JP3092928B2 - カメラの像ブレ抑制装置 - Google Patents
カメラの像ブレ抑制装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、手ぶれ等によるカメラのブレを検出し、こ
の情報に基づいて光学的な補正を行なうことにより上記
ぶれ等を防止するカメラの像ぶれ防止装置に関するもの
である。
の情報に基づいて光学的な補正を行なうことにより上記
ぶれ等を防止するカメラの像ぶれ防止装置に関するもの
である。
[従来の技術] 最近の撮影用機器、例えばカメラは露出の決定やピン
ト合わせ等の撮影に必要な機能の殆どすべてが自動化さ
れていて、カメラ自体の機能に起因する撮影の失敗は極
めて少なくなっており、最近ではカメラ以外の原因によ
る撮影の失敗、例えば手ぶれ等の振動による撮影像のぶ
れなどを自動的に抑制するカメラの開発が進められてい
る。
ト合わせ等の撮影に必要な機能の殆どすべてが自動化さ
れていて、カメラ自体の機能に起因する撮影の失敗は極
めて少なくなっており、最近ではカメラ以外の原因によ
る撮影の失敗、例えば手ぶれ等の振動による撮影像のぶ
れなどを自動的に抑制するカメラの開発が進められてい
る。
通常、カメラシャッタのレリーズなどに伴って手ぶれ
が生じても、撮影像にぶれを生じさせないようにするた
めには、カメラのぶれ(振動)を検出し、その情報に基
づいて像ぶれ補正を適正に行うことができる手段、すな
わち像ぶれ防止装置をカメラに搭載する必要がある。
が生じても、撮影像にぶれを生じさせないようにするた
めには、カメラのぶれ(振動)を検出し、その情報に基
づいて像ぶれ補正を適正に行うことができる手段、すな
わち像ぶれ防止装置をカメラに搭載する必要がある。
第7図は、従来の像ぶれ防止装置の一例を概略ブロッ
ク図で示したものであり、ここでまず上記ぶれ検出手段
について説明すると、これは光学的な角変位検出手段と
して構成されている。すなわち粘度等が適当に選択され
た液体が封入されかつカメラ(あるいはレンズ鏡筒)と
一体に動くように設けられているケース301の中に、回
転軸303回りの回転が自在の浮体302を支持させた機構を
有していて、例えば、いまカメラ(レンズ鏡筒)にぶれ
が生じて絶対空間の座標系に対してθinだけの回転がこ
のカメラに生じたものとすると、上記ケース301は、カ
メラと一体になって動く。これに対し、ケース内の液体
は慣性力によって絶対空間に対し静止した状態を維持す
る。つまり浮体302とケース301とは、上記部に見合った
θinだけ相対的に回転したことになる。
ク図で示したものであり、ここでまず上記ぶれ検出手段
について説明すると、これは光学的な角変位検出手段と
して構成されている。すなわち粘度等が適当に選択され
た液体が封入されかつカメラ(あるいはレンズ鏡筒)と
一体に動くように設けられているケース301の中に、回
転軸303回りの回転が自在の浮体302を支持させた機構を
有していて、例えば、いまカメラ(レンズ鏡筒)にぶれ
が生じて絶対空間の座標系に対してθinだけの回転がこ
のカメラに生じたものとすると、上記ケース301は、カ
メラと一体になって動く。これに対し、ケース内の液体
は慣性力によって絶対空間に対し静止した状態を維持す
る。つまり浮体302とケース301とは、上記部に見合った
θinだけ相対的に回転したことになる。
そこで、カメラ(レンズ鏡筒)に固定して設けてある
発光素子306からの光を浮体302で反射させ、その反射光
を受光素子305に受光させることにより、この受光素子3
05に接続されている位置検出回路304において上記ぶれ
による角度変位を検出することができる。
発光素子306からの光を浮体302で反射させ、その反射光
を受光素子305に受光させることにより、この受光素子3
05に接続されている位置検出回路304において上記ぶれ
による角度変位を検出することができる。
一方、像面上の像を見掛け上静止させる機構について
説明すると、第7図の従来例では、2枚の透明板の間を
蛇腹で連結して形成したアコーデオン状の容器内部に、
一定の屈折率を持った液体を封入して可変頂角プリズム
41を構成させて、これを光軸偏心手段として用いてい
る。そして撮影レンズ308側の固定透明板に対し、被写
体側の透明板を、ソレノイドであるアクチュエーター31
3により適宜傾動させ、撮影光軸の変更ができるように
している。つまり可変頂角プリズム41の被写体側の透明
板がθoutだけ回転することで、撮影レンズ308を通過し
てフイルム面309に入射する撮影光路は、該θoutに比例
し、かつ封入された液体の屈折率によって決定される比
例定数に従って、光軸に対し回転することになる。
説明すると、第7図の従来例では、2枚の透明板の間を
蛇腹で連結して形成したアコーデオン状の容器内部に、
一定の屈折率を持った液体を封入して可変頂角プリズム
41を構成させて、これを光軸偏心手段として用いてい
る。そして撮影レンズ308側の固定透明板に対し、被写
体側の透明板を、ソレノイドであるアクチュエーター31
3により適宜傾動させ、撮影光軸の変更ができるように
している。つまり可変頂角プリズム41の被写体側の透明
板がθoutだけ回転することで、撮影レンズ308を通過し
てフイルム面309に入射する撮影光路は、該θoutに比例
し、かつ封入された液体の屈折率によって決定される比
例定数に従って、光軸に対し回転することになる。
以上のように、第7図のカメラにおいては、回転自在
の浮体302を用いた光学的な角度検出手段により、カメ
ラに生じたぶれ(振動)を検出すること、及び、この検
出されたぶれに相当する角度だけ可変頂角プリズムの頂
角を可変させることで、カメラがぶれた場合でも、常に
被写体からの入射光をフィルム面309の同一位置に導
き、撮影像のぶれを抑えることを可能としているのであ
る。
の浮体302を用いた光学的な角度検出手段により、カメ
ラに生じたぶれ(振動)を検出すること、及び、この検
出されたぶれに相当する角度だけ可変頂角プリズムの頂
角を可変させることで、カメラがぶれた場合でも、常に
被写体からの入射光をフィルム面309の同一位置に導
き、撮影像のぶれを抑えることを可能としているのであ
る。
なお、第7図の従来装置では、上記可変頂角プリズム
で行われた角変位θoutの実際の状態を、この可変頂角
プリズムの近傍に配置した位置検出回路312で検出し、
カメラのぶれとして検出されている位置検出回路304の
出力である角度θinを示す信号から、上記角変位θout
を示す出力分を減算し、その減算した出力を増幅回路31
4で増幅したのち移送補償回路315を介しドライバー回路
316に入力させている。したがってこれにより、アクチ
ュエーター313の駆動がフィードバック制御され、精度
の良い制御が実現される。
で行われた角変位θoutの実際の状態を、この可変頂角
プリズムの近傍に配置した位置検出回路312で検出し、
カメラのぶれとして検出されている位置検出回路304の
出力である角度θinを示す信号から、上記角変位θout
を示す出力分を減算し、その減算した出力を増幅回路31
4で増幅したのち移送補償回路315を介しドライバー回路
316に入力させている。したがってこれにより、アクチ
ュエーター313の駆動がフィードバック制御され、精度
の良い制御が実現される。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記第7図で説明した像ぶれ防止装置にお
いては、その像ぶれ防止の動作開始や終了を、第7図の
符号320で示した例えば外部から操作される手動スイッ
チのオン/オフにより行うようにしており、これが像ぶ
れ防止装置の動作制御手段をなしている。
いては、その像ぶれ防止の動作開始や終了を、第7図の
符号320で示した例えば外部から操作される手動スイッ
チのオン/オフにより行うようにしており、これが像ぶ
れ防止装置の動作制御手段をなしている。
すなわちアクチュエーター313への角変位検出手段か
らの入力は、上記手動スイッチ320のオン/オフで行な
われる。
らの入力は、上記手動スイッチ320のオン/オフで行な
われる。
このような構成では、上記した光学的な角変位検出手
段からの検出出力を可変頂角プリズムのドライバー316
に入力させる(つまり像ぶれ防止を開始する)に当た
り、角変位検出手段の状態(特に浮体とケースの相対的
な回転状態)に関連した条件がないから、スイッチ320
のオンの際に、その時点で角変位検出手段で検出されて
いるぶれ状態を示す信号が上記ドライバー316にそのま
ま入力されることになる。
段からの検出出力を可変頂角プリズムのドライバー316
に入力させる(つまり像ぶれ防止を開始する)に当た
り、角変位検出手段の状態(特に浮体とケースの相対的
な回転状態)に関連した条件がないから、スイッチ320
のオンの際に、その時点で角変位検出手段で検出されて
いるぶれ状態を示す信号が上記ドライバー316にそのま
ま入力されることになる。
しかしこのような制御は、像ぶれ防止という機能を満
足させる装置として不適というべき程ではないものの、
この装置を搭載したカメラを使用する際の使用面からす
ると、使い勝手の悪いシステムになってしまうという問
題のあることが指摘される。
足させる装置として不適というべき程ではないものの、
この装置を搭載したカメラを使用する際の使用面からす
ると、使い勝手の悪いシステムになってしまうという問
題のあることが指摘される。
例えば、角変位検出手段からの位置検出信号が、通常
の中心位置から大きく外れているような状態でスイッチ
320のオンが行なわれ、像ぶれ防止が開始される場合を
考えると、可変頂角プリズム41の被写体側の透明板は、
傾いた状態から平行状態に急に変位することになる。
の中心位置から大きく外れているような状態でスイッチ
320のオンが行なわれ、像ぶれ防止が開始される場合を
考えると、可変頂角プリズム41の被写体側の透明板は、
傾いた状態から平行状態に急に変位することになる。
このため、光路の急激な変化を招き、例えばTTLのの
ように撮影光学系を通してファインダーで被写体を見る
ような形式のカメラでは、ファインダー像の不連続(い
わゆる飛び)が発生し、撮影者に大きな違和感を与える
という欠点がある。
ように撮影光学系を通してファインダーで被写体を見る
ような形式のカメラでは、ファインダー像の不連続(い
わゆる飛び)が発生し、撮影者に大きな違和感を与える
という欠点がある。
本発明はかかる従来装置の問題を解消することを目的
としてなされたものである。
としてなされたものである。
すなわち本発明の目的は、像ぶれ防止された像をファ
インダー像として用いる場合に、像ぶれ防止開始時また
は停止時に像が不連続にならないようにすることができ
る像ぶれ防止装置を提供することにある。
インダー像として用いる場合に、像ぶれ防止開始時また
は停止時に像が不連続にならないようにすることができ
る像ぶれ防止装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本願第1の発明では、
光路中で変位して像位置を変化させることが可能な像ぶ
れ補正光学手段を、ぶれ変位に相応して変動するぶれ信
号に応じて変位させることで像ぶれ補正を行う像ぶれ防
止装置であって、 前記ぶれ信号によらず所定の位置に保持されている前
記像ぶれ補正光学手段の動作を開始させるための信号が
生じていて、ぶれがないときの信号に対して高い第1の
基準値と低い第2の基準値の間の範囲内に前記ぶれ信号
があることに応じて、前記像ぶれ補正光学手段を、前記
ぶれ信号によらず前記所定の位置に保持される状態か
ら、前記ぶれ信号に応じて変位する状態に移行させる状
態移行制御手段を設けている。
光路中で変位して像位置を変化させることが可能な像ぶ
れ補正光学手段を、ぶれ変位に相応して変動するぶれ信
号に応じて変位させることで像ぶれ補正を行う像ぶれ防
止装置であって、 前記ぶれ信号によらず所定の位置に保持されている前
記像ぶれ補正光学手段の動作を開始させるための信号が
生じていて、ぶれがないときの信号に対して高い第1の
基準値と低い第2の基準値の間の範囲内に前記ぶれ信号
があることに応じて、前記像ぶれ補正光学手段を、前記
ぶれ信号によらず前記所定の位置に保持される状態か
ら、前記ぶれ信号に応じて変位する状態に移行させる状
態移行制御手段を設けている。
また、本願第2の発明では、光路中で変位して像位置
を変化させることが可能な像ぶれ補正光学手段を、ぶれ
変位に相応して変動するぶれ信号に応じて変位させるこ
とで像ぶれ補正を行う像ぶれ防止装置であって、 前記像ぶれ補正光学手段の動作を前記ぶれ信号によら
ず所定の位置に保持して停止させるための信号が生じて
いて、ぶれがないときの信号に対して高い第1の基準値
と低い第2の基準値の間の範囲内に前記ぶれ信号がある
ことに応じて、前記像ぶれ補正光学手段を、前記ぶれ信
号に応じて変位する状態から前記ぶれ信号によらず前記
所定の位置に保持される状態に移行させる状態移行制御
手段を設けている。
を変化させることが可能な像ぶれ補正光学手段を、ぶれ
変位に相応して変動するぶれ信号に応じて変位させるこ
とで像ぶれ補正を行う像ぶれ防止装置であって、 前記像ぶれ補正光学手段の動作を前記ぶれ信号によら
ず所定の位置に保持して停止させるための信号が生じて
いて、ぶれがないときの信号に対して高い第1の基準値
と低い第2の基準値の間の範囲内に前記ぶれ信号がある
ことに応じて、前記像ぶれ補正光学手段を、前記ぶれ信
号に応じて変位する状態から前記ぶれ信号によらず前記
所定の位置に保持される状態に移行させる状態移行制御
手段を設けている。
[実 施 例] 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
する。
なお第1図ないし第6図において、共通の要素には便
宜上同一の符号を使用することで、詳細な説明を一部省
略する。また第2図、第4図及び第6図のフローチャー
トの説明中、番号は処理手順(ステップ)の番号を示し
ている。
宜上同一の符号を使用することで、詳細な説明を一部省
略する。また第2図、第4図及び第6図のフローチャー
トの説明中、番号は処理手順(ステップ)の番号を示し
ている。
実施例1 第1図は実施例1の像ぶれ防止装置の概要を示すブロ
ック図、第2図は処理手順の概要を示すフローチャート
である。
ック図、第2図は処理手順の概要を示すフローチャート
である。
例本装置は、像ぶれ防止動作の開始と終了が外部から
手動スイッチで操作される例を示している。
手動スイッチで操作される例を示している。
これらの図において、手ぶれ等の振動を検出する角変
位検出手段は、円筒形のケース2の中に、所定の屈折率
を持つ液体3が満たされていて、この液体中には所定の
回転軸の回りに回転可能な浮体4が設けられた構成にな
っている。この浮体4はケース2を取り巻くように設け
られた永久磁石1で構成されている閉磁気回路によっ
て、ぶれのない場合には所定の位置に保持されているよ
うになっている。
位検出手段は、円筒形のケース2の中に、所定の屈折率
を持つ液体3が満たされていて、この液体中には所定の
回転軸の回りに回転可能な浮体4が設けられた構成にな
っている。この浮体4はケース2を取り巻くように設け
られた永久磁石1で構成されている閉磁気回路によっ
て、ぶれのない場合には所定の位置に保持されているよ
うになっている。
レンズ鏡筒にぶれが生じて、上述のように浮体4がケ
ース2に対して相対的に回転すると、この回転量は光学
的検出手段で検出される。
ース2に対して相対的に回転すると、この回転量は光学
的検出手段で検出される。
即ち、発光素子(例えば赤外発光ダイオードIRED)6
から発せられた信号光は、浮体4の表面で反射されて位
置検出用の受光素子(例えば半導体位置検出素子PSD)
5に入射するので、上記相対的回転により信号光の受光
素子5への入射位置が変化し、その結果、受光素子5の
出力電流Ia及びIbが変化する。
から発せられた信号光は、浮体4の表面で反射されて位
置検出用の受光素子(例えば半導体位置検出素子PSD)
5に入射するので、上記相対的回転により信号光の受光
素子5への入射位置が変化し、その結果、受光素子5の
出力電流Ia及びIbが変化する。
そして、出力電流Iaは、オペアンプ13、抵抗14及びコ
ンデンサー15で構成される電流−電圧変換回路によって
増幅され、オペアンプ16、抵抗17、18、19及び20で構成
された減算回路に入力される。
ンデンサー15で構成される電流−電圧変換回路によって
増幅され、オペアンプ16、抵抗17、18、19及び20で構成
された減算回路に入力される。
一方、出力電流Ibは、オペアンプ10、抵抗11、コンデ
ンサー12で構成される電流−電圧変換回路によって増幅
され、オペアンプ21、抵抗22、23、24及び25で構成され
る加算回路へ入力される。
ンサー12で構成される電流−電圧変換回路によって増幅
され、オペアンプ21、抵抗22、23、24及び25で構成され
る加算回路へ入力される。
ここで、加算回路の出力は、オペアンプ26、抵抗27、
28、31、コンデンサー29、トランジスター30で構成され
るIREDドライバー回路へ入力され、全体として加算回路
の出力が基準電圧KVCと等しくなるようにフィードバッ
ク制御がなされている。
28、31、コンデンサー29、トランジスター30で構成され
るIREDドライバー回路へ入力され、全体として加算回路
の出力が基準電圧KVCと等しくなるようにフィードバッ
ク制御がなされている。
一方、可変頂角プリズム41の変位量は、検出装置43及
び44によって検出され、上述の角変位検出手段と同様の
回路要素50〜71から構成される電流−電圧変換回路、減
算回路及び加算回路に入力され、全体としてオペアンプ
56、抵抗57、58、59、及び60による減算回路から取り出
される。
び44によって検出され、上述の角変位検出手段と同様の
回路要素50〜71から構成される電流−電圧変換回路、減
算回路及び加算回路に入力され、全体としてオペアンプ
56、抵抗57、58、59、及び60による減算回路から取り出
される。
上述のように、オペアンプ16及び56の各出力は、絶対
空間に対する角変位量及び可変頂角プリズム41の頂角変
位量に相当する値になっていて、オペアンプ16の出力
は、インバーター82に接続されているアナログスイッチ
80を介して抵抗83に接続され、オペアンプ56の出力は抵
抗84に接続されて、共にフィードバック抵抗86が接続さ
れたオペアンプ85の反転入力端子に接続されている。
空間に対する角変位量及び可変頂角プリズム41の頂角変
位量に相当する値になっていて、オペアンプ16の出力
は、インバーター82に接続されているアナログスイッチ
80を介して抵抗83に接続され、オペアンプ56の出力は抵
抗84に接続されて、共にフィードバック抵抗86が接続さ
れたオペアンプ85の反転入力端子に接続されている。
また、抵抗83にはアナログスイッチ80と並列にアナロ
グスイッチ81が接続され、その片側の入力はGNDに接続
されていて、上記角変位検出手段と可変頂角プリズム41
を含む回路とのオン・オフを行なう手段を構成してい
る。
グスイッチ81が接続され、その片側の入力はGNDに接続
されていて、上記角変位検出手段と可変頂角プリズム41
を含む回路とのオン・オフを行なう手段を構成してい
る。
オペアンプ85、抵抗83、84、及び86で構成された回路
は、本来加算回路として知られた回路であるが、本例で
は、上記角変位検出手段の出力に対して、可変頂角プリ
ズム41の動きを表わす出力の極性は反転していて、結果
として減算回路になっており、光軸変更のための補正量
(本例では可変頂角プリズム41の頂角の変位の駆動量)
を求める手段を構成している。
は、本来加算回路として知られた回路であるが、本例で
は、上記角変位検出手段の出力に対して、可変頂角プリ
ズム41の動きを表わす出力の極性は反転していて、結果
として減算回路になっており、光軸変更のための補正量
(本例では可変頂角プリズム41の頂角の変位の駆動量)
を求める手段を構成している。
次に、オペアンプ85の出力は、コンデンサー91、抵抗
92、93で構成されている位相進み補償回路に入力され
て、全体のフィードバック系の位相補償が行なわれた
後、バッファアンプ90に入力される。そして、この一方
の出力はオペアンプ97で構成される電力増幅回路に入力
される。他の出力はオペアンプ94、抵抗95、96で構成さ
れる反転タイプの電力増幅回路に入力される。
92、93で構成されている位相進み補償回路に入力され
て、全体のフィードバック系の位相補償が行なわれた
後、バッファアンプ90に入力される。そして、この一方
の出力はオペアンプ97で構成される電力増幅回路に入力
される。他の出力はオペアンプ94、抵抗95、96で構成さ
れる反転タイプの電力増幅回路に入力される。
次いで、この2つの電力増幅回路からの出力が可変頂
角プリズムのアクチュエーターであるコイル98に入力さ
れ、このコイル98の作動で可変頂角プリズム41の頂角を
変える制御が行なわれる。これらバッファアンプ90、2
つの電力増幅回路及びコイルは本例では光軸を変更(回
転)させる手段を構成している。
角プリズムのアクチュエーターであるコイル98に入力さ
れ、このコイル98の作動で可変頂角プリズム41の頂角を
変える制御が行なわれる。これらバッファアンプ90、2
つの電力増幅回路及びコイルは本例では光軸を変更(回
転)させる手段を構成している。
また、コンパレータ87及びコンパレータ88の出力がNA
NDゲート89を介してCPU100への入力▲▼に接続
されている。
NDゲート89を介してCPU100への入力▲▼に接続
されている。
ここで、コンパレータ87の非反転入力端子には正の基
準電圧Vc、コンパレータ88の反転入力端子には負の基準
電圧−Vcが接続されていて、オペアンプ16の出力と基準
電圧を比較し、オペアンプ16の出力がVcと−Vcの範囲内
に入った時のみ入力▲▼がLレベルになるいわ
ゆるウインドコンパレーターを構成している。
準電圧Vc、コンパレータ88の反転入力端子には負の基準
電圧−Vcが接続されていて、オペアンプ16の出力と基準
電圧を比較し、オペアンプ16の出力がVcと−Vcの範囲内
に入った時のみ入力▲▼がLレベルになるいわ
ゆるウインドコンパレーターを構成している。
さらに、本例では、外部から作動されるスイッチ102a
〜スイッチ102kがスイッチインターフェース101を介し
てCPU100に接続され、スイッチ102a〜102kの状態がCPU1
00に伝えられるようになっている。
〜スイッチ102kがスイッチインターフェース101を介し
てCPU100に接続され、スイッチ102a〜102kの状態がCPU1
00に伝えられるようになっている。
上述のような構成により、レンズ鏡筒が手ぶれ等によ
って動いても、浮体4の相対角変位に相当する可変頂角
プリズム41の角変位駆動が行なわれて、カメラ像面上の
被写体像は静止した状態を保つことができる。
って動いても、浮体4の相対角変位に相当する可変頂角
プリズム41の角変位駆動が行なわれて、カメラ像面上の
被写体像は静止した状態を保つことができる。
次に、本例における像ぶれ防止動作の開始と終了の動
作について、第2図のフローチャートに基づいて説明す
る。
作について、第2図のフローチャートに基づいて説明す
る。
初めに、CPU100は図示していないパワーオンリセット
回路によって、イニシャル動作を開始し、ポート出力▲
▼をHレベルに設定する。この状態ではイ
ンバーター82の出力はLレベルになるので、アナログス
イッチ80はオフ、アナログスイッチ81はオンとなり、可
変頂角プリズム41の動作は上記角変位検出手段からの信
号と切り離されて、中心位置で静止した状態に留まり、
像ぶれ防止動作はオフの状態に維持される。また、イニ
シャル動作では、各スイッチの状態をCPU100内部で記憶
しているラッチISONLの値をLレベルに設定している
(ステップ200、201)。
回路によって、イニシャル動作を開始し、ポート出力▲
▼をHレベルに設定する。この状態ではイ
ンバーター82の出力はLレベルになるので、アナログス
イッチ80はオフ、アナログスイッチ81はオンとなり、可
変頂角プリズム41の動作は上記角変位検出手段からの信
号と切り離されて、中心位置で静止した状態に留まり、
像ぶれ防止動作はオフの状態に維持される。また、イニ
シャル動作では、各スイッチの状態をCPU100内部で記憶
しているラッチISONLの値をLレベルに設定している
(ステップ200、201)。
次に、このラッチISONLの状態を判断し(ステップ20
2)、この値がLレベルのときはステップ203へ、Hレベ
ルのときはステップ210は進む。
2)、この値がLレベルのときはステップ203へ、Hレベ
ルのときはステップ210は進む。
ステップ203〜209は像ぶれ防止装置の起動ルーチンで
あり、ステップ203では、第1図に示したスイッチ102a
の状態に相当するISSWの状態をスイッチインターフェー
ス101を介して読み取る。ISSWがオフの場合は、スイッ
チ102aの状態がオフのまま変化していないものと判断し
てステップ202に戻るが、ISSWがオンの場合は、スイッ
チ102aの状態がオフからオンへ変化したものと判断して
ステップ204へ進み、抑制動作開始のための制御をスタ
ートさせる。
あり、ステップ203では、第1図に示したスイッチ102a
の状態に相当するISSWの状態をスイッチインターフェー
ス101を介して読み取る。ISSWがオフの場合は、スイッ
チ102aの状態がオフのまま変化していないものと判断し
てステップ202に戻るが、ISSWがオンの場合は、スイッ
チ102aの状態がオフからオンへ変化したものと判断して
ステップ204へ進み、抑制動作開始のための制御をスタ
ートさせる。
ステップ204では、CPU100に内蔵されているタイマー
回路103をスタートさせ、続いてステップ205では入力▲
▼の状態の判定を行なう。
回路103をスタートさせ、続いてステップ205では入力▲
▼の状態の判定を行なう。
角変位検出手段の出力が基準電圧Vc(第1の基準値)
より大きいか、あるいは基準電圧−Vc(第2の基準値)
より小さい間は、ウインドコンパレータの出力、即ちCP
U100への入力▲▼の信号がHレベルであり、こ
の時はステップ206に進み、上記出力が基準電圧Vcと−V
cの間に入った時は、入力▲▼の信号がLレベ
ルになり、このときはステップ207に進む。
より大きいか、あるいは基準電圧−Vc(第2の基準値)
より小さい間は、ウインドコンパレータの出力、即ちCP
U100への入力▲▼の信号がHレベルであり、こ
の時はステップ206に進み、上記出力が基準電圧Vcと−V
cの間に入った時は、入力▲▼の信号がLレベ
ルになり、このときはステップ207に進む。
ステップ206では、タイマー(回路103)が所定時間TE
に達したかどうかを判定し、TEに達していない場合には
ステップ205に戻り、TEに達した場合は、設定時間内に
上記出力が基準電圧Vcと−Vcの範囲内に一度も入らなか
ったものとして、判定動作を終了してステップ207に進
む。
に達したかどうかを判定し、TEに達していない場合には
ステップ205に戻り、TEに達した場合は、設定時間内に
上記出力が基準電圧Vcと−Vcの範囲内に一度も入らなか
ったものとして、判定動作を終了してステップ207に進
む。
ステップ207でポート出力▲▼をLレベ
ルに設定することにより、アナログスイッチ80がオンと
なって、角変位検出手段の出力がコイル98に接続され、
像ぶれ防止動作が開始される。
ルに設定することにより、アナログスイッチ80がオンと
なって、角変位検出手段の出力がコイル98に接続され、
像ぶれ防止動作が開始される。
次いでステップ208では、上記ラッチISONLをHレベル
に設定してスイッチの状態を記憶させ、ステップ209で
上記タイマーを停止させて再びステップ202に戻る。
に設定してスイッチの状態を記憶させ、ステップ209で
上記タイマーを停止させて再びステップ202に戻る。
ステップ210〜216は像ぶれ防止装置の終了ルーチンで
あり、ステップ202で、ラッチISONLがHレベルのときは
ステップ210に進み、ステップ210ではISSWの状態を判定
する。ISSWがオンの場合は上述のようにステップ202に
戻るが、オフの場合はスイッチ102aがオンからオフへ変
化したものと判断して、ステップ211に進み、像ぶれ防
止動作終了のための制御を開始する。
あり、ステップ202で、ラッチISONLがHレベルのときは
ステップ210に進み、ステップ210ではISSWの状態を判定
する。ISSWがオンの場合は上述のようにステップ202に
戻るが、オフの場合はスイッチ102aがオンからオフへ変
化したものと判断して、ステップ211に進み、像ぶれ防
止動作終了のための制御を開始する。
ステップ211ではタイマー回路103をスタートさせ、次
いでステップ212では入力▲▼の状態判定を行
なう。
いでステップ212では入力▲▼の状態判定を行
なう。
ここで、上述のステップ205〜206の場合と同様に、角
変位検出手段の出力であるオペアンプ16の値が基準電圧
Vcより大きいか、あるいは基準電圧−Vcより小さい間
は、入力▲▼の信号がHレベルであり、この時
はステップ213に進み、上記出力が基準電圧Vcと−Vcの
範囲内に入った時は、入力▲▼の信号がLレベ
ルになり、この時はステップ214に進む。
変位検出手段の出力であるオペアンプ16の値が基準電圧
Vcより大きいか、あるいは基準電圧−Vcより小さい間
は、入力▲▼の信号がHレベルであり、この時
はステップ213に進み、上記出力が基準電圧Vcと−Vcの
範囲内に入った時は、入力▲▼の信号がLレベ
ルになり、この時はステップ214に進む。
ステップ213ではタイマーの値が所定時間TEに達した
かどうかを判定し、TEに達していない場合にはステップ
212に戻り、TEに達した場合には上述のステップ205及び
206の場合と同様に判定動作を終了してステップ214に進
む。
かどうかを判定し、TEに達していない場合にはステップ
212に戻り、TEに達した場合には上述のステップ205及び
206の場合と同様に判定動作を終了してステップ214に進
む。
ステップ214では、ポート出力▲▼をH
レベルとし、アナログスイッチ80をオフ、アナログスイ
ッチ81をオンとすることにより、角変位検出手段の出力
がコイル98から切り離され、像ぶれ防止動作は終了す
る。
レベルとし、アナログスイッチ80をオフ、アナログスイ
ッチ81をオンとすることにより、角変位検出手段の出力
がコイル98から切り離され、像ぶれ防止動作は終了す
る。
続いて、ステップ215でラッチISONLをLレベルにして
スイッチの状態を記憶させ、ステップ216でタイマーを
停止させたのちステップ202に戻る。
スイッチの状態を記憶させ、ステップ216でタイマーを
停止させたのちステップ202に戻る。
以上説明した装置においては、基準電圧Vc及び−Vcの
値をGNDレベル(ぶれがないときの信号)に極めて近い
値に設定しているので、像ぶれ防止動作がオフからオン
に変わったとき(ステップ203〜209)のシフト量は小さ
く、また、検出される手ぶれは通常、周期的な信号なの
で、角変位検出手段の出力は数秒間隔で必ずGNDレベル
を横切るため、多少の時間遅れがあっても、連続的な動
作の移行が可能になる。
値をGNDレベル(ぶれがないときの信号)に極めて近い
値に設定しているので、像ぶれ防止動作がオフからオン
に変わったとき(ステップ203〜209)のシフト量は小さ
く、また、検出される手ぶれは通常、周期的な信号なの
で、角変位検出手段の出力は数秒間隔で必ずGNDレベル
を横切るため、多少の時間遅れがあっても、連続的な動
作の移行が可能になる。
像ぶれ防止動作がオンからオフに変わったときも同様
で、角変位検出手段の出力が所定範囲内に入った時点
で、像ぶれ防止動作を終了するので、ファインダー像の
不連続は発生しない。
で、角変位検出手段の出力が所定範囲内に入った時点
で、像ぶれ防止動作を終了するので、ファインダー像の
不連続は発生しない。
実施例2 第3図及び第4図は、本発明の実施例2の像ぶれ防止
装置を説明するものであり、本例においては、像ぶれ防
止動作の開始と終了のための外部からの信号が、撮影レ
ンズのズームポジションに基づいて行なわれるようにな
っている。
装置を説明するものであり、本例においては、像ぶれ防
止動作の開始と終了のための外部からの信号が、撮影レ
ンズのズームポジションに基づいて行なわれるようにな
っている。
第3図中の符号1〜103は実施例1の第1図と同じ要
素を示し、部品番号110〜118は本例の特徴的構成である
ズーム機構に関連する構成を示している。
素を示し、部品番号110〜118は本例の特徴的構成である
ズーム機構に関連する構成を示している。
すなわち第3図において、111は可変抵抗であり、撮
影レンズのズームポジションに応じてその抵抗値を変化
できるように設定されていて、基準電圧KVCの可変抵抗1
11で設定される電圧がA/Dコンバーター110に入力され、
CPU100への入力となっている。
影レンズのズームポジションに応じてその抵抗値を変化
できるように設定されていて、基準電圧KVCの可変抵抗1
11で設定される電圧がA/Dコンバーター110に入力され、
CPU100への入力となっている。
また、トランジスター112、113、115、117で構成され
るブリッジ回路は、実際に撮影レンズのズーミングを司
るモータ118のモータドライバー回路を構成し、CPU100
からの制御信号によってズーミングの方向を決定してい
る。
るブリッジ回路は、実際に撮影レンズのズーミングを司
るモータ118のモータドライバー回路を構成し、CPU100
からの制御信号によってズーミングの方向を決定してい
る。
次に、本例における像ぶれ防止動作の開始と終了の操
作について、第4図のフローチャートに基づいて説明す
る。
作について、第4図のフローチャートに基づいて説明す
る。
第4図において、ステップ200〜202は実施例1の第2
図と同じであり、ラッチISONLがLレベルの場合はステ
ップ250に進み、ラッチISONLがHレベルの場合はステッ
プ251に移っている。
図と同じであり、ラッチISONLがLレベルの場合はステ
ップ250に進み、ラッチISONLがHレベルの場合はステッ
プ251に移っている。
ステップ250では、像ぶれ防止装置の起動のために、
撮影レンズのズームポジションがどこにあるかを判定し
ている。
撮影レンズのズームポジションがどこにあるかを判定し
ている。
すなわち、予め設定されているズーミング制御によっ
て、撮影レンズがワイド(WIDE)側からテレ(TELE)側
へ移動しているものとすると、ズームポジションfが所
定の値D(Dの値はテレ側に行くほど大きくなる)より
小さい場合はステップ202に戻るが、ズームポジション
がテレ側へ移動して、fの値がDより大きくなると、ス
テップ204に進む。
て、撮影レンズがワイド(WIDE)側からテレ(TELE)側
へ移動しているものとすると、ズームポジションfが所
定の値D(Dの値はテレ側に行くほど大きくなる)より
小さい場合はステップ202に戻るが、ズームポジション
がテレ側へ移動して、fの値がDより大きくなると、ス
テップ204に進む。
ステップ204からステップ209までは像ぶれ防止装置の
起動ルーチンであり、実施例1で説明したように、角変
位検出手段の出力が所定レベル範囲内に入った時点で、
像ぶれ防止動作が開始される。
起動ルーチンであり、実施例1で説明したように、角変
位検出手段の出力が所定レベル範囲内に入った時点で、
像ぶれ防止動作が開始される。
ステップ251では像ぶれ防止装置の終了のために、撮
影レンズのズームポジションがどこにあるかを判定して
いる。
影レンズのズームポジションがどこにあるかを判定して
いる。
即ち、予め設定されているズーミング制御によって、
撮影レンズがテレ側からワイド側へ移動しているものと
すると、ズームポジションfが所定の値Dより大きい場
合はステップ202に戻るが、ズームポジションがワイド
側へ移動してfの値がDより小さくなると、ステップ21
1に進む。
撮影レンズがテレ側からワイド側へ移動しているものと
すると、ズームポジションfが所定の値Dより大きい場
合はステップ202に戻るが、ズームポジションがワイド
側へ移動してfの値がDより小さくなると、ステップ21
1に進む。
ステップ211からステップ216までは像ぶれ防止装置の
終了ルーチンであり、、実施例1で説明したと同様に、
角変位検出手段の出力が所定レベル範囲内に入った時点
で像ぶれ防止動作が終了する。
終了ルーチンであり、、実施例1で説明したと同様に、
角変位検出手段の出力が所定レベル範囲内に入った時点
で像ぶれ防止動作が終了する。
従って、本例においても、実施例1の場合と同様に、
装置の起動時あるいは終了時のいずれにおいても、ファ
インダー像の不連続は発生しない。
装置の起動時あるいは終了時のいずれにおいても、ファ
インダー像の不連続は発生しない。
実施例3 第5図及び第6図は本発明の実施例3の像ぶれ防止装
置を説明するものである。
置を説明するものである。
第5図中の符号1〜103は実施例1の第1図と同じ要
素を示し、部品番号120〜126は本例の特徴である電源電
圧監視手段の構成に関するものである。
素を示し、部品番号120〜126は本例の特徴である電源電
圧監視手段の構成に関するものである。
第5図において、コンパレータ120の非反転入力端子
には電源電圧Vccを抵抗125、126で分圧した値が入力さ
れ、非反転端子には基準電圧Vcが接続されていて、コン
パレータ120の出力▲▼がCPU100に入力され
る。
には電源電圧Vccを抵抗125、126で分圧した値が入力さ
れ、非反転端子には基準電圧Vcが接続されていて、コン
パレータ120の出力▲▼がCPU100に入力され
る。
また、オペアンプ121、抵抗123で構成された定電流回
路はコイル122に一定電流を通電し、このドライバーの
オン/オフ制御は、CPU100の出力▲▼により、
トランジスター124を介して行なわれる。
路はコイル122に一定電流を通電し、このドライバーの
オン/オフ制御は、CPU100の出力▲▼により、
トランジスター124を介して行なわれる。
次に、本例における像ぶれ防止動作の開始と終了の操
作について、第6図のフローチャートに基づいて説明す
る。
作について、第6図のフローチャートに基づいて説明す
る。
第6図において、ステップ200〜202は実施例1の第2
図と同じで、像ぶれ防止装置の起動ルーチンをなしてい
て、ラッチISONLがLレベルの場合はステップ260に進
み、ラッチISONLがHレベルの場合はステップ261に移
る。
図と同じで、像ぶれ防止装置の起動ルーチンをなしてい
て、ラッチISONLがLレベルの場合はステップ260に進
み、ラッチISONLがHレベルの場合はステップ261に移
る。
ステップ260では、電源電圧VCCが所定レベルVCより大
きいかどうかを判定している。
きいかどうかを判定している。
予め、CPU100の出力▲▼がLレベルとなって
いて、コイル122への通電が行なわれている状態で、電
源電圧Vccの値が所定レベルVCより小さい場合はステッ
プ202に戻るが、大きい場合はステップ204に進む。ステ
ップ204からステップ209までは実施例1の第2図と同様
に角変位検出手段の出力が所定レベル範囲内に入った時
点で像ぶれ防止動作が開始される。
いて、コイル122への通電が行なわれている状態で、電
源電圧Vccの値が所定レベルVCより小さい場合はステッ
プ202に戻るが、大きい場合はステップ204に進む。ステ
ップ204からステップ209までは実施例1の第2図と同様
に角変位検出手段の出力が所定レベル範囲内に入った時
点で像ぶれ防止動作が開始される。
また、ステップ202で、ラッチISONLがHレベルの場合
は、ステップ261に進む。
は、ステップ261に進む。
ステップ261、211〜216は像ぶれ防止装置の終了ルー
チンであり、ステップ261で電源電圧Vccの値が所定のレ
ベル以下であるかどうかを判定し、電源電圧Vccが所定
レベルVCよりも大きい場合はステップ202に戻って像ブ
レ抑制動作を続けるが、VccレベルVCよりも小さくなっ
た場合は、ステップ211へ進む。
チンであり、ステップ261で電源電圧Vccの値が所定のレ
ベル以下であるかどうかを判定し、電源電圧Vccが所定
レベルVCよりも大きい場合はステップ202に戻って像ブ
レ抑制動作を続けるが、VccレベルVCよりも小さくなっ
た場合は、ステップ211へ進む。
ステップ211からステップ216までは、実施例1の第2
図の場合と同様で、角変位検出センサーの出力が所定レ
ベル範囲内に入った時点で像ぶれ防止動作を終了する。
図の場合と同様で、角変位検出センサーの出力が所定レ
ベル範囲内に入った時点で像ぶれ防止動作を終了する。
従って、本例においても、実施例1の場合と同様に、
装置の起動時あるいは終了時のいずれにおいても、ファ
インダー像の不連続は発生しない。
装置の起動時あるいは終了時のいずれにおいても、ファ
インダー像の不連続は発生しない。
(実施例と特許請求の範囲との対応) 以上説明した実施例において、可変頂角プリズム41が
請求項1,2にいう「像ぶれ補正光学手段」に、第2,4,6図
のフローのステップ203,205,207が請求項1にいう「状
態移行制御手段」に、第2図のフローのステップ210〜2
14,第4図のフローのステップ251,211〜214,第6図のフ
ローのステップ261,211〜214が請求項2にいう「状態移
行制御手段」にそれぞれ相当する。
請求項1,2にいう「像ぶれ補正光学手段」に、第2,4,6図
のフローのステップ203,205,207が請求項1にいう「状
態移行制御手段」に、第2図のフローのステップ210〜2
14,第4図のフローのステップ251,211〜214,第6図のフ
ローのステップ261,211〜214が請求項2にいう「状態移
行制御手段」にそれぞれ相当する。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、像ぶれ防止さ
れた像をファインダー像として用いる場合に、像ぶれ防
止開始時または停止時に像が不連続になってしまい使用
者に違和感を与えるようなことのない像ぶれ防止装置を
実現することができる。
れた像をファインダー像として用いる場合に、像ぶれ防
止開始時または停止時に像が不連続になってしまい使用
者に違和感を与えるようなことのない像ぶれ防止装置を
実現することができる。
第1図は本発明の像ぶれ防止装置の一実施例のブロック
図、第2図はその処理手順の概要を示すフローチャート
である。 第3図は本発明の像ぶれ防止装置の第2の実施例のブロ
ック図、第4図はその処理手順の概要を示すフローチャ
ートである。 第5図は本発明の像ぶれ防止装置の第3の実施例のブロ
ック図、第6図はその処理手順の概要を示すフローチャ
ートである。 第7図は従来の像ぶれ防止装置の一実施例のブロック図
である。 1:永久磁石、2:ケース 3:液体、4:浮体 40:撮影レンズ、41:可視頂角プリズム 100:CPU 101:スイッチインターフェース 102a:スイッチ、103:タイマー回路 110:A/Dコンバーター 111:可変抵抗 112,113,115,117:抵抗 118:ズームモーター 120:コンパレータ 121:オペアンプ、122:コイル 123:抵抗、124:トランジスター
図、第2図はその処理手順の概要を示すフローチャート
である。 第3図は本発明の像ぶれ防止装置の第2の実施例のブロ
ック図、第4図はその処理手順の概要を示すフローチャ
ートである。 第5図は本発明の像ぶれ防止装置の第3の実施例のブロ
ック図、第6図はその処理手順の概要を示すフローチャ
ートである。 第7図は従来の像ぶれ防止装置の一実施例のブロック図
である。 1:永久磁石、2:ケース 3:液体、4:浮体 40:撮影レンズ、41:可視頂角プリズム 100:CPU 101:スイッチインターフェース 102a:スイッチ、103:タイマー回路 110:A/Dコンバーター 111:可変抵抗 112,113,115,117:抵抗 118:ズームモーター 120:コンパレータ 121:オペアンプ、122:コイル 123:抵抗、124:トランジスター
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−124039(JP,A) 特開 昭61−192180(JP,A) 特開 平1−130125(JP,A) 特開 昭64−94769(JP,A) 特開 昭51−121722(JP,A) 特開 昭57−113792(JP,A) 特開 昭49−116483(JP,A) 実開 昭51−124596(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 5/00
Claims (2)
- 【請求項1】光路中で変位して像位置を変化させること
が可能な像ぶれ補正光学手段を、ぶれ変位に相応して変
動するぶれ信号に応じて変位させることで像ぶれ補正を
行う像ぶれ防止装置であって、 前記ぶれ信号によらず所定の位置に保持されている前記
像ぶれ補正光学手段の動作を開始させるための信号が生
じていて、ぶれがないときの信号に対して高い第1の基
準値と低い第2の基準値の間の範囲内に前記ぶれ信号が
あることに応じて、前記像ぶれ補正光学手段を、前記ぶ
れ信号によらず前記所定の位置に保持される状態から、
前記ぶれ信号に応じて変位する状態に移行させる状態移
行制御手段を有することを特徴とする像ぶれ防止装置。 - 【請求項2】光路中で変位して像位置を変化させること
が可能な像ぶれ補正光学手段を、ぶれ変位に相応して変
動するぶれ信号に応じて変位させることで像ぶれ補正を
行う像ぶれ防止装置であって、 前記像ぶれ補正光学手段の動作を前記ぶれ信号によらず
所定の位置に保持して停止させるための信号が生じてい
て、ぶれがないときの信号に対して高い第1の基準値と
低い第2の基準値の間の範囲内に前記ぶれ信号があるこ
とに応じて、前記像ぶれ補正光学手段を、前記ぶれ信号
に応じて変位する状態から前記ぶれ信号によらず前記所
定の位置に保持される状態に移行させる状態移行制御手
段を有することを特徴とする像ぶれ防止装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12587890A JP3092928B2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | カメラの像ブレ抑制装置 |
US08/944,138 US6282376B1 (en) | 1990-05-16 | 1997-10-06 | Image stabilizing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12587890A JP3092928B2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | カメラの像ブレ抑制装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0420943A JPH0420943A (ja) | 1992-01-24 |
JP3092928B2 true JP3092928B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=14921161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12587890A Expired - Fee Related JP3092928B2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | カメラの像ブレ抑制装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092928B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3382295B2 (ja) * | 1993-04-22 | 2003-03-04 | キヤノン株式会社 | 像振れ補正装置 |
US6091448A (en) * | 1993-12-27 | 2000-07-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Apparatus for preventing an image blur prevention device from changing states during an image recording operation |
-
1990
- 1990-05-16 JP JP12587890A patent/JP3092928B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0420943A (ja) | 1992-01-24 |
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---|---|---|---|
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