JPH0980898A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0980898A
JPH0980898A JP7260766A JP26076695A JPH0980898A JP H0980898 A JPH0980898 A JP H0980898A JP 7260766 A JP7260766 A JP 7260766A JP 26076695 A JP26076695 A JP 26076695A JP H0980898 A JPH0980898 A JP H0980898A
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JP
Japan
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roller
photosensitive drum
toner
developing
sheet
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JP7260766A
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English (en)
Inventor
Shogo Sato
正吾 佐藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光ドラムと、これに接しながら回転する現
像ローラと、その現像ローラに押圧接触する供給ローラ
との摩耗を低減し得るとともに、画像品質の向上を図れ
る画像形成装置、用紙の搬送経路を略直線状に形成して
厚紙にも画像形成し得る画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 供給ローラ55は、現像ローラ56と反
対の回転方向で且つ現像ローラ56の周速の約2倍の周
速となるように回転駆動されることから、供給ローラ5
5から十分にトナー53が補給されて、現像ローラ56
の表面には、現像バイアス電圧として約+350 Vが印加
された状態で、プラス極性のトナー53が2層の層厚で
付着しているので、トナー53は、それ自身よりも低い
静電潜像電圧(約+100 V)に引き寄せられて、現像効
率が約100%となるように、現像ローラ56上のトナ
ー53が感光ドラム20上に形成された静電潜像にだけ
付着して現像処理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタや
ファクシミリや複写機などの画像形成装置に関し、特に
供給ローラで現像ローラにトナーを供給し、その現像ロ
ーラに付着したトナーで感光ドラム上の静電潜像を現像
処理するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザプリンタや複写機などの画
像形成装置においては、給紙カセットに収容した用紙を
給紙ローラにより1枚ずつ給紙する給紙機構と、感光ド
ラムと、その感光ドラム上に静電潜像を形成するレーザ
スキャナユニットと、感光ドラム上の静電潜像をトナー
で現像する現像ユニットと、転写ローラと、定着ユニッ
トなどを備え、給紙機構で給紙された用紙上にトナーに
より各種の画像を形成するようになっている。
【0003】例えば、図9に示すレーザプリンタ200
においては、一般に、本体ケース202内の底部には、
給紙カセット214と、その給紙カセット214に収容
された用紙Pを1枚ずつ給紙する給紙ローラ213とが
設けられ、その上側には、感光ドラム220と、この感
光ドラム220に下側から押圧接触する転写ローラ26
0とが設けられ、その感光ドラム220に接近して定着
ユニット270が設けられ、更に感光ドラム220の上
側には、排紙トレイ277が設けられている。即ち、給
紙カセット214から給紙された用紙Pの搬送経路PP
は、1点鎖線で示すように、複数回折り返されたジグザ
グ状に形成され、レーザプリンタ200を小型化するよ
うになっている。
【0004】そして、除電ランプ241で感光ドラム2
20上の帯電が一掃された後、帯電器240により感光
ドラム220の表面が所定の極性に均一に帯電された状
態で、レーザスキャナユニット230から発射されたレ
ーザ光Lが感光ドラム220上に照射されて静電潜像が
形成され、この静電潜像は、トナーカートリッジ250
内に一体的に設けられ、感光ドラム220に接している
現像ローラ256から受けた帯電したトナーにより可視
像に現像されてトナー画像が作成される。そして、その
トナー画像は、搬送された用紙Pに転写ローラ260に
より転写され、用紙P上のトナー画像は、更に定着ユニ
ット270の加熱用ローラ271により用紙Pに定着さ
れ、最終的に、画像形成された用紙Pは排紙トレイ27
7に排出される。
【0005】ここで、トナーカートリッジ250内にお
いては、現像ローラ256と、これに押圧接触してトナ
ー253を現像ローラ256に供給する供給ローラ25
5とが回転可能に設けられるとともに、現像ローラ25
6に付着するトナー253の層厚を所定厚さに規制する
とともに、擦り付けによりトナー253に帯電させる層
厚規制ブレード257が供給ローラ255の上側に位置
して設けられ、その層厚規制ブレード257で除去され
た余分なトナー253が供給ローラ255上に落下する
ように、現像ローラ256と供給ローラ255とは図示
のような回転方向で駆動されるようになっている。即
ち、現像ローラ256は、トナー253を所定極性の静
電気を帯電させながら現像する為に、感光ドラム220
の回転方向と異なる回転方向に押圧接触しながら駆動さ
れるようになっている。
【0006】ところで、図9に示すレーザプリンタ20
0においては、用紙Pの搬送経路PPがジグザグ状であ
ることから、封筒などの厚紙を用紙Pとして給紙する場
合、搬送経路PPに含まれる折り返し個所において、ス
ムーズに搬送できないことから、この種のレーザプリン
タ200においては、可撓性を有する薄紙に画像形成す
るように構成されている。そこで、最近では、各種の厚
紙にも画像形成可能なように、給紙カセットから排紙ト
レイに至る搬送経路を略直線状に形成するようにしたレ
ーザプリンタが実用化されている
【0007】即ち、図10(a)に示すように、給紙カ
セット314に設けた給紙ローラ313から排紙トレイ
377に至る搬送経路PPの途中部において、感光ドラ
ム320が搬送経路PPの下側に且つ転写ローラ360
が搬送経路PPの上側に設けられ、更に定着ユニット3
70が搬送経路PPに臨んで設けるとともに、感光ドラ
ム320に接する現像ローラ356を有するトナーカー
トリッジ350を感光ドラム320に対して用紙搬送方
向の下流側に設け、更に、層厚規制ブレード357で除
去された余分なトナー353が供給ローラ355上に落
下するように、現像ローラ356と供給ローラ355と
感光ドラム320とは、図示のような回転方向に夫々回
転駆動されることで、現像ローラ356は、感光ドラム
320と反対方向に回転駆動されるようになっている。
しかし、この場合には、搬送経路PPとトナーカートリ
ッジ350との間の狭い場所に、除電ランプや帯電器に
加えて、レーザスキャナユニットを設けることが困難で
ある。
【0008】そこで、図10(b)に示すように、給紙
ローラ313から排紙トレイ377に至る搬送経路PP
の途中部において、図10(a)と同様に、感光ドラム
320と、転写ローラ360と、定着ユニット370と
を設けるとともに、トナーカートリッジ350を感光ド
ラム320に対して用紙搬送方向の上流側に設け、層厚
規制ブレード357で除去された余分なトナー353が
供給ローラ355上に落下するように、現像ローラ35
6と供給ローラ355と感光ドラム320とは、図示の
ような回転方向に夫々回転駆動される。即ち、感光ドラ
ム320上の静電潜像を、十分な画像濃度となるように
現像し得るように、現像ローラ356を、感光ドラム3
20と同一の回転方向で且つ感光ドラム320の周速の
約2倍以上の所定の周速となるように駆動するようにし
ている。一方、この場合には、搬送経路PPを略直線状
に形成し得るとともに、除電ランプ341や帯電器34
0に加えて、レーザスキャナユニット330を、トナー
カートリッジ350に対して、感光ドラム320の回転
方向上流側に設けることが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、図1
0(b)に示すように、給紙ローラ313と、感光ドラ
ム320及び転写ローラ360と、定着ユニット370
と、排紙トレイ377とを、搬送経路PPが略直線状に
形成されるように設けて、各種の厚紙にも印刷可能なレ
ーザプリンタにおいては、感光ドラム320は、転写ロ
ーラ360との押圧を介して用紙Pを搬送することか
ら、図において時計回り方向に駆動される一方、現像ロ
ーラ356は、層厚規制ブレード357で除去された余
分なトナー353が供給ローラ355上に落下するよう
に、感光ドラム320と同一の時計回り方向に、しかも
感光ドラム320の周速の約2倍以上の所定の周速とな
るように駆動されるとともに、供給ローラ355は、現
像に供された現像ローラ356上のトナーを確実に補充
し得るように、現像ローラ356と同一の回転方向に回
転駆動される。
【0010】即ち、これら感光ドラム320の外周部と
現像ローラ356の外周部とは、それらの接触部におい
て、相互に反対方向に相対移動し、更に現像ローラ35
6の外周部と供給ローラ355の外周部とは、それらの
接触部において、相互に反対方向に相対移動することか
ら、これら感光ドラム320と現像ローラ356と供給
ローラ355との摩耗が激しくなって、例えば、300
0〜4000枚の用紙Pに印刷する毎に画像品質が低下
するので、トナーカートリッジ350や感光ドラム32
0をその都度交換することになり、ランニングコストが
高くなるという問題がある。
【0011】そこで、図10(b)において、現像ロー
ラ356だけを反時計回り方向に回転駆動するととも
に、層厚規制ブレード357を現像ローラ356の下側
に設ける場合には、これら感光ドラム320と現像ロー
ラ356との接触部において、また現像ローラ356と
供給ローラ355との接触部において、夫々同一方向に
移動することから、これら感光ドラム320と現像ロー
ラ356と供給ローラ355の摩耗を減少させることが
できるが、その層厚規制ブレード357で除去された余
分なトナーが、トナーカートリッジ350の底壁部35
0aと供給ローラ355との間の隙間Gに徐々に堆積し
且つ供給ローラ355の回転で固められることになり、
供給ローラ355によるトナー353の供給機能が低下
すること、更に現像ローラ356と供給ローラ355と
は、その接触部において同一方向に移動するので、供給
ローラ355による現像ローラ356へのトナー供給量
が不足し、感光ドラム320上の静電潜像の現像不良が
起こること、などの問題がある。
【0012】本発明の目的は、感光ドラムと、これに接
しながら回転する現像ローラと、その現像ローラに押圧
接触する供給ローラとの摩耗を低減し得るとともに、画
像品質の向上を図れる画像形成装置、用紙の搬送経路を
略直線状に形成して厚紙にも画像形成し得る画像形成装
置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る画像形成
装置は、画像形成の為の用紙を給紙ローラにより給紙す
るフィーダユニットと、感光ドラムと、感光ドラム上に
静電潜像を形成する露光手段と、トナーを供給する供給
ローラとこの供給ローラから供給されたトナーで感光ド
ラム上の静電潜像を現像する現像ローラとを有する現像
ユニットと、感光ドラム上のトナー画像を用紙に転写す
る転写手段と、用紙に転写されたトナー画像を加熱定着
する定着ユニットと、トナー画像が定着された用紙を排
出する排紙手段とを備えた画像形成装置において、感光
ドラムを用紙搬送に同期させて所定回転方向に回転駆動
するとともに、現像ローラを感光ドラムと反対方向に回
転駆動し、更に供給ローラを現像ローラと反対方向に回
転駆動する駆動手段とを備えたものである。
【0014】作用について説明すると、静電潜像が形成
される感光ドラムは所定回転方向に駆動され且つ感光ド
ラムに接して静電潜像をトナーで現像する現像ローラは
感光ドラムと反対方向に回転駆動されるので、これら感
光ドラムと現像ローラとの摩耗を低減することができ、
更に供給ローラは現像ローラと反対方向に回転駆動され
るので、これら現像ローラと供給ローラの摩耗を低減す
ることができる。
【0015】請求項2に係る画像形成装置は、請求項1
の発明において、前記給紙ローラと転写手段と定着ユニ
ットと排紙手段とにわたり、用紙を搬送する搬送経路を
略直線状に配置したものである。作用について説明する
と、請求項1と同様の作用を奏するが、給紙ローラによ
り給紙された用紙は、これら転写手段と定着ユニットと
を経て、略直線状の搬送経路により搬送されて排紙手段
により排出されるので、厚紙の用紙にも簡単に印刷する
ことができる。
【0016】請求項3に係る画像形成装置は、請求項1
又は請求項2の発明において、前記駆動手段は、供給ロ
ーラの周速が、現像ローラの周速の2倍以上の周速とな
るように供給ローラを駆動するものである。作用につい
て説明すると、請求項1又は請求項2と同様の作用を奏
するが、供給ローラは、その周速を現像ローラの周速の
2倍以上の周速とするように駆動されるので、静電潜像
の現像処理で不均一になっている現像ローラ上のトナー
層を、供給ローラから補給される十分なトナー量で、所
定層厚に確実に均一化でき、静電潜像を十分な現像濃度
で常に良好に現像することができる。
【0017】請求項4に係る画像形成装置は、請求項3
の発明において、前記供給ローラから供給されて現像ロ
ーラに付着したトナーのトナー量を規制する層厚規制部
材を現像ローラの下側に圧接状に設け、供給ローラの下
側に形成される現像ユニットのフレームと供給ローラと
の間の隙間を、その層厚規制部材で除去された余分なト
ナーの移送を促進するように狭く形成したものである。
作用について説明すると、請求項3と同様の作用を奏す
るが、現像ローラの下側に圧接状に設けた層厚規制部材
で除去された余分なトナーが、現像ユニットのフレーム
と供給ローラとの間の隙間に落下するが、その隙間が狭
く形成されているので、供給ローラの回転によるトナー
の移送が促進されて堆積することがなく、供給ローラに
よるトナーの供給機能が良好に保持される。
【0018】請求項5に係る画像形成装置は、請求項2
の発明において、前記感光ドラムは前記搬送経路の下側
に配設され、転写手段は前記搬送経路の上側に配設され
たものである。作用について説明すると、請求項2と同
様の作用を奏するが、感光ドラムを搬送経路の下側に且
つ転写手段を搬送経路の上側に配設したので、搬送経路
を略直線状に維持して、感光ドラム上のトナー画像を用
紙に確実に転写することができる。
【0019】請求項6に係る画像形成装置は、請求項5
の発明において、前記露光手段は、感光ドラムよりも下
側に配設されたものである。作用について説明すると、
請求項5と同様の作用を奏するが、露光手段を、感光ド
ラムよりも下側に配設したので、搬送方向の長さを短く
でき、画像形成装置をコンパクトに構成することができ
るとともに、用紙搬送と干渉することなく、露光手段で
感光ドラム上に静電潜像を形成することができる。
【0020】請求項7に係る画像形成装置は、画像形成
の為の用紙を給紙ローラにより給紙するフィーダユニッ
トと、感光ドラムと、感光ドラム上に静電潜像を形成す
る露光手段と、トナーを供給する供給ローラとこの供給
ローラから供給されたトナーで感光ドラム上の静電潜像
を現像する現像ローラとを有する現像ユニットと、感光
ドラム上のトナー画像を用紙に転写する転写手段と、用
紙に転写されたトナー画像を加熱定着する定着ユニット
と、トナー画像が定着された用紙を排出する排紙手段と
を備えた画像形成装置において、給紙ローラと転写手段
と定着ユニットと排紙手段とにわたって設けられ、用紙
を搬送する略直線状の搬送経路と、感光ドラムを用紙搬
送に同期させて所定回転方向に回転駆動するとともに、
現像ローラを感光ドラムと反対方向に回転駆動し、更に
供給ローラを現像ローラと反対方向に回転駆動する駆動
手段とを備え、感光ドラムは搬送経路の下側に配設さ
れ、転写手段は搬送経路の上側に配設されたものであ
る。
【0021】作用について説明すると、静電潜像が形成
される感光ドラムは所定回転方向に駆動され且つ感光ド
ラムに接して静電潜像をトナーで現像する現像ローラは
感光ドラムと反対方向に回転駆動されるので、これら感
光ドラムと現像ローラとの摩耗を低減することができ、
更に供給ローラは現像ローラと反対方向に回転駆動され
るので、これら現像ローラと供給ローラの摩耗を低減す
ることができる。また、給紙ローラにより給紙された用
紙は、これら転写手段と定着ユニットとを経て、略直線
状の搬送経路により搬送されて排紙手段により排出され
るので、厚紙の用紙にも簡単に印刷することができる。
更に、感光ドラムを搬送経路の下側に且つ転写手段を搬
送経路の上側に配設したので、搬送経路を略直線状に維
持して、感光ドラム上のトナー画像を用紙に確実に転写
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。本実施形態は、フィーダ
ユニットや感光ドラムやレーザスキャナユニットなどを
備えたレーザプリンタに本発明を適用した場合のもので
ある。図1に示すように、このレーザプリンタ1の本体
ケース2内には、画像形成の為の用紙Pを給紙するフィ
ーダユニット10と、レーザ光Lを受ける感光ドラム2
0と、その感光ドラム20上に静電潜像を形成するレー
ザスキャナユニット(露光手段に相当する)30と、供
給ローラ55や現像ローラ56を有する現像ユニット5
0と、感光ドラム20上のトナー画像を用紙Pに転写す
る転写ローラ(転写手段に相当する)60と、定着ユニ
ット70と、画像形成された用紙Pを排出する排紙トレ
イ(排紙手段に相当する)77と、感光ドラム20を駆
動する第1駆動機構80と、現像ローラ56などを駆動
する第2駆動機構100を備えている。
【0023】最初に、フィーダユニット10について説
明する。図1に示すように、本体ケース2の後端部の上
部のフィーダ部ケース3内には、用紙Pと略同様の幅寸
法を有する用紙押圧板11が配設され、その用紙押圧板
11はその後端部において揺動可能に枢支され且つその
前端部において圧縮バネ12により上側に弾性付勢され
るとともに、左右方向に延びる給紙ローラ13が回転自
在に枢支されている。この給紙ローラ13は、図示外の
駆動系により、給紙のタイミングで回転駆動されるよう
になっている。
【0024】そして、そのフィーダ部ケース3内に、定
形カット紙からなる用紙Pを複数枚収容可能な給紙カセ
ット14が傾斜状に着脱自在に装着され、給紙ローラ1
3の回転により、給紙カセット14に収容された用紙P
のうち、上側の用紙Pから1枚ずつ給紙される。更に、
用紙Pの2枚差しを防止する為に、給紙ローラ13の下
側に設けられた分離部材15が、圧縮バネ16により給
紙ローラ13に弾性付勢されている。ここで、給紙ロー
ラ13よりも搬送方向(図1において、後方から前方向
き)下流側には、給紙された用紙Pの先端を揃える1対
のレジストローラ17,18が回転可能に夫々枢支され
ている。
【0025】感光ドラム20は、図1〜図2,図5に示
すように、円筒状でアルミ製の円筒スリーブ21の外周
部に、ポリカーボネートに光導電性樹脂を分散させた所
定厚さ(例えば、約20μm)の光導電層22を形成し
た中空状のものであり、円筒スリーブ21を接地した状
態で、本体ケース2に回転自在に枢支されている。即
ち、感光ドラム20上に形成されたプラス極性の静電潜
像に対して、プラス極性に帯電したトナー53を反転現
像方式で現像するように構成されている。
【0026】レーザスキャナユニット30は、感光ドラ
ム20よりも下側に配設され、感光ドラム20上に静電
潜像を形成する為のレーザ光Lを発生するレーザ発光器
31、回転駆動されるポリゴンミラー(5面体ミラー)
32、1対のレンズ33,34、1対の反射ミラー3
5,36などから構成されている。このように、レーザ
スキャナユニット30を感光ドラム20よりも下側に配
設したので、搬送方向の長さを短くでき、レーザプリン
タ1をコンパクトに構成することができるとともに、用
紙搬送と干渉することなく、レーザスキャナユニット3
0から出射したレーザ光Lで感光ドラム20上に静電潜
像を形成することができる。
【0027】一方、感光ドラム20上のレーザ光Lが照
射される位置よりも、回転方向進角側の位置には、タン
グステンなどからなる帯電用ワイヤからコロナ放電を発
生させるスコロトロン型の帯電器40が設けられ、その
帯電器40よりも更に回転方向進角側の位置には、除電
ランプ41が設けられ、更に回転方向進角側の位置に
は、感光ドラム20上の紙粉を除去する紙粉取りブレー
ド42が圧接状に設けられている。
【0028】次に、感光ドラム20の直ぐ後側に配設さ
れた現像ユニット50について説明する。現像部ケース
4には、回転駆動されるアジテータ52と、電気絶縁性
を有する絶縁性のトナー53とを収容した2重円筒状の
トナーボックス51が着脱可能に装着され、そのトナー
ボックス51の前側には、トナーボックス51に形成さ
れたトナー供給口51aを介してアジテータ52の回転
により供給されたトナー53を貯蔵するトナー貯蔵室5
4が形成され、そのトナー貯蔵室54には、供給ローラ
55が左右方向向きに水平に配設され、回転可能に枢支
されている。
【0029】更に、そのトナー貯蔵室54の前側を仕切
るように且つ供給ローラ55と感光ドラム20とに夫々
接するように、現像ローラ56が左右方向向きに水平に
配設され、回転可能に枢支されている。ここで、現像ロ
ーラ56の回転中心は、感光ドラム20の回転中心と略
同じ高さ位置に設けられているが、供給ローラ55は現
像ローラ56に対して略斜め下側から接するように設け
られ、供給ローラ55と現像部ケース4との隙間Gは、
トナー53の移送を促進するように狭く形成されてい
る。そして、その隙間Gの大きさは、1mm以下とするこ
とが望ましい。
【0030】ここで、前記トナー53は、粉砕トナーよ
りも真球形状に近いスチレンアクリルなどからなる重合
トナーであり、その粒径は7〜10μm程度である。供
給ローラ55は、シリコンゴムやウレタンゴムなどから
なる導電性を有する発泡弾性体であり、現像ローラ56
との接触部における抵抗値は、約5×104〜1×10
9 Ωに設定されている。また、現像ローラ56は、シリ
コンゴムやウレタンゴムなどからなる導電性のリジッド
なローラであり、現像バイアス電圧を印加するその中心
部の電極から外周の接触部に至る抵抗値は、約5×10
4 〜1×107 Ωに設定されている。
【0031】一方、現像部ケース4の下側端部には、ス
テンレス製またはリン青銅製の薄い板状の弾性を有する
層厚規制ブレード57が後方斜め上向きに取り付けら
れ、その先端部に形成された屈曲部が現像ローラ56に
下側から押圧状に接触しており、供給ローラ55から供
給されて現像ローラ56の表面に層状に付着したトナー
53の層厚が、この層厚規制ブレード57で約2層の所
定厚さ(約13〜17μm)に規制される。即ち、現像ロー
ラ56上のトナー量を、約0.6 mg/cm2 に設定する
ように、屈曲部の曲率半径が約0.5 mmになっている。こ
れにより、現像ローラ56上の層厚規制後のトナー53
は2層になっていることから、現像に供されなかったト
ナー53は、感光ドラム20との接触部に堆積すること
なく、現像ローラ56に確実に付着して回収される。
【0032】そして、後述する第1駆動機構80と第2
駆動機構100により、感光ドラム20と供給ローラ5
5とが側面視で時計回りに回転駆動され、現像ローラ5
6は反時計回りに回転駆動されるとともに、供給ローラ
55の周速が現像ローラ56の周速の2倍となるように
駆動されるので、トナー53の各トナー粒子53aは、
図5に示すように、供給ローラ55と現像ローラ56と
の擦り付けにより、また層厚規制ブレード57の現像ロ
ーラ56への押圧摩擦により、プラス極性に帯電され、
このプラス極性に帯電したトナー53が、レーザ光Lに
より感光ドラム20上に形成された静電潜像に付着し
て、反転現像方式で現像される。
【0033】次に、転写ローラ60は、感光ドラム20
の上側に接するように設けられて回転自在に枢支され、
シリコンゴムやウレタンゴムなどからなる導電性を有す
る発泡弾性体であり、感光ドラム20との接触部におけ
る抵抗値は、約1×106 〜1×1010Ωに設定されて
いる。即ち、転写ローラ60は、感光ドラム20の表面
に接触しているので、その抵抗値を大きくすることで、
転写ローラ60に印加される電圧による感光ドラム20
に形成された光導電層22の破壊を生じないように、し
かも感光ドラム20上のトナー画像が用紙Pに確実に転
写されるようになっている。
【0034】定着ユニット70は、感光ドラム20より
も搬送方向下流側に設けられ、ハロゲンランプを内蔵し
た加熱用ローラ71と押圧ローラ72とからなり、用紙
Pの下面に転写されたトナー画像が加熱しつつ押圧され
て用紙Pに定着される。そして、その定着ユニット70
の搬送方向下流側には、用紙搬送用の1対の搬送ローラ
75と、排紙トレイ77とが夫々設けられている。即
ち、図1に示すように、給紙カセット14から給紙され
た用紙Pを搬送する搬送経路PPを形成する、これら給
紙ローラ13と、感光ドラム20と、定着ユニット70
と、排紙トレイ77とは、略直線状に配置されている。
【0035】次に、感光ドラム20や用紙搬送系を駆動
する第1駆動機構80について、図3に基づいて説明す
る。この第1駆動機構80は、レーザプリンタ1に向か
って左側の側壁部の外面側に配設され、第1駆動モータ
81の出力軸のギヤ82の回転力は、2段ギヤ83(8
3a,83b)と2段ギヤ84(84a,84b)とを
介してギヤ85に伝達され、このギヤ85の回転力は、
ギヤ86を介して給紙ローラ13を駆動するギヤ13a
に伝達される。更に、ギヤ86の回転力は、ギヤ87を
介してレジストローラ18を駆動するギヤ18aに伝達
される。
【0036】また、2段ギヤ83の回転力は、2段ギヤ
89(89a,89b)とギヤ90と2段ギヤ91(9
1a,91b)と2段ギヤ92(92a,92b)とを
介して、感光ドラム20を駆動するギヤ20aに伝達さ
れる。一方、2段ギヤ92の回転力は、ギヤ93とギヤ
94とを介して加熱用ローラ71を駆動するギヤ71a
に伝達される。即ち、第1駆動モータ81を時計回り方
向に回転させると、給紙ローラ13と、1対のレジスト
ローラ17,18と、感光ドラム20と、加熱用ローラ
71とが、矢印で示すように回転駆動されるので、給紙
カセット14から給紙された用紙Pは、所定の搬送経路
PPに沿って搬送されて排紙トレイ77に排紙される。
【0037】次に、現像ユニット50を駆動する第2駆
動機構100について、図4に基づいて説明する。ここ
で、第1駆動機構80と第2駆動機構100とが駆動手
段に相当する。この第2駆動機構100は、レーザプリ
ンタ1に向かって右側の側壁部の外面側に配設され、第
2駆動モータ101の出力軸のギヤ102の回転力は、
ギヤ103と2段ギヤ104(104a,104b)と
2段ギヤ105(105a,105b)とギヤ106と
ギヤ107を介して、トナーボックス51内のアジテー
タ52を駆動するギヤ52aに伝達される。また、ギヤ
106の回転力は供給ローラ55を駆動するギヤ55a
に伝達され、更にこのギヤ55aの回転力は現像ローラ
56を駆動するギヤ56aに伝達される。
【0038】即ち、第2駆動モータ101を時計回り方
向に回転させると、アジテータ52と、供給ローラ55
と、現像ローラ56とが、矢印で示すように回転駆動さ
れるので、アジテータ52の回転でトナーボックス51
のトナー53が供給ローラ55に供給されるとともに、
供給ローラ55の回転で現像ローラ56にトナー53が
供給される。ここで、感光ドラム20と現像ローラ56
とは反対方向に回転駆動されるとともに、現像ローラ5
6は、感光ドラム20の周速の約1.4 倍の所定の周速と
なるように駆動される。更に、現像ローラ56と供給ロ
ーラ55とは反対の回転方向に回転駆動されるととも
に、供給ローラ55は、現像ローラ56の周速の約2倍
の所定の周速となるように駆動される。
【0039】次に、設定された現像条件を説明しなが
ら、反転現像方式による現像処理の作用及び効果につい
て、図5〜図8に基づいて説明する。画像形成された画
像に必要な透過濃度(画像濃度)として「2.0 」を得る
為には、図6に示すように、用紙Pへのトナー付着量つ
まり現像トナー量として約0.78mg/cm2 が必要とな
る。ところで、前述したように、層厚規制ブレード57
により、現像ローラ56上のトナー量は、約0.6 mg/
cm2 に設定される場合に、現像効率を約100%とす
る。
【0040】ところで、トナー53の帯電量として、気
温約10℃且つ湿度約20%の低温低湿環境時における
約25μq/gから、気温約32℃°且つ湿度約80%の
高温高湿環境時における約20μq/gまで変化するが、
前述したように、現像ローラ56を、感光ドラム20と
反対の回転方向で且つ感光ドラム20の周速の1.4 倍の
周速となるように駆動し、更に供給ローラ55を、現像
ローラ56と反対の回転方向で且つ現像ローラ56の周
速の2倍以上の周速となるように駆動し、図7に示すよ
うに、1点鎖線で示す低温低湿環境と2点鎖線で示す高
温高湿環境との何れの環境下においても、所定の現像ト
ナー量(約0.78mg/cm2 )を得る為には、現像ロー
ラ56の実効現像バイアス電圧を「約250V」に設定
することになり、感光ドラム20に形成した静電潜像の
電圧である静電潜像電圧が「100V」なので、現像ロ
ーラ56に印加する現像用電源Eの現像バイアス電圧と
して、350Vに設定される(図5・図8参照)。
【0041】そして、画像形成処理が開始されたときに
は、先ず除電ランプ41で感光ドラム20上の帯電が一
掃された後、図5・図8に示すように、感光ドラム20
の表面は、帯電器40により約+800 Vに均一に帯電さ
れる。そして、この状態で、レーザ発光器31から発射
されたレーザ光Lは、ポリゴンミラー32で主走査され
ながらレンズ33,34と反射ミラー35,36とを経
て感光ドラム20上に照射されて、感光ドラム20上に
静電潜像が形成される。このとき、感光ドラム20上に
おける静電潜像に相当する部位の電圧が約+100 Vに下
降する。
【0042】ところで、供給ローラ55は、現像ローラ
56と反対の回転方向で且つ現像ローラ56の周速の約
2倍の周速となるように回転駆動されることから、供給
ローラ55から十分にトナー53が補給されて、現像ロ
ーラ56の表面には、現像バイアス電圧として約+350
Vが印加された状態で、プラス極性のトナー53が2層
の層厚で付着しているので、トナー53は、それ自身の
電圧よりも高い帯電電圧(約+800 V)に引き寄せられ
ることはなく、それよりも低い静電潜像電圧(約+100
V)に引き寄せられて、現像効率が約100%となるよ
うに、現像ローラ56上のトナー53が感光ドラム20
上に形成された静電潜像にだけ付着して現像処理され
る。これにより、感光ドラム20での現像不良を防止す
ることができる。
【0043】ここで、前述したように、現像ローラ56
の実効現像バイアス電圧を約250Vに設定してあるの
で、現像効率が約100%となって、十分な画像濃度を
得ることができるようになり、しかも現像ローラ56
を、感光ドラム20の周速の約1.4 倍の所定の周速とな
るように駆動されることから、これら感光ドラム20と
現像ローラ56との摩耗を低減することができる。これ
により、トナーボックス51にトナー53を補充するだ
けで、これら感光ドラム20と現像ローラ56とを長期
に亙って使用可能となり、ランニングコストを低減させ
ることができる。
【0044】一方、供給ローラ55と現像部ケース4と
の隙間Gは、トナー53の移送を促進するように狭く形
成されており、その大きさは1mm以下であるので、供給
ローラ55で供給される多量のトナー53のうち、層厚
規制ブレード57で除去された余分なトナー53は、供
給ローラ55と現像部ケース4との隙間Gに入り込む
が、隙間Gに入り込んだその余分なトナー53は、供給
ローラ55の時計回りの回転を介して、隙間G外に早期
に移送されて、隙間Gに堆積することがなく、供給ロー
ラ55によるトナー53の供給機能を常に良好に維持す
ることができる。
【0045】そして、トナー53で現像された静電潜像
のトナー画像は、転写ローラ60により用紙Pに確実に
転写された後、定着ユニット70で定着処理されて排紙
トレイ77に排出される。ここで、給紙カセット14か
ら給紙された用紙Pを搬送する搬送経路PPが略直線状
に形成され、用紙Pは、略直線状の搬送経路PPにより
搬送しながら画像形成されることから、用紙Pとして、
ハガキや封筒などの厚紙であっても、その用紙Pに綺麗
に且つ確実に画像形成することができる。
【0046】尚、前記第2駆動機構100は、トナー5
3の種類や現像ローラ56に付着させるトナー量に応じ
て、供給ローラ55や現像ローラ56の回転速度を変更
可能に構成したり、層厚規制ブレード57を弾性ゴムで
構成したり、帯電器40に代えて帯電ローラを用いた
り、また転写ローラ60に代えて転写ブラシやコロトロ
ン転写器などで構成するなど、前記実施形態に関し、既
存の技術や当業者に自明の技術に基いて種々の変更を加
えることもあり得る。尚、複写機やファクシミリなどの
各種の画像形成装置に本発明を適用し得ることも勿論で
ある。
【0047】
【発明の効果】請求項1に係る画像形成装置によれば、
静電潜像が形成される感光ドラムは所定回転方向に駆動
され且つ感光ドラムに接して静電潜像をトナーで現像す
る現像ローラは感光ドラムと反対方向に回転駆動される
ので、これら感光ドラムと現像ローラとの摩耗を低減す
ることができ、更に供給ローラは現像ローラと反対方向
に回転駆動されるので、これら現像ローラと供給ローラ
の摩耗を低減することができる。これにより、これら感
光ドラムと現像ローラと供給ローラとを長期に亙って使
用可能となり、トナーを補充するだけでよく、ランニン
グコストを低減させることができる。
【0048】請求項2に係る画像形成装置によれば、請
求項1と同様の効果を奏するが、給紙ローラにより給紙
された用紙は、これら転写手段と定着ユニットとを経
て、略直線状の搬送経路により搬送されて排紙手段によ
り排出されるので、厚紙の用紙にも簡単に印刷すること
ができる。請求項3に係る画像形成装置によれば、請求
項1又は請求項2と同様の効果を奏するが、供給ローラ
は、その周速を現像ローラの周速の2倍以上の周速とす
るように駆動されるので、静電潜像の現像処理で不均一
になっている現像ローラ上のトナー層を、供給ローラか
ら補給される十分なトナー量で、所定層厚に確実に均一
化でき、静電潜像を十分な現像濃度で常に良好に現像す
ることができる。
【0049】請求項4に係る画像形成装置によれば、請
求項3と同様の効果を奏するが、現像ローラの下側に圧
接状に設けた層厚規制部材で除去された余分なトナー
が、現像ユニットのフレームと供給ローラとの間の隙間
に落下するが、その隙間が狭く形成されているので、供
給ローラの回転によるトナーの移送が促進されて堆積す
ることがなく、供給ローラによるトナーの供給機能が良
好に保持される。
【0050】請求項5に係る画像形成装置によれば、請
求項2と同様の効果を奏するが、感光ドラムを搬送経路
の下側に且つ転写手段を搬送経路の上側に配設したの
で、搬送経路を略直線状に維持して、感光ドラム上のト
ナー画像を用紙に確実に転写することができる。請求項
6に係る画像形成装置によれば、請求項5と同様の効果
を奏するが、露光手段を、感光ドラムよりも下側に配設
したので、搬送方向の長さを短くでき、画像形成装置を
コンパクトに構成することができるとともに、用紙搬送
と干渉することなく、露光手段で感光ドラム上に静電潜
像を形成することができる。
【0051】請求項7に係る画像形成装置によれば、静
電潜像が形成される感光ドラムは所定回転方向に駆動さ
れ且つ感光ドラムに接して静電潜像をトナーで現像する
現像ローラは感光ドラムと反対方向に回転駆動されるの
で、これら感光ドラムと現像ローラとの摩耗を低減する
ことができ、更に供給ローラは現像ローラと反対方向に
回転駆動されるので、これら現像ローラと供給ローラの
摩耗を低減することができ、請求項1と同様にランニン
グコストを低減させることができる。
【0052】また、給紙ローラにより給紙された用紙
は、これら転写手段と定着ユニットとを経て、略直線状
の搬送経路により搬送されて排紙手段により排出される
ので、厚紙の用紙にも簡単に印刷することができる。更
に、感光ドラムを搬送経路の下側に且つ転写手段を搬送
経路の上側に配設したので、搬送経路を略直線状に維持
して、感光ドラム上のトナー画像を用紙に確実に転写す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、レーザプリンタの縦
断側面図である。
【図2】図1における現像ユニットの部分拡大側面図で
ある。
【図3】第1駆動機構のギヤ系の構成図である。
【図4】第2駆動機構のギヤ系の構成図である。
【図5】図2の要部拡大側面図である。
【図6】透過濃度と現像トナー量とに関する線図であ
る。
【図7】現像トナー量と実効バイアス電圧とに関する線
図である。
【図8】反転現像方式による現像処理を説明する説明図
である。
【図9】従来技術に係り、ジグザグ状の用紙の搬送経路
を備えたレーザプリンタの構成図である。
【図10】従来技術に係り、(a)はトナーカートリッ
ジを感光ドラムに対して用紙搬送方向の下流側に設けた
レーザプリンタの構成図であり、(b)はトナーカート
リッジを感光ドラムに対して用紙搬送方向の上流側に設
けたレーザプリンタの構成図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ 4 現像部ケース 10 フィーダユニット 13 給紙ローラ 14 給紙カセット 20 感光ドラム 30 レーザスキャナユニット 50 現像ユニット 53 トナー 55 供給ローラ 56 現像ローラ 60 転写ローラ 70 定着ユニット 77 排紙トレイ 80 第1駆動機構 81 第1駆動モータ 100 第2駆動機構 101 第2駆動モータ P 用紙 G 隙間 PP 搬送経路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成の為の用紙を給紙ローラにより
    給紙するフィーダユニットと、感光ドラムと、感光ドラ
    ム上に静電潜像を形成する露光手段と、トナーを供給す
    る供給ローラとこの供給ローラから供給されたトナーで
    感光ドラム上の静電潜像を現像する現像ローラとを有す
    る現像ユニットと、感光ドラム上のトナー画像を用紙に
    転写する転写手段と、用紙に転写されたトナー画像を加
    熱定着する定着ユニットと、トナー画像が定着された用
    紙を排出する排紙手段とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記感光ドラムを用紙搬送に同期させて所定回転方向に
    回転駆動するとともに、前記現像ローラを感光ドラムと
    反対方向に回転駆動し、更に供給ローラを現像ローラと
    反対方向に回転駆動する駆動手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記給紙ローラと転写手段と定着ユニ
    ットと排紙手段とにわたり、用紙を搬送する搬送経路を
    略直線状に配置したことを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、供給ローラの周速が、
    現像ローラの周速の2倍以上の周速となるように供給ロ
    ーラを駆動することを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記供給ローラから供給されて現像ロー
    ラに付着したトナーのトナー量を規制する層厚規制部材
    を現像ローラの下側に圧接状に設け、供給ローラの下側
    に形成される現像ユニットのフレームと供給ローラとの
    間の隙間を、その層厚規制部材で除去された余分なトナ
    ーの移送を促進するように狭く形成したことを特徴とす
    る請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記感光ドラムは前記搬送経路の下側に
    配設され、前記転写手段は前記搬送経路の上側に配設さ
    れたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記露光手段は、感光ドラムよりも下側
    に配設されたことを特徴とする請求項5に記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 画像形成の為の用紙を給紙ローラにより
    給紙するフィーダユニットと、感光ドラムと、感光ドラ
    ム上に静電潜像を形成する露光手段と、トナーを供給す
    る供給ローラとこの供給ローラから供給されたトナーで
    感光ドラム上の静電潜像を現像する現像ローラとを有す
    る現像ユニットと、感光ドラム上のトナー画像を用紙に
    転写する転写手段と、用紙に転写されたトナー画像を加
    熱定着する定着ユニットと、トナー画像が定着された用
    紙を排出する排紙手段とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記給紙ローラと転写手段と定着ユニットと排紙手段と
    にわたって設けられ、用紙を搬送する略直線状の搬送経
    路と、 前記感光ドラムを用紙搬送に同期させて所定回転方向に
    回転駆動するとともに、前記現像ローラを感光ドラムと
    反対方向に回転駆動し、更に供給ローラを現像ローラと
    反対方向に回転駆動する駆動手段とを備え、 前記感光ドラムは搬送経路の下側に配設され、前記転写
    手段は搬送経路の上側に配設されたことを特徴とする画
    像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130287451A1 (en) * 2012-04-26 2013-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, developing apparatus, and process cartridge
JP2014089245A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Canon Inc 画像形成装置

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US20130287451A1 (en) * 2012-04-26 2013-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, developing apparatus, and process cartridge
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