JPH0985480A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH0985480A
JPH0985480A JP7249507A JP24950795A JPH0985480A JP H0985480 A JPH0985480 A JP H0985480A JP 7249507 A JP7249507 A JP 7249507A JP 24950795 A JP24950795 A JP 24950795A JP H0985480 A JPH0985480 A JP H0985480A
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JP
Japan
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shape
mask
laser
optical system
image
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JP7249507A
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English (en)
Inventor
Toshihisa Nakamura
寿久 中村
Tomohiko Hattori
知彦 服部
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザ加工装置内の照射光学系にセットしたマ
スクの形状を、撮像した加工物表面の変調像により任意
に変化させることの可能なレーザ加工装置を提供する。 【解決手段】レーザ光を照射するレーザ光源10と、レ
ーザ光を被加工物22表面に集光する照射光学系32
と、被加工物22表面で反射されたレーザ光を照射光学
系32から取り出す撮像光学系24と、撮像光学系24
により取り出されたところの被加工物22表面で反射さ
れた反射光を撮像するカメラ26と、照射光学系内32
に設けられ、レーザ光の被加工物22表面への照射形状
を変更する形状可変マスク18と、カメラ26により撮
像された画像に基づいて、形状可変マスク18によるレ
ーザ光の照射形状変更動作を制御する制御装置28とを
具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加工物表面にマスク
を介したレーザ光を照射し加工を行うレーザ加工装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマスクを用いたレーザ加工では、
目的とする形状を金属板や硝子基板等の上に形成した物
をあらかじめ用意し、これを介してレーザ光を加工表面
に照射することで、加工表面へのレーザ光の照射形状を
制御するようにしている。しかしながら、このようなマ
スクを用いたレーザ加工では、マスクの準備に時間を要
したり、レーザ加工の精度がマスクの加工精度に左右さ
れるという問題を有していた。また、加工形状の変更を
要する場合には、レーザ照射光学系にセットしたマスク
自体を変更して行う必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は上述
した課題に鑑みてなされたものであり、レーザ加工装置
内の照射光学系にセットしたマスクの形状を、撮像した
加工物表面の変調像により任意に変化させることの可能
なレーザ加工装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し目
的を達成するために、本発明に係わるレーザ加工装置
は、レーザ光を照射するレーザ光源と、前記レーザ光を
被加工物表面に集光する照射光学系と、前記被加工物表
面の映像を取り出す撮像光学系と、該撮像光学系により
取り出されたところの前記被加工物表面で反射された反
射光を撮像するカメラと、前記照射光学系内に設けら
れ、前記レーザ光の前記被加工物表面への照射形状を変
更する形状可変マスクと、前記カメラにより撮像された
画像に基づいて、前記形状可変マスクによるレーザ光の
照射形状変更動作を制御する制御装置とを具備すること
を特徴としている。
【0005】また、この発明に係わるレーザ加工装置に
おいて、前記形状可変マスクは、液晶を用いて前記レー
ザ光の透過形状を変更するマスクであることを特徴とし
ている。
【0006】また、この発明に係わるレーザ加工装置に
おいて、前記形状可変マスクは、ファインセラミックス
を用いて前記レーザ光の透過形状を変更するマスクであ
ることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1は、一実施形態のレーザ加工装置の基
本構成を示す図である。
【0009】図1において、レーザ加工装置50は、レ
ーザ光を発振するレーザ発振器10と、レーザ発振器1
0から照射されたレーザ光を拡大するための凸レンズか
らなるビームエクスパンダ12と、ビームエクスパンダ
12から出射した光の散乱光を除去するための空間フィ
ルタ14と、ビームエクスパンダ12で拡大されたレー
ザ光を平行光に戻すためのコリメートレンズ16と、コ
リメートされたレーザ光の形状を被加工物22の加工に
必要な所望の形状に成形するための形状可変マスク18
と、形状可変マスク18を通過したレーザ光を集光する
ための集光レンズ20とを備えている。また、形状可変
マスク18と集光レンズ20との間には、加工物22の
表面で反射されたレーザ光をテレビカメラ26に導くた
めのハーフミラー24が設けられている。テレビカメラ
26には制御装置28が接続されており、テレビカメラ
26で撮像した映像に基づいて、形状可変マスク18を
制御する。また、制御装置28にはテレビモニタ30が
接続されており、テレビカメラ26で撮像された映像を
オペレータが観察できるようになされている。
【0010】このように構成されるレーザ加工装置は、
以下のように動作する。
【0011】即ち、レーザ発振器10より照射されたレ
ーザ光はビームエクスパンダ12にて拡大され、コリメ
ートレンズ16によりコリメートされた後、照射光学系
32により加工物22の表面に達する。照射光学系32
に設置された形状可変マスク18を透過したレーザ光を
集光レンズ20にて加工物22の表面に集光させること
でマスク18の形状に合わせたレーザ加工を行う。この
時ハーフミラー24によって、加工物22の表面からの
反射光を照射光学系32から取り出し、加工物22の表
面の状態を観察できるように、テレビカメラ26に導
く。テレビカメラ26により取り込んだ加工物22の表
面の映像は制御装置28による演算処理後、変調像とし
形状可変マスク18に入力される。これにより形状可変
マスク18のマスク形状の変更を行い、遮光部位の調整
を行って加工物22の表面でのレーザ加工形状の制御を
行う。すなわち、テレビカメラ26で撮像された所の、
加工物22の表面形状及びその表面におけるレーザ光の
照射形状が加工物22上に加工しようとする形状に適さ
ない場合は、形状可変マスク18の光透過状態を変更
し、レーザ光の照射形状及び照射強度を加工に適したも
のとなるよう制御する。このとき、テレビモニタ30に
接続することで、加工物22の表面の映像および形状可
変マスク18に入力する変調像を観察する。なお各構成
部材の位置、大きさおよび形状は本発明の趣旨に反しな
い限り任意である。また、本発明に基づくレーザ加工装
置において発振、及び加工に用いるレーザの波長は任意
であり、レーザ照射光学系と撮像光学系において必ずし
も同一波長である必要はない。
【0012】次に、図2、図3に変調像を入力すること
でレーザ遮光部位の形状を変化させることの可能な、形
状可変マスク18の構成例を示す。
【0013】図2に示すように、一対の透明電極40及
び偏光方位角の直交する一対の偏光板42の間に、透過
光の偏光特性を変化させることの可能な光透過性の強誘
電ファインセラミックスである例えばPLZT[(Pb,
La)(Zr,Ti)O3]、あるいはTN液晶44を挟
むことより光学素子46を構成する。この光学素子46
が形状可変マスク18の1画素を構成する。すなわち、
光学素子46を、図3のようにマトリックス状に配置
し、個々の光学素子46に加工物22の表面の映像の変
調像を入力することで、レーザ透過位置、遮光位置の制
御及び透過の割合の制御を行い形状可変マスク18とす
る。形状可変マスクの本体及び各構成部品の位置、大き
さ、形状は本発明の趣旨に反しない限り任意である。
【0014】また、上記の実施形態のような偏光を利用
して透過光の制御を行う光学素子以外にも透過及び散乱
特性を利用した光学素子を用いて形状可変マスクを構成
しても良い。図4に示すように、屈折率異方性のある液
晶等の媒体60を適当に分散させた媒体62を二枚の透
明電極64で挟み込み、照射した光の透過、散乱を電場
によって制御する光学素子を、マトリックス状に配置す
る。このマトリックスの後方に集光レンズ66とアパー
チャー68及びアパーチャー68を通過した光を再び平
行光にするためのレンズ70を配置する。そして、上記
の光学素子各々に加工物22の表面の映像の変調像を入
力することで、形状可変マスクとする。形状可変マスク
の本体及び各構成部品の位置、大きさ、形状は本発明の
趣旨に反しない限り任意である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加工物表面の映像を撮像光学系より取り込み、この映像
の変調像を形状可変マスクに入力することにより、マス
クを介してのレーザ加工における照射面形状及び照射強
度を制御することが出来る。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のレーザ加工装置の構成例
を示した図である。
【図2】偏光を利用して透過光の制御を行う光学素子の
構成例を示した図である。
【図3】形状可変フィルタの構成例を示した図である。
【図4】透過及び散乱特性を利用した光学素子の説明図
である。
【符号の説明】
10 レーザ発振器 12 ビームエクスパンダ 14 空間フィルタ 16 コリメートレンズ 18 形状可変フィルタ 20 集光レンズ 22 加工物 24 ハーフミラー 26 テレビカメラ 28 制御装置 30 テレビモニタ 32 照射光学系 40 透明電極 42 偏光板 44 透過光の偏光特性を変えることの可能な物質 46 光学素子 50 レーザ加工装置 60,62 媒体 64 透明電極 66 集光レンズ 68 アパーチャー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を照射するレーザ光源と、 前記レーザ光を被加工物表面に集光する照射光学系と、 前記被加工物表面の映像を取り出す撮像光学系と、 該撮像光学系により取り出されたところの前記被加工物
    表面で反射された反射光を撮像するカメラと、 前記照射光学系内に設けられ、前記レーザ光の前記被加
    工物表面への照射形状を変更する形状可変マスクと、 前記カメラにより撮像された画像に基づいて、前記形状
    可変マスクによるレーザ光の照射形状変更動作を制御す
    る制御装置とを具備することを特徴とするレーザ加工装
    置。
  2. 【請求項2】 前記形状可変マスクは、液晶を用いて前
    記レーザ光の透過形状を変更するマスクであることを特
    徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記形状可変マスクは、ファインセラミ
    ックスを用いて前記レーザ光の透過形状を変更するマス
    クであることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工
    装置。
JP7249507A 1995-09-27 1995-09-27 レーザ加工装置 Withdrawn JPH0985480A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179325A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工装置
JP6184606B1 (ja) * 2016-03-15 2017-08-23 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 光加工ヘッドおよび光加工装置

Cited By (3)

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WO2017158737A1 (ja) * 2016-03-15 2017-09-21 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 光加工ヘッドおよび光加工装置

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