JPH0981310A - 操作者の位置検出装置及びこれを用いた表示制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者の位置を検出するための操作者の位置
検出装置及びこれを用いた表示制御装置に関し、簡易な
構成で、操作者の動きを検出する。 【解決手段】 操作者の位置を検出し、検出位置に応じ
て表示内容を制御するための表示制御装置において、操
作者に、赤外線反射部材５０〜５５又は赤外線発光手段
７を装着する。そして、この装着した部材からの赤外線
を撮像する二次元撮像手段１９と、二次元撮像手段１９
の出力から、前記赤外線反射手段の位置を検出する位置
検出手段２３と、位置検出手段２３の検出位置に応じ
て、表示内容を制御するための制御手段１０〜１７とを
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、操作者の位置を検
出するための操作者の位置検出装置及びこれを用いた表
示制御装置に関し、特に操作者の体の動きを検出するた
めの操作者の位置検出装置及びこれを用いた表示制御装
置に関する。

【０００２】近年、テレビゲーム装置は、広く利用され
ている。このようなテレビゲーム装置において、テレビ
ゲームを遊ぶには、操作者（プレーヤー）が、何らかの
入力をする必要がある。

【０００３】

【従来の技術】従来、テレビゲーム装置には、十字カー
ソルキーと、コマンドスイッチとが設けられたコントロ
ーラが用いられていた。そして、プレーヤーが、コント
ローラを両手で操作して、画面のキャラクター等を動か
し、プレーしていた。

【０００４】このコントローラによる方法は、画面のキ
ャラクター等の移動方向を指で入力するものである。こ
のため、ゲームの内容によっては、臨場感にかけるとい
う問題があった。

【０００５】このため、プレーヤーの動きを認識する装
置が提案されている。この装置は、ビデオカメラと、パ
ーソナルコンピュータとを有している。そして、パーソ
ナルコンピュータのソフトウェアにおいて、体の輪郭線
からプレーヤーのポーズを認識する。パーソナルコンピ
ュータには、予め動作ポーズを記憶させておき、プレー
ヤーがそれと同じポーズをとると、画面のキャラクター
が、同じ様に動くという動作を行うものであった。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プレーヤーの輪郭線を抽出して、プレーヤーのポーズを
認識する方法は、プレーヤーの輪郭線の抽出に手間がか
かる。このため、構成が複雑となり、装置が大型化し且
つ装置が高価となるという問題があった。

【０００７】従って、本発明の目的は、簡単な構成で、
プレーヤーの体の動きを検出するための操作者の位置検
出装置及びこれを用いた表示制御装置を提供するにあ
る。

【０００８】本発明の他の目的は、小型な構成により、
プレーヤーの体の動きを検出するための操作者の位置検
出装置及びこれを用いた表示制御装置を提供するにあ
る。

【０００９】本発明の別の目的は、安価な構成により、
プレーヤーの体の動きを検出するための操作者の位置検
出装置及びこれを用いた表示制御装置を提供するにあ
る。

【００１０】

【課題を解決するための手段】この目的の達成のため、
本発明の請求項１は、検出位置に応じて表示内容を制御
するため、操作者の位置を検出する操作者の位置検出装
置において、赤外線を発光する赤外線発光手段と、前記
操作者に設けられ、前記赤外線発光手段からの赤外線を
反射する赤外線反射手段と、前記反射された赤外線を撮
像する二次元撮像手段と、前記二次元撮像手段の出力か
ら、前記赤外線反射手段の位置を検出する位置検出手段
とを有することを特徴とする。

【００１１】又、本発明の請求項２は、検出位置に応じ
て表示内容を制御するため、操作者の位置を検出する操
作者の位置検出装置において、前記操作者に設けられ、
赤外線を発光する赤外線発光手段と、前記発光された赤
外線を撮像する二次元撮像手段と、前記二次元撮像手段
の出力から、前記赤外線発光手段の位置を検出する位置
検出手段とを有することを特徴とする。

【００１２】本発明の請求項３は、操作者の位置を検出
し、検出位置に応じて表示内容を制御するための表示制
御装置において、赤外線を発光する赤外線発光手段と、
前記操作者に設けられ、前記赤外線発光手段からの赤外
線を反射する赤外線反射手段と、前記反射された赤外線
を撮像する二次元撮像手段と、前記二次元撮像手段の出
力から、前記赤外線反射手段の位置を検出する位置検出
手段と、前記位置検出手段の検出位置に応じて、表示内
容を制御するための制御手段とを有することを特徴とす
る。

【００１３】本発明の請求項４は、操作者の位置を検出
し、検出位置に応じて表示内容を制御するための表示制
御装置において、前記操作者に設けられ、赤外線を発光
する赤外線発光手段と、前記発光された赤外線を撮像す
る二次元撮像手段と、前記二次元撮像手段の出力から、
前記赤外線発光手段の位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段の検出位置に応じて、表示内容を制御
するための制御手段とを有することを特徴とする。

【００１４】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の第１の実施例説
明図、図２は、本発明の第１の実施例ブロック図、図３
は、本発明の第１の実施例実装図、図４は、図２におけ
る信号処理回路の構成図、図５は、図２における検出回
路の構成図、図６は本発明の第１の実施例画面処理フロ
ー図である。

【００１５】図１に示すように、テレビゲーム装置１
は、テレビジョン４の上に搭載される。このテレビゲー
ム装置１は、表示出力線２と、音声出力線３とを有す
る。これら両出力線２、３は、テレビジョン４に接続さ
れる。テレビゲーム装置１は、後述するように、装置前
面に赤外線を発光し、装置前面からの反射された赤外光
を受光する。

【００１６】一方、プレーヤー６は、テレビジョン４の
前に位置し、テレビジョン４の画面４０を見ながら、プ
レーする。プレーヤー６の手首には、赤外線反射部材５
０、５１が設けられている。又、プレーヤー６の足首に
は、赤外線反射部材５２、５３が設けられている。赤外
線反射部材５０〜５３は、例えば、アルミニウム等の金
属箔で構成されている。

【００１７】図２に示すように、赤外線発光素子８は、
赤外線発光ダイオード等で構成されている。赤外線発光
素子８は、テレビゲーム装置１の前面に、赤外線を照射
する。スイッチ回路９は、赤外線発光素子９を、後述す
る主プロセッサ１０の制御の元に、オン／オフ制御する
ためのものである。

【００１８】主プロセッサ１０は、テレビゲームの主制
御を実行するものである。システムバス１１は、主プロ
セッサ１０と、後述するＲＯＭ１２、ＲＡＭ１３、ＶＤ
Ｐ１４、ＦＭＳＧ１７、Ｉ／Ｏポート２４とを接続する
ためのものである。

【００１９】ＲＯＭ１２は、ゲームプログラム等を格納
するものである。ＲＯＭ１２は、周知のＲＯＭカートリ
ッジ、ＣＤ−ＲＯＭ等で構成される。ＲＡＭ１３は、主
プロセッサ１０のワークメモリとして、使用されるもの
である。

【００２０】ビデオプロセッサ（ＶＤＰ）１４は、主プ
ロセッサ１０の指示に応じて、ＲＯＭ１２のゲームプロ
グラムの画像データを画像信号に変換する。ビデオＲＡ
Ｍ１５は、ビデオプロセッサ１４の画像信号作成処理の
ために利用される。

【００２１】エンコーダー１６は、ビデオプロセッサ１
４からの画像信号をビデオ信号に変換する。ＦＭ音源回
路１７は、主プロセッサ１０からの指示により、音声信
号を発生する。

【００２２】尚、主プロセッサ１０からＦＭ音源１７ま
でが、表示制御手段を構成する。

【００２３】レンズ１８には、赤外線フィルターが設け
られている。そして、レンズ１８は、二次元撮像デバイ
ス１９の前に設けられる。二次元撮像デバイス１９は、
ＣＣＤ（Charge Coupled Device ）で構成されている。
二次元撮像デバイス１９は、レンズ１８により入力され
る二次元の画像をビデオ信号に変換するものである。

【００２４】ドライバ−２０は、クロック源２１からの
クロックに従って、二次元撮像デバイス１９を駆動す
る。クロック源２１は、ドライバー２０、信号処理回路
２２、検出回路２３に、駆動クロックを供給する。

【００２５】信号処理回路２２は、信号配置プロセッサ
（Signal Disposal Processor)で構成されている。この
信号処理回路２２の構成は、図４により後述する。検出
回路２３は、信号処理回路２２の出力により、二次元の
位置を検出するためのものである。検出回路２３の構成
は、図５により後述する。Ｉ／Ｏポート２４は、システ
ムバス１１とスイッチ回路９及び検出回路２３とを接続
する。

【００２６】ビデオ出力端子２５は、エンコーダー１６
のビデオ信号を出力する端子である。ビデオ出力端子２
５は、表示出力線２に接続される。音声出力端子２６
は、ＦＭ音源回路１７の音声信号を出力する端子であ
る。音声出力端子２６は、音声出力線３に接続される。

【００２７】次に、このテレビゲーム装置１の実装構成
について、説明する。図３に示すように、下キャビネッ
ト３２に、主プリント板３４が搭載される。この主プリ
ント板３４には、レンズ１８、二次元撮像デバイス１９
及び赤外線発光素子８以外の各回路が搭載される。

【００２８】一方、上キャビネット３０は、前面部３１
を有する。この前面部３１には、サブプリント板３３が
取り付けられる。サブプリント板３３には、レンズ１
８、二次元撮像デバイス１９及び赤外線発光素子８が搭
載される。サブプリント板３３と主プリント板３４は、
ケーブルコネクタ３５により接続される。

【００２９】そして、上キャビネット３１は、下キャビ
ネット３２に嵌め合わされる。これにより、図１に示し
たテレビゲーム装置が完成する。

【００３０】図４により、図２に示した信号処理回路の
構成について、説明する。信号処理回路２２は、例え
ば、Texas Instrument社製のTCK-255A CCDボードで構成
されている。図４に示すように、サンプルホールド回路
４０は、二次元撮像デバイス１９からのビデオ信号をサ
ンプル／ホールドする。ＡＧＣアンプ４１は、サンプル
ホールド回路４０の出力のゲインを自動制御する。

【００３１】ガンマ補正アンプ４２は、ＡＧＣアンプ４
１の出力を、ガンマ補正して、アパチャーアンプ４３に
出力する。ドライバ−４４は、アパチャーアンプ４３の
出力を駆動して、検出回路２３に出力する。

【００３２】次に、図５により、図２に示した検出回路
の構成について、説明する。Ｘ位置カウンター４５は、
画面上のＸ方向の位置を示すものである。Ｘ位置カウン
ター４５は、水平同期信号Ｈｓｙｎｃでリセットされ、
駆動クロックを計数する。Ｙ位置カウンター４６は、画
面上のＹ方向の位置を示すものである。Ｙ位置カウンタ
ー４６は、垂直同期信号Ｖｓｙｎｃでリセットされ、水
平同期信号Ｈｓｙｎｃを計数する。

【００３３】位置検出回路４７は、信号処理回路２２か
らのビデオ信号を２値化する２値化回路と、２値化回路
の出力により、Ｘ位置カウンター４５のＸ位置及びＹ位
置カウンター４６のＹ位置をラッチするラッチ回路とを
有する。このラッチ回路の内容が、位置検出信号とし
て、出力される。

【００３４】次に、図６により、図１及び図２の実施例
の動作を説明する。図６は、図１に示すサッカーのペナ
ルティーキックのゲームを示すものである。そして、プ
レーヤーの動きに合わせて、画面のゴールキーパーを動
作させるものである。

【００３５】（Ｓ１）図示しないスタートキーの押下に
より、主プロセッサ１０は、背景とキャラクターＡ（ゴ
ールキーパー）を表示するように、ビデオプロセッサ１
４に指示する。これにより、テレビジョン４の画面４０
には、背景とキャラクターＡ（ゴールキーパー）が表示
される。

【００３６】（Ｓ２）主プロセッサ１０は、Ｉ／Ｏポー
ト２４を介して、検出回路２３の出力を読み取り、キャ
ラクターＡ（プレーヤー）６の位置を検出する。ここ
で、赤外線発光素子８は、常に、テレビジョン４の前面
に、赤外線を照射している。そして、二次元撮像デバイ
ス１９は、テレビジョン４の前面の赤外線画像を撮像し
ている。このため、検出回路２３は、図１に示したプレ
ーヤー６の赤外線反射部材５０〜５３の位置を出力す
る。

【００３７】主プロセッサ１０は、この検出位置をＲＡ
Ｍ１３に保持しておく。

【００３８】（Ｓ３）次に、主プロセッサ１０は、キャ
ラクターＢ（キッカー）がボールをキックする場面を表
示するように、ビデオプロセッサ１４に指示する。これ
により、テレビジョン４の画面４０には、キャラクター
Ｂ（キッカー）がボールをキックする場面が表示され
る。

【００３９】（Ｓ４）この表示画面に応じて、図１に示
すように、プレーヤー６は、ボールを捕らえる動きをす
る。主プロセッサ１０は、再度Ｉ／Ｏポート２４を介し
て、検出回路２３の出力を読み取り、キャラクターＡ
（プレーヤー）６の位置を検出する。

【００４０】そして、主プロセッサ１０は、ステップＳ
２で検出した位置と、ステップＳ４で検出した位置とか
ら、移動量を算出する。

【００４１】（Ｓ５）主プロセッサ１０は、移動量に応
じて、キャラクターＡを選択し、表示位置を、ビデオプ
ロセッサ１４に指示する。これにより、テレビジョン４
の画面４０には、選択されたキャラクターＡのパターン
が指定された位置に表示される。

【００４２】例えば、図１の例では、キャラクターＡと
して、斜めに延びたキャラクターＡが選択される。そし
て、キャラクターＡは、移動量に対応した位置に表示さ
れる。

【００４３】（Ｓ６）主プロセッサ１０は、ステップＳ
４で検出位置により、キャラクターＡとボールが接触し
たかを判定する。主プロセッサ１０は、接触しないと判
定すると、主プロセッサ１０は、ゴール表示を、ビデオ
プロセッサ１４に指示する。これにより、テレビジョン
４の画面４０には、ゴール表示がなされる。

【００４４】（Ｓ７）主プロセッサ１０は、接触したと
判定すると、ＮＯゴール表示を、ビデオプロセッサ１４
に指示する。これにより、テレビジョン４の画面４０に
は、ＮＯゴールが表示される。そして、主プロセッサ１
０は、得点表示を、ビデオプロセッサ１４に指示する。
これにより、テレビジョン４の画面４０には、得点が表
示される。

【００４５】（Ｓ８）主プロセッサ１０は、図示しない
リセットキー等のゲーム終了キーが押されたかを検出す
る。主プロセッサ１０は、ゲームが終了でないなら、ス
テップＳ２に戻る。一方、ゲーム終了なら、終了する。

【００４６】このようにして、プレーヤーの体の動きを
検出して、検出位置に合わせてキャラクター（ストライ
プ）の表示位置を制御するため、臨場感あるゲームのプ
レーが可能となる。

【００４７】又、赤外線を使用するため、可視光との区
別ができ、プレーヤー（ターゲット）の動きを適切に検
出できる。赤外線発光素子と、その反射部材と、二次元
撮像素子を用いて構成するため、簡易な構成で、プレー
ヤーの動きを検出できる。

【００４８】更に、二次元撮像素子は、モノクロのビデ
オカメラで構成できるため、安価に実現することができ
る。しかも、キャビネットに一体化できるため、小型に
実現することができる。

【００４９】この赤外線反射部材は、プレーヤー６の必
要な部位に装着すれば良く、ゲーム内容に合わせて、プ
レーヤー６の種々の位置に装着することができる。又、
装着箇所は、１か所でも良く、ゲーム内容に応じて、選
択できる。

【００５０】図７は、本発明の第２の実施例説明図、図
８は、本発明の第２の実施例画像処理フロー図である。

【００５１】図７において、図１及び図２で示したもの
と同一のものは、同一の記号で示してある。図７は、マ
ラソンゲームを示している。プレーヤー６の足首には、
赤外線反射部材５４、５５が装着されている。そして、
このゲームでは、プレーヤー６の足の動きにより、画面
４０の背景のスクロール速度が制御される。

【００５２】図７において、テレビゲーム装置１は、図
１及び図２で示した構成のものと同一である。そして、
テレビゲーム装置１は、出力線２、３によりテレビジョ
ン４に接続される。

【００５３】図８により、処理動作について、説明す
る。

【００５４】（Ｓ１０）図示しないスタートキーの押下
により、主プロセッサ１０は、背景とキャラクター（ラ
ンナー）を表示するように、ビデオプロセッサ１４に指
示する。これにより、テレビジョン４の画面４０には、
背景とキャラクター（ランナー）が表示される。

【００５５】（Ｓ１１）主プロセッサ１０は、Ｉ／Ｏポ
ート２４を介して、検出回路２３の出力を読み取り、プ
レーヤー６の現在位置を検出する。ここで、赤外線発光
素子８は、常に、テレビジョン４の前面に、赤外線を照
射している。そして、二次元撮像デバイス１９は、テレ
ビジョン４の前面の赤外線画像を撮像している。このた
め、検出回路２３は、図７に示したプレーヤー６の赤外
線反射部材５４〜５５の位置を出力する。

【００５６】主プロセッサ１０は、この検出位置をＲＡ
Ｍ１３に保持しておく。

【００５７】（Ｓ１２）次に、主プロセッサ１０は、再
度Ｉ／Ｏポート２４を介して、検出回路２３の出力を読
み取り、プレーヤー６の位置を検出する。

【００５８】（Ｓ１３）そして、主プロセッサ１０は、
ステップＳ１１で検出した位置と、ステップＳ１２で検
出した位置とから、移動量を算出する。

【００５９】（Ｓ１３）主プロセッサ１０は、移動量に
応じて、背景のスクロール速度を、ビデオプロセッサ１
４に指示する。そして、主プロセッサ１０は、移動量に
応じて、キャラクターの足運びを選択切り換えするよう
に、ビデオプロセッサ１４に指示する。これにより、テ
レビジョン４の画面４０には、指示された背景速度で、
指示された足の切り換え速度のキャラクターが表示され
る。

【００６０】（Ｓ１４）主プロセッサ１０は、背景がゴ
ールに到達したかを調べる。背景がゴールに到達してい
ないと、ステップＳ１２に戻る。

【００６１】（Ｓ１５）逆に、背景がゴールに到達して
いると、主プロセッサ１０は、ビデオプロセッサ１４
に、ゴールインの表示を指示する。これにより、テレビ
ジョン４の画面４０には、ゴールインの表示がなされ、
終了する。

【００６２】このようにして、赤外線による検出位置結
果に応じて、背景をストライプとして制御しても良い。

【００６３】図９は、本発明の第３の実施例説明図、図
１０は、本発明の第３の実施例ブロック図である。

【００６４】図９において、図１及び図７で示したもの
と同一のものは、同一の記号で示してある。図９は、絵
描きゲームを示している。プレーヤー６は、発光ペン７
を有している。発光ペン７は、ペンに、赤外線発光ダイ
オードを設けて構成したものである。そして、このゲー
ムでは、プレーヤー６の発光ペン７の動きにより、画面
４０に、その軌跡が表示される。

【００６５】図９において、テレビゲーム装置１−１
は、図１０に示すように、図２の構成のものから、赤外
線発光素子８とスイッチ回路９とを削除したものであ
る。尚、図１０において、図２で説明したものと同一の
ものは、同一の記号で示してある。このテレビゲーム装
置１は、出力線２、３によりテレビジョン４に接続され
る。

【００６６】即ち、この実施例は、プレーヤー６に、発
光ペンを持たせ、且つテレビゲーム装置から赤外線発光
素子８とスイッチ回路９とを削除したものである。第１
の実施例を反射タイプとすると、この第３の実施例は、
受光タイプのものである。

【００６７】そして、プレーヤー６の発光ペン７の動き
に従い、テレビジョン４の画面４０の表示内容を制御す
る。

【００６８】この実施例において、二次元撮像デバイス
１９は、テレビジョン４の前面の赤外線画像を撮像して
いる。このため、検出回路２３は、プレーヤー６の赤外
線発光ペン７の位置を出力する。

【００６９】このようにしても、プレーヤーの体の動き
を検出して、検出位置に合わせてキャラクター（ストラ
イプ）の表示位置を制御するため、臨場感あるゲームの
プレーが可能となる。

【００７０】又、赤外線を使用するため、可視光との区
別ができ、プレーヤー（ターゲット）の動きを適切に検
出できる。赤外線発光素子と、二次元撮像素子を用いて
構成するため、簡易な構成で、プレーヤーの動きを検出
できる。

【００７１】更に、二次元撮像素子は、モノクロのビデ
オカメラで構成できるため、安価に実現することができ
る。しかも、キャビネットに一体化できるため、小型に
実現することができる。

【００７２】上述の実施例の他に、本発明では、次の変
形が可能である。

【００７３】キャビネット３０、３２内に、位置検出
機構と、ゲーム制御機構の両方を搭載した例で説明した
が、キャビネット内に、位置検出機構８、９、１８〜２
３のみを搭載して、市販のゲーム装置に接続することも
できる。

【００７４】テレビジョンとしては、ＣＲＴ、液晶表
示素子等を使用できる。

【００７５】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。

【００７６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。

【００７７】プレーヤーに設けた赤外線発光素子の反
射光又は発光光を、二次元撮像素子により検出するの
で、プレーヤーの動きを検出でき、その動きに応じた表
示制御が可能となる。

【００７８】又、簡易な構成で、プレーヤーの動きを
検出できる。

【００７９】更に、小型に且つ安価に実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例説明図である。

【図２】本発明の第１の実施例ブロック図である。

【図３】本発明の第１の実施例実装図である。

【図４】図２の信号処理回路の構成図である。

【図５】図２の検出回路の構成図である。

【図６】本発明の第１の実施例画面処理フロー図であ
る。

【図７】本発明の第２の実施例説明図である。

【図８】本発明の第２の実施例画面処理フロー図であ
る。

【図９】本発明の第３の実施例説明図である。

【図１０】本発明の第３の実施例ブロック図である。

【符号の説明】

１、１−１ テレビゲーム装置 ２ 表示出力線 ３ 音声出力線 ４ テレビジョン ６ プレーヤー ７ 発光ペン ８ 赤外線発光素子 １９ 二次元撮像デバイス ２３ 位置検出回路 ５０〜５５ 赤外線反射部材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０９Ｇ 5/00 ５１０ Ｇ０６Ｆ 15/70 ４１０ (72)発明者 田中 学 東京都葛飾区立石７丁目９番10号 株式会 社トミー内 (72)発明者 久米井 靖裕 東京都葛飾区立石７丁目９番10号 株式会 社トミー内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 検出位置に応じて表示内容を制御するた
   め、操作者の位置を検出する操作者の位置検出装置にお
   いて、 赤外線を発光する赤外線発光手段と、 前記操作者に設けられ、前記赤外線発光手段からの赤外
   線を反射する赤外線反射手段と、 前記反射された赤外線を撮像する二次元撮像手段と、 前記二次元撮像手段の出力から、前記赤外線反射手段の
   位置を検出する位置検出手段とを有することを特徴とす
   る操作者の位置検出装置。
2. 【請求項２】 検出位置に応じて表示内容を制御するた
   め、操作者の位置を検出する操作者の位置検出装置にお
   いて、 前記操作者に設けられ、赤外線を発光する赤外線発光手
   段と、 前記発光された赤外線を撮像する二次元撮像手段と、 前記二次元撮像手段の出力から、前記赤外線発光手段の
   位置を検出する位置検出手段とを有することを特徴とす
   る操作者の位置検出装置。
3. 【請求項３】 操作者の位置を検出し、検出位置に応じ
   て表示内容を制御するための表示制御装置において、 赤外線を発光する赤外線発光手段と、 前記操作者に設けられ、前記赤外線発光手段からの赤外
   線を反射する赤外線反射手段と、 前記反射された赤外線を撮像する二次元撮像手段と、 前記二次元撮像手段の出力から、前記赤外線反射手段の
   位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段の検出位置に応じて、表示内容を制御
   するための制御手段とを有することを特徴とする表示制
   御装置。
4. 【請求項４】 操作者の位置を検出し、検出位置に応じ
   て表示内容を制御するための表示制御装置において、 前記操作者に設けられ、赤外線を発光する赤外線発光手
   段と、 前記発光された赤外線を撮像する二次元撮像手段と、 前記二次元撮像手段の出力から、前記赤外線発光手段の
   位置を検出する位置検出手段と、 前記位置検出手段の検出位置に応じて、表示内容を制御
   するための制御手段とを有することを特徴とする表示制
   御装置。