JP2503127B2 - 高粘度ポンプ装置 - Google Patents

高粘度ポンプ装置

Info

Publication number
JP2503127B2
JP2503127B2 JP3137850A JP13785091A JP2503127B2 JP 2503127 B2 JP2503127 B2 JP 2503127B2 JP 3137850 A JP3137850 A JP 3137850A JP 13785091 A JP13785091 A JP 13785091A JP 2503127 B2 JP2503127 B2 JP 2503127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
viscosity material
pump body
viscosity
bellows
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3137850A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04362280A (ja
Inventor
実 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Corp
Original Assignee
Yamada Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Corp filed Critical Yamada Corp
Priority to JP3137850A priority Critical patent/JP2503127B2/ja
Publication of JPH04362280A publication Critical patent/JPH04362280A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2503127B2 publication Critical patent/JP2503127B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペイル缶、ドラム缶等
の容器内にある接着剤、塗料、印刷インキ、グリス等の
高粘度材を、被供給部へ圧送するための高粘度ポンプ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実公昭58−23985号公報に示され
るように、缶の内部に液密に嵌合され缶内の高粘度材の
上面に密着されて高粘度材の減少とともに下降されるフ
ォロープレートと、このフォロープレート上に一体に取
付けられたポンプ本体と、このポンプ本体の内部で上下
方向に往復駆動されるポンプ軸と、このポンプ軸の往復
動と連動して高粘度材をポンプ本体内に吸込んで外部に
吐出する逆止弁を含むポンプ機構とを有する高粘度材用
ポンプが知られている。
【0003】この種のポンプでは、ポンプ本体の上端部
に上面開口のカップ状溶剤容器が設けられ、この溶剤容
器に収容されている高粘度材用の溶剤(シンナー等)に
より、前記ポンプ軸に附着したままパッキングを経て外
部に出た高粘度材を洗浄するようにしている。この洗浄
をしないと、ポンプ軸の表面に附着している接着剤、塗
料等の高粘度材が空気と接触して固化し、パッキングを
破損する等のおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記パッキングは、ポ
ンプ軸とポンプ本体との間に介設されたものであり、高
粘度材がポンプ本体外へ漏出することをできるだけ防止
するために設けられているので、このポンプ軸のパッキ
ングが劣化すると、ポンプ本体内から多量の高粘度材が
前記溶剤容器内に押出される。これにより、上面が開口
されたカップ状溶剤容器から溶剤が溢れ出て、缶内のフ
ォロープレート上に垂れ落ち、さらにその下側の高粘度
材に混入されることがあり、そのような場合は一部の高
粘度材が劣化する事態が生じている。また、前記パッキ
ングや溶剤容器のメンテナンスが容易でない問題もあ
る。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、メンテナンスに手間のかかるポンプ軸のパッキン
グや溶剤容器を使用することなく、ポンプ内高粘度材の
空気との接触およびフォロープレート上への漏出を確実
に防止することにより、前記高粘度材の劣化等を防止す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器14の内部
に液密に嵌合され容器内の高粘度材の上面に密着されて
高粘度材の減少とともに下降されるフォロープレート13
と、このフォロープレート13上に一体に取付けられたポ
ンプ本体15と、このポンプ本体15の内部で上下方向に往
復駆動されるポンプ軸21と、このポンプ軸21の往復動と
連動して高粘度材をポンプ本体内に吸込んで外部に吐出
する逆止弁26,29を含むポンプ機構とを有する高粘度ポ
ンプ装置において、前記ポンプ軸21に一体に設けられ前
記ポンプ本体15のシリンダ部22と摺動自在に嵌合する可
動シリンダ23と、この可動シリンダ23からポンプ本体15
にわたって設けられ可動シリンダ23とポンプ本体15のシ
リンダ部22とが嵌合する部分を密封する蛇腹41と、この
蛇腹41の内側空間から前記フォロープレート13の下側空
間にわたって前記ポンプ本体15に穿設された高粘度材戻
し孔45とを具備した高粘度ポンプ装置である。
【0007】
【作用】本発明は、ポンプ軸21とともに可動シリンダ23
が上下動すると、ポンプ本体内の容積が変化してポンプ
作用がなされる。その際、可動シリンダ23とポンプ本体
15のシリンダ部22とが嵌合摺動する部分から漏出した高
粘度材は、蛇腹41の内側空間から高粘度材戻し孔45を経
てフォロープレート13の下側容器内に戻され、空気と接
触しない。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示される実施例を参照
して詳細に説明する。
【0009】図4に示されるように、11はエアシリンダ
等のアクチュエータであり、図示しない昇降機構により
下方へ押圧される。このアクチュエータ11の下側に3本
以上のロッド12を介してフォロープレート13が連結され
ている。このフォロープレート13は、後述するシール手
段により容器としての缶14の内部に液密に嵌合され、缶
内の高粘度材の上面に密着されて高粘度材の減少ととも
に下降される。このフォロープレート13上にポンプ本体
15が一体に取付けられている。
【0010】図1に示されるように、ポンプ本体15の内
部には、前記アクチュエータ11により上下方向に往復駆
動されるポンプ軸21が挿入されている。このポンプ軸21
の往復動と連動して缶内の高粘度材をポンプ本体内に吸
込んで外部に吐出するポンプ機構が設けられている。
【0011】このポンプ機構は、ポンプ本体15の上部に
シリンダ部22が一体に設けられ、このシリンダ部22と摺
動自在に嵌合する可動シリンダ23が前記ポンプ軸21に一
体に設けられ、さらに、吸込口24とストッパ25との間に
逆止弁26が上下動自在に設けられ、吐出口27と管継手28
との間に逆止弁29およびスプリング30が組込まれてい
る。ポンプ軸21の下端には、ポンプ本体15と一体の筒部
31の内部で上下動する高粘度材掻上板32が取付けられて
いる。この掻上板32は、筒部31に開口された長孔33から
筒部内に入った高粘度材を吸込口24へ掻上げるものであ
る。
【0012】前記可動シリンダ23の上部からポンプ本体
15にわたって、例えばテトラフルオロエチレン(商品名
テフロン)等により成形された蛇腹41が設けられ、この
蛇腹41の上端小径部42がバンド43によりポンプ軸21に締
付けられ、蛇腹41の下端開口部がバンド44によりポンプ
本体15の周面に締付けられている。この蛇腹41により、
可動シリンダ23とポンプ本体15のシリンダ部22とが嵌合
する部分を密封する。さらに、この蛇腹41の内側空間か
ら前記フォロープレート13の下側空間にわたって、前記
ポンプ本体15を上下方向に貫通する高粘度材戻し孔45が
穿設されている。この高粘度材戻し孔45は複数設けると
よい。
【0013】図2に示されるように、前記吸込用逆止弁
26のストッパ25は、ポンプ本体15の内周面に嵌着される
円形部51と、その両端からポンプ軸21の両側に折返され
た弁係止部52とからなり、この弁係止部52により逆止弁
26の上昇が制限される。
【0014】図3に示されるように、前記フォロープレ
ート13の外周部下面には、リング状のゴムプレート61が
リング状の押え板62により、これらを貫通したボルト63
およびナット64の締付けで取付けられており、このゴム
プレート61がシール材として缶内周面に接触している。
【0015】次に、この実施例の作用を説明する。
【0016】ポンプ軸21とともに可動シリンダ23が上下
方向に往復駆動されると、ポンプ本体内の容積が変化し
てポンプ作用がなされる。すなわち、可動シリンダ23が
上昇すると、ポンプ容積が拡大して、缶内高粘度材が吸
込口24から離間した逆止弁26の周囲を経てポンプ本体内
に吸込まれ、また、可動シリンダ23が下降すると、ポン
プ容積が縮小して、ポンプ本体内高粘度材が吐出口27か
ら離間した逆止弁29の周囲を経て管継手28より外部の塗
装ガン等に圧送される。
【0017】前記可動シリンダ23とポンプ本体15のシリ
ンダ部22とが嵌合摺動する間隙から漏出した高粘度材
は、いったん蛇腹41の内側空間に満たされ、高粘度材戻
し孔45を経てフォロープレート13の下側空間すなわち缶
内高粘度材中に戻される。その際、前記蛇腹41の内側空
間および高粘度材戻し孔45は、高粘度材により充満され
た状態にあり、可動シリンダ23の上下動とともに蛇腹41
も伸縮されるので、蛇腹41内の高粘度材は高粘度材戻し
孔45を上下動しながら、前記漏出高粘度材により押出さ
れた分だけ徐々に缶内に戻される。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、上下方向に往復駆動さ
れるポンプ軸に、ポンプ本体のシリンダ部と摺動自在に
嵌合する可動シリンダが一体に設けられ、この可動シリ
ンダからポンプ本体にわたって、可動シリンダとポンプ
本体のシリンダ部とが嵌合する部分を密封する蛇腹が設
けられ、この蛇腹の内側空間からフォロープレートの下
側空間にわたってポンプ本体に高粘度材戻し孔が穿設さ
れたから、前記蛇腹により高粘度材漏出部を完全に密閉
できるとともに、ポンプ本体から漏出した高粘度材を空
気と接触させることなく、そのままフォロープレート下
側の容器内に戻すことができ、ポンプ内高粘度材の空気
との接触およびフォロープレート上への漏出を確実に防
止でき、また、従来のようなメンテナンスに手間のかか
るポンプ軸のパッキングや溶剤容器を使用する必要もな
く、従来のような溶剤の外部流出による容器内高粘度材
の劣化等の問題が生じない。さらに、ポンプ本体のシリ
ンダ部とポンプ軸の可動シリンダとを摺動自在に嵌合し
た二重シリンダ嵌合構造であるから、ポンプ軸径が小さ
くても嵌合シリンダ内で大きな容積変化を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高粘度ポンプ装置の一実施例を示す断
面図である。
【図2】同上高粘度ポンプ装置の逆止弁ストッパを示す
平面図である。
【図3】同上高粘度ポンプ装置のフォロープレート嵌合
部分を示す断面図である。
【図4】同上高粘度ポンプ装置の全体を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
13 フォロープレート 14 容器 15 ポンプ本体 21 ポンプ軸 22 シリンダ部 23 可動シリンダ 26,29 逆止弁 41 蛇腹 45 高粘度材戻し孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の内部に液密に嵌合され容器内の高
    粘度材の上面に密着されて高粘度材の減少とともに下降
    されるフォロープレートと、このフォロープレート上に
    一体に取付けられたポンプ本体と、このポンプ本体の内
    部で上下方向に往復駆動されるポンプ軸と、このポンプ
    軸の往復動と連動して高粘度材をポンプ本体内に吸込ん
    で外部に吐出する逆止弁を含むポンプ機構とを有する高
    粘度ポンプ装置において、前記ポンプ軸に一体に設けら
    れ、前記ポンプ本体のシリンダ部と摺動自在に嵌合する
    可動シリンダと、この可動シリンダからポンプ本体にわ
    たって設けられ、可動シリンダとポンプ本体のシリンダ
    部とが嵌合する部分を密封する蛇腹と、この蛇腹の内側
    空間から前記フォロープレートの下側空間にわたって前
    記ポンプ本体に穿設された高粘度材戻し孔とを具備した
    ことを特徴とする高粘度ポンプ装置。
JP3137850A 1991-06-10 1991-06-10 高粘度ポンプ装置 Expired - Fee Related JP2503127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3137850A JP2503127B2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 高粘度ポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3137850A JP2503127B2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 高粘度ポンプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04362280A JPH04362280A (ja) 1992-12-15
JP2503127B2 true JP2503127B2 (ja) 1996-06-05

Family

ID=15208262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3137850A Expired - Fee Related JP2503127B2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 高粘度ポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2503127B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10318123A (ja) * 1997-05-19 1998-12-02 Honda Motor Co Ltd 高圧燃料ポンプ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56157389U (ja) * 1980-04-24 1981-11-24
JPS5823985U (ja) * 1981-08-11 1983-02-15 新日軽株式会社
JPH03246380A (ja) * 1990-02-23 1991-11-01 Masaru Kuwabara 高粘度ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04362280A (ja) 1992-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1279043C (en) Manually actuated pump dispenser
KR100910703B1 (ko) 약액 공급장치
US5335853A (en) Compact long-lasting sprayer, pump and agitator combination
US3282472A (en) Piston-actuated dispensing pump
US6412707B1 (en) Compact portable sprayer with leak-prevention pump system
US2859899A (en) Dispensing apparatus
JPH10277443A (ja) 手動液体計量分配ポンプ
US5692649A (en) Suction and force pump for a container providing for the removal of residual air after filling
CA2574324C (en) Plunger pump with atmospheric bellows
WO2014087204A1 (en) Improvements in manual sprayer to prevent fluid leakage
JP2503127B2 (ja) 高粘度ポンプ装置
KR101012546B1 (ko) 진공펌핑 용기
KR101849553B1 (ko) 노즐에 잔존하는 내용물을 굳지 않도록 흡입하는 펌프용기
JPS5823985Y2 (ja) 高粘度液用ポンプ
US5188518A (en) Pumping device driven by a fluid driven reciprocating actuator
JPH0486382A (ja) 高粘度材用ポンプ装置
FR2691757A1 (fr) Dispositif de nettoyage de la tige de piston d'une pompe.
US6360921B1 (en) Bellows-type dispensing pump
EP0126175B1 (en) Manually-operated sprayer
JPH0429857Y2 (ja)
JPH03246380A (ja) 高粘度ポンプ
JPH0784864B2 (ja) 液体供給ポンプ
JPH0986502A (ja) 液体充填装置
JPH0486383A (ja) 高粘度材用ポンプ装置
JPH0135192B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100313

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110313

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees