JPH0977810A - 吸水性樹脂の製造方法 - Google Patents
吸水性樹脂の製造方法Info
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- JPH0977810A JPH0977810A JP23248995A JP23248995A JPH0977810A JP H0977810 A JPH0977810 A JP H0977810A JP 23248995 A JP23248995 A JP 23248995A JP 23248995 A JP23248995 A JP 23248995A JP H0977810 A JPH0977810 A JP H0977810A
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Abstract
を油中水滴型で逆相懸濁重合することにより得られた含
水ポリマーゲル粒子を含む反応混合物に、無機粉末存在
下水溶性エチレン性不飽和モノマーを追添加し、含水ポ
リマーゲル粒子に吸収させた後、追重合する。
Description
方法に関する。更に詳しくは、本発明は、水溶性エチレ
ン性不飽和モノマーを逆相懸濁重合させて得られた含水
ポリマーゲルに、無機粉末存在下、前記モノマーを追添
加して重合させることにより粒径の大きなビーズ状吸水
性樹脂を製造する方法に関する。本発明の方法によれ
ば、平均粒径200−3000μの製品造粒物が任意に
得られ、且つ得られた造粒物は微粒が少なく、また粒径
分布が狭く、一次粒子の結着力が大きいので、紙おむつ
や生理ナプキン等の衛生材料のみならず、土壌保水剤と
して農業用分野、更には止水材、滑材、結露防止材等と
して土木や建築用資材として優位に使用できる。
品等の衛生材料のみならず、止水材、結露防止材、鮮度
保持材、溶剤脱水材等の産業用途、緑化、農園芸用途等
にも利用されるようになって来ており、これまで種々の
ものが提案されている。この種の吸水性樹脂としては、
澱粉−アクリロニトリルグラフト共重合体の加水分解
物、カルボキシメチルセルロース架橋体、架橋ポリアク
リル酸(塩)、アクリル酸(塩)−ビニルアルコール共
重合体、架橋ポリエチレンオキシド等が知られている。
れも粒径において満足できるものとは言い難かった。特
に逆相懸濁重合により得られるポリマーには種々の問題
があった。例えば、アクリル酸アルカリ金属塩の油中水
滴型(以下W/O型と称す)逆相懸濁重合において、分
散剤として特公昭54−30710号公報記載のHLB
3〜6のソルビタン脂肪酸エステル、特開昭57−16
7302号公報記載のHLB6〜9のノニオン系界面活
性剤或いは特公昭60−25045号公報記載のHLB
8〜12の界面活性剤を使用した場合、いずれも粒径が
約10−100μmと細かい吸水性樹脂しか得られなか
った。一方、特公昭63−36321号公報、特公昭6
3−36322号公報記載の分散剤に親油性カルボキシ
ル基含有重合体を使用した場合には、粒径が数百μm程
度のポリマーが得られるものの、分散剤とアクリル酸系
モノマーとの親和性が高いため、重合反応時に塊状化し
易いという問題点があった。
て、特公平1−17482号公報、特開昭57−158
210号公報には分散剤として油溶性セルロースエステ
ル又はセルロースエーテルを使用する方法が示されてい
るが、そのような方法では、乾燥時に残存した分散剤が
溶融して、ポリマーが凝集したり、器壁に付着し易いと
いう問題があった。また、特開昭62−172006号
公報記載の分散剤にHLB2〜16のポリグリセリン脂
肪酸エステルを使用した場合は、大粒径のポリマーが得
られるとしてもそれを安定に得るための製造条件の許容
範囲が非常に狭いため、この条件から外れると塊状重合
を起こし易く、工業的な安定生産を考慮した場合は有利
なものとは言い難かった。
の一次粒子を水やポリビニルアルコール等のバインダー
を用いて造粒化する方法が提案されている。しかしなが
ら、この方法の中でバインダーとして水を使用したもの
は、粒子同士の結着性が極めて弱く、一般的な搬送や取
り扱い時に結着粒子が容易に壊れてしまうという問題点
がある。また、ポリビニルアルコールを使用するもの
は、結着性は改良されるものの多量のポリビニルアルコ
ールを必要とし、且つ特殊な装置を必要とするためにコ
スト高となって、必ずしも優位性ある手法ではなかっ
た。
は第一モノマーから形成された吸水性樹脂種子粒子の非
水性液体中における分散体を形成させ、該粒子に水溶性
エチレン性不飽和第二モノマーを吸収させ、次いで第二
モノマーを重合させることからなるシード重合法が示さ
れている。そして、この方法によれば、種子粒子より大
きなものや、種子粒子が凝集した大粒子径を有する吸水
性樹脂が得られると記載されている。しかしながら、こ
の方法では、第二モノマーを重合させるときに、第一モ
ノマーと同じ分散剤(W/O型分散剤)或いは安定剤を
使用するために、これらが溶媒中で溶解しており、かか
る状態下で第二モノマー水溶液を系内に添加した時、第
二モノマー水溶液が第一段目の重合で得られた含水ゲル
粒子に吸液される前に懸濁状態となって種子粒子への第
二モノマーの吸液が極めて遅く、結着強度の優れた凝集
体が得られ難いという問題点を有している。
同様なシード重合法において、第一段目の逆相懸濁重合
終了後のスラリー液を冷却し、界面活性剤及び/又は高
分子保護コロイドが溶媒中で析出状態となるようにして
第二段目のモノマー水溶液を添加して吸液後第二段目以
降の重合を行う吸水性樹脂の製造方法が提案されてい
る。この方法では第一段目の重合液を冷却することによ
り界面活性剤及び/又は高分子保護コロイドを析出する
ために界面活性機能即ち、第二段目のモノマー水溶液が
懸濁液、即ち、W/O型エマルションを形成せず、吸液
が十分に行われ、これを重合した場合、微粉の少ない、
しかも粒径分布のシャープな吸水性樹脂が得られると述
べられている。
活性剤を析出させ界面活性機能を停止させることを狙い
とするものであるが、実際、界面活性剤及び/又は高分
子保護コロイドは数種から数十種の多成分から構成され
ており、構成成分の析出温度もかなり異なってくる。従
って、このような多成分から成る物質を完全に析出する
ためには場合によっては零度以下のような極めて厳しい
条件を選択する必要があり、現実的には不可能に近いも
のである。従って、実際は重要成分を析出するところに
留まるのが現実であり、これにより、尚も懸濁液中に溶
解したW/O型界面活性剤及び/又は高分子保護コロイ
ドが存在し、第二段目のモノマー水溶液の吸液を著しく
阻害する。その結果、その方法により得られる吸水性樹
脂はかなりの微粉を含み、しかも一次粒子が凝集した造
粒物ができたとしてもその結着強度は幅広く、満足すべ
きものではない。
れ、十分な吸収を行わせしめるためには数十分〜数時間
を要する。従って、例えば重合性の極めて激しいアクリ
ル酸系モノマーを取り扱う場合、吸液中の異常重合に対
する危険性は極めて高いのみならず、プロセス的にも工
程時間が長く必要であり、その操作は極めて煩雑であ
り、生産性に劣るものである。
特定のラジカル重合反応性界面活性剤を用い、第一段目
の重合を行い、シードポリマー中に第一段目に使用した
ラジカル重合反応性界面活性剤を取り込み、第二段目以
後の吸液並びに重合には媒質から界面活性剤を消失させ
る方法が開示されている。
過剰な界面活性剤を冷却操作等を行わず比較的高温度に
て第二回目のモノマーを吸収しうる利点が強調されてい
る。この方法は理論的には極めて興味ある手法と言える
が、特定のラジカル重合反応性界面活性剤を用いると言
えども実体はかなりの未重合物が残ること、また、該明
細書に記載されていることであるが、懸濁液に取り込ま
れた反応物を物理的に安定化させるための従属物として
乳化剤を伴う保護コロイド、例えば改質セルロース、無
水マレイン酸で酸化若しくは改質したポリエチレン又は
そのコポリマーの使用可能性が述べられているように、
界面活性剤としての乳化安定性が悪く、単独ではシード
粒子が安定的に得られない。従って、結果的にこれが媒
質中に残り第二段目以降の重合反応系においてもW/O
型の乳化系を形成してしまい、微粒が多く、満足な造粒
体が得られないという問題点を有する。
により得られるビーズ状の吸水性樹脂の製造方法であっ
て、界面活性剤及び/又は高分子保護コロイドを析出さ
せることなく安易で造粒効率が良く、微粒が少なく且つ
結着性が大きな造粒物を製造する方法を提供することに
ある。
点を解決するために鋭意検討した結果、逆相懸濁重合に
より得られる含水ポリマーゲル粒子を含む反応混合物
に、無機粉末存在下モノマー水溶液を添加吸液させ、追
重合することにより、モノマー水溶液の吸液が極めて早
く効率的にシード粒子に吸液され、且つ平均200−3
000μの製品造粒品が任意に得られ、得られた造粒物
は微粒が少なく粒径分布が狭く且つ造粒粒子の結着強度
が大きなものが得られることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
モノマーを逆相懸濁重合させて吸水性樹脂を製造するに
際し、乳化剤の存在下疎水性有機溶媒中、所望により架
橋剤を含む水溶性エチレン性不飽和モノマー水溶液を、
水溶性ラジカル重合開始剤を用いて第一段目の油中水滴
型の逆相懸濁重合反応に付し、次いで、得られた含水ポ
リマーゲル粒子を含む反応混合物に、無機粉末存在下、
所望により架橋剤を含む水溶性エチレン性不飽和モノマ
ー水溶液を追添加し、該モノマー水溶液を前記ポリマー
ゲル粒子に吸収させた後、追重合させる操作を少なくと
も1回以上繰返すことを特徴とする吸水性樹脂の製造方
法である。
ー水溶液を第一段目で得られた含水ポリマーゲル粒子を
含む反応混合物に前記の特定の無機粉末を存在させるこ
とにより、第一に、モノマー水溶液の吸液が極めて早
く、効率的に行える。従って、重合性の激しい、例えば
アクリル酸系モノマーでも比較的高温度にて第一段目の
スラリー系に添加吸液できる。
を上げても、単粒子状の微粉ポリマーが生成しにくい。
一方、前記特開平3−227301号公報の如く、界面
活性剤を析出する方法では界面活性剤が多成分系である
ためどうしても析出しない成分が残り、これが乳化系を
形成して微粒が発生する。第三に、吸液が任意の温度で
可能であり、例えば、前記特開平3−227301号公
報の如く、界面活性剤析出の為の冷却操作等が全く不要
である。第四に、無機粉末の種類を適宜選択することに
より、平均粒子系、結着強度等を任意に変えることがで
きる。
る第二段目以降のモノマー水溶液吸液量比率が極めて広
い範囲で採れることである。即ち、極めて少量の吸液モ
ノマー水溶液にて目標とする造粒が可能である。前記の
シード重合法の従来技術である特開平3−227301
号公報では、第二段目以降のモノマー水溶液は下限量が
第一段目の50%であり、該公報にもこれ以下では所望
の種々の効果が発現できないと記載されているように造
粒化効率が極めて悪い、等々の多種多用な特徴を有して
いる。以下、本発明の方法について詳細に説明する。
る水溶性エチレン性不飽和モノマーは基本的には水に溶
けるものであればいずれのものも使用できる。その一例
を挙げれば、(メタ)アクリル酸及び/又はそのアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩、2−(メタ)−アクリルア
ミド−2−メチルスルホン酸及び/又はそのアルカリ金
属塩、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアク
リルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、Nメチロール(メタ)アクリルアミド、ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリレート等のアミノ基含有不飽和モノ
マーやそれらの4級化物等を挙げることができ、これら
の1種又は2種以上を用いることができる。なお、ここ
で「(メタ)アクリル」という用語は、「アクリル」及
び「メタクリル」の何れをも意味するものとする。
ル酸及び/又はそのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、
(メタ)アクリルアミドが挙げられる。アルカリ金属塩
としてはナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、ルビ
ジウム塩等が挙げられるが、得られるポリマーの性能、
工業的入手の容易さ、安全性等の面から、ナトリウム
塩、又はカリウム塩が好ましい。
水溶液中におけるモノマー濃度は一般的には20重量%
以上、好ましくは25重量%〜飽和濃度である。また、
(メタ)アクリル酸、2−メチル−アクリルアミド−2
−スルホン酸等はその一部又は全量アルカリ金属化合物
やアンモニウム化合物により中和された形で使用される
が、この時の中和の割合(中和度と称す)は20〜10
0モル%、好ましくは30〜100モル%である。
不飽和モノマー種としては、第二段目以降に用いるモノ
マー成分が第一段目に用いるモノマー成分と同種或いは
異種のモノマー成分を用いてもよい。更に、第二段目以
降に用いるモノマー成分が第一段目に用いるモノマー成
分と同種である場合、水溶液中のモノマー濃度や中和度
等が変わっても良く、任意な種類のみならず、種々な条
件が採用できる。
一段目の逆相懸濁重合系に使用されるもので、これらは
疎水性溶媒に可溶又は親和性をもちW/O型乳化系を作
るものであればいずれのものも使用できる。本乳化剤の
具体例としては、例えばソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エス
テル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、エチルセルロース、エ
チルヒドロキシエチルセルロース、酸化ポリエチレン、
無水マレイン化ポリエチレン、無水マレイン化ポリブタ
ジエン、無水マレイン化エチレン・プロピレン・ジエン
・ターポリマー、α−オレフインと無水マレイン酸の共
重合体またはその誘導体、脂肪酸塩、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリ
ン酸塩等が挙げられる。これらの乳化剤の使用量は疎水
性溶媒に対して0.05〜10重量%、好ましくは0.
1〜1重量%である。
溶媒は基本的に水に溶け難く、重合に不活性であればい
かなるものも使用できる。その一例を挙げれば、n−ペ
ンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン等
の脂肪族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキ
サン等の脂環族炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素等が挙げられる。工業的入手の安
定性、品質等から見てn−ヘキサン、n−ヘプタン、シ
クロヘキサンが好ましい溶媒として挙げることができ
る。これら疎水性溶媒の使用量は第一段目に使用される
水溶性エチレン性不飽和モノマー水溶液に対して、0.
5〜10重量倍、好ましくは0.6〜5重量倍が採用さ
れる。
目以降に必要に応じて架橋剤を使用することができる。
必要に応じてとは、本発明においては例えばモノマー条
件(モノマーの種類、モノマーの水溶液中の濃度、中和
度等)によって架橋剤が存在しなくてもいわゆるモノマ
ー自身による自己架橋が生起し、これにより吸水性樹脂
が形成し得るためである。しかしながら、要求される性
能、例えば吸水能、吸水速度等の如何によっては架橋剤
が必要な場合もある。本発明で使用される架橋剤として
は、重合性不飽和基及び/又は反応性官能基を2個以上
有する架橋剤が挙げられる。
しては、エチレングリコール、プロピレングリコール、
トリメチロールプロパン、グリセリンポリオキシエチレ
ングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリ
グリセリン等のポリオール類のジ又はトリ(メタ)アク
リル酸エステル類、前記ポリオール類とマレイン酸、フ
マール酸などの不飽和酸類とを反応させて得られる不飽
和ポリエステル類、N,N′−メチレンビスアクリルア
ミドなどのビスアクリルアミド類、ポリエポキシドと
(メタ)アクリル酸とを反応させて得られるジ又はトリ
(メタ)アクリル酸エステル類、トリレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどのポリイソ
シアネートと(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルとを
反応させて得られるジ(メタ)アクリル酸カルバミルエ
ステル類、アリル化デンプン、アリル化セルロース、ジ
アリルフタレート、その他テトラアリロキシエタン、ペ
ンタエリスリトールトリアリルエーテル、トリメチロー
ルプロパントリアリルエーテル、ジエチレングリコール
ジアリルエーテル、トリアリルトリメリテート等の多価
アリル系が挙げられる。これらの中でも本発明では、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、N,N′−メチレンビス
(メタ)アクリルアミド等が通常使用される。
ては、例えばジグリシジルエーテル化合物、ハロエポキ
シ化合物、イソシアネート化合物が挙げられる。これら
の中では特にジグリシジルエーテル化合物が好ましい。
ジグリシジルエーテル化合物の具体例としては、エチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリ
コールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジ
グリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリ
シジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ポ
リグリセリンジグリシジルエーテル等が挙げられる。こ
の中でもエチレングリコールジグリシジルエーテルが好
ましい。この他ハロエポキシ化合物としてはエピクロル
ヒドリン、エピブロムヒドリン、β−メチルエピクロル
ヒドリン等が、イソシアネート化合物としては、2,4
−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
アネート等が挙げられ本発明で使用できる。上記のよう
な架橋剤の使用量は通常エチレン性不飽和モノマーに対
して0〜10重量%、好ましくは0.001〜5重量%
である。
用される重合開始剤は水溶性ラジカル重合開始剤であ
る。その例としては、過酸化水素、過硫酸カリウム、過
硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、
2,2′−アゾビス−(2−アミジノプロパン)2塩酸
塩、2,2′−アゾビス−(N,N′−ジメチレンイソ
ブチルアミジン)2塩酸塩、2,2′−アゾビス{2メ
チル−N−〔1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−
ヒドロキシエチル〕プロピオンアミド}等のアゾ系開始
剤である。これらの水溶性ラジカル開始剤は混合して使
用してもよい。また、過酸化水素、過硫酸塩は例えば亜
硫酸塩、L−アスコルビン酸等の還元性物質やアミン類
等を組合わせてレドックス型の開始剤としても使用でき
る。これら重合開始剤の使用量はエチレン性不飽和モノ
マーに対して0.001〜5重量%、好ましくは0.0
1〜1重量%の範囲で用いるのが適当である。
濁重合後の含水ポリマーゲル粒子を含む反応混合物中に
第二段目のモノマー水溶液を添加し、第一段目で生成し
た含水ポリマーゲル粒子に吸液させるが、この時特定の
無機粉末を存在させる。本発明で使用できる無機粉末は
シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、シリカアル
ミナ、マグネシア、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケル、合
成ゼオライト等の金属酸化物であり、これらから選ばれ
る1種または2種以上の混合物でもよい。本発明ではこ
れらの中でも特にシリカ、アルミナ、チタニア、ジルコ
ニアから選ばれる1種又は2種以上の混合物が好まし
い。これら無機粉末は普通一次粒子が数nmから数十μ
mであるものが多く、また、通常これらが凝集状態とな
って存在しているが本発明ではいかなるものも使用でき
る。上記のような無機粉末の使用量はモノマー種その他
操作条件等により異なるが、一般的には追重合後の吸水
性樹脂(乾燥体)に対して0.05〜10重量%、好ま
しくは0.1〜5重量%である。
レン性不飽和モノマー水溶液をW/O型乳化剤の存在
下、疎水性溶媒中、該不飽和モノマーに対して0−5重
量%の架橋剤存在下、水溶性ラジカル開始剤を用いて第
一段目の逆相懸濁重合を行う。第一段目の重合後は用い
る乳化剤等重合条件によっても異なるが通常平均約10
〜300μの含水ゲルと過剰の乳化剤及び疎水性溶媒か
らなるスラリー状態となって存在する。この時の重合法
はモノマー水溶液を最初から一括に仕込んで行う一括重
合方式、或いはモノマー水溶液を疎水性溶媒中に滴下す
る滴下方式いずれの方式も使用できる。このスラリーを
第一段目の重合と同じ温度又は重合温度より低い温度に
保つ。次いでこのスラリー中に前記水溶性エチレン性不
飽和モノマー水溶液を添加し、含水ゲル中に吸液せしめ
るが、この時前記の特定の無機粉末を存在せしめる。
ノマー水溶液は第一水溶性エチレン性不飽和モノマー水
溶液と同種或いは異種であってもよい。例えば、モノマ
ー種そのものが全く異なる場合、例えば第一段目にアク
リル酸ソーダの水溶液、第二段目にアクリルアミドの水
溶液を使用する等々である。更にモノマー種は同じでも
配合条件、例えばアクリル酸ソーダの水溶液で第一段目
と第二段目以降を異なる中和度或いは水溶液中のモノマ
ー濃度で行う場合等々が挙げられる。第二段目以降に用
いられるモノマー水溶液量は第一段目に使用されるモノ
マー水溶液に対して5〜300重量%、好ましくは10
〜150重量%である。また、第二段目モノマー水溶液
中には架橋剤や水溶性ラジカル重合開始剤は必ずしも必
須ではなく製品要求品質に応じ適宜決められる。特に水
溶性ラジカル開始剤は新たに第二段目以降のモノマー中
に入れなくとも第一段目のスラリー中に吸収され所定の
温度にすれば、容易に重合する。
前にスラリー中に添加するか、または第二モノマー水溶
液を添加すると同時に又は第二モノマー水溶液中に添加
後投入する等々いずれの方法も実施できる。無機粉末の
添加は無機粉末をそのまま、又はスラリー水溶液とし
て、或いは第二モノマー中に混和せしめて行うことがで
きる。本発明では無機粉末の添加は第二モノマー水溶液
中に混和せしめ添加する方法が好ましい。この時の温度
は任意の温度で実施可能であるが、吸液後の温度が重合
開始温度以下とすることが望ましい。スラリー温度とし
てはスラリー中に残存した第一段目のW/O型乳化剤が
ほぼ疎水性溶媒中で溶解する温度が好ましい。一方、第
二モノマー水溶液の温度は該水溶液中におけるラジカル
重合開始剤の有無又は種類等々により変わるが、一般的
には室温付近、即ち15−40℃が好ましい。
無機粉末存在下極めて大きな速度で起こり、系全体は吸
液ゲルによる粘調なスラリー状態となるが、この時第二
モノマーの吸液はできるかぎり均一に行うことが重要で
ある。第二モノマーを吸液したゲルは一般的には、やや
粘着性でしかも凝集しやすい性質を有している。従って
吸液が不均一であったり、吸液むらがあると吸液ゲルが
部分的に凝集を起こし、局所で大きな塊となって付着し
たり滞留し、生成造粒品の平均粒径や粒度分布のみなら
ず、連続製造安定性に大きな影響を及ぼす。吸液均一性
に及ぼす影響因子は種々あり、用いる無機粉末の種類や
濃度は勿論であるが、温度や回転数、第二モノマーの供
給速度も重要である。回転数は高ければ高い程、また供
給速度が小さければ小さい程均一な吸液が行われる。均
一なモノマー吸液を行わせる好適な一例は回転数を最初
吸液可能な回転数限界以上にして少しずつ下げていく方
法が挙げられる。該方法は最初回転数を十分高くするこ
とにより、第二段目のモノマー水溶液を投入しても第一
段目の懸濁系がW/O型となるようにして、即ち、第二
モノマー水溶液を該状態では吸液しないようにし、系内
を完全な均一混合状態とし、しかる後回転数を少しずつ
下げることにより吸液を促進せしめ、第二モノマー水溶
液を均一に吸収させるものである。
液を均一に吸液したゲルができるが、該ゲルは前述の如
く凝集し易い性質を有する。従って、吸液後の回転数は
製品造粒の平均粒子径を決める一つの重要な因子であ
る。この時の回転数は高ければ高い程、造粒の平均粒径
は小さいものとなる。均一に吸液したゲルのスラリーは
攪拌下昇温等により重合を開始させると含水した略球状
のゲル粒子が互いに付着した葡萄状ゲルが得られる。こ
の時の回転数は製品造粒粒子の平均粒子径を決める一つ
の重要な因子である。即ち、回転数を大きくすればする
ほど、平均粒子径は小さいものが得られる。第二モノマ
ー水溶液以降のモノマー水溶液を更に吸液する場合は、
基本的には第二モノマー水溶液を吸液する方法と同様な
手法及び操作にて行われる。
体的に説明するが、本発明がこれら実施例等により限定
されるものではない。尚、これらの例に記載の吸水性樹
脂の吸水能、粒径分布/平均粒径、結着強度は以下の方
法により測定したものである。
ロン袋(20cm×10cmの大きさ)に入れ、500
ccの人工尿に1時間浸漬する。その後ナイロン袋を引
き上げ、15分水切りした後、重量を測定し、ブランク
補正し、下記式に従い吸水能を算出した。
20メッシュ、40メッシュ、60メッシュ、80メッ
シュ、100メッシュ、150メッシュ、200メッシ
ュ、325メッシュ、受け皿の順に組合わせ、最上の篩
に吸水性樹脂を約50g入れ、ロータップ型自動篩振盪
器にて1分間振盪させた。各篩に残った吸水性樹脂の重
量を秤量し、全体量を100%とする割合を質量基準で
算出する。
×8cm内に20メッシュパス〜80メッシュオン留分
の吸水性樹脂0.5gを均一に散布し、この上に更に同
上のSUS製プレートを乗せ吸水性樹脂を挟み、130
Kgf/cm2の圧力を10分間掛ける。解圧後の吸水
性樹脂を回収し、前記ロータップ型自動篩振盪器にて1
分間振盪させる。80メッシュ篩を通過した量を測定
し、この割合を重量%として算出する(この値が小さい
程、造粒粒子の破砕が少ないこと即ち結着強度が大きい
ことを示す)。
た容量1リットルの四つ口丸底フラスコにシクロヘキサ
ン317gを入れこれにHLB=4.7のソルビタンモ
ノステアレート1.587gを添加溶解し、窒素ガス雰
囲気下内温を20℃とした。別に容量500ccのコニ
カルフラスコにアクリル酸116.2gを外部より冷却
しながら水55.7g加え、更に25%苛性ソーダ18
0.6gを加えてカルボキシル基の70%を中和した。
この場合の水に対するモノマー濃度は、中和後のモノマ
ー濃度として40重量%に相当する。次いでこれにN,
N−メチレンビスアクリルアミド0.0935g、過硫
酸カリウム0.1208g更に水溶性連鎖移動剤として
次亜リン酸ソーダ水和物0.1104gを加えて溶解
し、20℃とした。
物に、この500ccフラスコの内容物の約半分17
6.3gを添加し、攪拌懸濁した。尚、攪拌はフルゾー
ン翼を使用し、150rpmにて行った。次いで同回転
数にて昇温せしめ55℃付近にしたところ、重合が開始
し、77℃付近でピークとなった。以後70℃で15分
間保持した。そして15分間反応後に重合内容物の温度
を50℃に冷却した。
マー水溶液約176.3gを採り、これに無機粉末とし
てシリカ(アエロジル#200、日本アエロジル(株)
製)を0.7052g添加せしめスラリー状態とし、2
0℃として前記重合内容物に回転数200rpmにて添
加した。添加後の内容物の温度は約40℃となり、系は
やや粘調性のあるスラリー状態となり、添加終了後には
ほぼ完全に第一段目の含水ポリマーゲル粒子中に吸液さ
れていた。次いで攪拌を500rpmとして昇温したと
ころ、約55℃にて重合が開始し、69℃付近でピーク
となった。以後15分間70℃にて保持後、同回転数に
て更に加熱し、シクロヘキサンとの共沸により、生成し
たポリマーに対して7%まで脱水を行った。
子がフラスコの底に沈降し、デカンテーションにより容
易に分離することができた。分離したポリマーを90℃
にて加熱し、付着したシクロヘキサン及び若干の水を除
去した。得られた乾燥ポリマーは、さらさらとした一次
粒子が葡萄状に結合した粉体状造粒物であった。
0、チタン工業(株)製)とした以外は同操作、同手法
で粉体状造粒物を得た。
(株)試薬品)とした以外は同操作、同手法で粉体状造
粒物を得た。
試薬品)とした以外は同操作、同手法で粉体状造粒物を
得た。
0.4760g使用し、吸液モノマー量を、61.71
gとし、吸液時の回転数を400rpmとした以外は同
操作、同手法で粉体状造粒物を得た。
0.5289gを使用し、吸液モノマー量を、88.1
5gとし、吸液時の回転数を400rpmとした以外は
同操作、同手法で粉体状造粒物を得た。
加せず第一重合内容物にモノマー水溶液を添加し、同操
作、同手法にて重合、脱水を行った。得られた乾燥ポリ
マーは、微粉をかなり含んだ粉体状ポリマーであった。
を行った。即ち、攪拌機、還流冷却器、温度計、窒素ガ
ス導入管を付設した容量1リットルの四つ口丸底フラス
コにシクロヘキサン317gを入れこれにHLB=4.
7のソルビタンモノステアレート1.587gを添加溶
解し、窒素ガス雰囲気下内温を20℃とした。別に容量
500ccのコニカルフラスコにアクリル酸116.2
gを外部より冷却しながら水55.7g加え、更に25
%苛性ソーダ180.6gを加えてカルボキシル基の7
0%を中和した。この場合の水に対するモノマー濃度
は、中和後のモノマー濃度として40重量%に相当す
る。次いでこれにN,N−メチレンビスアクリルアミド
0.0935g、過硫酸カリウム0.1208g更に水
溶性連鎖移動剤として次亜リン酸ソーダ水和物0.11
04gを加えて溶解し、20℃とした。
物に、この500ccフラスコの内容物の約半分17
6.3gを添加し、攪拌懸濁した。尚、攪拌はフルゾー
ン翼を使用し、150rpmにて行った。次いで同回転
数にて昇温せしめ55℃付近にしたところ、重合が開始
し、77℃付近でピークとなった。以後70℃で15分
間保持した。そして15分間反応後に重合内容物の温度
を20℃に冷却し、乳化剤のソルビタンモノステアレー
トを析出させた。
マー水溶液約176.3gを採り、20℃として前記重
合内容物に回転数50rpmにて添加し、同温度にて1
時間保持した。添加したモノマー水溶液はほぼ吸液さ
れ、系はやや粘調性のあるスラリー状態となった。次い
で攪拌を150rpmとして昇温したところ、約55℃
にて重合が開始し、69℃付近でピークとなった。以後
15分間70℃にて保持後、同回転数にて更に加熱し、
シクロヘキサンとの共沸により、生成したポリマーに対
して7%まで脱水を行った。
子がフラスコの底に沈降し、デカンテーションにより容
易に分離することができた。分離したポリマーを90℃
にて加熱し、付着したシクロヘキサン及び若干の水を除
去した。粉体状ポリマーを得た。
mとし、重合反応後の重合内容物の温度及び吸液モノマ
ー水溶液の温度をいずれも13℃とした以外は同操作同
手法にて粉体状ポリマーを得た。
を行った。即ち、攪拌機、還流冷却器、温度計、窒素ガ
ス導入管を付設した容量1リットルの四つ口丸底フラス
コにn−ヘプタン376.2gを入れこれにHLB=3
のショ糖脂肪酸エステル1.38g(三菱化成食品
(株)製、リョートシュガーエステルS−370)を添
加して50℃まで昇温し溶解して窒素ガス雰囲気下内温
を30℃とした。別に容量500ccのコニカルフラス
コにアクリル酸80.6gを外部より冷却しながら水2
1.3g加え、更に25%苛性ソーダ179.1gを加
えてカルボキシル基の70%を中和した。この場合の水
に対するモノマー濃度は中和後のモノマー濃度として4
0重量%に相当する。次いで、これにN,N−メチレン
ビスアクリルアミド0.059g、過硫酸カリウム0.
0765g更に水溶性連鎖移動剤として次亜リン酸ソー
ダ水和物0.069gを加えて溶解し、20℃とした。
物に、この500ccフラスコの内容物を添加し、攪拌
懸濁した。尚、攪拌はフルゾーン翼を使用し、225r
pmにて行った。次いで同回転数にて昇温せしめ68℃
付近にしたところ、重合が開始し、84℃付近でピーク
となった。以後70℃で1時間保持し重合を完結した。
乳化剤を析出させた。次に第一段目と同じモノマー水溶
液281.2gを作り、20℃として前記重合内容物に
回転数150rpmにて添加し、同温度にて30分間保
持した。添加したモノマー水溶液はほぼ吸液された。次
いで攪拌を500rpmとして昇温したところ、約67
℃にて重合が開始し、75℃付近でピークとなった。以
後1時間70℃にて保持後、同回転数にて更に加熱し、
n−ヘプタンとの共沸により、生成したポリマーに対し
て7%まで脱水を行った。
子がフラスコの底に沈降し、デカンテーションにより容
易に分離することができた。分離したポリマーを90℃
にて加熱し、付着したn−ヘプタン及び若干の水を除去
した。粉体状ポリマーを得た。以上実施例1〜6及び比
較例1〜4で得られたポリマーについて吸水能、平均粒
径、粒径分布、結着強度につき評価を行った。その結果
を表1に示した。
したように、本発明では、特定の無機粉末を使用するこ
とにより第二モノマー水溶液の吸液が極めて効率良く行
われ、得られた造粒物の強度が大きく、粒径分布も狭く
かつ微粒成分(#80パス品)が少ない。
られる含水ポリマーゲル粒子を含む反応混合物に前記特
定の無機粉末を存在させ第二モノマー水溶液を吸液させ
ることにより従来にはない前記のような特徴を有する造
粒物が極めて平易な操作にて低コストにて製造すること
ができる。そしてこのようなものは、例えば、紙おむつ
や生理用ナプキン、土壌用保水剤に適したものである。
Claims (5)
- 【請求項1】 水溶性エチレン性不飽和モノマーを逆相
懸濁重合させて吸水性樹脂を製造するに際し、乳化剤の
存在下疎水性有機溶媒中、所望により架橋剤を含む水溶
性エチレン性不飽和モノマー水溶液を、水溶性ラジカル
重合開始剤を用いて第一段目の油中水滴型の逆相懸濁重
合反応に付し、次いで、得られた含水ポリマーゲル粒子
を含む反応混合物に、無機粉末存在下、所望により架橋
剤を含む水溶性エチレン性不飽和モノマー水溶液を追添
加し、該モノマー水溶液を前記ポリマーゲル粒子に吸収
させた後、追重合させる操作を少なくとも1回以上繰返
すことを特徴とする吸水性樹脂の製造方法。 - 【請求項2】 所望により架橋剤を含む水溶性エチレン
性不飽和モノマー水溶液の追添加において、該モノマー
水溶液の該ポリマーゲル粒子への吸収処理後の混合物の
温度が該重合開始剤の分解温度以下となるように追添加
を行う請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 第二段目以降の重合に際し、追加する水
溶性エチレン性不飽和モノマー水溶液を第一段目の水溶
性エチレン性不飽和モノマー水溶液の5−300重量%
の割合でその前段の重合反応系に添加する請求項1に記
載の方法。 - 【請求項4】 水溶性エチレン性不飽和モノマーがアク
リル酸又はその塩、メタクリル酸又はその塩、アクリル
アミド及びメタクリルアミドから選ばれる1種又は2種
以上の混合物からなる請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 無機粉末がシリカ、アルミナ、チタニ
ア、ジルコニア等金属酸化物粉末から選ばれる1種又は
2種以上の混合物である請求項1に記載の方法。
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1995
- 1995-09-11 JP JP23248995A patent/JP3363000B2/ja not_active Expired - Lifetime
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