JPH0982078A - 記録媒体再生装置 - Google Patents

記録媒体再生装置

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JPH0982078A
JPH0982078A JP7233031A JP23303195A JPH0982078A JP H0982078 A JPH0982078 A JP H0982078A JP 7233031 A JP7233031 A JP 7233031A JP 23303195 A JP23303195 A JP 23303195A JP H0982078 A JPH0982078 A JP H0982078A
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茂 松本
Yuji Kako
有史 加古
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/24Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records the magazine having a toroidal or part-toroidal shape

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  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の製品の配設箇所の制約を緩和したり、安
全性や信頼性の向上を図ること。 【構成】 CD200又は201を出し入れする操作パ
ネル部110の開口部111の開閉を行う扉60を、ル
ーレット機構部30のルーレットベース31の円形状の
ルーレット台32の支持軸33を中心として回動させる
ようにしたので、扉60の回動スペースをラック40の
外周に沿って設けることができる。また、開口部111
を開けた状態では、扉60を開口部111と内部部品で
あるたとえばラック駆動系140との間に位置させるよ
うにした。 【効果】 扉60の収納スペースを別個に設ける必要が
なくなり、扉60の収納スペースが最小限とされる。ま
た、誤って開口部111から手を差し込んだ場合であっ
ても、扉60によってガードされるため、ラック駆動系
140の保護が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体を出し入
れするための開口部の開閉を行う扉部を回動自在に配設
した記録媒体再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD等の記録媒体の収納効率を高
めるために、チェンジャー本体内部に設けたラックに多
くの記録媒体を収納するようにしたCDチェンジャーが
普及している。
【0003】このようなCDチェンジャーにおけるCD
の出し入れ口である開口部を開閉する扉には、図7に示
すように、扉3を跳ね上げ式としたものがある。このよ
うな跳ね上げ式の場合、扉3を上方に回動させて開口部
4を開けることにより、チェンジャー本体1内部のラッ
ク(図示省略)内にCD2を収納したり、ラック内のC
D2を交換したりすることができるようになっている。
【0004】また、図8及び図9に示すように、扉3を
前開き式としたものもあり、扉3を手前側に開くことに
よって開口部4を開けることができ、上記同様に、開口
部4からCD2の収納や交換を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した図
7の跳ね上げ式の扉3を設けたCDチェンジャーでは、
扉3が跳ね上げ式とされているため、扉3の回動スペー
スを確保する必要があり、チェンジャー本体1の上部に
他の製品を積み重ねると、扉3を開けることができない
ため、他の製品の配置箇所に制約を受けてしまうという
不具合がある。
【0006】また、図8及び図9の前開き式の扉3の場
合、開けた扉3がバタついたりすると、開口部4からの
CD2の収納や交換の際に邪魔になったり、CD2に扉
3が当たったりすると、CD2に傷を付けてしまう。更
には、チェンジャー本体1内部にCD2が収納されてい
ない状態では、開口部4から手を入れると内部部品に触
れられる可能性があり、内部部品の破損等を招いてしま
うおそれがある。
【0007】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、他の製品の配設箇所の制約を緩和したり、
安全性や信頼性の向上を図ることができる記録媒体再生
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
記録媒体を収納する円形形状の収納部を有した記録媒体
再生装置において、前記記録媒体を出し入れするための
再生装置本体に設けられた開口部の開閉を行う扉部が、
前記収納部の中心軸とほぼ同一の軸を中心に回動自在に
配設され、前記開口部の開閉を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記開口部が開状態時には、前
記扉部が前記開口部と前記再生装置本体の内部部品との
間に位置することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の記録媒体再生装置では、記録媒体を出
し入れする開口部の開閉を行う扉部を、収納部の中心軸
とほぼ同一の軸を中心に回動させ、開口部が開状態時に
は扉部を再生装置本体内部に収納するようにしたので、
扉部が再生装置本体外部に出っ張らず、開口部からの記
録媒体の収納や交換の際に邪魔になったり、記録媒体を
扉部に当てたりすることがなくなるばかりか、たとえば
再生装置本体上部に他の製品を載置することが可能とな
る。
【0010】また、開口部が開状態時には、扉部を開口
部と再生装置本体の内部部品との間に位置させるように
したので、開口部から手を入れた場合であっても、扉部
によって内部部品がガードされ、内部部品に触れてしま
うことがなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の詳細
を図面に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の
記録媒体再生装置をCDチェンジャーに適用した場合の
一実施の形態を示すものである。
【0012】同図に示すように、チェンジャー本体10
のシャーシベース20には、ルーレット機構部30が配
設されている。ルーレット機構部30のルーレットベー
ス31の円形状のルーレット台32の支持軸33には、
ラック40の中心孔41が挿入されている。ラック40
には、後述する12cmサイズのCD200又は8cm
サイズのCD201を収納するためのスリット状のディ
スク収納部45が設けられている。また、それぞれのス
リット状のディスク収納部45の底部には、CD20
0,201がローディング/イジェクトされる際に後述
するローディング機構70のアーム72が入り込むため
のアーム挿入孔(図示省略)が設けられている。
【0013】支持軸33には、センターポスト50を介
して扇状の扉60の回動軸61が回動自在に支持されて
いる。このセンターポスト50は、シャーシベース20
に取り付けられているフェンス部材80,81の先端部
83に接合されており、センターポスト50の軸ブレが
抑制されるようになっている。
【0014】センターポスト50に支持された扉60
は、反時計方向に回動するようになっており、後述する
操作パネル部110の開口部111が開放されるとき、
扉60は開口部111と後述するラック駆動系140と
の間に位置し、ラック駆動系140付近をガードするよ
うになっている。
【0015】ルーレットベース31上には、ラック40
に収納されているCD200又は201を取り出すため
のアーム72,73を有したローディング機構70が配
設されている。上記のフェンス部材80,81には、ラ
ック40の回転による12cmサイズのCD200の衝
接を回避するための凹部82が形成されている。
【0016】シャーシベース20には、コ字形状のケー
シング90が取付けられ、ケーシング90の背面側には
背面板100が取付けられ、ケーシング90の前面側に
はCD200又は201の出し入れ用の開口部111を
有した操作パネル部110が取付けられるようになって
いる。
【0017】操作パネル部110の開口部111を覆う
上記の扉60は、扉駆動系120によって回動力が与え
られるようになっている。すなわち、扉駆動系120の
モータ121の駆動プーリ122とギヤプーリ123と
の間には、ベルト124が張架されており、駆動プーリ
122からの駆動力がベルト124を介してギヤプーリ
123に伝達されるようになっている。
【0018】ギヤプーリ123のギヤ部125には、二
段ギヤ126が噛み合っており、二段ギヤ126の回転
によって二段ギヤ127が回転すると、この二段ギヤ1
27に噛合う扉60の下端部に形成されているラック
(図示省略)がギヤ送りされ、扉60が(オープン)−
(クローズ)方向に約65゜程度回動される。ここで、
扉60がオープン方向に回動された場合、後述するラッ
ク駆動系140付近をガートするようになっている。
【0019】扉60のクローズ方向の終端側には、検出
スイッチ130が配設されており、クローズ方向への回
動によって扉60の縁部が検出スイッチ130をオンさ
せると、扉60のクローズ完了が検出されるようになっ
ている。
【0020】また、扉60のオープン方向に終端側に
は、検出スイッチ131が配設されており、オープン方
向への回動によって扉60の縁部が検出スイッチ131
をオンさせると、扉60のオープン完了が検出されるよ
うになっている。
【0021】上記のルーレット機構部30のルーレット
ベース31には、ラック40を回転駆動するためのラッ
ク駆動系140が配設されている。すなわち、ラック駆
動系140のモータ141のモータプーリ142とギヤ
プーリ143との間には、ベルト144が張架されてお
り、モータ141からの駆動力がベルト144を介して
ギヤプーリ143に伝達されると、ギヤプーリ143と
同軸上に配設されている小ギヤ145に噛合う中間ギヤ
146に伝達される。
【0022】中間ギヤ146からは、ツインギヤ14
7,149に駆動力が伝達されるようになっている。こ
れらツインギヤ147,149の伝達ギヤ148,15
0は、ラック40の外周縁部に形成されているギヤ部4
2に噛合うことで、ラック40を時計方向又は反時計方
向に回転させるようになっている。
【0023】ここで、ツインギヤ147,149は、ラ
ック40の一部に形成されている切欠き溝43を跨ぐ際
に、駆動力伝達が欠落しないように設けられたものであ
り、一方のツインギヤ147又は149が切欠き溝43
に位置するとき、他方のツインギヤ147又は149が
ラック40のギヤ部42と噛み合い、駆動力を常時伝達
するようになっている。
【0024】またここで、ラック40の一部に形成され
ている切欠き溝43の部分は、ローディング機構70に
対するホームポジションであるとともに、たとえばラッ
ク40を多段に重ねることを想定して形成されたもので
あって、ラック40が重ねられた場合であっても、ロー
ディング機構70を切欠き溝43に沿って上下動させる
ことが可能となる。
【0025】図3及び図4は、ローディング機構70の
詳細を示すものである。同図に示すように、ローディン
グ機構70のローディングメカ本体71には、軸72
a,73aを支点として回動自在とされた2本のアーム
72,73が設けられている。CD200又は201が
ローディングされるとき、2本のアーム72,73のう
ち、まず起立状態にあるアーム73が時計方向にCD2
00又は201の外周縁部に当接するまで回動する。こ
のとき、CD200又は201の径が異なるため、アー
ム73の回動量が異なり、この回動量を、アーム73の
回動量を検知することによりディスクサイズを判別する
判別手段(図示せず)に検知させる。この判別手段によ
り、ディスクサイズが判別され、その後のアーム72,
73の動作等の制御が、ディスクサイズに適したもので
制御される。
【0026】アーム73がCD200又は201の外周
縁部に当接すると、次いで水平状態にあるアーム72が
反時計方向に回動し、上述したディスク収納部45の底
部のアーム挿入孔(図示省略)に入り込んで、CD20
0又は201の下端縁部に当接する。これにより、CD
200又は201の外周縁部が2本のアーム72,73
によって挟持されると、2本のアーム72,73がCD
200又は201を挟持した状態で反時計回りに回動
し、CD200又は201をローディングメカ本体71
内部に引き込む。その後、ローディングメカ本体71内
部の図示省略のターンテーブルによってクランプされ
る。このとき、2本のアーム72,73は、ディスク回
転の妨げとならないように、CD200又は201の縁
部から若干離れた位置まで回動する。
【0027】一方、CD200又は201がイジェクト
されるとき、2本のアーム72,73によってCD20
0又は201が挟持され、上記とは逆の動作によってC
D200又は201がラック40のディスク収納部45
に戻される。
【0028】また、ローディングメカ本体71の底部に
は、ラックロック機構160が設けられている。このラ
ックロック機構160は、ラック40の回転を阻止し、
選択されたCD200又は201が収納されているディ
スク収納部45の位置決めを行うものである。
【0029】すなわち、ローディングメカ本体71側の
ドライブプレート74には、ラックロック機構160の
支持部材161を介してスライダ162が連結されてお
り、ドライブプレート74の移動によってスライダ16
2がラック40に対し進退自在とされている。
【0030】スライダ162の先端部には、カム部16
3が設けられており、軸164を支点として回動自在と
されたロックアーム165の係合ピン166を変位させ
ると、ロックアーム165が回動し、ロックアーム16
5のロック片部167がラック40のロック片部44に
係合することにより、ラック40の回転を制止されるよ
うになっている。
【0031】すなわち、ラックロック機構160は、通
常、図4(a)の状態にあり、この状態でディスク選択
が行われると、ラック40が回転され、選択されたCD
200又はCD201がローディング機構70の正面に
対応する位置で停止される。
【0032】ラック40の回転が停止すると、図4
(b),(c)に示すように、スライダ162がラック
40側に押し出されると、スライダ162の先端部のカ
ム部163によってロックアーム165の係合ピン16
6が押し上げられ、ロックアーム165が軸164を支
点として回動することにより、ロックアーム165のロ
ック片部167がラック40のロック片部44に係合す
る。この状態で、図4(d)に示すように、係合ピン1
66がカム部163を登りきるとスライダ162の上端
部168によって係合ピン166の変位位置が固定され
る。
【0033】図5は、ラック40の底部側に設けられて
いるエンコーダを示すものである。同図に示すように、
エンコーダ170には、外周検出板171及び内周検出
板172が設けられている。それぞれの外周検出板17
1及び内周検出板172を挟んだ位置には、発光部17
5,177及び受光部176,178が設けられてい
る。
【0034】外周検出板171には、ディスク収納部4
5に対応させたスリット174が等間隔で設けられてい
る。内周検出板172に設けられているそれぞれの遮光
板173A〜173Iの間のスリット173a〜173
iは、その寸法が順に大きくなるように設けられてお
り、これらスリット173a〜173iによる光検出
(オンパルス)と外周検出板171のスリット174に
よる光検出(オンパルス)との組合せによって、ラック
40に収納されているCD200,201の収納位置が
検出されるようになっている。
【0035】続いて、このような構成のCDチェンジャ
ーの動作について説明する。まず、扉60を開ける場合
には、操作パネル部110に設けられているオープンボ
タン(図示省略)を操作すると、扉駆動系120が駆動
され、扉60が開けられる。
【0036】すなわち、モータ121の駆動力が駆動プ
ーリ122からベルト124を介してギヤプーリ123
に伝達され、ギヤプーリ123のギヤ部125に噛み合
っている二段ギヤ126の回転に伴って、扉60のラッ
クに噛み合う二段ギヤ127が回転し、扉60をオープ
ン方向に回動させる。
【0037】扉60がオープン方向に回動すると、扉6
0の縁部によってオープン方向の終端側に設けられてい
る検出スイッチ130がオンされ、扉60のオープン完
了が検出される。
【0038】この状態では、扉60がラック駆動系14
0付近をガートする位置にあり、操作パネル部110の
開口部111からチェンジャー本体10内部に誤って手
を差し込んだ場合であっても、手が扉60によって遮ら
れることにより、誤ってラック駆動系140に触れるこ
ともなく、ラック駆動系140の破損等が防げる。
【0039】この状態で、ラック40のディスク収納部
45の開いている箇所に、12cmサイズのCD200
又は8cmサイズのCD201を収納するか、或は既に
収納されているCD200又はCD201を取り出して
交換するかした後、操作パネル部110のクローズボタ
ン(図示省略)を操作すると、モータ121がオープン
時とは逆方向に駆動される。扉60がクローズ方向に回
動すると、扉60の縁部によってクローズ方向の終端側
に設けられている検出スイッチ131がオンされ、扉6
0のクローズ完了が検出される。
【0040】次いで、操作パネル部110のCD選択ボ
タン(図示省略)を操作すると、ラック駆動系140が
駆動される。すなわち、モータ141の駆動力がベルト
144を介してギヤプーリ143に伝達され、小ギヤ1
45に噛合う中間ギヤ146が回転することにより、ツ
インギヤ147,149に駆動力が伝達され、ギヤ部4
2に噛合う伝達ギヤ148,150が回転すると、ラッ
ク40が時計方向又は反時計方向に回転する。
【0041】このとき、エンコーダ170によってCD
200又は201の収納位置が検出され、選択されたC
D200又は201の収納位置が検出されると、ローデ
ィング機構70の正面に選択されたCD200又は20
1が位置するようにラック40の回転が停止される。
【0042】ラック40の回転が停止すると、図4
(b),(c)に示したように、スライダ162がラッ
ク40側に押し出され、スライダ162の先端部のカム
部163によってロックアーム165の係合ピン166
が押し上げられると、ロックアーム165が軸164を
支点として回動し、ロックアーム165のロック片部1
67がラック40のロック片部44に係合する。この状
態で、図4(d)に示したように、係合ピン166がカ
ム部163を登りきるとスライダ162の上端部168
によって係合ピン166の変位位置が固定されることに
より、ラック40とローディング機構70とが固定され
る。
【0043】ラック40とローディング機構70との固
定が完了すると、まず起立状態にあるアーム73が時計
方向にCD200又は201の外周縁部に当接するまで
回動する。次いで水平状態にあるアーム72が反時計方
向に回動し、上述したディスク収納部45の底部のアー
ム挿入孔(図示省略)に入り込んで、CD200又は2
01の下端縁部に当接し、CD200又は201の外周
縁部が2本のアーム72,73によって挟持されると、
2本のアーム72,73がCD200又は201を挟持
した状態で反時計回りに回動し、CD200又は201
をローディングメカ本体71内部に引き込む。その後、
ローディングメカ本体71内部の図示省略のターンテー
ブルによってクランプされることにより、ディスク再生
が行われる。このとき、2本のアーム72,73は、デ
ィスク回転の妨げとならないように、CD200又は2
01の縁部から若干離れた位置まで回動する。
【0044】一方、CD200又は201がイジェクト
されるとき、2本のアーム72,73によってCD20
0又は201が挟持され、上記とは逆の動作によってC
D200又は201がラック40のディスク収納部45
に戻される。
【0045】CD200又は201のラック40側への
戻しが完了すると、スライダ162がラック40側から
後退し、ロックアーム165のロック片部167とラッ
ク40のロック片部44との係合状態が解除される。
【0046】これにより、ラック40は回転可能状態と
され、次のCD200又は201の選択指示待ち状態と
なる。
【0047】このように、本実施の形態では、CD20
0又は201を出し入れする操作パネル部110の開口
部111の開閉を行う扉60を、ルーレット機構部30
のルーレットベース31の円形状のルーレット台32の
支持軸33を中心として回動させるようにしたので、扉
60の回動スペースをラック40の外周に沿って設ける
ことができ、これによって扉60のスペース効率を高め
ることができる。
【0048】また、開口部111が開放された状態で
は、扉60がチェンジャー本体10外部に出っ張らない
ため、開口部111からのラック40へのCD200又
は201の収納やラック40からの交換の際に邪魔にな
ったり、CD200又は201を扉60に当ててしまう
ことがなくなるばかりか、チェンジャー本体10上部に
他の製品を載置することが可能となる。
【0049】更に、開口部111が開放された場合に
は、扉60を開口部111とラック駆動系140との間
に位置させるようにしたので、開口部111から手を入
れた場合であっても、扉60によってラック駆動系14
0がガードされ、ラック駆動系140に触れることもな
くなり、思わぬ怪我やラック駆動系140の破損等を招
いてしまうおそれがなくなる。
【0050】なお、本実施の形態では、開口部111を
開放するとき、扉60を反時計方向に回動させて開口部
111とラック駆動系140との間に扉60を位置させ
る場合について説明したが、この例に限らず、扉60
を、図6に示すように、時計方向に回動させるようにし
てもよく、この場合にも扉60の回動スペースをラック
40の外周に沿って設けることができるため、扉60の
回動スペースにより内部部品の設置場所に制約を受ける
ことがなくなる。
【0051】また、本実施の形態では、本発明を、複数
のCD200又は201をラック40に縦置きに収納さ
せたCDチェンジャーに適用した場合について説明した
が、この例に限らず、複数のCD200又は201を横
置きに収納するタイプのCDチェンジャーに適用しても
よい。
【0052】更に、このようなCDチェンジャーに限ら
ず、LD等の他の記録媒体を複数枚収納するタイプのデ
ィスクチェンジャーに適用してもよく、更にはこのよう
な複数枚のディスクを収納するCDチェンジャーやディ
スクチェンジャーに限らず、CD200又は201を1
枚毎にローディングして再生するシングルタイプのCD
プレーヤに適用してもよく、更にまたこのようなCDチ
ェンジャー、ディスクチェンジャー及びCDプレーヤに
限らず、複数のカセットテープを収納するタイプのカセ
ットチェンジャーに適用してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録媒体
再生装置によれば、開口部が開状態時には扉部を再生装
置本体内部に収納するようにしたので、扉部が再生装置
本体外部に出っ張ることがなくなり、開口部からの記録
媒体の収納や交換の際に邪魔になったり、記録媒体を扉
部に当てたりすることがなくなるばかりか、たとえば再
生装置本体上部に他の製品を載置することが可能とな
り、また開口部が開状態時には、開口部から手を入れた
場合であっても、扉部によって内部部品がガードされ、
内部部品に触れてしまうことがなくなることから、他の
製品の配設箇所の制約を緩和したり、安全性や信頼性の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体再生装置の一実施の形態に係
るCDチェンジャーを示す分解斜視図である。
【図2】図1のCDチェンジャーを示す平面図である。
【図3】図1のCDチェンジャーのローディング機構を
示す側面図である。
【図4】図3のローディング機構のラックロック動作を
説明するための図である。
【図5】図1のCDチェンジャーに設けられているエン
コーダを示す図である。
【図6】図1の扉の回動方向を変えた場合の他の実施の
形態を示す平面図である。
【図7】従来の跳ね上げ式の扉を備えたCDチェンジャ
ーの一例を示す斜視図である。
【図8】従来の観音式の扉を備えたCDチェンジャーの
一例を示す斜視図である。
【図9】従来の前開き式の扉を備えたCDチェンジャー
の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 チェンジャー本体 20 シャーシベース 30 ルーレット機構部 31 ルーレットベース 32 ルーレット台 33 支持軸 40 ラック 41 中心孔 45 ディスク収納部 50 センターポスト 60 扉 61 回動軸 70 ローディング機構 110 操作パネル部 111 開口部 120 扉駆動系 140 ラック駆動系 160 ラックロック機構 162 スライダ 163 カム部 165 ロックアーム 170 エンコーダ 200,201 CD

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収納する円形形状の収納部を
    有した記録媒体再生装置において、 前記記録媒体を出し入れするための再生装置本体に設け
    られた開口部の開閉を行う扉部が、前記収納部の中心軸
    とほぼ同一の軸を中心に回動自在に配設され、前記開口
    部の開閉を行うことを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 【請求項2】 前記開口部が開状態時には、前記扉部が
    前記開口部と前記再生装置本体の内部部品との間に位置
    することを特徴とする請求項1記載の記録媒体再生装
    置。
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