JPH0982064A - 磁気記録再生装置及びテープカセット - Google Patents
磁気記録再生装置及びテープカセットInfo
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- JPH0982064A JPH0982064A JP7238334A JP23833495A JPH0982064A JP H0982064 A JPH0982064 A JP H0982064A JP 7238334 A JP7238334 A JP 7238334A JP 23833495 A JP23833495 A JP 23833495A JP H0982064 A JPH0982064 A JP H0982064A
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- reel
- take
- guide
- drum
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】最小のテープガイド本数でひねりの無いテープ
走行系を実現して小型で薄型の磁気記録再生装置を提供
する。 【解決手段】カセット1内の供給リール2aをドラム6
のテープ入り口点におけるテープ面と垂直でかつ、テー
プ走行方向を含む供給リール側傾斜平面に対して垂直と
なるように配置するとともに、巻き取りリール2bをド
ラム6のテープ出口点におけるテープ面と垂直でかつ、
テープ走行方向を含む巻き取りリール側傾斜平面に対し
て垂直となるように配置し、供給リール2a側に設けら
れたテープガイド5を供給リール側傾斜平面に対して垂
直に配置するとともに、巻き取りリール側に設けられた
テープガイド7を巻き取りリール側傾斜平面に対して垂
直に配置することによって、供給リール2aと、巻き取
りリール2bと、テープガイド5、7のみでテープ走行
経路を構成する。
走行系を実現して小型で薄型の磁気記録再生装置を提供
する。 【解決手段】カセット1内の供給リール2aをドラム6
のテープ入り口点におけるテープ面と垂直でかつ、テー
プ走行方向を含む供給リール側傾斜平面に対して垂直と
なるように配置するとともに、巻き取りリール2bをド
ラム6のテープ出口点におけるテープ面と垂直でかつ、
テープ走行方向を含む巻き取りリール側傾斜平面に対し
て垂直となるように配置し、供給リール2a側に設けら
れたテープガイド5を供給リール側傾斜平面に対して垂
直に配置するとともに、巻き取りリール側に設けられた
テープガイド7を巻き取りリール側傾斜平面に対して垂
直に配置することによって、供給リール2aと、巻き取
りリール2bと、テープガイド5、7のみでテープ走行
経路を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テープカセットを
用いてヘリカルスキャン方式で記録再生を行う磁気記録
再生装置に関する。
用いてヘリカルスキャン方式で記録再生を行う磁気記録
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置では、回転ヘッドを有するドラムにテープを所定のリ
ード角をもって螺旋状に巻き付けて走行させる。一方、
カセットを用いたヘリカルスキャン方式の磁気記録再生
装置では、カセット出口と入り口におけるテープの走行
平面が基準面にそれぞれ平行で、同一高さになるように
各種のテープガイドを用いてテープ走行系を構成してい
る。
置では、回転ヘッドを有するドラムにテープを所定のリ
ード角をもって螺旋状に巻き付けて走行させる。一方、
カセットを用いたヘリカルスキャン方式の磁気記録再生
装置では、カセット出口と入り口におけるテープの走行
平面が基準面にそれぞれ平行で、同一高さになるように
各種のテープガイドを用いてテープ走行系を構成してい
る。
【0003】すなわちテープがドラムに螺旋状に巻き付
けられることによって形成される傾斜平面を走行する傾
いたテープを各ガイド間でねじることなく基準平面に戻
すために、少なくとも1本以上のテープガイドを固定し
た傾斜ポストとして用いている。また、テープの走行に
つれてリールのテープ巻き径が変化することによりテー
プガイドへの巻き付け角も変化することから、リールと
傾斜ポスト、あるいはドラム(傾斜ポストと同じ)との
間には少なくとも1本のテープ走行方向に対して垂直な
テープガイドを使用している。
けられることによって形成される傾斜平面を走行する傾
いたテープを各ガイド間でねじることなく基準平面に戻
すために、少なくとも1本以上のテープガイドを固定し
た傾斜ポストとして用いている。また、テープの走行に
つれてリールのテープ巻き径が変化することによりテー
プガイドへの巻き付け角も変化することから、リールと
傾斜ポスト、あるいはドラム(傾斜ポストと同じ)との
間には少なくとも1本のテープ走行方向に対して垂直な
テープガイドを使用している。
【0004】以上のように従来のヘリカルスキャン方式
の磁気記録再生装置では一対のリールと信号の記録再生
を行う回転ヘッドを有するドラム以外に傾斜ガイドを含
む3本以上のテープガイドを用いている。
の磁気記録再生装置では一対のリールと信号の記録再生
を行う回転ヘッドを有するドラム以外に傾斜ガイドを含
む3本以上のテープガイドを用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のカ
セットを用いたヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置においては、ドラムに螺旋状に巻き付いたテープをカ
セットに戻すためには傾斜した固定ポストが必要不可欠
であり、固定ポストはテープ走行負荷を増加させる原因
となっている。テープ走行負荷の増加を抑えるために傾
斜ポストの巻き付け角を小さくしようとすると、テープ
走行系の占有面積を大きくしなければならない。逆にテ
ープ走行系の占有面積を小さくしようとすると傾斜ポス
トへの巻き付け角が大きくなりテープ走行負荷が増大し
てしまう。
セットを用いたヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置においては、ドラムに螺旋状に巻き付いたテープをカ
セットに戻すためには傾斜した固定ポストが必要不可欠
であり、固定ポストはテープ走行負荷を増加させる原因
となっている。テープ走行負荷の増加を抑えるために傾
斜ポストの巻き付け角を小さくしようとすると、テープ
走行系の占有面積を大きくしなければならない。逆にテ
ープ走行系の占有面積を小さくしようとすると傾斜ポス
トへの巻き付け角が大きくなりテープ走行負荷が増大し
てしまう。
【0006】また、テープ走行系を薄型化するためにド
ラムの傾斜角を小さくしようとすると傾斜平面を走行す
るテープを基準平面に戻すために複数の傾斜した固定ガ
イドが必要になり、これによってテープの走行負荷が増
大するとともにテープガイドの総数が多くなってしまう
という欠点があった。
ラムの傾斜角を小さくしようとすると傾斜平面を走行す
るテープを基準平面に戻すために複数の傾斜した固定ガ
イドが必要になり、これによってテープの走行負荷が増
大するとともにテープガイドの総数が多くなってしまう
という欠点があった。
【0007】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、カセットを
用いたヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置におい
て、最少数のテープガイドでひねりのないテープパスを
構成して小型で薄型の磁気記録再生装置を提供すること
にある。
れたものであり、その目的とするところは、カセットを
用いたヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置におい
て、最少数のテープガイドでひねりのないテープパスを
構成して小型で薄型の磁気記録再生装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明は、カセット内に配置されている供給
リールからテープガイドによって案内されたテープを磁
気ヘッドを有するドラムに所定の角度をもって螺旋状に
巻き付け、該磁気ヘッドにより信号の記録または再生を
行った後、上記カセット内に配置されている巻き取りリ
ールで上記テープを巻き取るように構成された磁気記録
再生装置において、前記供給リールの中心点と前記ドラ
ムのテープ入り口点におけるテープ幅方向の中心とを結
ぶ線を含み上記テープ入り口点におけるテープ面と略垂
直な第1の傾斜平面に対して、上記供給リールの軸心線
が略垂直となるように上記供給リールを配置し、前記巻
き取りリールの中心点と前記ドラムのテープ出口点にお
けるテープ幅方向の中心とを結ぶ線を含み上記テープ出
口点におけるテープ面と略垂直な第2の傾斜平面に対し
て、上記巻き取りリールの軸心線が略垂直となるように
上記巻き取りリールを配置し、前記供給リールと前記テ
ープ入り口点との間に設けられ、前記第1の傾斜平面に
対して略垂直に配置される第1のテープガイドと、前記
巻き取りリールと前記テープ出口点との間に設けられ、
前記第2の傾斜平面に対して略垂直に配置される第2の
テープガイドとを有する。
めに、第1の発明は、カセット内に配置されている供給
リールからテープガイドによって案内されたテープを磁
気ヘッドを有するドラムに所定の角度をもって螺旋状に
巻き付け、該磁気ヘッドにより信号の記録または再生を
行った後、上記カセット内に配置されている巻き取りリ
ールで上記テープを巻き取るように構成された磁気記録
再生装置において、前記供給リールの中心点と前記ドラ
ムのテープ入り口点におけるテープ幅方向の中心とを結
ぶ線を含み上記テープ入り口点におけるテープ面と略垂
直な第1の傾斜平面に対して、上記供給リールの軸心線
が略垂直となるように上記供給リールを配置し、前記巻
き取りリールの中心点と前記ドラムのテープ出口点にお
けるテープ幅方向の中心とを結ぶ線を含み上記テープ出
口点におけるテープ面と略垂直な第2の傾斜平面に対し
て、上記巻き取りリールの軸心線が略垂直となるように
上記巻き取りリールを配置し、前記供給リールと前記テ
ープ入り口点との間に設けられ、前記第1の傾斜平面に
対して略垂直に配置される第1のテープガイドと、前記
巻き取りリールと前記テープ出口点との間に設けられ、
前記第2の傾斜平面に対して略垂直に配置される第2の
テープガイドとを有する。
【0009】また、第2の発明に係るテープカセット
は、テープを供給するための供給リールと、テープを巻
き取るための巻き取りリールと、供給されるテープを案
内する第1のテープガイドと、巻き取られるテープを案
内する第2のテープガイドと、前記第1のテープガイド
を支持する変形可能な第1の変位手段と、前記第2のテ
ープガイドを支持する変形可能な第2の変位手段とを有
する。
は、テープを供給するための供給リールと、テープを巻
き取るための巻き取りリールと、供給されるテープを案
内する第1のテープガイドと、巻き取られるテープを案
内する第2のテープガイドと、前記第1のテープガイド
を支持する変形可能な第1の変位手段と、前記第2のテ
ープガイドを支持する変形可能な第2の変位手段とを有
する。
【0010】上記した構成によれば、全てのテープガイ
ドをローラガイドで構成が可能となり、さらに信号の記
録再生を行うドラムと一対のリールの他に2本のテープ
ガイドのみでテープ走行系を構成でき、ドラムもほぼ垂
直に設けられることから超小型、薄型の磁気記録再生装
置を提供することが可能となる。
ドをローラガイドで構成が可能となり、さらに信号の記
録再生を行うドラムと一対のリールの他に2本のテープ
ガイドのみでテープ走行系を構成でき、ドラムもほぼ垂
直に設けられることから超小型、薄型の磁気記録再生装
置を提供することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を詳細に説明する。まず、本実施形態の概略を
説明する。本実施形態は一対のリールを有するカセット
から磁気テープ(以下テープと呼ぶ)を引き出し、回転
磁気ヘッドを有するドラムに所定の角度だけ螺旋状に巻
き付け、信号の記録再生を行うヘリカルスキャン方式の
磁気記録再生装置において、カセット内の間隙を利用し
カセット内の一対のリールのうち供給リールを前記ドラ
ムのテープ入り口点におけるテープ面と垂直でテープ走
行方向を含む供給リール側傾斜平面に対して垂直となる
ように設置し、カセット内の一対のリールのうち巻き取
りリールを前記ドラムのテープ出口点におけるテープ面
と垂直でテープ走行方向を含む巻き取りリール側傾斜平
面に対して垂直となるように設置する。これによって前
記ドラム以外の全てのテープガイドをテープ走行方向に
対し垂直に設置することが可能となる。さらに、前記ド
ラムを所定の姿勢に設置することにより、カセットマウ
ス内に入り込ませ、カセット内の一対のリールと2本の
テープガイドのみでテープ走行系を構成する。
実施形態を詳細に説明する。まず、本実施形態の概略を
説明する。本実施形態は一対のリールを有するカセット
から磁気テープ(以下テープと呼ぶ)を引き出し、回転
磁気ヘッドを有するドラムに所定の角度だけ螺旋状に巻
き付け、信号の記録再生を行うヘリカルスキャン方式の
磁気記録再生装置において、カセット内の間隙を利用し
カセット内の一対のリールのうち供給リールを前記ドラ
ムのテープ入り口点におけるテープ面と垂直でテープ走
行方向を含む供給リール側傾斜平面に対して垂直となる
ように設置し、カセット内の一対のリールのうち巻き取
りリールを前記ドラムのテープ出口点におけるテープ面
と垂直でテープ走行方向を含む巻き取りリール側傾斜平
面に対して垂直となるように設置する。これによって前
記ドラム以外の全てのテープガイドをテープ走行方向に
対し垂直に設置することが可能となる。さらに、前記ド
ラムを所定の姿勢に設置することにより、カセットマウ
ス内に入り込ませ、カセット内の一対のリールと2本の
テープガイドのみでテープ走行系を構成する。
【0012】図1は本実施形態におけるドラム、テープ
ガイド、リール、カセットの位置関係を示す図であり、
同図を用いてドラム以外のテープガイドを全てテープ走
行方向に対して垂直に設定可能にするための方法を説明
する。
ガイド、リール、カセットの位置関係を示す図であり、
同図を用いてドラム以外のテープガイドを全てテープ走
行方向に対して垂直に設定可能にするための方法を説明
する。
【0013】テープカセット(以下カセットと呼ぶ)1
は基準平面11に対して平行に装着される。ドラム6は
螺旋状テープ案内面の形成された周面をカセット1の開
口部に対向させるとともに基準平面11に対して軸心線
が垂直となるように配置されている。
は基準平面11に対して平行に装着される。ドラム6は
螺旋状テープ案内面の形成された周面をカセット1の開
口部に対向させるとともに基準平面11に対して軸心線
が垂直となるように配置されている。
【0014】一方、カセット1内の供給リール2aおよ
び巻き取りリール2bは、カセット1内の隙間を利用
し、それぞれ所定の姿勢で配置されている。すなわち、
供給リール2aの中心点(テープが巻かれる部分の中心
点)12aと、ドラム6のテープ入り口点13における
テープ幅方向の中心14とを結ぶ線15を含み、ドラム
6のテープ入り口点13におけるテープ面と垂直な平面
(以後、供給リール側傾斜平面と呼ぶ)に対して垂直な
方向に供給リール2aの軸心線Psが設定されている。
び巻き取りリール2bは、カセット1内の隙間を利用
し、それぞれ所定の姿勢で配置されている。すなわち、
供給リール2aの中心点(テープが巻かれる部分の中心
点)12aと、ドラム6のテープ入り口点13における
テープ幅方向の中心14とを結ぶ線15を含み、ドラム
6のテープ入り口点13におけるテープ面と垂直な平面
(以後、供給リール側傾斜平面と呼ぶ)に対して垂直な
方向に供給リール2aの軸心線Psが設定されている。
【0015】また、巻き取りリール2bの中心点(テー
プが巻かれる部分の中心点)12bと、ドラム6のテー
プ出口点16におけるテープ幅方向の中心17とを結ぶ
線18を含み、ドラム6のテープ出口点16におけるテ
ープ面と垂直な平面(以後、巻き取りリール側傾斜平面
と呼ぶ)に対して垂直な方向に巻き取りリール2bの軸
心線Ptが設定されている。
プが巻かれる部分の中心点)12bと、ドラム6のテー
プ出口点16におけるテープ幅方向の中心17とを結ぶ
線18を含み、ドラム6のテープ出口点16におけるテ
ープ面と垂直な平面(以後、巻き取りリール側傾斜平面
と呼ぶ)に対して垂直な方向に巻き取りリール2bの軸
心線Ptが設定されている。
【0016】そして、基準面11から供給リール2aの
中心点12aまでの高さと基準面11から巻き取りリー
ル2bの中心点12bまでの高さとを等しくしている。
また、テープガイド5を前記供給リール側傾斜平面に対
して垂直に設置し、テープガイド7を前記巻き取りリー
ル側傾斜平面に対して垂直に設置することによりテープ
3にひねりを加えること無く一対のリール(供給リール
2a、巻き取りリール2b)を有するカセット1からテ
ープ3を引き出し、回転磁気ヘッドを有するドラム6に
所定の角度だけ螺旋状に巻き付け、信号の記録再生を行
うヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置が可能とな
る。
中心点12aまでの高さと基準面11から巻き取りリー
ル2bの中心点12bまでの高さとを等しくしている。
また、テープガイド5を前記供給リール側傾斜平面に対
して垂直に設置し、テープガイド7を前記巻き取りリー
ル側傾斜平面に対して垂直に設置することによりテープ
3にひねりを加えること無く一対のリール(供給リール
2a、巻き取りリール2b)を有するカセット1からテ
ープ3を引き出し、回転磁気ヘッドを有するドラム6に
所定の角度だけ螺旋状に巻き付け、信号の記録再生を行
うヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置が可能とな
る。
【0017】さらに、ドラム6の姿勢を選択することに
よりドラム6以外のリールを含むテープガイド5、7を
テープ走行方向に対して垂直に設置する関係を保ったま
までドラム6とカセット1の位置関係を変えることが可
能となり、ドラム6の一部をカセット1の切り欠き部内
に入り込ませることで装置の一層の小型化が可能とな
る。
よりドラム6以外のリールを含むテープガイド5、7を
テープ走行方向に対して垂直に設置する関係を保ったま
までドラム6とカセット1の位置関係を変えることが可
能となり、ドラム6の一部をカセット1の切り欠き部内
に入り込ませることで装置の一層の小型化が可能とな
る。
【0018】図2に本実施形態の斜視図を示す。図2は
図1に示すカセット1内に配置された一対のリール2
a、2bがそれぞれ図1で説明したように姿勢の異なる
リールテーブル(図示せず)により傾けられて設置さ
れ、カセット1の切り欠き部内に入り込んだドラム6に
テープ3が所定の角度をもって螺旋状に巻き付いた状態
を示している。
図1に示すカセット1内に配置された一対のリール2
a、2bがそれぞれ図1で説明したように姿勢の異なる
リールテーブル(図示せず)により傾けられて設置さ
れ、カセット1の切り欠き部内に入り込んだドラム6に
テープ3が所定の角度をもって螺旋状に巻き付いた状態
を示している。
【0019】供給リール2a側のテープガイド5は前記
供給リール側傾斜平面に対して垂直に設置され、巻き取
りリール2b側のテープガイド7は前記巻き取りリール
側傾斜平面に対して垂直に設置され、一対のリール(供
給リール2a、巻き取りリール2b)とドラム6の他に
2本のテープガイド5、7のみでテープ3にひねりの無
いテープ走行系が得られる。
供給リール側傾斜平面に対して垂直に設置され、巻き取
りリール2b側のテープガイド7は前記巻き取りリール
側傾斜平面に対して垂直に設置され、一対のリール(供
給リール2a、巻き取りリール2b)とドラム6の他に
2本のテープガイド5、7のみでテープ3にひねりの無
いテープ走行系が得られる。
【0020】次にカセット及び、テープローディングに
ついて図3、4を参照して説明する。図3は、アンロー
ディング状態を示していて、ドラム6と案内溝31とV
溝32を有する供給側ガイド位置決めプレート23、同
様に案内溝とV溝を有する巻き取り側ガイド位置決めプ
レート24がデッキ(再生装置)側ベースに固定されて
いる。一対のリール2a、2b及びテープガイド5、7
を備えたカセット1は矢印25の方向に移動可能となっ
ている。
ついて図3、4を参照して説明する。図3は、アンロー
ディング状態を示していて、ドラム6と案内溝31とV
溝32を有する供給側ガイド位置決めプレート23、同
様に案内溝とV溝を有する巻き取り側ガイド位置決めプ
レート24がデッキ(再生装置)側ベースに固定されて
いる。一対のリール2a、2b及びテープガイド5、7
を備えたカセット1は矢印25の方向に移動可能となっ
ている。
【0021】テープガイド5は、カセット1の下板(変
形可能な薄板)19に取り付けられ、テープガイド5の
位置、姿勢が変えられるように下板19にスリット20
が切ってあり、変形しやすくしてある。テープガイド7
は、カセット1の上板(変形可能な薄板)21に取り付
けられ、テープガイド7の位置、姿勢が変えられるよう
に上板21にスリット22が切ってあり、変形しやすく
してある。アンローディング状態ではカセット1内の一
対のリール2a、2b、2本のテープガイド5、7は基
準面に対して垂直になっている。
形可能な薄板)19に取り付けられ、テープガイド5の
位置、姿勢が変えられるように下板19にスリット20
が切ってあり、変形しやすくしてある。テープガイド7
は、カセット1の上板(変形可能な薄板)21に取り付
けられ、テープガイド7の位置、姿勢が変えられるよう
に上板21にスリット22が切ってあり、変形しやすく
してある。アンローディング状態ではカセット1内の一
対のリール2a、2b、2本のテープガイド5、7は基
準面に対して垂直になっている。
【0022】図4はローディング完了した状態を示して
いる。テープガイド5、7はカセット1をローディング
するに従って案内溝31とV溝32を有する供給側ガイ
ド位置決めプレート23と、巻き取り側ガイド位置決め
プレート24に案内されながら変形しローディング完了
位置においてそれぞれ所定の姿勢を固定される。このと
きテープガイド5、7が取り付けてある2つの板(下板
19、上板21)は、変形によって生ずる弾性力をテー
プガイド5、7の位置、姿勢を保持するための力として
利用することができる。
いる。テープガイド5、7はカセット1をローディング
するに従って案内溝31とV溝32を有する供給側ガイ
ド位置決めプレート23と、巻き取り側ガイド位置決め
プレート24に案内されながら変形しローディング完了
位置においてそれぞれ所定の姿勢を固定される。このと
きテープガイド5、7が取り付けてある2つの板(下板
19、上板21)は、変形によって生ずる弾性力をテー
プガイド5、7の位置、姿勢を保持するための力として
利用することができる。
【0023】ところで、アンローディング状態ではテー
プガイド5は下板19に、テープガイド7は上板21に
垂直になっているが、ローディング完了時には図4に示
すようにそれぞれ下板19、上板21に対して所定角度
だけ傾斜することになる。しかし、図3に示すような下
板および上板へのスリット20および22の設け方によ
っては弾性板の変形に不必要な曲げやねじりなどが発生
し、そのためガイドの傾斜角度が狂ってしまうこともあ
る。その誤差は弾性板の厚みや剛性、あるいはスリット
の長さ等によって変わるが、ローディング完了時のガイ
ドの傾斜方向にスリットを切ることで誤差を少なくでき
る。
プガイド5は下板19に、テープガイド7は上板21に
垂直になっているが、ローディング完了時には図4に示
すようにそれぞれ下板19、上板21に対して所定角度
だけ傾斜することになる。しかし、図3に示すような下
板および上板へのスリット20および22の設け方によ
っては弾性板の変形に不必要な曲げやねじりなどが発生
し、そのためガイドの傾斜角度が狂ってしまうこともあ
る。その誤差は弾性板の厚みや剛性、あるいはスリット
の長さ等によって変わるが、ローディング完了時のガイ
ドの傾斜方向にスリットを切ることで誤差を少なくでき
る。
【0024】図5は、キャプスタン−ピンチローラ方式
によるテープ駆動方法を説明するための図である。この
場合、巻き取りリール側のテープガイド7をゴム製のピ
ンチローラ26で代用し、テープのローディング完了時
にキャプスタン27に押しつけてテープを一定速度で走
行させる。これによりテープガイドの数を増やすことな
くテープ走行系を構成できる。
によるテープ駆動方法を説明するための図である。この
場合、巻き取りリール側のテープガイド7をゴム製のピ
ンチローラ26で代用し、テープのローディング完了時
にキャプスタン27に押しつけてテープを一定速度で走
行させる。これによりテープガイドの数を増やすことな
くテープ走行系を構成できる。
【0025】次に、キャプスタン27を用いず、リール
駆動モータと首ふりギヤを含むギヤ列によりリールを回
転させてテープを駆動する方法を説明する。この場合、
テープを一定速度で走行させるためには、テープ走行に
従って変化するリール径を考慮してリール回転数を変化
させる必要があるが、テープ走行速度と同じ周速で回転
するタイマーローラにより検出したテープ速度によりリ
ール回転数を制御し一定速度でテープを走行させること
が可能となる。
駆動モータと首ふりギヤを含むギヤ列によりリールを回
転させてテープを駆動する方法を説明する。この場合、
テープを一定速度で走行させるためには、テープ走行に
従って変化するリール径を考慮してリール回転数を変化
させる必要があるが、テープ走行速度と同じ周速で回転
するタイマーローラにより検出したテープ速度によりリ
ール回転数を制御し一定速度でテープを走行させること
が可能となる。
【0026】図6はタイマーローラ28を用いたテープ
速度検出機構を示している。デッキ側に摩擦係数の大き
な、例えばゴム製のタイマーローラ28にパルス発生装
置29と検出器30を設け、ローディング完了時にテー
プガイド7をタイマーローラ28に押しつけテープを挟
むことによりテープの走行に従ってタイマーローラ28
が回転しテープ速度を検出することが可能となる。パル
ス発生装置29と検出器30は、例えば多極に着磁され
たロータマグネットとMR素子の組み合わせ、あるい
は、複数のスリットを設けた円盤と光検出器の組み合わ
せ等を用いることで実現できる。以上のようにキャプス
タンを用いない場合でも最小のテープガイドでテープ走
行系を構成できる。
速度検出機構を示している。デッキ側に摩擦係数の大き
な、例えばゴム製のタイマーローラ28にパルス発生装
置29と検出器30を設け、ローディング完了時にテー
プガイド7をタイマーローラ28に押しつけテープを挟
むことによりテープの走行に従ってタイマーローラ28
が回転しテープ速度を検出することが可能となる。パル
ス発生装置29と検出器30は、例えば多極に着磁され
たロータマグネットとMR素子の組み合わせ、あるい
は、複数のスリットを設けた円盤と光検出器の組み合わ
せ等を用いることで実現できる。以上のようにキャプス
タンを用いない場合でも最小のテープガイドでテープ走
行系を構成できる。
【0027】上記した実施形態によれば、カセット内の
隙間を利用し、供給及び巻き取りリールをそれぞれ所定
の姿勢に設置することによりドラム以外のテープガイド
をすべてローラガイドで構成することが可能となる。こ
れにより、テープ走行負荷の増大が抑えられ、テープを
駆動するためのモータとして小型のモータが使用可能と
なるとともに、ガイドの数を増やすことなくドラムを垂
直に近い状態で設置することが可能となる等、小型で薄
型の磁気記録再生装置が得られる。
隙間を利用し、供給及び巻き取りリールをそれぞれ所定
の姿勢に設置することによりドラム以外のテープガイド
をすべてローラガイドで構成することが可能となる。こ
れにより、テープ走行負荷の増大が抑えられ、テープを
駆動するためのモータとして小型のモータが使用可能と
なるとともに、ガイドの数を増やすことなくドラムを垂
直に近い状態で設置することが可能となる等、小型で薄
型の磁気記録再生装置が得られる。
【0028】また、ドラムの姿勢によりドラム以外の全
てのテープガイドをテープ走行方向に対し垂直に設置す
る関係を保ったままドラムとカセットの位置関係を変え
ることが可能であり、ドラムの一部をカセットの切り欠
き部内に入り込ませ、カセット内の2本のテープガイド
前後の所定の位置および姿勢で設置することによりデッ
キ側のテープガイドが不要となってより一層の装置の小
型化、低コスト化が可能となる。
てのテープガイドをテープ走行方向に対し垂直に設置す
る関係を保ったままドラムとカセットの位置関係を変え
ることが可能であり、ドラムの一部をカセットの切り欠
き部内に入り込ませ、カセット内の2本のテープガイド
前後の所定の位置および姿勢で設置することによりデッ
キ側のテープガイドが不要となってより一層の装置の小
型化、低コスト化が可能となる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、全てのテープガイドを
ローラガイドで構成することが可能となり、さらに信号
の記録再生を行うドラムと一対のリールの他に2本のテ
ープガイドのみでテープ走行系を構成でき、ドラムもほ
ぼ垂直に設けられることから超小型、薄型の磁気記録再
生装置を提供することが可能となる。
ローラガイドで構成することが可能となり、さらに信号
の記録再生を行うドラムと一対のリールの他に2本のテ
ープガイドのみでテープ走行系を構成でき、ドラムもほ
ぼ垂直に設けられることから超小型、薄型の磁気記録再
生装置を提供することが可能となる。
【図1】本発明におけるドラム、テープガイド、リー
ル、カセットの位置関係を示す図である。
ル、カセットの位置関係を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わる磁気記録再生装置
の要部の概略斜視図である。
の要部の概略斜視図である。
【図3】カセットのアンローディング状態を示す斜視図
である。
である。
【図4】カセットのローディング完了状態を示す斜視図
である。
である。
【図5】キャプスタンとピンチローラを用いたテープ駆
動方法を説明するための斜視図である。
動方法を説明するための斜視図である。
【図6】タイマーローラを用いたテープ速度検出方法を
説明するための斜視図である。
説明するための斜視図である。
1…テープカセット、2a…供給リール、2b…巻き取
りリール、3…磁気テープ、5,7…テープガイド、6
…ドラム、19…カセットの下板、21…カセットの上
板。
りリール、3…磁気テープ、5,7…テープガイド、6
…ドラム、19…カセットの下板、21…カセットの上
板。
Claims (4)
- 【請求項1】 カセット内に配置されている供給リール
からテープガイドによって案内されたテープを磁気ヘッ
ドを有するドラムに所定の角度をもって螺旋状に巻き付
け、該磁気ヘッドにより信号の記録または再生を行った
後、上記カセット内に配置されている巻き取りリールで
上記テープを巻き取るように構成された磁気記録再生装
置において、 前記供給リールの中心点と前記ドラムのテープ入り口点
におけるテープ幅方向の中心とを結ぶ線を含み上記テー
プ入り口点におけるテープ面と略垂直な第1の傾斜平面
に対して、上記供給リールの軸心線が略垂直となるよう
に上記供給リールを配置し、 前記巻き取りリールの中心点と前記ドラムのテープ出口
点におけるテープ幅方向の中心とを結ぶ線を含み上記テ
ープ出口点におけるテープ面と略垂直な第2の傾斜平面
に対して、上記巻き取りリールの軸心線が略垂直となる
ように上記巻き取りリールを配置し、 前記供給リールと前記テープ入り口点との間に設けら
れ、前記第1の傾斜平面に対して略垂直に配置される第
1のテープガイドと、 前記巻き取りリールと前記テープ出口点との間に設けら
れ、前記第2の傾斜平面に対して略垂直に配置される第
2のテープガイドと、 を有することを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項2】 前記第1、第2のテープガイドは上記カ
セット内に配置されていることを特徴とする請求項1記
載の磁気記録再生装置。 - 【請求項3】 前記第1のテープガイドを支持し変形可
能に構成された第1の変位手段と、前記第2のテープガ
イドを支持し変形可能に構成された第2の変位手段と、
前記第1のテープガイドの位置決めを行なう第1の位置
決め手段と、第2のテープガイドの位置決めを行なう第
2の位置決め手段とを有し、前記第1の変位手段と前記
第1の位置決め手段により前記第1のテープガイドを挟
持し、前記第2の変位手段と前記第2の位置決め手段に
より前記第2のテープガイドを挟持するように構成した
ことを特徴とする請求項2記載の磁気記録再生装置。 - 【請求項4】 テープを供給するための供給リールと、
テープを巻き取るための巻き取りリールと、供給される
テープを案内する第1のテープガイドと、巻き取られる
テープを案内する第2のテープガイドと、前記第1のテ
ープガイドを支持する変形可能な第1の変位手段と、前
記第2のテープガイドを支持する変形可能な第2の変位
手段とを有することを特徴とするテープカセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7238334A JPH0982064A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 磁気記録再生装置及びテープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7238334A JPH0982064A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 磁気記録再生装置及びテープカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0982064A true JPH0982064A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17028667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7238334A Pending JPH0982064A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 磁気記録再生装置及びテープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0982064A (ja) |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP7238334A patent/JPH0982064A/ja active Pending
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