JPH0982375A - 電線接続方法 - Google Patents

電線接続方法

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Publication number
JPH0982375A
JPH0982375A JP7233919A JP23391995A JPH0982375A JP H0982375 A JPH0982375 A JP H0982375A JP 7233919 A JP7233919 A JP 7233919A JP 23391995 A JP23391995 A JP 23391995A JP H0982375 A JPH0982375 A JP H0982375A
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JP
Japan
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electric wire
conductor
welding
jigs
dummy
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Application number
JP7233919A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nakamura
篤 中村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続される電線17、18の導体部17a、
18aの保護と接合強度の向上を図った電線接続方法を
提供する。 【解決手段】 対向配置された対のジグ11、12と、
両ジグ11、12間に位置して対向配置された溶接電極
13、14を備える。これらで被接続材挿入空間部15
が形成される。被接続材挿入空間部15内に電線17、
18の導体部17a、18aを挿入すると共に、導体部
17a、18aと各溶接電極13、14との間に、各導
体部17a、18aと各溶接電極13、14との接触を
回避すべく、両ジグ11、12間にわたってダミー電線
20の導体部20aを配置する。両溶接電極13、14
による加圧状態下、抵抗溶接を行って前記各導体部17
a、18a、20aを互いに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車、産業機
器等に用いられるワイヤーハーネスにおける電線と端子
や電線同士の接続に利用される電線接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接続として抵抗溶接を用
いた場合、電線と端子、もしくは電線同士を対向配置さ
れた溶接電極間に配置し、両溶接電極によりそれらを加
圧しながら通電加熱して、端子や電線の接合界面に総合
拡散を起こして接合させていた。
【0003】また、超音波溶接を用いた場合にあって
は、同様に対向配置された超音波振動部としてのホーン
とアンビル間に電線と端子、もしくは電線同士を配置
し、ホーンとアンビルによる加圧状態下、超音波振動を
付与することにより端子や電線の接合界面に摺動摩擦を
発生させ、新鮮な金属同士を接触・接合させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、これらの抵抗
溶接や超音波溶接による電線接続方法においては、基本
的には図6に示される如く、所定の間隔を有して対向配
置された対のジグ1、2と、両ジグ1、2間に位置して
対向配置された溶接電極3、4(超音波溶接においては
ホーンとアンビル)とを備え、これら両ジグ1、2と両
溶接電極3、4で囲まれた被接続材挿入空間部5を構成
していた。
【0005】そして、この被接続材挿入空間部5内に、
互いに接続される電線7、8の導体部7a、8a等を例
えば、図6における手前側から奥に向かって挿入し、こ
の状態で両溶接電極3、4(超音波溶接においてはホー
ンおよびアンビル)により加圧すると共に、通電加熱
(超音波溶接においては超音波振動付与)することによ
り各導体部7a、8a等を互いに接合していた。
【0006】しかしながら、これらの接続方法により互
いに接続された例えば電線7、8においては、図7に示
される如く、上記加圧力により溶接電極3、4と接触し
た部分がつぶれ、加圧力を受けなかった部分との境界に
段差部7b、8bが生じ、この段差量だけ導体部7a、
8aが圧縮されているため、必然的に導体部7a、8a
の外側の素線の損傷が大きく、互いに接続された電線
7、8は段差部7b、8bで切損する可能性が大であっ
た。
【0007】また、溶接電極3、4とジグ1、2との間
に生じるわずかな間隙により、図8に示される如く、互
いに接合された導体部7a、8aの両側にバリ7c、8
cが発生し、このバリ7c、8cの量だけ接合に寄与す
べき、また電線7、8の引っ張り強度に寄与すべき導体
部7a、8aの素線が損なわれており、接合部の接合強
度低下を招いていた。
【0008】そしてこれらの傾向は電線7、8の導体部
7a、8a径が細いほど、また接合すべき電線7、8の
導体部7a、8aの断面積の和(トータルサイズ)が小
さいほど顕著であった。
【0009】なお、図7および図8において、9は接合
界面、10は被覆部である。
【0010】そこで、この発明の課題は、接続される電
線の導体部の保護と接合強度の向上を図った電線接続方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め第1の技術的手段は、対向配置された対のジグと、両
ジグ間に位置して対向配置された溶接電極とで被接続材
挿入空間部が形成され、該被接続材挿入空間部内に複数
の電線の導体部を挿入し、両溶接電極による加圧状態
下、抵抗溶接を行って前記各導体部を互いに接続する電
線接続方法において、前記被接続材挿入空間部内に挿入
された複数の電線の導体部と前記各溶接電極との間に、
前記各導体部と各溶接電極との接触を回避すべく、前記
両ジグ間にわたってダミー電線の導体部をそれぞれ配置
し、その状態で前記抵抗溶接を行う点にある。
【0012】上記の課題を解決するため第2の技術的手
段は、対向配置された対のジグと、両ジグ間に位置して
対向配置された溶接電極とで被接続材挿入空間部が形成
され、該被接続材挿入空間部内に電線の導体部と端子と
を挿入し、両溶接電極による加圧状態下、抵抗溶接を行
って前記導体部と端子とを互いに接続する電線接続方法
において、前記被接続材挿入空間部内に挿入された電線
の導体部と該導体部と対向する前記溶接電極との間に、
前記導体部と溶接電極との接触を回避すべく、前記両ジ
グ間にわたってダミー電線の導体部を配置すると共に、
前記電線の導体部と該導体部と対向する前記端子との間
に、ダミー電線の導体部を配置し、その状態で前記抵抗
溶接を行う点にある。
【0013】上記の課題を解決するため第3の技術的手
段は、対向配置された対のジグと、両ジグ間に位置して
対向配置された超音波振動部とで被接続材挿入空間部が
形成され、該被接続材挿入空間部内に複数の電線の導体
部を挿入し、両超音波振動部による加圧状態下、超音波
溶接を行って前記各導体部を互いに接続する電線接続方
法において、前記被接続材挿入空間部内に挿入された複
数の電線の導体部と前記各超音波振動部との間に、前記
各導体部と各超音波振動部との接触を回避すべく、前記
両ジグ間にわたってダミー電線の導体部をそれぞれ配置
し、その状態で前記超音波溶接を行う点にある。
【0014】上記の課題を解決するため第4の技術的手
段は、対向配置された対のジグと、両ジグ間に位置して
対向配置された超音波振動部とで被接続材挿入空間部が
形成され、該被接続材挿入空間部内に電線の導体部と端
子とを挿入し、両超音波振動部による加圧状態下、超音
波溶接を行って前記導体部と端子とを互いに接続する電
線接続方法において、前記被接続材挿入空間部内に挿入
された電線の導体部と該導体部と対向する前記超音波振
動部との間に、前記導体部と超音波振動部との接触を回
避すべく、前記両ジグ間にわたってダミー電線の導体部
を配置すると共に、前記電線の導体部と該導体部と対向
する前記端子との間に、ダミー電線の導体部を配置し、
その状態で前記超音波溶接を行う点にある。
【0015】また、前記ダミー電線として平型多芯電線
を使用する方法であってもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、第1発明の実施形態を図面
に基づいて説明すると、図1は抵抗溶接を行う装置の概
略説明図を示しており、前述同様、所定間隔を有して対
向配置された対のジグ11、12と、両ジグ11、12
間に位置して対向配置された溶接電極13、14とを備
え、これら両ジグ11、12と両溶接電極13、14で
囲まれた被接続材挿入空間部15を構成している。
【0017】そして、電線17、18を互いに接続する
場合には、各電線17、18の導体部17a、18aを
前記被接続材挿入空間部15内に挿入する。
【0018】この際、この挿入された各導体部17a、
18aと各溶接電極13、14との間を仕切るべく、各
導体部17a、18aと各溶接電極13、14との間
に、前記両ジグ11、12間にわたって複数のダミー電
線20の導体部20aをそれぞれ挿入配置する。なお、
このダミー電線20は、実回路を構成する各導体部17
a、18aが各溶接電極13、14に接触しないよう
に、各溶接電極13、14と同等以上の幅を有するよう
に適宜数(本実施形態では2本)配置される。
【0019】そして、この状態で、従来同様、両溶接電
極13、14により加圧すると共に、通電加熱して、抵
抗溶接により各導体部17a、18a、20aが互いに
接合された状態が得られる。
【0020】以上の抵抗溶接による電線接続方法によれ
ば、互いに接続された電線17、18、20群の接合部
において、図2および図3に示される如く、従来同様、
段差部20bやバリ20cが生じるが、各溶接電極1
3、14に接触状として加圧されるのは、各溶接電極1
3、14に対向状として配置された各ダミー電線20の
導体部20aであり、段差部20bやバリ20cはダミ
ー電線20の領域で発生する。
【0021】従って、実回路を構成する導体部17a、
18a自体の損傷は極めて少なくなり、導体部17a、
18aの保護が図れると共に、各導体部17a、18a
における接合部の接合強度低下が著しく低減でき、ここ
に接合強度向上が図れる。
【0022】また、ダミー電線20を使用するこの方法
によれば、実回路を構成する電線17、18とダミー電
線20の電線サイズを例えば、下記表1に示されるよう
に適宜選択することによって、溶接すべき回路の電線1
7、18の電線サイズや電線本数が異なってもほぼ同じ
トータルサイズとすることができ、同じ溶接条件で接合
できるという利点がある。また、同じ溶接条件で接合で
きることから、各種電線17、18の溶接に際して溶接
電極13、14の準備する電極サイズの種類を少なくす
ることができるという利点もある。
【0023】
【表1】
【0024】なお、0.3sqとは、電線17、18の
導体部17a、18aの各導体断面積が0.3mm2
あることを示す。
【0025】さらに、抵抗溶接により溶接する場合、従
来においては、トータルサイズの小さな電線7、8の溶
接には幅の狭い溶接電極3、4を使用していたため、溶
接時の発熱により溶接電極3、4に変形が生じ易く、溶
接電極3、4の寿命が短くなるという欠点があった。し
かしながら、本実施形態のようにダミー電線20を利用
する方法によれば、合計断面積が小さな電線17、18
の溶接であっても、ダミー電線20との組合せによって
ある程度幅広の、従って強度の大きな溶接電極13、1
4が使用でき、溶接電極13、14の寿命の増大が図れ
る利点もある。
【0026】例えば、0.3sqの電線を3本溶接する
場合、従来のダミー電線なしの方法によれば、引裂き強
さが25Nであったのに対し、0.5sqのダミー電線
を4本使用した本実施形態の方法によれば、引裂き強さ
が54Nであった。
【0027】また、0.5sqの電線を2本溶接する場
合、従来のダミー電線なしの方法によれば、引裂き強さ
が38Nであったのに対し、0.5sqのダミー電線を
4本使用した本実施形態の方法によれば、引裂き強さが
60Nであった。
【0028】このように、ダミー電線が溶接時の損傷を
負担するため、実回路を構成する電線の損傷が少なくな
り、接続された電線に引裂き力が作用した場合、ダミー
電線が実回路を構成する電線を保護するため、引裂き強
度が著しく向上することがわかる。
【0029】図4は第2発明の実施形態によって接続さ
れた電線23と端子24との接続状体の断面図を示して
いる。
【0030】この実施形態においても、前記第1発明の
実施形態と同様、所定間隔を有して対向配置された対の
ジグ26、27と、両ジグ26、27間に位置して対向
配置された溶接電極28、29とを備え、これら両ジグ
26、27と両溶接電極28、29で囲まれた被接続材
挿入空間部を有した構成とされている。
【0031】そして、電線23と端子24とを互いに接
続する場合には、電線23の導体部23aと端子24を
前記被接続材挿入空間部内に挿入する。
【0032】この際、この挿入された導体部23aと対
向する上側の溶接電極28との間を仕切るべく、導体部
23aと溶接電極28との間に、前記両ジグ26、27
間にわたって適宜数のダミー電線30の導体部30aを
挿入配置する。なお、このダミー電線30は、実回路を
構成する導体部23aが溶接電極28に接触しないよう
に、溶接電極28と同等以上の幅を有するように適宜数
配置される。
【0033】また、前記導体部23aとその下側の対向
する端子24との間にも適宜数のダミー電線30の導体
部30aを挿入配置する。
【0034】そして、この状態で、従来同様、両溶接電
極28、29により加圧すると共に、通電加熱して、抵
抗溶接により各導体部23a、30aおよび端子24が
互いに接合された状態が得られる。
【0035】以上の抵抗溶接による電線接続方法によっ
ても、上記第1発明の実施形態と同様、電線23の上下
にダミー電線30が存在するため、実回路を構成する導
体部23a自体の損傷が軽減でき、導体部23aの保護
が図れると共に、接合強度向上が図れる。
【0036】また、実回路を構成する電線23とダミー
電線30の電線サイズの適宜組合せによっても前述同
様、同じ溶接条件で溶接できるという利点や、溶接電極
28、29の寿命向上が図れる利点がある。
【0037】次に、第3発明の実施形態について説明す
る。即ち、第3発明の実施形態においては、第1発明の
実施形態と同様に構成されており、第1発明の実施形態
における前記溶接電極13、14がホーンやアンビルか
らなる超音波振動部13、14に対応し、その他は同様
に構成される。従って、説明上、同様構成部分は同一符
号とする。
【0038】そして、電線17、18を互いに接続する
場合には、各電線17、18の導体部17a、18aを
前記被接続材挿入空間部15内に挿入する。
【0039】この際、この挿入された各導体部17a、
18aと各超音波振動部13、14との間を仕切るべ
く、各導体部17a、18aと各超音波振動部13、1
4との間に、前記両ジグ11、12間にわたって複数の
ダミー電線20の導体部20aをそれぞれ挿入配置す
る。なお、このダミー電線20は、実回路を構成する各
導体部17a、18aが各超音波振動部13、14に接
触しないように、各超音波振動部13、14と同等以上
の幅を有するように適宜数配置される。
【0040】そして、この状態で、従来同様、両超音波
振動部13、14により加圧すると共に、超音波振動を
付与することにより各導体部17a、18a、20aが
互いに接合された状態が得られる。
【0041】以上の超音波溶接による電線接続方法によ
れば、互いに接続された電線17、18、20群の接合
部において、第1発明の実施形態同様、段差部20bや
バリ20cが生じるが、各超音波振動部13、14に接
触状として加圧されるのは、各超音波振動部13、14
に対向状として配置された各ダミー電線20の導体部2
0aであり、段差部20bやバリ20cはダミー電線2
0の領域で発生する。
【0042】従って、実回路を構成する導体部17a、
18a自体の損傷は極めて少なくなり、導体部17a、
18aの保護が図れると共に、各導体部17a、18a
における接合部の接合強度低下が著しく低減でき、ここ
に接合強度向上が図れる。
【0043】また、実回路を構成する電線17、18と
ダミー電線20の電線サイズの適宜組合せによっても前
述同様、同じ溶接条件で超音波接合できるという利点
や、ある程度幅広の、従って強度の大きな超音波振動部
13、14が使用でき、超音波振動部13、14の寿命
向上が図れる利点がある。
【0044】次に、第4発明の実施形態について説明す
る。即ち、第4発明の実施形態においては、第2発明の
実施形態と同様に構成されており、第2発明の実施形態
における前記溶接電極28、29がホーンやアンビルか
らなる超音波振動部28、29に対応し、その他は同様
に構成される。従って、説明上、同様構成部分は同一符
号とする。
【0045】そして、電線23と端子24とを互いに接
続する場合には、電線23の導体部23aと端子24を
前記被接続材挿入空間部内に挿入する。
【0046】この際、この挿入された導体部23aと対
向する上側の超音波振動部28との間を仕切るべく、導
体部23aと超音波振動部28との間に、前記両ジグ2
6、27間にわたって適宜数のダミー電線30の導体部
30aを挿入配置する。なお、このダミー電線30は、
実回路を構成する導体部23aが超音波振動部28に接
触しないように、超音波振動部28と同等以上の幅を有
するように適宜数配置される。
【0047】また、前記導体部23aとその下側の端子
24との間にも適宜数のダミー電線30の導体部30a
を挿入配置する。
【0048】そして、この状態で、従来同様、両超音波
振動部28、29により加圧すると共に、超音波振動を
付与することにより各導体部23a、30aおよび端子
24が互いに接合された状態が得られる。
【0049】以上の超音波溶接による電線接続方法によ
っても、上記第2発明の実施形態と同様、電線23の上
下にダミー電線30が存在するため、実回路を構成する
導体部23a自体の損傷が軽減でき、導体部23aの保
護が図れると共に、接合強度向上が図れる。
【0050】また、実回路を構成する電線23とダミー
電線30の電線サイズの適宜組合せによっても前述同
様、同じ溶接条件で溶接できるという利点や、超音波振
動部28、29の寿命向上が図れる利点がある。
【0051】さらに、前記各発明の各実施形態におい
て、ダミー電線20、30として、図5に示されるよう
なリボン電線33やフラット電線等の平型多芯電線を使
用する方法とすれば、抵抗溶接時や超音波溶接時におけ
るダミー電線20、30の配置や保持が容易となる利点
がある。
【0052】また、溶接電極13、14、28、29
(超音波振動部)や端子24の幅に応じて、リボン電線
33等の平型多芯電線の組合せ本数を適宜変更すればよ
く、作業性がより容易となる。
【0053】なお、接続に際して使用されたダミー電線
20、30は適宜位置で切断しておけばよい。
【0054】また、互いに接続される電線17、18、
23の数やダミー電線20、30の数は上記各実施形態
に何等限定されず、さらに端子24の形状も上記実施形
態の形状に何等限定されない。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明の電線接続方法に
よれば、電線同士、もしくは電線と端子とを抵抗溶接、
もしくは超音波溶接するに際し、ダミー電線を使用する
方法であり、損傷は主にダミー電線側に生じるため、実
回路を構成する導体部自体の損傷は極めて少なくなり、
導体部の保護が図れると共に、各導体部における接合部
の接合強度低下が著しく低減でき、ここに接合強度向上
が図れるという利点がある。
【0056】また、ダミー電線として平型多芯電線を使
用する方法によれば、抵抗溶接時や超音波溶接時におけ
るダミー電線の配置や保持が容易となり、作業性の向上
が図れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の実施形態を示す断面説明図である。
【図2】接続状態の電線端部の側面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】第2発明の実施形態における接続状態の要部断
面図である。
【図5】リボン電線の一部平面図である。
【図6】従来例を示す断面説明図である。
【図7】接続状態の電線端部の側面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
11 ジグ 12 ジグ 13 溶接電極 14 溶接電極 15 被接続材挿入空間部 17 電線 18 電線 20 ダミー電線 23 電線 24 端子 26 ジグ 27 ジグ 28 溶接電極 29 溶接電極 30 ダミー電線 33 リボン電線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された対のジグと、両ジグ間に
    位置して対向配置された溶接電極とで被接続材挿入空間
    部が形成され、該被接続材挿入空間部内に複数の電線の
    導体部を挿入し、両溶接電極による加圧状態下、抵抗溶
    接を行って前記各導体部を互いに接続する電線接続方法
    において、 前記被接続材挿入空間部内に挿入された複数の電線の導
    体部と前記各溶接電極との間に、前記各導体部と各溶接
    電極との接触を回避すべく、前記両ジグ間にわたってダ
    ミー電線の導体部をそれぞれ配置し、その状態で前記抵
    抗溶接を行うことを特徴とする電線接続方法。
  2. 【請求項2】 前記ダミー電線として平型多芯電線を使
    用することを特徴とする請求項1記載の電線接続方法。
  3. 【請求項3】 対向配置された対のジグと、両ジグ間に
    位置して対向配置された溶接電極とで被接続材挿入空間
    部が形成され、該被接続材挿入空間部内に電線の導体部
    と端子とを挿入し、両溶接電極による加圧状態下、抵抗
    溶接を行って前記導体部と端子とを互いに接続する電線
    接続方法において、 前記被接続材挿入空間部内に挿入された電線の導体部と
    該導体部と対向する前記溶接電極との間に、前記導体部
    と溶接電極との接触を回避すべく、前記両ジグ間にわた
    ってダミー電線の導体部を配置すると共に、前記電線の
    導体部と該導体部と対向する前記端子との間に、ダミー
    電線の導体部を配置し、その状態で前記抵抗溶接を行う
    ことを特徴とする電線接続方法。
  4. 【請求項4】 前記ダミー電線として平型多芯電線を使
    用することを特徴とする請求項3記載の電線接続方法。
  5. 【請求項5】 対向配置された対のジグと、両ジグ間に
    位置して対向配置された超音波振動部とで被接続材挿入
    空間部が形成され、該被接続材挿入空間部内に複数の電
    線の導体部を挿入し、両超音波振動部による加圧状態
    下、超音波溶接を行って前記各導体部を互いに接続する
    電線接続方法において、 前記被接続材挿入空間部内に挿入された複数の電線の導
    体部と前記各超音波振動部との間に、前記各導体部と各
    超音波振動部との接触を回避すべく、前記両ジグ間にわ
    たってダミー電線の導体部をそれぞれ配置し、その状態
    で前記超音波溶接を行うことを特徴とする電線接続方
    法。
  6. 【請求項6】 前記ダミー電線として平型多芯電線を使
    用することを特徴とする請求項5記載の電線接続方法。
  7. 【請求項7】 対向配置された対のジグと、両ジグ間に
    位置して対向配置された超音波振動部とで被接続材挿入
    空間部が形成され、該被接続材挿入空間部内に電線の導
    体部と端子とを挿入し、両超音波振動部による加圧状態
    下、超音波溶接を行って前記導体部と端子とを互いに接
    続する電線接続方法において、 前記被接続材挿入空間部内に挿入された電線の導体部と
    該導体部と対向する前記超音波振動部との間に、前記導
    体部と超音波振動部との接触を回避すべく、前記両ジグ
    間にわたってダミー電線の導体部を配置すると共に、前
    記電線の導体部と該導体部と対向する前記端子との間
    に、ダミー電線の導体部を配置し、その状態で前記超音
    波溶接を行うことを特徴とする電線接続方法。
  8. 【請求項8】 前記ダミー電線として平型多芯電線を使
    用することを特徴とする請求項7記載の電線接続方法。
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