JPH0985728A - マンホール成形用型枠のステップ保持機構 - Google Patents
マンホール成形用型枠のステップ保持機構Info
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- JPH0985728A JPH0985728A JP7244065A JP24406595A JPH0985728A JP H0985728 A JPH0985728 A JP H0985728A JP 7244065 A JP7244065 A JP 7244065A JP 24406595 A JP24406595 A JP 24406595A JP H0985728 A JPH0985728 A JP H0985728A
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- Japan
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- mold
- opening window
- manhole
- split
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B21/00—Methods or machines specially adapted for the production of tubular articles
- B28B21/56—Methods or machines specially adapted for the production of tubular articles incorporating reinforcements or inserts
- B28B21/566—Climbing elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】マンホールステップの取付開口窓を覆う各割型
を内型枠内で支持すると共に連係して開閉作動させこと
により、ステップ保持及び成形品脱型を容易にして作業
効率を向上させる。 【解決手段】基台(30)上に縮径可能に配置された内型枠
(40)と、内型枠から一定の間隔空間をもち二分割離隔移
動可能に構成されて配設された外型枠(50)と、外型枠と
内型枠との間隔空間の底部に配置された略リング盤状の
底部レール(60)と、からマンホール(70)の成形用型枠(2
0)を構成する。そして、内型枠の外周壁面に、縦方向一
列に複数個の開口窓(2)を形成すると共に、この各開口
窓の下縁辺(2a)から内型枠内側へステップ(80)を載置す
る載置台(3)をそれぞれ配設し、かつ各開口窓の内側に
この開口窓を嵌合開閉する割型(4)を可動自在に配設
し、この開閉作動を同時に連係して行わせるための連係
手段(6)を内型枠内に配置する。
を内型枠内で支持すると共に連係して開閉作動させこと
により、ステップ保持及び成形品脱型を容易にして作業
効率を向上させる。 【解決手段】基台(30)上に縮径可能に配置された内型枠
(40)と、内型枠から一定の間隔空間をもち二分割離隔移
動可能に構成されて配設された外型枠(50)と、外型枠と
内型枠との間隔空間の底部に配置された略リング盤状の
底部レール(60)と、からマンホール(70)の成形用型枠(2
0)を構成する。そして、内型枠の外周壁面に、縦方向一
列に複数個の開口窓(2)を形成すると共に、この各開口
窓の下縁辺(2a)から内型枠内側へステップ(80)を載置す
る載置台(3)をそれぞれ配設し、かつ各開口窓の内側に
この開口窓を嵌合開閉する割型(4)を可動自在に配設
し、この開閉作動を同時に連係して行わせるための連係
手段(6)を内型枠内に配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、コンクリート製
マンホールの内周壁面に取付けられる登降用ステップ
を、コンクリート成形時に予め型枠内へ配置して置くた
めのマンホール成形用型枠のステップ保持機構に関す
る。
マンホールの内周壁面に取付けられる登降用ステップ
を、コンクリート成形時に予め型枠内へ配置して置くた
めのマンホール成形用型枠のステップ保持機構に関す
る。
【0002】
【発明の前提】一般に、コンクリート製マンホール成形
品(以下「マンホール」と略称する。)を成形する型枠
は、マンホールの内周壁面を成形する内型枠と外周壁面
を成形する外型枠とからなり、この内型枠と外型枠との
一定の間隙から形成される区画空間の設定方によりマン
ホールの肉厚形状が決められる。
品(以下「マンホール」と略称する。)を成形する型枠
は、マンホールの内周壁面を成形する内型枠と外周壁面
を成形する外型枠とからなり、この内型枠と外型枠との
一定の間隙から形成される区画空間の設定方によりマン
ホールの肉厚形状が決められる。
【0003】ところで、マンホールには点検時に作業員
が登り降りする手足掛け用の略コ字状をしたステップ
が、一定間隔で複数個縦方向に取付けられている。かか
るマンホールにおけるこのステップ取付け方法には、マ
ンホール成形後にステップを取り付ける方法の他に、予
めステップの幹部を型枠の区画空間内の所定位置に保持
して置き、これにコンクリートを打設することにより、
成形と同時に一体的に固定する方法(「成形時取付方
式」)がある。
が登り降りする手足掛け用の略コ字状をしたステップ
が、一定間隔で複数個縦方向に取付けられている。かか
るマンホールにおけるこのステップ取付け方法には、マ
ンホール成形後にステップを取り付ける方法の他に、予
めステップの幹部を型枠の区画空間内の所定位置に保持
して置き、これにコンクリートを打設することにより、
成形と同時に一体的に固定する方法(「成形時取付方
式」)がある。
【0004】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】本願発明
はこの成形時取付方式に関するものである。従来は、内
型枠の複数箇所のステップ保持位置に開口窓を設け、こ
の開口窓からステップ幹部を区画空間内に延出するよう
にしてステップを内型枠内に保持固定し、次いで、各開
口窓を塞ぐ割型をボルトで個別的に固定していた。そし
て、マンホールの脱型時には、作業員が内型枠内に入
り、ボルトの締結を解除して各割型を取外すようにして
いた。
はこの成形時取付方式に関するものである。従来は、内
型枠の複数箇所のステップ保持位置に開口窓を設け、こ
の開口窓からステップ幹部を区画空間内に延出するよう
にしてステップを内型枠内に保持固定し、次いで、各開
口窓を塞ぐ割型をボルトで個別的に固定していた。そし
て、マンホールの脱型時には、作業員が内型枠内に入
り、ボルトの締結を解除して各割型を取外すようにして
いた。
【0005】このような従来例では、作業員が狭い内型
枠内に入って、割型を個別的に取付け及び取外しを行っ
ていたため作業性が非常に悪かった。さらに、割型は内
型枠と分離されているため、その管理が煩雑に成りやす
く、これまた作業性を悪くする原因ともなっていた。
枠内に入って、割型を個別的に取付け及び取外しを行っ
ていたため作業性が非常に悪かった。さらに、割型は内
型枠と分離されているため、その管理が煩雑に成りやす
く、これまた作業性を悪くする原因ともなっていた。
【0006】そこで、本願発明はかかる問題点に着目し
てなされたもので、各割型を内型枠に支持させると共に
連係して作動させことにより、ステップ保持を容易にし
て作業効率を向上させることができるマンホール成形用
型枠のステップ保持機構を提供するものである。
てなされたもので、各割型を内型枠に支持させると共に
連係して作動させことにより、ステップ保持を容易にし
て作業効率を向上させることができるマンホール成形用
型枠のステップ保持機構を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願発明のマンホール成形用型枠のステップ保持機構
は、以下のように構成している。
本願発明のマンホール成形用型枠のステップ保持機構
は、以下のように構成している。
【0008】基台上に立設固定され、分割移動機構によ
り縮径可能な円筒状の内型枠と、この内型枠の外周壁面
から一定の間隔空間をもって基台上に配設され、二分割
されて略水平対向方向に離隔移動可能にされた円筒状の
外型枠と、この外型枠と前記内型枠との間隔空間の底部
に配置された略リング盤状の底部レールと、からなるマ
ンホールの成形用型枠であって、前記内型枠の外周壁面
に、縦方向一列に複数個の開口窓を形成すると共に、こ
の開口窓の下縁辺には、ステップの幹部が適合嵌合する
切欠き凹部を形成し、また、この各開口窓の下縁辺の内
型枠内側には、ステップを載置する載置台をそれぞれ配
設し、さらに各開口窓の内側には、この開口窓に嵌合し
て開閉し、閉塞時には内型枠の外周面壁と面一になり、
かつ下縁辺には開口窓の前記切欠き凹部と対応する位置
に切欠き凹部を有する閉塞板を備えた割型を、可動自在
に配設し、この各割型の開口窓への開閉作動を連係して
行うための連係手段が内型枠内に配置されていることを
特徴とする。
り縮径可能な円筒状の内型枠と、この内型枠の外周壁面
から一定の間隔空間をもって基台上に配設され、二分割
されて略水平対向方向に離隔移動可能にされた円筒状の
外型枠と、この外型枠と前記内型枠との間隔空間の底部
に配置された略リング盤状の底部レールと、からなるマ
ンホールの成形用型枠であって、前記内型枠の外周壁面
に、縦方向一列に複数個の開口窓を形成すると共に、こ
の開口窓の下縁辺には、ステップの幹部が適合嵌合する
切欠き凹部を形成し、また、この各開口窓の下縁辺の内
型枠内側には、ステップを載置する載置台をそれぞれ配
設し、さらに各開口窓の内側には、この開口窓に嵌合し
て開閉し、閉塞時には内型枠の外周面壁と面一になり、
かつ下縁辺には開口窓の前記切欠き凹部と対応する位置
に切欠き凹部を有する閉塞板を備えた割型を、可動自在
に配設し、この各割型の開口窓への開閉作動を連係して
行うための連係手段が内型枠内に配置されていることを
特徴とする。
【0009】前記連係手段においては、載置台の後方下
部で回動自在に支持された各割型を、該支持位置より後
方位置で連結ロッドによってピン連結すると共に、該連
結ロッドを上下に操作するようにしたことを特徴とす
る。
部で回動自在に支持された各割型を、該支持位置より後
方位置で連結ロッドによってピン連結すると共に、該連
結ロッドを上下に操作するようにしたことを特徴とす
る。
【0010】
【作用】かかる構成により、先ず、内型枠の分割構成部
材を組立て円筒形に組み立てる。次いで、連係手段によ
り、割型を移動させて開口窓を開放し、ここからステッ
プを進入させて載置台に載置する。次に、連係手段の連
結ロッドを操作して各割型を連係して一斉に回動させ、
各割型に取付けられた閉塞板でそれぞれ対応する開口窓
を略密着状に嵌合させて閉塞する。このとき、ステップ
は、開口窓の下縁部に形成された切欠き凹部と、閉塞板
の下縁部に形成された切欠き凹部とで構成された略円形
の開口をステップの幹部が貫いた状態で取付け配置され
る。
材を組立て円筒形に組み立てる。次いで、連係手段によ
り、割型を移動させて開口窓を開放し、ここからステッ
プを進入させて載置台に載置する。次に、連係手段の連
結ロッドを操作して各割型を連係して一斉に回動させ、
各割型に取付けられた閉塞板でそれぞれ対応する開口窓
を略密着状に嵌合させて閉塞する。このとき、ステップ
は、開口窓の下縁部に形成された切欠き凹部と、閉塞板
の下縁部に形成された切欠き凹部とで構成された略円形
の開口をステップの幹部が貫いた状態で取付け配置され
る。
【0011】この状態で、外型枠を組立て、区画空間内
にコンクリートを打設する。養生硬化した後に、外型枠
を分割分離させると共に、連係手段の操作により、各割
型を連係して一斉に回動させて閉塞板を開口窓から開放
させる。
にコンクリートを打設する。養生硬化した後に、外型枠
を分割分離させると共に、連係手段の操作により、各割
型を連係して一斉に回動させて閉塞板を開口窓から開放
させる。
【0012】次に、マンホールを若干持ち上げて(開口
窓の下縁部に形成された切欠き凹部からステップ幹部が
外れる程度の高さ)、内型枠を分割して各構成部材を縮
径移動させることにより、ステップを開口窓から取り出
す。そして、最後にマンホールを持ち上げることによ
り、脱型が完了する。
窓の下縁部に形成された切欠き凹部からステップ幹部が
外れる程度の高さ)、内型枠を分割して各構成部材を縮
径移動させることにより、ステップを開口窓から取り出
す。そして、最後にマンホールを持ち上げることによ
り、脱型が完了する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本願発明にかかるマンホー
ル成形用型枠のステップ保持機構の具体的実施例を、図
面に基づき以下にその詳細を説明する。図1は本実施例
を含むマンホール成形用型枠を内型枠(縮径していな
い)と外型枠とを分離した状態を示すと共にマンホール
を一部切欠いた状態で示す斜視図である。図2は本実施
例のマンホール成形用型枠のステップ保持機構にかかる
部分を内型枠の内側から見た状態で示した斜視図であ
る。図3、4は本実施例の割型の1つを示す側面図であ
り、図3はステップをセットして割型で開口窓を閉じた
状態を示し、図4は割型を回動させて開口窓を開けた状
態を示す。図5は本実施例におけるステップのセットの
仕方を示す斜視図である。
ル成形用型枠のステップ保持機構の具体的実施例を、図
面に基づき以下にその詳細を説明する。図1は本実施例
を含むマンホール成形用型枠を内型枠(縮径していな
い)と外型枠とを分離した状態を示すと共にマンホール
を一部切欠いた状態で示す斜視図である。図2は本実施
例のマンホール成形用型枠のステップ保持機構にかかる
部分を内型枠の内側から見た状態で示した斜視図であ
る。図3、4は本実施例の割型の1つを示す側面図であ
り、図3はステップをセットして割型で開口窓を閉じた
状態を示し、図4は割型を回動させて開口窓を開けた状
態を示す。図5は本実施例におけるステップのセットの
仕方を示す斜視図である。
【0014】本実施例におけるマンホール成形用型枠2
0は、主に基台30、内型枠40、外型枠50とから構
成される。先ず、基台30は、型枠20の載置台として
機能するもので、鉄骨材が井桁状に組まれて構成されて
おり、床面に水平を維持するにして載置される。また、
これは型枠20の運搬時には、共に移動可能に構成され
ている。
0は、主に基台30、内型枠40、外型枠50とから構
成される。先ず、基台30は、型枠20の載置台として
機能するもので、鉄骨材が井桁状に組まれて構成されて
おり、床面に水平を維持するにして載置される。また、
これは型枠20の運搬時には、共に移動可能に構成され
ている。
【0015】内型枠40は、マンホール70の内周壁面
71を規定して成形するものであり、基台30の上面に
立設状に載置して取付けられている。そして、円筒状を
成し、軸方向(上下方向)の分割線をもった分割境41
によって4つの構成部材(42、43、44、45)に
構成されている。2つの回動部材43、45がヒンジ4
6を回動軸として内側へ扉状に回動移動し、次いで対向
部材42、44が近接移動することにより、内型枠40
が縮径変形される。
71を規定して成形するものであり、基台30の上面に
立設状に載置して取付けられている。そして、円筒状を
成し、軸方向(上下方向)の分割線をもった分割境41
によって4つの構成部材(42、43、44、45)に
構成されている。2つの回動部材43、45がヒンジ4
6を回動軸として内側へ扉状に回動移動し、次いで対向
部材42、44が近接移動することにより、内型枠40
が縮径変形される。
【0016】外型枠50は、マンホール70の外周壁面
72を規定して成形するもので、内型枠40の外周壁面
47と一定の間隔をもって、囲むようにして基台30上
に立設状に配置されている。この円筒状をした外型枠5
0は、縦方向(上下方向)の分割線をもった分割境51
によって二分割の分割体52、53とされ、それぞれ水
平対向方向へ離隔移動するように構成されている。
72を規定して成形するもので、内型枠40の外周壁面
47と一定の間隔をもって、囲むようにして基台30上
に立設状に配置されている。この円筒状をした外型枠5
0は、縦方向(上下方向)の分割線をもった分割境51
によって二分割の分割体52、53とされ、それぞれ水
平対向方向へ離隔移動するように構成されている。
【0017】内型枠40と外型枠50との離隔による区
画空間が、マンホール70の肉厚73を規定するもので
あり、立てた状態で成形するため底部にはマンホール7
0の一端面を規定する略リング盤状の底部レール60
が、基台30上面に取付け固定されている。
画空間が、マンホール70の肉厚73を規定するもので
あり、立てた状態で成形するため底部にはマンホール7
0の一端面を規定する略リング盤状の底部レール60
が、基台30上面に取付け固定されている。
【0018】次に本願発明の要部である、ステップ80
の保持機構1について説明する。保持機構1は、主に、
開口窓2、載置台3、割型4、及び連結ロッド6から構
成され、内型枠40の内側に配設されている。内型枠4
0を構成する1つの対向部材42の湾曲した外周壁面4
7には、所定のステップ80の取付け位置に対応した位
置に、略横長矩形状の開口窓2が、上下方向へ複数個形
成されている。そして、この開口窓2の下縁部2aに
は、ステップ80の幹部81が略適合する径で略半円状
の切欠き凹部2bが形成され、ここからは内型枠40の
内側へ略水平な面をもったステップ載置台3が取付け固
定されている。この載置台3の上面には、ステップ80
の位置決め保持するための、当接板3aと凸状部材3b
とが取付けられている。
の保持機構1について説明する。保持機構1は、主に、
開口窓2、載置台3、割型4、及び連結ロッド6から構
成され、内型枠40の内側に配設されている。内型枠4
0を構成する1つの対向部材42の湾曲した外周壁面4
7には、所定のステップ80の取付け位置に対応した位
置に、略横長矩形状の開口窓2が、上下方向へ複数個形
成されている。そして、この開口窓2の下縁部2aに
は、ステップ80の幹部81が略適合する径で略半円状
の切欠き凹部2bが形成され、ここからは内型枠40の
内側へ略水平な面をもったステップ載置台3が取付け固
定されている。この載置台3の上面には、ステップ80
の位置決め保持するための、当接板3aと凸状部材3b
とが取付けられている。
【0019】さらに、開口窓2の内側(又は後方)に
は、割型4が配置されており、この割型4には、嵌合時
に内型枠40の内周壁面47と面一となる湾曲状の閉塞
板4aが取付けられている。閉塞板4aの下縁部4eに
は、前記開口窓2の切欠き凹部2bと対応した位置に、
ステップ80の幹部81が略適合する径で略半円状の切
欠き凹部4cが形成されている。
は、割型4が配置されており、この割型4には、嵌合時
に内型枠40の内周壁面47と面一となる湾曲状の閉塞
板4aが取付けられている。閉塞板4aの下縁部4eに
は、前記開口窓2の切欠き凹部2bと対応した位置に、
ステップ80の幹部81が略適合する径で略半円状の切
欠き凹部4cが形成されている。
【0020】この割型4は、載置台3の後方下部に形成
された取付軸5に回動自在にして支持されており、この
取付軸5を支点として内側から開口窓2へ向かって回動
するようにされている。
された取付軸5に回動自在にして支持されており、この
取付軸5を支点として内側から開口窓2へ向かって回動
するようにされている。
【0021】各割型4には、取付軸5より後方(内型枠
40の内側方向)へ延びる取付部材4bがそれぞれ一体
的に形成されており、この各取付部材4bをピン連結
(回動自在に連結)によって連結ロッド6が取付けられ
ている。この連結ロッド6は上端部で引き上げて固定で
きるようにされている。この固定には、本実施例では、
トグル機構(図示省略)が用いられている。このトグル
機構は広く一般に用いられている機構であるため、その
詳細機構の説明は省略する。
40の内側方向)へ延びる取付部材4bがそれぞれ一体
的に形成されており、この各取付部材4bをピン連結
(回動自在に連結)によって連結ロッド6が取付けられ
ている。この連結ロッド6は上端部で引き上げて固定で
きるようにされている。この固定には、本実施例では、
トグル機構(図示省略)が用いられている。このトグル
機構は広く一般に用いられている機構であるため、その
詳細機構の説明は省略する。
【0022】
【実施例の作用】次に上記のように構成した本実施例の
作用について説明する。先ず、対向部材42、44及び
回動部材43、45を移動させて内型枠40を円筒状に
組み立てる。この状態のとき、対向部材42に保持され
た割型4は、図2、3、5に示すように、取付軸5を回
転軸として後方へ回動して倒れ、閉塞板4aが開口窓2
から後退した状態(これを「初期状態」とする。)にな
っている。次に、図5に示すようにステップ80の幹部
81(又は先端部82)を手90で持って、ステップ8
0の手足掛け部83を開口窓2から内型枠40の内側側
へ進入させて載置台3に載置する。このとき、手足掛け
部83は載置台3の当接板3aと凸状部材3bとによっ
て位置決めされ、かつステップ幹部81は開口窓2の切
欠き凹部に嵌合される。
作用について説明する。先ず、対向部材42、44及び
回動部材43、45を移動させて内型枠40を円筒状に
組み立てる。この状態のとき、対向部材42に保持され
た割型4は、図2、3、5に示すように、取付軸5を回
転軸として後方へ回動して倒れ、閉塞板4aが開口窓2
から後退した状態(これを「初期状態」とする。)にな
っている。次に、図5に示すようにステップ80の幹部
81(又は先端部82)を手90で持って、ステップ8
0の手足掛け部83を開口窓2から内型枠40の内側側
へ進入させて載置台3に載置する。このとき、手足掛け
部83は載置台3の当接板3aと凸状部材3bとによっ
て位置決めされ、かつステップ幹部81は開口窓2の切
欠き凹部に嵌合される。
【0023】このようにして各開口窓2、2、・・の載
置台3にステップ80をセットしたところで、連結ロッ
ド6を上方へ引き上げ、トグル機構で固定する。これに
よって、各割型4は取付軸5を回転支点として一斉に連
係して前方向へ回転(矢印a)し、割型4の閉塞板4a
は開口窓2に略密着した状態で嵌合する。閉塞板4aの
切欠き凹部4cはセットされたステップ幹部81に嵌合
する。この結果、ステップ80はその幹部81から先端
部82が、内型枠40の外周壁面47から突き出た状態
で保持されることになる。
置台3にステップ80をセットしたところで、連結ロッ
ド6を上方へ引き上げ、トグル機構で固定する。これに
よって、各割型4は取付軸5を回転支点として一斉に連
係して前方向へ回転(矢印a)し、割型4の閉塞板4a
は開口窓2に略密着した状態で嵌合する。閉塞板4aの
切欠き凹部4cはセットされたステップ幹部81に嵌合
する。この結果、ステップ80はその幹部81から先端
部82が、内型枠40の外周壁面47から突き出た状態
で保持されることになる。
【0024】この後は、従来の型枠20の成形行程と同
様、水平対向方向へ離隔していた外型枠50の分割体5
2、53を接近移動させて、外型枠50を円筒形に組み
立て締結する。
様、水平対向方向へ離隔していた外型枠50の分割体5
2、53を接近移動させて、外型枠50を円筒形に組み
立て締結する。
【0025】そして、内型枠40と外型枠50との間に
コンクリート液を注入して養生させ、硬化したところ
で、今度は外型枠50の締結を解除して、分割移動させ
る共に、内型枠40内のトグル機構を解除して連結ロッ
ド6を下方へ移動させる。これにより、割型4は後方
(内型枠40の内側)へ回動し、閉塞板4aは開口窓2
から離れ、後方へ移動することになる。すなわち割型4
の初期状態に戻る。
コンクリート液を注入して養生させ、硬化したところ
で、今度は外型枠50の締結を解除して、分割移動させ
る共に、内型枠40内のトグル機構を解除して連結ロッ
ド6を下方へ移動させる。これにより、割型4は後方
(内型枠40の内側)へ回動し、閉塞板4aは開口窓2
から離れ、後方へ移動することになる。すなわち割型4
の初期状態に戻る。
【0026】次に、マンホール70を若干持ち上げると
共に、内型枠40の回動部材43、45及び対向部材4
2、44を移動させて円筒形の内型枠40を縮径状態に
させる(厳密には、円筒形では無くなる。)。この対向
部材42に移動に従って、ステップ80は載置台3から
離れ、かつ開口窓2からも取り出されることになる。そ
の後は、マンホール70を取り出すことにより、成形行
程が完了する。その結果、複数のステップ80がマンホ
ール70の内周壁面71に縦一列一体的に埋め込み固定
した状態となる(図1参照。)
共に、内型枠40の回動部材43、45及び対向部材4
2、44を移動させて円筒形の内型枠40を縮径状態に
させる(厳密には、円筒形では無くなる。)。この対向
部材42に移動に従って、ステップ80は載置台3から
離れ、かつ開口窓2からも取り出されることになる。そ
の後は、マンホール70を取り出すことにより、成形行
程が完了する。その結果、複数のステップ80がマンホ
ール70の内周壁面71に縦一列一体的に埋め込み固定
した状態となる(図1参照。)
【0027】
【効果】本願発明は上記のように構成されているため、
連結ロッドの操作により多数の割型を一斉に連係して操
作することができるため、従来のように取付け取外し時
に作業員が内型枠の中に入って、1つ1つ割型を固定又
は解除させる必要がなく、非常に効率良く作業を行うこ
とができる。また、ステップを内型枠の外側から開口窓
内の載置台に載置するだけであるため、作業性も良い。
連結ロッドの操作により多数の割型を一斉に連係して操
作することができるため、従来のように取付け取外し時
に作業員が内型枠の中に入って、1つ1つ割型を固定又
は解除させる必要がなく、非常に効率良く作業を行うこ
とができる。また、ステップを内型枠の外側から開口窓
内の載置台に載置するだけであるため、作業性も良い。
【図1】 本実施例を含むマンホール成形用型枠とマン
ホールとを一部切欠いて示した斜視図である。
ホールとを一部切欠いて示した斜視図である。
【図2】 本実施例のマンホール成形用型枠のステップ
保持機構にかかる部分を内型枠の内側から見た状態で示
した斜視図である。
保持機構にかかる部分を内型枠の内側から見た状態で示
した斜視図である。
【図3】 ステップをセットして割型で開口窓を閉じた
状態を示した側面図である。
状態を示した側面図である。
【図4】 割型を回動させて開口窓を開けた状態を示し
た側面図である。
た側面図である。
【図5】 本実施例におけるステップのセットの仕方を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
1・・・保持機構 2・・・開口窓 3・・・載置台 4・・・割型 4a・・閉塞板 5・・・取付軸 6・・・連結ロッド 20・・型枠 30・・基台 40・・内型枠 50・・外型枠 60・・底部レール 70・・マンホール 80・・ステップ
Claims (2)
- 【請求項1】 基台上に立設固定され、分割移動機構に
より縮径可能な円筒状の内型枠と、 この内型枠の外周壁面から一定の間隔空間をもって基台
上に配設され、二分割されて略水平対向方向に離隔移動
可能にされた円筒状の外型枠と、 この外型枠と前記内型枠との間隔空間の底部に配置され
た略リング盤状の底部レールと、からなるマンホールの
成形用型枠であって、 前記内型枠の外周壁面に、縦方向一列に複数個の開口窓
を形成すると共に、この開口窓の下縁辺には、ステップ
の幹部が適合嵌合する切欠き凹部を形成し、 また、この各開口窓の下縁辺の内型枠内側には、ステッ
プを載置する載置台をそれぞれ配設し、 さらに各開口窓の内側には、この開口窓に嵌合して開閉
し、閉塞時には内型枠の外周面壁と面一になり、かつ下
縁辺には開口窓の前記切欠き凹部と対応する位置に切欠
き凹部を有する閉塞板を備えた割型を、可動自在に配設
し、 この各割型の開口窓への開閉作動を連係して行うための
連係手段が内型枠内に配置されていることを特徴とする
マンホール成形用型枠のステップ保持機構。 - 【請求項2】 連係手段において、載置台の後方下部で
回動自在に支持された各割型を、該支持位置より後方位
置で連結ロッドによってピン連結すると共に、該連結ロ
ッドを上下に操作するようにしたことを特徴とする請求
項1記載のマンホール成形用型枠のステップ保持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7244065A JPH0985728A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | マンホール成形用型枠のステップ保持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7244065A JPH0985728A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | マンホール成形用型枠のステップ保持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0985728A true JPH0985728A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17113216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7244065A Pending JPH0985728A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | マンホール成形用型枠のステップ保持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0985728A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011025672A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-02-10 | Kento Cho | 成形金型、成形方法、成形品及び継手ブロック |
CN109137989A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-01-04 | 北京市城远市政工程有限责任公司 | 井室砌筑器 |
KR20190093939A (ko) * | 2018-02-02 | 2019-08-12 | 피씨에스솔루션 주식회사 | 프리캐스트 격자형보 몰드의 탈형 장치 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP7244065A patent/JPH0985728A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011025672A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-02-10 | Kento Cho | 成形金型、成形方法、成形品及び継手ブロック |
KR20190093939A (ko) * | 2018-02-02 | 2019-08-12 | 피씨에스솔루션 주식회사 | 프리캐스트 격자형보 몰드의 탈형 장치 |
CN109137989A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-01-04 | 北京市城远市政工程有限责任公司 | 井室砌筑器 |
CN109137989B (zh) * | 2018-10-23 | 2023-09-22 | 北京市城远市政工程有限责任公司 | 井室砌筑器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041004 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050209 |