JPH0980515A - 像ブレ補正装置 - Google Patents

像ブレ補正装置

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Publication number
JPH0980515A
JPH0980515A JP26257695A JP26257695A JPH0980515A JP H0980515 A JPH0980515 A JP H0980515A JP 26257695 A JP26257695 A JP 26257695A JP 26257695 A JP26257695 A JP 26257695A JP H0980515 A JPH0980515 A JP H0980515A
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JP
Japan
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human body
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Pending
Application number
JP26257695A
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English (en)
Inventor
Fumiya Taguchi
文也 田口
Tatsuo Amanuma
辰男 天沼
Shinichi Hirano
真一 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より正確なω0検出を可能とし、また不要な
像ブレの増大を防ぐ。 【解決手段】 像ブレを検出する振れ検出装置(19)
と、像ブレを補正する像ブレ補正機構(22、25)
と、振れ検出装置(19)の信号に基づいて演算し、像
ブレ補正機構(22、25)を制御する制御装置(1
4)と、人体の接触または離脱を検出する接触検出手段
(29、30)とを具備し、接触検出手段(29、3
0)が人体の接触または離脱を検出したときに、制御装
置(14)が像ブレ補正機構(22、25)の制御の実
行を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手振れ等に起因す
る像ブレを補正する像ブレ補正装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】スチルカメラやビデオカメラ等に生じた
振れ(手振れ等)を、角速度センサ等のセンサによって
検出し、検出された振れ方向と逆の向きに補正光学系を
移動させて像ブレを補正する像ブレ補正装置が知られて
いる(特開平2−183217号公報)。
【0003】図1は従来のレンズ交換可能なカメラ装置
のブレ補正回路のブロック図を表す。カメラボディ1内
には電池3があり、カメラ内及び撮影レンズ等に給電す
る。カメラボディ1と撮影レンズ2は、電気的な接続を
行うための電気接点8、9、10、11、及び12によ
り接続される。電気接点8は、ボディ内電池3から半導
体スイッチである給電制御スイッチ6を介して、撮影レ
ンズ2に給電するための接点である。電気接点9は、カ
メラボディ1内のDC/DCコンバータ5の出力を撮影
レンズ2に給電するための接点である。電気接点10
は、カメラボディ1内のCPU4と撮影レンズ2内のマ
スターCPU14の通信を行うための接点群である。電
気接点11は、カメラボディ1内の電池3の陰極端子に
つながるGND(グランド)ラインの接点である。電気
接点12は、カメラボディ1の金物に接地されたGND
ラインである。
【0004】スイッチ7a及び7bは、カメラのレリー
ズボタンの、それぞれ第1ストロークでON、第2スト
ロークでONするスイッチである。スイッチ7aがON
すると、ボディCPU4のHAN端子にはLレベルが入
力される。スイッチ7bがONするとボディCPU4の
RLS端子にはLレベルが入力される。カメラボディ1
内の主要な制御を司るCPU4は、HAN端子にLレベ
ルが入力されることによりカメラボディ1内のDC/D
Cコンバータ5を起動制御し、接点9を介して撮影レン
ズ2内のマスターCPU14及び電気的に書き換え可能
な不揮発メモリ(EEPROM)15に給電する。また
マスターCPU14は、電気接点8の給電要求信号を電
気接点10を介してカメラボディ1内のCPU4に出力
すると、カメラボディ1内の電池3よりCPU4の制御
する半導体スイッチ6と電気接点8とを介して、撮影レ
ンズ2内のDC/DCコンバータ17に給電する。
【0005】電気接点9の電源が給電されるとマスター
CPU14はDC/DCコンバータ17を起動する。D
C/DCコンバータ17は、定電圧レギュレータ18、
スレーブCPU20、モータードライバ21及び24に
給電する。定電圧レギュレータ18は、振れ検出回路及
びアナログ処理回路ブロック(アナログ回路)19に給
電する。アナログ処理回路19では、信号成分のダイナ
ミックレンジを大きくとるため、処理回路の電源もノイ
ズのレベルは低くなくてはならない。DC/DCコンバ
ータ17の出力を直接用いると、この電源がスイッチン
グ電源であるという特性上ノイズのレベルは十分低いレ
ベルではない。そのために定電圧レギュレータ回路18
を介してアナログ処理を行う回路の電源に供給してい
る。
【0006】マスターCPU14は、AN2端子27に
おいて電気接点6の電圧をモニターしている。この電圧
の値が所定の値を下回る場合に、警告を発したり制御の
停止を行っている。尚、抵抗13は、モーター22及び
25が回り、大電流が接点11に流れ込んだときに、接
点12との電位差が大きくならないように入れた低抵抗
である。
【0007】スイッチ16a及びスイッチ16bは、2
bitの設定スイッチであり、像ブレ補正制御モードを
選択するものである。スイッチ16aがONの時に、レ
ンズ内CPU14のD1端子にはLレベルが入力され
る。スイッチ16bがONの時に、レンズ内CPU14
のD2端子にはLレベルが入力される。この設定により
次のようにモードを選択する。 D1 D2 補正モード ――――――――――――――――――――――――――――― L H 露光中のみ補正動作を行うモード H L 露光中以外にも補正動作を行うモード H H 補正動作を一切行わないモード
【0013】補正動作を行わないモードでは、アナログ
回路19にて検出された振れ量は、アナログ処理されて
マスターCPU14に入力される。上記像ブレ補正モー
ドが露光中以外にも補正動作を行うモードに設定されて
いる状態(スイッチ16bのみON)で、カメラボディ
1内のスイッチ7aがONした場合、マスターCPU1
4はアナログ処理されたデータをもとにモーター22及
び25を駆動すべき量を演算し、スレーブCPU20に
伝達する。スレーブCPU20はMD21及びMD24
に対して、駆動すべき量を出力してモーター22及び2
5を駆動する。モーター22及び25は、回転運動を直
線運動に変換し不図示の補正光学系を駆動する。モータ
ー22及び25の回転による補正光学系の位置を検出し
ている位置検出回路23及び26、たとえばフォトイン
タラプタ素子等からのフィードバックパルスでその制御
量との偏差を知る。
【0014】上記像ブレ補正モードが露光中のみ補正動
作を行うモードに設定されている状態(スイッチ16a
のみON)で、カメラボディ1内のスイッチ7bがON
した場合、露光中のみに補正光学系を駆動する。
【0015】角速度センサで検出された出力をフィルタ
を通して増幅するアナログ回路19にてアナログ処理さ
れたデータは、角速度の次元を持っている。このデータ
をもとに補正光学系を駆動するには、まず角速度の基準
値を算出する。これをω0検出と呼ぶ。これは一定の速
度でパンニングをした場合、ぶれている状態とは異なる
ことを補正動作に反映させるためである。このω0と検
出された角速度の処理データの差に比例した補正量で補
正光学系を駆動する。ω0は次式で算出される。 ω0=(1/T)Σω(t)
【0017】これは時刻0〜Tまでの間の各時刻の角速
度ω(t)の和を、時間Tで平均したものである。この
計算に使用する角速度データは、カメラの状態がぶれ状
態でないと判断されるときに検出したデータを用いるの
が理想的である(図9(a))。また平均する時間(検
出時間)Tも長い程データの安定性は良い。
【0018】アナログ回路19は、電源が印加された時
点から検出角速度を出力する。レンズ内のCPU14は
角速度を出力された時点からω0検出処理を始める。ω
0検出にかかる時間は検出時間が十分にある場合はおよ
そ2秒間程度であるが、電源投入直後の撮影の場合等2
秒間も確保できない時はできる限り長い時間検出するよ
うにする。撮影が行われる際には、撮影の直前までのω
0検出データを用いて補正量を算出する。この補正量を
もとに図10に示すブロック図で、モーターをフィード
バック制御する。基本的にはPID制御を行う。フィー
ドバックされた量と目標値との偏差に比例した(propor
tional)量及び積分(integral)量及び微分(differen
tial)量の和を次回の制御量とするものである。具体的
には図10に示すように以下の制御を行っている。
【0019】センサ処理後出力(アンプ出力)に対する
追値制御である。
【0020】アンプ出力を目標として比例(proportion
al)制御する基本前向き制御項がある。これは制御対象
であるモーターが入力に対してリニヤな出力速度を発生
することが分かっているからである。
【0021】制御対象であるモーターは遅れ要素を持つ
ので、前記基本制御項のみでは必ず遅れる。これを補償
するために微分(diferencial)予測前向き制御項があ
る。
【0022】以上の前向きPD制御のみだと、定常特性
としてオフセットを必ず生じ到達目標に対して精度が低
下するので、以下に述べる2つのfeed−back
PI制御を行っている。
【0023】モーターの変位をモニターし、この情報で
モーターの位置と速度をfeed−backしている。
【0024】その情報から位置偏差と速度偏差を求め、
これを入力として2つのPI制御を行っている。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の場
合以下のような2つの問題があった。
【0026】像ブレ補正動作の開始を行わせるスイッチ
が押下動作をともなう場合、操作時に手ぶれを誘発し、
必要以上の像ブレを誘発するという問題点があった。
【0027】像ブレ補正撮影の開始を行わせるスイッチ
が押下動作をともなう場合、操作時に手ぶれを誘発し、
ω0検出する際に誤差の影響を及ぼすという問題点があ
った。図9(b)のように、ω0検出時にボタンの押下
等により不用意なブレが検出系に入力されると、ω0の
値が誤差を含み、補正光学系の制御位置が図9(d)の
ように収束しない制御になって光学系移動制限まで至っ
てしまい、補正が十分な精度でなされない点で改善余地
があった。
【0028】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、より正確なω0検出を可能とし、また不要な像
ブレの増大を防ぐことを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、第1発明は、像ブレを検出する振れ検出装置(1
9)と、像ブレを補正する像ブレ補正機構(22、2
5)と、振れ検出装置(19)の信号に基づいて演算
し、像ブレ補正機構(22、25)を制御する制御装置
(14)と、人体の接触または離脱を検出する接触検出
手段(29、30)とを具備し、接触検出手段(29、
30)が人体の接触または離脱を検出したときに、制御
装置(14)が像ブレ補正機構(22、25)の制御の
実行を開始するように構成されている。
【0030】第2発明は、像ブレを検出する振れ検出装
置(19)と、像ブレを補正する像ブレ補正機構(2
2、25)と、振れ検出装置(19)の信号に基づいて
演算し、像ブレ補正機構(22、25)を制御する制御
装置(14)と、人体の接触または離脱を検出する接触
検出手段(29、30)とを具備し、接触検出手段(2
9、30)が人体の接触または離脱を検出したときに、
振れ検出装置(19)への給電を開始するように構成さ
れている。
【0031】第3発明は、像ブレを検出する振れ検出装
置(19)と、像ブレを補正する像ブレ補正機構(2
2、25)と、振れ検出装置(19)の信号に基づいて
演算し、像ブレ補正機構(22、25)を制御する制御
装置(14)と、人体の接触または離脱を検出する接触
検出手段(29、30)とを具備し、接触検出手段(2
9、30)が人体の接触または離脱を検出したときに、
露光制御を開始するように構成されている。
【0032】第4発明は、像ブレを検出する振れ検出装
置(19)と、像ブレを補正する像ブレ補正機構(2
2、25)と、振れ検出装置(19)の信号に基づいて
演算し、像ブレ補正機構(22、25)を制御する制御
装置(14)と、人体の一部がカメラのファインダーに
近づいたことを検出する人体近傍検出手段とを具備し、
人体近傍検出手段が、人体の一部がカメラのファインダ
ーに近づいたことを検出したときに、制御装置(14)
が像ブレ補正機構(22、25)の制御の実行を開始す
るように構成されている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0034】図1は、本発明による像ブレ補正装置の一
実施例を示すブロック結線図である。
【0035】図1において、カメラボディ1内には電池
3があり、カメラ内及び撮影レンズ等に給電する。カメ
ラボディ1と撮影レンズ2は、電気的な接続を行うため
の電気接点8、9、10、11、及び12により接続さ
れる。電気接点8は、半導体スイッチである給電制御ス
イッチ6を介して、ボディ内電池3から撮影レンズ2に
給電するための接点である。電気接点9は、カメラボデ
ィ1内のDC/DCコンバータ5の出力を撮影レンズ2
に給電するための接点である。電気接点10は、カメラ
ボディ1内CPU4と撮影レンズ2内マスターCPU1
4の通信を行うための接点群である。電気接点11は、
カメラボディ内電池3の陰極端子につながるGND(グ
ランド)ラインである。電気接点12は、カメラボディ
1の金物に接地されたGNDラインである。スイッチ7
aおよび7bは、カメラのレリーズボタンのそれぞれ第
1ストロークでON、第2ストロークでONするスイッ
チである。スイッチ7aがONすると、ボディCPU4
のHAN端子にはLレベルが入力される。スイッチ7b
がONすると、ボディCPU4のRLS端子にはLレベ
ルが入力される。
【0036】カメラボディ1内の主要な制御を司るCP
U4は、HAN端子にLレベルが入力されることによ
り、カメラボディ1内のDC/DCコンバータ5を起動
制御し、接点9を介して撮影レンズ2内のマスターCP
U14と、電気的に書き換え可能な不揮発メモリ(EE
PROM)15とに給電する。またマスターCPU14
は、電気接点8の給電要求信号を電気接点10を介して
カメラボディ1内CPU4に出力すると、カメラボディ
1内の電池3よりCPU4の制御する半導体スイッチ6
と電気接点8とを介して、撮影レンズ2内のDC/DC
コンバータ17に給電する。電気接点9の電源が給電さ
れるとマスターCPU14は、DC/DCコンバータ1
7を起動する。DC/DCコンバータ17は、定電圧レ
ギュレータ18、スレーブCPU20及びモータードラ
イバ21及び24の制御回路に給電する。定電圧レギュ
レータ18は、振れ検出回路及びアナログ処理回路ブロ
ック(アナログ回路19)に給電する。アナログ処理回
路19の場合、信号成分のダイナミックレンジを大きく
とるため、その電源もノイズのレベルは低くなくてはな
らない。DC/DCコンバータ17の出力を直接用いる
と、この電源がスイッチング電源であるという特性上ノ
イズのレベルは十分低いレベルではない。そのために定
電圧レギュレータ回路18を介してアナログ処理回路1
9の電源に供給している。
【0037】マスターCPU14は、電気接点6の電圧
をモニターしている(AN2端子27)。この電圧の値
が所定の値を下回る場合は、警告を発したり制御の停止
を行っている。尚、抵抗13は、モーター22及び25
が回り大電流が接点11に流れ込んだときに、接点12
との電位差が大きくならないように入れた低抵抗であ
る。
【0038】撮影レンズ内CPU14は、レンズ鏡筒表
面に設置された2つの電極28aおよび28bで構成さ
れた接触検出スイッチ28の電位をSEN端子により監
視している。このスイッチ28がONされるとレンズ内
CPU14のSEN端子はLレベルになる。
【0039】スイッチ16a及び16bは2bitの設
定スイッチであり、像ブレ補正制御モードを選択するも
のである。スイッチ16aがONの時、レンズ内CPU
14のD1端子にはLレベルが入力される。スイッチ1
6bがONの時レンズ内CPU14のD2端子にはLレ
ベルが入力される。この設定により次のようにモードを
選択する。 D1 D2 補正モード ――――――――――――――――――――――――――――― L H 露光中のみ補正動作を行うモード H L 露光中以外にも補正動作を行うモード H H 補正動作を一切行わないモード
【0044】アナログ回路19にて検出された振れ量
は、アナログ処理されてマスターCPU14に入力され
る。上記像ブレ補正モードが露光中以外にも、補正動作
を行うモードに設定されている状態(スイッチ16bの
みON)で、カメラボディ1内のスイッチ7aがONし
た場合、もしくはスイッチ28がONし、レンズ内CP
U14のSEN端子にLレベルが入力され、ボディ内C
PU4にこの状態が伝達された場合、マスターCPU1
4は、アナログ処理されたデータをもとにモーター22
及び25を駆動すべき量を演算し、スレーブCPU20
に伝達する。スレーブCPU20は、MD21及び24
に対して駆動すべき量を出力し、モーター22および2
5をそれぞれ駆動する。モーター22および25は、回
転運動を直線運動に変換して不図示の補正光学系を駆動
する。モーター22及び25の回転による補正光学系の
位置を検出している位置検出回路23及び26、たとえ
ばフォトインタラプタ素子等からのフィードバックパル
スで、その制御量との偏差を知る。
【0045】上記像ブレ補正モードが露光中のみ補正動
作を行うモードに設定されている状態(スイッチ16a
のみON)で、カメラボディ1内のスイッチ7bがON
した場合は、露光中のみに補正光学系を駆動する。
【0046】図2は、撮影レンズに装備されている接触
検出用の回路例である。図8に示すフォーカス環付近に
装備されている検出用電極が、本図の電極29および3
0に相当する。この電極29および30は、インピーダ
ンスが高くなるように回路構成する。つまり抵抗42に
抵抗値の高いものを採用している。この様な構成をとる
ことによって、指で電極29および30を触れるだけ
で、CPU14の端子はLレベルを認識することができ
る。Lレベルを認識するとVRユニット31に対して補
正開始コマンドを発する。抵抗43及びツェナーダイオ
ード44は、外部から印加される可能性のある過大入力
電圧から内部の素子を保護するために入れたものであ
る。
【0047】図3は、撮影レンズに装備されている接触
検出用の回路例である。図8に示すフォーカス環付近に
装備されている検出用電極が、本図の電極32および3
3に相当する。この電極32および33は、インピーダ
ンスが高くなるように回路構成する。つまり抵抗45に
抵抗値の高いものを採用している。この様な構成をとる
ことによって、指で電極32および33を触れるだけ
で、CPU14の端子はLレベルを認識することができ
る。Lレベルを認識するとVRユニット31に対して補
正開始コマンドを発する。抵抗47及びツェナーダイオ
ード48は外部から印加される可能性のある過大入力電
圧から内部の素子を保護するために入れたものである。
またサーミスタ46は、高温多湿の環境に於いても検出
回路が誤動作しないように、温度補償のために入れた抵
抗である。つまり、温度が高温になると電極32に接続
されたプルアップ抵抗値が下がり感度を下げることにな
る。
【0048】図4は、撮影レンズに装備されている接触
検出用の回路例である。図8に示すフォーカス環付近に
装備されている検出用電極が、本図の電極34および3
5に相当する。この電極34および35は、インピーダ
ンスが高くなるように回路構成する。つまり電極34に
接続されている定電流源49により、電極34をハイイ
ンピーダンス化している。この様な構成をとることによ
って、指で電極34および35を触れるだけで、CPU
14の端子は指が接触したことを認識することができ
る。実際には指で触れることにより、定電流源49から
流れ込む電量値が変わり、CPUポートは指で触れたと
きと触れないときとで異なる電圧が入力される。これに
より指の接触を認識している。認識するとCPU14は
VRユニット31に対して補正開始コマンドを発する。
抵抗50及びツェナーダイオード51は、外部から印加
される可能性のある過大入力電圧から内部の素子を保護
するために入れたものである。
【0049】図5は、撮影レンズに装備されている接触
検出用の回路例である。図8に示すフォーカス環付近に
装備されている検出用電極が、本図の電極36および3
7に相当する。この電極36および37は、インピーダ
ンスが高くなるように回路構成する。つまり発振回路5
3を構成し、指で電極36および37を触れるだけでC
PU14の端子は発振回路の発振状態をモニターするこ
とができ、これにより指の接触を認識することができ
る。CPU14は、認識するとVRユニット31に対し
て補正開始コマンドを発する。抵抗54及びツェナーダ
イオード68は、外部から印加される可能性のある過大
入力電圧から内部の素子を保護するために入れたもので
ある。
【0050】図6は、撮影レンズに装備されている接触
検出用の回路例である。図8に示すフォーカス環付近に
装備されている検出用電極が、本図の電極38および3
9に相当する。この電極38および39は、インピーダ
ンスが高くなるように回路構成する。つまりNPNトラ
ンジスタのベースを入力とし、指で電極36および37
を触れるとベース電流が供給され、この電流が増幅され
てコレクタ電流が流れることでコレクタ電位が変化す
る。CPU14の端子は、NPNトランジスタのコレク
タの電位をモニターすることにより、指の接触を認識す
ることができる。CPU14は、認識するとVRユニッ
ト31に対して補正開始コマンドを発する。抵抗56及
びツェナーダイオード57は、外部から印加される可能
性のある過大入力電圧から内部の素子を保護するために
入れたものである。
【0051】図7は、撮影レンズに装備されている接触
検出用の回路例である。図8に示すフォーカス環付近に
装備されている検出用電極が、本図の電極40および4
1に相当する。この電極40および41は、インピーダ
ンスが高くなるように回路構成する。つまりPNPトラ
ンジスタのベースを入力とし、指で電極40および41
を触れるとベース電流が供給され、この電流が増幅され
てコレクタ電流が流れることでコレクタ電位が変化す
る。CPU14の端子は、PNPトランジスタのコレク
タの電位をモニターすることにより、指の接触を認識す
ることができる。CPU14は、認識するとVRユニッ
ト31に対して補正開始コマンドを発する。抵抗61及
びツェナーダイオード60は外部から印加される可能性
のある過大入力電圧から内部の素子を保護するために入
れたものである。図6との違いは、レンズ鏡筒外部に正
電源電圧が露出しないため、ボディアースに対して短絡
事故が起こりにくいことである。
【0052】以上のような構成をもつ接触検出スイッチ
を、像ブレ補正動作開始のスイッチとして採用すること
により、像ブレ補正開始前から行っているω0検出動作
に影響を与えることがない。補正動作を開始するために
は、スイッチを触るだけでよいので角速度検出用のセン
サに与える影響も小さい。
【0053】図8は、カメラボディにとりつけた撮影レ
ンズの外観を示したものである。マニュアル操作でピン
ト合わせを行うためのフォーカスリング66、ズームレ
ンズの焦点距離の変更を行うためのズームリング67、
像ブレ補正駆動の制御モードを設定するモード設定スイ
ッチ16、一連の撮影動作を実行するためのレリーズボ
タン7、指で触ったことを検出するための接触検出電気
接点65が、それぞれ配置される。
【0054】尚、本実施例ではスイッチ28がONされ
てレンズ内CPU14のSEN端子がLレベルになるこ
とで補正を開始する例について述べたが、像ブレ検出回
路等のアナログ回路19に給電を開始するようにしても
良い。また、像ブレ補正をともなった露光制御を開始す
るようにしても良い。
【0055】また、接触検出スイッチに指が接触したこ
とを検出して、像ブレ補正動作を開始する場合について
説明したが、接触検出スイッチから指を離したことを検
出して、像ブレ補正動作を開始するようにもできる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の像ブレ補正装置
によれば、接触検出手段が人体の接触または離脱を検出
したときに、制御装置が像ブレ補正機構の制御の実行を
開始するようにしたので、より正確なω0検出を可能と
し、また不要な像ブレの増大を防ぐことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による像ブレ補正装置および従来の像ブ
レ補正装置の一例を示すブロック結線図である。
【図2】本発明による像ブレ補正装置の一実施例を示す
ブロック結線図である。
【図3】本発明による像ブレ補正装置の一実施例を示す
ブロック結線図である。
【図4】本発明による像ブレ補正装置の一実施例を示す
ブロック結線図である。
【図5】本発明による像ブレ補正装置の一実施例を示す
ブロック結線図である。
【図6】本発明による像ブレ補正装置の一実施例を示す
ブロック結線図である。
【図7】本発明による像ブレ補正装置の一実施例を示す
ブロック結線図である。
【図8】本発明による像ブレ補正装置の一実施例を示す
上面図である。
【図9】像ブレ補正装置の一例を示す特性図である。
【図10】像ブレ補正装置の一例を示すブロック結線図
である。
【符号の説明】
1 カメラボディ 2 撮影レンズ 3 カメラボディ内電池 4 ボディ内CPU 5 ボディ内DC/DCコンバータ 6 給電制御半導体スイッチ 7 2段式レリーズボタン 8 電気接点 9 電気接点 10 電気接点 11 電気接点 12 電気接点 13 抵抗 14 撮影レンズ内マスターCPU 15 不揮発性メモリ 16 像ブレ補正モード設定スイッチ 17 レンズ内DC/DCコンバータ 18 定電圧出力回路(レギュレータ) 19 アナログ処理回路(アナログ回路) 20 撮影レンズ内スレーブCPU 21 モータードライバ 22 モーター 23 モーター回転検出回路 24 モータードライバ 25 モーター 26 モーター回転検出回路 27 バッテリチェック 28 像ブレ補正開始スイッチ 29 検出電極 30 検出電極 31 VRユニット 32 検出電極 33 検出電極 34 検出電極 35 検出電極 36 検出電極 37 検出電極 38 検出電極 39 検出電極 40 検出電極 41 検出電極 42 高抵抗 43 保護用抵抗 44 ツェナーダイオード 45 高抵抗 46 サーミスタ 47 保護用抵抗 48 ツェナーダイオード 49 定電流源 50 保護抵抗 51 ツェナーダイオード 52 高抵抗 53 発振回路 54 保護抵抗 55 抵抗 56 保護抵抗 57 ツェナーダイオード 58 高抵抗 59 NPNトランジスタ 60 ツェナーダイオード 61 保護抵抗 62 高抵抗 63 PNPトランジスタ 64 抵抗 65 接触検出電気接点 66 フォーカスリング 67 ズームリング 68 ツェナーダイオード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像ブレを検出する振れ検出装置と、 像ブレを補正する像ブレ補正機構と、 前記振れ検出装置の信号に基づいて演算し、前記像ブレ
    補正機構を制御する制御装置と、 人体の接触または離脱を検出する接触検出手段とを具備
    し、 前記接触検出手段が人体の接触または離脱を検出したと
    きに、前記制御装置が像ブレ補正機構の制御の実行を開
    始することを特徴とする像ブレ補正装置。
  2. 【請求項2】像ブレを検出する振れ検出装置と、 像ブレを補正する像ブレ補正機構と、 前記振れ検出装置の信号に基づいて演算し、前記像ブレ
    補正機構を制御する制御装置と、 人体の接触または離脱を検出する接触検出手段とを具備
    し、 前記接触検出手段が人体の接触または離脱を検出したと
    きに、前記振れ検出装置への給電を開始することを特徴
    とする像ブレ補正装置。
  3. 【請求項3】像ブレを検出する振れ検出装置と、 像ブレを補正する像ブレ補正機構と、 前記振れ検出装置の信号に基づいて演算し、前記像ブレ
    補正機構を制御する制御装置と、 人体の接触または離脱を検出する接触検出手段とを具備
    し、 前記接触検出手段が人体の接触または離脱を検出したと
    きに、露光制御を開始することを特徴とする像ブレ補正
    装置。
  4. 【請求項4】前記接触検出手段は、2個の電極で構成さ
    れた高インピーダンス入力端子であることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3記載の像ブレ補正装置。
  5. 【請求項5】前記接触検出手段は、フォーカスリングと
    ズームリングの間に存在することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3記載の像ブレ補正装置。
  6. 【請求項6】前記接触検出手段は、絞りリングに存在す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の像ブレ
    補正装置。
  7. 【請求項7】前記接触検出手段は、お互いに鏡筒円環の
    略対面位置に配置される2個の電極で構成されることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3記載の像ブレ補正装
    置。
  8. 【請求項8】像ブレを検出する振れ検出装置と、 像ブレを補正する像ブレ補正機構と、 前記振れ検出装置の信号に基づいて演算し、前記像ブレ
    補正機構を制御する制御装置と、 人体の一部がカメラのファインダーに近づいたことを検
    出する人体近傍検出手段とを具備し、 前記人体近傍検出手段が、人体の一部がカメラのファイ
    ンダーに近づいたことを検出したときに、前記制御装置
    が像ブレ補正機構の制御の実行を開始することを特徴と
    する像ブレ補正装置。
JP26257695A 1995-09-14 1995-09-14 像ブレ補正装置 Pending JPH0980515A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002156675A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Nikon Corp ブレ補正カメラ
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