JPH0985881A - 加工性および塗料密着性に優れたプレプライムド亜鉛系めっき鋼板 - Google Patents

加工性および塗料密着性に優れたプレプライムド亜鉛系めっき鋼板

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JPH0985881A
JPH0985881A JP7269556A JP26955695A JPH0985881A JP H0985881 A JPH0985881 A JP H0985881A JP 7269556 A JP7269556 A JP 7269556A JP 26955695 A JP26955695 A JP 26955695A JP H0985881 A JPH0985881 A JP H0985881A
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coating film
pigment
steel sheet
weight
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Toshiyuki Okuma
俊之 大熊
Saburo Ito
三郎 伊藤
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C28/00Coating for obtaining at least two superposed coatings either by methods not provided for in a single one of groups C23C2/00 - C23C26/00 or by combinations of methods provided for in subclasses C23C and C25C or C25D
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 JIS K 5629が規定する塗膜条件を満足し、防
火材料として好適な優れた加工性、上塗り塗料密着性、
耐食性を有するプレプライムド亜鉛系めっき鋼板を得る
こと 【解決手段】 Zn系めっき鋼板面に化成処理皮膜が形
成され、その表面に、特定のガラス転移温度のポリエス
テル樹脂100重量部に対してエポキシ樹脂を1〜10重量
部、メラミン樹脂を5〜30重量部配合した樹脂成分と顔
料とを含み、樹脂:顔料の重量比を1:0.20〜1:1.50と
した下層塗膜と、特定のガラス転移温度のポリエステル
樹脂100重量部に対してエポキシ樹脂を5〜20重量部、メ
ラミン樹脂を5〜30重量部配合した樹脂成分と顔料と炭
化水素系固形潤滑剤とを含み、樹脂:顔料の重量比を
1:1.50超〜1:3.00とし、且つ固形潤滑剤の含有量を1
〜10重量%とした上層塗膜が順次形成され、且つ両塗膜
における顔料中の20〜40重量%を鉛酸カルシウムとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、上塗り塗装して
使用されることを前提としたプレプライムド鋼板であっ
て、特に、防火シャッターや防火扉等の防火材料に好適
なプレプライムド亜鉛系めっき鋼板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、防火シャッターや防火扉等の防火
材料である塗装鋼板製品は、その基板である亜鉛系めっ
き鋼板を切断した後、ロール成形またはプレス成形等に
よって製品形状に組立て、次いで脱脂等の前処理を施し
た後、下塗り塗膜および上塗り塗膜を形成するための塗
料をスプレー塗装機等により塗装し、自然乾燥して製品
に仕上げられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の塗装鋼板製品の製造では、塗料ミストの発生
等により作業環境が極めて悪く、また連続塗装が困難で
あるために塗装作業に長時間を要し、さらに塗装作業性
も悪いという問題がある。また、一般に下塗り用塗料と
してJIS K 5629で規定されている鉛酸カルシウ
ムさび止めペイントを使用するため数十分間以上の乾燥
時間が必要となり、このため被塗装物が乾燥するまで放
置しておくための広いスペースが必要であり、また、乾
燥するまでの間に雨等に濡れると塗膜が剥離する等のト
ラブルが生じるという問題もある。さらに、使用する上
記塗料は消防法で規定する第一石油類に該当するため、
塗料の取扱いに厳しい制限を受ける等の難点もある。本
発明はこのような従来の防火材料等の塗装鋼板製品の製
造上の問題点を解消し、JIS K 5629が規定する
塗膜条件を満足し、且つ防火シャッターや防火扉等の防
火材料として好適な優れた加工性、上塗り塗料密着性、
耐食性等の品質特性を有するプレプライムド亜鉛系めっ
き鋼板を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形加工前の
基板(化成処理された亜鉛系めっき鋼板)の表面に連続
塗装ラインにおいて特定組成の2層塗膜を形成すること
により、JIS相当品で且つ防火シャッターや防火扉等
の防火材料として好適な加工性、塗料密着性、耐食性等
に優れたプレプライムド亜鉛系めっき鋼板が得られるこ
とを見出しなさらたもので、その構成は以下の通りであ
る。
【0005】(1) 亜鉛系めっき鋼板の少なくとも一方の
面に、リン酸塩系化成処理皮膜および/またはクロメー
ト系化成処理皮膜が形成され、その表面に、下記(A)の
樹脂成分と顔料とを含み、樹脂成分:顔料成分の重量比
を1:0.20〜1:1.50とした下層塗膜と、下記
(B)の樹脂成分と顔料と炭化水素系固形潤滑剤とを含
み、樹脂成分:顔料成分の重量比を1:1.50超〜
1:3.00とし、且つ炭化水素系固形潤滑剤の含有量
を1〜10重量%とした上層塗膜が順次形成され、且つ
両塗膜における顔料成分中の20〜40重量%が鉛酸カ
ルシウムであることを特徴とする加工性および塗料密着
性に優れたプレプライムド亜鉛系めっき鋼板。 樹脂成分(A); ガラス転移温度が5〜80℃のポリエステル樹脂:10
0重量部 エポキシ樹脂:1〜10重量部 メラミン樹脂:5〜30重量部 樹脂成分(B); ガラス転移温度が5〜80℃のポリエステル樹脂:10
0重量部 エポキシ樹脂:5〜20重量部 メラミン樹脂:5〜30重量部
【0006】(2) 上記(1)のプレプライムド亜鉛系めっ
き鋼板において、樹脂成分(A)及び樹脂成分(B)を構成
するポリエステル樹脂がガラス転移温度:10〜30
℃、数平均分子量:3000〜10000、水酸基価:
20〜65であり、且つエポキシ樹脂がエポキシ当量:
180〜1000である加工性および塗料密着性に優れ
たプレプライムド亜鉛系めっき鋼板。 (3) 上記(1)または(2)の皮膜構成を有する加工性および
塗料密着性に優れた防火材料用プレプライムド亜鉛系め
っき鋼板。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用する亜鉛系めっき鋼
板には亜鉛めっき鋼板及び各種の亜鉛系合金めっき鋼板
が含まれ、溶融亜鉛めっき鋼板、合金化溶融亜鉛めっき
鋼板、Zn−Al系溶融亜鉛めっき鋼板、電気亜鉛めっ
き鋼板等が代表的なものとして挙げられる。亜鉛系めっ
き鋼板の少なくとも一方の面には、耐食性及び下地との
密着性を向上させるためリン酸亜鉛等のリン酸塩系化成
処理皮膜および/または反応型クロメート処理や塗布型
クロメート処理等によるクロメート系化成処理皮膜が形
成される。上記化成処理皮膜の表面には、特定の樹脂成
分と他の添加成分を含む下層塗膜及び上層塗膜が順次形
成される。下層塗膜及び上層塗膜はともに、ポリエステ
ル樹脂、エポキシ樹脂及びメラミン樹脂からなる樹脂成
分と顔料成分とを含んでいる。
【0008】樹脂成分を構成するポリエステル樹脂は、
多塩基酸と多価アルコールとを常法にて縮合重合させる
ことにより製造されるが、この製造の際に末端封鎖剤と
して安息香酸等を使用して分子量を調整してもよい。多
塩基酸としては、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル
酸、トリメリット酸等の芳香族多塩基酸;蓚酸、マロン
酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族多塩
基酸;その他、シクロペンタンジカルボン酸、ヘキサヒ
ドロフタル酸、ヘキサヒドロトリメリット酸等或いはこ
れらの酸無水物が代表的なものとして挙げられる。ま
た、多価アルコールとしては、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペン
チルグリコール、ブチレングリコール、ペンタンジオー
ル、ヘキサンジオール、トリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトー
ル、ソルビトール等が代表的なものとして挙げられる。
【0009】本発明で使用するポリエステル樹脂は、こ
れら多塩基酸と多価アルコールとを適宜組合せ、反応さ
せて得られたガラス転移温度が5〜80℃、好ましくは
10〜30℃の樹脂である。ポリエステル樹脂のガラス
転移温度が80℃を超えると切断や折り曲げ等の加工性
が低下し、一方、5℃未満では付着性、硬度等が低下す
るため好ましくない。また、ガラス転移温度が10〜3
0°の場合には、より良好な加工性、付着性及び硬度を
確保することができる。また、ポリエステル樹脂は数平
均分子量が3000〜10000、水酸基価が20〜6
5のものが特に好ましい。ポリエステル樹脂の数平均分
子量が10000を超えると有機溶剤に対する溶解性が
低下するため平滑性及び塗膜硬度が低下し、一方、数平
均分子量が3000未満では切断や折り曲げ等の加工性
が低下するため好ましくない。また、水酸基価が65を
超えると切断や折り曲げ等の加工性が低下し、一方、水
酸基価が20未満では塗膜硬度が低下するため好ましく
ない。
【0010】樹脂成分を構成するエポキシ樹脂は、下地
および上塗り塗膜との付着性を向上させるために配合す
るものであり、特にエポキシ当量が180〜1000、
より望ましくは300〜900のものを使用することが
好ましい。エポキシ当量が上記の範囲を超えるとポリエ
ステル樹脂との相溶性が悪くなり、一方、上記の範囲未
満では塗膜硬度が低下するため好ましくない。エポキシ
樹脂としてはビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹
脂等のエポキシ樹脂が使用可能である。また、樹脂成分
を構成するメラミン樹脂は、メラミンとホルムアルデヒ
ドとを縮合して得られる生成物をメタノール、エタノー
ル、ブタノール等のアルコール類によりエーテル化した
樹脂である。
【0011】下層塗膜及び上層塗膜ともに、樹脂成分は
上述したポリエステル樹脂、エポキシ樹脂およびメラミ
ン樹脂を必須成分として構成されるが、その配合割合は
下層塗膜が主として加工性の観点から、上層塗膜が主と
して上塗り塗料密着性の観点からそれぞれ規定される。
具体的には、下層塗膜ではポリエステル樹脂100重量
部に対してエポキシ樹脂1〜10重量部、メラミン樹脂
5〜30重量部の配合割合とし、一方、上層塗膜ではポ
リエステル樹脂100重量部に対してエポキシ樹脂5〜
20重量部、メラミン樹脂5〜30重量部の配合割合と
する。
【0012】下層塗膜において、ポリエステル樹脂10
0重量部に対するエポキシ樹脂の配合量が10重量部を
超えると加工性が低下し、一方、1重量部未満では下地
との付着性が低下するため好ましくない。また、メラミ
ン樹脂の配合量が30重量部を超えると樹脂が局部的に
濃化して塗膜が脆化し、塗膜にクラック等を生じ易くな
り、一方、5重量部未満では塗膜の硬化が不十分となり
好ましくない。また上層塗膜において、ポリエステル樹
脂100重量部に対するエポキシ樹脂の配合量が20重
量部を超えると可撓性が極端に低下するため加工性の劣
化を招き、一方、5重量部未満では上塗り塗料との密着
性が低下する。また、メラミン樹脂の配合量が30重量
部を超えると樹脂が局部的に濃化して塗膜が脆化し、塗
膜にクラック等を生じ易くなり、一方、5重量部未満で
は塗膜の硬化が不十分となり好ましくない。
【0013】下層塗膜及び上層塗膜には、耐食性を向上
させ且つJIS相当品の塗膜を形成させるために顔料成
分が添加される。添加される顔料成分としては、鉛酸カ
ルシウム、酸化チタン、酸化鉄、フタロシアニンブルー
等の各種塗料用着色顔料やタルク、炭酸カルシウム、硫
酸バリウム、カオリン等の各種塗料用体質顔料等が挙げ
られるが、本発明では下層塗膜、上層塗膜ともに顔料成
分中に占める鉛酸カルシウムの割合を20〜40重量%
とする。顔料成分中の鉛酸カルシウムの割合が20重量
%未満では耐食性が十分に得られず、一方、40重量%
を超えて添加しても添加量に見合う効果が得られず、却
ってコスト高になるので好ましくない。また、耐疵つき
性及び上塗り塗料との密着性を向上させるために、下層
塗膜及び上層塗膜に顔料成分中の2〜20重量%の割合
でタルクを添加することが好ましい。
【0014】また、本発明では下層塗膜及び上層塗膜の
樹脂成分:顔料成分の重量比(固形分換算)を、下層塗
膜>上層塗膜の関係とすることが必要である。下層塗膜
の樹脂成分:顔料成分の重量比は1:0.20〜1:
1.50とする。樹脂成分:顔料成分の重量比が1:
0.20を超えると上層塗膜との相溶性が低下するとと
もに、耐食性も低下し、一方、1:1.50未満では塗
膜としての可撓性や下地鋼板との密着性が低下し、加工
時に塗膜クラックや剥離を生じやすくなるため好ましく
ない。一方、上層塗膜の樹脂成分:顔料成分の重量比は
1:1.50超〜1:3.00とする。樹脂成分:顔料
成分の重量比が1:1.50超を上回ると上塗り塗料と
の密着性や耐疵つき性が劣り、一方、1:3.00未満
では塗膜が急激に脆化して加工時の変形や摺動による塗
膜剥離が避けられなくなるため好ましくない。
【0015】また、上層塗膜には、ロールフォーミング
やプレス成形等の加工において、塗膜表面の滑り性(潤
滑性)を向上させ且つ成形加工時の疵つきを防止する目
的で、炭化水素系固形潤滑剤を塗膜中に1〜10重量%
の割合で添加する。炭化水素系固形潤滑剤としては、1
分子中にカーボンが十数個〜数十個含まれる直鎖状ある
いは分岐状のパラフィン系炭化水素、分子量が千〜数万
のポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンワ
ックス等の1種または2種以上が使用できる。炭化水素
系固形潤滑剤の塗膜固形分中での含有量が1重量%未満
では、潤滑性の改善効果がなく、一方、10重量%を超
えると塗膜に必要な特性である上塗り塗装性が大きく低
下するので好ましくない。
【0016】固形潤滑剤の粒径や形状については特に制
約はないが、平均粒径が数ミクロン〜20ミクロン程度
のものが最適である。なお、他の潤滑剤、例えばフッ素
系樹脂微粉末、ポリアミド系樹脂微粉末あるいは二硫化
モリブデン等の添加も考えられるが、これらは上塗り塗
装性、潤滑性付与効果あるいは塗料としての貯蔵安定性
に劣るため好ましくない。下層塗膜及び上層塗膜は、上
記の樹脂成分、顔料等の添加成分及び有機溶剤を含み、
これに必要に応じて顔料分散剤、沈降防止剤、消泡剤、
レベリング剤、硬化触媒等の添加剤や改質樹脂等を配合
した塗料組成物を塗布し、焼付けすることにより得るこ
とができる。
【0017】塗料組成物の有機溶剤としては、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素;ブタノール、プロパ
ノール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノブチルエーテル等のアルコール類;
ブチルアセテート、メトキシエチルアセテート、エトキ
シエチルアセテート等のエステル類;メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、イソホロン等のケトン類
等、通常塗料用として使用されている各種の有機溶剤が
使用可能である。なお、有機溶剤の配合量は、塗装作業
性に合わせて塗料粘度がフォードカップNo.4法で4
0〜200秒程度になるように調整すればよい。
【0018】本発明のプレプライムド亜鉛系めっき鋼板
は、通常のプレコート鋼板の製造に使用されている連続
塗装−焼付ラインにおいて、シート状もしくはコイル状
の亜鉛系めっき鋼板(上述の化成処理皮膜が形成された
亜鉛系めっき鋼板)に上記の塗料組成物を塗装し、焼付
けることにより製造される。連続塗装−焼付ラインで
は、リバース方式もしくはナチュラル方式のロールコー
ター、フローコーター等の連続塗装手段により、塗料組
成物を乾燥膜厚で下層塗膜、上層塗膜とも約5〜40μ
m、好ましくは10〜30μmとなるように塗装し、到
達板温約180〜250℃で、30〜120秒間の短時
間焼付を行ない、硬化塗膜を形成させる。連続塗装−焼
付ラインのラインスピードは10〜100m/分程度が
適当である。
【0019】本発明のプレプライムド亜鉛系めっき鋼板
は、通常、切断や曲げ等の成形加工、溶接等の工程を経
て例えばドア等の製品形状に加工・組立された後、フタ
ル酸樹脂系塗料等の上塗塗料を塗装するだけで、防火材
料等の塗装鋼板製品に仕上げられる。本発明のプレプラ
イムド亜鉛系めっき鋼板は、上述のように防火シャッタ
ーや防火扉等の防火材料用として好適なものであるが、
その他にも例えばキャビネット、家電製品等の各種金属
製品に適用可能である。
【0020】
【実施例】溶融亜鉛めっき鋼板(板厚:1.2mm、片
面当たりめっき付着量:125g/m2)及び合金化溶
融亜鉛めっき鋼板(板厚:1.6mm、片面当たりめっ
き付着量:60g/m2)に、化成処理としてリン酸亜
鉛処理(付着量:1.5g/m2)または塗布型クロメ
ート処理(金属クロム換算の付着量:30mg/m2
を施し、次いで、表1及び表2に示される塗料組成物A
〜Pを表3及び表4に示す下層塗膜と上層塗膜の組み合
わせになるようにバーコーターを用いて各々塗布し、焼
付温度(到達板温)が下層塗膜で180℃、上層塗膜で
230℃になるように加熱硬化させ、実施例No.1〜
No.20のプレプライムド亜鉛系めっき鋼板を製造し
た。
【0021】表1及び表2に示す塗料組成物A〜Pは、
同表に示すポリエステル樹脂溶液(固形分50%;シク
ロヘキサノンとソルベッソ150(シェル社製商品名)
との1:1混合溶液)、エポキシ樹脂溶液(エピコート
1001×70(油化シェルエポキシ社製商品名);固
形分70%;エポキシ当量約470;キシロール溶
剤〕、メラミン樹脂溶液(サイメル370(三井サイア
ナミッド社製商品名);固形分88%;イソブタノール
とイソプロパノールとの1:1混合溶剤)及び顔料をそ
れぞれ練合分散し、次いで溶剤(ソルベッソ100(シ
ェル社製商品名)とプロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテートとシクロヘキサノンとの2:1:1混
合溶剤)を所定量添加し、顔料分散度がグラインドゲー
ジA法40μmの塗料を調整して得られた。各実施例の
サンプルについて、曲げ加工性(曲げ加工性及び耐摺動
傷性)、上塗り塗料密着性、耐食性、下地付着性及び耐
傷つき性の各試験を行った。各試験条件および特性評価
基準は以下の通りである。
【0022】(1) 曲げ加工性 サンプルを内側が1mmRになるように90°折り曲げ
し、テープテストを行った後の塗膜剥離程度を観察し、
以下の基準で評価した。 ◎:全く異常なし ○:塗膜が下地からわずかに剥離(剥離面積:30%未
満) △:塗膜が下地から明らかに剥離(剥離面積:30〜8
0%) ×:塗膜が下地から激しく剥離(剥離面積:80%超) (2) 耐摺動傷性 押付け荷重:1000kgf/cm2(ビード材質:S
KD11、先端面積:1mm×10mm)、引抜き速度
200mm/分の条件で平板引抜き試験を行った後の塗
膜表面を観察し、以下の基準で評価した。 ○:摺動傷が全くなし △:摺動傷が多少認められる ×:摺動傷が著しく残る
【0023】(3) 上塗り塗料密着性 フタル酸樹脂系塗料(「ハイメル」 大日本塗料社製商
品名)を乾燥膜厚25μmとなるように塗布、乾燥さ
せ、JIS K 5400のカットテープ法に従って剥離
の程度を観察し、以下の基準で評価した。 ○:異常なし △:塗膜が少し剥離 ×:塗膜が多く剥離 (4) 耐食性 JIS K 5629の方法に従って耐塩水性テストを行
ない、フクレ、サビ等の異常の有無を観察し、以下の基
準で評価した。 ○:異常なし △:フクレ、サビ等が少し発生 ×:フクレ、サビ等が著しく発生
【0024】(5) 下地付着性 JIS K 5400の方法に従って1mm間隔のゴバン
目を刻んだ後、エリクセン試験機を使用して5mm押し
出し、凸部のテープテストを行ない、剥離の程度を観察
して以下の基準で評価した。 ◎:全く異常なし ○:塗膜間または下地からわずかに剥離(剥離面積:1
0%未満) △:塗膜が明らかに剥離(剥離面積:10〜50%) ×:塗膜が激しく剥離(剥離面積:50%超) (6) 耐傷つき性 JIS K 5400の鉛筆硬度試験を実施し、以下の基
準で評価した。 ○:2H以上 △:F〜H ×:HB以下
【0025】以上の試験結果を、プレプライムド亜鉛系
めっき鋼板の皮膜構成とともに表3及び表4に示す。表
3及び表4によれば、本発明例であるNo.1〜No.
12のプレプライムド亜鉛系めっき鋼板は全ての品質特
性において優れた性能を有している。これに対して、下
層塗膜の樹脂成分:顔料成分の重量比が本発明範囲外の
比較例であるNo.13、No.14は、それぞれ曲げ
加工性及び下地付着性、或いは耐摺動傷性、耐食性及び
下地付着性が劣っている。また、上層塗膜の樹脂成分:
顔料成分の重量比が本発明範囲外の比較例であるNo.
17は曲げ加工性と下地付着性が劣っている。
【0026】また、上層塗膜が炭化水素系固形潤滑剤を
含有していない比較例であるNo.19は耐摺動傷性が
大きく劣っている。また、下層塗膜または上層塗膜中の
鉛酸カルシウム含有量が本発明範囲に満たない比較例で
あるNo.15、No.18は耐食性が大きく劣り、一
方、下層塗膜中の鉛酸カルシウム含有量が本発明範囲を
超える比較例であるNo.16は下地付着性、曲げ加工
性が劣っている。また、化成処理皮膜が形成されていな
い比較例であるNo.20は曲げ加工性、耐食性および
下地付着性が劣っている。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】
【発明の効果】以上述べた本発明のプレプライムド亜鉛
系めっき鋼板によれば、連続塗装ラインで製造できるた
め塗装作業に起因した従来法における様々な問題が解消
されるだけでなく、JIS K 5629が規定する塗膜
条件を満足し、防火シャッターや防火扉等の防火材料と
して好適な優れた加工性、上塗り塗料密着性、耐食性等
の品質特性を有している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜鉛系めっき鋼板の少なくとも一方の面
    に、リン酸塩系化成処理皮膜および/またはクロメート
    系化成処理皮膜が形成され、その表面に、下記(A)の樹
    脂成分と顔料とを含み、樹脂成分:顔料成分の重量比を
    1:0.20〜1:1.50とした下層塗膜と、下記
    (B)の樹脂成分と顔料と炭化水素系固形潤滑剤とを含
    み、樹脂成分:顔料成分の重量比を1:1.50超〜
    1:3.00とし、且つ炭化水素系固形潤滑剤の含有量
    を1〜10重量%とした上層塗膜が順次形成され、且つ
    両塗膜における顔料成分中の20〜40重量%が鉛酸カ
    ルシウムであることを特徴とする加工性および塗料密着
    性に優れたプレプライムド亜鉛系めっき鋼板。 樹脂成分(A); ガラス転移温度が5〜80℃のポリエステル樹脂:10
    0重量部 エポキシ樹脂:1〜10重量部 メラミン樹脂:5〜30重量部 樹脂成分(B); ガラス転移温度が5〜80℃のポリエステル樹脂:10
    0重量部 エポキシ樹脂:5〜20重量部 メラミン樹脂:5〜30重量部
  2. 【請求項2】 樹脂成分(A)及び樹脂成分(B)を構成す
    るポリエステル樹脂がガラス転移温度:10〜30℃、
    数平均分子量:3000〜10000、水酸基価:20
    〜65であり、且つエポキシ樹脂がエポキシ当量:18
    0〜1000である請求項1に記載の加工性および塗料
    密着性に優れたプレプライムド亜鉛系めっき鋼板。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の皮膜構成を有
    することを特徴とする加工性および塗料密着性に優れた
    防火材料用プレプライムド亜鉛系めっき鋼板。
JP7269556A 1995-09-22 1995-09-22 加工性および塗料密着性に優れたプレプライムド亜鉛系めっき鋼板 Pending JPH0985881A (ja)

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