧の洗浄液体が充填室７内で旋回され
つつ内部の残存充填液体を洗い流し、ノズル筒７から排
出される。この時、充填液体の経路が供給筒１０から充
填室２、ノズル筒７に直結されて短く、またエアシリン
ダ部５側にはシール用ベローズ９によりシールされ、さ
らに弁体３および液切り部材８は隙間に充填液体が浸入
しないように接合されていることから、ＣＩＰ洗浄によ
り効果的に内部を洗浄することができ、食品などのよう
に作業後の洗浄が不可欠なところでは、分解無しに洗浄
可能な利点は極めて有効である。
が全開位置まで上昇された状態で、供給筒１０から充填
室２に送られた高圧の洗浄液体が充填室７内で旋回され
つつ内部の残存充填液体を洗い流し、ノズル筒７から排
出される。この時、充填液体の経路が供給筒１０から充
填室２、ノズル筒７に直結されて短く、またエアシリン
ダ部５側にはシール用ベローズ９によりシールされ、さ
らに弁体３および液切り部材８は隙間に充填液体が浸入
しないように接合されていることから、ＣＩＰ洗浄によ
り効果的に内部を洗浄することができ、食品などのよう
に作業後の洗浄が不可欠なところでは、分解無しに洗浄
可能な利点は極めて有効である。
【００１９】上記実施の形態によれば、充填室２のエ
アシリンダ部５側がシール用ベローズ９によりシールさ
れているので、洗浄性が高い。充填速度を２段階に切
り換えられるので、重量式充填設備において高速充填が
可能で、かつ低速充填により高い充填精度が得られる。
マヨネーズなどの含油性で高粘性液体では、弁体を閉
じても液切れが悪く、従来ではノズルから垂れ落ちて充
填精度を悪くすることがあったが、本発明ではノズル筒
７内の充填液体を液切り部材８により完全に押し出すた
め、液切れを完全に行えて充填精度を向上でき、またノ
ズル筒７が充填液体で汚れることもない。充填液体を
閉止する弁体３とは別に、ノズル筒７内に液切り部材８
を嵌入させて液切りを行うように構成したので、弁体３
により閉止する座受け面２ａの部分を充分に大径に形成
して流体による負荷を確実に受け止め、ノズル筒７の口
径を充分に小さくすることにより、口部の小さい容器へ
の充填を容易に行うことができる。供給筒１０の流送
方向を充填室２の軸心ＯからΔｄだけずらしたので、洗
浄液体を旋回させることができ、効果的に洗浄すること
ができる。
アシリンダ部５側がシール用ベローズ９によりシールさ
れているので、洗浄性が高い。充填速度を２段階に切
り換えられるので、重量式充填設備において高速充填が
可能で、かつ低速充填により高い充填精度が得られる。
マヨネーズなどの含油性で高粘性液体では、弁体を閉
じても液切れが悪く、従来ではノズルから垂れ落ちて充
填精度を悪くすることがあったが、本発明ではノズル筒
７内の充填液体を液切り部材８により完全に押し出すた
め、液切れを完全に行えて充填精度を向上でき、またノ
ズル筒７が充填液体で汚れることもない。充填液体を
閉止する弁体３とは別に、ノズル筒７内に液切り部材８
を嵌入させて液切りを行うように構成したので、弁体３
により閉止する座受け面２ａの部分を充分に大径に形成
して流体による負荷を確実に受け止め、ノズル筒７の口
径を充分に小さくすることにより、口部の小さい容器へ
の充填を容易に行うことができる。供給筒１０の流送
方向を充填室２の軸心ＯからΔｄだけずらしたので、洗
浄液体を旋回させることができ、効果的に洗浄すること
ができる。
【００２０】
【発明の効果】以上に述べたごとく、請求項１記載の発
明によれば、閉止時に、開閉手段により弁体を下降して
座受け面に当接させ閉止すると同時に、ノズル筒内に液
切り部材を嵌入させてノズル筒内の液体を容器側に押し
出すので、液垂れすることなく正確に液体を充填するこ
とができ、またノズル筒内の液を押し出す液切り部材は
小径にすることができるので、ノズル筒を小径化でき、
口部の小さい容器への充填も容易に行うことができる。
明によれば、閉止時に、開閉手段により弁体を下降して
座受け面に当接させ閉止すると同時に、ノズル筒内に液
切り部材を嵌入させてノズル筒内の液体を容器側に押し
出すので、液垂れすることなく正確に液体を充填するこ
とができ、またノズル筒内の液を押し出す液切り部材は
小径にすることができるので、ノズル筒を小径化でき、
口部の小さい容器への充填も容易に行うことができる。
【図１】本発明に係る液体充填装置の実施の形態を示
し、全閉状態の側面断面図である。
し、全閉状態の側面断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図３】同液体充填装置の全開状態の側面断面図であ
る。
る。
【図４】同液体充填装置の調整状態の側面断面図であ
る。
る。
１ ケース本体 ２ 充填室 ２ａ 座受け面 ３ 弁体 ４ 弁軸 ５ エアシリンダ部 ６ 流量調整部 ７ ノズル筒 ８ 液切り部材 ９ シール用ベローズ １０ 供給筒 １３ 開閉シリンダ室 １３ｂ 閉動室 １３ｄ 開動室 １４ 開閉ピストン １５ 調整用シリンダ室 １６ 調整ピストン １７ 規制ロッド １８ シリンダキャップ １９ 調整軸 １９ａ ねじ部 ２０ 調整ナット ２１ ばね
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年１１月６日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
Claims (4)
- 【請求項１】充填室を形成するケース本体とケース本体
の下端部に垂設されたノズル筒との間に、ノズル筒側ほ
ど縮径される円錐状の座受け面を形成し、この充填室内
に、開閉手段により昇降自在に配置されて座受け面に当
接し充填室とノズル筒を閉止する弁体を設け、この弁体
に、弁体の下降閉止時に充填室からノズル筒に嵌入して
ノズル筒内の充填液体を押し出す液切り部材を設けたこ
とを特徴とする液体充填装置。 - 【請求項２】ケース本体に、充填室内に充填液体を供給
する液体供給口を形成し、弁体を昇降駆動する弁軸に、
開閉手段側に液体の侵入を防止するシール用ベローズを
設けるとともに、前記弁軸および弁体ならびに液切り部
材を互いに充填液体が浸入不可能なように密接合し、液
体供給口から供給される洗浄用液体により充填室内およ
びノズル孔を洗浄可能に構成したことを特徴とする請求
項１記載の液体充填装置。 - 【請求項３】開閉手段に設けられた流量調整手段によ
り、前記液切り部材とノズル孔入口の隙間を調整して充
填速度を調整可能に構成したことを特徴とする請求項１
または２記載の液体充填装置。 - 【請求項４】液体供給口に接続された供給筒をケース本
体の軸心に対して偏心した位置に取り付け、液体供給口
から充填室に供給する洗浄用液体を充填室内で旋回させ
て洗浄効果を向上することを特徴とする請求項２記載の
液体充填装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24400095A JPH0986502A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 液体充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24400095A JPH0986502A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 液体充填装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0986502A true JPH0986502A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17112229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24400095A Pending JPH0986502A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 液体充填装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0986502A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103848009A (zh) * | 2014-02-25 | 2014-06-11 | 安丘市鼎正机械设备有限公司 | 灌装机用反冲洗灌装阀装置 |
| CN106365100A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-02-01 | 江苏普华盛包装科技有限公司 | 灌装阀 |
| CN108999973A (zh) * | 2018-10-11 | 2018-12-14 | 浙江大工阀门驱动有限公司 | 一种螺纹连接机构的密封装置 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24400095A patent/JPH0986502A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103848009A (zh) * | 2014-02-25 | 2014-06-11 | 安丘市鼎正机械设备有限公司 | 灌装机用反冲洗灌装阀装置 |
| CN106365100A (zh) * | 2016-10-28 | 2017-02-01 | 江苏普华盛包装科技有限公司 | 灌装阀 |
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