JPH0981735A - 印刷物の目視検査補助装置 - Google Patents

印刷物の目視検査補助装置

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JPH0981735A
JPH0981735A JP7231619A JP23161995A JPH0981735A JP H0981735 A JPH0981735 A JP H0981735A JP 7231619 A JP7231619 A JP 7231619A JP 23161995 A JP23161995 A JP 23161995A JP H0981735 A JPH0981735 A JP H0981735A
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JP7231619A
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Toshio Sato
俊雄 佐藤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査者の労力を軽減し、かつ、誤判別をなくし
て検査ミスの減少が可能となる印刷物の目視検査補助装
置を提供する。 【解決手段】印刷物Pの画像データは画像入力部101 で
入力され、ウインドウ設定部102,104,106 は、この入力
された画像データから予め設定された複数の領域範囲の
画像データのみを抽出し、メモリ103,105,107 に記憶す
る。解像度変換部108 は、画像入力部101 からの画像デ
ータを解像度を粗くした画像データに変換し、メモリ10
9 に記憶する。画像データ合成部111 は、メモリ103,10
5,107,109内の画像データを合成し、画像データ表示部1
14 は、この合成された画像データを表示する。判定入
力部115 は、上記表示された画像データに対して検査者
の印刷良否の判定データを入力し、データ蓄積部113
は、上記表示されている印刷物Pの固有情報と入力され
た良否判定データとを対応させて記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、印刷物
の印刷品質の検査を人間が目視により行なう場合に、印
刷物上の画像データを加工して表示することにより、人
間の目視検査を補助する印刷物の目視検査補助装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷物の印刷品質の検査を行なう
には、人間の目視検査による方法と、画像処理による自
動検査方法とが用いられてきた。前者の人間の目視検査
による方法については、たとえば、特開昭63−244
173号公報に開示されているように、印刷物そのもの
を搬送させ、検査を容易にする印刷物の取扱い機構に関
する省力化の技術が知られている。
【0003】また、後者の画像処理による自動検査方法
では、たとえば、特公平1−47823号公報に開示さ
れているように、印刷物を画像データとしてとらえ、基
準の画像データと比較することにより、両者に差があれ
ば印刷欠陥として検出するという技術が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した印刷物の搬送
により人間の目視検査を補助する装置は、印刷物の搬送
を補助するだけで印刷検査の目視検査の省力効果は低
い。また、実際の人間の目視による印刷検査では、微小
な欠陥と、全体の出来映えを同時に検査する必要があ
り、短時間の検査において検査ミスが発生し易い。
【0005】また、目視検査では、元々微小な欠陥を検
査しにくく、見落としやすいという問題がある。さら
に、同じ印刷物を繰り返し行なう目視検査では、印刷の
許容される位置ずれや、印刷物のハンドリング時の位置
ずれにより、同じ領域に対して視野がずれ、その補正を
肉眼で行なうために検査者への負担がかかるという問題
がある。
【0006】また、画像処理による自動検査装置では、
正常な印刷物のばらつきと微妙な印刷欠陥との区別を行
なうことが困難で、正しい印刷を欠陥と誤判別したり、
欠陥のある印刷を検出できなかったりするという問題が
ある。したがって、人間が行なう印刷検査と同じ判定で
100%誤判別なく検査できる自動検査装置は、現在の
ところ実現できていないのが現状である。
【0007】そこで、本発明は、人間が目視にて行なう
印刷物の検査において、印刷物上の画像データを加工し
て表示することにより、検査者の労力を軽減し、かつ、
誤判別をなくして検査ミスの減少が可能となる印刷物の
目視検査補助装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る印刷物
の目視検査補助装置は、検査対象となる印刷物上の画像
データを入力する画像入力手段と、この画像入力手段に
より入力された画像データから一部分の画像データを分
離する画像分離手段と、この画像分離手段により分離さ
れた画像データと前記画像入力手段により入力された画
像データとを合成する画像合成手段と、この画像合成手
段により合成された画像データを表示する画像表示手段
と、この画像表示手段により表示された画像データに対
する判定データを入力する判定データ入力手段とを具備
している。
【0009】第2の発明に係る印刷物の目視検査補助装
置は、検査対象となる印刷物上の画像データを入力する
画像入力手段と、この画像入力手段により入力された画
像データから一部分の画像データを分離する画像分離手
段と、前記画像入力手段により入力された画像データの
解像度を変換する解像度変換手段と、前記画像分離手段
により分離された画像データと前記解像度変換手段によ
り解像度変換された画像データとを合成する画像合成手
段と、この画像合成手段により合成された画像データを
表示する画像表示手段と、この画像表示手段により表示
された画像データに対する判定データを入力する判定デ
ータ入力手段とを具備している。
【0010】第3の発明に係る印刷物の目視検査補助装
置は、検査対象となる印刷物上の画像データを入力する
画像入力手段と、この画像入力手段により入力された画
像データから一部分の画像データを分離する画像分離手
段と、この画像分離手段により分離された画像データを
記憶する第1の画像記憶手段と、前記画像入力手段によ
り入力された画像データの解像度を変換する解像度変換
手段と、この解像度変換手段により解像度変換された画
像データを記憶する第2の画像記憶手段と、前記第1の
画像記憶手段に記憶された画像データと前記第2の画像
記憶手段に記憶された画像データとを合成する画像合成
手段と、この画像合成手段により合成された画像データ
を表示する画像表示手段と、この画像表示手段により表
示された画像データに対する判定データを入力する判定
データ入力手段と、前記画像合成手段により合成された
画像データと前記判定データ入力手段により入力された
判定データとを対応させて記憶する第3の記憶手段とを
具備している。
【0011】第4の発明に係る印刷物の目視検査補助装
置は、検査対象となる印刷物上の画像データを入力する
画像入力手段と、この画像入力手段により入力された画
像データの全てを記憶する画像記憶手段と、この画像記
憶手段に記憶された画像データに対し特定の領域を設定
する領域設定手段と、前記画像入力手段により入力され
た画像データから前記領域設定手段により設定された特
定領域内の画像データを分離する画像分離手段と、この
画像分離手段により分離された画像データを合成する画
像合成手段と、この画像合成手段により合成された画像
データを表示する画像表示手段と、この画像表示手段に
より表示された画像データに対する判定データを入力す
る判定データ入力手段とを具備している。
【0012】第5の発明に係る印刷物の目視検査補助装
置は、検査対象となる印刷物上の画像データを入力する
画像入力手段と、この画像入力手段により入力された画
像データから前記印刷物の印刷欠陥領域を検出する印刷
欠陥検出手段と、前記画像入力手段により入力された画
像データから一部分の画像データを分離する画像分離手
段と、この画像分離手段により分離された画像データと
前記印刷欠陥検出手段により検出された印刷欠陥領域内
の画像データとを合成する画像合成手段と、この画像合
成手段により合成された画像データを表示する画像表示
手段と、この画像表示手段により表示された画像データ
に対する判定データを入力する判定データ入力手段とを
具備している。
【0013】第6の発明に係る印刷物の目視検査補助装
置は、検査対象となる印刷物上の画像データを入力する
画像入力手段と、この画像入力手段により入力された画
像データから前記印刷物と前記画像入力手段との位置ず
れ量を検出する位置ずれ検出手段と、前記画像入力手段
により入力された画像データから一部分の画像データを
分離する画像分離手段と、前記画像入力手段により入力
された画像データの解像度を変換する解像度変換手段
と、前記画像分離手段により分離された画像データおよ
び前記解像度変換手段により解像度変換された画像デー
タを、前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれ
量に基づき位置を変化させて合成する画像合成手段と、
この画像合成手段により合成された画像データを表示す
る画像表示手段と、この画像表示手段により表示された
画像データに対する判定データを入力する判定データ入
力手段とを具備している。
【0014】第1の発明によれば、印刷物に対してその
画像データを収集し、注視すべき部分画像を表示するこ
とにより、検査ミスをしにくく、かつ、検査者の負担を
軽減して、印刷欠陥の有無の判定データを収集し、選別
するためのデータを作成することができる。
【0015】第2および第3の発明によれば、印刷物に
対してその画像データを収集し、粗い解像度の全体画像
と、細かい解像度の注視すべき部分画像とを一度に表示
することにより、検査ミスをしにくく、かつ、検査者の
負担を軽減して、印刷欠陥の有無の判定データを収集
し、選別するためのデータを作成することができる。
【0016】第4の発明によれば、印刷物に対してその
画像データを収集し、あらかじめ注視すべき部分画像を
最適に設定した後に、注視すべき部分画像を表示するこ
とにより、検査ミスをしにくく、かつ、検査者の負担を
軽減して、印刷欠陥の有無の判定データを収集し、選別
するためのデータを作成することができる。
【0017】第5の発明よれば、印刷物に対してその画
像データを収集して、印刷検査を実施し、注視すべき部
分画像と印刷検査の結果とを一度に表示することによ
り、検査ミスをしにくく、かつ、検査者の負担を軽減し
て、印刷欠陥の有無の判定データを収集し、選別するた
めのデータを作成することができる。
【0018】第6の発明によれば、印刷物に対してその
画像データを収集して、印刷物の位置ずれ量を検出し、
粗い解像度の全体画像と、細かい解像度の注視すべき部
分画像とを、検出した位置ずれ量にしたがって表示位置
を常に一定にしながら一度に表示することにより、検査
ミスをしにくく、かつ、検査者の負担を軽減して、印刷
欠陥の有無の判定データを収集し、選別するためのデー
タを作成することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。まず、第1の実施の形態に
ついて説明する。図1は、第1の実施の形態に係る印刷
物の目視検査補助装置の構成を概略的に示すものであ
る。この印刷物の目視検査補助装置は、画像入力部10
1、(N+2)個の領域設定手段としてのウインドウ設
定部102,104,106,117,121、(N+
3)個の記憶手段としてのメモリ103,105,10
7,109,118,122、解像度変換部108,1
19,120、画像合成手段としての画像データ合成部
111、画像記憶手段としての画像データ蓄積部11
2、画像表示手段としての画像データ表示部114、記
憶手段としてのデータ蓄積部113、判定データ入力手
段としての判定入力部115、および、メモリ制御部1
16から構成されている。
【0020】ここに、ウインドウ設定部102,10
4,106,117,121、メモリ103,105,
107,109,118,122、および、解像度変換
部108,119,120は、画像変換部110を構成
している。
【0021】このような構成により、印刷物P上の画像
データを入力し、その画像データを加工して表示し、人
間の判定データを収集するようになっている。なお、ウ
インドウ設定部117,121、解像度変換部119,
120、メモリ118,122は、以下で述べる機能を
組合わせる例を示すものであるので、ここではこれらを
除いた説明を行なう。
【0022】印刷物Pは、たとえば、図2に示すよう
に、複数の要素から構成されており、同じ物理的特徴を
持つ印刷欠陥であっても領域が異なることで人間の欠陥
に対する感じ方が異なる。したがって、特に注意を必要
とする注視領域が存在するような対象物である。
【0023】印刷物P上の画像データは、画像入力部1
01がデジタルデータとしてとらえ、その座標データを
メモリ制御部116に同時に伝達しながら、1画素ごと
の画像データを画像変換部110に出力する。ここに、
画像入力部101は、たとえば、搬送される印刷物Pの
搬送方向と直交方向に配設されたラインセンサ、その出
力信号を処理(増幅など)する信号処理部、および、そ
の出力をデジタル化するA/D変換部などによって構成
されている。
【0024】N個のウインドウ設定部102,104,
106は、メモリ制御部116から供給される画像の座
標データに基づき、それぞれ接続されたN個のメモリ1
03,105,107に、あらかじめ設定された領域範
囲の画像データのみを記憶させる。このような構成によ
り、印刷物Pに対して、たとえば、図3に示すように、
注視すべき複数の領域(ウインドウ)W1,W2,W3
を設定し、その領域内の画像データだけを分離して記憶
しておくようになっている。
【0025】ウインドウ設定部102,104,106
は、たとえば、図4に示すような構成により実現するこ
とができる。図4において、ウインドウ設定部102,
104,106は、それぞれ比較器401,402,4
03,404、論理積演算部405,406、計数部4
07、書込み信号発生部408、および、バッファ40
9から構成され、画像入力部101から出力される画像
データ、メモリ制御部116から出力される画素対応パ
ルスと画像X座標値および画像Y座標値により、それぞ
れ接続されたN個のメモリ103,105,107に画
像データを書込む信号を発生させるようになっている。
【0026】すなわち、比較器401,402,40
3,404は、それぞれ現在読出されている画像データ
を、あらかじめ設定されているX開始座標値、X終了座
標値、Y開始座標値、Y終了座標値とそれぞれ比較し、
設定されているウインドウの範囲内であれば出力を
“1”とする。ここで、XおよびYは、それぞれ図3に
おけるウインドウW1,W2,W3の横方向、縦方向を
示している。
【0027】論理積演算部405は、比較器401,4
02,403,404の各出力が全て“1”のときのみ
“1”を出力するもので、設定されたウインドウ内の画
像データを読出しているときに“1”となる。論理積演
算部406は、論理積演算部405の出力をゲート信号
として用い、ウインドウ内の画像データを読出している
ときのみ、メモリ制御部116からの画素対応パルスを
出力する。
【0028】計数部407は、論理積演算部406の出
力パルスにしたがって計数値を更新し、それをメモリ1
03,105,107のアドレス信号として出力する。
同時に、書込み信号発生部408は、画素対応パルスを
加工処理することにより、メモリ103,105,10
7へのライト信号を出力する。また、バッファ409
は、画像入力部101からの画像データを受信し、メモ
リ103,105,107へのデータ信号として出力す
る。
【0029】解像度変換部108は、画像入力部101
から出力される画像データを1画素ごとに、その近傍と
平均化することにより、解像度を粗くした画像データに
変換する。解像度変換部108は、たとえば、図5に示
すような構成により実現することができる。図5におい
て、解像度変換部108は、シフトレジスタ501,5
02、平均値演算部503、バッファ504,505、
および、書込み信号発生部506から構成されている。
【0030】すなわち、画像入力部101から出力され
る画像の座標値(X,Y)のデータについて、シフトレ
ジスタ502で1画素シフトして記憶している座標値
(X−1,Y)の画素データと、シフトレジスタ501
で1ラインシフトして記憶している座標値(X,Y−
1)と座標値(X−1,Y−1)の画素データとの平均
を、平均値演算部503が求める。
【0031】バッファ504,505は、メモリ制御部
116から出力される画像のX座標値とY座標値の最下
位ビットをそれぞれ削除し、アドレスを1/2として、
メモリ109に出力する。これにより、平均値演算部5
03から出力される画像データの4つに対して、同じア
ドレスが出力され、4つの画像データのうち最後の書込
みのみが保存されることになり、画像データが縦、横と
も半分の画素数に変換されることになる。また、書込み
信号発生部506は、メモリ制御部116から出力され
る画素対応パルスを加工処理することにより、メモリ1
09へのライト信号を出力する。
【0032】なお、解像度変換部108は、図5に示し
たように1/2に変換するものだけでなく、いかなる縮
小に対しても、本発明の主旨を変えるものではない。こ
のように、画像変換部110は、(N+1)個のメモリ
103,105,107,109に部分領域の画像デー
タ、または、解像度を変換された画像データを記憶した
状態で1枚の印刷物Pの画像データを収集する。
【0033】なお、上述したウインドウ設定部102,
104,106と解像度変換部108は、図1に示すウ
インドウ設定部117,121、解像度変換部119,
120のように組合わせてもよい。
【0034】画像データ合成部111は、(N+1)個
のメモリ103,105,107,109に記憶されて
いる部分領域の画像データ、または、解像度を変換した
画像データを1枚の画像データに合成する。この場合、
図2に示した印刷物Pと、図3に示したウインドウ設定
の例では、たとえば、図6に示すような1枚の画像に合
成する。ここで、601は解像度を粗くした全体画像
で、602,603,604は分離した部分画像に相当
する。
【0035】画像データ合成部111は、たとえば、図
7に示すような構成により実現することができる。図7
において、画像データ合成部111は、合成画像アドレ
ス発生部701、メモリ選択設定部702、アドレス変
換部703,705,707、および、バッファ70
4,706,708,709から構成されている。
【0036】すなわち、合成画像アドレス発生部701
は、図6の左上部から1画素ごと出力する座標データに
相当するアドレス信号を、入力側のメモリのリード信号
とともに出力する。このアドレス信号に対して、アドレ
ス変換部703,705,707が、それぞれの領域に
対してあらかじめ設定した合成画像の位置に対応した形
で、メモリ103,105,107,109へのアドレ
ス値に変換する。
【0037】メモリ選択設定部702は、合成画像アド
レス発生部701が出力するアドレス信号に基づいて、
あらかじめ設定した位置に対応したときにバッファ70
4,706,708の出力を許可し、後段への出力バッ
ファ709へ画像データを伝送する。
【0038】画像データ蓄積部112は、画像データ合
成部111から出力される画像データを一旦記憶するも
ので、たとえば、磁気ディスク装置、光磁気ディスク装
置、あるいは、光ディスク装置などの大容量の画像デー
タを記録できる記憶装置によって構成されている。
【0039】画像データ表示部114は、画像データ蓄
積部112から画像データを読出すことにより、図6に
示したような合成画像を表示するもので、たとえば、図
8に示すようなCRT表示装置あるいは液晶表示装置な
どからなるディスプレイ装置801によって構成されて
いる。
【0040】図6のような合成画像を一度に表示するこ
とにより、解像度の粗い全体画像601により印刷物P
や全体の印刷状態と、解像度の細かい部分画像602,
603,604により印刷物Pの注視すべき領域の状態
とを一度に監視することができ、印刷物Pの印刷品質の
目視検査を、検査者の負担を少なくし、かつ、検査ミス
を少なくして実施することができる。
【0041】判定入力部115は、画像データ表示部1
14で表示された画像データに対して、検査者の印刷良
否の判定データを入力するもので、たとえば、図8に示
すようなスイッチ802によって構成されている。な
お、このスイッチ802の代わりに、たとえば、キーボ
ード、マウス、フットスイッチなどであっても、本発明
の主旨をなんら変えるものではない。
【0042】データ蓄積部113は、画像データ表示部
114で表示されている印刷物Pの固有情報と、判定入
力部115から入力される印刷品質の良否判定データと
を対応させて記憶するものである。ここで、印刷物Pの
固有情報は、印刷物Pを1枚ごとに区別するための情報
で、入力された順番の番号情報や、あらかじめ印刷物P
に含まれているバーコード情報などである。
【0043】データ蓄積部113からは、印刷物Pの固
有情報とその印刷検査結果(良否判定データなど)が出
力されることにより、図示しない選別装置において、印
刷品質の良好な印刷物Pのみが選別されるようになって
いる。
【0044】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図9は、第2の実施の形態に係る印刷物の目視検査
補助装置の構成を概略的に示すものである。第2の実施
の形態は、前述した第1の実施の形態に対して、(N+
1)個のメモリ103,105,107,109の代わ
りに画像データ蓄積部901,902,903,904
を設置し、画像データ蓄積部112を省いたものであ
り、その他の部分については第1の実施の形態と同様で
ある。したがって、第1の実施の形態と同様な部分につ
いては説明を省略あるいは簡略化し、異なる部分につい
てだけ詳細に説明する。
【0045】図9において、印刷物P上の画像データ
は、画像入力部101がデジタルデータとしてとらえ、
その座標データをメモリ制御部116に同時に伝達しな
がら、1画素ごとの画像データを画像変換部110に出
力する。N個のウインドウ設定部102,104,10
6は、メモリ制御部116から供給される画像の座標デ
ータに基づき、それぞれ接続されたN個の画像データ蓄
積部901,902,903に、あらかじめ設定された
領域範囲の画像データのみを記憶させる。このような構
成により、印刷物Pに対して、図3に示すように、注視
すべき複数の領域(ウインドウ)W1,W2,W3を設
定し、その領域内の画像データだけを分離して記憶して
おくようになっている。
【0046】解像度変換部108は、画像入力部101
から出力される画像データを1画素ごとに、その近傍と
平均化することにより、解像度を粗くした画像データに
変換して、画像データ蓄積部904に記憶させる。
【0047】なお、上述したウインドウ設定部102,
104,106と解像度変換部108は、前述した第1
の実施の形態と同様、図1に示すウインドウ設定部11
7,121、解像度変換部119,120のように組合
わせてもよい。
【0048】このように、画像変換部110は、(N+
1)個の画像データ蓄積部901,902,903,9
04に部分領域の画像データ、または、解像度を変換さ
れた画像データを記憶した状態で1枚の印刷物Pの画像
データを収集する。
【0049】画像データ合成部111は、(N+1)個
の画像データ蓄積部901,902,903,904に
記憶されている部分領域の画像データ、または、解像度
を変換した画像データを1枚の画像データに合成する。
この場合、前述した第1の実施の形態と同様、たとえ
ば、図6のような1枚の画像に合成される。
【0050】画像データ表示部114は、画像データ合
成部111から出力される図6のような合成画像を一度
に表示する。図6のような合成画像を表示することによ
り、解像度の粗い全体画像601により印刷物Pや全体
の印刷状態と、解像度の細かい部分画像602,60
3,604により印刷物Pの注視すべき領域の状態とを
一度に監視することができ、印刷物Pの目視検査を、検
査者の負担を少なくし、かつ、検査ミスを少なくして実
施することができる。
【0051】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図10は、第3の実施の形態に係る印刷物の目視検
査補助装置の構成を概略的に示すものである。第3の実
施の形態は、前述した第1の実施の形態に対して、ウイ
ンドウ範囲設定部1001として、メモリ制御部100
2、メモリ1003、パラメータ設定部1004、制御
部1005、端末装置1006、および、画像分割部1
007を追加することにより、N個のウインドウ設定部
102,104,106の各ウインドウ設定範囲を設定
できるようにしたものであり、その他の部分については
第1の実施の形態と同様である。したがって、第1の実
施の形態と同様な部分については説明を省略あるいは簡
略化し、異なる部分についてだけ詳細に説明する。
【0052】図10において、印刷物P上の画像データ
は、画像入力部101によって入力され、メモリ制御部
1002の制御にしたがってメモリ1003に画像デー
タが記憶される。
【0053】端末装置1006は、たとえば、図11に
示すように、入力された画像データを表示するCRT表
示装置あるいは液晶表示装置などからなるディスプレイ
装置1101、および、ウインドウ設定範囲を指定する
マウスなどの指示装置1102によって構成され、ディ
スプレイ装置1101に表示される指示装置1102の
位置を示す矢印1103と、ウインドウ1104とによ
り、注視したい画像の範囲を指定するようになってい
る。
【0054】制御部1005は、端末装置1006によ
って指定された画像範囲の座標データを、パラメータ設
定部1004を介して各ウインドウ設定部102,10
4,106にそれぞれ転送することにより、各ウインド
ウ設定範囲を設定するようになっている。
【0055】また、別のウインドウ設定範囲の設定方法
として、画像分割部1007による領域分割結果を用い
る方法も可能である。メモリ1003に記憶されている
画像データに対して、公知の閾値処理やエッジ検出など
の領域分割処理を用いることにより、部分領域に分割す
る方法である。
【0056】たとえば、印刷物Pの画像の濃度ヒストグ
ラムを図12に示すように作成すると、それぞれの領域
の濃度値について、ピーク1201,1203を中心と
した濃度値範囲1202,1204として特徴づけるこ
とができ、この濃度値範囲1202,1204の値をと
る画素値を抽出することで、図3の印刷物Pに対して、
図13に示すような2つの領域1301,1302を抽
出し、それぞれの領域の画像範囲1303,1304を
求めることができる。
【0057】このような領域分割処理を、画像分割部1
007が実行し、その処理結果である画像範囲の座標値
を出力する。制御部1005は、この出力される画像範
囲の座標データを、パラメータ設定部1004を介して
ウインドウ設定部102,104,106にそれぞれ転
送することにより、各ウインドウ設定範囲を設定するも
のである。
【0058】このように、領域設定(ウインドウ設定範
囲の設定)をオフラインで実施した後、制御部1005
がシステムをオンライン処理に切換えることにより、前
述同様の印刷品質の検査を実施するものであり、その検
査は前述した第1の実施の形態と同様であるので説明は
省略する。
【0059】次に、第4の実施の形態について説明す
る。図14は、第4の実施の形態に係る印刷物の目視検
査補助装置の構成を概略的に示すものである。第4の実
施の形態は、前述した第1の実施の形態に対して、欠陥
検出部1401として、メモリ制御部1402、メモリ
1403、制御部1404、印刷検査部1405、およ
び、欠陥候補画像メモリ1406を追加したものであ
り、その他の部分については第1の実施の形態と同様で
ある。したがって、第1の実施の形態と同様な部分につ
いては説明を省略あるいは簡略化し、異なる部分につい
てだけ詳細に説明する。
【0060】図14において、印刷物P上の画像データ
は、画像入力部101によって入力され、メモリ制御部
1402の制御にしたがってメモリ1403に画像デー
タが記憶される。
【0061】印刷検査部1405は、メモリ1403に
記憶された画像データに対して、印刷欠陥の有無を検査
するもので、たとえば、図15に示すように、基準画像
メモリ1501、メモリ制御部1502、差分演算部1
503、絶対値演算部1504、および、閾値処理部1
505から構成されている。
【0062】すなわち、メモリ制御部1502は、メモ
リ1403および基準画像メモリ1501にそれぞれア
ドレス信号を出力し、そのアドレス信号に呼応してメモ
リ1403および基準画像メモリ1501がそれぞれ画
像データを出力する。その後、差分演算部1503は、
メモリ1403が出力する画像データと、基準画像メモ
リ1501が出力する画像データとの差分値を1画素ご
とに求める。
【0063】絶対値演算部1504は、差分演算部15
03が出力する差分データの絶対値を演算して出力す
る。閾値処理部1505は、絶対値演算部1504から
出力される入力画像と基準画像との1画素ごとの濃度差
の絶対値に対して、あらかじめ設定された閾値と照合す
ることにより、閾値以上の濃度差がある場合には“1”
を、そうでない場合には“0”を出力する。
【0064】このように、印刷検査部1405は、基準
画像と差の大きい入力画像の画素を、図16に示すよう
な2値画像1602,1603として出力するもので、
その結果(つまり、欠陥抽出画像1601)は欠陥候補
画像メモリ1406に記憶される。ここで、図16で
は、抽出された画素1602,1603の印刷物Pにお
ける位置関係をわかりやすくするために、原画像も破線
で描画してある。
【0065】同時に、本装置では、前述同様の目視検査
のための画像加工と表示の処理が行なわれ、印刷物Pの
印刷品質の検査が実施されるが、画像データ合成部11
1以降の処理において若干、第1の実施の形態とは異な
る処理が行なわれる。
【0066】すなわち、画像データ合成部111は、
(N+1)個のメモリ103,105,107,109
に記憶されている部分領域の画像データ、または、解像
度を変換した画像データと、欠陥候補画像メモリ140
6に記憶されている画像データとを1枚の画像データに
合成する。この場合、図2に示した印刷物Pと、図3に
示したウインドウ設定、図16に示した印刷欠陥抽出結
果の例では、たとえば、図17に示すような1枚の画像
に合成する。ここで、1701は解像度を粗くした全体
画像で、1702,1703,1704は部分画像、1
705,1706,1707,1708は欠陥画素に相
当する。
【0067】画像データ蓄積部112は、画像データ合
成部111から出力される画像データを一旦記憶する。
画像データ表示部114は、画像データ蓄積部112か
ら画像データを読出すことにより、図17に示したよう
な合成画像を表示する。
【0068】図17のような合成画像を一度に表示する
ことにより、解像度の粗い全体画像1701により印刷
物Pや全体の印刷状態と、解像度の細かい部分画像17
02,1703,1704により印刷物Pの注視すべき
領域の状態とを、印刷欠陥候補1705,1706,1
707,1708とともに一度に監視することができ、
印刷物Pの目視検査を、検査者の負担を少なくし、か
つ、検査ミスを少なくして実施することができる。
【0069】次に、第5の実施の形態について説明す
る。図18は、第5の実施の形態に係る印刷物の目視検
査補助装置の構成を概略的に示すものである。第5の実
施の形態は、前述した第1の実施の形態に対して、位置
ずれ検出手段としての位置ずれ検出部1801として、
射影データ測定部1802、および、位置ずれ量算出部
1803を追加したものであり、その他の部分について
は第1の実施の形態と同様である。したがって、第1の
実施の形態と同様な部分については説明を省略あるいは
簡略化し、異なる部分についてだけ詳細に説明する。
【0070】図18において、印刷物P上の画像データ
は、画像入力部101によって入力され、射影データ測
定部1802に送られる。射影データ測定部1802
は、たとえば、図19に示すように、画像入力部101
から出力される画像データ1901に対して、横方向に
画素値を累積することで横方向射影データ1902を求
め、縦方向に画像値を累積することで縦方向射影データ
1903を求める。
【0071】位置ずれ量算出部1803は、図19に示
すように、射影データ測定部1802から出力される射
影データ1902,1903について、始めに閾値を越
える座標値1904,1905をそれぞれ求めることに
より、印刷物Pの位置決め基準点1906を求める。そ
の後、位置決め基準点1906の座標値から、位置ずれ
量を求めて出力する。
【0072】同時に、本装置では、前述同様の目視検査
のための画像加工と表示の処理が行なわれ、印刷物Pの
印刷品質の検査が実施されるが、画像データ合成部11
1の処理において若干、第1の実施の形態とは異なる処
理が行なわれる。
【0073】すなわち、画像データ合成部111は、
(N+1)個のメモリ103,105,107,109
に記憶されている部分領域の画像データ、または、解像
度を変換した画像データを1枚の画像データに合成す
る。その際、位置ずれ量算出部1803が出力する位置
ずれ量に基づき合成位置(表示位置)を微調整する。
【0074】画像データ合成部111は、たとえば、図
20に示すような構成により実現することができるが、
基本的には図7と同様な構成である。図20において、
画像データ合成部111は、合成画像アドレス発生部2
001、メモリ選択設定部2002、アドレス変換部2
003,2005,2007、および、バッファ200
4,2006,2008,2009から構成されてい
る。
【0075】すなわち、合成画像アドレス発生部200
1が、図6の左上部から1画素ごと出力する座標データ
に相当するアドレス信号を、入力側のメモリのリード信
号とともに出力する。このアドレス信号に対して、アド
レス変換部2003,2005,2007が、それぞれ
の領域に対してあらかじめ設定した合成画像の位置に対
応した形で、メモリ103,105,107,109へ
のアドレス値に変換する。その際、アドレス変換部20
03,2005,2007は、位置ずれ量算出部180
3が出力する位置ずれ量に基づき、出力するアドレス値
を変更する。具体的には、X座標のずれ量を加減算し、
Y座標のずれ量は画像の横の長さを乗算してから加減算
する。
【0076】メモリ選択設定部2002は、合成画像ア
ドレス発生部2001が出力するアドレス信号に基づい
て、あらかじめ設定した位置に対応したときにバッファ
2004,2006,2008の出力を許可し、後段へ
の出力バッファ2009へ画像データを伝送する。
【0077】なお、上述した第5の実施の形態における
ウインドウ設定部102,104,106のウインドウ
設定は、位置ずれ量算出部1803が出力する位置ずれ
量によって、画像データ表示部114の表示位置を微調
整するために、実際の領域よりも広く設定しておくもの
とする。
【0078】以上説明したように、第1および第2の実
施の形態によれば、印刷物に対してその画像データを収
集し、粗い解像度の全体画像と、細かい解像度の注視す
べき部分画像とを一度に表示することにより、検査ミス
をしにくく、かつ、検査者の負担を軽減して、印刷欠陥
の有無の判定データを収集し、印刷物を選別するための
データを作成する印刷物の目視検査補助装置を実現する
ことができる。
【0079】また、第3の実施の形態によれば、印刷物
に対してその画像データを収集し、あらかじめ注視すべ
き部分画像を最適に設定した後に、粗い解像度の全体画
像と、細かい解像度の注視すべき部分画像とを一度に表
示することにより、検査ミスをしにくく、かつ、検査者
の負担を軽減して、印刷欠陥の有無の判定データを収集
し、印刷物を選別するためのデータを作成する印刷物の
目視検査補助装置を実現することができる。
【0080】また、第4の実施の形態によれば、印刷物
に対してその画像データを収集して、印刷品質の検査を
実施し、粗い解像度の全体画像と、細かい解像度の注視
すべき部分画像と印刷検査の結果とを一度に表示するこ
とにより、検査ミスをしにくく、かつ、検査者の負担を
軽減して、印刷欠陥の有無の判定データを収集し、印刷
物を選別するためのデータを作成する印刷物の目視検査
補助装置を実現することができる。
【0081】また、第5の実施の形態によれば、印刷物
に対してその画像データを収集して、印刷物の位置ずれ
量を検出し、粗い解像度の全体画像と、細かい解像度の
注視すべき部分画像とを、検出した位置ずれ量にしたが
って表示位置を常に一定にしながら一度に表示すること
により、検査ミスをしにくく、かつ、検査者の負担を軽
減して、印刷欠陥の有無の判定データを収集し、印刷物
を選別するためのデータを作成する印刷物の目視検査補
助装置を実現することができる。
【0082】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、人
間が目視にて行なう印刷物の検査において、印刷物上の
画像データを加工して表示することにより、検査者の労
力を軽減し、かつ、誤判別をなくして検査ミスの減少が
可能となる印刷物の目視検査補助装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る印刷物の目視
検査補助装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図2】印刷物の一例を示す図。
【図3】設定されるウインドウの例を説明する図。
【図4】ウインドウ設定部の構成を概略的に示すブロッ
ク図。
【図5】解像度変換部の構成を概略的に示すブロック
図。
【図6】画像データ合成部が出力する合成画像の一例を
示す図。
【図7】画像データ合成部の構成を概略的に示すブロッ
ク図。
【図8】画像データ表示部および判定入力部の一例を示
す外観斜視図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る印刷物の目視
検査補助装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る印刷物の目
視検査補助装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図11】ウインドウ範囲設定部における端末装置の一
例を示す外観斜視図。
【図12】ウインドウ範囲設定部における画像分割部が
作成する濃度ヒストグラムの一例を示す概念図。
【図13】同じく画像分割部が出力するウインドウ範囲
の一例を示す図。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る印刷物の目
視検査補助装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図15】印刷検査部の構成を概略的に示すブロック
図。
【図16】印刷検査部が出力する欠陥検出2値画像の一
例を示す図。
【図17】画像データ合成部が出力する合成画像の一例
を示す図。
【図18】本発明の第5の実施の形態に係る印刷物の目
視検査補助装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図19】射影データ測定部が出力する射影データと位
置ずれ量算出部が出力する印刷物の位置基準を示す概念
図。
【図20】画像データ合成部の構成を概略的に示すブロ
ック図。
【符号の説明】
P……印刷物、101……画像入力部、102,10
4,106,117,121……ウインドウ設定部、1
03,105,107,109,118,122……メ
モリ、108,119,120……解像度変換部、11
0……画像変換部、111……画像データ合成部、11
2……画像データ蓄積部、113……データ蓄積部、1
14……画像データ表示部、115……判定入力部、1
16……メモリ制御部、W1,W2,W3……ウインド
ウ、601……粗い解像度の全体画像データ、602,
603,604……細かい解像度の注視すべき部分画像
データ、901〜904……画像データ蓄積部、100
1……ウインドウ範囲設定部、1004……パラメータ
設定部、1201,1203……濃度ヒストグラムのピ
ーク濃度、1202,1204……ピークを中心とした
同質領域の濃度値範囲、1401……欠陥検出部、14
05……印刷検査部、1406……欠陥候補画像メモ
リ、1601……欠陥抽出画像、1602,1603…
…抽出した欠陥画素、1801……位置ずれ検出部、1
802……射影データ測定部、1803……位置ずれ量
算出部、1901……画像データ、1902,1903
……射影データ、1904,1905……射影データが
始めて閾値を越える座標値、1906……印刷の位置決
め点。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象となる印刷物上の画像データを
    入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力された画像データから一部
    分の画像データを分離する画像分離手段と、 この画像分離手段により分離された画像データと前記画
    像入力手段により入力された画像データとを合成する画
    像合成手段と、 この画像合成手段により合成された画像データを表示す
    る画像表示手段と、 この画像表示手段により表示された画像データに対する
    判定データを入力する判定データ入力手段と、 を具備したことを特徴とする印刷物の目視検査補助装
    置。
  2. 【請求項2】 検査対象となる印刷物上の画像データを
    入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力された画像データから一部
    分の画像データを分離する画像分離手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データの解像度
    を変換する解像度変換手段と、 前記画像分離手段により分離された画像データと前記解
    像度変換手段により解像度変換された画像データとを合
    成する画像合成手段と、 この画像合成手段により合成された画像データを表示す
    る画像表示手段と、 この画像表示手段により表示された画像データに対する
    判定データを入力する判定データ入力手段と、 を具備したことを特徴とする印刷物の目視検査補助装
    置。
  3. 【請求項3】 前記解像度変換手段による解像度の変換
    は、画像データの解像度を粗くすることにより画像をぼ
    かすことである請求項2記載の印刷物の目視検査補助装
    置。
  4. 【請求項4】 検査対象となる印刷物上の画像データを
    入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力された画像データから一部
    分の画像データを分離する画像分離手段と、 この画像分離手段により分離された画像データを記憶す
    る第1の画像記憶手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データの解像度
    を変換する解像度変換手段と、 この解像度変換手段により解像度変換された画像データ
    を記憶する第2の画像記憶手段と、 前記第1の画像記憶手段に記憶された画像データと前記
    第2の画像記憶手段に記憶された画像データとを合成す
    る画像合成手段と、 この画像合成手段により合成された画像データを表示す
    る画像表示手段と、 この画像表示手段により表示された画像データに対する
    判定データを入力する判定データ入力手段と、 前記画像合成手段により合成された画像データと前記判
    定データ入力手段により入力された判定データとを対応
    させて記憶する第3の記憶手段と、 を具備したことを特徴とする印刷物の目視検査補助装
    置。
  5. 【請求項5】 検査対象となる印刷物上の画像データを
    入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力された画像データの全てを
    記憶する画像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶された画像データに対し特定の
    領域を設定する領域設定手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データから前記
    領域設定手段により設定された特定領域内の画像データ
    を分離する画像分離手段と、 この画像分離手段により分離された画像データを合成す
    る画像合成手段と、 この画像合成手段により合成された画像データを表示す
    る画像表示手段と、 この画像表示手段により表示された画像データに対する
    判定データを入力する判定データ入力手段と、 を具備したことを特徴とする印刷物の目視検査補助装
    置。
  6. 【請求項6】 前記領域設定手段は、前記画像記憶手段
    に記憶された画像データに対し、その画像データの濃度
    値に基づいて特定の領域を設定することを特徴とする請
    求項5記載の印刷物の目視検査補助装置。
  7. 【請求項7】 検査対象となる印刷物上の画像データを
    入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力された画像データから前記
    印刷物の印刷欠陥領域を検出する印刷欠陥検出手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データから一部
    分の画像データを分離する画像分離手段と、 この画像分離手段により分離された画像データと前記印
    刷欠陥検出手段により検出された印刷欠陥領域内の画像
    データとを合成する画像合成手段と、 この画像合成手段により合成された画像データを表示す
    る画像表示手段と、 この画像表示手段により表示された画像データに対する
    判定データを入力する判定データ入力手段と、 を具備したことを特徴とする印刷物の目視検査補助装
    置。
  8. 【請求項8】 前記画像表示手段は、前記印刷欠陥領域
    内の画像データを他の画像データよりも強調して表示す
    ることを特徴とする請求項7記載の印刷物の目視検査補
    助装置。
  9. 【請求項9】 検査対象となる印刷物上の画像データを
    入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力された画像データから前記
    印刷物と前記画像入力手段との位置ずれ量を検出する位
    置ずれ検出手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データから一部
    分の画像データを分離する画像分離手段と、 前記画像入力手段により入力された画像データの解像度
    を変換する解像度変換手段と、 前記画像分離手段により分離された画像データおよび前
    記解像度変換手段により解像度変換された画像データ
    を、前記位置ずれ検出手段により検出された位置ずれ量
    に基づき位置を変化させて合成する画像合成手段と、 この画像合成手段により合成された画像データを表示す
    る画像表示手段と、 この画像表示手段により表示された画像データに対する
    判定データを入力する判定データ入力手段と、 を具備したことを特徴とする印刷物の目視検査補助装
    置。
  10. 【請求項10】 前記位置ずれ検出手段は、前記画像入
    力手段により入力された画像データに対し横方向および
    縦方向の各射影データをそれぞれ求め、この求めた各射
    影データをあらかじめ設定される閾値とそれぞれ比較す
    ることにより、前記印刷物の位置決め基準点を求め、こ
    の求めた基準点の座標値から位置ずれ量を検出すること
    を特徴とする請求項9記載の印刷物の目視検査補助装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000149031A (ja) * 1998-11-09 2000-05-30 Canon Inc 画像処理装置及び方法並びに記憶媒体
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