JPH0984008A - 画像・音声の符号化装置および復号化装置 - Google Patents

画像・音声の符号化装置および復号化装置

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JPH0984008A
JPH0984008A JP7264813A JP26481395A JPH0984008A JP H0984008 A JPH0984008 A JP H0984008A JP 7264813 A JP7264813 A JP 7264813A JP 26481395 A JP26481395 A JP 26481395A JP H0984008 A JPH0984008 A JP H0984008A
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JP7264813A
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Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
Toru Chinen
徹 知念
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質劣化の少ない読みやすい文字を表示し、
かつ、再生された音声信号と文字情報との同期を容易に
とることができるようにする。 【解決手段】 画像信号を圧縮、符号化して出力する画
像符号化装置1と、音声信号を圧縮、符号化して出力す
る音声符号化装置2と、カラオケ等の歌詞情報を符号化
して文字・色情報を作成する文字・色情報作成部5とを
別々に設け、画像信号と歌詞情報とをそれぞれ個別に符
号化するようにすることにより、歌詞情報が画像信号の
一部として圧縮されることによる文字の歪みや文字色の
にじみを防いで、読みやすい文字を提供することができ
るようにするとともに、上記音声符号化装置2内の圧縮
・符号化部3で符号化した音声データに上記文字・色情
報をMPEG勧告のアンシラリデータとして多重化する
ようにすることにより、音声と歌詞の色変化とを完全に
同期させることを容易にできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像・音声の符号化
装置および復号化装置に関し、特に、MPEG(Moving
Picture Image Coding Experts Group :動画像圧縮符
号化規格)1、2の符号化技術を用いてカラオケ用の画
像・音声データを圧縮、符号化する画像・音声符号化装
置、およびこの画像・音声符号化装置の出力データを復
号、伸長して画像・音声データを再生するカラオケ用の
画像・音声復号化装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、MPEG符号化技術を利用したカ
ラオケ装置において、カラオケの歌詞の文字情報は、画
像信号に付加されて、圧縮、符号化が行われていた。す
なわち、画像と文字とを合成した画像信号が符号化装置
に入力され、圧縮、符号化が行われていた。
【0003】このようなカラオケ装置では、歌詞の文字
情報は、あらかじめ画像パターンに変換されて背景の画
像信号と合成され、画像信号の一部として圧縮処理され
る。そして、この圧縮された画像データがCD−ROM
や通信回線上に送られる。圧縮画像データの受信側また
はCD−ROMの再生機では、この圧縮画像データを単
に復号、伸長して映像信号の再生を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術のように、文字情報を画像信号の一部として圧
縮、符号化する方式では、画像圧縮の際に画質が劣化す
るために、付加される文字の周辺に生じる歪みや色のに
じみが目立ち、文字が読みにくくなってしまうことがあ
った。
【0005】すなわち、背景画では急峻な色の変化は少
ないので、画像圧縮に伴う画質劣化はあまり気にならな
い。これに対し、カラオケの歌詞などの文字は、背景画
からはっきりと浮き出る必要があるため、背景画にはな
い単色(白色等)が用いられる。このため、文字と背景
との境界で色の変化が急峻になり、この部分で歪みが発
生すると、文字全体がぼけて見えてしまう。
【0006】また、現在流れている曲が、表示されてい
る歌詞のどの部分のものであるかを示すために、曲に合
わせて歌詞の色を変化させる場合がある。このような場
合には、色のにじみが目立ってしまい、文字が非常に読
みにくくなるという欠点があった。
【0007】このような文字の歪みを低減するために、
文字領域と他の領域との圧縮率を変えるという方法が考
えられる。すなわち、文字領域を低圧縮率にするととも
に、他の領域を高圧縮率にするという方法である。しか
し、この方法では、文字周辺以外の部分の画質が劣化し
てしまうという欠点があった。
【0008】また、MPEG勧告に規定されているプラ
イベートデータを使用して、画像信号と文字情報とを分
離して符号化する方法も考えられる。しかし、カラオケ
では曲と歌詞の色変化とが完全に同期していることが重
要な要素であるが、プライベートデータは符号化画像デ
ータに同期している。このため、このプライベートデー
タを利用して符号化する方法では、再生された音声信号
と再生された文字情報との同期をとる方法が複雑になっ
てしまうという欠点があった。
【0009】本発明は、このような欠点を解消するため
に成されたものであり、画質劣化の少ない読みやすい文
字を表示し、かつ、再生された音声信号と文字情報との
同期を容易にとることができるようにすることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像・音声の符
号化装置は、画像データを圧縮、符号化し符号化画像デ
ータとして出力する画像符号化手段と、上記画像データ
と共に表示される文字情報を符号化して文字・色情報を
作成する文字・色情報作成手段と、音声データを圧縮、
符号化するとともに、その符号化した音声データに上記
文字・色情報作成手段より出力される文字・色情報をM
PEG勧告で規定されている符号化音声データ内のアン
シラリデータとして多重化し、符号化音声データとして
出力する音声符号化手段と、上記符号化画像データと上
記符号化音声データとを多重化して出力する多重化手段
とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明の画像・音声の復号化装置
は、MPEG勧告に従って圧縮、符号化された符号化画
像データと符号化音声データとが多重化されたシステム
データを入力し、このシステムデータを分離して上記符
号化画像データと上記符号化音声データとをそれぞれ出
力する分離化手段と、上記分離化手段により分離された
符号化画像データを復号、伸長して画像信号を出力する
画像復号化手段と、上記分離化手段により分離された符
号化音声データを復号、伸長して音声信号を出力すると
ともに、上記符号化音声データ内のアンシラリデータを
出力する音声復号化手段と、上記音声復号化手段より出
力される上記アンシラリデータ上に含まれる文字・色情
報を再生して出力する文字・色情報再生手段と、上記画
像復号化手段より出力される画像信号と上記文字・色情
報再生手段より出力される文字情報とを合成する画像合
成手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】上記のように構成した本発明の画像・音声
の符号化装置および復号化装置を例えばカラオケ装置に
用いれば、画像信号と文字情報とがそれぞれ個別に符号
化されるとともに、それぞれが個別に再生され、その後
合成が行われることとなるため、文字情報が画像信号の
一部として圧縮されることによる文字の歪みや文字色の
にじみを防ぐことが可能となる。しかも、符号化された
文字・色情報が符号化音声データ中に多重化されて出力
されるので、カラオケの重要な要素の1つである曲と歌
詞の色変化とを完全に同期させることが容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面を参照して詳細に説明する。本実施形態による画像・
音声の符号化装置および復号化装置の要部構成を、図1
に示す。
【0014】図1において、符号化装置7は、以下に説
明する画像符号化装置1、圧縮・符号化部3とデータ多
重部4とを有する音声符号化装置2、文字・色情報作成
部5および多重化部6により構成される。また、復号化
装置15は、以下に説明する分離化部8、画像復号化装
置9、データ分離部11と復号化・伸長部12とを有す
る音声復号化装置10、文字・色情報再生部13および
画像合成部14により構成される。
【0015】図1の例では、上記符号化装置7と復号化
装置15との間を伝送路を介して接続してあるが、他の
メディア、例えばCD−ROM等の蓄積メディアを介し
て符号化装置7と復号化装置15との間を結んでも良
い。
【0016】次に、個々のブロックについて説明する。
まず、符号化装置7内の構成において、画像符号化装置
1は、MPEG符号化規則に基づいて画像信号を圧縮、
符号化するものである。音声符号化装置2は、MPEG
符号化規則に基づいて音声信号を圧縮、符号化するもの
である。その際音声符号化装置2は、後述するような文
字・色情報の多重化を行う。
【0017】この音声符号化装置2内に備えられた圧縮
・符号化部3は、上述のように音声信号を圧縮、符号化
するものであり、データ多重部4は、上記圧縮・符号化
部3により符号化された音声データに、文字・色情報作
成部5より出力される文字・色情報をアンシラリデータ
として多重化するものである。
【0018】上記文字・色情報作成部5は、入力される
カラオケの歌詞情報から上記文字・色情報を作成するも
のである。また、多重化部6は、画像符号化装置1より
出力される符号化画像データと、音声符号化装置2より
出力される文字・色情報が多重化された符号化音声デー
タとをMPEG符号化規則に基づいて多重化するもので
ある。
【0019】一方、復号化装置15内の構成において、
分離化部8は、上記符号化装置7より出力される多重化
データを、符号化画像データと符号化音声データとに分
離するものである。画像復号化装置9は、分離化部8に
より分離された符号化画像データを復号、伸長するもの
である。音声復号化装置10は、分離化部8により分離
された符号化音声データを復号、伸長するものである。
【0020】この音声復号化装置10内に備えられたデ
ータ分離部11は、分離化部8より出力される符号化音
声データを、アンシラリデータ部分とオーディオデータ
部分(音声データ部分)とに分離するものである。ま
た、復号化・伸長部12は、上記データ分離部11によ
り分離されたオーディオデータ部分を復号、伸長するも
のである。
【0021】文字・色情報再生部13は、上記データ分
離部11により分離されたアンシラリデータ部分から文
字・色情報を再生するものである。また、画像合成部1
4は、画像復号化装置9より出力される画像信号と、文
字・色情報再生部13より出力される文字情報とを合成
するものである。
【0022】次に、上記のような構成に基づく動作を具
体的に説明する。符号化装置7には、画像信号、音声信
号、歌詞情報がそれぞれ別々に入力される。ここで、画
像信号は画像符号化装置1に入力され、MPEG符号化
規則に基づいて圧縮、符号化されて符号化画像データと
して多重化部6に送られる。
【0023】また、音声信号は音声符号化装置2に入力
される。そして、この音声符号化装置2内の圧縮・符号
化部3にてMPEG符号化規則に基づき圧縮、符号化さ
れ、次段のデータ多重部4に出力される。一方、歌詞情
報は文字・色情報作成部5に入力され、ここで符号化さ
れて文字・色情報としてデータ多重部4に出力される。
【0024】データ多重部4では、図2に示すように、
MPEGオーディオデータ構造のヘッダ部を作成すると
ともに、これに続くオーディオデータ部分に上記圧縮・
符号化部3より出力される符号化音声データを多重化
し、更にその後に続くアンシラリデータ部分に上記文字
・色情報作成部5より出力される文字・色情報を多重化
する。
【0025】ここで、アンシラリデータとして多重化す
る文字・色情報は、カラオケの歌詞を表す文字コードと
歌詞の色が変わる位置を表す色情報とから成る。符号化
した音声信号に対応する歌詞の色の変化位置を表す情報
は、同一フレームで多重化される。
【0026】そして、このようにしてデータ多重部4に
て生成された図2のような符号化音声データは、多重化
部6に送られる。多重化部6では、画像符号化装置1よ
り出力される符号化画像データと、音声符号化装置2よ
り出力される符号化音声データとがMPEG符号化規則
に基づいて多重化される。
【0027】上記符号化装置7より出力される画像と音
声との多重化データは、通信路を通じ、あるいはCD−
ROM等の記録媒体を通じて復号化装置15に入力され
る。復号化装置15では、まず、分離化部8において、
上記入力された多重化データが符号化画像データと符号
化音声データとに分離される。
【0028】上記分離化部8により分離された符号化画
像データは、画像復号化装置9に入力され、同じく分離
された符号化音声データは、音声復号化装置10に入力
される。画像復号化装置9では、入力された符号化画像
データの復号、伸長が行われ、画像信号が再生される。
【0029】また、音声復号化装置10では、入力され
た符号化音声データが、データ分離部11にてオーディ
オデータ部分とアンシラリデータ部分とに分離される。
このようにして分離されたオーディオデータ部分は、復
号化・伸長部12で復号、伸長が行われ、音声信号とし
て再生される。また、アンシラリデータ部分は、文字・
色情報再生部13にて復号化され、歌詞情報として再生
される。
【0030】このとき、文字・色情報再生部13は、再
生した文字コードをもとに文字パターンを発生させると
ともに、色情報で決定される歌詞の色が変わる位置から
文字の色が変わるように文字パターンの色を制御する。
この色の変化は、再生される音声に同期して起こる。
【0031】そして、画像復号化装置9より出力される
画像信号と、文字・色情報再生部13より出力される歌
詞情報とが画像合成部14にて合成され、カラオケ画面
の表示画像信号として出力される。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像信号と文字情報とをそれぞれ個別に符号化するととも
に、それぞれを個別に再生して合成を行うようにしたの
で、文字情報が画像信号の一部として圧縮されることに
よる文字の歪みや文字色のにじみを防ぐことができ、こ
れにより読みやすい文字を提供することができる。しか
も、符号化された文字・色情報を符号化音声データ中に
多重化するようにしているので、音声と文字の色変化と
を完全に同期させることを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による画像・音声の符号化装置およ
び復号化装置の要部構成を示す図である。
【図2】MPEGオーディオデータのデータ構造を示す
概念図である。
【符号の説明】
1 画像符号化装置 2 音声符号化装置 3 圧縮・符号化部 4 データ多重部 5 文字・色情報作成部 6 多重化部 7 符号化装置 8 分離化部 9 画像復号化装置 10 音声復号化装置 11 データ分離部 12 復号化・伸長部 13 文字・色情報再生部 14 画像合成部 15 復号化装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを圧縮、符号化し符号化画像
    データとして出力する画像符号化手段と、 上記画像データと共に表示される文字情報を符号化して
    文字・色情報を作成する文字・色情報作成手段と、 音声データを圧縮、符号化するとともに、その符号化し
    た音声データに上記文字・色情報作成手段より出力され
    る文字・色情報をMPEG勧告で規定されている符号化
    音声データ内のアンシラリデータとして多重化し、符号
    化音声データとして出力する音声符号化手段と、 上記符号化画像データと上記符号化音声データとを多重
    化して出力する多重化手段とを備えたことを特徴とする
    画像・音声の符号化装置。
  2. 【請求項2】 MPEG勧告に従って圧縮、符号化され
    た符号化画像データと符号化音声データとが多重化され
    たシステムデータを入力し、このシステムデータを分離
    して上記符号化画像データと上記符号化音声データとを
    それぞれ出力する分離化手段と、 上記分離化手段により分離された符号化画像データを復
    号、伸長して画像信号を出力する画像復号化手段と、 上記分離化手段により分離された符号化音声データを復
    号、伸長して音声信号を出力するとともに、上記符号化
    音声データ内のアンシラリデータを出力する音声復号化
    手段と、 上記音声復号化手段より出力される上記アンシラリデー
    タ上に含まれる文字・色情報を再生して出力する文字・
    色情報再生手段と、 上記画像復号化手段より出力される画像信号と上記文字
    ・色情報再生手段より出力される文字情報とを合成する
    画像合成手段とを備えたことを特徴とする画像・音声の
    復号化装置。
JP7264813A 1995-09-19 1995-09-19 画像・音声の符号化装置および復号化装置 Withdrawn JPH0984008A (ja)

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