JPH0979552A - 被焼却物の供給方法及びその供給装置 - Google Patents

被焼却物の供給方法及びその供給装置

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JPH0979552A
JPH0979552A JP23704695A JP23704695A JPH0979552A JP H0979552 A JPH0979552 A JP H0979552A JP 23704695 A JP23704695 A JP 23704695A JP 23704695 A JP23704695 A JP 23704695A JP H0979552 A JPH0979552 A JP H0979552A
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弘道 平沼
Shoichi Hoshikawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被焼却物を押し込むプッシャが供給口を通過
した後には、プッシャの後退を待たずに下部供給手段を
下降させることができるようにし、被焼却物供給作業の
効率向上を図る。 【構成】 焼却炉へ被焼却物を供給するプッシャトンネ
ル21を有し、このプッシャトンネル21を移動して被
焼却物を焼却炉へ押し込むプッシャ25と、プッシャト
ンネル底面に開口された供給口27を介して下方から被
焼却物を供給する下部供給手段61とを具備した被焼却
物の供給装置113において、供給口27を通過可能に
プッシャ25をプッシャトンネル21内で支持し、下部
供給手段61は供給口27に対してコンテナ77を下方
から昇降させる昇降装置61を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼却設備における被焼
却物の供給方法及びその供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】焼却炉への被焼却物の供給方法には、焼
却炉に連結されたプッシャトンネル内に、被焼却物を供
給し、これをプッシャによって焼却炉内に押し込むもの
が知られている。このプッシャトンネル内への被焼却物
の供給は、例えば略水平に配設されたプッシャトンネル
内に、下方向から行われる場合がある。図12は従来の
供給装置を示す概略構成図である。図示しない焼却炉に
連結される水平方向のプッシャトンネル1には投入ゲー
ト3が設けられ、投入ゲート3は被焼却物が炉に投入さ
れる際に開かれる。プッシャトンネル1にはプッシャ5
が設けられ、プッシャ5はプッシャトンネル1内の被焼
却物を投入ゲート3側に押し込む。プッシャ5の待機位
置と投入ゲート3との間のプッシャトンネル底面には供
給口7が開口し、供給口7の下方には被焼却物を供給口
7に押し上げるための下部供給手段であるテーブルリフ
タ9が設けられている。
【0003】このように構成される従来の供給装置で
は、テーブル11上に被焼却物が載置されると、テーブ
ルリフタ9が上昇し、供給口7にテーブル11が押し上
げられる。この際、テーブル面とプッシャトンネル底面
とは面一になり、テーブル上面は、プッシャ5の車輪1
3が走行する軌道を兼ねることになる。プッシャ5は、
プッシャトンネル1内に被焼却物が供給されると、待機
位置から投入ゲート3側(図中右方向)に走行し、テー
ブル11上を車輪13にて走行しながら、テーブル11
上の被焼却物を投入ゲート3から炉内に押し込む。投入
が完了すると、投入ゲート3が閉められ、プッシャ5
は、テーブル上面を逆方向(投入ゲート3に離反する方
向)に走行しながら、再び待機位置へ戻される。プッシ
ャ5が待機位置へ戻った後、テーブルリフタ9は、下降
され、再び被焼却物がテーブル上に載置され、次の供給
が行われることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
供給装置では、供給口7に面一に配置されたテーブル1
1が、プッシャ5の軌道面を兼ねていたため、被焼却物
を押し込むためプッシャ5がテーブル11上を走行して
いる間、及び被焼却物を押し込んだ後、プッシャ5がテ
ーブル11上を走行して待機位置に戻るまでの間、テー
ブルリフタ9を降下させることができず、次の被焼却物
の投入作業が行えないという問題があった。この問題
は、特に、例えば焼却炉の燃焼温度等を制御するために
プッシャ5の押し込み動作によって被焼却物の投入量を
コントロールする設備においては、このプッシャ5は焼
却炉側(供給口7に対して待機位置とは反対側)に長時
間位置している必要があり、このため、焼却炉内の燃焼
状態によっては、プッシャ5が供給口7を通って待機位
置に戻ってから、テーブルリフタ9を降下させて被燃焼
物を供給するようにしたのでは、そのテーブルリフタ9
の昇降動作時間や該リフタへの被燃焼物の供給時間さら
にはプッシャ5の動作時間の間に、直ぐに投入できる被
焼却物(プッシャトンネル内の被焼却物)がなくなって
しまうような事態が発生し、焼却炉の安定した燃焼が行
えなくなる場合があった。また、被焼却物を搭載したト
ラックなどに、待ち時間が生じ、効率的な供給作業が行
えない問題があった。本発明は上記状況に鑑みてなされ
たもので、被焼却物を押し込むプッシャが供給口を通過
した後には、プッシャの後退を待たずに下部供給手段を
下降させることができる供給方法及び供給装置を提供
し、被焼却物供給の作業効率向上を図ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る被焼却物の供給装置は、焼却炉へ被焼却
物を供給する水平方向のプッシャトンネルを有し、該プ
ッシャトンネルを往復移動して被焼却物を前記焼却炉へ
押し込むプッシャと、プッシャトンネル底面に開口され
た供給口を介して下方から前記プッシャトンネルへ被焼
却物を供給する下部供給手段とを具備した被焼却物の供
給装置において、前記供給口を通過可能に前記プッシャ
を前記プッシャトンネル内で支持し、前記下部供給手段
は前記供給口に対してコンテナを下方から昇降させる昇
降装置を具備していることを特徴とするものである。本
発明に係る被焼却物の供給方法は、プッシャトンネルの
底面に開口された供給口へ下方から下部供給手段によっ
て被焼却物を供給し、前記プッシャトンネルを往復移動
するプッシャによって該被焼却物を焼却炉へ押し込む被
焼却物の供給方法において、被焼却物が載置されたコン
テナを前記供給口まで上昇させて被焼却物をプッシャト
ンネルに供給し、前記プッシャを焼却炉方向に移動させ
て該焼却炉に被焼却物を供給し、被焼却物を押し込む該
プッシャが前記供給口を通過した時点で前記コンテナの
下降を開始可能とすることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】被焼却物の供給装置では、プッシャが供給口を
通過可能に支持され、従来のようにプッシャの車輪が走
行するための軌道を、供給口にテーブルを配置させて構
成する必要がなく、被焼却物を押し込むプッシャが供給
口を通過した時点で、供給口に配置されていたコンテナ
の下降が可能となる。被焼却物の供給方法では、被焼却
物を押し込むプッシャが供給口を通過した時点で、コン
テナの下降が開始され、プッシャが供給口を走行して待
機位置に戻るまでテーブルを供給口に待機させていなけ
ればならなかった従来の供給方法に比べ、早くコンテナ
の下降が可能になり、これによって次のコンテナの押し
上げが可能になることから、被焼却物のプッシャトンネ
ルへの供給時間が短縮されることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る被焼却物の供給方法及び
その供給装置の好適な実施例を図面を参照して説明す
る。図1は本発明による被焼却物の供給装置を示す構成
図、図2は図1のA−A矢視図、図3はプッシャの構成
図、図4は図3のA部拡大図、図5は図3のB−B矢視
図、図6はプッシャ駆動部の他の機構例を説明する図で
ある。図示しない焼却炉に連結される水平方向のプッシ
ャトンネル21には投入ゲート23が設けられ、投入ゲ
ート23は被焼却物が炉に投入される際に開かれる。投
入ゲート23の炉と反対側にはプッシャ25が設けら
れ、プッシャ25はプッシャトンネル21内の被焼却物
を投入ゲート23側に押し込む。プッシャ25の待機位
置と投入ゲート23との間のプッシャトンネル底面には
供給口27が開口されている。
【0008】図2に示すように、供給口27を挟むプッ
シャトンネル壁側の底面には、プッシャトンネル底面と
面一の走行レール31が設けられている。プッシャ25
の下面には走行車輪33が設けられ、走行車輪33はプ
ッシャトンネル底面の両側を走行する。つまり、プッシ
ャ25は、供給口27においても、プッシャトンネル底
面に連続して走行レール31上を走行することにより、
従来のように、供給口27にテーブルが面一状に配置さ
れなくとも、供給口27を通過することができるように
なっている。
【0009】図3に示すように、プッシャ25の後部に
は走行駆動手段35が設けられ、プッシャ25は走行駆
動手段35により走行方向に駆動されるようになってい
る。この走行駆動手段35としては、例えば、中央部が
回動自在な支点37で連結された一対の支持杆39を同
じく回動自在な支点40で走行方向に複数連結し、中央
の支点37間に油圧シリンダ又は電動シリンダなどのシ
リンダ41を設け、このシリンダ41を伸縮させること
により、走行駆動手段35全長を伸縮させ、プッシャ2
5を駆動するものがあげられる。
【0010】プッシャ25の前面に設けられた押圧板4
3の背面には図4に示すように、間隙45が形成され、
間隙45にはプッシャトンネル開口の間口方向に長い板
状の前部スクレパ47が鉛直方向に挿入され、前部スク
レパ47はプッシャトンネル底面に下端が摺接される。
つまり、前部スクレパ47は、押圧板43の下端とプッ
シャトンネル底面とに形成された間隙49を塞ぎ、走行
車輪33の軌道上の被焼却物を排除するようになってい
る。この前部スクレパ47は、間隙45に落とし込まれ
ることで、自重により上下動自在となってプッシャトン
ネル底面に摺接されている。また、図5に示すように、
プッシャ25の側面にはサイドスクレパ51が設けら
れ、サイドスクレパ51は、押圧板43とプッシャトン
ネル側壁との間隙53を通りプッシャ前面からプッシャ
後方へ通り抜けようとする被焼却物の通過を阻止してい
る。
【0011】なお、プッシャ25の走行駆動手段35と
しては、図3に示したものの他、図6(a)に示すよう
に、油圧シリンダ又は電動シリンダなどのシリンダ41
を直接、設備躯体側に適宜固設し、その駆動軸をプッシ
ャ25に固定することで、プッシャ25を駆動軸の伸縮
により駆動させるもの、又は、図6(b)に示すよう
に、一方向にのみ屈曲可能な棒状チェーン55を背中合
わせに配置してその先端をプッシャ25に固定し、この
棒状チェーン55の他端を図示しない適宜スプロケット
等を備えた回動手段56を介して送り出し及び巻き込む
ことによりプッシャ25を走行させるもの、又は、図6
(c)に示すように、プッシャ25にラック57を固定
し、このラック57に駆動装置のピニオン59を噛み合
わせ、ピニオン59の回動によりプッシャ25を走行さ
せるものなどを使用することができる。
【0012】図7は昇降装置の構成図、図8は昇降床の
構成図、図9はテーブルリフタの機構例を示す図であ
る。供給口27の下方には、下部供給手段である昇降装
置61が設けられている。昇降装置61としては、例え
ば、図7に示すように、チェーン71(又はワイヤーロ
ープ等)を具備したチェーンブロック69(又はホイス
ト等)を用いたものが考えられる。この例では、鉛直方
向にガイドレール63が設けられ、ガイドレール63に
はガイド車輪65を介して、昇降籠67が上下移動自在
に設けられている。プッシャトンネル上方にはチェーン
ブロック69が固設され、チェーンブロック69に巻装
されたチェーン71は、下端が昇降籠67に固定されて
いる。
【0013】従って、チェーンブロック69が駆動され
ることにより、チェーン71が巻き取り、及び送り出さ
れ、それによって、昇降籠67は、ガイドレール63に
沿って上下移動するようになっている。上端に移動され
た昇降籠67は、プッシャトンネル1の供給口27に配
置される。チェーン71先端と昇降籠67とは、過張力
防止装置73を介して連結されている。過張力防止装置
73は、チェーン71先端と昇降籠67とをバネ部材7
5を介して連結し、過剰な張力がチェーン71に作用す
るのを防止している。
【0014】なお、昇降装置61としては、図7に示し
たものの他に、ガイドレール63にガイド車輪65を介
して昇降籠67を上下移動自在に設け、昇降籠67をロ
ーラチェーン、ワイヤーロープ、前述の棒状チェーン5
5などにより駆動させるもの、又は、油圧シリンダ、電
動シリンダなどの駆動軸により直接駆動させるものなど
が考えられる。
【0015】この昇降装置61の昇降籠67内には、下
部供給手段である床昇降式コンテナ(以下、「コンテ
ナ」という)77が後述するコンベアにより載置される
ようになっている。コンテナ77は、上面が開口した箱
体で、下面に開口が形成されている。この下面には図8
に示す昇降床79が設けられ、昇降床79はコンテナ7
7の内壁に沿って上下方向に移動自在となっている。コ
ンテナ77は、2m3 〜40m3 程度の容量のもので製
作される。昇降床79には内壁に転動するガイドローラ
81が設けられ、昇降床79はガイドローラ81によ
り、コンテナ77の内壁を上下方向に移動する。また、
昇降床79の縁部にはシール材83が設けられ、シール
材83は内壁に接することで、被焼却物の噛み込み及び
洩れを防止している。
【0016】このコンテナ77の昇降床79下面と、昇
降籠67との間には、テーブルリフタ85が設けられて
いる。テーブルリフタ85は、例えば、図9(a)に示
すように、中央部が回動自在な支点87で連結された一
対の支持杆89を同じく回動自在な支点91で上下方向
に複数連結し、このリンク構造を油圧シリンダ93(又
は、電動シリンダ、棒状チェーンなど)で伸縮するも
の、又は、図9(b)に示すように、テーブル85aに
固定された軸95をガイドレール97に摺動自在に係合
させ、テーブル85aに油圧シリンダ99(又は、電動
シリンダ、棒状チェーンなど)の駆動軸を固定し、駆動
軸を伸長させることにより、テーブル85aを移動させ
るものなどが考えられる。
【0017】このように構成されるテーブルリフタ85
を昇降装置61の昇降籠67底面とコンテナ77の昇降
床79との間に設けることにより、昇降装置61が上
端、即ち、プッシャトンネル21下面に当接した状態
で、テーブルリフタ85が駆動されると、コンテナ77
は、供給口27に当接した後、昇降床79のみがコンテ
ナ77内で上昇され、コンテナ77内に載置された被焼
却物が供給口27からプッシャトンネル21内へ押し上
げられることになる。
【0018】図10は昇降床のクランプ装置を示す構成
図である。昇降床79の下面には水平方向に突出したシ
ャフト101が設けられている。一方、テーブルリフタ
85の上部にはこのシャフト101に係合可能なクラン
プ103が回動支点を中心に回動自在に設けられ、クラ
ンプ103はシリンダ105によってシャフト101と
係合する方向に駆動されるようになっている。この昇降
床クランプ装置104では、被焼却物を載置したコンテ
ナ77が、後述するコンベアによってテーブルリフタ8
5まで移送されて来ると、シリンダ105が作動し、ク
ランプ103がシャフト101と係合される。これによ
り、昇降床79とテーブルリフタ85とは、連結状態と
なる。
【0019】コンテナ77は、供給口27まで移送され
た後、テーブルリフタ85が上昇されると、昇降床79
が押し上げられ、被焼却物がプッシャトンネル21内に
供給される。供給後、テーブルリフタ85が下降し、ク
ランプ103を介して昇降床79が引き下げられ、昇降
床79が所定位置まで降下した後、クランプ103が解
除される。
【0020】この昇降床クランプ装置104によれば、
被焼却物がコンテナ内壁面と昇降床79との隙間に噛み
込まれた際であっても、昇降床79の下降が阻止される
ことなく、昇降床79をある程度の摺動負荷に抗してコ
ンテナ77の所定位置まで引き下げることができる。
【0021】また、昇降籠67の下端待機位置にはコン
ベア107が設置され、コンベア107は、複数のコン
テナ77を順次、昇降籠67へ供給、及び昇降籠67か
ら排出できるようになっている。前述の昇降床クランプ
装置104は、このコンベア107によるコンテナ77
の供給動作と連動してクランプ動作が行われる。即ち、
被焼却物を載置したコンテナ77がコンベア107によ
って昇降籠67の所定位置に配置されると、シリンダ1
05が作動してシャフト101がクランプされる。ま
た、被焼却物供給後のコンテナ77が下降されて来た際
には、所定位置まで下降された後、クランプ103が解
除され、コンテナ77がコンベア107により、昇降籠
67から排出されることになる。
【0022】コンベア107の構成としては、例えば、
図11の(a)に示すように、コンテナ77の移送方向
と直交方向に長いローラ109を、移送方向に複数並設
したものや、図11(b)に示すように、コンテナ77
に係止可能なチェーン111を搬送路両側に移動可能に
配設したものなどが考えられる。
【0023】以上のように構成される被焼却物の供給装
置113の動作を説明する。先ず、コンベア107上の
コンテナ77に被焼却物が投入される。コンテナ77
は、コンベア107により、昇降装置61の昇降籠67
にセットされる。昇降装置61のクランプ103が作動
され、コンテナ77の昇降床79と昇降装置61のテー
ブルリフタ85とが連結される。
【0024】昇降装置61が上昇され、プッシャトンネ
ル21の供給口27にコンテナ77が到達した時点で、
昇降装置61が停止される。次いで、昇降装置61のテ
ーブルリフタ85が上昇され、昇降床79が押し上げら
れ、コンテナ77内の被焼却物がプッシャトンネル21
内に供給口27を介して供給される。
【0025】昇降床79がプッシャトンネル21の下部
所定位置に達した時点で、テーブルリフタ85が停止さ
れる。次いで、投入ゲート23が開き、プッシャ25が
前進される。プッシャ25は、炉内温度、及び廃熱ボイ
ラの蒸気圧力により制御され、被焼却物を定量、焼却炉
へ供給する。プッシャ25の前面が昇降床79を通過し
た時点で、テーブルリフタ85が下降され、昇降床79
が所定位置まで引き下げられる。その後、昇降装置61
が下降され、コンテナ77をコンベア107まで下ろ
す。次いで、クランプ103が解除されると、コンテナ
77がコンベア107によって排出され、被焼却物を載
置した次のコンテナ77がコンベア107によって昇降
装置61にセットされる。
【0026】前述同様、昇降装置61が駆動され、供給
口27にコンテナ77が到達した時点で、昇降装置61
は停止され、待機状態となる。一方、焼却炉内への被焼
却物の投入が終了したプッシャ25は、プッシャトンネ
ル21内を後退し、投入ゲート23を通過した時点で投
入ゲート23が閉められる。更に、プッシャ25が待機
位置まで後退した後、テーブルリフタ85が上昇され、
昇降床79が押し上げられることで、コンテナ77内の
被焼却物がプッシャトンネル21内に供給される。以上
の動作を繰り返すことにより、被焼却物の円滑な供給が
可能となり、被焼却物が焼却炉内へ常に定量づつ供給さ
れるようになる。
【0027】上述の被焼却物の供給装置113によれ
ば、プッシャ25の走行車輪33が走行する走行レール
31を、供給口27の両側に設けたので、従来のよう
に、供給口27にテーブルが面一状に配置されなくと
も、プッシャ25が供給口27を通過することができ
る。従って、昇降装置61は、被焼却物を押し込むプッ
シャ25の前面が供給口27を通過した時点で昇降が可
能となる。このため、プッシャ25の運転中において
も、コンテナ77を供給口27まで運ぶことが可能とな
り、被焼却物の供給時間が短縮され、炉内の被焼却物が
なくなることによる不安定な燃焼を防止することができ
る。
【0028】また、複数のコンテナ77を順次、昇降籠
67へ供給できるコンベア107を昇降装置61に連結
したので、コンベア107上に複数のコンテナ77を待
機させることができ、被焼却物の投入を一括してこれら
のコンテナ77に対して行うことができる。この結果、
被焼却物を運んで来たトラックなどの待機時間が不要と
なり、投入作業の効率を大幅に向上させることができ
る。
【0029】更に、供給装置113では、走行レール3
1を設け、プッシャ25が従来のように供給口27に配
置されたテーブル上を走行しないようにしたので、プッ
シャトンネル底面とテーブル面とを高い精度で面一に位
置決めする必要がなくなる。また、仮に、被焼却物の噛
み込みなどにより、昇降床79がプッシャトンネル底面
より低い位置で停止した場合においても、従来の装置で
は軌道が構成されずプッシャ25の走行が不能となるの
に対し、本実施例の供給装置113では、支障なくプッ
シャ25を走行させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る被焼却物の供給方法によれば、供給口を通過可能に、
プッシャをプッシャトンネル内で支持したので、被焼却
物を押し込むプッシャが供給口を通過した時点で、プッ
シャの後退を待たずに供給口に配置されていたコンテナ
を下降させることができる。また、本発明に係る被焼却
物の供給装置によれば、被焼却物を押し込むプッシャが
供給口を通過した時点で、コンテナの下降を開始するよ
うにしたので、プッシャが供給口を走行して待機位置に
戻るまでテーブルを供給口に待機させなければならなか
った従来の供給方法に比べ、早くコンテナを下降させる
ことができ、被焼却物のプッシャトンネルへの供給時間
が短縮でき、被焼却物供給の作業効率を大幅に向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による被焼却物の供給装置を示す構成図
である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】プッシャの構成図である。
【図4】図3のA部拡大図である。
【図5】図3のB−B矢視図である。
【図6】プッシャ駆動部の他の機構例を説明する図であ
る。
【図7】昇降装置の構成図である。
【図8】昇降床の構成図である。
【図9】テーブルリフタの機構例を示す図である。
【図10】昇降床のクランプ装置を示す構成図である。
【図11】コンベアの構成例を示す図である。
【図12】従来の供給装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
21 プッシャトンネル 25 プッシャ 27 供給口 31 走行レール 33 走行車輪 61 昇降装置(下部供給手段) 77 コンテナ 79 昇降床 85 テーブルリフタ 104 クランプ装置 107 コンベア 113 被焼却物の供給装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉へ被焼却物を供給する水平方向の
    プッシャトンネルを有し、該プッシャトンネルを往復移
    動して被焼却物を前記焼却炉へ押し込むプッシャと、プ
    ッシャトンネル底面に開口された供給口を介して下方か
    ら前記プッシャトンネルへ被焼却物を供給する下部供給
    手段とを具備した被焼却物の供給装置において、 前記供給口を通過可能に前記プッシャを前記プッシャト
    ンネル内で支持し、前記下部供給手段は前記供給口に対
    してコンテナを下方から昇降させる昇降装置を具備して
    いることを特徴とする被焼却物の供給装置。
  2. 【請求項2】 前記プッシャ下面に設けられた走行車輪
    の軌道となる走行レールを前記供給口を挟むプッシャト
    ンネル両壁側の底面に設け、前記プッシャトンネル底面
    に開口された前記供給口に対して前記コンテナの昇降床
    を昇降自在に設けたことを特徴とする請求項1記載の被
    焼却物の供給装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降装置は前記昇降床をコンテナ側
    壁に対して上下移動させるテーブルリフタを備え、該テ
    ーブルリフタは前記コンテナを着脱自在とするクランプ
    装置を有していることを特徴とする請求項2記載の被焼
    却物の供給装置。
  4. 【請求項4】 前記昇降装置に複数の前記コンテナを順
    次供給及び排出するコンベアを具備したことを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の被焼却物の供給装置。
  5. 【請求項5】 プッシャトンネルの底面に開口された供
    給口へ下方から下部供給手段によって被焼却物を供給
    し、前記プッシャトンネルを往復移動するプッシャによ
    って該被焼却物を焼却炉へ押し込む被焼却物の供給方法
    において、 被焼却物が載置されたコンテナを前記供給口まで上昇さ
    せて被焼却物をプッシャトンネルに供給し、前記プッシ
    ャを焼却炉方向に移動させて該焼却炉に被焼却物を供給
    し、被焼却物を押し込む該プッシャが前記供給口を通過
    した時点で前記コンテナの下降を開始可能とすることを
    特徴とする被焼却物の供給方法。
  6. 【請求項6】 コンテナ側壁に対して上下動する昇降床
    が備えられたコンテナを用い、コンテナを前記供給口の
    下方に配置させた後、該コンテナの前記昇降床を前記供
    給口まで押し上げることで、被焼却物をプッシャトンネ
    ルへ供給することを特徴とする請求項5記載の被焼却物
    の供給方法。
  7. 【請求項7】 前記コンテナを昇降装置によって前記供
    給口に昇降させるとともに、複数の前記コンテナをコン
    ベアを介して該昇降装置に順次供給及び排出することを
    特徴とする請求項5又は6記載の被焼却物の供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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