JP2769189B2 - 電動ズームカメラ - Google Patents

電動ズームカメラ

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JP2769189B2
JP2769189B2 JP1151431A JP15143189A JP2769189B2 JP 2769189 B2 JP2769189 B2 JP 2769189B2 JP 1151431 A JP1151431 A JP 1151431A JP 15143189 A JP15143189 A JP 15143189A JP 2769189 B2 JP2769189 B2 JP 2769189B2
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利次 柏原
裕彦 伊奈
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ウエスト電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カメラ本体に電気的に駆動されるズームレ
ンズを一体的に備えた電動ズームカメラに関するもので
ある。
従来の技術 従来より、電動ズームカメラは種々実用化あるいし提
案されており、かかるカメラにおけるズームレンズは、
通常、適宜の設定手段の操作に基づき広角端と望遠端と
の間において、連続的あるいは段階的にモータによって
所望位置まで移動せしめられる(特開昭64−25112号公
報等)。
所望位置で停止せしめられたズームレンズは、次回の
移動指示操作がなされるまでその停止位置を維持するこ
とが一般的である。
上記のような電動ズーム機構は、ズームレンズと駆動
源であるモータとを機械的に連結する例えば適宜のギヤ
列を含む伝達手段を備えて構成され、一方、ズームレン
ズの停止位置も電気的に検知され、レンズ位置情報とし
て自動露出制御動作に使用されている。
発明が解決しようとする課題 従来の電動ズームカメラは、上述したように、通常ズ
ームレンズが所望位置に一度設定されると次回の設定操
作がなされるまでその位置を維持することから、外部よ
り上記ズームレンズに押圧力,振動力等の何らかの衝撃
が印加された場合を考えると、以下のような不都合を生
じることになる。
すなわち、ズームレンズとモータとの間には、両者を
機械的に連結する伝達手段が設けられており、例えばか
かる伝達手段が遊びなく構成されていると考えると、上
述した外部からの衝撃印加により上記伝達手段が破壊さ
れてしまう恐れがある。
このため、通常はいくつかの遊びを有して上記伝達手
段を含む電動ズーム機構を構成しているわけであるが、
前述したようにズームレンズが所望位置に維持されてい
る状態を考えると、外部からの衝撃を頻繁あるいは連続
して受ける危険性を有し、もちろんかかる場合には上記
遊びが所望の効果が発揮できなくなる恐れがあり、レン
ズ光軸がずれたりともすれば前述の場合同様、伝達手段
が破壊されてしまうことになる不都合を生じることが考
えられる。
一方、上記ズームレンズの停止位置の検出について
も、前述した遊びにより停止位置が移動した場合、上記
停止位置を絶対値で検出する型式のものは、レンズ位置
情報を正しく認識できるため特に問題は生じないが、電
源オン時のみレンズ位置を例えばフォトインタラプタに
より移動量という形で検出する型式の場合、レンズ停止
時電源がオフとなりフォトインタラプタが動作できない
ため、上記のような衝撃によりレンズが移動すると、そ
の移動した位置を正確に検知できなくなる不都合を生じ
ることになる。
本発明は上述したような諸点を考慮してなされたもの
で、ズームレンズがある程度以上の衝撃を受けた場合、
ズームレンズを衝撃から保護できる位置まで自動的に移
動せしめるようになした電動ズームカメラを提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明による電動ズームカメラは、衝撃から保護され
る保護位置以外の位置に位置しているズームレンズに外
部から衝撃が印加されたことを検出して第1出力信号を
出力する衝撃検出手段と、前記ズームレンズが前記保護
位置にあることを検出して第2出力信号を出力する保護
位置検出手段と、前記ズームレンズを駆動する駆動源と
なるモータを含み、供給される信号に応答して前記ズー
ムレンズを移動せしめるズームレンズ駆動手段と、前記
第1出力信号を受けて前記ズームレンズを前記保護位置
の方向へ移動させる移動信号を出力すると共に前記第2
出力信号を受けて前記ズームレンズの移動を停止させる
停止信号を出力し、前記ズームレンズ駆動手段に供給し
て該手段を動作せしめる制御手段とを備えて構成され
る。
作用 本発明による電動ズームカメラは上記のように構成さ
れることから、前回撮影のために適宜位置までカメラ本
体から適宜位置まで繰り出されていたズームレンズに外
部から振動等の何らかの衝撃が印加されると、衝撃検出
手段が動作して第1出力信号を出力し、この第1出力信
号が制御手段に供給されることになる。
制御手段は第1信号を受けて動作し、上記ズームレン
ズを保護位置方向へ移動せしめるための移動信号を出
力、ズームレンズ駆動手段に供給する。
よって、ズームレンズ駆動手段はズームレンズを保護
位置方向へ移動せしめる。
ズームレンズが移動して保護位置に達すると、保護位
置検出手段が動作し、第2出力信号を出力し、この第2
出力信号が制御手段に供給され、従って、制御手段は上
記ズームレンズの移動を停止させる停止信号を出力して
ズームレンズ駆動手段に供給する。
この結果、ズームレンズは保護位置に停止することに
なり、このズームレンズに対する外部からの衝撃の引続
いての印加は防止されることになると共に、次回の撮影
に必要となるレンズ位置情報も保護位置をひとつの基準
位置として扱うことにより正確に設定できることにな
る。
実施例 第1図は本発明による電動ズームカメラの要部を示す
ブロック図である。
衝撃検出手段1は、ズームレンズ5に外部から押圧力
や振動等の衝撃が印加されたことを検知して衝撃検知信
号をその出力端子1aより出力し、後述する制御手段4に
供給する。
上記衝撃の検出自体は、例えばズームレンズ5に印加
される衝撃による圧力を直接圧力センサによって検出し
たり、あるいは上記衝撃の印加により移動せしめられる
ズームレンズ5の上記移動量をエンコーダ機構やフォト
インタラプタまたはホール素子等を使用して検出するこ
とによって行なうことが考えられる。
保護位置検出手段2は、ズームレンズ5が外部からの
衝撃に対して保護される適宜の保護位置、例えばズーム
レンズがカメラ本体内に沈胴した位置、あるいは完全に
沈胴しないまでも最もカメラ本体側に移動したいわゆる
広角側端部位置等にあることを検出して保護位置信号を
その出力端子2aから出力し、後述する制御手段4に供給
する。
上記保護位置の検出自体は、独立したレンズ位置検知
スイッチや前述したエンコーダ等のレンズ移動を検出す
る手段を使用して行なうことが考えられる。
ズームレンズ駆動手段3は、ズームレンズ5を駆動す
る駆動源となるモータを含み、後述する制御手段4より
供給される信号に応答してズームレンズ5を適宜位置ま
で移動せしめる。
制御手段4は、上述した衝撃検出手段1からの出力信
号を受けてズームレンズ5を上記保護位置方向に移動せ
しめるための移動信号を出力して上記ズームレンズ駆動
手段3に供給し、該手段3を動作せしめるとともに、保
護位置検出手段2からの出力信号を受けて上記ズームレ
ンズ5の移動を停止させる停止信号を出力して上記レン
ズ駆動手段3に供給し、該手段3を動作せしめる。
本発明による電動ズームカメラは、上記のような各手
段を備え、従って、今、撮影のためにズームレンズ5が
適宜位置まで移動せしめられている状態において、上記
ズームレンズ5に外部から押圧力等の衝撃が印加される
と、この衝撃が衝撃検出手段1にて検出され、該手段1
からの衝撃検知信号を受けて制御手段4が移動進行をズ
ームレンズ駆動手段3に供給することになる。
よって、ズームレンズ5は上記適宜位置から保護位置
方向へ移動することになる。
ズームレンズ5が移動して上記保護位置に到達する
と、保護位置検出手段2が動作し、該手段2から保護位
置信号を受けて制御手段4が停止信号をズームレンズ駆
動手段3に供給することになり、この結果、上記ズーム
レンズ5は上記保護位置に到達した時点で移動が停止せ
しめられることになる。
ズームレンズ5が保護位置に停止せしめられることに
より、以降、上記ズームレンズ5に冒頭に述べたような
不都合を生じるような衝撃が外部から印加されることを
防止できることになり、また、次回撮影に対してのレン
ズ位置情報も上記保護位置という基準位置からの情報設
定を行なえることになり、電源オン時のみレンズ位置検
出を行なう型式の手段を採用しても先に述べたような不
都合は生じない。
第2図は、第1図に示した本発明による電動ズームカ
メラの要部の一実施例を示す電気回路図であり、図中、
第1図と同図番のものは同一機能部分を示している。
本実施例における衝撃検出手段1は、光源であるLED
7、受光素子であるフォトトランジスタ8およびこの両
者間に位置し、ズームレンズ5の移動に応答して移動せ
しめられるスリット部材9からなるフォトインタラプタ
6,抵抗R1,R2,コンデンサCとから構成されている。
すなわち、ズームレンズ5に対する外部からの衝撃の
印加を、その印加による上記ズームレンズ5の移動によ
り検出するようになっている。
保護位置検出手段2は、ズームレンズ5が例えば広角
側端部である保護位置に位置した時オンされるスイッチ
10,抵抗R3から構成されている。
なお、上記フォトインタラプタ6およびスイッチ10の
一具体例については、後で図面とともに説明する。
ズームレンズ駆動手段3は、ズームレンズ5の図示し
ていないズーミング操作部材を駆動するモータ11および
このモータ11を後述するCPU12より停止させる信号に応
答して回転せしめる駆動回路とから構成されている。
制御手段4はCPU12からなり、かかるCPU12は、電源入
力端子VDD,LED7の動作を制御する端子T1,フォトインタ
ラプタ6の動作を検知する端子T2,スイッチ10の状態を
検知する端子T3,グランド端子G,モータ駆動手段3の動
作を制御する端子T4,T5を備えている。
すなわち、上述のズームレンズ駆動手段3における駆
動回路は、上記端子T4,T5の状態によって動作制御さ
れ、例えば上記端子T4,T5が両者共低レベル(以下、L
と記す)の場合、トランジスタTr1,Tr6共オフを維持
し、モータ11に駆動電圧VBが供給されることはない。
一方、上記端子T4,T5の内T4のみが高レベル(以下、
Hと記す)になされると、トランジスタTr6,Tr7はオフ
を維持するがトランジスタTr1はオンすることになる。
よってトランジスタTr2がオンし、これによってトラ
ンジスタTr3,Tr5がオン、トランジスタTr4,Tr8がオフに
なされる。
この結果、駆動電源VBがトランジスタTr2,Tr5を介し
て供給され、モータ11は例えば矢印A方向に回転するこ
とになる。
逆に、前述した端子T4,T5の内、T5だけがHになされ
ると、トランジスタTr6がオンとなり、よって、トラン
ジスタTr7,Tr4,Tr8がオン、トランジスタTr1,Tr2,Tr3,T
r5がオフとなり、駆動電源VBは、今度はトランジスタTr
7,Tr4を介してモータ11に供給され、モータ11は上述の
場合とは逆方向である矢印B方向に回転することにな
る。
従って、モータ11の回転方向をズームレンズのズーミ
ング方向と対応せしめることにより、上記端子T4,T5
出力状態を図示していないズーミング指示手段等によっ
て制御することにより、所望のズーミング動作をモータ
11を利用して行なえることになり、もちろん、本実施例
の電動ズームカメラもそのようになされている。
以下、第2図に示した実施例の動作について第3図に
示した動作フローチャートを参照して説明する。
尚、はじめに第3図のフローチャートを中心に説明す
る。
今、図示していない電源が、例えば図示していないレ
ンズカバーの開動作等、何らかの起動操作によって投入
されると、CPU12の端子VDDに動作電圧VDが供給され、CP
U12は動作を開始し、第3図におけるフローチャートが
スタートする。
フローチャートがスタートするとステップ301が選択
され、CPU12における初期条件の設定が行なわれる。
次いでステップ302に進み、CPU12内の所定のカウンタ
の内容が所定値Nにセットされる。
上記カウンタのセットが終了するとステップ303に進
み、CPU12内の所定のタイマーがリセットされ、新たな
計時がスタートする。
尚、上記所定のカウンタおよびタイマーは前述したよ
うな本発明による機能を達成するために使用されるカウ
ンタおよびタイマーを意味することはいうまでもない。
ステップ303が終了するとステップ304に進み、一般的
な撮影動作、例えばズーミング動作,シャッタ動作,フ
ィルム移動動作等に応答し得るメインフロー状態が設定
され、上記の動作がなされればそれに対応する所定の動
作が行なわれることになる。
一般的な撮影動作が終了するあるいはなさなければフ
ローチャートは即座にステップ305に進み、フォトイン
タラプタ6のLED7が、CPU12の端子T1をLとなすことに
より点灯せしめられる。
LED7の点灯ステップ305が終了するとステップ306に進
み、ズーミングオンフラグの確認を行うことにより先の
ステップ304においてズーミング動作すなわち撮影のた
めの撮影者がズームレンズを意識的に移動させたか否か
の確認が行われる。なお、上記ズーミングオンフラグは
ステップ304においてズーミング動作が行われていれば
1にセットされるようになされている。
ステップ304においてズーミング動作がなされていた
場合にはステップ307が選択され、フォトインタラプタ
6の出力状態が確認される。
すなわち、CPU12の端子T2が高レベル(以下、Hと記
す)かLであるかを確認し、Hであればステップ308を
選択してエンコーダフラグに1をセットシ、Lであれば
ステップ309を選択してエンコーダフラグに0をセット
する。
かかるステップ307〜309は、現在のズームレンズ位置
におけるフォトインタラプタ6の状態を確認するステッ
プである。
上記ステップ308,309が終了すると、あるいはステッ
プ304の確認動作にてズーミング動作がなされていない
場合、ステップ310が選択され、ステップ307と同様にフ
ォトインタラプタ6の出力状態が確認される。
ステップ310における確認により端子T2がHであれば
ステップ311が、Lであればステップ312が夫々選択さ
れ、エンコーダフラグの確認が行われる。
ステップ311における確認によりエンコーダフラグが
1であるとステップ317が1でないとステップ313が選択
されて、エンコーダフラグが1にセットされ一方、ステ
ップ312における確認によりエンコーダフラグが1であ
るとステップ314が選択されエンコーダフラグが0にセ
ットされ、1でないとステップ317が選択される。
かかるステップ311〜314はズームレンズが移動したか
否かを検出すると共に移動していた場合、現在位置に対
応した内容にエンコーダフラグ内容をセットするステッ
プである。
さて、ステップ313あるいは314が選択されるというこ
とは、フォトインタラプタ6の出力が変化した、すなわ
ちズームレンズの移動が検出されたことを示し、かかる
場合、次のステップ315でカウンタの所定値Nより1が
減ぜられ、この減ぜられた値が新たなカウンタ値Nとし
てセットされる。
新たなカウンタ値Nは、ステップ316で0か否かの確
認がなされ、0の場合ステップ320が、0でない場合、
ステップ313あるいは314が選択されなかった場合同様ス
テップ317が選択される。
ステップ317はタイマによる計時時間をあらかじめ設
定してある所定時間Tと比較するステップであり、上記
計時時間が所定時間T未満であればステップ324が、所
定時間T以上であればステップ318が選択される。
ステップ318は先のカウンタ値を再び所定値Nにセッ
トするステップであり、セット終了後ステップ319に進
み、タイマーがリセットされ、次いでステップ324に進
む。
ステップ324はズーミングオンフラグを0にセットす
るステップであり、終了するとステップ325に進み、CPU
12の端子T1をHにすることによるLED7の消灯が行なわれ
た後、フローチャートは先のステップ304に戻る。
一方、ステップ320はズームレンズ駆動手段3を動作
せしめズームレンズを保護位置方向へ移動させるための
移動信号を発生せしめるステップであり、上記移動信号
は、上記保護位置方向を考慮してCPU12の端子T4あるい
はT5よりH信号として出力されることになる。
モータ11が起動されるとステップ321に進み、保護位
置検出手段2の動作状態、すなわち、スイッチ10がオン
となりCPU12の端子T3がLになったか否かが確認され
る。
このステップ321は上記スイッチ10がオンとなるまで
繰り返し行なわれ、スイッチ10がオンになるとステップ
322に進み、先のステップ320で起動されたモータ11の回
転が停止せしめられる。なお、CPU12の端子T4,T5の両者
をHとなすとモータ11に対してブレーキ作用を与えられ
ることから、上記のようなモータ11の停止時、端子T4,T
5共一度Hとなし、その後両者をLとなすことが、上記
モータ11の正確な動作制御には好ましい。
ステップ322が終了するとステップ323に進みタイマー
がリセットされ、次いでフローチャートは前述したステ
ップ324,325を経てステップ304に戻すことになる。
以上第3図に示したフローチャートについて述べた
が、次に上述したフローチャート動作と電動ズームカメ
ラの実際の動作とを対応させて説明する。
通常の撮影動作がステップ304にてなされた後、ズー
ムレンズが適宜位置に停止せられたままであるとする
と、上記位置におけるフォトインタラプタ6の出力状態
がまずステップ305〜309にて検知される。
この時、外部からの衝撃が印加されていないとする
と、ステップ310におけるフォトインタラプタ6の出力
状態の検知結果は、上述したステップ305〜309による結
果と等しくなり、よってフローチャートはステップ317
を選択しステップ316に進むことはなく、かかる場合、
ズームレンズの保護位置方向への移動は生じない。
その後、フローチャートはステップ317での比較結果
に基づき直接あるいはステップ318,319を介してステッ
プ324に進み、さらにステップ325を経てステップ304に
戻る。
以降撮影がなされず、また外部からの衝撃も印加され
ない場合、フローチャートはステップ307〜309,313〜31
6,320〜323を通らない閉ループを形成することになる。
一方、CPU12が上記したような閉ループで動作してい
る時に、ズームレンズに外部から押圧力等の衝撃が印加
されると、ズームレンズは動力伝達系に設けてある遊び
に基づき移動することになる。
ズームレンズが移動するとフォトインタラプタ6のス
リット部材9も移動し、よって上記フォトインタラプタ
6の出力状態が前述した適宜の停止位置における状態と
は異なることになり、先のステップ310において選択さ
れるステップが上述の閉ループ形成時とは逆関係とな
る。
すなわち、適宜の停止位置でCPU12の端子T2がLであ
った場合、衝撃によりズームレンズが移動するとHに変
化し、逆にHであった場合に移動するとLに変化するこ
とになる。
従って、端子T2の状態が変化しない場合の閉ループ形
成時には夫々ステップ312,311に進んでいたフローチャ
ートは、夫々ステップ311,312に進み、エンコーダフラ
グの確認がなされる。
エンコーダフラグの内容はズームレンズの移動により
前述した停止時とは異なっており、よってステップ313,
314に進み、上記エンコーダフラグが移動した現在の状
況を示す状態にセットされる。
次いで、ステップ315に進み、カウンタにセットされ
ていた所定値NがN−1を示す新たなNに変更される。
ここで、カウンタに最初に設定される所定値Nを6と
すると、6−1=5であり、次段での新たなN(5)の
0か否かの確認結果はN≠0となりステップ317に進
む。
ステップ317ではタイマーの計時時間が所定時間Tと
比較され、計時時間が上記時間T未満であれば、フロー
チャートはステップ324,325を介してステップ304に戻
り、この時前述の状態、すなわち、撮影動作が行なわれ
ずかつ外部から衝撃が印加されている状態が継続されて
いると、上述したような各ステップが、タイマー計時時
間が上記時間Tを越えるまで繰り返されることになる。
この結果、カウンタ値Nは端子T2の状態が変化する毎
に更新され、タイマー計時時間が時間Tを越えるまでに
N=0となるとステップ320が選択されることになり、
ズームレンズが適宜の保護位置方向への移動を開始し、
上記保護位置に達したことが次のステップ321で確認さ
れるとズームレンズ駆動手段3の動作が停止せしめら
れ、ズームレンズの移動が停止する。
上述した動作から明らかなように、本実施例ではタイ
マーで設定した所定時間T以内にカウンタにあらかじめ
設定してある所定値Nだけフォトインタラプタ6の出力
が変化した場合、ズームレンズに何かの衝撃が印加され
たと判断し、上記ズームレンズを適宜の保護位置、例え
ば広角側端部位置まで移動せしめるわけである。
尚、衝撃印加時のタイマーの計時状態によってステッ
プ318,319が選択され、タイマーおよびカウンタ共初期
状態にリセットされ、上述した衝撃の検知条件がばらつ
くことに、換言すれば印加された衝撃を衝撃として判断
できない場合を生じる恐れもあるが、かかる点に対して
は上記所定時間Tを例えば数百msec程度の短時間に設定
することにより対処することができる。
第4図は先にフォトインタラプタ6およびスイッチ10
の一具体例を示す本発明による電動ズームカメラの部分
斜視図である。
本例におけるフォトインタラプタ6は、基台13、この
基台13の一部より導出している軸形成腕14に植立された
軸15に回動できるように装着されるスリット部材9およ
びこのスリット部材9のスリット9bが位置せしめられる
空間16aを介して対向せしめられている投・受光素子16
とから構成されている。
また、本例におけるスイッチ10は、上記基台13に図示
していないネジによって固着される第1接片17と第2接
片18とから構成されている。
19は、内部に図示していないズームレンズが設けら
れ、図示していないモータからの駆動力が第1ギヤ部19
aを介して伝達されることにより回転し、上記ズームレ
ンズをカム溝19d等との関係により移動せしめてズーミ
ング動作を行なうズームレンズ駆動部材を示している。
このズームレンズ駆動部材19は、図示していないカメ
ラ本体に対して回動可能に、かつ上記ズームレンズの光
軸方向には移動できないように設けられる。
上記第1ギヤ部19Aの一部にはギヤが除かれた段部19b
が形成され、さらに後端部にはスリット部材9のギヤ部
9aと噛合する第2ギヤ部19cが形成されている。
本例におけるフォトインタラプタ6およびスイッチ10
は前述したような構成からなり、基台13に投・受光素子
16を固着し、スリット部材9をその一部が上述素子16の
空間16aに位置するよう軸15に装着するとともに、第1,
第2接片17,18を夫々例えばネジによって上記基台13に
固着することにより、一体的に状態検出部材として形成
されることになる。
上記のような状態検出部材は、ズームレンズ駆動部材
19の下方の図示していないカメラ本体に上述した第2ギ
ヤ部19aとギヤ部9aとが噛合でき、かつ段部19bの回転に
ともなう移動範囲内に第1接片17の先端屈曲部17aが位
置する状態で固着される。
従って、ズームレンズ駆動部材19が回動すると、その
回動は第2ギヤ部19aとギヤ部9aとの噛合関係を介して
スリット部材9に伝達され、このスリット部材9は上記
駆動部材19の回動方向に対応した方向に回転する。
スリット部材9が回転すると、スリット9bの移動が投
・受光素子16にて検出され、その検出信号が図示してい
ないCPUに供給されることは前述のとうりである。
一方、第4図に示した状態からズームレンズ駆動部材
19が矢印C方向へ回動してゆくと、遂には段部19bが第
1接片17の先端屈曲部17aと当接し、この第1接片17の
先端屈曲部17aを下方へ押し下げることになる。
第1接片17の先端屈曲部17aの下方には第2接片18の
接点部18aが位置することは第4図の位置関係から明ら
かであり、よって第1接片17の先端屈曲部17aが下方へ
押し下げられるとこの先端屈曲部17aと第2接片18の接
点部18aとが接触することに、すなわち第1接片17と第
2接片18とが接触することになり、かかる接触にてズー
ムレンズ駆動部材19の移動状態、すなわち、図示してい
ないズームレンズが所定位置に位置したことを検出でき
ることになる。尚、上記所定位置が上記ズームレンズを
衝撃から保護できる保護位置に対応付けられることはい
うまでもなく、また上記接触の有無が具体的には図示し
ていないCPUにて検知されることも上述したとうりであ
る。
発明の効果 本発明による電動ズームカメラは、ズームレンズに外
部からある程度以上の衝撃が印加されたことを検出して
ズームレンズを適宜の保護位置に移動せしめることか
ら、衝撃が頻繁にあるいは連続して印加されることがな
くなり、この結果、モータとズームレンズとの間の駆動
力伝達手段が破壊されたり、レンズ光軸がずれてしまう
ことを防止できる効果を有している。
また、次回の撮影時に使用するレンズ位置情報も、衝
撃によりレンズ位置がずれたままとなることはなく、上
記移動せしめられた保護位置を基準として設定できるこ
とに、すなわち正確に得られることになる効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による電動ズームカメラの要
部を示すブロック図、第2図は第1図に示した要部の一
実施例を示す電気回路図、第3図は第2図に示した一実
施例の動作フローチャート、第4図はフォトインタラプ
タとスイッチの一具体例を示す部分斜視図である。 1……衝撃検出手段、2……保護位置検出手段、3……
ズームレンズ駆動手段、4……制御手段、5……ズーム
レンズ、6……フォトインタラプタ、7……LED、8…
…受光素子、9……スリット部材、10……スイッチ、11
……モータ、12……CPU、13……基台、14……軸形成
腕、15……軸、16……投・受光素子、17……第1接片、
18……第2接片、19……ズームレンズ駆動部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 5/00 G02B 7/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衝撃から保護される保護位置以外の位置に
    位置しているズームレンズに外部から衝撃が印加された
    ことを検出して第1出力信号を出力する衝撃検出手段
    と、前記ズームレンズが前記保護位置にあることを検出
    して第2出力信号を出力する保護位置検出手段と、前記
    ズームレンズを駆動する駆動源となるモータを含み、供
    給される信号に応答して前記ズームレンズを移動せしめ
    るズームレンズ駆動手段と、前記第1出力信号を受けて
    前記ズームレンズを前記保護位置の方向へ移動させる移
    動信号を出力すると共に前記第2出力信号を受けて前記
    ズームレンズの移動を停止させる停止信号を出力し、前
    記ズームレンズ駆動手段に供給して該手段を動作せしめ
    る制御手段とを備えてなる電動ズームカメラ。
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