JPH0985078A - エンジンの排気ガス浄化装置 - Google Patents

エンジンの排気ガス浄化装置

Info

Publication number
JPH0985078A
JPH0985078A JP7243028A JP24302895A JPH0985078A JP H0985078 A JPH0985078 A JP H0985078A JP 7243028 A JP7243028 A JP 7243028A JP 24302895 A JP24302895 A JP 24302895A JP H0985078 A JPH0985078 A JP H0985078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
exhaust gas
component
engine
adsorbent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7243028A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitsugu Kamioka
敏嗣 上岡
Tomoji Ichikawa
智士 市川
Takahiro Kurokawa
貴弘 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP7243028A priority Critical patent/JPH0985078A/ja
Publication of JPH0985078A publication Critical patent/JPH0985078A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2240/00Combination or association of two or more different exhaust treating devices, or of at least one such device with an auxiliary device, not covered by indexing codes F01N2230/00 or F01N2250/00, one of the devices being
    • F01N2240/18Combination or association of two or more different exhaust treating devices, or of at least one such device with an auxiliary device, not covered by indexing codes F01N2230/00 or F01N2250/00, one of the devices being an adsorber or absorber
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N2570/00Exhaust treating apparatus eliminating, absorbing or adsorbing specific elements or compounds
    • F01N2570/12Hydrocarbons

Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガスのHC成分を効果的に浄化して排気
ガス浄化性能を向上させる。 【解決手段】 白金−ロジウム系の触媒等を主成分とす
る三元触媒5,6を、エンジンルーム1内に位置する排
気系の上流部に配設するとともに、ゼオライトからなる
HC吸着剤、パラジウムからなる触媒成分および酸化セ
リウムからなる酸素供給剤等を主成分とするHC吸着浄
化触媒9を、エンジンルーム1外に位置するアンダフロ
ア部7の排気系の下流部に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気ガ
ス中に含まれるHC(炭化水素)成分、CO(一酸化炭
素)成分およびNOx(窒素酸化物)成分を浄化する排
気ガス浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来例】従来、例えば特開平7−14119号公報に
示されるように、排気系の上流側となる前段に三元触媒
を配設するとともに、排気系の下流側となる後段に排気
ガス中のHC成分を吸着するHC吸着剤と三元触媒とが
複合された複合触媒を配設し、前段の三元触媒を通過し
て温度が低下した排気ガスを上記複合触媒のHC吸着剤
に導くことにより、HC吸着性能を向上させるととも
に、上記三元触媒によって排気ガス中の未燃成分を燃焼
させる際に発生する熱で上記複合触媒を加熱し、その活
性化を促進するように構成されたエンジンの排気ガス浄
化装置が提案されている。
【0003】すなわち、上記排気ガス浄化装置は、車室
のアンダフロア部に設置されたキャタリストケース内の
前段部に白金−ロジウム系の三元触媒が配設されるとと
もに、後段部にZSM5ゼオライトからなるHC吸着剤
と、パラジウム系の三元触媒とを有する複合触媒が配設
されているため、エンジンから排出された排気ガスがま
ず前段の三元触媒を通過して熱を奪われて冷された後
に、後段のHC吸着剤に導かれ、これによってHC吸着
剤のHC吸着効率が向上するようになっている。
【0004】また、上記排気ガス浄化装置は、前段の三
元触媒が活性化することで、未燃HC成分が燃焼して温
度が上昇し、その熱が後段のHC吸着剤と三元触媒との
複合触媒に伝達されて後段の三元触媒が活性化すること
により、HC吸着剤に吸着されたHC成分を後段側で効
果的に燃焼させてHC浄化率を大幅に向上させることが
できるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように前段の三
元触媒とを後段の複合触媒とを車室のアンダフロア部に
設置されたキャタリスト内に配設した場合には、上記三
元触媒がエンジンの設置部から離れた位置に配設されて
いるため、エンジンから排出された排気ガスの温度が上
記キャタリストケースの設置部に到達するまでに低下す
ることになる。このため、エンジンの始動時に上記三元
触媒を早期に活性化することができず、この段階で排出
された排気ガス中のHC成分が後段の複合触媒を素通り
して排出され易いという問題がある。
【0006】すなわち、排気ガス中に含まれたHC成分
のうちC5以下の成分は、その分子径が小さいため、上
記複合触媒のHC吸着剤によって上記C5以下のHC成
分を効果的に吸着することが困難であり、上記HC成分
の一部が後段の複合触媒を素通りして大気中に排出され
ることが避けられないという問題がある。
【0007】また、上記のように前段の三元触媒とを後
段の複合触媒とをキャタリストケース内において互いに
近接させて配設した場合には、両触媒が略同時に活性化
することになるので、前段の三元触媒が活性初期段階に
おいて排気ガス中のHC成分が十分に浄化されていない
状態で、後段のHC吸着剤に吸着されたHC成分が脱離
し始めることになる。したがって、上記活性初期段階に
おいて、上記三元触媒を素通りしたHC成分および上記
HC吸着剤から脱離したHC成分の全てを後段の触媒成
分によって浄化することができず、HC成分の浄化性能
が十分に得られないという問題があった。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、排気ガス中のHC成分を効果的に浄化して排気
ガス浄化性能を向上させることができる排気ガス浄化装
置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
エンジンの排気系に設置される排気ガス浄化装置であっ
て、エンジンルーム内に位置する排気系の上流部に三元
触媒を配設するとともに、エンジンルーム外に位置する
排気系の下流部にHC吸着浄化触媒を配設したものであ
る。
【0010】この構成によれば、エンジンに近接した位
置に三元触媒が配設されるため、エンジンの始動後の早
い段階で上記三元触媒が活性化して排気ガス中のHC成
分等が効果的に浄化されることになる。また、エンジン
から離れた位置にHC吸着浄化触媒が配設されるため、
エンジンの始動後の早い段階でHC吸着剤が吸着したH
C成分の脱離温度となることが防止され、上記三元触媒
が十分に活性化した後に、HC吸着浄化触媒のHC吸着
剤からHC成分が脱離することになる。
【0011】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
のエンジンの排気ガス浄化装置において、三元触媒をエ
ンジンの排気マニホールドに直結したものである。
【0012】この構成によれば、エンジンの排気マニホ
ールドに三元触媒が直結されているため、エンジンの始
動後の極めて早い段階で上記三元触媒が活性化して排気
ガス中のHC成分等が効果的に浄化されることになる。
【0013】請求項3に係る発明は、上記請求項1記載
のエンジンの排気ガス浄化装置において、HC吸着剤触
媒を車室のアンダフロア部に配設したものである。
【0014】この構成によれば、エンジンから離れた位
置に設置されたアンダフロア部にHC吸着浄化触媒が配
設されるため、エンジンの始動後の早い段階でHC吸着
剤が吸着したHC成分の脱離温度となることが確実に防
止され、上記三元触媒が十分に活性化した後に、HC吸
着浄化触媒のHC吸着剤からHC成分が脱離することに
なる。
【0015】請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載のエンジンの排気ガス浄化装置におい
て、白金−ロジウム系の触媒成分を主体として三元触媒
を構成したものである。
【0016】この構成によれば、白金−ロジウム系の触
媒成分がC5以下のHC成分を効果的に浄化する機能を
有しているため、この触媒成分によって構成された三元
触媒がエンジンの始動後の早い段階で活性化し、上記H
C吸着浄化触媒のHC吸着剤によって吸着されにくい性
質を有する上記C5以下のHC成分が上記三元触媒によ
って効果的に浄化されることになる。
【0017】請求項5に係る発明は、上記請求項4記載
の排気ガス浄化装置において、三元触媒の容積に対する
白金−ロジウム系の触媒成分の担持量を1.6g/lに
設定するとともに、上記触媒成分の白金に対するロジウ
ムの重量比を1/5に設定したものである。
【0018】この構成によれば、三元触媒に対する担持
量が必要かつ十分な量に設定されるとともに、白金とロ
ジウムと重量比が上記HC成分等を浄化するのに適した
割合に設定された上記触媒成分により、エンジンから排
出された排気ガス中のHC成分が効果的に浄化されるこ
とになる。
【0019】請求項6に係る発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載のエンジンの排気ガス浄化装置におい
て、HC吸着浄化触媒に、ゼオライトからなるHC吸着
剤と、パラジウムを主体とした触媒成分と、酸化セリウ
ムからなる酸素供給剤とを設けたものである。
【0020】この構成によれば、排気ガス中のHC成分
がゼオライトからなるHC吸着剤に効果的に吸着される
とともに、このHC吸着剤から脱離したHC成分がパラ
ジウムを主体とした触媒成分によって効果的に浄化さ
れ、かつこのHC成分の浄化に必要な酸素が酸化セリウ
ムからなる酸素供給剤から供給されることになる。
【0021】請求項7に係る発明は、上記請求項6記載
のエンジンの排気ガス浄化装置において、HC吸着浄化
触媒のHC吸着剤をβ型ゼオライトによって構成したも
のである。
【0022】この構成によれば、HC吸着剤を構成する
β型ゼオライトに、縦横の口径が異なる略長円形状の多
数の細孔が形成され、その長径方向の寸法が大きいので
分子径の大きいものから小さいものまで各種のHC成分
が吸着されるとともに、上記細孔の短径方向の寸法が小
さいので吸着されたHC成分の保持力が高く、HC吸着
浄化触媒の触媒成分が十分に活性化するまで上記HC成
分が安定して保持されることになる。
【0023】請求項8に係る発明は、上記請求項6また
は7記載のエンジンの排気ガス浄化装置において、HC
吸着浄化触媒の容積に対するパラジウムを主体とした触
媒成分の担持量を3〜15g/lの範囲内に設定すると
ともに、酸化セリウムからなる酸素供給剤の担持量を1
5〜100g/lの範囲内に設定したものである。
【0024】この構成によれば、HC吸着浄化触媒に担
持された必要かつ十分の量の触媒成分により、HC吸着
剤から離脱したHC成分が効果的に浄化されるととも
に、上記HC成分を浄化させるのに必要かつ十分な量の
酸素が上記酸化セリウムからなる酸素供給手段から供給
されることになる。
【0025】請求項9に係る発明は、上記請求項1〜8
のいずれかに記載のエンジンの排気ガス浄化装置におい
て、米国標準走行モードの走行状態で、走行開始時点か
ら25秒が経過するまでの間に、排気系の上流部に配設
された三元触媒が、排気ガス中に含有されたC5以下の
HC成分に対する活性化温度となるようにその配設位置
および容量を設定したものである。
【0026】この構成によれば、上記走行モードの走行
開始時点から早い段階で、三元触媒が活性化して上記C
5以下のHC成分が効果的に浄化されることになる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明に係るエン
ジンの排気ガス浄化装置の実施形態を示している。この
排気ガス浄化装置は、エンジンルーム1内に縦置き式に
設置されたV型エンジン2に接続された一対の排気マニ
ホールド3,4と、この排気マニホールド3,4にそれ
ぞれ直結された一対の三元触媒5,6と、エンジンルー
ム1外に位置する車室のアンダフロア部7に位置する排
気管8に配設されたHC吸着浄化触媒9とを有してい
る。
【0028】上記三元触媒5,6は、図2に示すよう
に、コーデュエライトセラミックス材等からなるハニカ
ム担体10に、触媒成分11が担持されることによって
構成されている。また、上記触媒成分11は、三元触媒
5,6の容積、つまりハニカム担体10に対する担持量
が1.6g/l程度に設定されるとともに、白金に対す
るロジウムの重量比が1/5程度に設定された白金−ロ
ジウム系の触媒を主体として形成されることにより、排
気ガス中に含有されたC5以下のHC成分に対する活性
化温度が250°C程度の温度に設定されている。
【0029】そして、上記三元触媒5,6は、後述する
米国標準走行モードの走行状態で、走行開始時点から2
5秒が経過するまでの間に、上記C5以下のHC成分に
対する活性化温度(250°C)となるようにその配設
位置および容量が設定されている。例えば図1に示す例
では、3000ccの排気量を有する6気筒V型エンジ
ン2の排気マニホールド3,4に、700ccの容量を
有する各三元触媒5,6が直結されることにより、上記
米国標準走行モードの走行開始時点から25秒以内の早
い段階で上記活性化温度(250°C)となるように構
成されている。
【0030】また、上記HC吸着浄化触媒9は、図3に
示すように、コーデュエライトセラミックス材等からな
るハニカム担体12に担持されたHC吸着剤13と、こ
のHC吸着剤13上に担持された触媒成分14と、この
触媒成分14上に担持された酸素供給剤15とを有して
いる。
【0031】上記HC吸着浄化触媒9のHC吸着剤13
は、排気ガス中に含まれたHC成分等の未燃成分が吸着
される多数の細孔を有し、かつ所定の耐熱性を有するも
のであれば、その材質は問わないが、各種のHC成分を
効果的に吸着するためには、比較的大きな孔径の細孔を
有し、かつ縦横の口径が異なる略長円形状の細孔を有す
るβ型ゼオライトを使用することが望ましい。
【0032】HC吸着浄化触媒9の触媒成分14は、H
C成分に対して優れた浄化性能を有し、かつそのC6
上のHC成分に対する活性化温度が250°C程度に設
定されたパラジウム(Pd)を主体とし、これに必要に
応じてプラチナ(Pt)またはロジウム(Rh)等の貴
金属が添加されることによって構成され、上記HC吸着
剤13の設置部を被覆するようにこのHC吸着剤13の
表面に担持されている。上記HC吸着浄化触媒9の容積
に対する触媒成分14の担持量は、0.1g/l以上で
あれば、特に限定されるものではないが、この触媒成分
14による排気ガス浄化機能を維持しつつ、不必要な触
媒成分14が担持されるのを防止するためには、3〜1
5g/lの範囲内に設定することが望ましい。
【0033】上記HC吸着浄化触媒9の酸素供給剤15
は、優れた酸素吸蔵能力を有する酸化セリウム(CeO
2)の粒子からなり、上記触媒成分14の表面に担持さ
れている。また、上記ハニカム担体12の容積に対する
酸素供給剤15の担持量は、上記HC吸着剤13から脱
離したHC成分を効果的に酸化し、かつ上記HC吸着剤
13および触媒成分14の表面が過度に被覆されるのを
防止するため、15〜100g/lの範囲内に設定され
ている。
【0034】上記三元触媒5,6を製造するには、耐熱
性金属材またはセラミックス材等によって多数の貫通孔
を有するハニカム担体10を形成するとともに、5:
1:300の重量比で配合されたプラチナとロジウムと
γ−アルミナとを有し、このγ−アルミナ上にプラチナ
とロジウムとが担持されてなる触媒成分の粉末と、水和
アルミナとを5:1の重量比で純水に投入することによ
り、スラリを作成する。
【0035】そして、上記スラリ中にハニカム担体10
を浸漬してスラリを付着させた後、この担体を引き上げ
て余分なスラリをエアブローによって吹き飛ばして乾燥
させ、この作業を繰返すことにより、適量のスラリをハ
ニカム担体10に担持させ、このスラリを500°C程
度の温度で約2時間に亘って焼成するウォッシュコート
法により、重量比が5:1に設定された白金およびロジ
ウムを有する白金−ロジウム系の触媒成分11を、ハニ
カム担体10に形成された各貫通孔の内壁面に担持させ
る。このようにしてハニカム担体10の容積に対する上
記触媒成分11の担持量が1.6/lに設定された三元
触触媒5,6が製造される。
【0036】また、上記HC吸着浄化触媒9を製造する
には、耐熱性金属材またはセラミックス材等によって多
数の貫通孔を有するハニカム担体12を形成した後、上
記HC吸着剤13を構成するβ型ゼオライトの粉末と、
バインダーとなる水和アルミナとを100:20の重量
比で、適量の純水に加えることによってスラリを調製し
た後、このスラリ中に上記ハニカム担体12を浸漬して
このハニカム担体12に上記スラリを付着させる。
【0037】そして、余分なスラリをエアブローによっ
て吹き飛ばして乾燥させ、この作業を繰り返すことによ
り、適量のスラリをハニカム担体12に担持させた後、
このスラリ500°C程度の温度で約2時間に亘って焼
成するウォッシュコート法により、ハニカム担体12に
形成された各貫通孔の内壁面に、多数の細孔を有するH
C吸着剤13を担持させる。
【0038】次いで、硝酸パラジウムを含有する水溶液
中に上記ハニカム担体12の下端部を浸漬することによ
り、上記HC吸着剤13に適量の硝酸パラジウム溶液を
含浸させ、この溶液を乾燥させた後に、これを500°
Cの温度下で2時間加熱して焼成することにより、パラ
ジウムを主体とした触媒成分14を上記HC吸着剤13
上に担持させる。なお、上記硝酸パラジウム溶液の含浸
量は、ハニカム担体12の容積に対する上記触媒成分1
4の担持量が7g/lとなるように設定する。
【0039】また、硝酸セリウムを含有する水溶液中
に、上記ハニカム担体の下端部を浸漬することにより、
上記HC吸着剤13に適量の硝酸セリウム水溶液を含浸
させ、この溶液を乾燥させた後に、これを500°Cの
温度下で2時間加熱して焼成する。このようにして上記
触媒成分14の設置部を被覆するように、酸化セリウム
からなる酸素供給剤15がハニカム担体12の容積に対
して70g/lの割合で担持されてなるHC吸着浄化触
媒9を製造する。
【0040】そして、上記三元触媒5,6をエンジンル
ーム1内に設置された排気マニホールド3,4に直結さ
れた排気系の上流部に配設するとともに、上記HC吸着
浄化触媒9をエンジンルーム2外に位置する車室アンダ
フロア部7に設置された排気系の下流部に配設する。
【0041】このように三元触媒5,6をエンジンルー
ム1内に配設してエンジン2に近接させるように構成し
たため、エンジン2から排出された排気ガスを高温状態
のまま上記三元触媒5,6の設置部に導入させ、この三
元触媒5,6をエンジン2の始動後の早い段階で250
°Cの温度に昇温することができる。したがって、上記
排気ガス中に含有されたC5以下のHC成分を上記三元
触媒5,6によって効果的に浄化し、分子径が小さいた
めに上記HC吸着浄化触媒9のHC吸着剤13によって
吸着されにくい上記C5以下のHC成分が大気中に放出
されるのを効果的に抑制することができる。
【0042】また、上記HC吸着浄化触媒9をエンジン
ルーム1外に位置する車室のアンダフロア部7等に配設
してエンジン1から離間させるように構成したため、エ
ンジン2の始動後の早い段階で、上記HC吸着剤13が
吸着したHC成分の脱離温度に昇温することが防止さ
れ、上記三元触媒5,6が確実に活性化した後に、上記
HC吸着剤13からHC成分が脱離することになる。し
たがって、上流部の三元触媒5,6を素通りしたHC成
分と、下流部のHC吸着剤13から脱離したHC成分と
の両方を、上記HC吸着浄化触媒9の触媒成分14によ
って同時に浄化しなければならなくなるという事態の発
生を確実に防止し、排気ガスを効果的に浄化することが
できる。
【0043】また、上記実施形態では、三元触媒5,6
をエンジン2の排気マニホールド3,4に直結したた
め、エンジン2から排出された高温の排気ガスを上記三
元触媒5,6に直接供給してこの三元触媒5,6を極め
て早期に活性化させ、上記HC成分等を効果的に浄化す
ることができる。
【0044】しかも、上記実施形態では、HC吸着浄化
触媒9を車室のアンダフロア部7に配設したため、上記
三元触媒5,6とHC吸着浄化触媒9とを確実に離間さ
せることができるとともに、車両の走行風を上記HC吸
着浄化触媒9に効果的に供給してHC吸着剤13からH
C成分が早期に離脱するのを効果的に防止することがで
きる。
【0045】例えば、上記図1に示す実施形態におい
て、走行速度(マイル/時間)の変化状態が図4に示す
ように設定された米国標準走行モード(エミッションテ
ストサイクルFTP−75)の走行状態で、上流部の三
元触媒5,6の入口温度と、下流側のHC吸着浄化触媒
9の入口温度および出口温度との変化状態を測定したと
ころ、図5に示すようなデータが得られた。
【0046】上記データから、三元触媒5,6をエンジ
ン2の排気マニホールド3,4に直結するともに、HC
吸着浄化触媒9を車室のアンダフロア部7に配設した場
合には、走行開始時点から約25秒が経過した時点で上
記三元触媒5,6が250°Cの活性化温度以上とな
り、C5以下のHC成分を効果的に浄化できることがわ
かる。また、上記の時点では、HC吸着浄化触媒9が5
0°C以下の低い温度に維持され、HC成分を吸着する
HC吸着剤13の機能が十分に発揮されることが確認さ
れた。
【0047】上記米国標準走行モードの走行状態で、走
行開始時点から25秒が経過するまでの間、排気系の上
流部に配設された三元触媒5,6が、排気ガス中に含有
されたC5以下のHC成分に対する活性化温度となるよ
うに、その配設位置および容量を設定した場合には、上
記HC吸着浄化触媒9を早期に活性化させることによ
り、このHC吸着浄化触媒9に設けられたHC吸着剤1
3によって吸着されにくい上記C5以下のHC成分を上
記三元触媒5,6によって積極的に浄化して上記HC成
分が大気中に排出されるのを効果的に防止することがで
きる。
【0048】また、上記実施形態では、C5以下のHC
成分を効果的に浄化する機能を有する白金−ロジウム系
の触媒成分を主成分として三元触媒5,6を構成したた
め、分子径が小さいために上記HC吸着浄化触媒9のH
C吸着剤13によって吸着されにくい性質を有する上記
5以下のHC成分を上記三元触媒5,6によって積極
的に浄化することにより、大気中に放出されるHC成分
量を、さらに効果的に低減することができる。
【0049】特に、上記実施形態に示すように、エンジ
ンルーム1内に配設された三元触媒5,6の容積に対す
る白金−ロジウム系の触媒成分11の担持量を1.6g
/lに設定するとともに、白金に対するロジウムの重量
比を1/5に設定した場合には、上記三元触媒5,6に
よりC5以下のHC成分をさらに効果的に浄化すること
ができ、これによって大気中に排出されるHC成分のト
ータル量を確実に低減できるという利点がある。
【0050】また、上記実施形態では、ゼオライトから
なるHC吸着剤13と、パラジウムを主体とした触媒成
分14と、酸化セリウムからなる酸素供給剤15とを主
成分として排気系の下流部に位置するHC吸着浄化触媒
9を構成したため、エンジン1の始動直後に多量に排出
されたHC成分等の未燃成分を上記HC吸着浄化触媒9
に設けられたHC吸着剤13の細孔に吸着させることが
できるとともに、このHC吸着剤13が加熱されて上記
細孔から脱離したHC成分を、上記触媒成分14の触媒
作用により効果的に酸化させて浄化することができる。
【0051】さらに、上記パラジウムを主体とした触媒
成分14は、白金−ロジウム系の触媒成分に比べて低温
活性に優れているため、上記HC吸着剤13から脱離し
たHC成分を確実に浄化することができる。しかも、上
記酸素吸蔵能力を有する酸化セリウムからなる酸素供給
剤15から放出される酸素を利用して、上記HC吸着剤
13から脱離したHC成分を効果的に燃焼させることが
できるため、より効果的に排気ガスを浄化することがで
きる。
【0052】特に、縦横の口径が異なる略長円形状の多
数の細孔が形成されたβ型ゼオライトによってHC吸着
浄化触媒9のHC吸着剤13を構成した上記実施形態で
は、上記細孔の長径方向の寸法が大きいので分子径の大
きいものから小さいものまで各種のHC成分を吸着する
ことができるとともに、上記細孔の短径方向の寸法が小
さいので吸着されたHC成分の保持力を高く設定して、
HC吸着浄化触媒9の触媒成分14が活性化するまで上
記HC成分を上記細孔に安定して保持させることができ
るという利点がある。
【0053】また、上記実施形態では、HC吸着浄化触
媒9の容積に対するパラジウムを主体とした触媒成分1
4の担持量を3〜15g/lの範囲内に設定するととも
に、酸化セリウムからなる酸素供給剤15の担持量を1
5〜100g/lの範囲内に設定したため、上記酸素供
給剤15から放出される酸素を利用した上記触媒成分1
4の触媒作用により、上記HC吸着剤13から離脱した
HC成分を効率よく浄化することができる。
【0054】すなわち、HC吸着浄化触媒9の容積に対
する上記触媒成分14の担持量を3g/l未満に設定す
ると、上記HC成分の浄化能力が不足することになるた
め、上記担持量を3g/l以上に設定することにより、
上記HC吸着剤13から脱離したHC成分を上記触媒成
分14によって効果的に浄化することができる。また、
上記触媒成分14の担持量を15g/l以上に設定して
も、上記HC成分の浄化能力にそれほど大きな差がない
ため、上記担持量を15g/l以下に設定することによ
り、必要以上の触媒成分14が担持されて排気ガス浄化
装置の重量が増大するのを防止することができる。
【0055】また、HC吸着浄化触媒9の容積に対する
上記酸素供給剤15の担持量を15g/l未満に設定す
ると、上記HC成分の浄化時に供給される酸素の量が不
足することになるため、上記担持量を15g/l以上に
設定することにより、上記HC吸着剤13から脱離した
HC成分を上記酸素供給剤15から供給される酸素を利
用して効果的に浄化することができる。また、上記硝酸
セリウム溶液をHC吸着剤13等に含浸させて焼成する
ことにより、担持させることができでる酸素供給剤15
の担持量の上限値は100g/lであるため、この酸素
供給剤15の担持量を100g/l以下に設定すること
により、上記セリウム成分が無駄に消費されるのを防止
することができる。
【0056】なお、排気系の上流部に配設される上記三
元触媒5,6を、必ずしもエンジン2の排気マニホール
ド3,4に直結した位置に配設する必要はなく、少なく
ともエンジンルール1内に配設してエンジン2に近接さ
せるようにした構造とすればよい。また、上記三元触媒
5,6が配設されるエンジンルーム1は、セダンタイプ
の普通乗用車のようにダッシュパネルによって車室と明
確に区画されたスペースである必要はなく、前部席の下
方にエンジンから配設されたワンボックスカー等におい
ては、エンジンから排出される排気ガスの熱影響を顕著
に受ける範囲のスペースを指すものである。
【0057】また、上記実施形態では、HC吸着浄化触
媒9のHC吸着剤13上にパラジウムを主体とした触媒
成分14を担持させるとともに、その上に酸化セリウム
からなる酸素供給剤15を担持させた例について説明し
たが、HC吸着剤13上に酸素供給剤15を担持させる
とともに、その上に触媒成分14を担持させるように構
成してもよい。
【0058】上記構成の排気ガス浄化装置の効果を確認
するために行った実験例について以下に説明する。すな
わち、3000ccの排気量を有する6気筒V型エンジ
ン2の排気マニホールド3,4に、700ccの容量を
有する各三元触媒5,6を直結するとともに、車体のア
ンダフロア部7に1300ccの容量を有するHC成分
吸着浄化触媒9を配設してなる本発明の実施例1,2お
よび下記の比較例1,2を使用し、米国標準テストモー
ドのFTPモードの走行試験を行い、試験開始時点から
38秒が経過するまで間のHC浄化率と、冷間始動時の
Y1浄化率と、HC成分のトータル浄化率とを測定した
ところ、下記の表1に示すようなデータが得られた。
【0059】上記実施例1は、排気系の上流部に位置す
る三元触媒5,6のハニカム担体10に白金−ロジウム
系の触媒成分11を1.6g/lの割合で担持させると
ともに、この触媒成分11の白金に対するロジウムの重
量比を1/5に設定し、かつ排気系の下流部に位置する
HC成分吸着浄化触媒9のハニカム担体12にβ型ゼオ
ライトからなるHC吸着剤13を150g/lの割合で
担持させ、かつ、その上にパラジウムを主体とした触媒
成分14および酸化パラジウムからなる酸素供給剤15
を、それぞれ7g/lおよび70g/lの割合で担持さ
せたものを使用した。
【0060】また、上記実施例2は、排気系の上流部に
位置する三元触媒5,6の触媒成分として、三元触媒
5,6の容積に対するパラジウムの担持量が7g/lに
設定されたパラジウム系の触媒を使用するとともに、H
C吸着浄化触媒9に対するβ型ゼオライトからなるHC
吸着剤13および酸化パラジウムからなる酸素供給剤1
5が、それぞれ90g/lおよび30g/lの割合に設
定された点を除いて上記実施例1と同様に構成されてい
る。
【0061】これに対して上記比較例1は、排気系の上
流部および下流部にそれぞれ白金−ロジウム系の触媒成
分を主体とした三元触媒を配設したものを使用した。ま
た、上記比較例2は、排気系の上流部および下流部にそ
れぞれパラジウムを主体とした三元触媒を配設したもの
を使用した。なお、上流部の各触媒を大気中において1
000°Cの温度で24時間に亘り加熱し、かつ下流部
の各触媒を大気中において900°Cの温度で24時間
に亘り加熱することにより、エージングした後に上記実
験を行った。
【0062】
【表1】
【0063】このデータから、上記実施例1および実施
例2に係る排気ガス浄化装置では、エンジンの始動直後
に排出されたHC成分がHC吸着浄化触媒9のHC吸着
剤13に吸着されるため、このHC吸着剤のない上記比
較例1,2に比べてエンジン始動時点から38秒が経過
するまで間のHC浄化率および冷間始動時のY1浄化率
を著しく向上できることが確認された。
【0064】また、特開平7−14119号公報に示さ
れるように、前段の三元触媒と、HC吸着剤および三元
触媒を有する複合触媒とが車室のアンダフロア部に近接
して配設された従来例では、上記テストモードの冷間始
動時におけるY1モードのHC浄化率が最高でも59%
である。これに対して三元触媒5,6をエンジンルーム
2内に位置する排気系の上流部に配設してなる上記実施
例1および実施例2に係る排気ガス浄化装置では、エン
ジンの始動直後の早い段階で三元触媒5,6を活性化さ
せて排気ガス中のHC成分を効果的に浄化することがで
きるため、上記Y1モードのHC浄化率をそれぞれ8
4.9%および83.1%に向上させることができるこ
とが上記実験により確認された。
【0065】また、上記白金−ロジウム系の触媒成分1
1を主体として三元触媒5,6を構成した上記実施例1
では、この白金−ロジウム系の触媒成分11が、分子径
の小さいC5以下のHC成分を効果的に浄化する機能を
有しているため、パラジウム系の触媒成分を主体として
三元触媒5,6を構成してなる実施例2に比べ、上記H
C吸着浄化触媒9のHC吸着剤13によって吸着されに
くい性質を有する上記C5以下のHC成分を浄化するこ
とにより、大気中に排出されるHC成分量をさらに低減
できることが上記データから確認された。
【0066】また、上記実施例2のように、パラジウム
の触媒成分を主体として三元触媒5,6を構成した場合
には、上記パラジウムが硫黄によって被毒され易いとい
う性質があるため、上記実施例1に示すように、白金−
ロジウム系の触媒成分11を主体として三元触媒5,6
を構成することが望ましい。
【0067】なお、上記実施形態では、触媒担体して排
気ガスが導入される複数の貫通孔を有するハニカム担体
10,12を使用したモノリス型の排気ガス浄化装置つ
いて説明したが、ペレット状の触媒担体に触媒成分およ
びHC吸着剤等を担持させてなるペット型の排気ガス浄
化装置においても本発明を適用可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、エンジ
ンルーム内に位置する排気系の上流部に三元触媒を配設
したため、エンジンから排出された排気ガスを高温状態
のまま上記三元触媒の設置部に導入して、この三元触媒
をエンジンの始動後の早い段階で活性化することができ
る。したがって、上記排気ガス中に含有されたHC成分
を上記三元触媒によって効果的に浄化し、分子径が小さ
いためにHC吸着浄化触媒のHC吸着剤によって吸着さ
れにくい性質を有するC5以下のHC成分等が大気中に
放出されるのを効果的に抑制することができる。
【0069】また、上記HC吸着浄化触媒をエンジンル
ーム外に配設してエンジンから離間させるように構成し
たため、エンジンの始動後の早い段階で上記HC吸着剤
が吸着したHC成分の脱離温度に昇温することが防止さ
れ、上記三元触媒が確実に活性化した後に、上記HC吸
着剤からHC成分が脱離することになる。したがって、
上流部の三元触媒を素通りしたHC成分と、下流部のH
C吸着剤から脱離したHC成分との両方を、上記HC吸
着浄化触媒によって同時に浄化しなければならなくなる
という事態の発生を防止し、排気ガスを効果的に浄化で
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気ガス浄化装置の実施例を示す
全体説明図である。
【図2】排気ガス浄化装置の三元触媒の構成を示す説明
図である。
【図3】排気ガス浄化装置のHC吸着浄化触媒の構成を
示す拡大説明図である。
【図4】米国標準走行モードの走行状態を示すタイムチ
ャートである。
【図5】米国標準走行モードの走行状態におけるの触媒
の温度変化状態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 エンジンルーム 2 エンジン 3,4 排気マニホールド 5,6 三元触媒 7 アンダフロア部 8 排気管 9 HC吸着浄化触媒 11 三元触媒の触媒成分 13 HC吸着剤 14 HC吸着浄化触媒の触媒成分 15 酸素供給剤

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気系に設置される排気ガス
    浄化装置であって、エンジンルーム内に位置する排気系
    の上流部に三元触媒を配設するとともに、エンジンルー
    ム外に位置する排気系の下流部にHC吸着浄化触媒を配
    設したことを特徴とするエンジンの排気ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 三元触媒をエンジンの排気マニホールド
    に直結したことを特徴とする請求項1記載のエンジンの
    排気ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】 HC吸着剤触媒を車室のアンダフロア部
    に配設したことを特徴とする請求項1記載のエンジンの
    排気ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 白金−ロジウム系の触媒成分を主体とし
    て三元触媒を構成したことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のエンジンの排気ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】 三元触媒の容積に対する白金−ロジウム
    系の触媒成分の担持量を1.6g/lに設定するととも
    に、上記触媒成分の白金に対するロジウムの重量比を1
    /5に設定したことを特徴とする請求項4記載のエンジ
    ンの排気ガス浄化装置。
  6. 【請求項6】 HC吸着浄化触媒に、ゼオライトからな
    るHC吸着剤と、パラジウムを主体とした触媒成分と、
    酸化セリウムからなる酸素供給剤とを設けたことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンの排気
    ガス浄化装置。
  7. 【請求項7】 HC吸着浄化触媒のHC吸着剤をβ型ゼ
    オライトによって構成したことを特徴とする請求項6記
    載のエンジンの排気ガス浄化装置。
  8. 【請求項8】 HC吸着浄化触媒の容積に対するパラジ
    ウムを主体とした触媒成分の担持量を3〜15g/lの
    範囲内に設定するとともに、酸化セリウムからなる酸素
    供給剤の担持量を15〜100g/lの範囲内に設定し
    たことを特徴とする請求項6または7記載のエンジンの
    排気ガス浄化装置。
  9. 【請求項9】 米国標準走行モードの走行状態で、走行
    開始時点から25秒が経過する間での間に、排気系の上
    流部に配設された三元触媒が、排気ガス中に含有された
    5以下のHC成分に対する活性化温度となるようにそ
    の配設位置および容量を設定したことを特徴とする請求
    項1〜8のいずれかに記載のエンジンの排気ガス浄化装
    置。
JP7243028A 1995-09-21 1995-09-21 エンジンの排気ガス浄化装置 Pending JPH0985078A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7243028A JPH0985078A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 エンジンの排気ガス浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7243028A JPH0985078A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 エンジンの排気ガス浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0985078A true JPH0985078A (ja) 1997-03-31

Family

ID=17097800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7243028A Pending JPH0985078A (ja) 1995-09-21 1995-09-21 エンジンの排気ガス浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0985078A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000312825A (ja) * 1999-04-23 2000-11-14 Degussa Huels Ag 貴金属含有高性能触媒及びその製法
WO2009157292A1 (ja) 2008-06-25 2009-12-30 いすゞ自動車株式会社 排気ガス浄化装置
JP2016159799A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 三井造船株式会社 船舶の機関室構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000312825A (ja) * 1999-04-23 2000-11-14 Degussa Huels Ag 貴金属含有高性能触媒及びその製法
WO2009157292A1 (ja) 2008-06-25 2009-12-30 いすゞ自動車株式会社 排気ガス浄化装置
US8561396B2 (en) 2008-06-25 2013-10-22 Isuzu Motors Limited Exhaust gas purification apparatus
JP2016159799A (ja) * 2015-03-03 2016-09-05 三井造船株式会社 船舶の機関室構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3375790B2 (ja) 排ガス浄化システム及び排ガス浄化方法
JP3311051B2 (ja) 排気ガス浄化方法及び装置
JP2001527189A (ja) 内燃機関動力車用触媒コンバーター装置
JP2000230414A (ja) 窒素酸化物吸収材を用いたディーゼル・エンジンからの排気の変換方法
JP3479980B2 (ja) 排ガス浄化方法及び排ガス浄化用触媒
JPH10180099A (ja) 排ガス浄化用触媒及び排ガス浄化システム
JPH10118458A (ja) 窒素酸化物の浄化触媒及び浄化方法
JPH08224449A (ja) 大気汚染防止用の合体された触媒と炭化水素トラップ
JPH11267504A (ja) 排ガス浄化用触媒体とそれを用いた排ガス浄化システム
JP3282344B2 (ja) 排気ガス浄化装置
EP0867218B1 (en) Engine with system for exhaust gas purification
JP2003201832A (ja) 排ガス浄化触媒システム
JPH07332073A (ja) 排気ガス浄化装置
JP3546547B2 (ja) 排気ガス浄化装置用hc吸着剤およびその製造方法
JP3830566B2 (ja) 排ガス浄化システム
JPH0985078A (ja) エンジンの排気ガス浄化装置
JP3695394B2 (ja) 排気ガス浄化装置および製造方法
JP2003175318A (ja) 排ガス浄化システム及び排ガス浄化方法
JP3757440B2 (ja) エンジンの排気ガス浄化装置
JP2002282697A (ja) 排ガス浄化用触媒
JPH1142417A (ja) 排ガス浄化システム
JP2003135970A (ja) 排気ガス浄化用触媒
JPH09225265A (ja) 排気ガス浄化装置
JP3596026B2 (ja) エンジンの排気ガス浄化用触媒の製造方法
JP2002320856A (ja) 排ガス浄化用触媒

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050308

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050705