JPH098545A - 優角反射板付アンテナ - Google Patents

優角反射板付アンテナ

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JPH098545A
JPH098545A JP17793795A JP17793795A JPH098545A JP H098545 A JPH098545 A JP H098545A JP 17793795 A JP17793795 A JP 17793795A JP 17793795 A JP17793795 A JP 17793795A JP H098545 A JPH098545 A JP H098545A
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antenna
reflector
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angle reflecting
reflex reflector
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Ryuji Matsui
竜二 松井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優角反射板を細くしても後方放射が増大しな
いようにする。 【構成】 請求項1は、アンテナ1に180度より広い
開き角Φを有する優角反射板2を取り付けてなる優角反
射板付アンテナにおいて、前記優角反射板2の2つの端
面間を電気的に解放されないように背面板3により接続
する。請求項2は優角反射板2と背面板3との接続部を
所望の曲率にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車電話や携帯電話の
基地局用アンテナ等として用いられる優角反射板付アン
テナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車電話や携帯電話の基地局に設置さ
れるアンテナは、垂直偏波でしかも垂直面指向性の鋭い
ビームが必要とされ、また水平面指向性は電力半値幅が
30度〜180度の任意の値を設定可能であることが求
められる。このようなアンテナは、いわゆるファンビー
ムアンテナであり、このようなアンテナを得るためには
垂直方向にアンテナ素子を複数配列したアレーアンテナ
が用いられる。この場合、水平面指向性の電力半値幅が
120度以上のとき、アレーアンテナの各アンテナ素子
として、図3に示すようなダイポールアンテナAに反射
板Bを取り付けてなる反射板付ダイポールアンテナを用
いることが多く、しかも反射板Bの開き角Φは180度
より広い角としてある。なお、電力半値幅はアンテナの
指向性を表すものであり、そのアンテナの主軸方向の利
得より電圧で1/√2(約70パーセント)下がった幅
をいい、この値が小さいほど指向性が鋭くなる。
【0003】一般に、基地局用アンテナとして用いられ
るアンテナには次のような仕様が要求される。 1.水平面指向性において、電力半値幅の他にアンテナ
正面に放射される電力に対するアンテナ後方に放射され
る電力値(フロント−バック比:以下F/B値と記す)
が小さいこと。 2.風圧荷重の点からアンテナが小さい(特に横幅が細
い)こと。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】優角反射板付アンテ
ナ、例えば優角反射板付ダイポールアンテナの場合、ア
ンテナを小さくすることは反射板Bの長さLを短くする
ことになるが、しかしながら、反射板Bの大きさは電力
半値幅とF/B値に影響を与え、とりわけF/B値に対
しては反射板Bの長さ(横幅を細くする)が小さいほど
大きい値を取ること、即ち後方放射を増大させることに
なる。従って、風圧荷重の点からアンテナを小さく(横
幅を細く)することとF/B値を改善することは互いに
相反する要求であった。
【0005】本発明の目的は、優角反射板を細くしても
後方放射が増大しない優角反射板付アンテナを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の優角反射板付アンテナは図1に示すように、アンテ
ナ1に、180度より広い開き角Φを有する優角反射板
2を取り付けてなる優角反射板付アンテナにおいて、前
記優角反射板2の2つの端面間を電気的に解放されない
ように背面板3により接続してなるものである。
【0007】本発明のうち請求項2記載の優角反射板付
アンテナは図2に示すように、優角反射板2と背面板3
との接続部を所望の曲率にしたものである。
【0008】
【作用】本発明のうち請求項1記載の優角反射板付アン
テナでは、優角反射板2の2つの端面間を電気的に解放
されないように背面板3により接続してなるため、端面
間に励起した電流が前記背面板3によりその後方に放射
されにくくなり、例えば優角反射板2の長さLを小さく
してもF/B値の増大が抑制される。
【0009】本発明のうち請求項2記載の優角反射板付
アンテナでは、優角反射板2と背面板3との接続部を所
望の曲率にしてあるが、この曲率がアンテナ1からの波
の回折を軽減する役割を果たし、この結果、後方放射に
悪影響を与える状態(例えば回折波が後方放射に対し同
位相となって電波を強め合うこと)を防止することがで
き、F/B値の増大が抑制される。
【0010】
【実施例1】図1は本発明の優角反射板付アンテナの一
実施例を示したものであり、同図における1はアンテナ
(この場合はダイポールアンテナ)、2は優角反射板、
3は背面板である。
【0011】前記ダイポールアンテナ1は従来より反射
板付ダイポールアンテナにおいて用いられている各種の
ものを用いることができるが、本実施例においては誘電
体基板上に薄膜導体をプリントして構成したプリントダ
イポールアンテナを使用する。
【0012】前記優角反射板2は方形状の金属導体板に
コーナ状の角度Φ(Φ>180度)を付けて構成したも
のであり、優角反射板2のコーナ部分の稜線b−b’の
中央に前記ダイポールアンテナ1を配置できるようにし
てある。なお、優角反射板2は単に1枚の金属導体板で
構成してもよいし、或いは金属すだれ等を用いてもよ
い。但し金属すだれを用いて金属導体板と等価な反射特
性を得るためには金属すだれの間隔を使用波長の1/1
0以下にする必要がある。
【0013】前記背面板3は方形状の金属導体板であ
り、同導体板の左右両側の2辺を前記優角反射板2の2
辺(c−c’及びこれに対応するa側の辺)に夫々電気
的に接続してある。そして前記優角反射板2の端面間を
この背面板3で電気的に解放されないように接続してあ
る。
【0014】なお、本実施例ではアンテナ全体を円形の
レドーム内に収容するため、背面板3を図1(a)のよ
うにレドームの内径と同じ曲率でカーブさせてある。但
し、背面板3は平板であっても差しつかえなく、また背
面板3も前記優角反射板2と同様に金属すだれ等で構成
することができる。
【0015】以上説明した図1の優角反射板付アンテナ
(電力半値幅180度のビームアンテナ)による水平面
内(磁界面内)指向性を測定したところ、図4に示すよ
うな指向性図が得られた。なお、図1の優角反射板付ア
ンテナと同じ大きさの従来タイプの優角反射板付アンテ
ナによる同様の測定をしたところ、図5に示すような指
向性図が得られた。図4、図5の指向性図を比較する
と、従来タイプのアンテナではF/B値が15dB(最
大値)であったのに対し、図1のアンテナではF/B値
が約20dBに改善されていることが認められた。即
ち、F/B値を15dBに設定するならば、本件発明の
アンテナでは優角反射板2の大きさを従来タイプのもの
より小さくすることができることになる。
【0016】また本発明の優角反射板付アンテナにおい
ては、優角反射板2と背面板3との接合部分を図2に示
すように曲率(R)を持たせた構造にしてもよい。この
場合は、ダイポールアンテナ1から放射される波の後方
への回折を軽減することができ、前記図1の優角反射板
付アンテナよりさらにF/B値の改善を増すことができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明の優角反射板付アンテナよれば、
優角反射板が小さくしかもF/B値も小さい基地局用ア
ンテナ等として非常に適したアンテナを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の優角反射板付アンテナの一実施例であ
り、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(a)
におけるA部の拡大図。
【図2】本発明の優角反射板付アンテナの他の実施例で
あり、反射板と背面板の接合部分の拡大図。
【図3】従来の優角反射板付アンテナの一例であり、
(a)は平面図、(b)は側面図。
【図4】本発明の優角反射板付アンテナによる水平面指
向性を示した指向性図。
【図5】従来の優角反射板付アンテナによる水平面指向
性を示した指向性図。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 優角反射板 3 背面板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナ(1)に、180度より広い開き
    角Φを有する優角反射板(2)を取り付けてなる優角反
    射板付アンテナにおいて、前記優角反射板(2)の2つ
    の端面間を電気的に解放されないように背面板(3)に
    より接続してなることを特徴とする優角反射板付アンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の優角反射板(2)と背面板
    (3)との接続部を所望の曲率にしたことを特徴とする
    優角反射板付アンテナ。
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