JPH0980065A - 回転速度センサ及び軸受装置 - Google Patents
回転速度センサ及び軸受装置Info
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- JPH0980065A JPH0980065A JP7237029A JP23702995A JPH0980065A JP H0980065 A JPH0980065 A JP H0980065A JP 7237029 A JP7237029 A JP 7237029A JP 23702995 A JP23702995 A JP 23702995A JP H0980065 A JPH0980065 A JP H0980065A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
- F16C41/007—Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
- F16C19/186—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/01—Parts of vehicles in general
- F16C2326/02—Wheel hubs or castors
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/72—Sealings
- F16C33/76—Sealings of ball or roller bearings
- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
- F16C33/7886—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members mounted outside the gap between the inner and outer races, e.g. sealing rings mounted to an end face or outer surface of a race
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 環状スペースを有効に利用して高出力が得ら
れるようにした回転速度センサを安価で製造し易いもの
にすることである。 【解決手段】 歯車のセンシングロータ１２に対向させ
る電磁ピックアップ１をＬ字状断面の円環状磁極子２
と、この磁極子の鍔２ｂに一端の磁極面を当接させる環
状永久磁石３と、磁極子２の円筒部外周に巻くコイル５
と磁束の戻り路となる強磁性体のカバー６と、これ等を
固定する樹脂部材９で構成し、凹凸２ｃ、２ｄと１２
ａ、１２ｂを対向させて円環の全域でロータ回転による
磁束結合の強弱変化を生じさせるようにした。この回転
速度センサは磁極子の加工が容易で、組立精度も厳しく
要求されず、出力は従来品よりも高まる。
れるようにした回転速度センサを安価で製造し易いもの
にすることである。 【解決手段】 歯車のセンシングロータ１２に対向させ
る電磁ピックアップ１をＬ字状断面の円環状磁極子２
と、この磁極子の鍔２ｂに一端の磁極面を当接させる環
状永久磁石３と、磁極子２の円筒部外周に巻くコイル５
と磁束の戻り路となる強磁性体のカバー６と、これ等を
固定する樹脂部材９で構成し、凹凸２ｃ、２ｄと１２
ａ、１２ｂを対向させて円環の全域でロータ回転による
磁束結合の強弱変化を生じさせるようにした。この回転
速度センサは磁極子の加工が容易で、組立精度も厳しく
要求されず、出力は従来品よりも高まる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の車輪を
初めとする各種回転体の回転数や回転速度を、センシン
グロータとこれに対向させる電磁ピックアップを用いて
検知する回転速度センサと、そのセンサを取付けた軸受
装置に関するものである。
初めとする各種回転体の回転数や回転速度を、センシン
グロータとこれに対向させる電磁ピックアップを用いて
検知する回転速度センサと、そのセンサを取付けた軸受
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車の軸受装置に組付ける回転速度セ
ンサとして、例えば、特開昭６３−１６６６０１号公報
に示されるものがある。図５にその例を示す。この回転
速度センサは、棒状磁極子３１の外周にコイル３２を巻
き、永久磁石３３の磁束を磁極子３１に流すようにした
電磁ピックアップ３０と、これに対向するセンシングロ
ータ１２とで構成される。センシングロータ１２は、磁
極子３１との対向面に円周方向に交互に所定のピッチで
凹凸を形成してある強磁性体の歯車である。このセンシ
ングロータ１２の回転により磁極子３１との間に磁束結
合の強弱変化が起こり、電磁ピックアップのコイル３２
にセンシングロータ１２の回転速度に応じた誘導起電が
発生する。このため、電磁ピックアップの出力電圧の周
波数からセンシングロータ１２と一体回転する車軸１５
の回転速度、或いは回転数を求めることができる。
ンサとして、例えば、特開昭６３−１６６６０１号公報
に示されるものがある。図５にその例を示す。この回転
速度センサは、棒状磁極子３１の外周にコイル３２を巻
き、永久磁石３３の磁束を磁極子３１に流すようにした
電磁ピックアップ３０と、これに対向するセンシングロ
ータ１２とで構成される。センシングロータ１２は、磁
極子３１との対向面に円周方向に交互に所定のピッチで
凹凸を形成してある強磁性体の歯車である。このセンシ
ングロータ１２の回転により磁極子３１との間に磁束結
合の強弱変化が起こり、電磁ピックアップのコイル３２
にセンシングロータ１２の回転速度に応じた誘導起電が
発生する。このため、電磁ピックアップの出力電圧の周
波数からセンシングロータ１２と一体回転する車軸１５
の回転速度、或いは回転数を求めることができる。
【０００３】これ以外に、円環状の磁極子をもつ回転速
度センサとして、例えば特開平５−２６４５６２号公報
に示されるように、環状スロットの開放側端面に内周歯
と外周歯を定ピッチで形成したコの字状断面の磁極子
と、この磁極子のスロット内に組込む環状コイルとから
成る電磁ピックアップと、異極性の着磁部を円周方向に
交互に設けた磁石のセンシングロータとで構成されるも
のがある。
度センサとして、例えば特開平５−２６４５６２号公報
に示されるように、環状スロットの開放側端面に内周歯
と外周歯を定ピッチで形成したコの字状断面の磁極子
と、この磁極子のスロット内に組込む環状コイルとから
成る電磁ピックアップと、異極性の着磁部を円周方向に
交互に設けた磁石のセンシングロータとで構成されるも
のがある。
【０００４】また、特開平７−１２０４８７号公報に示
されるように、２つの異径円環状磁極子で円環状磁石と
コイルを挾み込む構造の電磁ピックアップと、これに対
向するセンシングロータとで構成されるものもある。
されるように、２つの異径円環状磁極子で円環状磁石と
コイルを挾み込む構造の電磁ピックアップと、これに対
向するセンシングロータとで構成されるものもある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】棒状磁極子を用いた回
転速度センサは、図５のように、センシングロータ１２
を車軸１５等に固定し、電磁ピックアップ３０をカバー
１８から内部に臨ませて使用するが、この方式の場合、
スペース的な制限から電磁ピックアップを小さくせざる
を得ないため、高出力が望み難い。
転速度センサは、図５のように、センシングロータ１２
を車軸１５等に固定し、電磁ピックアップ３０をカバー
１８から内部に臨ませて使用するが、この方式の場合、
スペース的な制限から電磁ピックアップを小さくせざる
を得ないため、高出力が望み難い。
【０００６】また、コの字状断面の円環状磁極子を用い
る回転速度センサは高出力が得られる反面、磁極子が複
雑で加工が難しく、安価に製造できない。
る回転速度センサは高出力が得られる反面、磁極子が複
雑で加工が難しく、安価に製造できない。
【０００７】電磁ピックアップを２つの磁極子で円環状
磁石を挾む構造にした回転速度センサは、上述した２つ
のタイプのセンサの欠点を解消する目的で開発したもの
であるが、２つの磁極子に形成した凹凸の位相がずれる
と出力が低下し、従って、組立精度が要求され、これが
量産性の向上、コスト低減を更に進める上でのネックと
なっている。
磁石を挾む構造にした回転速度センサは、上述した２つ
のタイプのセンサの欠点を解消する目的で開発したもの
であるが、２つの磁極子に形成した凹凸の位相がずれる
と出力が低下し、従って、組立精度が要求され、これが
量産性の向上、コスト低減を更に進める上でのネックと
なっている。
【０００８】そこで、この発明は、円環状の磁極子を用
い、限られたスペース内で高出力が得られるようにした
回転速度センサをより安価で製造し易いものにすること
を課題としている。
い、限られたスペース内で高出力が得られるようにした
回転速度センサをより安価で製造し易いものにすること
を課題としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めこの発明の回転速度センサは、歯車センシングロータ
に対向させる電磁ピックアップを次のように構成する。
即ち、その電磁ピックアップは、磁極子と、磁石と、コ
イルと、これ等の機能部品を固定する樹脂部材とを持
ち、前記磁極子はセンシングロータと同心の円環状で円
筒部の後部に断面をＬ字状にする鍔を有し、かつセンシ
ングロータに対向する前端部に所定ピッチで交互に凹凸
を有する強磁性体から成り、前記磁石はセンシングロー
タと同心の円環状で、軸方向両端に各々の極を持つよう
に着磁されて一端が前記磁極子の鍔に当接しており、前
記コイルは、前記円環状磁極子の外周に巻かれているも
のとなす。
めこの発明の回転速度センサは、歯車センシングロータ
に対向させる電磁ピックアップを次のように構成する。
即ち、その電磁ピックアップは、磁極子と、磁石と、コ
イルと、これ等の機能部品を固定する樹脂部材とを持
ち、前記磁極子はセンシングロータと同心の円環状で円
筒部の後部に断面をＬ字状にする鍔を有し、かつセンシ
ングロータに対向する前端部に所定ピッチで交互に凹凸
を有する強磁性体から成り、前記磁石はセンシングロー
タと同心の円環状で、軸方向両端に各々の極を持つよう
に着磁されて一端が前記磁極子の鍔に当接しており、前
記コイルは、前記円環状磁極子の外周に巻かれているも
のとなす。
【００１０】この回転速度センサは、電磁ピックアップ
の機能部品を覆う強磁性体製のカバーを具備し、そのカ
バーは、前記磁石を包囲する位置から前記コイルの外周
部に延在した筒状部を有している構成にすると好まし
い。また、前記カバーに内向きに屈曲した端壁が存在
し、その端壁が前記磁石の磁極子接触面と反対側の端面
に当接している構成にすると更に好ましい。
の機能部品を覆う強磁性体製のカバーを具備し、そのカ
バーは、前記磁石を包囲する位置から前記コイルの外周
部に延在した筒状部を有している構成にすると好まし
い。また、前記カバーに内向きに屈曲した端壁が存在
し、その端壁が前記磁石の磁極子接触面と反対側の端面
に当接している構成にすると更に好ましい。
【００１１】この発明の軸受装置は、上述した回転速度
センサの電磁ピックアップを外輪に取付け、さらに、そ
の電磁ピックアップに所定のギャップを保って対向させ
るセンシングロータを前記外輪に転動体を介して支持さ
れる回転部材に取付けて構成される。
センサの電磁ピックアップを外輪に取付け、さらに、そ
の電磁ピックアップに所定のギャップを保って対向させ
るセンシングロータを前記外輪に転動体を介して支持さ
れる回転部材に取付けて構成される。
【００１２】
【作用】この発明の回転速度センサは、センシングロー
タと同心の円環状の磁石、磁極子を用いているので、磁
極子とセンシングロータの対向面面積が棒状磁極子を用
いる回転速度センサに比べて大きく、車軸等の存在によ
り円環状に限定される設置スペースを有効に利用でき、
高出力が得られる。
タと同心の円環状の磁石、磁極子を用いているので、磁
極子とセンシングロータの対向面面積が棒状磁極子を用
いる回転速度センサに比べて大きく、車軸等の存在によ
り円環状に限定される設置スペースを有効に利用でき、
高出力が得られる。
【００１３】また、磁極子は円筒部と鍔から成る断面Ｌ
字形状で、後方の鍔が磁石に当接しており、その鍔の働
きで、磁石から流れる磁束の殆んどをセンシングロータ
に誘導でき、損失の少ないより効果的な磁気回路が構成
されて出力が更に高まる。
字形状で、後方の鍔が磁石に当接しており、その鍔の働
きで、磁石から流れる磁束の殆んどをセンシングロータ
に誘導でき、損失の少ないより効果的な磁気回路が構成
されて出力が更に高まる。
【００１４】さらに、断面Ｌ字状の磁極子は、製造し難
いコの字状断面の磁極子と違って量産性に優れる鍛造法
で製造でき、材料費、加工費が少なくて済む。
いコの字状断面の磁極子と違って量産性に優れる鍛造法
で製造でき、材料費、加工費が少なくて済む。
【００１５】また、凹凸を有する磁極子を１つしか用い
ていないので凹凸の位相合わせを必要とせず、組立ても
容易になる。
ていないので凹凸の位相合わせを必要とせず、組立ても
容易になる。
【００１６】なお、強磁性体のカバーを具備するもの
は、そのカバーがセンシングロータから磁石に戻る磁束
の通り道となるので、磁気回路の損失低減の効果が高ま
り、更なる高出力化が図れる。カバーの端部に端壁を設
けてその端壁を磁石の磁極子接触面とは反対側の端面に
当接させたものは、カバーと磁石との間に磁気抵抗を高
める隙間が無いので損失低減による高出力化の効果が特
に大きい。
は、そのカバーがセンシングロータから磁石に戻る磁束
の通り道となるので、磁気回路の損失低減の効果が高ま
り、更なる高出力化が図れる。カバーの端部に端壁を設
けてその端壁を磁石の磁極子接触面とは反対側の端面に
当接させたものは、カバーと磁石との間に磁気抵抗を高
める隙間が無いので損失低減による高出力化の効果が特
に大きい。
【００１７】また、この発明の軸受装置は、一体に組込
む回転速度センサの特徴が生かされので、生産性、コス
ト面で従来品よりも有利になり、回転検出に関する性能
も向上する。
む回転速度センサの特徴が生かされので、生産性、コス
ト面で従来品よりも有利になり、回転検出に関する性能
も向上する。
【００１８】
【発明の実施の形態】図１に、この発明の回転速度セン
サの具体例を示す。図の１は電磁ピックアップ、１２は
センシングロータである。
サの具体例を示す。図の１は電磁ピックアップ、１２は
センシングロータである。
【００１９】電磁ピックアップ１は、センシングロータ
１２と同心の円環状磁極子２、これもセンシングロータ
と同心の円環状永久磁石３、樹脂製ボビン４、コイル
５、強磁性体製のカバー６、コイルの両端に中継端子７
経由で接続した出力取出し用の信号線８、及び以上の各
部品を一体化する樹脂部材９で構成されている。
１２と同心の円環状磁極子２、これもセンシングロータ
と同心の円環状永久磁石３、樹脂製ボビン４、コイル
５、強磁性体製のカバー６、コイルの両端に中継端子７
経由で接続した出力取出し用の信号線８、及び以上の各
部品を一体化する樹脂部材９で構成されている。
【００２０】磁極子２は、強磁性体で作られたものであ
って、円筒部２ａの後部外周に鍔２ｂを有し、断面形状
がＬ字状になっている。また、この磁極子の円筒部２ａ
の先端、即ち、センシングロータとの対向面には、磁束
結合の強弱変化を生じさせるための凹凸２ｃ、２ｄを周
方向に所定ピッチで交互に設けてある。
って、円筒部２ａの後部外周に鍔２ｂを有し、断面形状
がＬ字状になっている。また、この磁極子の円筒部２ａ
の先端、即ち、センシングロータとの対向面には、磁束
結合の強弱変化を生じさせるための凹凸２ｃ、２ｄを周
方向に所定ピッチで交互に設けてある。
【００２１】永久磁石３は、その内径を上記円筒部２ａ
の内径に、また、その外径を上記鍔２ｂの外径にほぼ一
致させ、軸方向両端にＳ、Ｎ極をもつように着磁して一
端（一方の磁極面）を鍔２ｂの後部に密着させてある。
の内径に、また、その外径を上記鍔２ｂの外径にほぼ一
致させ、軸方向両端にＳ、Ｎ極をもつように着磁して一
端（一方の磁極面）を鍔２ｂの後部に密着させてある。
【００２２】コイル５は、磁極子の円筒部２ａの外周に
設けられている。このコイル５と、磁極子２、永久磁石
３は樹脂製ボビン４によって予め一体化されており（以
下ではこの一体化物を機能部品ユニットと云う）、ここ
では、この機能部品ユニットをカバー６の筒状部６ａに
挿入し、その後、組立の関係で差込み式にした中継端子
７をカバー６に設けた孔からボビンに設けたソケット部
（図示せず）に差込み、さらに、樹脂部材９をモールド
成形してこの樹脂部材９で必要箇所を封止すると共に、
カバー６と機能部品ユニットと信号線８の固定を行なっ
ている。
設けられている。このコイル５と、磁極子２、永久磁石
３は樹脂製ボビン４によって予め一体化されており（以
下ではこの一体化物を機能部品ユニットと云う）、ここ
では、この機能部品ユニットをカバー６の筒状部６ａに
挿入し、その後、組立の関係で差込み式にした中継端子
７をカバー６に設けた孔からボビンに設けたソケット部
（図示せず）に差込み、さらに、樹脂部材９をモールド
成形してこの樹脂部材９で必要箇所を封止すると共に、
カバー６と機能部品ユニットと信号線８の固定を行なっ
ている。
【００２３】センシングロータ１２は、強磁性体の歯車
である。このセンシングロータ１２は、その外周に凹凸
１２ａ、１２ｂを、凹凸２ｃ、２ｄと同一ピッチで設け
てある平歯車状のもの、磁極子２の先端に向き合う円環
の突条や屈曲部を設けてそこに凹凸を形成したもののど
ちらであってもよい。
である。このセンシングロータ１２は、その外周に凹凸
１２ａ、１２ｂを、凹凸２ｃ、２ｄと同一ピッチで設け
てある平歯車状のもの、磁極子２の先端に向き合う円環
の突条や屈曲部を設けてそこに凹凸を形成したもののど
ちらであってもよい。
【００２４】なお、中継端子７は、図２に示すように、
ボビン４の端面に設けると、カバー６に対するボビン挿
入が端子によって妨げられることがなくなるので予めボ
ビン４に固定しておくことができる。
ボビン４の端面に設けると、カバー６に対するボビン挿
入が端子によって妨げられることがなくなるので予めボ
ビン４に固定しておくことができる。
【００２５】また、図１の電磁ピックアップ１は、カバ
ー６の内向きに屈曲している端壁６ｂが永久磁石３から
離れているが、図２のように、その端壁６ｂを永久磁石
３の磁極子接触面とは反対側の面に当接させると、カバ
ーと磁石との間の磁気抵抗が小さくなり、カバーを伝っ
て戻る磁束の流れがスムーズになる。
ー６の内向きに屈曲している端壁６ｂが永久磁石３から
離れているが、図２のように、その端壁６ｂを永久磁石
３の磁極子接触面とは反対側の面に当接させると、カバ
ーと磁石との間の磁気抵抗が小さくなり、カバーを伝っ
て戻る磁束の流れがスムーズになる。
【００２６】このほか、図３に示すように、樹脂部材９
にコネクタ１０を設けて信号線をコイル端子１１にコネ
クタ接続する構成にしてもよい。
にコネクタ１０を設けて信号線をコイル端子１１にコネ
クタ接続する構成にしてもよい。
【００２７】図４は、図２の電磁ピックアップ１を採用
した回転速度センサを軸受装置１３（図のそれは自動車
用のいわゆるハブユニット）に組付けた例である。この
軸受装置１３は、ハブ１４と一体の車軸１５を、保持器
付きの転動体（ボール）１６を介して外輪１７で支持し
たものであって、カバー６の延伸端を外輪１７の外周に
固定して電磁ピックアップ１を外輪１７で支持し、車軸
１５に固定したセンシングロータ１２に対して磁極子２
を所定のギャップを保って対向させている。
した回転速度センサを軸受装置１３（図のそれは自動車
用のいわゆるハブユニット）に組付けた例である。この
軸受装置１３は、ハブ１４と一体の車軸１５を、保持器
付きの転動体（ボール）１６を介して外輪１７で支持し
たものであって、カバー６の延伸端を外輪１７の外周に
固定して電磁ピックアップ１を外輪１７で支持し、車軸
１５に固定したセンシングロータ１２に対して磁極子２
を所定のギャップを保って対向させている。
【００２８】この軸受装置１３は、永久磁石３からの磁
束が磁極子２に誘導されてセンシングロータ１２に流
れ、さらに、このセンシングロータ１２から車軸１５、
転動体１６、外輪１７経由で、更には空間経由で磁束が
カバー６に流れ、このカバーを伝って磁石３に戻る。こ
の磁束の流れは、車軸１５の外周の全域に生じ、そのた
めに、図５の装置よりも高出力が得られる。なお、この
軸受装置１３は、カバー６が電磁ピックアップの機能部
品を抱きかかえた状態になっているので、図５の従来装
置に比べて電磁ピックアップの定置安定性にも優れ、安
定した検出が行なえる。
束が磁極子２に誘導されてセンシングロータ１２に流
れ、さらに、このセンシングロータ１２から車軸１５、
転動体１６、外輪１７経由で、更には空間経由で磁束が
カバー６に流れ、このカバーを伝って磁石３に戻る。こ
の磁束の流れは、車軸１５の外周の全域に生じ、そのた
めに、図５の装置よりも高出力が得られる。なお、この
軸受装置１３は、カバー６が電磁ピックアップの機能部
品を抱きかかえた状態になっているので、図５の従来装
置に比べて電磁ピックアップの定置安定性にも優れ、安
定した検出が行なえる。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の回転速
度センサは、磁極子の形状が単純化され、凹凸の位相当
せも不要になっているので、製造し易い。
度センサは、磁極子の形状が単純化され、凹凸の位相当
せも不要になっているので、製造し易い。
【００３０】また、材料費、加工費、組立費が少なくて
済む上に量産効果も期待でき、価格の引き下げが可能に
なる。
済む上に量産効果も期待でき、価格の引き下げが可能に
なる。
【００３１】さらに、円環状のスペースを有効に利用す
る方式であるので高出力が得られ、検出性能にも優れ
る。
る方式であるので高出力が得られ、検出性能にも優れ
る。
【００３２】なお、強磁性体のカバーを有するもの、そ
のカバーの端壁を磁石の端面に当接させたものは高出力
化の効果が高く、精出精度がより良くなる。
のカバーの端壁を磁石の端面に当接させたものは高出力
化の効果が高く、精出精度がより良くなる。
【００３３】また、この発明の軸受装置は、上記の作
用、効果を生じる回転速度センサを採用しているので、
従来品に比べて生産性、コスト、性能の各面で有利にな
る。
用、効果を生じる回転速度センサを採用しているので、
従来品に比べて生産性、コスト、性能の各面で有利にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の回転速度センサの一例を示す断面図
【図２】電磁ピックアップの他の例を示す断面図
【図３】電磁ピックアップの更に他の例の断面図
【図４】この発明の軸受装置の一例を示す断面図
【図５】従来の回転速度センサを用いた軸受装置の断面
図
図
１ 電磁ピックアップ ２ 磁極子 ２ａ 円筒部 ２ｂ 鍔 ２ｃ 凹部 ２ｄ 凸部 ３ 永久磁石 ４ 樹脂製ボビン ５ コイル ６ カバー ７ 中継端子 ８ 信号線 ９ 樹脂部材 １０ コネクタ １１ コイル端子 １２ センシングロータ １２ａ 凹部 １２ｂ 凸部 １３ 軸受装置 １４ ハブ １５ 車軸 １６ 転動体 １７ 外輪
Claims (4)
- 【請求項１】 センシングロータとそれに対向する電磁
ピックアップから成り、センシングロータの回転でその
回転速度に応じた誘導起電力が電磁ピックアップのコイ
ルに発生する回転速度センサにおいて、 電磁ピックアップは、磁極子と、磁石と、コイルと、こ
れ等の機能部品を固定する樹脂部材とを持ち、 前記磁極子はセンシングロータと同心の円環状で円筒部
の後部に断面をＬ字状にする鍔を有し、かつセンシング
ロータに対向する前端部に所定ピッチで交互に凹凸を有
する強磁性体から成り、 前記磁石はセンシングロータと同心の円環状で、軸方向
両端に各々の極を持つように着磁されて一端が前記磁極
子の鍔に当接しており、 前記コイルは、前記円環状磁極子の外周に巻かれている
ことを特徴とする回転速度センサ。 - 【請求項２】 前記電磁ピックアップの機能部品を覆う
強磁性体製のカバーを具備し、そのカバーは、前記磁石
を包囲する位置から前記コイルの外周部に延在した筒状
部を有していることを特徴とする請求項１記載の回転速
度センサ。 - 【請求項３】 前記カバーに内向きに屈曲した端壁が存
在し、その端壁が前記磁石の磁極子接触面と反対側の端
面に当接していることを特徴とする請求項２記載の回転
速度センサ。 - 【請求項４】 請求項１乃至３のいずれかに記載の回転
速度センサの電磁ピックアップを外輪に取付け、さら
に、その電磁ピックアップに所定のギャップを保って対
向させるセンシングロータを前記外輪に転動体を介して
支持される回転部材に取付けてある軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7237029A JPH0980065A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 回転速度センサ及び軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7237029A JPH0980065A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 回転速度センサ及び軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0980065A true JPH0980065A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17009345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7237029A Pending JPH0980065A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 回転速度センサ及び軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0980065A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0908923A2 (en) * | 1997-10-10 | 1999-04-14 | European Community | Method and apparatus to produce large inductive plasma for plasma processing |
| CN114813114A (zh) * | 2022-05-09 | 2022-07-29 | 重庆大学 | 谐波减速器转速的传动精度检测装置及方法 |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP7237029A patent/JPH0980065A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0908923A2 (en) * | 1997-10-10 | 1999-04-14 | European Community | Method and apparatus to produce large inductive plasma for plasma processing |
| WO1999019898A2 (en) * | 1997-10-10 | 1999-04-22 | European Community (Ec) | Method and apparatus to produce large inductive plasma for plasma processing |
| EP0908923A3 (en) * | 1997-10-10 | 1999-06-30 | European Community | Method and apparatus to produce large inductive plasma for plasma processing |
| WO1999019898A3 (en) * | 1997-10-10 | 1999-08-05 | European Community | Method and apparatus to produce large inductive plasma for plasma processing |
| US6321681B1 (en) | 1997-10-10 | 2001-11-27 | European Community (Ec) | Method and apparatus to produce large inductive plasma for plasma processing |
| CN114813114A (zh) * | 2022-05-09 | 2022-07-29 | 重庆大学 | 谐波减速器转速的传动精度检测装置及方法 |
| CN114813114B (zh) * | 2022-05-09 | 2023-01-24 | 重庆大学 | 谐波减速器转速的传动精度检测装置及方法 |
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