JP2503127B2 - 高粘度ポンプ装置 - Google Patents
高粘度ポンプ装置Info
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Description
の容器内にある接着剤、塗料、印刷インキ、グリス等の
高粘度材を、被供給部へ圧送するための高粘度ポンプ装
置に関するものである。
るように、缶の内部に液密に嵌合され缶内の高粘度材の
上面に密着されて高粘度材の減少とともに下降されるフ
ォロープレートと、このフォロープレート上に一体に取
付けられたポンプ本体と、このポンプ本体の内部で上下
方向に往復駆動されるポンプ軸と、このポンプ軸の往復
動と連動して高粘度材をポンプ本体内に吸込んで外部に
吐出する逆止弁を含むポンプ機構とを有する高粘度材用
ポンプが知られている。
に上面開口のカップ状溶剤容器が設けられ、この溶剤容
器に収容されている高粘度材用の溶剤(シンナー等)に
より、前記ポンプ軸に附着したままパッキングを経て外
部に出た高粘度材を洗浄するようにしている。この洗浄
をしないと、ポンプ軸の表面に附着している接着剤、塗
料等の高粘度材が空気と接触して固化し、パッキングを
破損する等のおそれがある。
ンプ軸とポンプ本体との間に介設されたものであり、高
粘度材がポンプ本体外へ漏出することをできるだけ防止
するために設けられているので、このポンプ軸のパッキ
ングが劣化すると、ポンプ本体内から多量の高粘度材が
前記溶剤容器内に押出される。これにより、上面が開口
されたカップ状溶剤容器から溶剤が溢れ出て、缶内のフ
ォロープレート上に垂れ落ち、さらにその下側の高粘度
材に混入されることがあり、そのような場合は一部の高
粘度材が劣化する事態が生じている。また、前記パッキ
ングや溶剤容器のメンテナンスが容易でない問題もあ
る。
ので、メンテナンスに手間のかかるポンプ軸のパッキン
グや溶剤容器を使用することなく、ポンプ内高粘度材の
空気との接触およびフォロープレート上への漏出を確実
に防止することにより、前記高粘度材の劣化等を防止す
ることを目的とするものである。
に液密に嵌合され容器内の高粘度材の上面に密着されて
高粘度材の減少とともに下降されるフォロープレート13
と、このフォロープレート13上に一体に取付けられたポ
ンプ本体15と、このポンプ本体15の内部で上下方向に往
復駆動されるポンプ軸21と、このポンプ軸21の往復動と
連動して高粘度材をポンプ本体内に吸込んで外部に吐出
する逆止弁26,29を含むポンプ機構とを有する高粘度ポ
ンプ装置において、前記ポンプ軸21に一体に設けられ前
記ポンプ本体15のシリンダ部22と摺動自在に嵌合する可
動シリンダ23と、この可動シリンダ23からポンプ本体15
にわたって設けられ可動シリンダ23とポンプ本体15のシ
リンダ部22とが嵌合する部分を密封する蛇腹41と、この
蛇腹41の内側空間から前記フォロープレート13の下側空
間にわたって前記ポンプ本体15に穿設された高粘度材戻
し孔45とを具備した高粘度ポンプ装置である。
が上下動すると、ポンプ本体内の容積が変化してポンプ
作用がなされる。その際、可動シリンダ23とポンプ本体
15のシリンダ部22とが嵌合摺動する部分から漏出した高
粘度材は、蛇腹41の内側空間から高粘度材戻し孔45を経
てフォロープレート13の下側容器内に戻され、空気と接
触しない。
して詳細に説明する。
等のアクチュエータであり、図示しない昇降機構により
下方へ押圧される。このアクチュエータ11の下側に3本
以上のロッド12を介してフォロープレート13が連結され
ている。このフォロープレート13は、後述するシール手
段により容器としての缶14の内部に液密に嵌合され、缶
内の高粘度材の上面に密着されて高粘度材の減少ととも
に下降される。このフォロープレート13上にポンプ本体
15が一体に取付けられている。
部には、前記アクチュエータ11により上下方向に往復駆
動されるポンプ軸21が挿入されている。このポンプ軸21
の往復動と連動して缶内の高粘度材をポンプ本体内に吸
込んで外部に吐出するポンプ機構が設けられている。
シリンダ部22が一体に設けられ、このシリンダ部22と摺
動自在に嵌合する可動シリンダ23が前記ポンプ軸21に一
体に設けられ、さらに、吸込口24とストッパ25との間に
逆止弁26が上下動自在に設けられ、吐出口27と管継手28
との間に逆止弁29およびスプリング30が組込まれてい
る。ポンプ軸21の下端には、ポンプ本体15と一体の筒部
31の内部で上下動する高粘度材掻上板32が取付けられて
いる。この掻上板32は、筒部31に開口された長孔33から
筒部内に入った高粘度材を吸込口24へ掻上げるものであ
る。
15にわたって、例えばテトラフルオロエチレン(商品名
テフロン)等により成形された蛇腹41が設けられ、この
蛇腹41の上端小径部42がバンド43によりポンプ軸21に締
付けられ、蛇腹41の下端開口部がバンド44によりポンプ
本体15の周面に締付けられている。この蛇腹41により、
可動シリンダ23とポンプ本体15のシリンダ部22とが嵌合
する部分を密封する。さらに、この蛇腹41の内側空間か
ら前記フォロープレート13の下側空間にわたって、前記
ポンプ本体15を上下方向に貫通する高粘度材戻し孔45が
穿設されている。この高粘度材戻し孔45は複数設けると
よい。
26のストッパ25は、ポンプ本体15の内周面に嵌着される
円形部51と、その両端からポンプ軸21の両側に折返され
た弁係止部52とからなり、この弁係止部52により逆止弁
26の上昇が制限される。
ート13の外周部下面には、リング状のゴムプレート61が
リング状の押え板62により、これらを貫通したボルト63
およびナット64の締付けで取付けられており、このゴム
プレート61がシール材として缶内周面に接触している。
方向に往復駆動されると、ポンプ本体内の容積が変化し
てポンプ作用がなされる。すなわち、可動シリンダ23が
上昇すると、ポンプ容積が拡大して、缶内高粘度材が吸
込口24から離間した逆止弁26の周囲を経てポンプ本体内
に吸込まれ、また、可動シリンダ23が下降すると、ポン
プ容積が縮小して、ポンプ本体内高粘度材が吐出口27か
ら離間した逆止弁29の周囲を経て管継手28より外部の塗
装ガン等に圧送される。
ンダ部22とが嵌合摺動する間隙から漏出した高粘度材
は、いったん蛇腹41の内側空間に満たされ、高粘度材戻
し孔45を経てフォロープレート13の下側空間すなわち缶
内高粘度材中に戻される。その際、前記蛇腹41の内側空
間および高粘度材戻し孔45は、高粘度材により充満され
た状態にあり、可動シリンダ23の上下動とともに蛇腹41
も伸縮されるので、蛇腹41内の高粘度材は高粘度材戻し
孔45を上下動しながら、前記漏出高粘度材により押出さ
れた分だけ徐々に缶内に戻される。
れるポンプ軸に、ポンプ本体のシリンダ部と摺動自在に
嵌合する可動シリンダが一体に設けられ、この可動シリ
ンダからポンプ本体にわたって、可動シリンダとポンプ
本体のシリンダ部とが嵌合する部分を密封する蛇腹が設
けられ、この蛇腹の内側空間からフォロープレートの下
側空間にわたってポンプ本体に高粘度材戻し孔が穿設さ
れたから、前記蛇腹により高粘度材漏出部を完全に密閉
できるとともに、ポンプ本体から漏出した高粘度材を空
気と接触させることなく、そのままフォロープレート下
側の容器内に戻すことができ、ポンプ内高粘度材の空気
との接触およびフォロープレート上への漏出を確実に防
止でき、また、従来のようなメンテナンスに手間のかか
るポンプ軸のパッキングや溶剤容器を使用する必要もな
く、従来のような溶剤の外部流出による容器内高粘度材
の劣化等の問題が生じない。さらに、ポンプ本体のシリ
ンダ部とポンプ軸の可動シリンダとを摺動自在に嵌合し
た二重シリンダ嵌合構造であるから、ポンプ軸径が小さ
くても嵌合シリンダ内で大きな容積変化を確保できる。
面図である。
平面図である。
部分を示す断面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 容器の内部に液密に嵌合され容器内の高
粘度材の上面に密着されて高粘度材の減少とともに下降
されるフォロープレートと、このフォロープレート上に
一体に取付けられたポンプ本体と、このポンプ本体の内
部で上下方向に往復駆動されるポンプ軸と、このポンプ
軸の往復動と連動して高粘度材をポンプ本体内に吸込ん
で外部に吐出する逆止弁を含むポンプ機構とを有する高
粘度ポンプ装置において、前記ポンプ軸に一体に設けら
れ、前記ポンプ本体のシリンダ部と摺動自在に嵌合する
可動シリンダと、この可動シリンダからポンプ本体にわ
たって設けられ、可動シリンダとポンプ本体のシリンダ
部とが嵌合する部分を密封する蛇腹と、この蛇腹の内側
空間から前記フォロープレートの下側空間にわたって前
記ポンプ本体に穿設された高粘度材戻し孔とを具備した
ことを特徴とする高粘度ポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3137850A JP2503127B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 高粘度ポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3137850A JP2503127B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 高粘度ポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04362280A JPH04362280A (ja) | 1992-12-15 |
JP2503127B2 true JP2503127B2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=15208262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3137850A Expired - Fee Related JP2503127B2 (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 高粘度ポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2503127B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10318123A (ja) * | 1997-05-19 | 1998-12-02 | Honda Motor Co Ltd | 高圧燃料ポンプ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56157389U (ja) * | 1980-04-24 | 1981-11-24 | ||
JPS5823985U (ja) * | 1981-08-11 | 1983-02-15 | 新日軽株式会社 | 扉 |
JPH03246380A (ja) * | 1990-02-23 | 1991-11-01 | Masaru Kuwabara | 高粘度ポンプ |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP3137850A patent/JP2503127B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04362280A (ja) | 1992-12-15 |
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