JPH0984688A - 揚げ幕式カーテン並びにそのレール、紐ストッパ、紐ガイド及び取付手段 - Google Patents

揚げ幕式カーテン並びにそのレール、紐ストッパ、紐ガイド及び取付手段

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JPH0984688A
JPH0984688A JP24212395A JP24212395A JPH0984688A JP H0984688 A JPH0984688 A JP H0984688A JP 24212395 A JP24212395 A JP 24212395A JP 24212395 A JP24212395 A JP 24212395A JP H0984688 A JPH0984688 A JP H0984688A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚げ幕式カーテンの製作、施工を容易化する
とともに、多種多様な形状寸法の出窓に自在に架設でき
るようにする。 【解決手段】 薄板状の可撓性レール2の背面左端に紐
ストッパ4を配設し、該紐ストッパ4の左右に取付具
5,5を係合する。また、前記レール2の背面に紐ガイ
ド6,6…及び連結具3,3並びに取付具5,5…を配
設し、紐ガイド6,6…及び連結具3,3の紐挿通口3
0に紐29を架渡する。そして、前記レール2の前面に
面状ファスナフック35及び面状ファスナアイ38にて
カーテン布36を吊下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は揚げ幕式カーテン
並びにそのレール、紐ストッパ、紐ガイド及び取付手段
に関するものであり、特に、外壁に突設された平面視円
弧状、台形状又はV形状等の出窓に架設される揚げ幕式
カーテン並びにそのレール、紐ストッパ、紐ガイド及び
取付手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種揚げ幕式カーテンには、出窓
形状に合わせて成形加工された断面筒形のレールが用い
られている。このレール下面には複数個の穴部又はレー
ル軸に沿ったスリットが開設されて、該穴部又はスリッ
トから垂下された昇降紐にカーテン布が掛着している。
又、前記レール内部にはレール軸回りの滑車が配設され
ており、この滑車に前記昇降紐の上部が巻回されてい
る。
【0003】一方、前記レールの左右一端部には輪状の
操作紐が吊下されており、この操作紐の左右何れかの部
分を引き下げることにより、前記滑車が回動して昇降紐
を巻き上げ又は繰り出し、これに伴ってカーテン布が上
下に開閉する。このように前記レールは内部の滑車を支
持し得る機械的強度を必要とするため、適度な肉厚を持
ったスチール等の金属にて形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】出窓は平面視円弧状、
台形状又はV形状等の曲線状に形成されているので、か
かる出窓に揚げ幕式カーテンを架設する場合にはそのレ
ールを折曲する必要があり、通常は幾辺かに切断された
直線状のレールを出窓の輪郭に合うように接合してい
る。
【0005】しかし、レール自体が相当の肉厚を有する
金属製であるため切断及び接合は容易でなく、しかもそ
の内部には各辺毎に一個又は複数個の滑車が組み込ま
れ、それらの滑車全体が操作紐に連動するように構成さ
れなければならない。更に、カーテン布はレール下面に
沿って吊下されており、レールがカーテン布の上方に露
出しているので該レールの切断面や接合部の外観にも十
分配慮しなければならない。更に又、出窓の仕様には統
一規格がなく、建物毎に種々様々な形状寸法が存在する
ので出窓毎に寸法を測りオーダーメイドで製作する必要
がある。
【0006】従って、従来此種揚げ幕式カーテンの製作
及び施工は極めて煩雑で工期も長期化し、価格も高価な
ものになっている。そこで、揚げ幕式カーテンを製作及
び施工が容易な構成にするとともに、多種多様な出窓に
自在に対応することができ、且つ、外観を損ねることも
なく、更に、低価格化を実現するために解決すべき技術
的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたものであり、薄板状の可撓性レー
ルの背面一端部に紐ストッパを配設するとともに、該レ
ールの背面に紐ガイドを配設し、且つ、該レールの背面
又は前記紐ストッパ若しくは紐ガイドに該レールを架設
するための取付手段を配設し、更に、前記紐ストッパに
紐を係止して該紐ストッパ下方に該紐の一端を解放する
とともに、該紐の他端は前記紐ガイドにて前記レール背
面に沿って所定位置まで架渡されて、該所定位置に配設
された紐ガイドより垂下され、一方、前記レールの前面
にカーテン布の上端部を面状ファスナ等の貼着手段にて
貼着し、該カーテン布に前記紐の他端垂下部分を掛着す
るとともに、前記紐の一端解放部分を引張又は弛緩する
ことにより、前記カーテン布を上下に開閉自在に形成し
た揚げ幕式カーテンを提供するものである。
【0008】並びに前記レールは、複数本直列に連接さ
れることにより構成され、且つ、隣接する個々のレール
とレールとが連結具を介して左右に移動自在に係合する
ことにより、伸縮自在に形成された揚げ幕式カーテン用
レールを提供するものである。
【0009】及び前記紐ストッパは、2本のローレット
が前後水平軸回りに回動自在に内設されるとともに、1
本のローレットに対して他方のローレットは斜め下方に
配設され、且つ、該斜め下方のローレットが昇降するこ
とにより前記紐を拘止するように形成された紐ストッパ
であって、前記斜め上方のローレット寄りの左右一側面
に前記紐を挿通するための複数個の孔が水平方向略等間
隔に開穿され、且つ、前記レールに対して着脱自在に形
成されるとともに、前後両面にレールとの係合手段が設
けられた揚げ幕式カーテン用紐ストッパを提供するもの
である。
【0010】及び前記紐ガイドは、前記レールに沿って
摺動自在、且つ、任意位置に固定可能に形成されるとと
もに、左右方向に紐挿通口が開設され、且つ、該紐挿通
口の内側底部は、正面断面視円弧状に中央が隆起してい
る揚げ幕式カーテン用紐ガイドを提供するものである。
【0011】及び前記取付手段は、上面及び後面に壁と
の接合部が設けられている揚げ幕式カーテン用取付手段
を提供するものである。並びに前記取付手段は、前記レ
ールの背面に着脱自在に形成された取付手段であって、
前記紐ストッパとの係合部が設けられている揚げ幕式カ
ーテン用取付手段、及び該取付手段との係合部が設けら
れている揚げ幕式カーテン用紐ストッパを提供するもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図7に従って詳述する。図1は揚げ幕式カーテン1
を平面視円弧状の出窓(図示せず)に架設した状態を示
し、該出窓の外側(後述するレールの背面側)から見た
斜視図である。同図に示す如く、揚げ幕式カーテン1の
レール2は、紙面左方のレール2aと紙面右方のレール
2bとが中央にて2個の連結具3(3a,3b)を介し
て直列に連接されることにより構成され、該レール2の
紙面左端背面には紐ストッパ4が配設されるとともに、
該紐ストッパ4の両脇には取付具5,5が係合してい
る。更に、該レール2の背面には3個の取付具5,5,
5と3個の紐ガイド6,6,6とが夫々所定位置に配設
されている。
【0013】ここで、前記レール2は、図2に図示する
如く内部に芯材として極薄の鋼板7が介装され、該鋼板
7に合成樹脂製の被膜8が周設されるとともに、該被膜
8の上端及びその上端近傍並びに下端が左右に突出する
ことにより細溝9,9及び凹部10,10が形成され、
断面視略I形の薄板状に成形されている。従って、該レ
ール2は可撓性を有しており、出窓の輪郭に合わせて自
在に湾曲させることができる。
【0014】また、前記取付具5は揚げ幕式カーテン1
(直接的には前記レール2)を出窓に架設するためのブ
ラケットであって、スチールにより断面コ字状且つ側面
視L字状に成形され、その基端部には鉤11が設けられ
て該鉤11が前記レール2の前面側(紙面左方)の細溝
9に係合している。更に、該取付具5の上側壁12基端
部近傍には合成樹脂製の押えブロック13がビス14を
介して垂設されており、該押えブロック13の基端部側
端辺には爪15が突設され、該爪15は前記レール2の
背面側(紙面右方)の細溝9に係合している。そして、
前記ビス14を緊締すると前記爪15がレール2の背面
上端隆起部分に押圧されることにより、取付具5がレー
ル2に固定される。また、前記ビス14を若干緩めると
取付具5をレール2上面に沿って摺動させることができ
る。更にビス14を緩めて押えブロック13を取り外す
と、取付具5とレール2とを分離することができる。こ
のように取付具5はレール2に対して任意位置に着脱自
在、且つ、摺動自在に形成されている。
【0015】また、該取付具5の左右側壁16,17先
端には夫々角穴18,18が開穿されている。この角穴
18,18は、後述する通り、前記紐ストッパ4との係
合機構を構成するためのものである。
【0016】更に、該取付具5の上側壁12及び後側壁
19には夫々丸穴20,20が開穿されている。従っ
て、揚げ幕式カーテン1を出窓上縁の水平面に架設する
場合には、その水平面に前記取付具5の上側壁12を当
接して、該上側壁12に開穿された丸穴20にビスを緊
締すれば、前記レール2の幅方向を立設した状態で取付
けることができる。一方、揚げ幕式カーテン1を出窓上
縁の鉛直面に架設する場合には、その鉛直面に前記取付
具5の後側壁19を当接して該後側壁19に開穿された
丸穴20にビスを緊締すれば、同様に前記レール2の幅
方向を立設した状態で取付けることができる。
【0017】また、図3は前記紐ストッパ4を示したも
のである。該紐ストッパ4は、紐ストッパ本体部4aと
レール係合部4bとから成り、紐ストッパ本体部4aの
前後両側面21,22には夫々上下2個水平方向に断面
視L字状の案内溝23,23…が刻設されるとともに、
レール係合部4bの後側面24には前記案内溝23,2
3…と同一断面形状のほぞ25,25が上下2個水平方
向に突設され、該ほぞ25,25と前記紐ストッパ本体
部4aの前後両側面21,22のうち、図中奥方向の側
面21に刻設された案内溝23,23とが嵌合すること
により、紐ストッパ本体部4aとレール係合部4bとが
一体になっている。また、レール係合部4bの内部は左
右方向にレール嵌挿口26が開設されており、該レール
嵌挿口26に前記レール2の端部が挿通される。更に、
図示は省略するが、前記レール係合部4bの下面中央に
はビス穴が開穿されており、このビス穴にビスを螺合し
ていくと、ビス先端がレール2の下端面に押圧されるこ
とによりレール係合部4bはレール2に固定される。
【0018】このように、該レール係合部4bはレール
2に対して任意位置に着脱自在に形成されているので、
本実施の形態に於ては図1にて前述した如くレール2の
紙面左端に紐ストッパ4が配設されているが、これを該
レール2の紙面右端に配設することもできる。その場合
には紐ストッパ本体部4aを鉛直軸回りに180度回転
して前後を反転させ、図3に於いては図中手前側に位置
していた側面22の案内溝23,23を前記レール係合
部4bの後側面24のほぞ25,25に嵌合させる。斯
くして、紐ストッパ4をレール2の左右端部何れに配設
した場合でも、紐ストッパ本体部4aの紐架渡面27は
常にレール2の内側方向を向くことになる。
【0019】而して、該紐架渡面27の上下中央部に
は、水平方向等間隔に5個の孔28,28…が開穿さ
れ、これらの孔28,28…のうち前後両端及び中央に
位置する3個の孔28,28,28から夫々1本づつ合
計3本の紐29,29,29が繰り出されている。この
ように1個の孔28に1本づつ紐29を通すように構成
したのは、これら3本の紐29,29,29が前記紐ス
トッパ4内で相互にからまり、後述する2個のローレッ
トがロックされて、揚げ幕式カーテン1の開閉操作がで
きなくなるのを防止するためである。
【0020】そして、図1及び図3に図示する如く、こ
れらの紐29,29,29のうち最後端(図中手前側)
の孔28から繰り出された紐29は当該孔28の外縁よ
り垂下されている。一方、他の2本の紐29,29は共
に前記レール2の背面に沿って引張され、紐ストッパ4
に最も近い紐ガイド6の紐挿通口30内を通過し、当該
紐ガイド6の右方直近の取付具5の下方を経由して、更
にその右方直近の連結具3aの紐挿通口30内を通過し
た後、中央の孔28から繰り出された紐29については
垂下されるとともに、残る1本の紐29については更に
レール2の背面に沿って右方へ辿り、順次右側の連結具
3bの紐挿通口30内部、その右方直近の取付具5の下
方、その右方直近の紐ガイド6の紐挿通口30内部及び
レール2の最右端の紐ガイド6の紐挿通口30内部を通
過した後、垂下されている。尚、これらの紐29,2
9,29の前記垂下部分に符号29aを付すものとす
る。
【0021】ここで、図4に従って前記紐ガイド6の具
体的構造を説明する。該紐ガイド6は合成樹脂にて箱形
に成形されるとともに、前後2個の開口部が左右水平方
向に設けられている。この開口部のうち前方(紙面奥方
向)のものはレール嵌挿口26であり、後方のものは紐
挿通口30である。また、レール嵌挿口26の下面中央
にはビス穴31が開穿されている。このレール嵌挿口2
6の内法は前記レール2の断面寸法に合わせて形成され
ており、該レール嵌挿口26にレール2を挿通すること
により紐ガイド6はレール2に沿って摺動自在に形成さ
れている。そして、前記ビス穴31の下方からビス32
を螺合すれば、該ビス32の先端がレール2の下端面に
圧着されることにより、紐ガイド6はレール2の任意位
置に固定される。
【0022】一方、紐挿通口30には紐29が挿通され
て架渡又は垂下されるが、後述する如く、カーテン開閉
操作時には紐29が紐挿通口30の左右出口を往復して
該紐挿通口30の内側底面に摺擦することになる。而し
て、この内側底面は正面断面視円弧状に中央が隆起して
曲面部33を形成している。これにより、紐29に作用
する摩擦力が低減されるため、カーテン開閉操作に必要
な力を軽減できるだけでなく、紐29の劣化防止にも寄
与できる。
【0023】次に、図5に従って連結具3の具体的構造
を説明する。該連結具3はレール2aとレール2bとを
連接する作用の他に紐ガイドの役割をも兼備しており、
前記紐ガイド6と同じく合成樹脂にて箱形に成形され
て、左右水平方向にレール嵌挿口26と紐挿通口30と
が設けられている。但し、該連結具3は前記紐ガイド6
と異なりレール嵌挿口26が2個並設されている。そし
て、かかる連結具3を2個用意し、図1に図示する如
く、夫々最前列(図中最も奥方向)のレール嵌挿口26
にはレール2bの左端部を挿通するとともに、中央のレ
ール嵌挿口26にはレール2aの右端部を挿通して両レ
ール2a及び2bを連接する。
【0024】また、当初左側の連結具3aについては、
最前列のレール嵌挿口26下面のビス穴31にビス32
を螺合緊締して該連結具3aとレール2bとを固定し、
他方、該連結具3aとレール2aとは摺動できるように
しておく。また、反対に右側の連結具3bについては、
中央のレール嵌挿口26下面のビス穴31にビス32を
螺合緊締して該連結具3bとレール2aとを固定すると
ともに、該連結具3bとレール2bとは摺動できるよう
にしておく。これによりレール2を出窓に架設する際、
該出窓の上縁寸法に応じて前記レール2a及び2b相互
の左右位置を調節することにより、レール2を自在に伸
縮することができる。そして、出窓の上縁寸法とレール
2の長さとが一致した時、連結具3aについては中央の
レール嵌挿口26のビス穴31に、連結具3bについて
は最前列のレール嵌挿口26のビス穴31に夫々ビス3
2を螺合緊締してレール2の長さを固定する。
【0025】尚、当初からレールの長さが出窓の長さに
一致している場合、又はレールが長尺であって出窓の長
さに合わせて該レールを切断する手段を有している場合
には、当然に本実施の形態の如くレールを伸縮自在に形
成する必要はなく、1本のレールにて揚げ幕式カーテン
を構成することができる。一方、図2に於いて前述した
如く、レール2の内部には鋼板7が介装されているた
め、これを切断する場合、アイアンカッタ等の特殊な工
具を必要とする。従って、本実施の形態はかかる工具を
有しない一般ユーザが日曜大工的に架設するような場合
に極めて有効である。
【0026】また、図6は連結具の他の実施の形態を示
したものである。同図(a)に示す如く、該連結具34
はレール2の断面寸法に合わせて側面視略コ字状に成形
されるとともにその上下先端部は夫々内側へ折り返し、
レール2の背面側細溝9と下端部背面の突出部とに係合
している。そして、同図(b)に示す如く、該連結具3
4の左右に夫々レール2a及び2bを嵌挿して相互の位
置を調節する。これにより、レール2は該連結具34の
長さ分だけ伸縮することができる。ところで、市販され
ている出窓の上縁寸法はメーカ等により不均一である
が、ほとんどの出窓が寸法差十数センチ内の範囲に収ま
っている。従って、前記連結具34はこの寸法差に相当
する長さに形成しておけば十分である。
【0027】而して、図2に図示する如く、レール2の
前面側の凹部10には面状ファスナフック35が配設さ
れ、また、図3に図示する如く、紐ストッパ4のレール
係合部4a前面にも面状ファスナフック35が配設され
ている。更に、図4及び図5(又は図6(a))に図示
する如く、紐ガイド6及び連結具3(又は34)の前面
にも夫々面状ファスナフック35が配設されている。従
って、図1に於いて、レール2、連結具3、紐ストッパ
4、取付具5及び紐ガイド6により構成される揚げ幕式
カーテン1の骨格の前面には左右全域に亘って面状ファ
スナフック35が配設されている。そして、この骨格を
出窓上縁に架設した後、該骨格にカーテン布36を吊下
することになる。
【0028】一方、該カーテン布36の上端縁は縫い絞
られてギャザー37を形成している。そして、該ギャザ
ー37の裏面には全長に亘って面状ファスナアイ38が
縫製されている。従って、この面状ファスナアイ38と
前記面状ファスナフック35とを貼り合わせていけば、
極めて容易にカーテン布36を吊下することができる。
しかも、前記ギャザー37が前記レール2の前面を覆う
ことになり、室内からは揚げ幕式カーテン1の骨格を視
認することはできないので、該揚げ幕式カーテン1の室
内装飾としての機能が一層高められる。
【0029】而して、前記カーテン布36裏面の左端近
傍及び左右中央並びに右端近傍には、夫々上下方向等間
隔に複数個のリング39,39…が配設されており、そ
のうち左端近傍のリング39,39…には前記紐ストッ
パ4の最後端の孔28の外縁から垂下された紐29の垂
下部分29aが挿通されるとともに、左右中央のリング
39,39…には前記連結具3aから垂下された紐29
の垂下部分29aが挿通され、更に、右端近傍のリング
39,39…には前記レール2の最右端の紐ガイド6か
ら垂下された紐29の垂下部分29aが挿通されてい
る。そして、これらの紐29,29,29の垂下部分2
9a,29a,29aの下端は夫々前記カーテン布36
本体裾部に掛着され、且つ、その掛着部には夫々重り4
0,40,40が配設されることにより、該垂下部分2
9a,29a,29aは下方へ引張されている。また、
前記カーテン布36本体裾部にはフリル41が縫製され
ている。
【0030】一方、図3に図示する如く、前記紐ストッ
パ本体部4aには2本のローレット42(42a,42
b)が前後水平軸回りに回動自在に内設されており、紐
架渡面27寄りのローレット42aに対してその左斜め
下方に他方のローレット42bが配設され、且つ、ロー
レット42aの回転軸は固定されているが、ローレット
42bの回転軸は上下方向に所定量昇降できるように形
成されている。そして、前記紐架渡面27の孔28,2
8,28から該紐ストッパ本体部4a内へ入った3本の
紐29,29,29は、手前側のローレット42aの上
端に巻回された後、該ローレット42aと他方のローレ
ット42bとの間隙を通過して、該紐ストッパ本体部4
aの下面開口部43より該紐ストッパ本体部4aの下方
に解放されている(解放部分29b,29b,29
b)。また、図1に図示する如く、これらの紐29,2
9,29の解放部分29b,29b,29bの下端は一
箇所にまとめられて把持部44が延設されている。
【0031】而して、該把持部44を引き降ろすと、前
記紐29,29,29の垂下部分29a,29a,29
aが上昇して、該垂下部分29a,29a,29a下端
に掛着したカーテン布36の裾部が引き上げられる。該
カーテン布36をこの状態で係止するには、前記把持部
44を引張しつつ紐29,29,29の解放部分29
b,29b,29bを紐ストッパ4の左外側へ傾斜させ
る。他方、紐29,29,29の垂下部分29a,29
a,29a下端は前記重り40,40,40にて常に下
方へ付勢されているので、前記解放部分29b,29
b,29bの上方基端部に張力が生じ、前記ローレット
42bを押し上げる。これにより2個のローレット42
a,42bにて紐29,29,29が拘止され、前記把
持部44を解放しても該紐29,29,29の垂下部分
29a,29a,29aが前記重り40,40,40の
重力で降下することはなく、カーテン布36は引き上げ
られた状態で係止する。
【0032】該カーテン布36を降ろす場合には、前記
把持部44を動かして前記ローレット42a,42bに
よる拘止状態を解除し、紐29,29,29の解放部分
29b,29b,29bを弛緩する。すると、前記重り
40,40,40の重力によりカーテン布36が引き降
ろされることになる。斯くして、揚げ幕式カーテン1は
上下に開閉自在に形成されている。
【0033】一方、このように揚げ幕式カーテン1を開
閉操作する際、前記紐ストッパ4にはレール係合部4b
のレール嵌挿口26を支点とし、ローレット42aを作
用点として該紐ストッパ4を下回させる捩れモーメント
が発生することになる。そして、支点となるレール嵌挿
口26に挿通されたレール2は可撓性であるので、この
捩れモーメントによりレール2自体が捩れるおそれがあ
る。そこで、かかる捩れモーメントに対抗すべく図3に
示すように、前記紐ストッパ本体部4aの紐架渡面27
及びその対面の前後端辺上下中央部に合計4個の突起4
5,45…が突設されている。そして、図1に図示する
如く、該紐ストッパ4の左右に前記取付具5,5を当接
すると、該取付具5,5の左又は右側壁16,17に開
穿された角穴18が、夫々前記突起45,45…のうち
左右後方(紙面手前側)に配設された突起45,45と
係合することになる。これにより紐ストッパ4は左右の
取付具5,5に支承されて固定するため、揚げ幕式カー
テン1の開閉操作時に該紐ストッパ4が下回してレール
2が捩れることはない。
【0034】また、前記紐ストッパ4とその左右の取付
具5,5とを紐ストッパ兼レール取付具として一体的に
形成しても同様の作用を発揮する。更に、前記取付具5
を前記紐ガイド6及び連結具3近傍に配設するようにす
れば、開閉操作時に該紐ガイド6及び連結具3に捩れモ
ーメントが作用することによるレール2の捩れを防止す
ることができる。
【0035】尚、突起45を紐ストッパ本体部4aの左
右後方だけでなく左右前方にも設けることとしたのは、
紐ストッパ4をレール2の左右端部何れの側に配設する
場合でも前述した取付具5との係合機構を形成できるよ
うにするためである。また、紐ストッパ本体部4aの下
面開口部43を閉塞し、且つ、該下面の前後方向に複数
個の孔を並設して、該孔に前記紐29,29,29を1
本づつ挿通するようにすれば、前記紐架度面27の孔2
8,28…と相俟って、3本の紐29,29,29が相
互にからまるのを可及的に防止することができる。
【0036】図7は、紐ガイドにレール取付手段を設け
た取付部付紐ガイド46の一実施の形態を示したもので
あり、該取付部付紐ガイド46は前記紐ガイド6と同様
にレール嵌挿口26及び紐挿通口30が開設されるとと
もに、レール嵌挿口26の下面にはビス穴31が開穿さ
れ、且つ、紐挿通口30内側底面は曲面部33を形成
し、更に、該取付部付紐ガイド46の前面(紙面左奥方
向)には面状ファスナフック35が配設されている。そ
して、該取付部付紐ガイド46の後側面(紙面手前側)
と上面とには夫々左右に凸部47が設けられ、該凸部4
7には丸穴48が開穿されている。
【0037】揚げ幕式カーテン1を出窓上縁の水平面に
架設する場合には、その水平面に前記取付部付紐ガイド
46の上面を当接し、該上面の凸部47,47に設けら
れた丸穴48,48にビスを締め込む。また、揚げ幕式
カーテン1を出窓上縁の鉛直面に架設する場合にはその
鉛直面に前記取付部付紐ガイド46の後側面を当接し、
該後側面の凸部47,47に設けられた丸穴48,48
にビスを締め込む。これにより該取付部付紐ガイド46
は前記取付具5と紐ガイド6との機能を兼備することに
なる。
【0038】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、揚げ幕
式カーテンのレールとして薄板状の可撓性レールを用い
たので、出窓の形状に合わせて自在に折曲することがで
きる。また、該レールの背面に紐ストッパ、紐ガイド及
び取付手段を配設し、且つ、該レールの前面にカーテン
布の上端部を面状ファスナ等の貼着手段にて貼着するよ
うに構成したので、カーテン布の装着や着け替えが容易
なだけでなく、該カーテン布によりレール等の骨格が被
蔽されて美感を損ねることもない。更に、レールを架設
するための取付手段を紐ガイドや紐ストッパと一体的に
形成すれば、部品点数の削減を図ることができる。
【0040】また、請求項2記載の発明の如く、前記レ
ールを連結具にて伸縮自在に形成することにより多種多
様な出窓の形状寸法に柔軟に対応することができる。更
に、請求項3記載の発明の如く、紐ストッパの紐架渡面
に複数個の孔を開穿することにより1個の孔に1本づつ
紐を挿通すれば、紐がからまってローレットがロック状
態になり、カーテンの開閉操作ができなくなるおそれを
防止することができる。また、この請求項3記載の紐ス
トッパは、レールに対して着脱自在に形成され、且つ、
前後両面にレールとの係合手段が設けられているので、
レールの左右端部何れ側にでも配設することができ汎用
性が向上する。
【0041】更に、請求項4記載の発明の如く、紐ガイ
ドをレールに沿って摺動自在且つ、任意位置に固定可能
に構成することにより、施工の簡便化を図ることができ
る。また、該紐ガイドの紐挿通口の内側底部について正
面断面視円弧状に中央を隆起させることにより、紐に作
用する摩擦力を低減して揚げ幕式カーテンの開閉に必要
な力を軽減するとともに紐の劣化防止にも寄与すること
ができる。
【0042】更に、請求項5記載の発明の如く、取付手
段の上面と後面とに壁との接合部を設けることにより、
出窓上縁が水平面になっている場合、或いは出窓上縁が
鉛直面になっている場合の何れの場合でも該取付手段に
て揚げ幕式カーテンを架設することができ、施工の自由
度が向上する。
【0043】更にまた、請求項6及び7記載の発明の如
く、取付手段と紐ストッパとに相対する係合部を設けて
両者を係合させると、紐ストッパが固定されるため揚げ
幕式カーテンの開閉操作に伴って該紐ストッパが下回し
たり、レールが捩れたりするのを防止することができ
る。
【0044】斯くして、本発明に係る揚げ幕式カーテン
は各構成要素が汎用的且つ簡易に構成されており、製
作、施工の容易化及び工期の短縮化並びに低価格化に寄
与できる等、正に諸種の効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、揚げ幕式カーテ
ンをその背面(室外)から俯瞰した斜視図である。
【図2】図1に於いて、取付具を装着したレールの断面
左側面図である。
【図3】図1に於ける紐ストッパをその背面右上方から
俯瞰した斜視図である。
【図4】図1に於ける紐ガイドをその背面左上方から俯
瞰した斜視図である。
【図5】図1に於ける連結具をその背面左上方から俯瞰
した斜視図である。
【図6】連結具の他の実施の形態を示したものであり、
(a)は該連結具にレールを挿通した断面左側面図であ
り、(b)はその背面図である。
【図7】取付部付紐ガイドの一実施の形態を示したもの
であり、その背面左上方から俯瞰した斜視図である。
【符号の説明】
1 揚げ幕式カーテン 2 レール 3,34 連結具 4 紐ストッパ 5 取付具 6 紐ガイド 29 紐 36 カーテン布 46 取付部付紐ガイド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状の可撓性レールの背面一端部に紐
    ストッパを配設するとともに、該レールの背面に紐ガイ
    ドを配設し、且つ、該レールの背面又は前記紐ストッパ
    若しくは紐ガイドに該レールを架設するための取付手段
    を配設し、更に、前記紐ストッパに紐を係止して該紐ス
    トッパ下方に該紐の一端を解放するとともに、該紐の他
    端は前記紐ガイドにて前記レール背面に沿って所定位置
    まで架渡されて、該所定位置に配設された紐ガイドより
    垂下され、一方、前記レールの前面にカーテン布の上端
    部を面状ファスナ等の貼着手段にて貼着し、該カーテン
    布に前記紐の他端垂下部分を掛着するとともに、前記紐
    の一端解放部分を引張又は弛緩することにより、前記カ
    ーテン布を上下に開閉自在に形成したことを特徴とする
    揚げ幕式カーテン。
  2. 【請求項2】 前記レールは、複数本直列に連接される
    ことにより構成され、且つ、隣接する個々のレールとレ
    ールとが連結具を介して左右に移動自在に係合すること
    により、伸縮自在に形成されたことを特徴とする請求項
    1記載の揚げ幕式カーテン用レール。
  3. 【請求項3】 前記紐ストッパは、2本のローレットが
    前後水平軸回りに回動自在に内設されるとともに、1本
    のローレットに対して他方のローレットは斜め下方に配
    設され、且つ、該斜め下方のローレットが昇降すること
    により前記紐を拘止するように形成された紐ストッパで
    あって、前記斜め上方のローレット寄りの左右一側面に
    前記紐を挿通するための複数個の孔が水平方向略等間隔
    に開穿され、且つ、前記レールに対して着脱自在に形成
    されるとともに、前後両面にレールとの係合手段が設け
    られたことを特徴とする請求項1記載の揚げ幕式カーテ
    ン用紐ストッパ。
  4. 【請求項4】 前記紐ガイドは、前記レールに沿って摺
    動自在、且つ、任意位置に固定可能に形成されるととも
    に、左右方向に紐挿通口が開設され、且つ、該紐挿通口
    の内側底部は、正面断面視円弧状に中央が隆起している
    ことを特徴とする請求項1記載の揚げ幕式カーテン用紐
    ガイド。
  5. 【請求項5】 前記取付手段は、上面及び後面に壁との
    接合部が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の揚げ幕式カーテン用取付手段。
  6. 【請求項6】 前記取付手段は、前記レールの背面に着
    脱自在に形成された取付手段であって、前記紐ストッパ
    との係合部が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の揚げ幕式カーテン用取付手段。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の取付手段との係合部が設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の揚げ幕式
    カーテン用紐ストッパ。
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