JPH0982197A - シーソー形リレー - Google Patents

シーソー形リレー

Info

Publication number
JPH0982197A
JPH0982197A JP23738595A JP23738595A JPH0982197A JP H0982197 A JPH0982197 A JP H0982197A JP 23738595 A JP23738595 A JP 23738595A JP 23738595 A JP23738595 A JP 23738595A JP H0982197 A JPH0982197 A JP H0982197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
armature
amateur
spring
hinge
seesaw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23738595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumasa Tsuka
和昌 塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP23738595A priority Critical patent/JPH0982197A/ja
Publication of JPH0982197A publication Critical patent/JPH0982197A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】アマチュアの位置調節を容易にしながらも耐衝
撃性を高める。 【解決手段】シーソー動作するアマチュア14を器体2
0に支承するヒンジばね161 ,162 をアマチュア1
4の両側に突設する。一方のヒンジばね161 はトーシ
ョンばねとし、他方のヒンジばね162 は板ばねとす
る。ヒンジばね16 1 は、器体20の内部側となる支持
壁21aに厚み方向に貫通する形で形成した支持凹所2
3aに挿入される。ヒンジばね162 は、器体の外部側
となる端子保持壁21bに厚み方向の一部を残した形で
形成した支持凹所23bに挿入される。したがって、ア
マチュア14に横方向から作用する力に対してアマチュ
ア14の浮き上がり量を防止して耐衝撃性が高くなる。
しかも、一方のヒンジばね16 1 はトーションばねであ
るから、ねじれ量の調節によってアマチュアの位置を簡
単に調節することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーソー動作する
アマチュアを有した電磁石装置を器体内に備えたシーソ
ー形リレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アマチュアがシーソー動作す
る電磁石装置を用いて接点を開閉させるようにしたシー
ソー形リレーが提供されている。この種のシーソー形リ
レーとしては、たとえば、図4、図5に示すように、略
コ形(図3参照)の鉄芯11の中央片にコイル12を巻
装するとともに、鉄芯11の両脚片の先端部間に永久磁
石13を配置し、永久磁石13の中間部にアマチュア1
4を揺動自在に支持させた構造の電磁石装置10を用い
るものがある。永久磁石13は、鉄芯11の両脚片を同
磁極に磁化し、アマチュア14の中間部を異磁極に磁化
する。アマチュア14は、コイル12への通電に応じて
鉄芯11の各一方の脚片に接触する位置の間で双安定に
揺動する。つまり、この電磁石装置10は有極電磁石を
構成する。ここに、アマチュア14の揺動中心付近の両
側面には合成樹脂成形品のばね支持体15によってアマ
チュア14に一体に結合された2個のヒンジばね1
1 ,162 が突設される。各ヒンジばね161 ,16
2 は、ばね部16aと支持部16bとを一体に備える略
T形となるように弾性材料(板金)により形成される。
また、アマチュア14の両側面に沿ってそれぞれ可動接
触子17が配設され、各可動接触子17の長手方向の中
間部にそれぞれヒンジばね161 ,162 のばね部16
aが連続一体に結合される。つまり、可動接触子17と
ヒンジばね161 ,162 とは電気的に接続されてい
る。可動接触子17の長手方向の両端部にはそれぞれ可
動接点17aが設けられ、アマチュア14の揺動に伴っ
て各可動接点17aは器体20の定位置に固定された固
定接点18aに離接する。
【0003】ところで、電磁石装置10と可動接触子1
7と固定接点18とはボディ21とカバー22とからな
る合成樹脂製の器体20に納装される。ボディ21は一
面が開放された直方体状に形成され、開口面側にアマチ
ュア14が位置するようにして電磁石装置10が保持さ
れる。ボディ21の開口部を囲む周壁のうちアマチュア
14の揺動中心の中心線方向の一側となる端子保持壁2
1bには、電磁石装置10のコイル12、可動接触子1
7、固定接点18aにそれぞれ接続された複数本の端子
片19が列設される。また、端子保持壁21bには一方
のヒンジばね162 の支持部16bが嵌入される支持凹
所23bが端子保持壁21bの厚み寸法内で形成され
る。ここに、支持凹所23bが端子保持壁21bの厚み
寸法内で形成されているのは、端子保持壁21bの厚み
方向の一面は端子片19の突出する外側面になるからで
あって、器体20の外側面にヒンジばね162 が露出す
るのを防止し、かつ器体20内に異物が侵入するのを防
止することができる。ボディ21の開口部を囲む周壁の
うちアマチュア14の揺動中心の中心線方向の他側とな
る支持壁21aには、厚み方向に貫通した支持凹所23
aが形成され、この支持凹所23aには他方のヒンジば
ね161 が嵌入される。ここに、支持壁21aにおいて
支持凹所23aが厚み方向に貫通しているのは、支持凹
所23aは器体20の外部に露出しないようにカバー2
2で覆われるからである。つまり、カバー22は、一面
が開口した直方体状に形成され、開口面が端子保持壁2
1bで閉塞されるようにボディ21を納装する。
【0004】上記構成では、コイル12への通電に応じ
てアマチュア14を揺動させると、可動接触子17の先
端部に設けた可動接点17aが固定接点18aに離接す
るから、ヒンジばね161 ,162 を介して可動接触子
17を端子片19に電気的に接続しておくことにより、
可動接点17a側を共通接点とする切換接点(トランス
ファー接点)を有したリレーを構成することができる。
ヒンジばね161 ,162 は、アマチュア14の揺動時
にばね部16aがねじれることによって、アマチュア1
4を復帰させる向きの弾性力を発生させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、アマ
チュア14を器体20に対して支承し、かつアマチュア
14に復帰力を作用させるヒンジばね161 ,16
2 は、ばね部16aのねじれによる弾性力を発生させる
トーションばねであって、図4における横方向の外力が
作用するときには厚み方向に撓むことになる。このよう
に、ヒンジばね161,162 が厚み方向に撓むと、ア
マチュア14を鉄芯11から離す向きの力が作用するこ
とがあり、そのような力が作用するとアマチュア14が
鉄芯11に吸着された状態を保ちにくくなる。つまり、
耐衝撃性においてやや劣るという問題がある。
【0006】一方、耐衝撃性を高めるには、ヒンジばね
として横方向の外力に対して厚み方向に撓みにくい形状
のものを採用することが考えられる(以下、この種のば
ねを板ばねと呼ぶ)。つまり、トーションばねに代え
て、アマチュア14の側縁に沿う方向に延長されるとと
もに厚み方向の撓みによりアマチュア14を復帰させる
弾性力が発生する部分を有したヒンジばねを用いること
が考えられる。この種の形式のヒンジばねでは、横方向
の外力に対してヒンジばねに撓みが生じないから、アマ
チュア14を鉄芯11から離すような力が生じることは
なく耐衝撃性が向上する。
【0007】ところで、トーションばねをヒンジばね1
1 ,162 として採用した場合には、ヒンジばね16
1 ,162 のばね部16aをプライヤのような治具で挟
んでねじれば、ヒンジばね161 ,162 による復帰力
が作用しない状態でのアマチュア14の位置を簡単に調
節することができる。これに対して、耐衝撃性を高める
ために板ばねを採用した場合には、アマチュア14の位
置調節のためにヒンジばねの厚み方向の撓みの調節が必
要になり、トーションばねのように簡単に調節すること
ができないという問題が生じる。
【0008】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、ヒンジばねとしてトーションばねの
みを用いる構成に比較して耐衝撃性を高めながらも、ア
マチュアの位置を簡単に調節することができるようにし
たシーソー形リレーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、シ
ーソー動作するアマチュアを有した電磁石装置を器体内
に備え、アマチュアのシーソー動作に伴ってアマチュア
に保持された可動接触子を器体に固定した固定接点に離
接させるシーソー形リレーにおいて、シーソー動作する
アマチュアの両側に突出してアマチュアの揺動中心の中
心線方向の一直線上の2箇所で器体に支承される板状の
弾性材料よりなる2個のヒンジばねをアマチュアに一体
に設け、一方のヒンジばねはアマチュアの揺動中心の中
心線方向に延長されアマチュアの揺動時にねじれによる
弾性力を作用させるトーションばねであって、他方のヒ
ンジばねはアマチュアの揺動中心の中心線方向に直交す
る面内でアマチュアの揺動時に厚み方向の撓みによる弾
性力を作用させるようにアマチュアの側縁に沿って延長
された部分を中間部に有した板ばねであることを特徴と
する。
【0010】この構成によれば、アマチュアの両側に設
けた2個のヒンジばねのうちの一方をトーションばねと
し、他方を板ばねとしているのであって、トーションば
ねのみを用いる場合に比較すれば、アマチュアに横方向
から作用する力に対してヒンジばねの厚み方向の撓み量
を減少させることができ、アマチュアが浮き上がりにく
くなる。その結果、トーションばねのみを用いる場合に
比較すれば、耐衝撃性が高くなる。しかも、一方のヒン
ジばねはトーションばねであるから、ねじれ量の調節に
よってアマチュアの位置(つまりは、ばね負荷特性)を
簡単に調節することができる。要するに、ばね負荷特性
の調節を容易にしながらも、耐衝撃性を向上させること
ができるのである。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、器体は、電磁石装置を保持しアマチュアの揺動中
心の中心線方向における一側に支持壁を有するとともに
端子片が列設された端子保持壁を他側に有するボディ
と、一面が開口する筐体であってボディを収納した状態
でボディの端子保持壁により開口部分が閉塞されるカバ
ーとからなり、上記一方のヒンジばねは支持壁を厚み方
向に貫通する第1の支持凹所内で支承され、上記他方の
ヒンジばねは端子保持壁の厚みの一部を残して形成され
る第2の支持凹所内で支承されている。
【0012】この構成によれば、アマチュアの一側方で
端子片を列設したボディを備える場合において、端子片
を設けた端子保持壁に対向する支持壁には厚み方向に貫
通してヒンジばねをボディの外部に露出させる第1の支
持凹所を設け、端子保持壁には厚み方向の一部を残すこ
とによってヒンジばねを器体の外部に露出させないよう
にした第2の支持凹所を設けているのであって、治具が
挿入可能な第1の支持凹所にトーションばねであるヒン
ジばねを嵌入することにより、トーションばねによるア
マチュアの位置の調節を可能としているのである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図1
ないし図3を参照して説明する。本実施形態の基本的構
成は従来の技術で説明したものと同様であって、ボディ
21の端子保持壁21b側のヒンジばね161 をトーシ
ョンばねに代えて板ばねとした点が相違する。
【0014】器体20は、合成樹脂製のボディ21とカ
バー22とからなり、ボディ21とカバー22とはとも
に直方体状に形成され、厚み方向(図2の上下方向)の
寸法が他方向の寸法に比較して小さくなるように形成さ
れる。ボディ21は厚み方向の一面が開口し、カバー2
2は他方向の一面が開口する。したがって、ボディ21
をカバー22に挿入した状態ではボディ21の開口面は
カバー22により閉塞される。また、ボディ21の一つ
の周壁である端子保持壁21bによってカバー22の開
口面が閉塞される。ただし、端子保持壁21bの外側面
はカバー22の開口面よりも内側に位置する。ボディ2
1において端子保持壁21bに対向する周壁である支持
壁21aの中間部には厚み方向に貫通する支持凹所23
aが形成され、端子保持壁21bの中間部には厚み方向
の一部を残した支持凹所23bが形成される。
【0015】ボディ21には、電磁石装置10と可動接
触子17と固定接点18aとが設けられ、またこれらと
外部回路とを接続する端子片19が端子保持壁21bに
列設される。ここにおいて、本実施形態では電磁石装置
10として2巻線型の有極電磁石を用いており、コイル
12に接続される端子片19は4本設けられている。ま
た、可動接触子17が2個設けられ、固定接点18aが
4個設けられていて、2組のトランスファー接点を構成
しており、可動接触子17と固定接点18aとに接続さ
れる端子片19は合わせて6本になる。つまり、合計1
0本の端子片19が端子保持壁21bに列設され、5本
ずつ2列に配置される。
【0016】電磁石装置10は、従来の技術でも説明し
たように、略コ形の鉄芯11を備え、鉄芯11の中央片
にコイル12を巻装するとともに、鉄芯11の両脚片間
に永久磁石13を配置してあり、永久磁石13における
鉄芯11の両脚片の中間部位に形成された支え溝13a
に対して、平型のアマチュア14の一面に突設した支え
突起14aを挿入した構成を有する。永久磁石13は両
端部が同極、中間部が異極になるように着磁されてお
り、アマチュア14が永久磁石13に対して揺動自在と
なるように永久磁石13の中間部にアマチュア14が当
接していることによって、アマチュア14は鉄芯11の
各一方の脚片に当接する位置の間で揺動する。コイル1
2は2巻線であるから、どちらの巻線に電流を流すかに
応じて鉄芯11を励磁する極性を変えることができ、鉄
芯11を励磁する極性に応じてアマチュア14は揺動す
ることになる。また、アマチュア14の長手方向の一端
部が鉄芯13の脚片に接触した状態で、永久磁石13と
アマチュア14との間に閉磁路が形成されるから、アマ
チュア14はその位置に保持される。つまり、アマチュ
ア14は双安定にシーソー動作を行なうのである。コイ
ル12の端末部はコイルボビン12aに突設された端末
片12bに接続されており、端末片12bはボディ21
の開口面を囲む周壁のうち支持壁21aおよび端子保持
壁21b以外の周壁に突設されたコイル接続片24に接
続され、コイル接続片24を介して端子片19に電気的
に接続されることになる。
【0017】アマチュア14の長手方向の中間部には合
成樹脂成形品のばね支持体15が固着され、ばね支持体
15にはヒンジばね161 ,162 を連続一体に形成し
た可動接触子17の中間部が保持される。可動接触子1
7はアマチュア14の両側面に沿って配置され、本実施
形態においてはアマチュア14の厚み方向の寸法内に配
置されている。ただし、これは一例であって可動接触子
17はアマチュア14の厚み寸法内に配置されていなく
てもよい。可動接触子17の長手方向の両端部はそれぞ
れ先端縁から切り込んだスリット17bにより二股状に
形成される。また、二股部分の各先端部にはそれぞれ可
動接点17aが設けられる。ボディ21において可動接
点17aに対向する部位には固定接点18aが設けら
れ、アマチュア14の揺動に伴って可動接点17aが固
定接点18aに離接する。
【0018】ばね支持体15においてアマチュア14の
両側方に突出した部位には、側方に開放された切欠溝1
5a,15bが形成され、一方の切欠溝15aの中では
ヒンジばね161 が突設され、他方の切欠部15bの中
ではヒンジばね162 が延長される。各ヒンジばね16
1 ,162 はばね部16aと支持部16bとを一体に備
え、ヒンジばね161 は略T形に形成され、ヒンジばね
162 は略J形に形成されている。また、各ヒンジばね
161 ,162 の支持部16bは、それぞれボディ21
の支持壁161 と端子保持壁21bとに設けた支持凹所
23a,23bに嵌入され、支持凹所23a,23bの
中に露出する接触部(図示せず)を介して端子片19に
接続される。つまり、ヒンジばね161 はアマチュア1
4の揺動時にねじれることによって、アマチュア14を
復帰させる向きへの弾性力を発生するトーションばねで
あり、ヒンジばね162 はアマチュア14の揺動時に厚
み方向に撓むことによって、アマチュア14を復帰させ
る向きの弾性力を発生する板ばねである。
【0019】実際にはヒンジばね162 では、ばね支持
体15の一方の側部に形成した切欠溝15bの中でアマ
チュア14の側縁に沿う方向に延長されたばね部16a
と、ばね部16aからアマチュア14の外側方に延長さ
れた支持部16bとを備える。支持部16bは他方のヒ
ンジばね161 の支持部16bと結ぶ直線が、アマチュ
ア14の揺動中心の中心線上に位置するように配置され
る。ここに、可動接触子17の長手方向の中間部の幅寸
法は他の部分よりも狭くなり、この幅狭部分にヒンジば
ね161 が設けられているから、ヒンジばね161 の幅
方向の両側には切込み16cが形成されることになる。
【0020】以上説明したように、支持壁21aを貫通
して形成された支持凹所23aに嵌入するヒンジばね1
1 はトーションばねであり、端子保持壁21bに形成
され支持凹所23bに嵌入するヒンジばね162 は板ば
ねであるから、板ばねを用いることによって横方向(図
2の左右方向)からの外力が作用してもヒンジばね16
2 に撓みがほとんど発生せず、結果的に従来の技術のよ
うに両ヒンジばね16 1 ,162 をともにトーションば
ねとした場合に比較すると、耐衝撃性が高くなる。しか
も、支持壁21aに貫通した支持凹所23aにトーショ
ンばねであるヒンジばね161 を支承させているから、
支持凹所23aを通してプライヤなどの治具でヒンジば
ね161 をねじるようにすれば、ヒンジばね161 ,1
2 による弾性力が作用していない状態でのアマチュア
14の位置を調節することができ、耐衝撃性とアマチュ
ア14の位置の調節の容易性との両要求を満たすことが
できるのである。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、シーソー動作するア
マチュアを有した電磁石装置を器体内に備え、アマチュ
アのシーソー動作に伴ってアマチュアに保持された可動
接触子を器体に固定した固定接点に離接させるシーソー
形リレーにおいて、シーソー動作するアマチュアの両側
に突出してアマチュアの揺動中心の中心線方向の一直線
上の2箇所で器体に支承される板状の弾性材料よりなる
2個のヒンジばねをアマチュアに一体に設け、一方のヒ
ンジばねはアマチュアの揺動中心の中心線方向に延長さ
れアマチュアの揺動時にねじれによる弾性力を作用させ
るトーションばねであって、他方のヒンジばねはアマチ
ュアの揺動中心の中心線方向に直交する面内でアマチュ
アの揺動時に厚み方向の撓みによる弾性力を作用させる
ようにアマチュアの側縁に沿って延長された部分を中間
部に有した板ばねであり、アマチュアの両側に設けた2
個のヒンジばねのうちの一方をトーションばねとし、他
方を板ばねとしているのであって、トーションばねのみ
を用いる場合に比較すれば、アマチュアに横方向から作
用する力に対してヒンジばねの厚み方向の撓み量を減少
させることができ、アマチュアが浮き上がりにくくな
る。その結果、トーションばねのみを用いる場合に比較
すれば、耐衝撃性が高くなるという利点があり、しか
も、一方のヒンジばねはトーションばねであるから、ね
じれ量の調節によってアマチュアの位置(つまりは、ば
ね負荷特性)を簡単に調節することができるという利点
がある。要するに、ばね負荷特性の調節を容易にしなが
らも、耐衝撃性を向上させることができるという効果を
奏する。
【0022】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、器体が、電磁石装置を保持しアマチュアの揺動中心
の中心線方向における一側に支持壁を有するとともに端
子片が列設された端子保持壁を他側に有するボディと、
一面が開口する筐体であってボディを収納した状態でボ
ディの端子保持壁により開口部分が閉塞されるカバーと
からなり、上記一方のヒンジばねは支持壁を厚み方向に
貫通する第1の支持凹所内で支承され、上記他方のヒン
ジばねは端子保持壁の厚みの一部を残して形成される第
2の支持凹所内で支承されているのであり、アマチュア
の一側方で端子片を列設したボディを備える場合におい
て、端子片を設けた端子保持壁に対向する支持壁には厚
み方向に貫通してヒンジばねをボディの外部に露出させ
る第1の支持凹所を設け、端子保持壁には厚み方向の一
部を残すことによってヒンジばねを器体の外部に露出さ
せないようにした第2の支持凹所を設けているのであっ
て、治具が挿入可能な第1の支持凹所にトーションばね
であるヒンジばねを嵌入することにより、トーションば
ねによるアマチュアの位置の調節が可能になるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す一部破断した縦断面図である。
【図2】実施形態を示し、図1におけるX−X線断面図
である。
【図3】実施形態を示し、図1におけるY−Y線断面図
である。
【図4】従来例を示す一部破断した縦断面図である。
【図5】従来例を示し、図4におけるZ−Z線断面図で
ある。
【符号の説明】
10 電磁石装置 14 アマチュア 161 ,162 ヒンジばね 16a ばね部 16b 支持部 17 可動接触子 18a 固定接点 20 器体 21b 端子保持壁 21a 支持壁 23a 支持凹所 23b 支持凹所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーソー動作するアマチュアを有した電
    磁石装置を器体内に備え、アマチュアのシーソー動作に
    伴ってアマチュアに保持された可動接触子を器体に固定
    した固定接点に離接させるシーソー形リレーにおいて、
    シーソー動作するアマチュアの両側に突出してアマチュ
    アの揺動中心の中心線方向の一直線上の2箇所で器体に
    支承される板状の弾性材料よりなる2個のヒンジばねを
    アマチュアに一体に設け、一方のヒンジばねはアマチュ
    アの揺動中心の中心線方向に延長されアマチュアの揺動
    時にねじれによる弾性力を作用させるトーションばねで
    あって、他方のヒンジばねはアマチュアの揺動中心の中
    心線方向に直交する面内でアマチュアの揺動時に厚み方
    向の撓みによる弾性力を作用させるようにアマチュアの
    側縁に沿って延長された部分を中間部に有した板ばねで
    あることを特徴とするシーソー形リレー。
  2. 【請求項2】 器体は、電磁石装置を保持しアマチュア
    の揺動中心の中心線方向における一側に支持壁を有する
    とともに端子片が列設された端子保持壁を他側に有する
    ボディと、一面が開口する筐体であってボディを収納し
    た状態でボディの端子保持壁により開口部分が閉塞され
    るカバーとからなり、上記一方のヒンジばねは支持壁を
    厚み方向に貫通する第1の支持凹所内で支承され、上記
    他方のヒンジばねは端子保持壁の厚みの一部を残して形
    成される第2の支持凹所内で支承されることを特徴とす
    る請求項1記載のシーソー形リレー。
JP23738595A 1995-09-14 1995-09-14 シーソー形リレー Withdrawn JPH0982197A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23738595A JPH0982197A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 シーソー形リレー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23738595A JPH0982197A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 シーソー形リレー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0982197A true JPH0982197A (ja) 1997-03-28

Family

ID=17014612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23738595A Withdrawn JPH0982197A (ja) 1995-09-14 1995-09-14 シーソー形リレー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0982197A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0982197A (ja) シーソー形リレー
JP2005183097A (ja) 電磁リレー
JP2005183262A (ja) シングルステイブル型有極電磁リレー
JPS61218033A (ja) 有極リレー
JP3409382B2 (ja) 有極リレー
JPH09259726A (ja) 電磁リレー
JPH09288954A (ja) 電磁リレー
JPH0714489A (ja) 高周波リレー
US4673908A (en) Polarized relay
JPS648461B2 (ja)
JPS61218030A (ja) 有極電磁装置
JPH08124469A (ja) 電磁リレー
JPH05325764A (ja) 有極リレー
JP3003916U (ja) 回転支点型有極リレー
JP2630098B2 (ja) シーソーバランス型有極継電器
JPH05298997A (ja) 有極リレー
JPH0917309A (ja) 電磁リレー
JPH0745174A (ja) 有極リレー
JPH0246010Y2 (ja)
JPH09288955A (ja) 電磁リレー
JPH07235249A (ja) 有極リレー
JPH0945205A (ja) 電磁リレー
JPH10214550A (ja) 電磁リレー
JPH04223017A (ja) リレーの構造
JPH07147123A (ja) 有極リレー

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021203