JPH0985603A - 研磨方法及び研磨装置 - Google Patents

研磨方法及び研磨装置

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JPH0985603A
JPH0985603A JP7251206A JP25120695A JPH0985603A JP H0985603 A JPH0985603 A JP H0985603A JP 7251206 A JP7251206 A JP 7251206A JP 25120695 A JP25120695 A JP 25120695A JP H0985603 A JPH0985603 A JP H0985603A
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JP
Japan
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polishing
workpiece
polishing tool
tool
pressing
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JP7251206A
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English (en)
Inventor
Kazuji Nomura
和司 野村
Toshiaki Kikuchi
俊晃 菊池
Hajime Nakada
元 中田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工物4の中心部及び外縁部において、目
標とする研磨量分だけ確実に且つ低コストで研磨する。 【解決手段】 被加工物4に対して研磨工具5を押圧さ
せつつ相対移動させる。このとき、被加工物4と研磨工
具5との接点Oにおける法線tに対して、被加工物4に
対する研磨工具5の押圧方向を、被加工物4の目標とす
る形状に応じて定めた角度αだけ傾斜させて、被加工物
4を研磨する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学素子の研磨方
法及び研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学素子を研磨する場合、光学素子の形
状が球面であるかそれ以外の非球面形状であるかによ
り、研磨装置及び研磨方法は大きく異なってくる。最
近、非球面光学素子を研磨する装置として、小径研磨工
具を用いたスモールツール研磨法が多く用いられてい
る。回転対称非球面光学素子を研磨するためのこのよう
な研磨装置としては、特公平4−50152号公報に記
載されているものがある。
【0003】この研磨装置は、図13に示すように、タ
ーンテーブル上に設けられているワークチャック3で、
被加工物4を支持している。このターンテーブル2は、
ターンテーブル2を水平方向(X方向)に移動可能なX
方向移動機構1に設けられている。研磨工具5は、鉛直
方向(Z方向)に伸びているスピンドル軸6の下端に取
り付けられている。このスピンドル軸6は、スピンドル
軸6を回転させると共に、このスピンドル軸6に対して
軸方向の定圧荷重を負荷する駆動定圧機構7に設けられ
ている。駆動定圧機構7は、傾斜角可変機構8に取り付
けられている。この傾斜角可変機構8は、水平方向で且
つX方向に垂直なY方向に伸びているA軸を有し、駆動
定圧機構7と共にスピンドル軸6をA軸回りに傾ける機
構である。傾斜角可変機構8は、この傾斜角可変機構8
をZ方向に移動可能なZ方向移動機構9に取り付けられ
ている。
【0004】研磨工具5と被加工物4との相対位置調節
は、X方向移動機構1及びZ方向移動機構9を駆動させ
て、両者5,4をそれぞれX方向及びZ方向に相対的に
移動させて行う。被加工物4の研磨では、ターンテーブ
ル2を駆動して被加工物4を回転させる。そして、図1
4に示すように、研磨工具5が被加工物4の回転中心O
lを通るよう、X方向移動機構1を駆動して研磨工具5
を被加工物4に対してX方向に相対的に往復移動させる
と共に、研磨工具5が常に被加工物4に接触しているよ
う、Z軸機構部9を駆動して研磨工具5をZ方向に移動
させる。さらに、スピンドル軸6は、図15に示すよう
に、研磨工具5と被加工物4と接点Oにおける方線tと
常に一致しているよう、傾斜角可変機構8により制御さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では、研磨工具5が被加工物4の外縁から
はみ出さないよう、研磨工具5を相対的に往復移動させ
ると、被加工物4の外縁部において、研磨工具5から受
ける荷重が小さくなると共に、研磨工具5が滞留してい
る時間が他の部分に比し少なくなるので、研磨量が少な
くなってしまう。
【0006】ここで、以上の現象に関して簡単に説明す
る。スピンドル軸6が研磨工具5と被加工物4との接点
Oにおける方線tと一致している場合、被加工物4にか
かる荷重の分布Qは、図16に示すように、スピンドル
軸6の延長線上の位置がピークとなり、ここの位置Qp
から遠ざかるに従って2次関数的に小さくなる。このた
め、研磨工具5を被加工物4の外縁からはみ出せない
と、荷重ピーク位置Qpが被加工物4の外縁に達しない
ので、外縁部にかかる荷重は、他の部位に比して小さく
なってしまう。
【0007】また、研磨工具5が被加工物4の外縁から
はみ出さないよう、研磨工具5を相対的に往復移動させ
ると、図14に示すように、研磨工具5の外縁上の点b
は、被加工物4の外縁まで至るが、研磨工具5の外縁上
の点aは、被加工物4の外縁まで至らない。一方、被加
工物4の外縁部以外の箇所には、研磨工具5の外縁上の
いずれの点a,bも通過する。従って、前述したよう
に、被加工物4の外縁部においては、研磨工具5の滞留
時間が他の部位に比して少なくなってしまう。
【0008】そこで、図15及び図17に示すように、
被加工物4の外縁部を覆う枠11を被加工物4に取り付
けて、研磨工具5が被加工物4の外縁からはみ出るよ
う、研磨工具5を相対的に往復移動させる方法がある。
より具体的には、荷重ピーク位置が被加工物4の外縁か
ら少しでもはみ出すよう、研磨工具5の接触面の中心点
Oを被加工物4の外縁からはみ出させる。この方法で
は、被加工物4の加工面と枠の加工面との間に段差が生
じないよう、両者の研磨量を同じくすべく、枠の材質を
被加工物4の材質に合わせている。従って、この方法で
は、被加工物4の外縁側に研磨量を多くすることができ
るものの、被加工物4と同じ材質の枠を、各被加工物4
ごとに準備しなければならず、製造コストが嵩むという
問題が生じる。
【0009】また、以上の方法の他、外径が完成品より
も大きな被加工物を準備し、先に説明した装置で被加工
物を研磨した後、研磨量の少ない外縁部を研削してしま
うという方法がある。しかしながら、この方法において
も、外径が完成品よりも大きな被加工物を準備しなけれ
ばならず、製造コストが嵩むという問題が生じてしま
う。
【0010】また、従来技術では、図15に示すよう
に、被加工物4及び研磨工具5が共に回転していても、
被加工物4の回転中心Olにおいて、被加工物4に対す
る研磨工具5の相対周速度が0となってしまい、回転中
心Olの周囲部分に比し極端に研磨量が少なくなるとい
う問題がある。
【0011】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、被加工物の中心部においても外周
側でも、目標とする研磨量分だけ確実に研磨して、低コ
ストで被加工物を目標とする形状にすることができる研
磨方法、及び研磨装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の研磨方法は、被加工物(4)と研磨工具(5)との接
点(O)における法線(t)に対して、被加工物(4)
に対する研磨工具(5)の押圧方向を、被加工物(4)
の目標とする形状に応じて定めた角度αだけ傾斜させ
て、被加工物(4)を研磨することを特徴とするもので
ある。ここで、法線(t)に対する押圧方向の角度α
は、15°以下であることが好ましい。
【0013】また、前記目的を達成するための研磨装置
は、研磨工具(5)を被加工物(4)に押圧させる押圧
手段(31)と、研磨工具(5)を被加工物(4)に対
して相対移動させる移動手段(1,2,9,22,2
3,26,32,40)と、被加工物(4)と研磨工具
(5)との接点(O)における法線(t)に対して、押
圧手段(31)による研磨工具(5)の押圧方向を、被
加工物(4)の目標とする形状に応じて定めた角度αだ
け傾斜させる傾斜手段と、を備えていることを特徴とす
るものである。
【0014】ここで、前記傾斜手段は、法線(t)に対
する押圧方向の角度αを任意に変えることができる傾斜
角可変機構(34,35,36,37,38)と、法線
(t)に対する押圧方向の傾斜角度αが被加工物(4)
の目標とする形状に応じて定めた角度になるよう、傾斜
角可変機構(34,35,36,37,38)を制御す
る制御機構(15)と、を有しているものであってもよ
い。
【0015】また、前記傾斜手段は、法線(t)に対す
る押圧方向の角度(α)を任意に変えることができる第
1傾斜角可変機構(50)及び第2傾斜角可変機構(5
5)と、第2傾斜角可変機構(55)を動作させていな
いと仮定して、押圧方向を法線(t)方向に一致するよ
う、第1傾斜角可変機構(50)を制御すると共に、法
線(t)に対する押圧方向の傾斜角度αが被加工物
(4)の目標とする形状に応じて定めた角度になるよ
う、第2傾斜角可変機構(55)を制御する制御機構と
を有しているものであってもよい。
【0016】ここで、前記第1傾斜角可変機構(50)
及び前記第2傾斜角可変機構(55)を備えている研磨
装置において、研磨工具(5)は、弾性部材と、この弾
性部材を覆うポリシャー(5a)を有し、半球状に形成
され、第1傾斜可変機構(50)は、押圧方向に対して
垂直な第1回転軸(51)と、この第1回転軸(51)
に取り付けられている第1回転ベース(52)と、第1
回転軸又は第1回転ベースを回転させる第1駆動機構
(53)とを有し、第2傾斜可変機構(55)は、第1
回転軸(51)と並行に第1回転ベース(52)に取り
付けられている第2回転軸(56)と、第1回転軸(5
1)に取り付けられ研磨工具(5)を支持する第2回転
ベース(57)と、第2回転軸(56)又は第2回転ベ
ース(57)を回転させる第2駆動機構(57a,5
8)とを有し、第2傾斜可変機構(55)の第2回転軸
(56)は、第2回転軸(56)の延長線上に半球状の
研磨工具(5)の中心が位置するよう、配置されている
ことが好ましい。
【0017】また、以上の研磨装置において、研磨工具
(5,60)は、支持部(5a,61)と、この支持部
に取り付けられている弾性部材(62)と、被加工物
(4)に対向するよう弾性部材の表面に配されているポ
リシャ(5b,63)とを有しているものであることが
好ましい。
【0018】なお、以上において、( )内の符号は、
以下の実施形態で説明する研磨装置の対応部位の符号で
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態とし
ての各研磨装置について図面を参照しながら詳細に説明
する。
【0020】まず、図1〜図8を用いて、本発明に係る
実施形態として研磨装置について説明する。この研磨装
置は、図1に示すように、研磨機20と、この研磨機2
0の動作を制御するNC制御機15と、被加工物4の形
状計測を行う形状計測器17と、この形状計測器17で
得られた被加工物4の形状データと目標とする形状デー
タとに基づいて、NC制御機15を動作させるためのN
C加工データを作成するNC加工データ作成機16とを
有している。
【0021】研磨機20は、被加工物4を保持するワー
クチャック21と、Z方向(鉛直方向)に伸びているθ
軸回りにワークチャック21を回転させるターンテーブ
ル22と、ワークチャック21と共にターンテーブル2
2をX方向(水平方向)に移動させるX方向移動機構2
3と、X方向移動機構23をY方向(水平方向で且つX
方向に対して垂直な方向)に移動させるY方向移動機構
26と、研磨ヘッド30と、研磨ヘッド30を支持する
A軸傾斜ベース34と、このA軸傾斜ベース34が傾斜
可能にこの傾斜ベース34を囲うB軸傾斜枠36と、B
軸傾斜枠36に取り付けられA軸傾斜ベース34を回転
させるA軸モータ35と、B軸傾斜枠36が傾斜可能に
この傾斜枠36を囲う溝型枠38と、この溝型枠38に
取り付けられB軸傾斜枠36を回転させるB軸モータ3
7と、溝型枠38をZ方向に移動させるZ方向移動機構
40と、このZ方向移動機構40を支持する台43とを
備えている。
【0022】X方向移動機構23は、X方向に伸び、タ
ーンテーブル22が摺動可能に嵌まり込む突起24aが
形成されているX方向案内テーブル24と、ターンテー
ブル22をX方向案内テーブル24の突起24aに沿っ
て移動させるX方向移動モータ25とを備えている。Y
方向移動機構26は、Y方向に伸び、X方向案内テーブ
ル24が摺動可能に嵌まり込む突起27aが形成されて
いるY方向案内テーブル27と、X方向案内テーブル2
4をY方向案内テーブル27の突起27aに沿って移動
させるY方向移動モータ28とを備えている。また、Z
方向移動機構40は、Z方向に伸び、溝型枠38が摺動
可能に嵌まり込む突起41aが形成されているZ方向案
内ベース41と、この溝型枠38をZ方向案内ベース4
1の突起41aに沿って移動させるZ方向移動モータ4
2とを備えている。このZ方向移動機構40のZ方向案
内ベース41は、台43に固定されている。
【0023】研磨ヘッド30は、図2に示すように、一
定の方向に一定の荷重を掛けるエアシリンダ(押圧手
段)31と、エアシリンダ31により一定の方向に押さ
れるボールスプライン軸32と、このボールスプライン
軸32を回転させる研磨工具回転モータ33と、このボ
ールスプライン軸32の先端に取り付けられている研磨
工具5とを有している。この研磨工具5は、支持板5a
と、支持板5aに取り付けられている半球状の弾性材
と、この弾性材を覆うポリシャ5bとを有している。こ
こで、弾性材としては、シリコンゴム等が考えられる。
また、ポリシャ5bとしては、ナイロン繊維で形成され
た布等が考えられる。
【0024】B軸モータ37は、X軸と平行なB軸回り
に、その回転軸が回って、B軸傾斜枠36を傾斜させ
る。また、A軸モータ35は、B軸に垂直なA軸回り
に、その回転軸が回って、A軸傾斜ベース34を傾斜さ
せる。即ち、B軸モータ37を駆動させると、B軸傾斜
枠36を介してA軸傾斜ベース34に取り付けられてい
る研磨ヘッド30をYZ平面内で傾斜させ、A軸モータ
35を駆動させると、B軸を含む面内で、傾斜ベース3
4に取り付けられている研磨ヘッド30を傾斜させる。
【0025】なお、この研磨装置の実施形態において、
押圧手段は、エアシリンダ31であり、傾斜角可変機構
は、A軸傾斜ベース34とA軸モータ35とB軸傾斜枠
36とB軸モータ37と溝型枠38を有して構成されて
いる。また、制御機構は、NC制御機15を有して構成
されている。
【0026】次に、以上で説明した研磨装置の動作につ
いて説明する。まず、形状計測器17で、研磨前の被加
工物4の形状測定を行う。具体的には、接触子(図1に
示す)17aを被加工物4に接触させつつ、被加工物4
と相対移動させ、この接触子17aの移動量から被加工
物4の形状を把握する。形状計測器17は、把握した被
加工物4の形状を被加工物形状データとして、NC加工
データ作成機16へ送信する。
【0027】作業者は、被加工物4の材質、研磨工具5
の材質や形状等の各種パラメータの他、被加工物4を研
磨して得ようとしている目標形状データをNC加工デー
タ作成機16に入力する。NC加工データ作成機16
は、被加工物形状データと目標形状データとの偏差を各
種パラメータで補正して、NC加工データを作成してN
C制御機15へ送信する。なお、被加工物形状データと
目標形状データとの偏差が、実質的に、目標とする研磨
量に相当する。
【0028】NC制御機15は、送信されたNC加工デ
ータに基づき、X方向移動モータ25、Y方向移動モー
タ28、Z方向移動モータ42、ターンテーブル22、
A軸モータ35、B軸モータ37、研磨工具回転モータ
33の駆動量を制御する。さらに、NC制御機15は、
エアシリンダ31のオンオフ制御、及びこのエアシリン
ダ31に供給する空気流量を制御する。この結果、各モ
ータ等が駆動して、被加工物4は研磨工具5により目標
とする形状に研磨される。
【0029】この研磨において、被加工物4に対する研
磨工具5の相対移動は、各種考えられるが、ここでは、
図2及び図3に示すように、研磨工具5を回転させつ
つ、研磨工具5をX方向に往復移動させる一方で、被加
工物4をθ軸回りに回転させて、被加工物4を研磨する
方法について述べる。
【0030】まず、初期動作で、X方向移動機構23、
Y方向移動機構26、Z方向移動機構40が駆動して、
被加工物4の中心Olを通るX方向線上の被加工物4の
僅かに上に、研磨工具5を位置させると共に、A軸モー
タ35が駆動して、研磨工具5と被加工物4との予定接
点Oにおける法線tに対して、研磨ヘッド30のボール
スプライン軸32を特定角度αだけ傾ける。続いて、研
磨ヘッド30のエアシリンダ31が駆動して、予め設定
された押圧力で、研磨工具5を被加工物4に押し付け
る。ここで、研磨ヘッド30のボールスプライン軸32
は、図2に示すように、法線tに対して特定角度傾いて
いるので、研磨工具5の押圧方向も法線tに対して特定
角傾くことになる。
【0031】以上の初期動作が終了すると、実際の研磨
動作が開始される。研磨動作が開始されると、前述した
ように、ターンテーブル22が駆動して被加工物4をθ
軸回りに回転させ、研磨工具回転モータ33が駆動して
研磨工具5を回転させる。さらに、X方向移動機構23
が駆動して、研磨工具5を被加工物4のほぼ中心と被加
工物4のほぼ外縁との間を往復移動させると共に、この
X方向移動機構23の駆動に追従してZ方向移動機構4
0が駆動して、研磨工具5が常に被加工物4に接するよ
う研磨工具5をZ方向に移動させる。この研磨工具5の
X方向及びZ方向の移動過程で、法線tの方向は変わる
ので、法線tに対する押圧方向が常に特定角度傾いてい
るよう、A軸モータの駆動量がNC制御機15により制
御される。
【0032】法線tに対して押圧方向が傾いていると、
図4に示すよう、研磨工具5から被加工物4が受ける荷
重の分布Qは、押圧方向が傾いている方向に偏る。言い
換えると、押圧方向の傾いている方向に、荷重ピーク位
置Qpが寄る。このため、同図(b)に示すように、被
加工物4の−X側端において、研磨ヘッド30のボール
スプライン軸32が−X側に傾いていると、荷重ピーク
位置Qpも被加工物4の−X側端側に寄る。この結果、
他の部位と同様に、被加工物4の外縁近傍にも、ピーク
荷重がかかるので、被加工物4の外縁近傍の研磨量も他
の部位とほぼ同じになる。
【0033】また、被加工物4の回転軸(θ軸)と研磨
工具5の回転軸(ボールスプライン軸32)とが重なり
合う場合、従来技術で述べたように、被加工物4の中心
(回転軸上の点)Olにおいて、被加工物4に対する研
磨工具5の相対周速度は、0になる。しかしながら、被
加工物4の回転軸θに対して研磨工具5の回転軸が傾い
ていると、被加工物4に対する研磨工具5の相対周速度
は、0にならない。この結果、被加工物4の中心部の研
磨量も、他の部位の研磨量とほぼ同じになる。
【0034】ここで、法線tに対する押圧方向の傾斜角
度αについて、図5を用いて具体的に説明する。従来技
術のように傾斜角度αが0°の場合には、図5(a)に
示すように、被加工物4の中心部及び外縁部における研
磨量が他の部位の研磨量より少なくなってしまう。傾斜
角度αが5°の場合には、図5(b)に示すように、被
加工物4の中心部及び外縁部における研磨量が他の部位
の研磨量とほぼ同じになる。また、傾斜角度αが10°
の場合には、図5(c)に示すように、被加工物4の中
心部及び外縁部における研磨量が他の部位の研磨量より
多くなってしまう。このように、被加工物4の中心部及
び外縁部を除く部位の研磨量に対する、被加工物4の中
心部及び外縁部の研磨量は、傾斜角度αに応じて変化す
る。従って、被加工物4の全域に渡って、研磨量を等し
くするためには、傾斜角度αを5°にすればよい。但
し、この傾斜角度5°は、被加工物4の材質、研磨工具
5の材質及び形状、押圧力等に応じて、変わるので、一
義的に定めることはできない。但し、傾斜角度αを極端
に大きくすると、研磨工具5と被加工物4との接触面積
が極端に小さくなって、研磨工具5の偏摩耗等の不都合
が生じるおそれがあるので、傾斜角度αとしては15°
以下であることが好ましい。また、以上では、傾斜角度
αを一定に維持したまま研磨を行っているが、例えば、
被加工物4の中心部での研磨量を多くして、被加工物4
の外縁部での研磨量を少なくしたい場合には、研磨工具
5のX方向における往復移動過程で、傾斜角度αを変え
るようにしてもよい。
【0035】以上のような傾斜角度αの設定は、作業者
が傾斜角度αを直接NC加工データ作成機16に入力し
てよいが、目標形状データと傾斜角度αとの関係をNC
加工データ作成機16に予め記憶させておき、目標形状
データが入力されると、自動的に傾斜角度αが設定され
るようにしてもよい。
【0036】次に、研磨工具5のX方向における往復移
動範囲について、図3、図4及び図6を用いて説明す
る。なお、図6の(a)(b)(c)は、いずれも傾斜
角度α5°での研磨量を示すものである。前述したよう
に、ここでは、研磨工具5を被加工物4のほぼ中心と被
加工物4のほぼ外縁との間を往復移動させるている。研
磨工具5と被加工物4との接点Oが被加工物4の中心O
lと外縁との間を往復移動する場合には、図6(a)に
示すように、被加工物4の中心部及び外縁部の研磨量が
他の部位の研磨量よりも少なくなる。被加工物4の外縁
部の研磨量が少なくなるのは、図4(b)を用いて前述
したように、押圧方向が法線tに対して傾いていると、
荷重ピーク位置Qpが被加工物4の外縁側に寄るもの
の、完全に被加工物4の外縁まで達しないためである。
また、被加工物4の中心部の研磨量が少なくなるのは、
押圧方向を法線tに対して傾けて、被加工物4に対する
研磨工具5の相対周速度を確保しているものの、この相
対周速度が他の部位に比して少ないためである。但し、
押圧方向を法線tに対してまったく傾けない場合より
も、このように傾けた方が、被加工物4の中心部及び外
縁部における研磨量の減少分は、少なくなることは言う
までもない。なお、研磨工具5と被加工物4とは、面接
触するので、以上において、研磨工具5と被加工物4の
接触領域の中心を、研磨工具5と被加工物4の接点Oと
している。
【0037】次に、図3に示すように、研磨工具5と被
加工物4との接点Oが、被加工物4の外縁から−X側に
4mm至った位置と、被加工物4の中心Olから+X側
に3mm至った位置との間を往復移動する場合について
説明する。なお、接点Oが被加工物4の外縁からはみ出
すということは、接点であるにも関わらず被加工物4と
接触していないことになり、矛盾することになるが、こ
こでは、被加工物4の外縁の外側にも、被加工物4と同
一材質の部材が存在していると仮定し、この部材を含め
て被加工物4と研磨工具5との接触領域の中心を、研磨
工具5と被加工物4との接点Oとしている。このよう研
磨工具5を被加工物4からはみ出させる場合、研磨工具
5が被加工物4から脱落してしまうようでは、従来技術
の述べたように、研磨工具5の脱落を防ぐために被加工
物4の回りに被加工物4と同じ材質の枠11を取り付け
るなければならなくなる。そこで、図4(a)に示すよ
うに、被加工物4と研磨工具5との接触面のうち、接触
面の中心(先に定義した接点)Oaは、被加工物4から
はみ出させるものの、押圧力がかかるボールスプライン
軸32の延長線上の点Pは、被加工物4からはみ出さな
いようにしている。このような場合、図6(b)に示す
ように、被加工物4の中心部及び外縁部における研磨量
が他の部位の研磨量とほぼ同じになる。被加工物4の外
縁部の研磨量が他の部位の研磨量とほぼ同じくなるの
は、図4(a)に示すように、荷重ピーク位置Qpが確
実に被加工物4の外縁に至るためである。また、被加工
物4の中心部の研磨量が他の部位の研磨量とほぼ同じに
なるのでは、図4(d)に示すように、被加工物4の回
転中心と研磨工具5の回転中心との間のズレが大きくな
り、被加工物4に対する研磨工具5の相対周速度が大き
くなると共に、荷重ピーク位置Qpが確実に被加工物4
の中心部に至るためである。なお、図5の(a)(b)
(c)は、いずれも、図6(b)と同様に、研磨工具5
と被加工物4との接点Oが、被加工物4の外縁から−X
側に4mm至った位置と、被加工物4の中心から+X側
に3mm至った位置との間を往復移動する場合の研磨量
を示している。
【0038】また、研磨工具5と被加工物4との接点
が、被加工物4の外縁から−X側に5mm至った位置
と、被加工物4の中心から+X側に5mm至った位置と
の間を往復移動する場合には、図6(c)に示すよう
に、被加工物4の中心部及び外縁部の研磨量が他の部位
の研磨量より多くなる。
【0039】従って、被加工物4の全域に渡って、研磨
量を等しくするばあいには、傾斜角度αを5°にして、
研磨工具5の往復移動範囲を、被加工物4の外縁から−
X側に4mm至った位置と、被加工物4の中心から+X
側に3mm至った位置との間にすればよい。但し、適切
な往復移動範囲も、傾斜角度αと同様に、一義的に定ま
るものではなく、傾斜角度αや押圧力、さらには被加工
物4及び研磨工具5の大きさ等に応じて、変わるもので
ある。この往復移動範囲の設定は、傾斜角度αと同様
に、作業者が往復移動範囲を直接NC加工データ作成機
16に入力してもよいが、傾斜角度α、押圧力、被加工
物4及び研磨工具5の大きさ等と適切な往復移動範囲と
の関係をNC加工データ作成機16に予め記憶させてお
き、被加工物4及び研磨工具5の大きさ等が入力される
と、自動的に適切な往復移動範囲が設定されるようにし
てもよい。
【0040】ところで、以上は、被加工物4及び研磨工
具5を回転させつつ、研磨工具5をX方向に往復移動さ
せて、被加工物4を研磨するものであったが、本発明
は、これに限定されるものではなく、例えば、図7に示
すように、研磨工具5を回転させることなく小さく往復
移動させつつ大きく往復移動させると共に、被加工物4
を回転させて、被加工物4を研磨してもよいし、図8に
示すように、被加工物4を回転させない一方で、研磨工
具5を回転させ、この研磨工具5をX方向に往復移動さ
せつつY方向に少しずつずらして、被加工物4を研磨す
るようにしてもよい。なお、この図8に示す研磨態様
は、被加工物4を回転させないので、回転非対称の光学
素子を研磨することができる研磨態様である。
【0041】次に、図9及び図10を用いて、本発明に
かかる他の実施形態としての研磨装置について説明す
る。この研磨装置は、図13を用いて説明した従来の研
磨装置に本発明を適用したものである。
【0042】この研磨装置は、従来の研磨装置と同様
に、ターンテーブル2と、ワークチャック3と、X方向
移動機構1と、Z方向移動機構9とを備えている。さら
に、先の実施形態のものと同様の研磨ヘッド30と、こ
の研磨ヘッド30のボールスプライン軸32をZX平面
内において傾ける第1傾斜角可変機構50及び第2傾斜
角可変機構55とを備えている。
【0043】第1傾斜角可変機構50は、図10に示す
ように、Y方向に伸びる第1回転軸51と、この第1回
転軸51に固定されている第1回転ベース52と、第1
回転軸51を回転させる第1傾斜モータ53とを有して
いる。この第1傾斜モータ53は、Z方向移動機構9の
Z方向移動ベース9aに固定されている。また、第2傾
斜角可変機構55は、第1回転軸51と平行な第2回転
軸56と、この第2回転軸56に回転可能に取り付けら
れている第2回転ベース57と、第2回転ベース57を
第2回転軸56回りに回転させる第2傾斜モータ58と
を有している。第2回転ベース57は、円板状を成し、
その外周にギヤ57aが形成されている。第2傾斜モー
タ58は、第1回転ベース52に固定されており、その
回転軸に第2回転ベース57に形成されているギヤ57
aと係合するギヤ58aが取り付けられている。第2回
転ベース57には、研磨ヘッド30が固定されている。
第2回転軸56は、その延長線上に研磨ヘッド30の半
球状の研磨工具5の中心が位置するよう、第1回転ベー
ス52に取り付けられている。
【0044】第1傾斜モータ53は、第2傾斜モータ5
8が駆動しないとした場合に、研磨ヘッド30のボール
スプライン軸32が研磨工具5と被加工物4との接点に
おける法線上に位置するよう、図示されていないNC制
御機により制御される。すなわち、図13に示す従来の
研磨装置の傾斜角可変機構8と同じ制御がなされる。第
2傾斜モータ58は、法線に対する研磨ヘッド30の傾
斜角度αが被加工物4の目標とする形状に応じて定めた
角度αになるよう、NC制御機15により制御される。
【0045】ところで、第2傾斜角可変機構55の第2
回転軸56は、その延長線上に研磨ヘッド30の半球状
の研磨工具5の中心が位置しているので、第2傾斜モー
タ58を駆動しても、研磨工具5と被加工物4との接触
位置に変化はない。従って、図13に示す従来の制御装
置の動作プログラムに、第2傾斜角可変機構55の動作
プログラムを付加するだけで、研磨工具5と被加工物4
との接点における法線に対するボールスプライン軸32
の傾斜角度αを制御することができる。
【0046】なお、この研磨装置は、先に説明した研磨
装置と異なり、Y方向移動機構26や、YZ平面内でボ
ールスプライン軸32を傾斜させる機構がないので、図
8に示すような研磨態様は実施不可能である。
【0047】また、以上の各研磨装置において、研磨工
具5は、いずれも半球状のものであったが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、図11及び図1
2に示すように、円板状の支持板61に、同じく円板状
でシリコンゴム等の弾性部材62を貼り付け、さらに、
この弾性部材62に円板状のポリシャパッド63を貼り
付けたものであってもよい。このように、支持板61と
ポリシャパッド63との間に弾性部材62を介在させる
ことにより、図12に示すように、研磨工具60の回転
軸を傾けても、ポリシャパッド63の全面を被加工物4
に接触させることができる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、被加工物と研磨工具と
の接点における法線に対して、被加工物に対する研磨工
具の押圧方向を傾斜させることで、被加工物の外周部で
は、荷重分布を外周側に偏らせて、外周部にもピーク荷
重がかかるようにし、被加工物の中心部では、被加工物
に対する研磨工具の相対周速度を確保しているので、目
標とする研磨量分だけ確実に研磨して、低コストで被加
工物を目標とする形状にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態としての研磨装置の斜
視図である。
【図2】本発明に係る一実施形態としての研磨ヘッドの
動作説明図である。
【図3】本発明に係る一実施形態としての研磨態様を示
す説明図である。
【図4】本発明に係る一実施形態としての研磨ヘッドを
傾けた際における研磨量の増減を説明するための説明図
である。
【図5】被加工物との接点における法線に対する押圧方
向の角度と研磨量との関係を示すグラフである。
【図6】研磨工具の往復移動範囲と研磨量との関係を示
すグラフである。
【図7】本発明に係る他の実施形態としての研磨態様を
示す説明図である。
【図8】本発明に係るさらに他の実施形態としての研磨
態様を示す説明図である。
【図9】本発明に係る他の実施形態としての研磨装置の
斜視図である。
【図10】図9に示す研磨装置の要部断面図である。
【図11】本発明に係る他の実施形態としての研磨工具
の正面図である。
【図12】図11に示す研磨工具の使用状態における正
面図である。
【図13】従来の研磨装置の斜視図である。
【図14】従来の研磨装置における研磨態様を示す説明
図である。
【図15】従来の研磨装置における研磨態様を示す説明
図である。
【図16】従来の研磨装置において、被加工物にかかる
荷重の分布を示す説明図である。
【図17】従来の研磨装置における研磨態様を示す説明
図である。
【図18】従来の研磨装置における被加工物の中心部の
研磨態様を示す説明図である。
【符号の説明】
4…被加工物、5…研磨工具、15…NC制御機、16
…NC加工データ作成機、17…形状測定器、20…研
磨機、21,3…ワークチャック、22,2…ターンテ
ーブル、23,1…X方向移動機構、26…Y方向移動
機構、30…研磨ヘッド、31…エアシリンダ(押圧手
段)、32…ボールスプライン軸、33…研磨ヘッド回
転モータ、34…A軸傾斜ベース、35…A軸モータ、
36…B軸傾斜枠、37…B軸モータ、38…溝型枠、
40,9…Z方向移動機構、50…第1傾斜角可変機
構、51…第1回転軸、52…第1回転ベース、53…
第1傾斜モータ、55…第2傾斜角可変機構、56…第
1回転軸、57…第2回転ベース、58…第2傾斜モー
タ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物に対して研磨工具を押圧させつつ
    相対移動させて、該被加工物を研磨する研磨方法におい
    て、 前記被加工物と前記研磨工具との接点における法線に対
    して、該被加工物に対する該研磨工具の押圧方向を、前
    記被加工物の目標とする形状に応じて定めた角度だけ傾
    斜させて、該被加工物を研磨することを特徴とする研磨
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の研磨方法において、 前記法線に対する前記押圧方向の角度は、0°より大き
    く15°以下であることを特徴とする研磨方法。
  3. 【請求項3】被加工物を研磨工具で研磨する研磨装置に
    おいて、 前記研磨工具を前記被加工物に押圧させる押圧手段と、 前記研磨工具を前記被加工物に対して相対移動させる移
    動手段と、 前記被加工物と前記研磨工具との接点における法線に対
    して、前記押圧手段による該研磨工具の押圧方向を、前
    記被加工物の目標とする形状に応じて定めた角度だけ傾
    斜させる傾斜手段と、 を備えていることを特徴とする研磨装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の研磨装置において、 前記傾斜手段は、 前記法線に対する前記押圧方向の角度を任意に変えるこ
    とができる傾斜角可変機構と、 前記法線に対する前記押圧方向の傾斜角度が前記被加工
    物の目標とする形状に応じて定めた角度になるよう、前
    記傾斜角可変機構を制御する制御機構と、 を有していることを特徴とする研磨装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の研磨装置において、 前記傾斜手段は、 前記法線に対する前記押圧方向の角度を任意に変えるこ
    とができる第1傾斜角可変機構及び第2傾斜角可変機構
    と、 前記第2傾斜角可変機構を動作させていないと仮定し
    て、前記押圧方向を前記法線方向に一致するよう、前記
    第1傾斜角可変機構を制御すると共に、前記法線に対す
    る前記押圧方向の傾斜角度が前記被加工物の目標とする
    形状に応じて定めた角度になるよう、前記第2傾斜角可
    変機構を制御する制御機構と、 を有していることを特徴とする研磨装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の研磨装置において、 前記研磨工具は、弾性部材と、該弾性部材を覆うポリシ
    ャーを有し、半球状に形成され、 前記第1傾斜機構は、前記押圧方向に対して垂直な第1
    回転軸と、該第1回転軸に取り付けられている第1回転
    ベースと、該第1回転軸又は該第1回転ベースを回転さ
    せる第1駆動機構とを有し、 前記第2傾斜機構は、前記第1回転軸と並行に前記第1
    回転ベースに取り付けられている第2回転軸と、該第1
    回転軸に取り付けられ前記研磨工具を支持する第2回転
    ベースと、該第2回転軸又は該第2回転ベースを回転さ
    せる第2駆動機構とを有し、 前記第2傾斜機構の前記第2回転軸は、該第2回転軸の
    延長線上に半球状の前記研磨工具の中心が位置するよ
    う、配置されていることを特徴とする研磨装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4又は5記載の研磨装
    置において、 前記研磨工具は、支持部と、該支持部に取り付けられて
    いる弾性部材と、前記被加工物に対向するよう該弾性部
    材の表面に配されているポリシャとを有していることを
    特徴とする研磨装置。
JP7251206A 1995-09-28 1995-09-28 研磨方法及び研磨装置 Pending JPH0985603A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016006741A1 (de) * 2016-06-06 2017-12-07 Schneider Gmbh & Co. Kg Werkzeug, Vorrichtung und Verfahren zum Polieren von Linsen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016006741A1 (de) * 2016-06-06 2017-12-07 Schneider Gmbh & Co. Kg Werkzeug, Vorrichtung und Verfahren zum Polieren von Linsen
US11890712B2 (en) 2016-06-06 2024-02-06 Schneider Gmbh & Co. Kg Tool, device, and method for polishing lenses

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