JPH097752A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

Info

Publication number
JPH097752A
JPH097752A JP15156895A JP15156895A JPH097752A JP H097752 A JPH097752 A JP H097752A JP 15156895 A JP15156895 A JP 15156895A JP 15156895 A JP15156895 A JP 15156895A JP H097752 A JPH097752 A JP H097752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
output
control
inverter
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15156895A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3284830B2 (ja
Inventor
Hirobumi Noma
博文 野間
Kenji Hattori
憲二 服部
Masaru Kawabe
勝 川邉
Yuji Fujii
裕二 藤井
Hiroshi Tominaga
博 富永
Daizou Ogata
大象 緒方
Akira Kataoka
章 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP15156895A priority Critical patent/JP3284830B2/ja
Publication of JPH097752A publication Critical patent/JPH097752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3284830B2 publication Critical patent/JP3284830B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設定出力によらず適切に被加熱物の温度制御
を行うこと。 【構成】 インバータ33の出力に応じた制御温度を記
憶回路39に記憶し、サーミスタ38aの温度が設定出
力に応じた制御温度に到達するごとに設定出力を増減す
るとともに、制御温度も変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導加熱調理器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】高周波磁界により負荷鍋底に渦電流を誘
起して加熱する誘導加熱調理器は、清潔安全で高効率な
調理手段として、近年注目されており人気を集めてい
る。
【0003】以下、図16〜18を参照しながら従来の
誘導加熱調理器について説明する。図16に示すよう
に、1は商用電源、2は商用電源1を直流に整流する整
流回路、3は直流を高周波電流に変換するインバータ、
4はインバータ3の出力等を制御する制御回路、5はイ
ンバータ3の出力を入力電流にて検知する出力検知回
路、6は負荷(本実施例ではフライパン)、7は負荷6
を載置する負荷載置台、8は負荷載置台7の下面に取り
付けられたサーミスタ8aで負荷6の温度を検知する温
度検知手段、9は負荷6の温度過昇防止のための制御温
度を記憶している記憶回路、10は温度検知手段8で検
知した温度が記憶回路に記憶している制御温度を超えた
場合に加熱停止信号を制御回路に送信する等の温度制御
を行う温度制御手段である。
【0004】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下その動作について説明する。図17に示す
ように、まずステップ1で温度制御手段10から制御回
路4に加熱開始信号を送信し制御回路4でインバータ3
を動作させて負荷6に所定の出力を与える。ステップ2
では所定の出力で加熱を継続する。そしてステップ3で
サーミスタ8aの温度と記憶回路9で記憶している制御
温度T1を比較し、サーミスタ8aの温度が制御温度T
1よりも高ければステップ4に移行して加熱を停止し、
サーミスタ8aの温度が制御温度T1以下であればステ
ップ2に移行して加熱を継続する。ステップ5ではサー
ミスタ8aの温度と記憶回路9で記憶している制御温度
T2を比較し、サーミスタ8aの温度が制御温度T2以
上であればステップ4に移行して加熱を停止し続け、サ
ーミスタ8aの温度が制御温度T2よりも小さくなれば
ステップ1に移行して加熱を開始していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、負荷載置台7があるために、図18に示さ
れるように負荷6の温度とサーミスタ8aの温度は一致
せず、負荷6の温度の方が高くなる。そして加熱開始か
ら最初にサーミスタ8aの温度が制御温度T1に達する
ときに負荷6の温度が大きくオーバーシュートする。そ
のため、制御温度T1を高く設定すると負荷6内の油等
の温度が高くなり過ぎるという問題があった。しかし、
制御温度T1を低く設定すれば負荷6の温度が低いため
に、炒めもの調理において炒めものの調理音が発生せ
ず、また、調理性能が低下するという課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、設定
出力のいかんに拘わらず負荷の最高温度を適切に抑制
し、調理性能を向上させることを第1の目的とする。
【0007】また、細かな出力調整により負荷温度の調
整をより最適に行い、更に調理性能を向上させることを
第2の目的としている。
【0008】また、細かな出力調整を保持しつつ、記憶
回路の負担を軽減することを第3の目的としている。
【0009】また、負荷が小さな場合でも不必要に高温
とならない温度制御の実現を第4の目的としている。
【0010】さらに、第5の目的は、設定出力が最大出
力でない場合には、負荷の温度を比較的低温とすること
で、操作者の意図を適切に組み込んだ温度制御の実現で
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、商用電源を高周波電流に変換するイ
ンバータと、前記インバータの出力を制御する制御回路
と、負荷の温度を検知する温度検知手段と、前記インバ
ータの出力を設定する操作部と、前記操作部で設定した
出力に応じた制御温度を記憶している記憶回路と、前記
インバータの出力を制御する温度制御手段とを備え、前
記温度制御手段は前記温度検知手段で検知した温度が前
記記憶回路で記憶している制御温度を超えた場合に前記
インバータの出力を停止あるいは小さくし、前記温度検
知手段で検知した温度が前記記憶回路で記憶している制
御温度以下となった場合に前記インバータの出力を大き
くするように制御してなるものである。
【0012】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明は商用電源を高周波電流に変換するインバータ
と、前記インバータの出力を制御する制御回路と、負荷
の温度を検知する温度検知手段と、前記インバータの出
力に応じた制御温度を記憶している記憶回路と、前記イ
ンバータの出力を制御する温度制御手段とを備え、前記
温度制御手段は前記温度検知手段で検知した温度が前記
記憶回路で記憶している制御温度を超えた場合に前記イ
ンバータの出力を小さくし、前記温度検知手段で検知し
た温度が前記記憶回路で記憶している制御温度以下とな
った場合に前記インバータの出力を大きくするように制
御してなるものである。
【0013】また、上記第3の目的を達成するために、
本発明の記憶回路は、特に操作部で設定可能なインバー
タの出力に応じた制御温度のみを記憶してなるものであ
る。
【0014】また、上記第4の目的を達成するために、
本発明の温度制御手段は、特にインバータの出力が所定
の値以下であり、かつ、温度検知手段で検知した温度が
記憶回路で記憶している制御温度を超えた時に前記イン
バータの出力を停止するように制御してなるものであ
る。
【0015】さらに、上記第5の目的を達成するため
に、本発明の温度制御手段は、特に操作部で設定可能な
最大出力を設定した時のみインバータの出力を制御して
なるものである。
【0016】
【作用】本発明の誘導加熱調理器は、上記構成により、
操作部で設定した出力に応じた制御温度を記憶している
記憶回路を備えているので、操作部で設定したインバー
タの出力が大きいほど低い制御温度を記憶することがで
きる。また、温度検知手段で検知した温度が記憶回路で
記憶している制御温度を超えた場合にインバータの出力
を停止あるいは小さくし温度検知手段で検知した温度が
記憶回路で記憶している制御温度以下となった場合にイ
ンバータの出力を大きくする温度制御手段を備えている
ので、操作部で設定した出力に応じた制御温度で温度制
御を行なうことができ、出力が大きいときには低い制御
温度で温度制御を行なうことができる。
【0017】また、インバータの出力に応じた制御温度
を記憶している記憶回路を備えているのでインバータの
出力が大きいほど低い制御温度を記憶することができ
る。また、温度検知手段で検知した温度が記憶回路で記
憶している制御温度を超えた場合にインバータの出力を
小さくし温度検知手段で検知した温度が前記記憶回路で
記憶している制御温度以下となった場合にインバータの
出力を大きくする温度制御手段とを備えているので、温
度検知手段で検知した温度が高くなるに従いインバータ
の出力を小さくすることができ、温度検知手段で検知し
た温度が低くなるに従いインバータの出力を大きくする
ことができる。
【0018】また、操作部で設定可能な出力に応じた制
御温度を記憶している記憶回路を備えているので、操作
部で設定可能なインバータの出力が大きいほど低い制御
温度を記憶することができる。また、温度検知手段で検
知した温度が記憶回路で記憶している制御温度を超えた
場合にインバータの出力を操作部で設定可能な一段階小
さい出力にし、温度検知手段で検知した温度が記憶回路
で記憶している制御温度以下となった場合にインバータ
の出力を操作部で設定可能な一段階大きい出力にする温
度制御手段とを備えているので、温度検知手段で検知し
た温度が高くなるに従いインバータの出力を操作部で設
定可能な出力段階で小さくすることができ、温度検知手
段で検知した温度が低くなるに従いインバータの出力を
操作部で設定可能な出力段階で大きくすることができ
る。
【0019】また、インバータの出力が所定の値以下の
時に温度検知手段で検知した温度が記憶回路で記憶して
いる制御温度を超えた場合にはインバータの出力を停止
する構成としたことで、インバータの出力を所定の値以
上の出力とすることができる。
【0020】さらに、操作部で設定可能な最大出力設定
時のみ温度制御を行なう構成としたことで、最大出力設
定時以外では制御温度をより低く制御することができ
る。
【0021】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図1
〜4を参照しながら説明する。
【0022】図1に示すように、11は商用電源、12
は商用電源11を直流に整流する整流回路、13は直流
を高周波電流に変換するインバータ、14はインバータ
13の出力等を制御する制御回路、15はインバータ1
3の出力を入力電流にて検知する出力検知回路、16は
負荷(本実施例ではフライパン)、17は負荷16を載
置する負荷載置台、18は負荷載置台17の下面に取り
付けられたサーミスタ18aで負荷16の温度を検知す
る温度検知手段、19は負荷16の温度過昇防止のため
の制御温度を記憶している記憶回路、20は温度検知手
段18で検知した温度が記憶回路19に記憶している制
御温度を超えた場合に加熱停止信号を制御回路14に送
信する等の温度制御を行う温度制御手段、21はインバ
ータ13の出力を設定する操作部である。
【0023】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下その動作について説明する。操作部21で
設定可能な最大設定出力(本実施例では2000W)で
の動作を説明すると、図2に示すように、まずステップ
11で温度制御手段20から制御回路14に出力200
0Wでの加熱開始信号を送信し制御回路14でインバー
タ13を動作させて負荷16に2000Wの出力を与え
る。ステップ12では2000Wの出力で加熱を継続す
る。そしてステップ13でサーミスタ18aの温度と記
憶回路19で記憶している2000Wに応じた加熱停止
の温度条件である制御温度T11を比較し、サーミスタ
18aの温度が制御温度T11よりも高ければステップ
14に移行して加熱を停止し、サーミスタ18aの温度
が制御温度T11以下であればステップ12に移行して
加熱を継続する。ステップ15ではサーミスタ18aの
温度と記憶回路19で記憶している2000Wに応じた
加熱復帰の温度条件である制御温度T11より2℃低い
T11−2℃を比較し、サーミスタ18aの温度が制御
温度T11−2℃以上であればステップ14に移行して
加熱を停止し続け、サーミスタ18aの温度が制御温度
T11−2℃よりも小さくなればステップ11に移行し
て加熱を開始する。また、図3に示すように操作部21
で設定した出力が1500Wの場合には、T11よりも
高い温度であるT12とT12−2℃の制御温度で、1
000Wの場合にはさらに高い温度であるT13とT1
3−2℃で温度制御を行なっている。
【0024】操作部21で設定した出力が2000W
(図4(a))と1500W(図4(b))のときの負
荷16とサーミスタ18aの温度変化について説明す
る。負荷16とサーミスタ18aの間には負荷載置台1
7があるため負荷16の温度とサーミスタ18aの温度
は一致せず図4のように負荷16の温度の方が高くな
る。また、出力が大きいほどサーミスタ18aと負荷1
6の温度差は大きくなる。そして加熱開始から最初にサ
ーミスタ18aの温度が制御温度T11(あるいはT1
2)に達するときに負荷16の温度がオーバーシュート
し、出力2000Wでのオーバーシュートは出力150
0Wのオーバーシュートよりも大きくなる。出力200
0W時の制御温度T11は出力1500W時の制御温度
T12よりも低く設定しているので、出力2000Wの
オーバーシュートのピーク温度と出力1500Wのオー
バーシュートのピーク温度をほぼ同等とすることができ
ている。また、サーミスタ18aの温度が制御温度T1
1−2℃(あるいはT12−2℃)以下となれば200
0W(あるいは1500W)で加熱復帰し、その後加熱
の停止開始を繰り返し負荷16の温度が安定する。出力
1500W時の制御温度T12は2000Wの制御温度
T13よりも高く設定しているので、負荷16の安定温
度は出力1500W時の方が出力2000W時よりも高
くすることができ、炒めもの調理時に調理音が消える事
なく調理することができる。
【0025】以上のように本実施例によれば、操作部2
1で設定するインバータ13の出力が大きいほど低い制
御温度を記憶回路19に記憶し、サーミスタ18aの温
度が出力に応じた制御温度を超えれば加熱を停止するこ
とで、大きい出力でも負荷16の最高温度を抑制できる
とともに、設定出力を小さくすることで負荷16の安定
温度を高くでき炒めもの調理性能を向上させることがで
きる。
【0026】尚、本実施例ではサーミスタ18aの温度
が各設定出力に応じた制御温度1を超えれば加熱を停止
し制御温度2以下となれば加熱復帰する構成としたが、
加熱を停止するかわりに出力を低下させてもよく、ま
た、加熱復帰するかわりに出力を大きくしてもよい。ま
た、サーミスタ温度と制御温度の差とサーミスタ温度の
変化量等に応じて出力を増減させるファジィ制御を併用
してもよい。また、制御温度1と制御温度2を相違させ
たが、同じ温度としてもよい。
【0027】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図5〜8を参照しながら説明する。
【0028】図5に示すように、31は商用電源、32
は商用電源31を直流に整流する整流回路、33は直流
を高周波電流に変換するインバータ、34はインバータ
33の出力等を制御する制御回路、35はインバータ3
3の出力を入力電流にて検知する出力検知回路、36は
負荷(本実施例ではフライパン)、37は負荷36を載
置する負荷載置台、38は負荷載置台37の下面に取り
付けられたサーミスタ38aで負荷36の温度を検知す
る温度検知手段、39は負荷36の温度過昇防止のため
の制御温度を記憶している記憶回路、40は温度検知手
段38で検知した温度が記憶回路39に記憶している制
御温度を超えた場合に所定の出力を低減する信号を制御
回路34に送信する等の温度制御を行う温度制御手段で
ある。
【0029】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下その動作について説明する。図6に示すよ
うに、まずステップ21で温度制御手段40から制御回
路34に最大出力である2000Wでの加熱開始信号を
送信し制御回路34でインバータ33を動作させて負荷
36に2000Wの出力を与える。ステップ22では所
定の出力(最初は2000W)で加熱を継続する。そし
てステップ23でサーミスタ38aの温度と記憶回路3
9で記憶している2000Wに応じた制御温度T21を
比較し、サーミスタ38aの温度が制御温度T21より
も高ければステップ24に移行し、サーミスタ38aの
温度が制御温度T21以下であればステップ25に移行
する。ステップ24では出力を200W低減してステッ
プ22に移行し加熱を継続する。ステップ25ではサー
ミスタ38aの温度と記憶回路39で記憶している制御
温度T21を比較し、サーミスタ38aの温度が制御温
度T21以下となればステップ26に移行し、サーミス
タ38aの温度が制御温度T21よりも高ければステッ
プ22に移行する。ステップ26では出力を200W増
加させてステップ22に移行し加熱を継続する。但し、
最大出力2000W時の場合は出力の増加はしない。つ
まり、サーミスタ38aの温度に応じてインバータ33
の出力を増減させて図7の実線上を動作させて温度制御
している。
【0030】このときの温度変化について図8を用いて
説明する。負荷36とサーミスタ38aの間には負荷載
置台37があるため負荷36の温度とサーミスタ38a
の温度は一致せず図8のように負荷36の温度の方が高
くなる。また、出力が大きいほどサーミスタ38aと負
荷36の温度差は大きくなる。そして加熱開始から最初
にサーミスタ38aの温度が制御温度T21を超えたと
きに出力を200W低減させて1800Wで加熱を継続
する。そして、サーミスタ38aの温度が記憶回路39
に記憶している1800Wの制御温度T22を超えるま
で1800Wで加熱を継続し、サーミスタ38aの温度
が制御温度T22を超えたときに再び出力を200W低
減する。以後同様の動作を繰り返して、出力200Wの
時にサーミスタ38aの温度が制御温度T30に達した
ときは、0Wつまり加熱を停止する。逆に、負荷36の
被調理物が多くなった時等、サーミスタ38aの温度が
低下していく場合には、出力に応じた制御温度以下とな
るごとに順次200Wづつ出力を増加させる動作とな
る。従って、従来例のように負荷36の温度がオーバー
シュートすることなくかつ迅速に目標温度に到達させる
ことが可能となり、油等の発火を防ぐことができるとと
もに、調理者が設定出力を変化させる手間をかけずに炒
めもの調理性能を向上させることができる。
【0031】以上のように本実施例によれば、インバー
タ33の出力が大きいほど低い制御温度を記憶回路39
に記憶し、サーミスタ38aの温度に応じて所定の出力
を増減することで、負荷36の温度がオーバーシュート
することなく、迅速に目標温度に到達できるので調理者
が設定出力を変化させる手間をかけずに炒めもの調理性
能を向上させることができる。
【0032】尚、本実施例では加熱開始の出力を最大出
力としたが、最大出力よりも低い出力で加熱を開始して
も同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0033】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について図9〜11を参照しながら説明する。
【0034】図9に示すように、31は商用電源、32
は商用電源31を直流に整流する整流回路、33は直流
を高周波電流に変換するインバータ、34はインバータ
33の出力等を制御する制御回路、35はインバータ3
3の出力を入力電流にて検知する出力検知回路、36は
負荷(本実施例ではフライパン)、37は負荷36を載
置する負荷載置台、38は負荷載置台37の下面に取り
付けられたサーミスタ38aで負荷36の温度を検知す
る温度検知手段、39は負荷36の温度過昇防止のため
の制御温度を記憶している記憶回路、40は温度検知手
段38で検知した温度が記憶回路39に記憶している制
御温度を超えた場合に出力を低減する信号を制御回路3
4に送信する等の温度制御を行う温度制御手段、21は
インバータ33の出力を設定する操作部である。
【0035】以上のように構成された誘導加熱調理器に
ついて、以下その動作について説明する。操作部31で
最大設定出力2000Wを設定された場合について説明
すると、図10に示すように、まずステップ31で温度
制御手段40から制御回路34に操作部21で設定され
た最大設定出力2000Wでの加熱開始信号を送信し制
御回路34でインバータ33を動作させて負荷36に2
000Wの出力を与える。ステップ32では所定の出力
(最初は2000W)で加熱を継続する。そしてステッ
プ33でサーミスタ38aの温度と記憶回路39で記憶
している出力に応じた制御温度(設定出力2000Wで
の加熱開始時はT11)を比較し、サーミスタ38aの
温度が制御温度T11よりも高ければステップ34に移
行し、サーミスタ38aの温度が制御温度以下であれば
ステップ35に移行する。ステップ34では出力を操作
部21で設定可能な出力の1設定下の出力(本実施例で
は1500W)に低減してステップ32に移行し加熱を
継続する。ステップ35ではサーミスタ38aの温度と
記憶回路39で記憶している制御温度T11を比較し、
サーミスタ38aの温度が制御温度T11以下であれば
ステップ36に移行し、サーミスタ38aの温度が制御
温度T11よりも高ければステップ32に移行する。ス
テップ36では出力を操作部21で設定可能な出力の1
設定上の出力に増加させてステップ32に移行し加熱を
継続する。但し、設定出力以上には出力は増加させな
い。つまり、サーミスタ38aの温度に応じてインバー
タ33の出力を増減させて図11の実線上を動作させて
温度制御している。従って、実施例2よりも出力の増減
を大きくした温度制御となるため記憶回路39で記憶す
る制御温度の個数が少なくなり記憶回路39の容量を小
さくできるとともに、実施例2とほぼ同等の効果を得る
ことができる。
【0036】以上のように本実施例によれば、インバー
タ33の出力が大きいほど低い制御温度を記憶回路39
に記憶し、サーミスタ38aの温度が出力に応じた制御
温度に応じて操作部21で設定可能なインバータ33の
出力にて増減することで、記憶回路39の容量を小さく
できかつ負荷36の温度がオーバーシュートすることな
く、迅速に目標温度に到達できるので調理者が設定出力
を変化させる手間をかけずに炒めもの調理性能を向上さ
せることができる。
【0037】尚、本実施例では操作部21で設定する加
熱開始の出力を最大出力としたが、最大出力よりも低い
出力を設定しても同様の効果が得られることは言うまで
もない。
【0038】(実施例4)以下、本発明の第4の実施例
について図5、図12、図13を参照しながら説明す
る。
【0039】主要構成図は第2の実施例と同じで、動作
の異なるところは温度制御手段40での温度制御に図1
2に示すステップ41〜44を追加して、インバータ3
3の出力が所定の出力以下で所定の制御温度を超えた場
合には出力の低減を行なわずに加熱を停止することにあ
る。
【0040】図12に示すようにステップ21〜26は
第2の実施例と同様でステップ41〜44を中心に動作
を説明する。ステップ41でインバータ33の出力と所
定の出力(本実施例では1000W)を比較し、100
0Wよりも小さい場合にはステップ42に移行し、10
00W以上の場合にはステップ22に移行する。ステッ
プ42では加熱を停止し、ステップ43に移行する。ス
テップ43ではサーミスタ38aの温度と所定の制御温
度(本実施例ではT26)を比較し、サーミスタ38a
の温度が制御温度T26よりも高ければステップ42に
移行して加熱を停止し続け、サーミスタ38aの温度が
制御温度T26以下となればステップ44に移行する。
ステップ44では所定の出力1000Wで加熱を開始し
ステップ22に移行して加熱を継続する。つまり、サー
ミスタ38aの温度に応じてインバータ33の出力を増
減させて図13の実線上を動作させて温度制御してい
る。従って、実施例2と同様の動作となる。また、負荷
36として一般的なフライパンを用いて調理物を入れた
状態では、負荷36と調理物の熱容量が大きくなってイ
ンバータ33の出力が1000W未満では負荷36と調
理物の温度上昇が小さく、上記のような制御をする効果
が小さくなる。従って、本実施例の温度制御で実施例2
とほぼ同等の効果が得られる。さらには、制御温度を最
高でT26に抑制しているので、負荷36が熱容量の小
さな負荷であった場合にも負荷36の最高温度を抑制す
ることができ、より安全性を確保することができる。
【0041】以上のように本実施例によれば、インバー
タ33の出力が1000Wのときにサーミスタ38aの
温度がT26を超えた場合にはインバータ33の出力を
停止することで、一般的な負荷36では実施例2と同様
の効果が得られるとともに、熱容量の小さな負荷36の
場合に負荷36の最高温度を抑制することができ、より
安全性を確保することができる。
【0042】尚、本実施例ではインバータ33の出力が
1000W以上のときに実施例2と同じ温度制御を行っ
たが、実施例3と同じ温度制御を行えば実施例3と同じ
効果が得られることは言うまでもなく、また1000W
を800W等にしても同様の効果が得られる。
【0043】(実施例5)以下、本発明の第5の実施例
について図9、図14、図15を参照しながら説明す
る。
【0044】主要構成図は第3の実施例と同じで、動作
の異なるところは温度制御手段40での温度制御に図1
4に示すステップ51を追加して操作部21で設定する
出力によって温度制御方法を変えることにある。
【0045】図14に示すように、ステップ51では操
作部21で設定するインバータ33の出力が最大設定出
力であるかどうかの判別を行ない、最大設定出力の場合
には図10に示す実施例3と同じステップ31〜36の
動作を行ない、最大設定出力以外の場合には図2に示す
ステップ11〜15の動作を行なっている。但し、実施
例1と異なり、ステップ13、15で条件判別に用いる
設定出力に応じた制御温度は、設定出力が小さいほど高
くなる制御温度ではなく、図15に示すように設定出力
によらず一定の制御温度1、2としている。つまり、操
作部21で設定する出力が最大設定出力の場合のみサー
ミスタ38aの温度に応じてインバータ33の出力を増
減させて図15の実線上を動作させて温度制御し、最大
設定出力時以外は制御温度1、2で温度制御している。
従って、操作部21で設定する出力が最大設定出力の場
合には実施例3と同じ効果が得られ、最大設定出力以外
の場合には制御温度を低く設定でき負荷36の最高温度
を抑制することができ、さらに安全性を確保することが
できる。
【0046】以上のように本実施例によれば、操作部2
1で設定するインバータ33の出力が最大設定出力(2
000W)の時だけ実施例3と同じ温度制御を行うこと
で実施例3と同様の効果が得られ、操作部21で設定す
るインバータ33の出力が最大設定出力以外のときには
サーミスタ38aの制御温度を低く設定することで負荷
36の最高温度を抑制することができ、より安全性を確
保することができる。
【0047】尚、本実施例では操作部21で設定するイ
ンバータ33の出力が最大設定出力(2000W)の時
に実施例3と同じ温度制御を行う構成としたが、実施例
2あるいは実施例4と同じ温度制御をすれば各実施例と
同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明は、操作部で設定し
た出力に応じた制御温度を記憶している記憶回路を備え
ているので、操作部で設定したインバータの出力が大き
いほど低い制御温度を記憶することができる。また、温
度検知手段で検知した温度が記憶回路で記憶している制
御温度に応じてインバータの出力を制御する温度制御手
段を備えているので、操作部で設定した出力に応じた制
御温度で温度制御を行なうことができ、設定出力に拘わ
らず適切な負荷温度に制御することができ、調理性能を
向上させることができる。
【0049】また、温度検知手段で検知した温度が記憶
回路で記憶している制御温度を超えた場合にインバータ
の出力を小さくし、温度検知手段で検知した温度が前記
記憶回路で記憶している制御温度以下となった場合にイ
ンバータの出力を大きくする温度制御手段とを備えてい
るので、温度検知手段で検知した温度が高くなるに従い
インバータの出力を小さくすることができ、また、温度
検知手段で検知した温度が低くなるに従いインバータの
出力を大きくすることができる。従って、負荷の温度が
オーバーシュートすることなく、迅速に目標温度に到達
させることができ、調理者が設定出力を変化させる手間
をかけずに炒めもの調理性能を向上させることができ
る。
【0050】また、インバータの出力を操作部で設定可
能な段階で調整することにより、記憶回路の負担を軽く
しつつ、負荷の温度がオーバーシュートすることなくか
つ迅速に目標温度に到達させることができる。
【0051】また、インバータの出力が所定の値以下の
時に、温度検知手段で検知した温度が所定の制御温度を
超えた場合にインバータの出力を停止する構成としたこ
とで、制御温度の最高温度を適切に抑制することがで
き、負荷が熱容量の小さな負荷であった場合にも負荷の
最高温度を抑制することができ、より安全性を確保する
ことができる。
【0052】さらに、操作部で設定可能な最大出力設定
時のみ温度制御を行なう構成としたことで、操作部で設
定可能な最大出力設定時以外での制御温度を更に低く制
御することができ、より安全性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における誘導加熱調理器
の主要構成図
【図2】同、誘導加熱調理器の動作を示すフローチャー
【図3】同、設定出力と温度との関係図
【図4】同、時間と温度との関係図
【図5】本発明の第2の実施例における誘導加熱調理器
の主要構成図
【図6】同、誘導加熱調理器の動作を示すフローチャー
【図7】同、設定出力と温度との関係図
【図8】同、時間と温度との関係図
【図9】本発明の第3の実施例における誘導加熱調理器
の主要構成図
【図10】同、誘導加熱調理器の動作を示すフローチャ
ート
【図11】同、設定出力と温度との関係図
【図12】本発明の第4の実施例における誘導加熱調理
器の動作を示すフローチャート
【図13】同、設定出力と温度との関係図
【図14】本発明の第5の実施例における誘導加熱調理
器の動作を示すフローチャート
【図15】同、設定出力と温度との関係図
【図16】従来例の誘導加熱調理器の主要構成図
【図17】同、誘導加熱調理器の動作を示すフローチャ
ート
【図18】同、時間と温度との関係図
【符号の説明】
13、33 インバータ 14、34 制御回路 16、36 負荷 18、38 温度検知手段 19、39 記憶回路 20、40 温度制御手段 21 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 裕二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 富永 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 緒方 大象 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 片岡 章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を高周波電流に変換するインバ
    ータと、前記インバータの出力を制御する制御回路と、
    負荷の温度を検知する温度検知手段と、前記インバータ
    の出力を設定する操作部と、前記操作部で設定した出力
    に応じた制御温度を記憶している記憶回路と、前記イン
    バータの出力を制御する温度制御手段とを備え、前記温
    度制御手段は前記温度検知手段で検知した温度が前記記
    憶回路で記憶している制御温度を超えた場合に前記イン
    バータの出力を停止あるいは小さくし、前記温度検知手
    段で検知した温度が前記記憶回路で記憶している制御温
    度以下となった場合に前記インバータの出力を大きくす
    るように制御してなる誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 商用電源を高周波電流に変換するインバ
    ータと、前記インバータの出力を制御する制御回路と、
    負荷の温度を検知する温度検知手段と、前記インバータ
    の出力に応じた制御温度を記憶している記憶回路と、前
    記インバータの出力を制御する温度制御手段とを備え、
    前記温度制御手段は前記温度検知手段で検知した温度が
    前記記憶回路で記憶している制御温度を超えた場合に前
    記インバータの出力を小さくし、前記温度検知手段で検
    知した温度が前記記憶回路で記憶している制御温度以下
    となった場合に前記インバータの出力を大きくするよう
    に制御してなる誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 記憶回路は、操作部で設定可能なインバ
    ータの出力に応じた制御温度のみを記憶してなる請求項
    2記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 温度制御手段は、インバータの出力が所
    定の値以下の場合で、かつ、温度検知手段で検知した温
    度が記憶回路で記憶している制御温度を超えた時に、前
    記インバータの出力を停止するように制御してなる請求
    項2または3記載の誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 温度制御手段は、操作部で設定可能な最
    大出力が設定されてない場合に、設定出力に拘わらず所
    定の制御温度で制御してなる請求項2〜4のいずれか1
    項に記載の誘導加熱調理器。
JP15156895A 1995-06-19 1995-06-19 誘導加熱調理器 Expired - Lifetime JP3284830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15156895A JP3284830B2 (ja) 1995-06-19 1995-06-19 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15156895A JP3284830B2 (ja) 1995-06-19 1995-06-19 誘導加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH097752A true JPH097752A (ja) 1997-01-10
JP3284830B2 JP3284830B2 (ja) 2002-05-20

Family

ID=15521382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15156895A Expired - Lifetime JP3284830B2 (ja) 1995-06-19 1995-06-19 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3284830B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077841A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器
JP2008140678A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器
JP2010182600A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Panasonic Corp 誘導加熱調理器
JP2012024205A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008077841A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器
JP2008140678A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器
JP2010182600A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Panasonic Corp 誘導加熱調理器
JP2012024205A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3284830B2 (ja) 2002-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1635614A2 (en) Induction heating cooking apparatus, operation of which is interrupted by container eccentricity
JP2004278905A (ja) 加熱調理器並びに加熱制御方法。
JP3284830B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2009059605A (ja) 誘導加熱調理器
JP4444126B2 (ja) 加熱機器
JP5830710B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5045305B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2002280157A (ja) 誘導加熱調理器
JP3567912B2 (ja) 加熱調理器
JP2011108430A (ja) 誘導加熱調理器
JP3746042B2 (ja) 誘導加熱装置
JP4915187B2 (ja) 加熱調理器
JP5109963B2 (ja) 誘導加熱調理器
JPH0644510B2 (ja) 誘導加熱調理器
JPH10125457A (ja) 誘導加熱調理器
JP4854268B2 (ja) 加熱調理器
JP2002299024A (ja) 誘導加熱調理器
JPH09245956A (ja) 誘導加熱調理器
JP2785344B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4241298B2 (ja) 誘導加熱調理器
KR20240030942A (ko) 유도 가열 장치 및 유도 가열 장치의 제어 방법
JP3304200B2 (ja) 誘導加熱調理器
WO2011096216A1 (ja) 誘導加熱調理器及びその制御方法
JPS59231326A (ja) 加熱調理器の温度調節装置
CN117452981A (zh) 一种烹饪温度控制方法及烹饪器具

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080308

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090308

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100308

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110308

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120308

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130308

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130308

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140308

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term