JPH097874A - 軟磁性膜の製造方法及びその軟磁性膜を用いた磁気ヘッド - Google Patents

軟磁性膜の製造方法及びその軟磁性膜を用いた磁気ヘッド

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JPH097874A
JPH097874A JP17821095A JP17821095A JPH097874A JP H097874 A JPH097874 A JP H097874A JP 17821095 A JP17821095 A JP 17821095A JP 17821095 A JP17821095 A JP 17821095A JP H097874 A JPH097874 A JP H097874A
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JP
Japan
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magnetic
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magnetostriction
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JP17821095A
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Yoshiaki Satou
善顕 佐藤
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y25/00Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/14Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates
    • H01F41/30Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates for applying nanostructures, e.g. by molecular beam epitaxy [MBE]
    • H01F41/302Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates for applying nanostructures, e.g. by molecular beam epitaxy [MBE] for applying spin-exchange-coupled multilayers, e.g. nanostructured superlattices

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 等方膜に近い特性の軟磁性膜を容易に得るこ
とができる軟磁性膜の製造方法を提供する。 【構成】 窒素ガスを用いたスパッタによる鉄基微結晶
の軟磁性膜2の製造方法において、前記窒素ガスの分圧
の異なる雰囲気中でスパッタした磁性層2A,2Bを複
数層積層することにより前記軟磁性膜を形成するように
構成する。これにより、全体としての磁歪が略ゼロの一
軸異方性の弱い軟磁性膜を作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRやハードディス
クなどの磁気記録再生装置に用いられる磁気ヘッド用の
軟磁性膜の製造方法及び磁気ヘッドに関する。
【従来の技術】近年、磁気記録の高密度化はますます顕
著であり、磁気ヘッドに要求される性能も厳しくなって
いる。とりわけ、メタルテープなどの記録媒体の高保磁
力化に伴い、磁気ヘッド材料として高飽和磁束密度、高
透磁率のものが求められている。従来、センダスト合金
やアモルファス合金がこのような特性を満たす材料とし
て用いられてきたが、いずれも近年の高保磁力媒体に対
しては飽和磁束密度が十分ではなく、記録特性を必ずし
も満足していない。
【0002】そこで、これらに代わる材料としてFe−
M−N、Fe−M−C(MはSi、Al、Zr、Hf、
Ti、Nb、Ta、Cr、Moのうち少なくとも1種類
以上の元素)等の鉄基微結晶の軟磁性膜が盛んに研究さ
れている。これらの材料を用いて磁気ヘッドを形成する
場合、軟磁性膜のみを磁気ヘッドコアとして用いる積層
型ヘッドやギャップ部のみに軟磁性膜を用いるMIG
(Metal−In−Gap)ヘッドなどの構造とする
のが一般的である。このうち特に積層型ヘッドにおいて
は磁路が多方向にわたっているため、あらゆる方向であ
る程度の高透磁率を示す軟磁性膜が要求される。しかし
ながら、鉄基微結晶の軟磁性膜を、一般的に行なわれて
いるスパッタ法などで作製した場合、等方的な軟磁性膜
を得ることは容易ではなく、ある方向においてのみ高い
透磁率を示す一軸異方性の強い膜となるのが一般的であ
り、このような磁性膜を用いて作製した積層型磁気ヘッ
ドにおいては十分な出力が得られない。
【0003】そこで、このような問題を解決する方法と
して、一軸異方性の膜を、その異方性の方向をある角度
(例えば90°)ずつずらして何層か積層し、見かけ上
等方的な磁性膜を得ることが考えられる。この作製方法
としては、各層ごとに成膜用の基板を機械的に回転させ
る方法や、基板にバイアスを加えながら、軟磁性膜や非
磁性膜を形成する方法(特開平6−124846号公
報)等があげられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
基板を回転させる方法は、基板の加熱を行いながらこれ
を回転させる回転機構が複雑となり、また、一部分のみ
の回転では各基板の位置関係が同等とならない欠点があ
る。後者のバイアスを加える方法は、基板にバイアスを
加えるための電源や機構が必要となり、設備コストが高
騰するという問題がある。本発明は、以上のような問題
点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたもので
あり、その目的は容易に等方膜に近い特性の軟磁性膜を
得ることができる軟磁性膜の製造方法及びその軟磁性膜
を用いた磁気ヘッドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、窒素ガスを用いたスパッタによる鉄基
微結晶の軟磁性膜の製造方法において、前記窒素ガスの
分圧の異なる雰囲気中でスパッタした磁性層を複数層積
層することにより前記軟磁性膜を形成するように構成し
たものである。
【0006】
【作用】本発明は、以上のようにスパッタ成膜により複
数の磁性層を形成する際に、窒素ガスの分圧を磁性層毎
に適切に変えることにより磁歪を略なくすことができ、
しかも透磁率も高く維持することが可能となる。スパッ
タ時のターゲットとしては、Fe−M(MはSi、A
l、Zr、Hf、Ti、Nb、Ta、Cr、Moのうち
少なくとも1種類以上の元素)を用いることができる。
この場合、軟磁性膜を形成する磁性層の数は、特に限定
されず、全体として磁歪が略ゼロとなるように、磁歪が
プラスの磁性層とマイナスの磁性層とを適当数組み合わ
せればよい。このような軟磁性膜を、SiO2 等よりな
る非磁性層を介在させて複数層積層することにより、磁
気ヘッドを形成することができる。この磁気ヘッドは、
周波数特性に優れ、広範囲の周波数に亘って高い再生出
力を得ることが可能となる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明に係る軟磁性膜の製造方法及
びその軟磁性膜を用いた磁気ヘッドの一実施例を添付図
面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る磁気ヘッド
を示す斜視図、図2は図1の磁気ヘッドの軟磁性膜の部
分を示す拡大平面図、図3はスパッタ装置を示す概略構
成図である。この磁気ヘッド1は、複数層にわたって積
層された軟磁性膜2の両側を例えば非磁性単結晶フェラ
イト等よりなる非磁性基板3、3により挟み込むように
して構成され、ギャップ部4にはモールドガラス5が充
填されて、補強されている。この軟磁性膜2としては、
鉄基微結晶の軟磁性膜が用いられる。図2に示すように
軟磁性膜2は全体で6層形成されており、各軟磁性膜2
間は、例えばSiO2 等よりなる非磁性層6が介在され
て、絶縁状態になされている。尚、軟磁性膜2の層数
は、これに限定されない。また、膜磁性層2の厚みは一
層当たり、例えば3〜4μm程度であり、非磁性層6の
厚みは例えば0.2μm程度である。
【0008】各軟磁性膜2は、窒素ガスの分圧の異なっ
た雰囲気中でスパッタした複数の磁性層2A、2Bによ
り構成される。図示例では、磁性層の数は2層である
が、これに限定されず、3層以上形成するようにしても
よい。この場合、磁性層2A、2Bは、この時形成され
る軟磁性膜2の磁歪が全体として略ゼロとなるように窒
素分圧が選択される。成膜の時に用いられるスパッタ装
置の一例は、図3にて示されている。この装置は、対向
ターゲットスパッタ装置を示し、真空処理室内の基板ホ
ルダ8に非磁性基板3をアース状態で設け、これより所
定の距離だけ離れた位置に、一対の対向されたターゲッ
ト7、7を配置している。各ターゲット7、7には、所
定のマイナスの直流電圧が直流電源11より印加される
と共に、ターゲット7、7の面に対して直交するように
所定の大きさの磁界9を例えば永久磁石10により印加
している。また、基板ホルダ8には加熱ヒータ12が設
けられ、基板を所定温度に加熱するようになっている。
ここで、スパッタに際しては、例えばアルゴン等よりな
るスパッタガスに所定の分圧となるように窒素ガス(N
2 )を混入させて、且つこの窒素分圧を成膜する磁性層
毎に変化させている。また、ここで使用するスパッタの
ターゲット7、7の種類としては、鉄基微結晶の軟磁性
膜を形成するために、Fe−M(MはSi、Al、Z
r、Hf、Ti、Nb、Ta、Cr、Moのうち少なく
とも1種類以上の元素)を用いることができる。スパッ
タガスとしては、アルゴンガスの外に、他の不活性ガ
ス、例えばHeやNe等も用いることができる。
【0009】次に、上記した各層の成膜方法について説
明する。まず、基板ホルダ8に非磁性基板3を保持させ
て、ターゲット7、7としては前述のようにFe−M金
属を用いる。処理室内は、Arガスと所定の分圧の窒素
ガスを導入し、所定のプロセス圧力下にて反応性スパッ
タを行い、成膜を行なう。通常、これらのターゲット7
を用いて、反応性スパッタを行なうと、磁歪がゼロとな
る窒素分圧の近傍において良好な軟磁気特性の軟磁性膜
が得られるが、一軸異方性の強い膜となる。しかしなが
ら、スパッタ条件を適当に選ぶことにより、磁歪が負側
で一軸異方性が強くなり、正側で等方的となる特性を示
す。図4及び図5は対向ターゲット式スパッタにより成
膜を行なった時の窒素分圧と磁歪λ及び透磁率μの関係
を示す。この時のスパッタ条件は、ターゲット間の距離
L1が60mm、中心磁界9の強度が80エルステッ
ド、ターゲット−基板間の距離が46mm、基板温度が
200℃、スパッタ圧力が3.5mTorrである。磁
歪λは、窒素分圧の増加と共に負の磁歪から正の磁歪に
単調に直線状に変化し、窒素分圧が略6%程度の近傍に
おいて磁歪がゼロとなっている。これに対して、透磁率
μに関しては、磁歪が負側(窒素分圧6%以下)におい
ては磁化容易軸方向の透磁率と磁化困難軸方向の透磁率
とが大きく異なって一軸異方性が強くなっているのに対
し、磁歪が正側(窒素分圧6%以上)においては、軸方
向に関係なく透磁率は略等しくなって等方的な特性を示
し、しかも透磁率は1000を越えている。
【0010】従って、例えば、窒素分圧が5%の磁性層
(λ=−3×10-6)と6.8%の磁性層(λ=+3×
10-6 )を交互にあるいは任意の順番で同数層積層す
ることにより、磁性膜全体としての磁歪は略ゼロとな
り、一軸異方性の強さを緩和することができる。すなわ
ち、磁歪がプラスの磁性層と磁歪がマイナスの磁性層と
を組み合わせて全体の磁歪が略ゼロとなるように設定す
ることにより、磁歪が略ゼロでありながら、一軸異方性
を弱めた成膜を容易に作製でき、その結果、周波数特性
に優れた磁気ヘッドを製造することができる。磁歪が小
さいことは磁気ヘッド加工時の加工歪みによる磁気特性
の劣化を防ぐために必要である。このような特性の成膜
は、上述のように単に、成膜時の窒素分圧を変えるだけ
でよく、簡単に行なうことができる。また、上述したよ
うな軟磁性膜の形成と、SiO2 膜の形成を繰り返し行
なうことにより、図2に示すような軟磁性膜の積層構造
を作製することができる。
【0011】また、上記説明では磁歪が正の値の磁性層
と負の値の磁性層をそれぞれ一層ずつ設けたが、これに
限らず、図4に示すように磁歪の値は、窒素分圧の増加
に対して負から正へ直線的に変化しているため、負の値
と正の値の組合せに応じて磁歪を略ゼロとする層数比を
適宜決定すればよい。例えば磁歪が−3×10-6の磁性
層を1層設けたら、例えば磁歪が+1.5×10-6の磁
性層を2層設けるようにして全体の磁歪が略ゼロとなる
ように設定すればよい。また、図示例にあっては、窒素
分圧が略6%点で磁歪が略ゼロとなっているが、これは
スパッタ条件により変動するものでり、その場合でも、
前述のように磁歪プラスの磁性膜と磁歪マイナスの磁性
膜の合成結果の磁歪が略ゼロとなるようにそれぞれの磁
性膜形成時の窒素分圧を選択すればよい。
【0012】次に、本発明方法により形成された軟磁性
膜とこれを用いた磁気ヘッドの磁気特性と、従来構造に
よる軟磁性膜と磁気ヘッドの磁気特性との比較を行な
う。 [実施例1]窒素分圧が5%の磁性層(λ=−3×10
-6)と6.8%の磁性層(λ=+3×10-6)を1μm
ずつ交互にスパッタ形成し、各2層ずつ計4μm厚の軟
磁性膜を形成した。この時のスパッタ条件は、ターゲッ
ト間距離L1が60mm、中心磁界強度が80エルステ
ッド、ターゲット−基板間距離が46mm、基板温度が
200℃、スパッタ圧力が3.5mTorrとした。 [比較例1]基板温度を250℃に設定し、窒素分圧を
6.3%に固定した点を除き、上記実施例1のスパッタ
条件と同様にして、4μm厚の軟磁性膜を形成した。こ
の時の実施例1と比較例1の磁気特性の比較結果を表1
に示す。
【0013】
【表1】
【0014】表1から明らかなように、比較例1の場合
は、磁化困難軸方向の透磁率と磁化容易軸方向の透磁率
の差は非常に大きくなっており、鉄基微結晶の軟磁性膜
において通常見られるように一軸異方性の強い膜となっ
て好ましくない。これに対して、実施例1の場合は、両
軸方向の透磁率の差はかなり小さくなっており、一軸異
方性がかなり弱められて好ましい結果となっている。次
に、上記軟磁性膜を用いて実際に磁気ヘッドを加工し、
その磁気特性を調べた。 [実施例2]実施例1に示した厚さ4μmの軟磁性膜を
厚さ200nmのSiO2 膜を介して図2に示すように
6層構造となるように積層形成し、これを用いて図1に
示すような構造の磁気ヘッドを試作した。 [比較例2]比較例1に示した厚さ4μmの軟磁性膜
を、厚さ200nmのSiO2 膜を介して図2に示すよ
うに6層構造となるように積層形成し、これを用いて図
1に示すような構造の磁気ヘッドを試作した。図6に実
施例2と比較例2の各ヘッドの出力の周波数特性を示
す。図6から判明するように、本発明に係る実施例2の
磁気ヘッドは、比較例2の磁気ヘッドと比較して、1〜
14MHzの全周波数帯域に亘って高い出力を出してお
り、良好な特性を示すことが判明した。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る軟磁
性膜の製造方法及びその軟磁性膜を用いた磁気ヘッドに
よれば、次のように優れた作用効果を発揮することがで
きる。窒素ガスの分圧の異なる雰囲気中で複数の磁性層
をスパッタして軟磁性膜を形成するようにしたので、磁
歪を略ゼロにしつつ一軸異方性を弱めた軟磁性膜を、ス
パッタ装置を複雑化することなくスパッタ条件のみの変
更で容易に形成することができる。従って、この軟磁性
膜を用いて磁気ヘッドを形成することにより、従来の一
軸異方性の強い軟磁性膜を用いて形成した磁気ヘッドと
比較して、広い周波数範囲に亘って高い出力を得ること
のできる磁気ヘッドを作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気ヘッドを示す斜視図である。
【図2】図1の磁気ヘッドの軟磁性膜の部分を示す拡大
平面図である。
【図3】スパッタ装置を示す概略構成図である。
【図4】窒素分圧と磁歪をの関係を示すグラフである。
【図5】窒素分圧と透磁率との関係を示すグラフであ
る。
【図6】本発明の磁気ヘッドと従来の磁気ヘッドの周波
数特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1…磁気ヘッド、2…軟磁性膜、2A,2B…磁性層、
3…非磁性基板、4…ギャップ部、6…非磁性層、7…
ターゲット。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒素ガスを用いたスパッタによる鉄基微
    結晶の軟磁性膜の製造方法において、前記窒素ガスの分
    圧の異なる雰囲気中でスパッタした磁性層を複数層積層
    することにより前記軟磁性膜を形成するように構成した
    ことを特徴とする軟磁性膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記軟磁性膜の磁歪を略ゼロとすべく磁
    歪がプラスの磁性層と磁歪がマイナスの磁性層とを組み
    合わせるように前記窒素ガスの分圧は選択されることを
    特徴とする請求項1記載の軟磁性膜の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記スパッタのターゲットの組成はFe
    −M(MはSi、Al、Zr、Hf、Ti、Nb、T
    a、Cr、Moのうち少なくとも1種類以上の元素)で
    表されることを特徴とする請求項1または2記載の軟磁
    性膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記軟磁性膜は、非磁性層を介して複数
    層だけ重ねられていることを特徴とする請求項1乃至3
    記載の軟磁性膜の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の方法により製造さ
    れた軟磁性膜を用いたことを特徴とする磁気ヘッド。
JP17821095A 1995-06-21 1995-06-21 軟磁性膜の製造方法及びその軟磁性膜を用いた磁気ヘッド Pending JPH097874A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6052262A (en) * 1997-03-14 2000-04-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Magneto-resistance effect element and magnetic head

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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