JPH0986250A - 自動車用シートのヘッドレストステー - Google Patents
自動車用シートのヘッドレストステーInfo
- Publication number
- JPH0986250A JPH0986250A JP7266463A JP26646395A JPH0986250A JP H0986250 A JPH0986250 A JP H0986250A JP 7266463 A JP7266463 A JP 7266463A JP 26646395 A JP26646395 A JP 26646395A JP H0986250 A JPH0986250 A JP H0986250A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- stay
- head rest
- headrest
- machining
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車の安全規格に適当させるため、従来
は、ヘッドレストのヘッドレストステー先端を覆う手段
がとられ、構造が複雑であったのでこれを簡単な構造に
する。 【解決手段】 自動車用シートのへッドレストステー2
2aの先端22bをスピニング加工してR≧5mmの凸
面に形成する。
は、ヘッドレストのヘッドレストステー先端を覆う手段
がとられ、構造が複雑であったのでこれを簡単な構造に
する。 【解決手段】 自動車用シートのへッドレストステー2
2aの先端22bをスピニング加工してR≧5mmの凸
面に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用シートの
ヘッドレストステーに関するものである。
ヘッドレストステーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の安全規格の内、特にECE規則
のNo.21、内装部品についての車輌の認可に関する
統一規程においては、後席乗員保護のため、図4に斜線
で示す前席後面の頭部衝撃ゾーン内の内部構造物はパッ
ディングして角がR≧5mmであることという規格があ
る。
のNo.21、内装部品についての車輌の認可に関する
統一規程においては、後席乗員保護のため、図4に斜線
で示す前席後面の頭部衝撃ゾーン内の内部構造物はパッ
ディングして角がR≧5mmであることという規格があ
る。
【0003】従って、図2及び3に示すように従来のフ
ロントシート10のシートバック11のフレーム11
a,11bは、ヘッドレスト12を装着した際にヘッド
レストステー12aの先端12bを覆いヘッドレストス
テー12aの先端12b部がR≧5mmに形成されてい
なくても、フレーム11a,11bに金属のプレート1
1c(図3の(a))を溶接したり、樹脂成形品11d
(図3の(b))を取り付ける等の構造とし、ヘッドレ
ストステー12aの先端12bを覆うようにしてヘッド
レスト12aの先端部を乗員が当らないように保護して
いた。そして、ヘッドレストステー12aの先端12b
はC2程度の面取りですませていた。
ロントシート10のシートバック11のフレーム11
a,11bは、ヘッドレスト12を装着した際にヘッド
レストステー12aの先端12bを覆いヘッドレストス
テー12aの先端12b部がR≧5mmに形成されてい
なくても、フレーム11a,11bに金属のプレート1
1c(図3の(a))を溶接したり、樹脂成形品11d
(図3の(b))を取り付ける等の構造とし、ヘッドレ
ストステー12aの先端12bを覆うようにしてヘッド
レスト12aの先端部を乗員が当らないように保護して
いた。そして、ヘッドレストステー12aの先端12b
はC2程度の面取りですませていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
シートバック11のフレーム11a,11bに金属のプ
レート11cや樹脂成形品11dを取り付ける構造は、
部品点数の増加や組付工程の増加が起るという問題が生
じていた。
シートバック11のフレーム11a,11bに金属のプ
レート11cや樹脂成形品11dを取り付ける構造は、
部品点数の増加や組付工程の増加が起るという問題が生
じていた。
【0005】また、自動車の仕向地の違いによる仕様差
で、前記構造に相違があり、異品混入のおそれもあった
(フレーム11a,11bをパッドで覆ってしまうと、
内部構造の違いが分らないため)。
で、前記構造に相違があり、異品混入のおそれもあった
(フレーム11a,11bをパッドで覆ってしまうと、
内部構造の違いが分らないため)。
【0006】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、ヘッドレストステーの先端をR≧5mmに加
工することにより、ECE規則のNo.21を満足し、
かつ構造と加工が簡単で、異品混入のおそれのないヘッ
ドレストステーを提供せんとするものである。
のであり、ヘッドレストステーの先端をR≧5mmに加
工することにより、ECE規則のNo.21を満足し、
かつ構造と加工が簡単で、異品混入のおそれのないヘッ
ドレストステーを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステーの先端
をR≧5mmの凸面に形成した自動車用シートのヘッド
レストステーである。前記ステーの先端は、例えばスピ
ニング加工、すなわち、ヘッドレストステーに回転を与
えつつ先端をローラーやヘラ等で塑性加工したり、又鍛
造やスェージング加工でRをつける。
をR≧5mmの凸面に形成した自動車用シートのヘッド
レストステーである。前記ステーの先端は、例えばスピ
ニング加工、すなわち、ヘッドレストステーに回転を与
えつつ先端をローラーやヘラ等で塑性加工したり、又鍛
造やスェージング加工でRをつける。
【0008】また、本発明のステーは、パイプであるこ
とを特徴とし、パイプの先端はスピニング加工又は鍛
造、又は鍛造やスェージング加工されている。
とを特徴とし、パイプの先端はスピニング加工又は鍛
造、又は鍛造やスェージング加工されている。
【0009】さらにまた、本発明のステーは丸棒である
ことを特徴とし、丸棒の先端はスピニング加工又は鍛
造、又は鍛造やスェージング加工されている。
ことを特徴とし、丸棒の先端はスピニング加工又は鍛
造、又は鍛造やスェージング加工されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図に基づいて本発明の一
実施の形態を詳細に説明する。図1において、20はフ
ロントシート、21はそのシートバックで、シートバッ
ク21の頂部にはヘッドレスト22が設けられている。
ヘッドレスト22はシートバック21の上部からヘッド
レストステー22aを介して摺動自在に挿入され、図示
しないストッパーにより所定の高さで固定される。ヘッ
ドレストステー22aの一対の先端は図1の(a)で鎖
線で囲ったAの部分を、図1の(b)に示すように、ス
ピニング加工により先端22bがR≧5mmの凸面に形
成されている。
実施の形態を詳細に説明する。図1において、20はフ
ロントシート、21はそのシートバックで、シートバッ
ク21の頂部にはヘッドレスト22が設けられている。
ヘッドレスト22はシートバック21の上部からヘッド
レストステー22aを介して摺動自在に挿入され、図示
しないストッパーにより所定の高さで固定される。ヘッ
ドレストステー22aの一対の先端は図1の(a)で鎖
線で囲ったAの部分を、図1の(b)に示すように、ス
ピニング加工により先端22bがR≧5mmの凸面に形
成されている。
【0011】スピニング(Spinning)加工とは
塑性加工の一種で、回転する素材(本発明では外周が円
形の線材)にローラーやヘラ等を押し当てて加工するも
ので、本発明の場合回転するパイプ状の線材の先端、ま
たは丸棒状の線材の先端にローラーやヘラ等を押し当て
て図1の(b)に示すようにR≧5mmの凸面に加工さ
れる。
塑性加工の一種で、回転する素材(本発明では外周が円
形の線材)にローラーやヘラ等を押し当てて加工するも
ので、本発明の場合回転するパイプ状の線材の先端、ま
たは丸棒状の線材の先端にローラーやヘラ等を押し当て
て図1の(b)に示すようにR≧5mmの凸面に加工さ
れる。
【0012】使用されるステーは、パイプや丸棒等が好
ましく、丸棒よりもパイプの方が加工が容易である。
ましく、丸棒よりもパイプの方が加工が容易である。
【0013】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、下記の様
な効果を奏するものである。 (1) ヘッドレストステーの先端をスピニング加工等によ
りR≧5mmに加工するので、ECE規格を部品の追加
なく満足する。
な効果を奏するものである。 (1) ヘッドレストステーの先端をスピニング加工等によ
りR≧5mmに加工するので、ECE規格を部品の追加
なく満足する。
【0014】(2) 部品点数及び組付工数を削減できる。
【0015】(3) 異品混入の防止効果がある。
【図1】本発明の一実施の形態を示す図で、(a)はフ
ロントシートのシートバックにヘッドレストが取り付け
られた全体斜視図、(b)は図(a)のA部を拡大した
ヘッドレストステー先端部の斜視図である。
ロントシートのシートバックにヘッドレストが取り付け
られた全体斜視図、(b)は図(a)のA部を拡大した
ヘッドレストステー先端部の斜視図である。
【図2】従来例を示す図で、(a)はフロントシートの
シートバックに従来のヘッドレストが取り付けられた全
体斜視図で、(b)は図(a)のB部を拡大したヘッド
レストステー先端部の斜視図である。
シートバックに従来のヘッドレストが取り付けられた全
体斜視図で、(b)は図(a)のB部を拡大したヘッド
レストステー先端部の斜視図である。
【図3】従来のシートバックのフレームの斜視図で、
(a)はヘッドレスト先端を覆う金属プレートが溶接さ
れた斜視図、(b)は樹脂成形品が取り付けられた斜視
図である。
(a)はヘッドレスト先端を覆う金属プレートが溶接さ
れた斜視図、(b)は樹脂成形品が取り付けられた斜視
図である。
【図4】自動車の安全規格の内、ECE規則のNo21
の説明である。
の説明である。
20 フロントシート 22 ヘッドレスト 22a ヘッドレストステー 22b 先端
Claims (4)
- 【請求項1】 ステーの先端をR≧5mmの凸面に形成
したことを特徴とする自動車用シートのヘッドレストス
テー。 - 【請求項2】 前記ステーの先端は、スピニング加工又
は鍛造、又はスェージング加工によりR≧5mmの凸面
に形成されたことを特徴とする請求項1記載の自動車用
シートのヘッドレストステー。 - 【請求項3】 前記ステーは、パイプであることを特徴
とする請求項1記載の自動車用シートのヘッドレストス
テー。 - 【請求項4】 前記ステーは丸棒であることを特徴とす
る請求項1記載の自動車用シートのヘッドレストステ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7266463A JPH0986250A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 自動車用シートのヘッドレストステー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7266463A JPH0986250A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 自動車用シートのヘッドレストステー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986250A true JPH0986250A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17431286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7266463A Pending JPH0986250A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 自動車用シートのヘッドレストステー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0986250A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9120142B2 (en) | 2008-10-10 | 2015-09-01 | Hatebur Umformmaschinen Ag | Method for producing a molded part provided with a through-hole |
DE102016203868A1 (de) | 2015-03-10 | 2016-09-15 | Tokai Chemical Industries, Ltd. | Verfahren zur Herstellung einer Kopfstützenstrebe |
WO2021034037A3 (en) * | 2019-08-19 | 2021-04-08 | Woobo Tech Co., Ltd. | Method of forming headrest stay |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55119503A (en) * | 1979-03-05 | 1980-09-13 | Lear Siegler Inc | Wheel axle with end* which is not hollow* and its preparation |
JPS6074658U (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-25 | 株式会社タチエス | 自動車用シ−トにおけるヘツドレストのステ− |
JPS6190612A (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-08 | ダイムラ−ベンツ・アクチエンゲゼルシャフト | 頭支えの案内される保持棒の終端位置確保装置 |
JPH0671349A (ja) * | 1992-06-11 | 1994-03-15 | Toyo Eng Works Ltd | 管端閉塞方法 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP7266463A patent/JPH0986250A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55119503A (en) * | 1979-03-05 | 1980-09-13 | Lear Siegler Inc | Wheel axle with end* which is not hollow* and its preparation |
JPS6074658U (ja) * | 1983-10-31 | 1985-05-25 | 株式会社タチエス | 自動車用シ−トにおけるヘツドレストのステ− |
JPS6190612A (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-08 | ダイムラ−ベンツ・アクチエンゲゼルシャフト | 頭支えの案内される保持棒の終端位置確保装置 |
JPH0671349A (ja) * | 1992-06-11 | 1994-03-15 | Toyo Eng Works Ltd | 管端閉塞方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9120142B2 (en) | 2008-10-10 | 2015-09-01 | Hatebur Umformmaschinen Ag | Method for producing a molded part provided with a through-hole |
DE102016203868A1 (de) | 2015-03-10 | 2016-09-15 | Tokai Chemical Industries, Ltd. | Verfahren zur Herstellung einer Kopfstützenstrebe |
JP2016165968A (ja) * | 2015-03-10 | 2016-09-15 | トヨタ紡織株式会社 | ヘッドレストステーの製造方法 |
US10160069B2 (en) | 2015-03-10 | 2018-12-25 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing headrest stay |
DE102016203868B4 (de) | 2015-03-10 | 2021-12-30 | Tokai Chemical Industries, Ltd. | Verfahren zur Herstellung einer Kopfstützenstrebe |
WO2021034037A3 (en) * | 2019-08-19 | 2021-04-08 | Woobo Tech Co., Ltd. | Method of forming headrest stay |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040420 |