JPH0981006A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH0981006A
JPH0981006A JP7231441A JP23144195A JPH0981006A JP H0981006 A JPH0981006 A JP H0981006A JP 7231441 A JP7231441 A JP 7231441A JP 23144195 A JP23144195 A JP 23144195A JP H0981006 A JPH0981006 A JP H0981006A
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image
image forming
exposure
exposing
drum
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JP7231441A
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English (en)
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Hisayoshi Nagase
久喜 永瀬
Satoru Haneda
哲 羽根田
Hiroyuki Tokimatsu
宏行 時松
州太 ▲浜▼田
Shiyuuta Hamada
Shunei Miura
俊英 三浦
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体ドラムの駆動伝達機構に起因する駆動
ムラが該感光体ドラムに発生していても、その1サイク
ル毎の各位相における回転速度を検知しながら、又は予
め、それを測定していたものを記憶させておいてその位
相毎の前記回転速度に対応させて露光光学系の発光タイ
ミングを設定させることにより色ズレや濃度ムラを解消
させる。 【構成】 ドラム状像形成体の周りに帯電器,像露光手
段,現像器をそれぞれ複数組み配置したカラー画像形成
装置において、前記ドラム状像形成体の1回転周期中の
経時駆動速度変化を駆動ムラとしてとらえて測定記憶
し、前記像露光手段の像露光のタイミングが、記憶され
た前記駆動ムラに合わせて作動するように制御されるこ
とを特徴とするカラー画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像形成体の周面に近接し
て複数の帯電手段、像露光手段並びに現像手段を配置し
て、像形成体の一画像分の長さに対応した回転中にトナ
ー像を重ね合わせてカラー画像を形成する電子写真方式
のカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多色のカラー画像を記録する装置として
は、画像形成に必要な色の種類と同数の帯電手段、像露
光手段並びに現像手段を像形成体の周囲に配置して、像
形成体が画像の長さに対応して回転する間に各色毎の帯
電、像露光並びに現像を順次行ってトナー像を重ね合わ
せてカラーのトナー像を形成し、これを一括して転写材
上に転写する形式のカラー画像形成装置が知られてい
る。
【0003】かかる装置は各色のトナー像の形成が僅か
な時間差を置いて連続して開始されることから、カラー
画像形成のスピードが早く、また像形成体の周面の長さ
より大きいカラー画像の形成が可能であると云う特徴も
備えている。
【0004】しかし、像形成体の加工精度の低下や回転
ムラのため得られる画像の画質は必ずしも良くない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように画像形成装
置では、像露光や現像の各手段を始めとする多くの画像
形成用機材がドラム状像形成体の周囲に高い密度で配置
されているために、それ等機材が安定した作動を正確に
行い、高画質を得るためには、ドラム状像形成体が正確
な寸法の円筒体になるよう精密加工仕上げと組み立てが
施され、各機材との相対位置が常に一定に保たれている
ことが必要不可欠である。
【0006】しかし、このような基本的な条件が満足さ
れても駆動系統に駆動ムラがあると濃度ムラや色ズレが
生じ、カラー画像の画質は著しく阻害されていた。
【0007】本発明は、そのような駆動ムラを除去する
手段を用いることにより、又は、これとは反対に駆動ム
ラがあってもそれを除去することなくそれに対応した手
段を採ることによりカラー画像の画質を向上させること
を課題目的にする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は次の技術手段
(1),(2),(3)の何れか1項によって達成され
る。
【0009】(1) ドラム状像形成体の周りに帯電
器,像露光手段,現像器をそれぞれ複数組み配置したカ
ラー画像形成装置において、前記ドラム状像形成体の1
回転周期中の経時駆動速度変化を駆動ムラとして検知又
は予め測定記憶し、前記像露光手段の像露光が、記憶さ
れた前記駆動ムラに対応して作動するようにタイミング
制御されることを特徴とするカラー画像形成装置。
【0010】(2) 前記像形成体の回転駆動をベルト
伝達駆動にしたことを特徴とする(1)項に記載のカラ
ー画像形成装置。
【0011】(3) 前記像形成体に同心で一体に取付
けられた歯車の歯数を駆動歯車の歯数の整数倍にしたこ
とを特徴とする(1)項に記載のカラー画像形成装置。
【0012】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されるものではない。
【0013】本発明の各請求項の実施例を、その作用も
含めて、図1ないし図11によって説明する。
【0014】図1は本発明のカラー画像形成装置の一実
施例の断面構成図であり、この場合の像形成体はドラム
状の像形成体即ち感光体ドラム10で、光学ガラス若し
くは透明アクリル樹脂等の透明部材によって形成される
基体の外周に透明導電層から成る有機感光層(OPC)
を塗布したもので、接地した状態で時計方向に駆動回転
される。
【0015】本発明では、画像露光用の露光ビームの結
像点である感光体ドラムの光導電体層において、光導電
体層の光減衰特性(光キャリア生成)に対して適正なコ
ントラストを付与できる波長の露光光量を有していれば
よい。従って、本発明における感光体ドラムの透明基体
の光透光率は、100%である必要はなく、露光ビーム
の透過時にある程度の光が吸収されるような特性があっ
ても構わない。透光性基体の素材としては、ソーダガラ
ス、パイレックスガラス、ホウ珪酸ガラスや一般光学部
材などに使用されるフッ素、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリエチレンテレフタレートなどの各種透光性
樹脂が使用可能である。また、透光性導電層としては、
インジウム・スズ・酸化物(ITO)、酸化錫、酸化
鉛、酸化インジウム、ヨウ化銅や、Au、Ag、Ni、
Alなどからなる透光性を維持した金属薄膜が用いら
れ、成膜法としては、真空蒸着法、活性反応蒸着法、各
種スパッタリング法、各種CVD法、浸漬塗工法、スプ
レー塗布法などが利用される。また、光導電体層として
は、アモルファスシリコン(a−Si)合金感光層、ア
モルファスセレン合金感光層や、各種有機感光層(OP
C)が使用可能である。
【0016】11は帯電手段であるスコロトロン帯電器
で、感光体ドラム10の前述した有機感光体層に対し所
定の電位に保持されたグリッドと放電ワイヤによるコロ
ナ放電とによって帯電作用を行い、感光体ドラム10に
対し一様な電位を与える。
【0017】12は像露光手段である露光光学系で、感
光体ドラム10の軸方向に配列したLED,FL,E
L,PL等の発光素子とセルフォックレンズとから構成
される。別体の画像読み取り装置によって読み取られた
各色の画像信号がメモリより順次取り出されて前記の各
露光光学系12にそれぞれ電気信号として入力される。
この実施例で使用される発光素子の発光波長は各々同一
波長であり500〜900nmの範囲のものである。
【0018】前記の各露光光学系12は何れも共通の柱
状の支持部材20に取り付けられ、かつ各露光光学系1
2(Y),12(M),12(C),12(K)が等間
隔に配置され、前記感光体ドラム10の基体内部に収容
される。露光光学系12は上記の発光素子以外にLC
D,LISA,PLZT等の光シャッタ部材を組み合わ
せたものとセルフォックレンズ等の結像レンズとから構
成することもできる。
【0019】13Y,13M,13C,13Kはイエロ
ー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)及び黒色
(K)の各現像剤を収容する現像手段である現像器で、
それぞれ感光体ドラム10の周面に対し所定の間隙を保
って同方向に回転する現像スリーブ130を備えてい
る。
【0020】前記の各現像器13は、前述した帯電器1
1による帯電,露光光学系12による像露光によって形
成される感光体ドラム10上の静電潜像を現像バイアス
電圧の印加により非接触の状態で反転現像する。
【0021】次に本発明の像形成体を装着したカラー画
像形成装置のプロセスについて説明する。
【0022】原稿画像は本装置とは別体の画像読み取り
装置において、撮像素子により読み取られた画像あるい
は、コンピュータで編集された画像を、Y,M,C及び
Kの各色別の画像信号として一旦メモリに記憶し格納さ
れる。
【0023】画像記録のスタートにより感光体駆動モー
タが作動して駆動系を通して感光体ドラム10を時計方
向へと回転し、同時に帯電器11(Y)の帯電作用によ
り感光体ドラム10に電位の付与が開始される。
【0024】感光体ドラム10は電位を付与されたあ
と、前記の露光光学系12(Y)において第1の色信号
即ちイエロー(Y)の画像信号に対応する電気信号によ
る像露光が開始されドラムの回転走査によってその表面
の感光層に原稿画像のイエロー(Y)の画像に対応する
静電潜像を形成する。
【0025】前記の潜像は現像器13(Y)により現像
スリーブ上の現像剤が非接触の状態で反転現像され感光
体ドラム10の回転に応じイエロー(Y)のトナー像が
形成される。
【0026】次いで感光体ドラム10は前記イエロー
(Y)のトナー像の上に更に帯電器11(M)の帯電作
用により電位を付与され、露光光学系12(M)の第2
の色信号即ちマゼンタ(M)の画像信号に対応する電気
信号による像露光が行われ、現像器13(M)による非
接触の反転現像によって前記のイエロー(Y)のトナー
像の上にマゼンタ(M)のトナー像が順次重ね合わせて
形成される。
【0027】同様のプロセスにより帯電器11(C)、
露光光学系12(C)及び現像器13(C)によって更
に第3の色信号に対応するシアン(C)のトナー像が、
また最後に帯電器11(K)、露光光学系12(K)及
び現像器13(K)によって第4の色信号に対応する黒
(K)のトナー像が順次重ね合わせて形成され、感光体
ドラム10の一回転以内に時によっては1回転以上にわ
たってもその周面上にカラーのトナー像が形成される。
【0028】かくして感光体ドラム10の周面上に形成
されたカラーのトナー像は、転写器14Aにおいて給紙
カセット15より搬送されタイミングローラ16の駆動
によって同期して給紙される転写材である転写紙上に転
写される。
【0029】トナー像の転写を受けた転写紙は、除電器
14Bにおいては帯電の除去を受けてドラム周面より分
離し、定着装置17においてトナーを溶着し定着がなさ
れたのち排紙ローラ18を介して装置上部のトレイ20
0上に排出される。
【0030】一方、転写紙を分離した感光体ドラム10
はクリーニング装置19において残留トナーを除去,清
掃して原稿画像のトナー像の形成を続行するか、若しく
は一旦停止して新たな原稿画像のトナー像の形成に待機
する。
【0031】前記の感光体ドラム10は、各帯電器1
1、現像器13並びにクリーニング装置19と更に前記
の各現像器13に対しトナーを供給する各トナー収納容
器40及びクリーニング装置19により回収したトナー
を収容する廃トナー容器50と共にプロセスカートリッ
ジ30に収められて、一体で装置本体1より例えば水平
方向に引き出して移動し、更に装置本体1の外部に取り
出すことも出来るように構成されている。この取り出し
構造については後述する。
【0032】図2は図1のAA断面を示したもので、感
光体ドラム10は前方端部のフランジ部材10Aに同心
に嵌合固定されると共に、該フランジ部材10Aは、軸
受B3を介して像露光手段である露光光学系12の支持
部材20の固定軸部材21の端部に近い中間部分を同心
に支持し、更に、該固定軸部材21の端部は前記プロセ
スカートリッジ30の壁面の固定穴に同心に嵌合して直
接固定支持されるようにしてある。また後方端部のフラ
ンジ部材10Bは軸受B4を介して固定軸部材21の反
対側端部に近い中間部分を同心に支持している。それと
共に該固定軸部材21の反対側端部は、該プロセスカー
トリッジ30に着脱可能の円盤部材30Aのセンターに
ある同心の嵌合穴に固定されて支持されている。
【0033】また、フランジ部材10A,10Bのどち
らか一方、ここでは10Bに歯車10Tを一体に設けて
ある。
【0034】この図2は、感光体ドラム周辺の構成を示
す部分断面図と言えるものであり、感光体ドラム10の
両端がフランジ部材10A,10Bで、できるだけ同心
に芯振れがなく一様な正しい回転ができるようにしてあ
ると共に、その組み立て調整が簡単な状態で行えるよう
にしてある。
【0035】即ち、感光体ドラム10はガラス製を除き
遠心重合法によりプラスチック成形されるので外径の寸
法精度が高い。従って感光体ドラム10の外径基準でフ
ランジ部材10A,10Bを嵌合させることは芯振れの
起こりにくい精度の高い結合が比較的容易になされる。
【0036】それと共に、感光体10の外径部に図3,
図4の斜視図にも示すようなフランジ部材10A,10
Bを軽く圧入嵌合させ、該フランジ部材10A,10B
の内側から、感光体ドラム10の内径部の付き当てロー
ラ131の当接面に対応する位置に前記フランジ部材1
0A,10Bに一体に設けられた押圧部材10Kが弾性
をもって当接するように前記フランジ部材10A,10
Bに一体に成形されている。フランジ部材10Bには前
述のように歯車10Tが一体に同心に設けられている。
付き当てローラ131はスリーブローラ130の両端に
同心に設けられたローラで、感光体ドラム10に対して
現像位置におけるスリーブローラ130の間隔を規定す
るものである。この付き当てローラの付き当て力はかな
り大きく薄肉の感光体ドラムに変形歪みを与えたりする
ことがあるが、上記のようなフランジ部材10A,10
Bによって感光体ドラムは補強されて正しい形状が常に
安定して保持されるようになる。
【0037】これによって、カラー画像形成に当たって
の高画質維持の基本条件の一つが確立される。
【0038】しかしながら、このようにして組み立てら
れた感光体ドラム10には、前述のように、同心に一体
的に歯車10Tが設けられている。この歯車の歯型は一
般にはインボリュート曲線が用いられ、該曲線のホブを
装着した歯切盤によって加工される。そして仕上げられ
た歯車の加工精度は前記歯切盤の精度やワークの取り付
け精度等に左右され、精度別にいろいろな級(クラス)
に分けられる。画像形成装置では通常6級の精度の歯車
が用いられている。このような歯車は一周で約40μm
のピッチ誤差を生ずる。これは600dpiでは1画素
の大きさに当たりかなり目立つ色ズレを生ずることにな
る。このような歯車の1回転中の各位相位置における回
転速度を前述の組立精度も含めて総合的にプロットする
と図5に示すようなグラフになる。
【0039】本発明では、その対策として、前記図5に
示したように歯車10Tの1サイクル中の各位相におけ
る回転速度を図6で示したロータリエンコーダ10Sで
検出しながら、或いは予め測定した曲線に沿って、各露
光光学系の像露光信号のタイミングを合わせて発光させ
るようにしてある。
【0040】本発明では、感光体ドラム10の回転変動
に起因する副走査方向の画像ズレを低減することを目的
として、感光体ドラム10の回転変動を検出し、前記ズ
レを補正するように各露光光学系12(Y,M,C,
K)としての各LEDラインヘッドを駆動する画像ズレ
補正方法を開発した。これを露光タイミング制御(Ex
posure Timing Control,略称E
TC)と呼ぶことにする。そのシステム構成を図8に示
す。
【0041】この方式では、感光体ドラムの駆動軸に図
6,図7に示すようなロータリエンコーダ10Sを付加
し、この出力パルス信号を用いて各LEDラインヘッド
のライン記録タイミング信号(HSYNと略称す)を生
成し、潜像形成のための露光を行う。図9(a)に示す
ような感光体ドラム10の回転変動に起因する画像ズレ
は、露光ポイントで発光するため、図9(b)の露光タ
イミングチャートに示すように、単純にロータリエンコ
ーダ10Sの出力に同期して、各LEDラインヘッドを
駆動するだけで感光体ドラム10の表面の静電潜像にお
ける画像ズレを補正できる。
【0042】また、露光タイミング制御では、画像ズレ
を予見して画像露光時に補正してもよい。即ち、感光体
ドラム10の回転変動1周期分について画像形成前に測
定しメモリに記憶した後、画像露光中に感光体ドラム1
0の回転位置に応じてロータリエンコーダ10Sの信号
を処理し、各LEDラインヘッドのライン記録タイミン
グを変動させて露光させるようにする。即ち、この方式
では各LEDラインヘッドで形成される静電潜像に発生
する画像ズレ量を過去の回転変動情報により予測し補正
するわけである。
【0043】更に、各LEDラインヘッドのライン記録
タイミング信号(HSYN)を改良した場合を図9
(c)の露光タイミングチャートに示す。図9(b)露
光タイミング制御ではHSYN信号がロータリエンコー
ダ信号(ENC)に単純に同期するのみの方式で大幅な
画像ムラの改善ができたが、図9(c)及びその拡大図
である図9(d)に示す方式は、図5に示したような周
波数の高い速度ムラをも予め、高精度で測定しておき、
そのデータに基づきエンコーダパルスから所定のタイミ
ングで遅延時間dtnをかけて発光させるようにする。
即ち、ENC信号から感光体ドラム10の回転変動量デ
ータに応じて遅延したHSYN信号によって各LEDラ
インヘッドを駆動することで露光ポイントでの画像ズレ
を補正することもできる。
【0044】また、このような回転速度ムラや周速ムラ
を持つ感光体ドラムと露光光学系の発光タイミングとの
最初の合わせ位置も、図6の斜視図に示すように、感光
体ドラムと同軸に設けたロータリエンコーダ10Sのパ
ルス数をカウントすることにより行い、該感光体ドラム
と前記露光光学系の発光タイミングとの相互位置関係が
常に正確に保たれるようになっている。
【0045】このようにして上記図5のグラフに示す速
度差の大きなうねりについては露光光学系の発光タイミ
ングを制御することにより色ズレや濃度ムラは解消さ
れ、殆ど高画質化が達成されるが、まだ、前記うねりを
示す曲線上の細かい波、即ち高い周波数の駆動ムラはH
SYN信号に遅延をかけるとしても、対応はかなり困難
である。このような高い周波数の駆動ムラが除去される
と画像のボケ等が更に取れるので望ましい。そのために
は図7に示すように歯車駆動の代わりにベルト駆動10
Dにすることが望ましい。
【0046】また、感光体ドラムに同心に一体的に取り
付けられた歯車10Tの歯数はモータに直結された駆動
歯車10Pの歯数の整数倍にすることで、図5で示した
1サイクル中の回転速度曲線の位相は常に一定に保たれ
るので制御がかなり単純化される。歯車10Tの歯数は
モータに直結された駆動歯車10Pの歯数の整数倍にす
ることで、一度測定した1回転中の各位相における駆動
速度の変化量を予めプログラムしておいてタイミング制
御をより簡単にすることが可能になる。
【0047】そのようになっていない場合には感光体ド
ラムの1回転毎に駆動ムラの状態が変わってくる可能性
が高いので常に駆動速度の変化量を検知して像露光のタ
イミング制御をしなければならない。
【0048】さて、図10,図11に示すように、像形
成体としての感光体ドラム10はプロセスカートリッジ
30に取り付けられて収納されているが、該カートリッ
ジはカラー画像形成装置本体に対して斜め上方や水平方
向に移動可能にしてある。即ち、感光体ドラム10はそ
の回転軸と直角方向に移動可能になっている。この移動
の構成について、稍、詳しく説明しておく。
【0049】前記のプロセスカートリッジ30は、画像
形成装置本体の側面部材を形成する側面カバー80を開
放することにより、一旦斜め上方に移動したあとその位
置から引き出すことによって装置本体の外部に向け水平
方向に移動される。
【0050】図10(a)はプロセスカートリッジ30
の支持構造、図10(b)はその要部たる断面BBを示
したもので、画像形成装置本体内の前後の各基板60に
は傾斜した一対の長穴60Aが相対して設けられ、長穴
60AにピンP1を内側より係合することにより連結さ
れた一対の昇降板61を斜め上方から更に斜め下方にス
ライド可能に支持している。
【0051】前記の各昇降板61の内側にはアキュライ
ドレールと呼ばれる3本のレールにより2段階に伸縮可
能のガイド部材70が取り付けられていて、更にそれぞ
れの内側の各レールには移動板71が固定されている。
【0052】前記の各移動板71は相対する位置に一対
のU字状の切欠を備えていて、それぞれの切欠にピンP
2を係合することにより前記のプロセスカートリッジ3
0を支承している。
【0053】一方前記の各昇降板61は上下に長い長穴
61Aを備えていて、前記の側面カバー80と共に回転
軸Hを支点として回動するアーム上のピンP3を遊合し
ている。
【0054】側面カバー80を時計方向に回転して開放
し水平の停止位置に置くと、前記のピンP3の移動によ
り昇降板61はピンP1が前記の長穴60A内をスライ
ドすることにより斜め上方から次いで斜め下方へと移動
したあと停止し、この過程でプロセスカートリッジ30
は画像形成位置(I)から前述したタイミングローラ1
6、転写器14A、除電器14B等を回避して移動し引
き出し位置(II)に設定される。
【0055】プロセスカートリッジ30は、前記の引き
出し位置(II)から引き出されると、前記のガイド部材
70の伸長により図6に示す如く水平状態を維持して画
像形成装置本体の外部に移動され、その過程においてカ
ートリッジ30下端の係止部材30Bが側面カバー80
の内面に設けた弾性部材81の凹部81A及び81Bに
順次係合してカートリッジ30を特定した位置に制約し
て停止させることが出来るようになっている。
【0056】即ち係止部材30Bは弾性部材81の凹部
81Aに係合する位置で画像形成装置本体は画像の転写
域が開放されて上面カバー90の開蓋によりジャム紙の
処理が可能となり、凹部81Bに係合する位置ではカー
トリッジ30の背面から前述した露光光学系12の交換
が可能となり、更に引き出してカートリッジ30が側面
カバー80の立上がり部80Aに当接する停止位置(II
I)では前記の廃トナー容器50の取り出しも可能とな
る。更に前記の停止位置(III)においてはピンP2と
移動板71との係合を解除してカートリッジ30自体を
上方に分離して取り外すことも出来る。
【0057】前記の各特定した位置に制約されて停止状
態に置かれているプロセスカートリッジ30は、画像形
成装置本体内に押し込むよう移動されると前記のガイド
部材70の縮退により前述した引き出し位置に復帰され
る。この間、前記の昇降板61は自重によりピンP1が
基板60の長穴60Aの端部に係止されているので静止
状態に保たれている。次いで側面カバー80を反時計方
向に回転して閉止し、垂直状態とすると、前記のピンP
3の移動により昇降板61はピンP1が前記の長穴60
A内をスライドすることにより斜め上方から斜め下方へ
と移動して初期位置に停止し、プロセスカートリッジ3
0を転写器14A等に接触することなく再び画像形成位
置(I)に復帰させる。
【0058】従ってプロセスカートリッジ30の点検、
交換、ジャム紙の処理更にトナーの供給、廃トナーの回
収等の各メンテナンスの作業は装置本体の一方の側面か
らの操作によりすべて容易に実施することが出来ること
となる。
【0059】
【発明の効果】本発明により、感光体ドラムの駆動伝達
機構に起因する駆動ムラが該感光体ドラムに発生してい
ても、その1サイクル毎の各位相における回転速度を検
知しながら、又は予め、それを測定していたものを記憶
させておいてその位相毎の前記回転速度又は周速に対応
させて露光光学系の発光タイミングを設定させることに
より色ズレや濃度ムラを解消することが可能になった。
そのため、製造コストを上げることなく安定して高画質
が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の一実施例の断面
構成図。
【図2】感光体ドラムと露光光学系の組み込み構造を示
す断面図。
【図3】フランジ部材の斜視図。
【図4】フランジ部材の斜視図。
【図5】感光体ドラムの1サイクル中の各位相における
回転速度又は周速を表すグラフ。
【図6】感光体ドラムの1サイクル中の基準マークの検
出を示す斜視図。
【図7】ベルト駆動感光体ドラムの1サイクル中の基準
マークの検出を示す斜視図。
【図8】露光タイミング制御のシステム構成図。
【図9】露光信号のタイミングチャート図。
【図10】プロセスカートリッジの画像形成位置と引き
出し位置の関係を示す説明図。
【図11】プロセスカートリッジの引き出し構造と特定
位置への制約を示す説明図。
【符号の説明】
1 カラー画像形成装置本体 10 感光体ドラム 10A,10B フランジ部材 10D ベルト駆動 10P モータ直結駆動歯車 10S ロータリエンコーダ 10T 感光体ドラムと一体の歯車 11 帯電器 12 露光光学系 13 現像器 20 支持部材 21 固定支持軸 30 プロセスカートリッジ 30A 円盤部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲浜▼田 州太 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 三浦 俊英 東京都小金井市緑町5丁目14番地14号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム状像形成体の周りに帯電器,像露
    光手段,現像器をそれぞれ複数組み配置したカラー画像
    形成装置において、前記ドラム状像形成体の1回転周期
    中の経時駆動速度変化を駆動ムラとして検知又は予め測
    定記憶し、前記像露光手段の像露光が、記憶された前記
    駆動ムラに対応して作動するようにタイミング制御され
    ることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像形成体の回転駆動をベルト伝達駆
    動にしたことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像形成体に同心で一体に取付けられ
    た歯車の歯数を駆動歯車の歯数の整数倍にしたことを特
    徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
JP7231441A 1995-09-08 1995-09-08 カラー画像形成装置 Pending JPH0981006A (ja)

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