JP2862818B2 - 揚げ幕式カーテン並びにそのレール、紐ガイド及び取付手段 - Google Patents

揚げ幕式カーテン並びにそのレール、紐ガイド及び取付手段

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JP2862818B2 JP24493495A JP24493495A JP2862818B2 JP 2862818 B2 JP2862818 B2 JP 2862818B2 JP 24493495 A JP24493495 A JP 24493495A JP 24493495 A JP24493495 A JP 24493495A JP 2862818 B2 JP2862818 B2 JP 2862818B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は揚げ幕式カーテン
並びにそのレール、紐ガイド及び取付手段に関するもの
であり、特に、外壁に突設された平面視円弧状、台形状
又はV形状等の出窓に架設される揚げ幕式カーテン並び
にそのレール、紐ガイド及び取付手段に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の此種揚げ幕式カーテンには、出窓
形状に合わせて成形加工された断面筒形のレールが用い
られている。このレール下面には複数個の穴部又はレー
ル軸に沿ったスリットが開設されて、該穴部又はスリッ
トから垂下された昇降紐にカーテン布が掛着している。
又、前記レール内部にはレール軸回りの滑車が配設され
ており、この滑車に前記昇降紐の上部が巻回されてい
る。
【0003】一方、前記レールの左右一端部には輪状の
操作紐が吊下されており、この操作紐の左右何れかの部
分を引き下げることにより、前記滑車が回動して昇降紐
を巻き上げ又は繰り出し、これに伴ってカーテン布が上
下に開閉する。このように前記レールは内部の滑車を支
持し得る機械的強度を必要とするため、適度な肉厚を持
ったスチール等の金属にて形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】出窓は平面視円弧状、
台形状又はV形状等の曲線状に形成されているので、か
かる出窓に揚げ幕式カーテンを架設する場合にはそのレ
ールを折曲する必要があり、通常は幾辺かに切断された
直線状のレールを出窓の輪郭に合うように接合してい
る。
【0005】しかし、レール自体が相当の肉厚を有する
金属製であるため切断及び接合は容易でなく、しかもそ
の内部には各辺毎に一個又は複数個の滑車が組み込ま
れ、それらの滑車全体が操作紐に連動するように構成さ
れなければならない。更に、カーテン布はレール下面に
沿って吊下されており、レールがカーテン布の上方に露
出しているので該レールの切断面や接合部の外観にも十
分配慮しなければならない。更に又、出窓の仕様には統
一規格がなく、建物毎に種々様々な形状寸法が存在する
ので出窓毎に寸法を測りオーダーメイドで製作する必要
がある。
【0006】従って、従来此種揚げ幕式カーテンの製作
及び施工は極めて煩雑で工期も長期化し、価格も高価な
ものになっている。そこで、揚げ幕式カーテンを製作及
び施工が容易な構成にするとともに、多種多様な出窓に
自在に対応することができ、且つ、外観を損ねることも
なく、更に、低価格化を実現するために解決すべき技術
的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を解決す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために提案されたものであり、薄板状の可撓性レー
ルの背面に紐ガイドを配設するとともに、該レールの背
面又は紐ガイドに該レールを架設するための取付手段を
配設し、且つ、該紐ガイドにて紐をレール背面に沿って
所定位置まで架渡するとともに、該紐の一端を該所定位
置に配設された紐ガイドより垂下し、更に、前記レール
の前面にカーテン布の上端部を面状ファスナ等の貼着手
段にて貼着し、該カーテン布に前記紐の一端垂下部分を
掛着するとともに、前記紐の他端を引張又は弛緩するこ
とにより、前記カーテン布を上下に開閉自在に形成した
ことを特徴とする揚げ幕式カーテンを提供するものであ
る。
【0008】並びに前記レールは、複数本直列に連接さ
れることにより構成され、且つ、隣接する個々のレール
とレールとが連結具を介して左右に移動自在に係合する
ことにより、伸縮自在に形成された揚げ幕式カーテン用
レールを提供するものである。
【0009】及び前記紐ガイドは、前記レールに沿って
摺動自在、且つ、任意位置に固定可能に形成されるとと
もに、左右方向に紐挿通口が開設され、且つ、該紐挿通
口の内側底部は、正面断面視円弧状に中央が隆起してい
る揚げ幕式カーテン用紐ガイドを提供するものである。
【0010】及び前記取付手段は、上面及び後面に壁と
の接合部が設けられている揚げ幕式カーテン用取付手段
を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図6に従って詳述する。図1は揚げ幕式カーテン1
を平面視円弧状の出窓(図示せず)に架設した状態を示
し、該出窓の外側(後述するレールの背面側)から見た
斜視図である。同図に示す如く、揚げ幕式カーテン1の
レール2は、紙面左方のレール2aと紙面右方のレール
2bとが中央にて2個の連結具3(3a,3b)を介し
て直列に連接されることにより構成されている。また、
該レール2の背面には5個の取付具4,4…と4個の紐
ガイド5,5…とが夫々所定位置に配設されている。
【0012】そして、前記連結具3,3及び紐ガイド
5,5…には紐6を挿通するための紐挿通口7が開設さ
れており、最左端の紐ガイド5の紐挿通口7の外側(紙
面左方)から3本の紐6,6,6が挿通され、うち1本
の紐6は該最左端の紐ガイド5の右外縁より垂下される
とともに、他の2本の紐6,6は共に前記レール2の背
面に沿って引張され、順次右方の紐ガイド5及び連結具
3aの紐挿通口7に挿通されている。そして、うち1本
の紐6が該連結具3aの右外縁より垂下されるととも
に、残る1本の紐6は更にレール2の背面に沿って右方
へ辿り、順次連結具3b、その右方の紐ガイド5及び最
左端の紐ガイド5の紐挿通口7に挿通され、該最右端の
紐ガイド5の右外縁より垂下されている。尚、これら3
本の紐6,6,6の前記垂下部分に符号6aを付すもの
とする。
【0013】ここで、前記レール2は、図2に図示する
如く内部に芯材として極薄の鋼板8が介装され、該鋼板
8に合成樹脂製の被膜9が周設されるとともに、該被膜
9の上端及びその上端近傍並びに下端が左右に突出する
ことにより細溝10,10及び凹部11,11が形成さ
れ、断面視略I形の薄板状に成形されている。従って、
該レール2は可撓性を有しており、出窓の輪郭に合わせ
て自在に湾曲させることができる。
【0014】また、前記取付具4は揚げ幕式カーテン1
(直接的には前記レール2)を出窓に架設するためのブ
ラケットであって、スチールにより断面コ字状且つ側面
視L字状に成形され、その基端部には鉤12が設けられ
て該鉤12が前記レール2の前面側(紙面左方)の細溝
10に係合している。更に、該取付具4の上側壁13基
端部近傍には合成樹脂製の押えブロック14がビス15
を介して垂設されており、該押えブロック14の基端部
側端辺には爪16が突設され、該爪16は前記レール2
の背面側(紙面右方)の細溝10に係合している。そし
て、前記ビス15を緊締すると前記爪16がレール2の
背面上端隆起部分に押圧されることにより、取付具4が
レール2に固定される。また、前記ビス15を若干緩め
ると取付具4をレール2上面に沿って摺動させることが
できる。更にビス15を緩めて押えブロック14を取り
外すと、取付具4とレール2とを分離することができ
る。このように取付具4はレール2に対して任意位置に
着脱自在、且つ、摺動自在に形成されている。
【0015】また、該取付具4の上側壁13及び後側壁
17には夫々丸穴18,18が開穿されている。従っ
て、揚げ幕式カーテン1を出窓上縁の水平面に架設する
場合には、その水平面に前記取付具4の上側壁13を当
接して、該上側壁13に開穿された丸穴18にビスを緊
締すれば、前記レール2の幅方向を立設した状態で取付
けることができる。一方、揚げ幕式カーテン1を出窓上
縁の鉛直面に架設する場合には、その鉛直面に前記取付
具4の後側壁17を当接して該後側壁17に開穿された
丸穴18にビスを緊締すれば、同様に前記レール2の幅
方向を立設した状態で取付けることができる。
【0016】次に、図3に従って前記紐ガイド5の具体
的構造を説明する。該紐ガイド5は合成樹脂にて箱形に
成形されるとともに、前後2個の開口部が左右水平方向
に設けられている。この開口部のうち前方(紙面奥方
向)のものはレール嵌挿口19であり、後方のものは前
記紐挿通口7である。また、レール嵌挿口19の下面中
央にはビス穴20が開穿されている。このレール嵌挿口
19の内法は前記レール2の断面寸法に合わせて形成さ
れており、該レール嵌挿口19にレール2を挿通するこ
とにより紐ガイド5はレール2に沿って摺動自在に形成
されている。そして、前記ビス穴20の下方からビス2
1を螺合すれば、該ビス21の先端がレール2の下端面
に圧着されることにより、紐ガイド5はレール2の任意
位置に固定される。
【0017】一方、後述する如く、カーテン開閉操作時
には紐6が紐挿通口7の左右出口を往復して該紐挿通口
7の内側底面に摺擦することになる。而して、この内側
底面は正面断面視円弧状に中央が隆起して曲面部22を
形成している。これにより、紐6に作用する摩擦力が低
減されるため、カーテン開閉操作に必要な力を軽減でき
るだけでなく、紐6の劣化防止にも寄与できる。
【0018】次に、図4に従って連結具3の具体的構造
を説明する。該連結具3はレール2aとレール2bとを
連接する作用の他に紐ガイドの役割をも兼備しており、
前記紐ガイド5と同じく合成樹脂にて箱形に成形され
て、左右水平方向にレール嵌挿口19と紐挿通口7とが
設けられている。但し、該連結具3は前記紐ガイド5と
異なりレール嵌挿口19が2個並設されている。そし
て、かかる連結具3を2個用意し、図1に図示する如
く、夫々最前列(図中最も奥方向)のレール嵌挿口19
にはレール2bの左端部を挿通するとともに、中央のレ
ール嵌挿口19にはレール2aの右端部を挿通して両レ
ール2a及び2bを連接する。
【0019】また、当初左側の連結具3aについては、
最前列のレール嵌挿口26下面のビス穴20にビス21
を螺合緊締して該連結具3aとレール2bとを固定し、
他方、該連結具3aとレール2aとは摺動できるように
しておく。また、反対に右側の連結具3bについては、
中央のレール嵌挿口19下面のビス穴20にビス21を
螺合緊締して該連結具3bとレール2aとを固定すると
ともに、該連結具3bとレール2bとは摺動できるよう
にしておく。これによりレール2を出窓に架設する際、
該出窓の上縁寸法に応じて前記レール2a及び2b相互
の左右位置を調節することにより、レール2を自在に伸
縮することができる。そして、出窓の上縁寸法とレール
2の長さとが一致した時、連結具3aについては中央の
レール嵌挿口19のビス穴20に、連結具3bについて
は最前列のレール嵌挿口19のビス穴30に夫々ビス2
1を螺合緊締してレール2の長さを固定する。
【0020】尚、当初からレールの長さが出窓の長さに
一致している場合、又はレールが長尺であって出窓の長
さに合わせて該レールを切断する手段を有している場合
には、当然に本実施の形態の如くレールを伸縮自在に形
成する必要はなく、1本のレールにて揚げ幕式カーテン
を構成することができる。一方、図2に於いて前述した
如く、レール2の内部には鋼板8が介装されているた
め、これを切断する場合、アイアンカッタ等の特殊な工
具を必要とする。従って、本実施の形態はかかる工具を
有しない一般ユーザが日曜大工的に架設するような場合
に極めて有効である。
【0021】また、図5は連結具の他の実施の形態を示
したものである。同図(a)に示す如く、該連結具23
はレール2の断面寸法に合わせて側面視略コ字状に成形
されるとともにその上下先端部は夫々内側へ折り返し、
レール2の背面側細溝10と下端部背面の突出部とに係
合している。そして、同図(b)に示す如く、該連結具
23の左右に夫々レール2a及び2bを嵌挿して相互の
位置を調節する。これにより、レール2は該連結具23
の長さ分だけ伸縮することができる。ところで、市販さ
れている出窓の上縁寸法はメーカ等により不均一である
が、ほとんどの出窓が寸法差十数センチ内の範囲に収ま
っている。従って、前記連結具23はこの寸法差に相当
する長さに形成しておけば十分である。
【0022】而して、図2に図示する如く、レール2の
前面側の凹部11には面状ファスナフック24が配設さ
れ、また、図3及び図4(又は図5(a))に図示する
如く、紐ガイド5及び連結具3(又は23)の前面にも
夫々面状ファスナフック24が配設されている。従っ
て、図1に於いて、レール2、連結具3、取付具4及び
紐ガイド5により構成される揚げ幕式カーテン1の骨格
の前面には左右全域に亘って面状ファスナフック24が
配設されている。そして、この骨格を出窓上縁に架設し
た後、該骨格にカーテン布25を吊下することになる。
【0023】一方、該カーテン布25の上端縁は縫い絞
られてギャザー26を形成している。そして、該ギャザ
ー26の裏面には全長に亘って面状ファスナアイ27が
縫製されている。従って、この面状ファスナアイ27と
前記面状ファスナフック24とを貼り合わせていけば、
極めて容易にカーテン布25を吊下することができる。
しかも、前記ギャザー26が前記レール2の前面を覆う
ことになり、室内からは揚げ幕式カーテン1の骨格を視
認することはできないので、該揚げ幕式カーテン1の室
内装飾としての機能が一層高められる。
【0024】而して、前記カーテン布25裏面の左端近
傍及び左右中央並びに右端近傍には、夫々上下方向等間
隔に複数個のリング28,28…が配設されており、そ
のうち左端近傍のリング28,28…には前記最左端の
紐ガイド5の外縁から垂下された紐6の垂下部分6aが
挿通されるとともに、左右中央のリング28,28…に
は前記連結具3aから垂下された紐6の垂下部分6aが
挿通され、更に、右端近傍のリング28,28…には前
記最右端の紐ガイド5から垂下された紐6の垂下部分6
aが挿通されている。そして、これらの紐6,6,6の
垂下部分6a,6a,6aの下端は夫々前記カーテン布
25本体裾部に掛着され、且つ、その掛着部には夫々重
り29,29,29が配設されることにより、該垂下部
分6a,6a,6aは下方へ引張されている。また、前
記カーテン布25本体裾部にはフリル30が縫製されて
いる。
【0025】一方、前記最左端の紐ガイド5の左外縁か
ら垂下された紐6,6,6の他端部6b,6b,6bは
一箇所にまとめられて把持部31が延設されている。而
して、該把持部31を引き降ろすと、前記紐6,6,6
の垂下部分6a,6a,6aが上昇して、該垂下部分6
a,6a,6a下端に掛着したカーテン布25の裾部が
引き上げられる。そして、前記紐6,6,6の他端部6
b,6b,6bを出窓側縁に設けたフック等に掛着すれ
ば、前記カーテン布25は引き上げられた状態で係止す
る。また、前記紐6,6,6の他端部6b,6b,6b
を開放すれば、前記重り29,29,29の重力により
カーテン布25が引き降ろされる。斯くして、揚げ幕式
カーテン1は上下に開閉自在に形成されている。尚、取
付具4を紐ガイド近傍に配設するようにすれば、開閉操
作時に紐ガイド5に捩リモーメントが作用してレール2
が捩れるのを防止することができる。
【0026】図6は、紐ガイドにレール取付手段を設け
た取付部付紐ガイド32の一実施の形態を示したもので
あり、該取付部付紐ガイド32は前記紐ガイド5と同様
にレール嵌挿口19及び紐挿通口7が開設されるととも
に、レール嵌挿口19の下面にはビス穴20が開穿さ
れ、且つ、紐挿通口7内側底面は曲面部22を形成し、
更に、該取付部付紐ガイド32の前面(紙面左奥方向)
には面状ファスナフック24が配設されている。そし
て、該取付部付紐ガイド32の後側面(紙面手前側)と
上面とには夫々左右に凸部33が設けられ、該凸部33
には丸穴34が開穿されている。
【0027】揚げ幕式カーテン1を出窓上縁の水平面に
架設する場合には、その水平面に前記取付部付紐ガイド
32の上面を当接し、該上面の凸部33,33に設けら
れた丸穴34,34にビスを締め込む。また、揚げ幕式
カーテン1を出窓上縁の鉛直面に架設する場合にはその
鉛直面に前記取付部付紐ガイド32の後側面を当接し、
該後側面の凸部33,33に設けられた丸穴34,34
にビスを締め込む。これにより該取付部付紐ガイド32
は前記取付具4と紐ガイド5との機能を兼備することに
なる。
【0028】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、揚げ幕
式カーテンのレールとして薄板状の可撓性レールを用い
たので、出窓の形状に合わせて自在に折曲することがで
きる。また、該レールの背面に紐ガイド及び取付手段を
配設し、且つ、該レールの前面にカーテン布の上端部を
面状ファスナ等の貼着手段にて貼着するように構成した
ので、カーテン布の装着や着け替えが容易なだけでな
く、該カーテン布によりレール等の骨格が被蔽されて美
感を損ねることもない。更に、レールを架設するための
取付手段を紐ガイドと一体的に形成すれば、部品点数の
削減を図ることができる。
【0030】また、請求項2記載の発明の如く、前記レ
ールを連結具にて伸縮自在に形成することにより多種多
様な出窓の形状寸法に柔軟に対応することができる。更
に、請求項3記載の発明の如く、紐ガイドをレールに沿
って摺動自在且つ、任意位置に固定可能に構成すること
により、施工の簡便化を図ることができる。また、該紐
ガイドの紐挿通口の内側底部について正面断面視円弧状
に中央を隆起させることにより、紐に作用する摩擦力を
低減して揚げ幕式カーテンの開閉に必要な力を軽減する
とともに紐の劣化防止にも寄与することができる。
【0031】更に、請求項4記載の発明の如く、取付手
段の上面と後面とに壁との接合部を設けることにより、
出窓上縁が水平面になっている場合、或いは出窓上縁が
鉛直面になっている場合の何れの場合でも該取付手段に
て揚げ幕式カーテンを架設することができ、施工の自由
度が向上する。
【0032】斯くして、本発明に係る揚げ幕式カーテン
は各構成要素が汎用的且つ簡易に構成されており、製
作、施工の容易化及び工期の短縮化並びに低価格化に寄
与できる等、正に諸種の効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、揚げ幕式カーテ
ンをその背面(室外)から俯瞰した斜視図である。
【図2】図1に於いて、取付具を装着したレールの断面
左側面図である。
【図3】図1に於ける紐ガイドをその背面左上方から俯
瞰した斜視図である。
【図4】図1に於ける連結具をその背面左上方から俯瞰
した斜視図である。
【図5】連結具の他の実施の形態を示したものであり、
(a)は該連結具にレールを挿通した断面左側面図であ
り、(b)はその背面図である。
【図6】取付部付紐ガイドの一実施の形態を示したもの
であり、その背面左上方から俯瞰した斜視図である。
【符号の説明】
1 揚げ幕式カーテン 2 レール 3,23 連結具 4 取付具 5 紐ガイド 6 紐 25 カーテン布 32 取付部付紐ガイド

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状の可撓性レールの背面に紐ガイド
    を配設するとともに、該レールの背面又は紐ガイドに該
    レールを架設するための取付手段を配設し、且つ、該紐
    ガイドにて紐をレール背面に沿って所定位置まで架渡す
    るとともに、該紐の一端を該所定位置に配設された紐ガ
    イドより垂下し、更に、前記レールの前面にカーテン布
    の上端部を面状ファスナ等の貼着手段にて貼着し、該カ
    ーテン布に前記紐の一端垂下部分を掛着するとともに、
    前記紐の他端を引張又は弛緩することにより、前記カー
    テン布を上下に開閉自在に形成したことを特徴とする揚
    げ幕式カーテン。
  2. 【請求項2】 前記レールは、複数本直列に連接される
    ことにより構成され、且つ、隣接する個々のレールとレ
    ールとが連結具を介して左右に移動自在に係合すること
    により、伸縮自在に形成されたことを特徴とする請求項
    1記載の揚げ幕式カーテン用レール。
  3. 【請求項3】 前記紐ガイドは、前記レールに沿って摺
    動自在、且つ、任意位置に固定可能に形成されるととも
    に、左右方向に紐挿通口が開設され、且つ、該紐挿通口
    の内側底部は、正面断面視円弧状に中央が隆起している
    ことを特徴とする請求項1記載の揚げ幕式カーテン用紐
    ガイド。
  4. 【請求項4】 前記取付手段は、上面及び後面に壁との
    接合部が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の揚げ幕式カーテン用取付手段。
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